JPH07103594B2 - 作業機の油圧装置 - Google Patents

作業機の油圧装置

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JPH07103594B2
JPH07103594B2 JP2775490A JP2775490A JPH07103594B2 JP H07103594 B2 JPH07103594 B2 JP H07103594B2 JP 2775490 A JP2775490 A JP 2775490A JP 2775490 A JP2775490 A JP 2775490A JP H07103594 B2 JPH07103594 B2 JP H07103594B2
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志朗 村上
浩一 宮川
裕 尾上
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Description

【発明の詳細な説明】 A.産業上の利用分野 本発明は、破砕機などの作業アタッチメントをアーム先
端に装着可能な作業機の油圧装置に関する。
B.従来の技術 第3図は、作業アタッチメント用油圧モータを有する作
業機の油圧装置を示す従来例である。
可変容量油圧ポンプ11の吐出油は、コントロールバルブ
21に内蔵の走行用のバルブ21Aと、バケット用のバルブ2
1Bと、ブーム(I)用のバルブ21Cと、アーム(II)用
のバルブ21Dとをそれぞれ介して不図示の走行用油圧モ
ータ,バケット油圧シリンダ,ブーム油圧シリンダと、
図示するアーム油圧シリンダ31に供給される。
また、可変容量油圧オンプ12の吐出油はコントロールバ
ルブ22に内蔵の旋回バルブ22Aと、アーム(I)用のバ
ルブ22Bと、ブーム(II)用のバルブ22Cと、作業アタッ
チメント用の予備のバルブ22Dと、走行用のバルブ22Eと
をそれぞれ介して不図示の旋回用油圧モータ,走行用油
圧モータ,バケット油圧シリンダ,ブーム油圧シリンダ
と、図示するアーム油圧シリンダ31および作業アタッチ
メント用油圧モータ32に供給される。
このような従来の油圧装置において、作業アタッチメン
ト非装着時はストップ弁1,2を開きストップ弁3,4を閉じ
る。不図示のアーム用操作部材の操作によりアーム
(I),(II)用のバルブ21Dおよび22Bを同時に操作す
ると油圧ポンプ11と12の吐出油が合流してアーム用油圧
シリンダ31に供給され、アーム用油圧シリンダ31は2つ
の油圧ポンプ11,12の合計流量に応じた速度で駆動され
る。作業アタッチメント装着時には、ストップ弁1,2を
閉じストップ弁3,4を開く。不図示の作業アタッチメン
ト用操作部材を操作するとアーム(II)用バルブ21Dと
予備のバルブ22Dとが同時に操作され、アーム(II)用
バルブ21Dから外部配管5,6を通って油圧ポンプ11の吐出
油が、予備のバルブ22Dから外部配管7,8を通って油圧ポ
ンプ12の吐出油がそれぞれ油圧モータ32に導かれるか
ら、作業アタッチメント用油圧モータ32も2つの油圧ポ
ンプ11,12の合計流量に応じた速度で駆動される。
このような従来装置において、作業アタッチメントとし
て例えば全旋回式破砕機や油圧バイブロハンマを使用す
るときには、2つの作業アタッチメント用アクチュエー
タが必要となり、第3図の油圧モータ32のほかに油圧シ
リンダを設置する必要がある。この場合、従来は次の
〜のようにして作業アタッチメント用油圧シリンダに
圧油を供給している。
油圧ポンプ11と走行右バルブ21Aとの間に分流弁を設
けて作業アタッチメント用油圧シリンダに圧油を供給す
る。
バケット用バルブ21Bとバケット油圧シリンダとの接
続を外し、代わりに作業アタッチメント用油圧シリンダ
を接続する。
第3の油圧ポンプを設置する。
C.発明が解決しようとする課題 しかしながら、では走行用の左右の油圧モータへの流
量が異なってしまい、作業機が斜行してしまう。また
ではバケット油圧シリンダと作業アタッチメント用油圧
シリンダとの複合操作ができない。さらにでは油圧ポ
ンプを交換する必要がり、高価である。
さらにまた、従来装置では、作業アタッチメント使用時
にアームが2ポンプ駆動できず、アーム速度が遅いとい
う欠点があった。加えて、作業アタッチメント使用時に
は外部配管7,8を取付け、使用後再び取り外さなくては
ならず、組立性が悪かった。
本発明の目的は、作業機が斜行せず、バケットとの複合
操作ができ、第3の油圧ポンプを必要とすることなく作
業アタッチメント用の2つの油圧アクチュエータを装着
し、その上、複合操作時のアーム速度をあげ、かつ組立
性の改善を図った作業機の油圧装置を提供することにあ
る。
D.課題を解決するための手段 請求項1に係る油圧装置を第1図に対応づけて説明する
と、その油圧装置は、第1および第2の油圧ポンプ11,1
2と、この第1の油圧ポンプ11からの圧油が前段のバル
ブ21A〜21Cを介して供給されその圧油をタンクへ連通す
る中立位置,その圧油を遮断するイ位置および通過させ
るロ位置に切り換えられる合流油制御用第1バルブ21D;
第2の油圧ポンプ12からアーム油圧シリンダ31へ流れる
圧油を制御するため中立位置,イ位置およびロ位置に切
り換えられるアーム制御用第2バルブ22B;およびこの第
2バルブ22Bの後段に配置され第1の作業アタッチメン
ト油圧アクチュエータ32へ流れる圧油を制御するため中
立位置,イ位置およびロ位置に切り換えられる作業アタ
ッチメント制御用第3バルブ22Dを内蔵する第1のコン
トロールバルブ120と、第1バルブ21Dの前段に配置され
るバルブ21A〜21Cをバイパスしてそのバルブが操作され
ても第1の油圧ポンプ11の吐出油を第2バルブ22Bに供
給するバイパス管路45と、このバイパス管路45から取り
出される圧油を制御して第2の作業アタッチメント油圧
アクツエータ37に供給する第2のコントロールバルブ12
1と、 第1バルブ21Dがイ位置にあるときに第1の油圧ポンプ1
1の吐出油を第2バルブ22Bの圧油供給側l6に導くアーム
用合流管路l7と、第1バルブ21Dがロ位置にあるときに
この第1バルブ21Dを通って第1の油圧ポンプ11の吐出
油を第3バルブ22Dの圧油供給側l11に導く作業アタッチ
メント用合流管路46と、アーム油圧シリンダ31をダンプ
側およびクラウド側に操作するために第1および第2バ
ルブ21D,22Bをイまたはロ位置に切り換える圧油を出力
するアーム用パイロットバルブ51と、第1の作業アタッ
チメント油圧アクチュエータ31を一方向側および他方向
側に操作するために第3バルブ22Dをイまたはロ位置に
切り換えるとともに第1バルブ21Dをロ位置に切り換え
る圧油を出力する作業アタッチメント用パイロットバル
ブ52と、作業アタッチメント用パイロットバルブ52と連
動して、アーム用パイロットバルブ51の操作に拘らず第
1バルブ21Dをロ位置に切り換える第1の切換手段53
と、第2のコントロールバルブ121に連動操作して、ア
ーム用パイロットバルブ51の操作に拘らず第1バルブ21
Dをロ位置に切り換える圧油を出力する第2の切換手段5
4とを具備することにより、上記目的を達成する。
請求項2の圧油装置を第2に対応づけて説明すると、こ
の油圧装置は、上述した第1および第2の油圧ポンプ1
1,12と、第1バルブ21D,第2バルブ22B,第3バルブ22D
を内蔵する第1のコントロールバルブ120と、バイパス
管路45と、第2のコントロールバルブ121と、アーム用
合流管路l7と、アーム用パイロットバルブ51と、第2の
コントロールバルブ121に連動操作されるアーム用パイ
ロットバルブ51の操作に拘らず第1バルブ21Dをロ位置
に切り換える圧油を送る切換手段56,57とを具備するこ
とにより、上述の目的を達成する。
E.作用 走行,バケット,ブームとアームの複合操作時に走行,
バケット,バーム用バルブ21A〜21Cをバイパスしてアー
ム油圧シリンダ31に油圧ポンプ11の圧油を送る外部配管
45から、2つめ目の作業アタッチメント油圧アクチュエ
ータ37の駆動圧油を取りだすようにしたので、従来のよ
うな左右走行油圧モータへ供給される油量の相違による
作業機の斜行が防止され、またバケットとの複合操作が
でき、さらに第3ポンプが不要となる。
第1バルブ21Dの圧油供給側管路l5がアーム用合流管路l
7で第2バルブ22Bの圧油供給側管路l6に接続されている
から、作業用パイロットバルブ52や第2のコントロール
バルブ121が操作されるときにも、管路l7を通って油圧
ポンプ11の圧油が第2バルブ22Bに導かれ、作業アタッ
チメント使用時にもアーム油圧シリンダ31を2ポンプ駆
動できる。
また、作業アタッチメント用合流管路46により第1バル
ブ21Dがロ位置にあるときにこの第1バルブ21Dを通って
第1の油圧ポンプ11の吐出油を第3バルブ22Dの圧油供
給側管路l11側に導くようにして作業アタッチメントの
2ポンプ駆動を実現しているから、作業アタッチメント
非使用時でもこの管路46を取り外す必要がなく、従来よ
りも組立性が向上する。
なお、本発明の構成を説明する上記D項およびE項で
は、本発明を分かり易くするために実施例の図を用いた
が、これにより本発明が実施例に限定されるものではな
い。
F.実施例 −第1の実施例− 第1図に基づいて本発明の一実施例について説明する。
なお、第3図と同様な箇所には同一の符号を付して相違
点を主に説明する。
120は第1のコントロールバルブであり、従来のコント
ロールバルブ21と22とを一体化したもので、上述した各
バルブ21A〜21Dおよび22A〜22Eを1つのバルブボディ内
に内蔵している。各バルブはそれぞれ対応する油圧アク
チュエータ31〜36に接続され、それぞれのアクチュエー
タの動作を制御する。また、121は第2のコントロール
バルブであり、作業アタッチメント油圧シリンダ37と接
続されその動作を制御する。ここでは、本発明に特に関
係するアーム油圧シリンダ31,作業アタッチメント油圧
モータ32および作業アタッチメント油圧シリンダ37の回
路について詳述する。
アーム油圧シリンダ31は外部配管41,42で、作業アタッ
チメント油圧モータ32は外部配管43,44でそれぞれコン
トロールバルブ120のポートP4,P5およびP7,P8に接続さ
れている。作業アタッチメント油圧シリンダ37は後述す
る外部配管45から分岐する外部配管47,可変絞り48およ
び電磁式コントロールバルブ121を介して油圧ポンプ11
と接続されている。この点が本発明の特徴部分である。
コントロールバルブ120の内部では、アーム(II)用バ
ルブ(第1バルブ)21Dの油圧出口ポートA,Bがそれぞれ
コントロールバルブ120のポートP3とP5に内部管路l1,l2
で接続されている。アーム(I)用バルブ(第2バル
ブ)22Bの圧油出口ポートAはコントロールバルブ120の
ポートP4に内部管路l3で接続され、油圧出口ポートBは
甘露l4を管路l2に合流させてコントロールバルブ120の
ポートP5に接続されている。さらに、アーム(II)用バ
ルブ21Dの圧油供給側管路l5とアーム(I)用バルブ22B
の圧油供給側管路l6とがアーム合流管路l7,チェック弁C
B1で接続されている。また、アーム(I)用バルブ22B
の圧油供給側管路l6は管路l8でコントロールバルブ120
のポートP2に接続され、そのポートP2は外部配管45でポ
ートP1に接続されている。ポートP1はコントロールバル
ブ120内部で管路l9を介して油圧ポンプ11と接続されて
いる。この管路l9,外部配管45,管路l8は走行,バケッ
ト,ブームとアームの複合操作時に走行,バケット,ブ
ーム用バルブをバイパスしてアーム油圧シリンダ31に油
圧ポンプ11の圧油を送るためのものである。
コントロールバルブ120のポートP3は外部配管46とチェ
ック弁CB2でポートP6に接続されている。ポートP6は内
部管路l10で予備バルブ(第3バルブ)22Dの圧油供給側
管路l11に接続されている。
油圧ポンプ11のバルブ郡のうちバケット用バルブ21Bの
圧油供給側管路l12と圧油出口側管路l13はバイパス管路
l14とチェック弁CB3で接続されている。一方、油圧ポン
プ12のバルブ群の圧油供給側管路と圧油出口側管路は走
行左用バルブを除いてそれぞれバイパス管路l15とチェ
ック弁により接続されている。
51はアーム用パイロットバルブ、52は作業アタッチメン
ト用パイロットバルブ、53は優先バルブであり、アーム
用パイロットバルブ51のダンプ側バルブ51aの出力ポー
トは、管路l21,優先バルブ53および管路l22によりアー
ム(II)用バルブ21Dの左側のパイロットポートに接続
されるとともに、管路l21,l23によりアーム(I)用バ
ルブ22Bの左側のパイロットポートに接続されている。
またクラウド側バルブ51bの出力ポートは、管路l24,シ
ャトル弁SH1,管路l25によりアーム(II)用バルブ21Dの
右側のパイロットポートに接続されるとともに、管路l2
6によりアーム(I)用バルブ22Bの右側のパイロットポ
ートに接続されている。
一方、作業アタッチメント用パイロットバルブ52の右側
のバルブ52aの出力ポートは、管路l34により予備バルブ
22Dの右側パイロットポートに接続されるとともに、管
路l31,シャトル弁SH2,管路l32,シャトル弁SH3,管路l27
により優先バルブ53のパイロットポートに接続され、さ
らに管路l27,シャトル弁SH1,管路l25によりアーム(I
I)用バルブ21Dの右側のパイロットポートに接続されて
いる。作業アタッチメント用パイロットバルブ52の左側
のバルブ52bの出力ポートも管路l33を通って同様に予備
バルブ22Dの左側パイロットポートに接続されるととも
に、優先バルブ53,アーム(II)用バルブ21Dの右側のパ
イロットポートにも上述と同様に接続されている。
また、54は、作業アタッチメント油圧シリンダ37のコン
トロールバルブ121の操作と連動する電磁式切換弁、55
は制御用油圧ポンプであり、電磁式切換弁54がロ位置に
切換わると油圧ポンプ55がシャトル弁SH3,管路l27を通
って優先バルブ53のパイロットポートに接続されるとと
もに、管路l27からシャトル弁SH1,管路l25を通ってアー
ム(II)用バルブ21Dの右側パイロットポートに接続さ
れる。
このように構成された油圧装置の動作を説明する。
(1)アーム単独操作 アーム用パイロットバルブ51をダンプ側に操作すると、
バルブ51aからその操作量に応じた大きさの圧油が出力
される。今、優先バルブ53は図示のイ位置にあるから、
この圧油は管路l21,l22と管路l21,l23をそれぞれ介して
アーム(II)用バルブ21Dとアーム(I)用バルブ22Bの
左側のパイロットポートに印加され、アーム(II)用バ
ルブ21D,アーム(I)用バルブ22Bはそれぞれイ位置に
切換わる。このとき、アーム(I)用バルブ22Bの圧油
供給側管路l6には旋回バルブ22Aを通って油圧ポンプ12
の圧油が導かれるとともに、バルブ21Dで遮断される油
圧ポンプ11の圧油は、内部管路l7あるいはl8により管路
l6に導かれて、合流した圧油がアーム(I)用バルブ22
Bを通って内部管路l3,外部配管42からアーム油圧シリン
ダ31のロッド側に流入して油圧シリンダ31は収縮する。
そして、油圧シリンダ31から外部配管41,内部管路l2,l
4,バルブ22Bを通ってタンクに、あるいは管路l2,バルブ
21Dを通ってタンクに油が排出される。したがって、油
圧シリンダ31は油圧ポンプ11,12の合計流量に即した速
度で収縮する。
アーム用パイロットバルブ51をクラウド側に操作する
と、バルブ51bからその操作量に応じた大きさの圧油が
出力される。この圧油は管路管路l24,シャトル弁SH1,管
路l25介してアーム(II)用バルブ21Dの右側のパイロッ
トポートに印加されるとともに、管路l26を介してアー
ム(I)用バルブ22Bの右側のパイロットポートに印加
され、アーム(II)用バルブ21D,アーム(I)用バルブ
22Bはそれぞれロ位置に切換わる。このとき、アーム
(I)用バルブ22Bの圧油供給側管路l6には油圧ポンプ1
2の圧油が導かれるとともに、内部管路l7あるいはl8に
より油圧ポンプ11の圧油も導かれ、アーム(I)用バル
ブ22Bを通って内部管路l4,l2,外部配管414からアーム油
圧シリンダ31のボトム側に合流した圧油が流入して油圧
シリンダ31は伸長する。そして、油圧シリンダ31から外
部配管42,内部管路l3,バルブ22Bを通ってタンクに排出
される。したがって、油圧シリンダ31は油圧ポンプ11,1
2の合計流量に即した速度で伸長する。
(2)作業アタッチメント単独操作 作業アタッチメント用パイロットパルブ52だけを操作
する場合: 作業アタッチメント用パイロットバルブ52を右側に操作
すると、バルブ52aからその操作量に応じた大きさの圧
油が出力される。これにより、管路l31,シャトル弁SH2,
管路l32,シャトル弁SH3,管路l27を通って優先バルブ53
のパイロットポートにパイロット圧が印加されるととも
に、管路l27,シャトル弁SH1,管路l25を通ってアーム(I
I)用バルブ21Dの右側のパイロットポートにパイロット
圧が印加される。このとき優先バルブ53がロ位置に切換
わりアーム(II)用バルブ21Dの左側のパイロットポー
トをタンクに連通するから、アーム(II)用バルブ21D
はロ位置に切換わる。その結果、予備バルブ22Dの圧油
供給側管路l11には、アーム(II)用バルブ21Dの圧油出
口ポートA,内部管路l1,外部配管46,内部管路l10を介し
て油圧ポンプ11の吐出油が導かれるとともに、油圧ポン
プ12の吐出油が旋回バルブ22A,アーム(I)用バルブ22
B,ブーム(II)バルブ22Cを介して導かれる。従って、
作業アタッチメント油圧モータ32には油圧ポンプ11と12
の合計流量が供給され、高速度で回転する。作業アタッ
チメント用パイロットバルブ52を左側に操作する場合
も、予備バルブ22Dが右側に切換わる以外は上述した動
作と同様にして作業アタッチメント油圧モータ32が回転
駆動される。
電磁式コントトールバルブ121を操作する場合: 不図示の操作レバーにより電磁式コントロールバルブ12
1を操作するとバルブ121は左右いずれかの位置に切換わ
る。このとき同時に電磁式切換弁54がロ位置に切換わ
り、油圧ポンプ55の圧油がシャトル弁SH3,管路l27を通
って優先バルブ53のパイロットポートに印加されるとと
もに、管路l27からシャトル弁SH1,管路l25を通ってアー
ム(II)用バルブ21Dの右側のパイロットポートに印加
される。このため、アーム(II)用バルブ21Dはロ位置
に切換わるので、油圧ポンプ11の吐出油は内部管路l9か
ら外部配管47に流入し、電磁式コントロールバルブ121
を通って作業アタッチメント油圧シリンダ37を伸縮す
る。
この状態で作業アタッチメント用パイロットバルブ52が
操作されると、油圧ポンプ11の吐出油の一部はアーム
(II)用バルブ21Dから外部配管46,予備バルブ22Dを通
って油圧モータ32に流入するから、作業アタッチメント
油圧モータ32と油圧シリンダ37を同時に駆動することが
できる。
(3)複合操作 作業アタッチメント用電磁式コントロールバルブ121が
操作されているときにアーム用パイロットバルブ51がダ
ンプ側に操作されると、優先バルブ53がロ位置にあるか
らタンプ側バルブ51aの出力パイロット圧はアーム
(I)用バルブ22Bの左側のパイロットポートにのみ印
加され、アーム(I)用バルブ22Bがイ位置に切換わ
る。その結果、アーム油圧シリンダ31には上述した経路
で油圧ポンプ11,12の合計流量が供給され、単独操作時
と同様に2ポンプで駆動される。このとき、上述したよ
うに外部配管47にも油圧ポンプ11の吐出油が流入するか
ら作業アタッチメント油圧シリンダ37も同時に駆動でき
る。
また、作業アタッチメント用パイロットバルブ52が操作
されているときにアーム用パイロットバルブ51がダンプ
側に操作されると、優先バルブ53がロ位置にあるからタ
ンプ側バルブ51aの出力パイロット圧はアーム(I)用
バルブ22Bの左側のパイロットポートにのみ印加され、
アーム(I)用バルブ22Bがイ位置に切換わる。その結
果、アーム油圧シリンダ31には上述した経路で油圧ポン
プ11,12の合計流量が供給され、単独操作時と同様に2
ポンプで駆動される。このとき、予備バルブ22Dの圧油
供給側管路l11には、アーム(II)用バルブ21Dから外部
配管46を通って油圧ポンプ11の吐出圧が導かれるととも
に、バイパス管路l15を通って油圧ポンプ12の吐出圧も
導かれる。したがって、油圧モータ32は単独操作時より
も遅いが油圧ポンプ11,12の合計流量に即した速度で駆
動される。
また、作業アタッチメント用電磁式コントロールバルブ
121あるいはパイロットバルブ52が操作されているとき
にアーム用パイロットバルブ51のクラウド側バルブ51b
が操作されると、その出力パイロット圧は管路l26を通
ってアーム(I)用バルブ22Bの右側のパイロットポー
トに印加され、アーム(I)用バルブ22Bがロ位置に切
換えられ、油圧ポンプ11,12の吐出油がアーム油圧シリ
ンダ31に供給され、同じく単独操作時と同様に油圧ポン
プ11,12の合計流量で油圧シリンダ31が駆動される。作
業アタッチメント油圧モータ32も同様に2ポンプ駆動さ
れるとともに、作業アタッチメント油圧シリンダ37も駆
動される。
このように以上の油圧装置においては、走行右バルブ21
A,バケットバルブ21B,ブーム(I)バルブ21Cが操作さ
れているときにアーム油圧シリンダ31の2ポンプ駆動を
補償する外部配管45から外部配管47を分岐させて作業ア
タッチメント油圧シリンダ37へ油圧ポンプ11の吐出油を
供給するようしたので、従来のように作業機が斜行した
り、バケットとの複合操作ができなくなったり、あるい
は第3の油圧ポンプを設置する必要がなくなる。
また、第1バルブ21Dの圧油供給側管路l5がアーム用合
流管路l7で第2バルブ22Bの圧油供給側管路l6に接続さ
れているから、作業用パイロットバルブ52が操作される
ときにも、管路l7を通って油圧ポンプ11の圧油が第2バ
ルブ22Bに導かれ、作業アタッチメント使用時にもアー
ム油圧シリンダ31を2ポンプ駆動できる。
さらに、作業アタッチメント用合流外部管路46により、
第1バルブ21Dがロ位置にあるときにこの第1バルブ21D
を通って第1の油圧ポンプ11の吐出油を第3バルブ22D
の圧油供給側管路l11側に導くようにして作業アタッチ
メント油圧モータ32のポンプ駆動を実現しているから、
作業アタッチメント非使用時でもこの管路46を取り外す
必要がなく、従来よりも組立性が向上する。
−第2の実施例− 第2図は他の実施例を示す。
第1図の実施例では、作業アタッチメント油圧モータ32
とアーム油圧シリンダ31の複合操作時に作業アタッチメ
ント油圧モータ32を優先させて2ポンプ駆動するように
したが、この実施例は、かかる作業アタッチメント油圧
モータ32の優先回路を省略したものである。第1図と同
様の箇所には同一の符号を付して相違点を中心に説明す
る。
56,57は、作業アタッチメント油圧シリンダ37の制御用
電磁式コントロールバルブ121の操作と連動する電磁式
切換弁であり、コントロールバルブ121が操作されると
各切換弁56,57はロ位置に切換わる。したがって、油圧
ポンプ55の吐出油はシャトル弁SH4,管路l25を通ってア
ーム(II)用バルブ21Dの左側パイロットポートに印加
される。このとき、バルブ21Dの右側のパイロットポー
トは、ロ位置に切換えられている切換弁57を介してタン
クに連通されるので、アーム(II)用バルブ21Dはロ位
置に切換わる。このため、油圧ポンプ11の吐出油はバル
ブ21Dを通って管路l1に流れ込むが、管路l1はポートP3
が封止されているから、管路47,コントロールバルブ121
を通って作業アタッチメント油圧シリンダ37に油圧ポン
プ11の圧油が供給される。このとき、アーム用パイロッ
トバルブ51をダンプ側またはクラウド側に操作すると、
各バルブ51a,51bの出力パイロット圧が管路l23またはl2
6を介してアーム(I),(II)用バルブ22B,21Dの各パ
イロットポートに印加されるから、バルブ22B,21Dがい
ずれかの方向に切換わりアーム油圧シリンダ31を油圧ポ
ンプ11,12の2ポンプで駆動できる。
なお、2つの作業アタッチメント用アクチュエータはい
ずれが油圧シリンダでも油圧モータでもよい。
G.発明の効果 本発明は以上のように構成したので、第3ポンプを設置
することなく、作業機が斜行せず、かつバケットとの複
合操作ができる作業機を提供できる。また、アームと作
業アタッチメントの複合操作時にアームを2ポンプ合流
で駆動できるからアーム速度が早くでき、もって、作業
アタッチメント使用時の作業効率が向上する。さらに、
作業アタッチメント使用時に第1および第2の油圧ポン
プを合流させるための配管を常時取付けておくことがで
き、作業アタッチメントを使用するたびに着脱する必要
がなく組立性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の第1,第2の実施例を示す
油圧回路図、第3図は従来例を示す油圧回路図である。 11:第1の油圧ポンプ、12:第2の油圧ポンプ 21D:アーム(II)用バルブ(第1バルブ) 22B:アーム(I)用バルブ(第2バルブ) 22D:作業アタッチメント用バルブ(第3バルブ) 31:アーム油圧シリンダ 32:作業アタッチメント油圧モータ 37:作業アタッチメント油圧シリンダ 45:バイパス外部配管、46:外部配管 47:外部配管、51:アーム用パイロットバルブ 52:作業アタッチメント用パイロットバルブ 53:優先バルブ、54:電磁式切換弁 55:油圧ポンプ、56,57:電磁式切換弁 120:第1のコントロールバルブ 121:第2のコントロールバルブ l5:第1バルブの圧油供給側管路 l6:第2バルブの圧油供給側管路 l7:アーム用合流管路 l11:第3バルブの圧油供給側管路
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭62−251504(JP,A) 特開 昭62−263711(JP,A) 特開 昭62−178631(JP,A) 特開 平3−5531(JP,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1および第2の油圧ポンプと、 この第1の油圧ポンプからの圧油が前段のバルブを介し
    て供給されその油圧をタンクへ連通する中立位置,その
    圧油を遮断するイ位置および通過させるロ位置に切り換
    えられる合流油制御用第1バルブ;前記第2の油圧ポン
    プからアーム油圧シリンダへ流れる圧油を制御するため
    中立位置,イ位置およびロ位置に切り換えられるアーム
    制御用第2バルブ;およびこの第2バルブの後段に配置
    され第1の作業アタッチメント油圧アクチュエータへ流
    れる圧油を制御するため中立位置,イ位置およびロ位置
    に切り換えられる作業アタッチメント制御用第3バルブ
    を内蔵する第1のコントロールバルブと、 前記第1バルブの前段に配置されるバルブをバイパスし
    てそのバルブが操作されても第1の油圧ポンプの吐出油
    を第2バルブに供給するバイパス管路と、 このバイパス管路から取り出される圧油を制御して第2
    の作業アタッチメント油圧アクチュエータに供給する第
    2のコントロールバルブと、 前記第1バルブがイ位置にあるときに前記第1の油圧ポ
    ンプの吐出油を前記第2バルブの圧油供給側に導くアー
    ム用合流管路と、 前記第1バルブがロ位置にあるときにこの第1バルブを
    通って前記第1の油圧ポンプの吐出油を前記第3バルブ
    の圧油供給側に導く作業アタッチメント用合流管路と、 アーム油圧シリンダをダンプ側およびクラウド側に操作
    するために前記第1および第2バルブをイまたはロ位置
    に切り換える圧油を出力するアーム用パイロットバルブ
    と、 第1の作業アタッチメント油圧アクチュエータを一方向
    側および他方向側に操作するために前記第3バルブをイ
    またはロ位置に切り換えるとともに前記第1バルブをロ
    位置に切り換える圧油を出力する作業アタッチメント用
    パイロットバルブと、 作業アタッチメント用パイロットバルブと連動して、前
    記アーム用パイロットバルブの操作に拘らず前記第1バ
    ルブをロ位置に切り換える圧油を出力する第1の切換手
    段と、 前記第2のコントロールバルブに連動操作して、前記ア
    ーム用パイロットバルブの操作に拘らず前記第1バルブ
    を前記ロ位置に切り換える圧油を出力する第2の切換手
    段とを具備することを特徴とする作業機の油圧装置。
  2. 【請求項2】第1および第2の油圧ポンプと、 この第1の油圧ポンプからの圧油が前段のバルブを介し
    て供給されその圧油をタンクへ連通する中立位置,その
    圧油を遮断するイ位置および通過させるロ位置に切り換
    えられる合流油制御用第1バルブ;前記第2の油圧ポン
    プからアーム油圧シリンダへ流れる圧油を制御するため
    中立位置,イ位置およびロ位置に切り換えられるアーム
    制御用第2バルブ;およびこの第2バルブの後段に配置
    され第1の作業アタッチメント油圧アクチュエータへ流
    れる圧油を制御するため中立位置,イ位置およびロ位置
    に切り換えられる作業アタッチメント制御用第3バルブ
    を内蔵する第1のコントロールバルブと、 前記第1バルブの前段に配置されるバルブをバイパスし
    てそのバルブが操作されても第1の油圧ポンプの吐出油
    を第2バルブに供給するバイパス管路と、 このバイパス管路から取り出される圧油を制御して第2
    の作業アタッチメント油圧アクチュエータに供給する第
    2のコントロールバルブと、 前記第1バルブがイ位置にあるときに前記第1の油圧ポ
    ンプの吐出油を前記第2バルブの圧油供給側に導くアー
    ム用合流管路と、 アーム油圧シリンダをダンブ側およびクラウド側に操作
    するために前記第1および第2バルブをイまたはロ位置
    に切り換えるアーム用パイロットバルブと、 前記第2のコントロールバルブに連動操作され前記アー
    ム用パイロットバルブの操作し拘らず前記第1バルブを
    前記ロ位置に切り換える圧油を送る切換手段とを具備す
    ることを特徴とする作業機の油圧装置。
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