JPH071036A - 複合線の連続押出装置 - Google Patents

複合線の連続押出装置

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Publication number
JPH071036A
JPH071036A JP5173779A JP17377993A JPH071036A JP H071036 A JPH071036 A JP H071036A JP 5173779 A JP5173779 A JP 5173779A JP 17377993 A JP17377993 A JP 17377993A JP H071036 A JPH071036 A JP H071036A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
burrs
shoe block
composite wire
burr
continuous extrusion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5173779A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Nagai
雅大 永井
Tadashi Nireki
正 楡木
Hisanobu Yamagishi
久修 山岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP5173779A priority Critical patent/JPH071036A/ja
Publication of JPH071036A publication Critical patent/JPH071036A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、回転ホイールとシューブロックの
間にバリが蓄積するのを抑制して、作業効率と製品品質
の向上,及び装置の長寿命化を図ることを目的とする。 【構成】 本発明の複合線の連続押出装置は、ホイール
上に押出後残存するバリを除去するスクレーパ手段21
Aと、スクレーパ手段21Aの下方に形成され、除去さ
れたバリを通過させてシューブロック12より下方へ落
下させるバリ通過部を備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は複合線の連続押出装置に
関し、特に、回転ホイールとシューブロックの間にバリ
が蓄積するのを抑制して、作業効率と複合線の品質の向
上,及び装置の長寿命化を図った複合線の連続押出装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】複合線の連続押出装置として、例えば、
図5,及び図6に示すような2ホイール型連続押出装置
がある。
【0003】この押出装置は、外周面上に溝11A,1
1Bが形成された一対の回転ホイール10A,10B
と、回転ホイール10A,10Bの間に設けられたシュ
ーブロック12と、当該シューブロック12をその後方
に配置されたバッカー22と共にスタンド13の所定の
位置に固定する拘束板18,19を備えて構成されてい
る。
【0004】シューブロック12は、溝11A,11B
から供給される被覆素材16を芯線14の外周に押出被
覆するニップル・ダイス部15を有して構成されている
(正確には、ニップル15bとダイス15aより成
る)。
【0005】回転ホイール10A,10Bは、被覆素材
16の押し出しを終えた位置においてその外周面にスク
レーパ21A,21Bが所定の圧力で接触しており、押
出後、外周面に付着したバリ23が除去されるようにな
っている。
【0006】以上の構成において、複合線20を製造す
る場合、芯線14をシューブロック12に設けられたニ
ップル・ダイス部15のニップル15aで把持しながら
矢印方向へ供給するとともに被覆素材16を回転ホイー
ル10A,10Bの溝11A,11Bに沿って供給する
と、ニップル・ダイス部15において芯線14と被覆素
材16が合流する。すなわち、溝11A,11Bに沿っ
て供給される被覆素材16はシューブロック12と衝突
して加圧され、芯線14とともにニップル・ダイス部1
5を通過する際に芯線14に被覆された状態で押し出さ
れ、複合線20が得られる。
【0007】一方、回転ホイール10A,10Bは、連
続的に回転しており、被覆素材16を押し出した後、ス
クレーパ21A,21Bで表面に残存したバリ23が除
去される。すなわち、被覆素材16の押し出しに併行し
てスクレーパ21A,21Bによるバリの除去が行われ
ている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の複合線
の連続押出装置によると、スクレーパによって回転ホイ
ールの外周面に付着したバリを除去する時に細かいバリ
が直下に落下するため、図5に示すように、回転ホイー
ル10Aとシューブロック12A,或いはバッカー22
の間に細かいバリ23Aが徐々に蓄積する。回転ホイー
ルとシューブロックの間にバリが蓄積すると、動力の増
加や、摩擦発熱の増加を招き、押出条件を徐々に変動さ
せて複合線の品質を不安定にすると共に、装置(工具部
分)の寿命を低下させる。特に、動力が増加するとその
増加に比例してバリ発生量が増加し、発熱量の増大によ
る押出速度限界の低下が生じる。また、蓄積したバリを
運転中に除去することは、作業の安全面から非常に危険
なため、一旦停止か解体して除去する必要があり、作業
効率を低下させる要因となる。
【0009】従って、本発明の目的は回転ホイールとシ
ューブロックの間にバリが蓄積するのを抑制して、作業
効率と品質の向上,及び装置の長寿命化を図ることがで
きる複合線の連続押出装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点に鑑
み、回転ホイールとシューブロックの間にバリが蓄積す
るのを抑制して、作業効率と品質の向上,及び装置の長
寿命化を図るため、ホイール上に押出後残存するバリを
除去するスクレーパ手段と、スクレーパ手段の下方に形
成され、除去されたバリを通過させてシューブロックよ
り下方へ落下させるバリ通過部を備えた複合線の連続押
出装置を提供するものである。
【0011】上記バリ通過部は、シューブロックに,或
いはシューブロックを後方より支持するバッカー部材に
形成され、その断面積が20mm2 以上になっている。
【0012】
【実施例】以下、本発明の複合線の連続押出装置につい
て添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0013】図1,及び図2には、本発明の一実施例に
係る複合線の連続押出装置の正面断面構造と上面断面構
造が示されている。この図において、図5及び図6と同
一の部分には同一の引用数字,符号を付したので重複し
た説明は省略する。
【0014】この押出装置は、バッカー22に上下に貫
通した空間によって構成されたバリ通過部30を形成し
て構成されている。
【0015】バリ通過部30は、回転ホイール10Aに
付着したバリをスクレーパ21で除去した際に落下する
細かいバリを、バッカー22の下方側へ通過させて装置
下部まで落下させるようになっている。空間の大きさ
は、バリの発生形態によるが、工具の強度が許容する範
囲でできるだけ大きい方が良く、例えば、その断面積が
20mm以上であることが望ましい。形状としては、図
示の如く、バリが引掛かり難い末広がりの空間が好まし
い。また、通過部30に隣接するバッカー22の上面を
傾斜面にすると、より効果的である。
【0016】本実施例に適用された連続押出装置は、所
謂、面シール・一方向挿入型の構造であり、全体の水平
方向の荷重成分は、回転による前進方向成分と工具間の
反力による後退方向成分とのバランスにより非常に小さ
いことが特徴である。このため、バッカー22に対して
ほとんどど荷重が作用しないため、受圧面積を小さくで
き、工具の強度を維持しながら大きい空間を設けること
が可能となり、バリの排出量を増大させることができ
る。
【0017】以下、本発明の動作を説明する。まず、回
転ホイール10A,10Bを矢印方向に回転させると、
被覆素材16が溝11A,11Bに沿って供給され、ニ
ップル・ダイス部15へ被覆素材16が押し出されると
共に、回転ホイール10A,10Bの外周面に付着した
バリ23がスクレーパ21A,21Bによって切削除去
される。
【0018】このとき、バリ23の除去に伴って発生し
た細かいバリは、バッカー22に形成されたバリ通過部
30を通過して、バッカー22の下方側の装置下部まで
落下する。このため、回転ホイールとシューブロックの
間、或いはその他の工具間に細かいバリが蓄積するのを
防ぐことができる。従って、バリを除去するための運転
停止時間を不要にすることができ、また、上下の回転ホ
イールでの発熱量の差異によるアンバランスで生じる品
質の不安定(例えば、偏肉,表面とぎれ欠陥)を抑制し
て、製品不良を大幅に低減することができ、且つ、余分
な発熱や上下の回転ホイールのアンバランスがなくな
り、工具の寿命を高めることができる。
【0019】図3,及び図4には、本発明の第2の実施
例が示されている。この複合線の連続押出装置は、シュ
ーブロック12A,12Bを直接、T字形拘束板31で
固定することにより、T形拘束板31の両脇にバリ通過
部30を形成している。この実施例では、第1の実施例
に比べて構造を簡素化することができ、コストダウンを
図ることができる。
【0020】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の複合線の
連続押出装置によると、ホイール上に押出後残存するバ
リを除去するスクレーパ手段と、スクレーパ手段の下方
に形成され、除去されたバリを通過させてシューブロッ
クより下方へ落下させるバリ通過部を備えているため、
作業効率と製品品質の向上,及び装置の長寿命化を図る
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す正面断面図。
【図2】本発明の第1の実施例を示す上面断面図。
【図3】本発明の第2の実施例を示す正面断面図。
【図4】本発明の第2の実施例を示す上面断面図。
【図5】従来の複合線の連続押出装置を示す正面断面
図。
【図6】従来の複合線の連続押出装置を示す上面断面
図。
【符号の説明】
10A,10B 回転ホイール 11A,11B
溝 13 スタンド 14 芯線 15 ニップル・ダイス部 16 被覆素材 18,19 拘束板 20 複合線 21A,21B スクレーパ 22 バッカー 23 バリ 23A 細かいバ
リ 30 バリ通過部 31 T型拘束

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転ホイールとシューブロックの間に形
    成される溝通路に被覆素材を供給して、ニップル・ダイ
    ス部に供給される芯線上に塑性変形を受けた所定の圧力
    の前記被覆素材を被覆する回転ホイール型連続押出装置
    において、 回転ホイール上に押出後残存するバリを除去するスクレ
    ーパ手段と、 前記スクレーパ手段の下方に形成され、除去された前記
    バリを通過させて前記シューブロックより下方へ落下さ
    せるバリ通過部を備えたことを特徴とする複合線の連続
    押出装置。
  2. 【請求項2】 前記バリ通過部は、前記シューブロッ
    ク,或いは前記シューブロックを後方より支持するバッ
    カー部材に形成され、その断面積は20mm2以上であ
    る構成の請求項1の複合線の連続押出装置。
JP5173779A 1993-06-21 1993-06-21 複合線の連続押出装置 Pending JPH071036A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5173779A JPH071036A (ja) 1993-06-21 1993-06-21 複合線の連続押出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5173779A JPH071036A (ja) 1993-06-21 1993-06-21 複合線の連続押出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH071036A true JPH071036A (ja) 1995-01-06

Family

ID=15966998

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5173779A Pending JPH071036A (ja) 1993-06-21 1993-06-21 複合線の連続押出装置

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JP (1) JPH071036A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101947570A (zh) * 2010-09-09 2011-01-19 泰兴市圣达铜业有限公司 连续挤压机的二次刮刀
JP2013078921A (ja) * 2011-10-05 2013-05-02 Canon Inc 導電性弾性ローラ製造用の装置及び導電性弾性ローラの製造方法

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