JP4032741B2 - ランプ状態検知器及びそれを用いたランプ状態監視装置 - Google Patents

ランプ状態検知器及びそれを用いたランプ状態監視装置 Download PDF

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Description

技術分野
本発明は、空港や高速道路等に設置される多数のランプの状態を検知するランプ状態検知器及びそれを用いたランプ状態監視装置に関する。
背景技術
空港内の航空機の通路には、航空機を誘導する等の目的で多数のランプ(主にハロゲンランプ)が設置されるが、ハロゲンランプは、ハロゲンガスのガス抜け等によるランプの黒化及びフィラメントの劣化による断芯によってその照度が低下することが知られている。ランプの照度低下は航空機の誘導に支障をきたすため、ランプの照度が必要とされる照度以下となる前に新しいランプと交換する必要があった。
ハロゲンランプの状態を監視する装置の例として、特開昭62−249393号公報(以下、第1従来技術という)には、ハロゲンランプにおけるフィラメントの断芯を未然に防ぐために、ハロゲンランプのフィラメントに流れる電流の値を測定し、測定した電流の値が予め設定された設定値を超えた場合にフィラメントの断芯が近いことを警告する装置が記載されている。
また、特開昭60−250593号公報(以下、第2従来技術という)には、ランプの照度を測定し、測定したランプの照度と予め設定された設定値との比較によってランプの照度低下を検知すると共に、測定したランプの照度に基づいてランプの交換時期を報知することが記載されている。
前述のように、ハロゲンランプの照度が低下する要因として、ランプの黒化及びフィラメントの断芯が知られていたが、両者には相関関係があると考えられていた。すなわち、ハロゲンランプにおいてフィラメントが断芯しているときにはランプが黒化しており、逆に、ランプが黒化しているときにはフィラメントが断芯していると考えられていた。従って、従来は、上述の第1従来技術のようにフィラメントに流れる電流を測定してフィラメントの断芯を予測するか、或いは第2従来技術のようにランプの照度を測定してランプの黒化を検知するかのどちらか一方を行えば十分であるとされていた。
しかしながら、発明者らがハロゲンランプの照度低下について研究を重ねた結果、フィラメントの断芯とランプの黒化とはそれぞれ個別の事象であり、ランプの照度低下はどちらか一方が原因となって発生することが明らかになった。すなわち、フィラメントが断芯していてもランプが黒化しない場合や、ランプが黒化していてもフィラメントが断芯しない場合があるということが新たに分かった。また、ランプの黒化が原因でランプの照度が低下する場合には、比較的長い時間をかけて徐々に照度が低下するのに対して、フィラメントの断芯が原因で照度が低下する場合には、短時間で急激に照度が低下することが分かった。
上述したように、第1従来技術では、フィラメントに流れる電流の値に基づいてフィラメントの断芯を予測するため、ランプの黒化による照度の低下を検知することができない。つまり、フィラメントは断芯していないにもかかわらずランプの黒化によって照度が低下する場合には、フィラメントに流れる電流が変化しないため、照度の低下を検知することができない。よって、ランプの照度が必要とされる照度以下となる前にランプの交換を行うことができなかった。
一方、第2従来技術では、測定した照度に基づいてランプの交換時期を報知するため、フィラメントの断芯によって急激に照度が低下する場合には、ランプの照度が必要とされる照度以下となる前に交換時期を報知することは困難であった。つまり、フィラメントの断芯時には照度が急激に低下するため、実際に照度が低下しはじめてから交換時期を報知していたのでは、交換を行う前にランプの照度が必要とされる照度以下まで低下してしまう場合があった。
このように、第1従来技術及び第2従来技術では、ランプの照度が必要とされる照度以下となる前にランプの交換を行うことができない場合があった。
発明の開示
本発明の目的は、ランプの黒化が原因で生じるランプの照度低下及びフィラメントの断芯が原因で生じるランプの照度低下のいずれに対しても、ランプの照度が必要とされる照度以下となる前にランプの交換時期を判定することが可能なランプ状態検知器及びそれを用いたランプ状態監視装置を提供することにある。
上記目的を達成する本発明の特徴は、ランプから発せられる光の照度を測定すると共にランプの抵抗値を測定し、測定された照度及び抵抗値に基づいてランプの交換が必要であるか否かを判定することにある。
上述のように、測定された照度及び抵抗値に基づいてランプの交換が必要であるか否かを判定するため、ランプの黒化によりランプ照度が低下する場合には、測定された照度に基づいてランプの照度が必要とされる照度以下となる前にランプの交換時期を判定することができる。また、フィラメントが劣化して断芯することによりランプ照度が低下する場合には、測定された抵抗値に基づいてフィラメントが断芯する前に劣化を検知することにより、ランプの照度が必要とされる照度以下となる前にランプの交換時期を判定することができる。すなわち、ランプの黒化が原因で生じるランプの照度低下及びフィラメントの断芯が原因で生じるランプの照度低下のいずれに対しても、ランプの照度が必要とされる照度以下となる前にランプの交換時期を判定することができる。
発明を実施するための最良の形態
以下、図面を用いて本発明の実施例を詳細に説明する。
(実施例1)
第1図は、本発明の好適な一実施例であるランプ状態監視装置を示す。なお、本実施例のランプ状態監視装置は、空港において航空機の通路等に設置された多数のハロゲンランプ(以下、ランプという)の状態を監視するためのものである。
第1図において、定電流源1は、電力線2及びトランス3a〜3nを介して複数の通信制御器4a〜4nに交流電流を供給する。通信制御器4a〜4nは、供給された交流電流の一部を自身の動力源として使うと共に、残りの交流電流をそれぞれに接続されたランプ状態検知器5a〜5nに出力する。
以下、ランプ状態検知器5aについて説明するが、その他のランプ状態検知器も全て同じ構成となっており、その動作も同様であるので、説明は省略する。第2図はランプ状態検知器5aの構成を示す。通信制御器4aから出力された交流電流は、ランプ状態検知器5aにおいて電源切替部501の入力端子aに入力され、電源切替部501の出力端子cからランプ6aに出力される。ランプ6aは交流電流が与えられることにより発光する。また、ランプ状態検知器5aにおいて、通信制御器4aから出力された交流電流の一部は、蓄電池502に供給され、蓄電池502は充電される。
ランプ状態検知器5aにおいて、電流計503は、ランプ6aに流れる交流電流の実効値を測定し、測定した電流実効値Iを抵抗算出部505,劣化判定部506及び照度低下判定部508に出力する。また、電圧計504はランプ6aに印加される交流電圧の実効値を測定し、測定した電圧実効値Vを抵抗算出部505に出力する。抵抗算出部505は、入力された電流実効値I及び電圧実効値Vに基づいてランプ6aの抵抗値Rを求める。なお、抵抗値Rは(数1)によって求めることができる。
Figure 0004032741
抵抗算出部505は、(数1)により求めた抵抗値Rを劣化判定部506に出力する。このようにして、電流計503,電圧計504及び抵抗算出部505によりランプ6aの抵抗値が測定されるので、これらを合わせて抵抗測定器と呼んでもよい。
劣化判定部506は、フィラメントの断芯が起こる前にランプの交換時期を判定するために、電流実効値I及び抵抗値Rと、基準値設定部510から出力される基準電流値I0及び基準抵抗値R0とに基づいてランプ6aのフィラメントの劣化状態を判定する。なお、基準抵抗値R0は、フィラメントが劣化していない状態のランプ6aに基準電流値I0の電流を流したときのランプ6aの抵抗値であり、基準値設定部510における基準電流値I0及び基準抵抗値R0の設定方法については後述する。劣化判定部506は、フィラメントの劣化判定として、電流実効値I,抵抗値R,基準電流値I0及び基準抵抗値R0の各値を(数2)に代入し、(数2)が成り立つか否かを確認する。
Figure 0004032741
なお、(数2)において、左辺は抵抗値Rをランプ6aに基準電流値I0の電流が流れた場合における抵抗値に換算したものと基準抵抗値R0との比率(以下、抵抗比率という)を演算するものであり、右辺のα1は劣化判定指標である。また、κ1はランプ抵抗のランプ電流に対する依存特性を表わす定数であり、ハロゲンランプの場合には0.46程度であることが分かっているので、本実施例でもκ1=0.46とする。
次に、劣化判定指標α1の設定方法について説明する。第3図は、ランプの点灯累計時間と抵抗比率との関係を示すグラフである。なお、第3図は、点灯累計時間が約910〔hr〕になった時点でランプのフィラメントが断芯する場合を示している。図に示すように、点灯累計時間が600〔hr〕くらいまでは抵抗比率はほぼ1.0であり、その後、フィラメントが断芯するまで抵抗比率は徐々に増加していく。このように抵抗比率が徐々に増加するのは、ランプのフィラメントの抵抗がフィラメントの劣化と共に徐々に増加する性質を持つためである。そして、点灯累計時間が約910〔hr〕となった時点(抵抗比率が1.1となった時点)で、ランプのフィラメントは断芯し、抵抗比率は無限大となる。これは、ランプのフィラメントが断芯することによって抵抗が無限大になったためである。このように、ランプの抵抗比率は、点灯開始から約600〔hr〕までの間、すなわちランプのフィラメントが「健全」な状態のときは1.0を保ち、その後、フィラメントの「劣化」の進行と共に1.1まで徐々に増加し、「断芯」して無限大となる。本実施例では、フィラメントの劣化が始まったランプのフィラメントが断芯する前に新しいランプと交換するために、劣化判定指標α1をフィラメントの劣化の初期段階における抵抗比率の値である1.02に設定する。
劣化判定部506は、(数2)の左辺が劣化判定指標α1である1.02を超える場合、すなわち(数2)が成り立つ場合に、ランプ6aのフィラメントが劣化していると判定する。つまり、抵抗値Rをランプ6aに基準電流値I0の電流が流れた場合の抵抗値に換算したものが基準抵抗値R0よりも2%大きくなった場合に、ランプ6aのフィラメントが劣化していると判定する。このように、本実施例では、ランプのフィラメントが劣化するとフィラメントの抵抗値が上昇することを利用してランプのフィラメントの劣化判定を行う。なお、本実施例では劣化判定指標α1=1.02としたが、劣化判定指標α1の値は1.02に限られるものではなく、ランプのフィラメントが断芯する前にランプの交換を行うのに適切な抵抗比率の値を試験等により求めて設定すればよい。
劣化判定部506は、(数2)が成り立つときに「1」を出力し、(数2)が成り立たないときには「0」を出力する。すなわち、ランプ6aのフィラメントが劣化しているときには「1」を出力し、ランプ6aのフィラメントが劣化していないときには「0」を出力する。この劣化判定部506によるフィラメントの劣化判定の結果は、交換判定部509に入力される。
光電素子7aは、ランプ6aが発する光を受光し、その光子の数に応じた電気信号を照度計507に出力する。照度計507は、光電素子7aから出力された電気信号に基づいてランプ6aから発せられる光の照度Eを求め、求めた照度Eを照度低下判定部508に出力する。なお、本実施例では、光電素子7aと照度計503とを区別して説明しているが、光電素子と照度計とを合わせて照度計と呼んでも良い。照度低下判定部508は、入力された電流実効値I及び照度Eと、基準値設定部510から出力される基準電流値I0及び基準照度E0とに基づいて、ランプ6aの照度がランプの交換を必要とする程度まで低下しているか判定する。なお、基準照度E0は、フィラメントが劣化していない状態のランプ6aに基準電流値I0の電流を流したときにランプ6aから発せられる光の照度であり、基準値設定部510における基準照度E0の設定方法については後述する。照度低下判定部508は、電流実効値I,照度E,基準電流値I0及び基準照度E0の各値を(数3)に代入し、(数3)が成り立つか否かを確認する。
Figure 0004032741
なお、(数3)においてβ1は照度低下判定指標であり、本実施例では0.5に設定される。また、κ2はランプ照度のランプ電流に対する依存特性を表わす定数であり、ハロゲンランプの場合には5.90程度であることが分かっているので、本実施例でもκ2=5.90とする。
(数3)の左辺は、照度Eをランプ6aに基準電流値I0の電流が流れた場合における照度に換算したものと基準照度E0との比率(以下、照度比率という)を演算するものである。本実施例では、照度比率が0.5を下回る場合、すなわち(数3)が成り立つ場合に、ランプ6aの照度がランプの交換を必要とする程度まで低下していると判定する。つまり、照度Eをランプ6aに基準電流値I0の電流が流れた場合の照度に換算したものが基準照度E0の半分以下となった場合に、ランプ6aの照度がランプの交換を必要とする程度まで低下していると判定する。このようにして本実施例では、照度低下判定を行う。なお、本実施例では照度低下判定指標β1=0.5としたが、照度低下判定指標β1の値は0.5に限られるものではなく、ランプの交換が必要とされると判断するのに適切な照度比率の値を試験等により求めて設定すればよい。
照度低下判定部508は、(数3)が成り立つときに「1」を出力し、(数3)が成り立たないときには「0」を出力する。すなわち、ランプ6aの照度がランプの交換を必要とする程度まで低下しているときには「1」を出力し、ランプ6aの照度がランプの交換を必要とする程度まで低下していないときには「0」を出力する。この照度低下判定部508によるランプの照度低下判定の結果は、交換判定部509に入力される。
交換判定部509では、劣化判定部506及び照度低下判定部508の少なくとも一方から「1」が出力されたときにランプ6aの交換が必要であると判定し、「1」を出力する。なお、交換判定部509は、劣化判定部506及び照度低下判定部508の両方から「0」が出力されているときにはランプ6aの交換は不要であると判定し、「0」を出力する。交換判定部509の出力は、ランプ状態検知器5aの出力として、通信制御器4aに対して出力される。このようにして、劣化判定部506,照度低下判定部508及び交換判定部509によりランプ6aの交換時期が判定されるので、これらを合わせて判定部と呼んでもよい。
以上説明したようにして、ランプ状態検知器5aではランプ6aの交換が必要か否かを判定し、その判定結果を通信制御器4aに対して出力する。なお、その他のランプ状態検知器も同様に各ランプの交換が必要か否か判定し、その判定結果を各通信制御器に出力する。
通信制御器4a〜4nは、対応するランプ状態検知器から「1」が出力されると、トランスを介して、対応するランプに予め設定された識別番号を示す信号を電力線2を流れる交流電流にのせる。例えば、ランプ状態検知器5a及びランプ状態検知器5nにおいてランプの交換が必要であると判定された場合、通信制御器4aはランプ6aの識別番号を示す信号を交流電流にのせ、通信制御器4nはランプ6nの識別番号を示す信号を交流電流にのせる。交流電流にのせられた信号は、トランス3zを介し、信号受信器8において受信される。信号受信器8は、受信した信号から交換が必要と判定されたランプの識別番号を解読し、解読した識別番号をランプ状態表示器9に出力する。なお、このように電力線を流れる交流電流に信号をのせて情報を伝達する電力線搬送技術は既に知られている技術であるので、信号の送信・受信に関する詳細な説明は省略する。電力線搬送技術については、例えば特開平10−92588号公報等に記載されている。このように本実施例では、交換が必要と判定されたランプの情報(識別番号)を、ランプに電流を供給するための電力線を用いて伝送するので、情報伝送用の信号線を別途設ける必要が無く、低コストでランプの状態監視を実現できる。
なお、第1図には、1つの定電流源1に多数のランプ6a〜6nが接続されてなる系統を1つしか示していないが、実際には空港内にこのような系統が多数設けられ、それぞれの系統において同様にランプの状態が検知される。そして検知されたランプ状態はランプ状態表示器9に集約される。
ランプ状態表示器9は、入力された識別番号に基づいて、交換が必要なランプを表示パネルに表示する。第4図は、ランプ状態表示器9の表示パネル91における表示例を示す。図に示すように、表示パネル91においてランプは系統毎に分けて丸印で表示される。また、交換が必要と判定されたランプ(以下、要交換ランプという)に対応する丸印と、交換の必要は無いと判定されたランプ(以下、交換不要ランプという)に対応する丸印とは異なる色で表示される。例えば、要交換ランプを赤色の丸印、交換不要ランプを青色の丸印として表示する。また、要交換ランプを有する系統の系統名も、交換不要ランプのみで構成される系統の系統名とは異なる色で表示する。加えて、要交換ランプを有する系統と、その系統におけるランプの番号を別途設けられた要交換ランプ表示欄92に表示する。このようにして交換が必要となったランプを表示するため、監視員は交換が必要となったランプをすぐに認識することができ、直ちにランプの交換を行うことが可能となる。
次に、ランプの交換作業時に行われる各基準値の設定方法について第2図のランプ状態検知器5aを用いて説明する。
前述の表示パネル91において交換が必要と表示されたランプについては作業員がランプの交換を行うが、作業員はランプの交換作業完了時に第2図に示すリセットスイッチ511を押す。リセットスイッチ511が押されると電源切替部501には切替信号が入力され、電源切替部501の入力端子はaからbへと切り替えられる。よって、ランプ6aには、通信制御器4aを介して供給される交流電流に代えて、蓄電池502から出力される電流が供給される。なお、前述したように、蓄電池502は、通信制御部4aを介して供給される交流電流により常に充電された状態に保たれる。また、ランプ6aと接続されたときに蓄電池502から出力される電流の値は予め設定された値(基準電流値I0)となるように、蓄電池502の出力電流は調節される。なお、基準電流値I0は、ランプが点灯するのに十分な値であればどのような値を設定してもよい。
蓄電池502からランプ6aに電流が供給されはじめてから一定時間後(本実施例では1分後)に、抵抗算出部506で算出された抵抗値R及び照度計507で測定された照度Eが、基準値設定部510において基準抵抗値R0及び基準照度E0としてそれぞれ設定される。また、基準値設定部510において、基準電流値I0は予め設定される。なお、蓄電池502からランプ6aに電流が供給されはじめてから1分後に基準値の設定を行うのは、ランプ6aの明るさが安定するのに1分程度の時間を要するためである。基準値設定部510は、基準値の設定が完了すると、電源切替部501に対して切替信号を出力し、切替信号を受けた電源切替部501は、入力端子をbからaに切替える。
以上説明したように、ランプの交換時に基準値設定部510において基準抵抗値R0及び基準照度E0を設定する。
第5図は、本実施例のトランス3a,通信制御器4a,ランプ状態検知器5a,ランプ6a及び光電素子7aを収納する筐体の構造を示す断面図である。第5図に示すように、トランス3a,通信制御器4a,ランプ状態検知器5a,ランプ6a及び光電素子7aは、航空機の通路等の地中に埋設される筐体51内に収納される。筐体51内において、ランプ6aが発する光は反射鏡52により光学フィルタ53に集められる。光学フィルタ53は、集められた光のうち、予め決められた波長(色)の光だけを透過し、その他の波長(色)の光は反射する。光学フィルタ53を透過した光(以下、透過光という)は、強化ガラス54を通して筐体51の外に放出される。
一方、光電素子7aは、ランプ6aと光学フィルタ53との間に配置され、光学フィルタ53によって反射された光(以下、反射光という)を集光レンズ55により集光して、効率良く受光する。なお、ランプ状態検知器5aの照度計507では、光電素子7aで受光された光(反射光)の光子の数に基づいて、透過光の照度を求めることとなるが、反射光の光子の数と透過光の照度とは一定の関係にあるので、透過光の照度は正確に求められる。このように、本実施例において反射光の光子の数に基づいて透過光の照度を求める理由は、次の通りである。
透過光の光子の数を直接測定しようとすると、光学フィルタ53を透過した透過光の光路上に光電素子を配置しなければならず、透過光を遮ってしまうという問題点がある。そこで本実施例では、筐体51の外に放出されることのない反射光の光子の数に基づいて透過光の照度を求めることとした。そうすることにより、透過光を遮ることなく、しかも簡単な構成で、透過光の照度を測定することができる。
以上、ランプ6a及び光電素子7a等の筐体51内における配置について説明したが、その他のランプや光電素子等も同様に配置されるので、説明は省略する。
以上説明したように、本実施例によれば、ランプ状態検知器5a〜5nにおいて、測定されたランプ6a〜6nの抵抗値及び照度に基づいてフィラメントの劣化判定と照度低下判定を行い、少なくとも一方においてランプを交換すべきとの判定がなされたときに、そのランプを交換すべきと判定するため、ランプの黒化が原因で生じるランプの照度低下及びフィラメントの劣化による断芯が原因で生じるランプの照度低下のいずれに対しても、ランプの照度が必要とされる照度以下となる前にランプの交換時期を判定することができる。よって、航空機の誘導を確実に行うことができる。
なお、本実施例ではランプ6a〜6nに電力を供給するための電源として定電流源を用いたが、定電圧源を用いても良い。
(実施例2)
本発明の他の実施例であるランプ状態監視装置について以下に説明する。本実施例のランプ状態監視装置は、前述の実施例1と主に次の5点において異なる。
▲1▼ランプ状態検知器において検知したランプ状態に関する情報を信号専用線によって伝送する点。
▲2▼劣化判定にランプのフィラメントに印加される電圧値を用いる点。
▲3▼定格電流点灯時間に基づいてランプの寿命を推定する点。
▲4▼ランプから発せられる光の光子数を測定する光電素子を可動式にする点。
▲5▼ランプ状態表示器の表示パネルにおいて、ランプ状態を定量的に表示する点。
以下、実施例1と異なる点について説明する。
第6図は、本実施例のランプ状態監視装置の構成を示し、第7図は本実施例のランプ状態検知器5a′の構成を示す。なお、その他のランプ状態検知器も同様の構成となっており、その動作も同様であるため、説明は省略する。第7図において、電力線2を流れる交流電流は、トランス3a及びランプ状態検知器5a′を介して、ランプ6aに供給される。ランプ状態検知器5a′において、電流計503は、ランプ6aに流れる交流電流の実効値である電流実効値Iを測定し、測定した電流実効値Iを劣化判定部506′,照度低下判定部508′及び寿命推定部512に出力する。また、電圧計504は、ランプ6aに印加される交流電圧の実効値である電圧実効値Vを測定し、測定した電圧実効値Vを劣化判定部506′に出力する。更に、定格値記憶部513は、ランプ6aの仕様として設定されている定格電流値In,定格電圧値Vn及び定格照度Enを予め記憶しており、そのうち定格電流値In及び定格電圧値Vnを劣化判定部506′に出力し、定格電流値In及び定格照度Enを照度低下判定部508′に出力する。
劣化判定部506′は、入力された電流実効値I,電圧実効値V,定格電流値In及び定格電圧値Vnを(数4)に代入し、(数4)が成り立つか確認する。
Figure 0004032741
なお、(数4)においてα2は劣化判定指標であり、本実施例では1.08に設定される。また、κ3はランプ電圧のランプ電流に対する依存特性を表わす定数であり、ハロゲンランプの場合には1.85程度であることが分かっているので、本実施例でもκ3=1.85とする。
(数4)の左辺は、電圧実効値Vをランプ6aに定格電流値Inの電流が流れた場合における電圧値に換算したものと定格電圧値Vnとの比率(以下、電圧比率という)である。本実施例では、電圧比率が1.08を超える場合、すなわち(数4)が成り立つ場合にランプ6aのフィラメントが劣化していると判定する。つまり、電圧実効値Vをランプ6aに定格電流値Inの電流が流れた場合の電圧値に換算したものが、定格電圧値Vnよりも8%大きくなった場合にランプ6aのフィラメントが劣化していると判定する。これは、ランプの劣化による抵抗値の上昇に伴う電圧値の上昇を利用した劣化判定である。なお、本実施例では劣化判定指標α2=1.08としたが、劣化判定指標α2の値は1.08に限られるものではなく、ランプのフィラメントが断芯する前にランプを交換するのに適切な電圧比率の値を試験等により求めて設定すればよい。
劣化判定部506′は、(数4)が成り立つときに「1」を出力し、(数4)が成り立たないときには「0」を出力する。すなわち、ランプ6aのフィラメントが劣化しているときには「1」を出力し、ランプ6aのフィラメントが劣化していないときには「0」を出力する。この劣化判定部506′により求められた電圧比率と劣化判定指標α2の値、及びフィラメントの劣化判定の結果は、ランプ状態検知器5a′の出力としてモデム10aに入力される。
照度低下判定部508′には、電流実効値I,定格電流値In及び定格照度Enが入力される他に、照度計507により測定された照度Eが入力される。照度低下判定部508′は、入力された電流実効値I,照度E,定格電流値In及び定格照度Enの各値を(数5)に代入し、(数5)が成り立つか否かを確認する。
Figure 0004032741
なお、(数5)においてβ1は照度低下判定指標であり、本実施例では実施例1と同様に0.5に設定される。また、κ2はランプ照度のランプ電流に対する依存特性を表わす定数であり、本実施例でも実施例1と同様にκ2=5.90とする。
(数5)の左辺は、照度Eをランプ6aに定格電流値Inの電流が流れた場合における照度に換算したものと定格照度E0との比率(以下、照度比率という)である。本実施例では、照度比率が0.5を下回る場合、すなわち(数5)が成り立つ場合に、ランプ6aの照度がランプの交換を必要とする程度まで低下していると判定する。つまり、照度Eをランプ6aに定格電流値Inの電流が流れた場合の照度に換算したものが定格照度Enの半分以下となった場合に、ランプ6aの照度がランプの交換を必要とする程度まで低下していると判定する。このようにして本実施例では、照度低下判定を行う。なお、本実施例では照度低下判定指標β1=0.5としたが、照度低下判定指標β1の値は0.5に限られるものではなく、ランプの交換が必要とされると判断するのに適切な照度比率の値を試験等により求めて設定すればよい。
照度低下判定部508′は、(数5)が成り立つときに「1」を出力し、(数5)が成り立たないときには「0」を出力する。すなわち、ランプ6aの照度がランプの交換を必要とする程度まで低下しているときには「1」を出力し、ランプ6aの照度がランプの交換を必要とする程度まで低下していないときには「0」を出力する。この照度低下判定部508′により求められた照度比率と照度低下判定指標β1の値、及び照度低下判定の結果は、ランプ状態検知器5a′の出力としてモデム10aに入力される。
ランプ状態検知器5a′において、リセットスイッチ511はランプ6aの交換が行われたときに作業員により押される。リセットスイッチ511が押されると、リセット信号が寿命推定部512に入力される。寿命推定部512は、リセット信号が入力された時点から、ランプ6aの点灯累計時間の演算を行う。以下、その手順について説明する。
寿命推定部512は、リセット信号が入力されると、その時点での電流実効値I(例えば4〔A〕)を記憶すると共に、時間のカウントを始める。そして、記憶した電流実効値I(4〔A〕)と電流計503から出力される新たな電流実効値Iとを比較し、電流計503から出力される電流実効値Iが4〔A〕から変化するまで時間のカウントを継続する。もし、電流計503から出力される電流実効値Iが4〔A〕から例えば5〔A〕に変化したら、その時点までにカウントされた時間t(例えば100〔hr〕)を記憶し、今度は電流実効値Iが5〔A〕から変化するまでの時間をカウントする。このように、寿命推定部512は、電流実効値Iとその値の電流がランプ6aに流された時間とを求め、対応づけて記憶する。
更に、寿命推定部512は、対応づけて記憶した電流実効値Iと時間tとに基づいて、時間tをランプ6aに定格電流値Inを流した場合の時間tn(定格電流点灯時間)に換算する。第8図は、ランプに流された電流の実効値と点灯累計時間との関係を示すグラフである。寿命推定部512は、この第8図のグラフに基づいて時間の換算を行う。例えば、4〔A〕の電流を100〔hr〕の時間流した場合、第8図の▲4▼のグラフより定格電流(本実施例では6.6〔A〕)を流した場合の時間tnに換算すると、tn=0.2〔mhr〕となる。寿命判定部512は、このようにして求めた時間tnを定格電流値Inを流した時間、すなわち定格電流点灯時間として累積していく。
そして、寿命推定部512は、累積した定格電流点灯時間tnに基づいて灯火断芯確率を求める。第9図は、定格電流点灯時間tnと灯火断芯確率との関係を示すグラフである。寿命推定部512は、この第9図のグラフに基づいて、定格電流点灯時間tnから灯火断芯確率を求め、求めた灯火断芯確率が設定閾値である80〔%〕を超えているか否かを判定する。判定の結果が80〔%〕を超えている場合には断芯する確率が高い、すなわち寿命が近いとして「1」を出力し、80〔%〕を超えていない場合には断芯する確率は低いとして「0」を出力する。寿命推定部512により求めた灯火断芯確率と設定閾値、及び寿命判定の結果は、ランプ状態検知器5a′の出力としてモデム10aに出力される。
第6図において、モデム10a〜10nは、ランプ状態検知器5a′〜5n′から出力された情報を対応するランプの識別番号と共に信号専用線11を介してモデム10zに伝送する。モデム10zは、モデム10a〜10nより伝送された各ランプの情報を各ランプの識別番号と対応づけてランプ状態表示器9に出力する。このように、本実施例では、ランプ状態の情報を信号専用線11により伝送するため、電力線搬送を用いる場合と比べて伝送できる情報量を増やすことができる。
第10図は、ランプ状態表示器9の表示パネル91における表示例を示す図である。実施例1と異なる点は、寿命が近いと判定されたランプを表示する点と、ランプ状態パラメータ表示部93を設けた点である。
実施例1と同様に、表示パネル91においてランプは系統毎に分けて丸印で表示される。また、要交換ランプ,交換不要ランプ、及び寿命が近いと判定されたランプ(以下、近寿命ランプという)に対応する丸印はそれぞれ異なる色で表示される。例えば、要交換ランプを赤色の丸印,交換不要ランプを青色の丸印,近寿命ランプを黄色の丸印として表示する。更に、各丸印がどのようなランプを示すのかを表示欄93に表示する。
表示パネル91はランプ状態パラメータ表示欄94を有し、ランプ状態パラメータ表示欄94には、系統名及びその系統におけるランプ番号が表示され、その系統名及びランプ番号は、それぞれに対して設けられたボタン95,96によって監視員が変更可能となっている。また、ランプ状態パラメータ表示欄94には、その対象となっているランプにおける電圧比率((数4)の左辺),照度比率((数5)の左辺)及び灯火断芯確率がそれぞれの設定閾値と共に表示される。なお、電圧比率に対する設定閾値とは劣化判定指標α2のことであり、また、照度比率に対する設定閾値とは照度低下判定指標β1のことである。このように表示することによって、監視員は、ランプの交換時期が迫っているのか否か、また交換が必要とされるランプの何が原因で交換が必要とされているのかが一目で分かる。なお、表示パネル91において、要交換ランプに対しては、交換が必要とされる理由を「ランプ黒化」或いは「フィラメント劣化」というような表現で表示しても良い。
第11図は、本実施例におけるトランス3a,ランプ状態検知器5a′,ランプ6a,光電素子7a及びモデム10aを収納する筐体の構造を示す断面図である。前述したように、光学フィルタ53を透過した透過光の光路上に光電素子を配置すると光が遮られてしまうため、実施例1では、ランプ6aと光学フィルタ53との間に光電素子7aを配置していたが、本実施例では、可動式の光電素子7aを透過光の光路上に設けている。以下、可動式の光電素子7aについて説明する。
第12図は、可動式の光電素子7a付近(第11図の領域A)の拡大図である。第12図において、光子数を検知する光電素子7aは、超音波モータのロータ121上に設置される。また、超音波モータのロータ121は、超音波モータのステータ122上に設置される。更に、光電素子7aでの検出値は、接触子123に伝えられ、ランプ状態検知器5a′に入力される。超音波モータの動きについて、第13図を用いて詳述する。第13図は、第11図に示す筐体51の内部を上から見た図である。ここで、超音波モータのロータ121の上に光電素子7aを設置する。図中、131は測定待機時の光電素子7aの位置、132は測定時の光電素子7aの位置であり、132に光電素子7aがあるときは透過光の光路上にあり、しかも接触子123と接しているので、ランプ6aからの光の光子数に応じた電気信号がランプ状態検知器5a′に入力される。一方、131に光電素子7aがあるときは光電素子7aが透過光の光路上から外れており、しかも接触子123とも接していないので、ランプ状態検知器5a′には電気信号が入力されない。このように、透過光の光路上にある位置132と透過光の光路外にある位置131との間で光電素子7aを移動させるような構造の可動式光電素子7aを用いることにより、光子数を測定しないときには光電素子7aを透過光の光路上からはずしておき、光子数を測定するときのみ光電素子7aを透過光の光路上に配置することができる。この光子数の測定を短時間で行えば、透過光の遮断を短時間に抑えることができ、航空機の誘導に支障をきたすことなく照度の測定を行うことができる。また、光学フィルタ53を透過した透過光を直接測定するので、実施例1と比較して測定精度が向上する。なお、光子数を測定するタイミングは、例えば、電流実効値Iが変化した場合とするか、または監視員がマニュアルで測定を指示してもよい。
なお、超音波モータは公知の技術であるので、その構造等についての詳細な説明は省略する。また、本実施例では、超音波モータを利用した場合について説明したが、より一般的な電磁モータ等を利用しても良い。
以上説明した本実施例によれば、ランプ6aの電圧値に基づいたフィラメントの劣化判定と照度の低下判定を行うため、ランプの黒化が原因で生じるランプの照度低下及びフィラメントの断芯が原因で生じるランプの照度低下のいずれに対しても、ランプの照度が必要とされる照度以下となる前にランプの交換時期を判定することができる。よって、航空機の誘導を確実に行うことができる。
また、本実施例では、灯火断芯確率を監視員に提供するので、監視員はランプが後どのくらいで断芯するのかを推測することができ、ランプ交換の計画を立て易くなる。
なお、本実施例では、ランプ6a〜6nに電力を供給するための電源として定電流源を用いたが、定電圧源を用いても構わない。ただし、その場合には、ランプのフィラメントの劣化をランプに流れる電流に基づいて判定する。
また、本実施例では前述した▲1▼〜▲5▼の点に関し実施例1と異なるが、実施例1に対して▲1▼〜▲5▼の全ての点を変更しなくとも、例えば▲2▼と▲4▼の点を変更した構成でも、▲5▼の点のみ変更した構成でもランプ状態監視装置として成り立つことは言うまでもなく、様々な組合せの構成が考えられる。
以上説明した実施例1及び2では、ランプとしてハロゲンランプを用いた例について説明したが、ハロゲンランプと同様に黒化或いはフィラメントの劣化によって照度が低下するようなランプであれば、本発明を適用することができる。
また、実施例1及び2では、航空機の誘導のために空港に配置されるランプの状態監視を行う場合について説明したが、空港に配置されるランプに限らず、高速道路等に配置されるランプに対しても本発明を適用することができる。
更に、実施例1及び2では、複数のランプの各々に対して、フィラメントの劣化判定や照度低下判定を行うランプ状態検知器を設けたが、ランプ状態検知器を統合することもできる。すなわち、各ランプには電流計,電圧計及び光電素子等の測定器のみ設け、各測定器による測定値を1つの計算機に集約した後、その計算機において各ランプの状態を判定しても良い。
最後に、以上説明したランプ状態監視装置の設置方法について説明する。ランプ状態監視装置の設置に際し、システム全体を新たに設置することも考えられるが、既にランプが設置されている場合には、その他の構成を付加すれば良い。例えば、空港内において、既に複数のランプとランプに電力を供給するための電力線からなる空港ランプシステムが設置されている場合に、実施例1のランプ状態監視装置を構成するときは、通信制御器4a〜4n,ランプ状態検知器5a〜5n,光電素子7a〜7n,信号受信器8及びランプ状態表示器9を新たに設ける改造を行えば良い。一方、実施例2のランプ状態監視装置を構成するときには、ランプ状態検知器5a′〜5n′,光電素子7a〜7n,ランプ状態表示器9,モデム10a〜10n,10z及び信号専用線11を新たに設ける改造を行えば良い。
産業上の利用可能性
本発明は、空港や高速道路等に設置される多数のランプの状態監視に適用することができる。この適用により、空港や高速道路等におけるランプの交換を、ランプの照度が必要とされる照度以下に低下する前に行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の好適な一実施例であるランプ状態監視装置の構成図、第2図は、第1図のランプ状態検知器5aの構成図、第3図は、点灯累計時間と抵抗比率との関係を示すグラフ、第4図は、第1図のランプ状態表示器9の表示パネル91における表示例を示す図、第5図は、第1図のランプ6aや照度計7a等を収納する筐体51の構造を示す断面図、第6図は、本発明の他の実施例であるランプ状態監視装置の構成図、第7図は、第6図のランプ状態検知器5a′の構成図、第8図は、ランプに流れる電流と点灯累計時間との関係を示すグラフ、第9図は、定格電流点灯時間と灯火断芯確率との関係を示すグラフ、第10図は、第6図のランプ状態表示器9の表示パネル91における表示例を示す図、第11図は、第6図のランプ6aや照度計7a等を収納する筐体51の構造を示す断面図、第12図は、第11図の照度計7a付近を拡大して示した図、第13図は、第11図の筐体51の内部を上から見た図である。

Claims (3)

  1. 光を発するランプと、前記ランプが発する光のうち予め決められた波長の光だけを透過し、かつその他の波長の光を反射する光学フィルタと、前記ランプと前記光学フィルタとの間に設置され、かつ前記光学フィルタによって反射された光を受光して前記光学フィルタを透過した光の照度を求める照度計と、前記ランプの抵抗値を測定する抵抗測定器と、前記照度計により測定された照度及び前記抵抗測定器により測定された抵抗値に基づいて前記ランプの交換が必要であるか判定する判定部とを備えたことを特徴とするランプ状態検知器。
  2. 光を発するランプと、前記ランプが発する光のうち予め決められた波長の光だけを透過し、かつその他の波長の光を反射する光学フィルタと、受光した光の照度を測定する照度計と、前記光学フィルタを透過した光の光路上にある第1位置と前記光路外にある第2位置との間で前記照度計を移動させる照度計移動部と、前記ランプの抵抗値を測定する抵抗測定器と、前記照度計が前記第1位置にあるときに測定された照度及び前記抵抗測定器により測定された抵抗値に基づいて前記ランプの交換が必要であるか判定する判定部とを備えたことを特徴とするランプ状態検知器。
  3. 空港に設置された複数のランプと、複数の前記ランプ毎に設けられた請求項1又は2に記載のランプ状態検知器と、複数の前記ランプ状態検知器毎に設けられ、かつ前記ランプ状態検知器においてランプの交換が必要であると判定された場合にそのランプに予め設定された識別番号を出力する複数の通信制御器と、複数の前記通信制御器から出力される識別番号に基づいて交換が必要であると判定されたランプを表示する表示器とを備えたことを特徴とするランプ状態監視装置。
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