JPH07103529B2 - 道路構造体 - Google Patents

道路構造体

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JPH07103529B2
JPH07103529B2 JP63109975A JP10997588A JPH07103529B2 JP H07103529 B2 JPH07103529 B2 JP H07103529B2 JP 63109975 A JP63109975 A JP 63109975A JP 10997588 A JP10997588 A JP 10997588A JP H07103529 B2 JPH07103529 B2 JP H07103529B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ゴルフ場、公園などの歩道や、林道、農道等
の道路構造体に関する。
(従来技術及びその解決すべき課題) 道路の新設又は延長工事、仮設工事に当っては、従来よ
りアスファルト又はコンクリートの舗装が行なわれてい
た。しかしながら、このような従来技術においては原材
料、基礎資材等の工事費が高く又傾斜地、狭い場所等の
場所によって機材の持ち込みが不可能となるなど問題と
なっていた。また、一時的な仮説道路として、簡単に土
砂を盛り、これを敷き均らす仮説道路の施工法も知られ
ている。しかしながら、この場合、地盤がゆるんだり、
雨量が多いと土砂が流されるなど問題となっていた。
(発明の目的) 従って、本発明は、施工が簡単で、工事費も比較的安
く、かつ能率的であるとともに、地盤のゆるみ、雨で流
れない安定性のある道路構造体を提供することを目的と
する。
(発明の構成) 本発明者は、上記目的を達成するため鋭意検討した結
果、ポリプロピレン(PP)又はポリエチレン(PE)等の
フラットヤーンクロスシートを主材とした基布を用い、
道路巾を有するクロスシートの両側に芯部を設けたシー
ト基布を道路用地に敷設し、そのシート基布の表面層に
土砂等の層を設けることにより上記目的が達成できるこ
とを見い出し、本発明に到ったものである。
以下、本発明について詳述する。
本発明の構造体に使用される熱可塑性フラットヤークク
ロスシートとしては、従来より公知のクロスシートが使
用される。
このクロスシートに使用される熱可塑性樹脂としては、
特に制限されないが、価格面でポリエチレン(PE)やポ
リプロピレン(PP)が好ましく、特にポリプロピレンフ
ラットヤーンから調製されたクロスシートが好ましい。
フラットヤーンの繊度は一般に800〜1500デニールであ
る。軟弱地盤、傾斜地などの場合には、繊度の大きいも
のが好ましく使用される。
フラットヤーンの緯糸又は経糸は、一般に8〜18本/イ
ンチの割合でクロスシートに使用される。軟弱地盤な
ど、強度が求められる場合には、打込本数は大きい方が
望ましい。
クロスシートの両側に設けられる芯部は、例えば、プラ
スチックや鉄などの金属からなるパイプ、ロープなどの
芯材を、クロスシートの両側に縫製するか、フラットヤ
ーンの緯糸又は経糸に織り込んだ後、熱融着するなどの
手段によって形成される。芯材の形状は特に問われず、
円断面、四角などの多角形断面などでもよい。
芯部の高さは、クロスシートの上に設ける土砂層などの
種類や、厚さに応じて変化させることができる。一般
に、2cm〜10cmの範囲である。
道路巾が広いとか、クロスシートに大きな圧力が作用す
るような軟弱地盤などの場合には、クロスシートの両側
の他に1本以上の芯部を設けてもよい。
また、クロスシートには、透水性を増大させるために穴
を形成してもよい。穴の大きさはクロスシートの打込本
数などによるクロスシートの空所部の割合に基づいて決
定することができる。
更に、クロスシートは連続したもの、一定の巾、又は長
さに揃えられた規格化製品とすることができる。一定の
長さを有するものを使用して長い道路用地に使用しよう
とする場合には、継ぎ目部分の下に例えばクロスシート
などの当布を置けばよい。また、巾の広い道路用の場
合、左右に2枚のクロスシートをずらせて重層すること
により、調整することができる。
クロスシートはそのまま道路用地に設置されるか、設置
後道路地表から芯部が突出しないように予め用地に一定
の深さの凹を設け、その凹内にクロスシートを設置して
もよい。
クロスシートの固定は、芯部を跨いで地中に突き刺るよ
うなU字型の金具など、種々のものを使用することがで
きる。一方、軟弱地盤などでは、長い杭を使用し、その
杭を打ち込んだ後、その杭の頭部に釘などによりシート
の芯部を固定することにより、固定の強度を改善するこ
ともできる。
クロスシートの上に設けられる土砂は、特に粒径の大き
な粒子が存在しないような均一な土砂が使用される。例
えば、山砂において、4mm以上の粒子が存在しないほぼ3
mm以下の粒子からなるものが好ましい。
また、土砂粘結体とは、特願昭63−26230号明細書(特
開平1−203252号)に開示されているような山砂、海
砂、川砂などの砂に、天然ゴム、合成ゴムなどのゴム弾
性を有するポリマーを有するラテックスを混合し、これ
を硬めたものをいう。
クロスシート上に土砂等の層を形成する場合、クロスシ
ートを道路用地に固定した後、土砂等を敷き均してもよ
く、また、クロスシートに土砂等を敷き均した後、クロ
スシートを固定してもよい。
(発明の効果) 本発明の構造体においては、クロスシートの両側に芯部
が設けられているので、雨が降っても、土砂等がクロス
シートから流出することはなく、芯部による補強効果に
より軟弱地盤に施工しても安定に土砂等を保持すること
ができる。また、道路の土面層を土砂粘結体又は砂入り
の人工芝を敷設施工した道路は雑草、ひび割れ防止効果
があり、美的で自然感を有する道路となる。更に、本発
明の構造体は、従来のアスファルトやコンクリートを使
用する場合に比べて材料費等が安く、しかも簡単に施工
することができる。
(実施例) 以下、図面により本発明の実施例について更に具体的に
説明する。
第1図は本発明の構造体に使用されるフラットヤーンク
ロスシート1が示されている。このフラットヤーンクロ
スシートの両側には、クロスシートの側部を管状に折り
返し、その内側に芯材としてポリプロピレンのチューブ
4′が挿入され、接着剤で固定された芯部4が設けられ
ている。このクロスシート1は、巾2mmのポリプロピレ
ンテープからなる経糸及び緯糸が平織によって形成され
たものである。この打込み数は1500デニールで縦横12×
10本/インチであった。このクロスシート1の中央部の
構造は第2図及び第3図に示される。
第4図には、第1図のフラットヤーンクロスシート1を
使用した本発明の道路構造体の一例が示されている。道
路巾を有するクロスシート1は止め具6により道路用地
7に固定されており、このクロスシート1の芯部4に挟
まれた部分には粒径5mm以上の粗粒子を含まない山砂を
敷き均し、押し固めた土砂層5が設けられている。この
道路構造体は、降雨の際にも土砂が芯部を越えて流出す
ることはなく、しかもアスファルトやコンクリートで固
定する場合よりも簡易かつ安価に施工することができ
た。
第4図における土砂層に代えて、以下のようにして調製
した土砂粘結体を使用した。即ち、粒径約0.3〜1.2mm、
平均粒径約0.75mm、真比重2.76、乾燥時の見掛け比重1.
51、乾燥時の空隙率43.2%の、比較的角の取れた不定形
の白色粒子と黒色粒子との混合物からなる海砂(含水率
は約6〜12%)、1kgに対して、全固形分が55%で、粘
度が38cpの有機過酸化物前加硫天然ゴム水分散体、300g
を加え、1〜2分間攪拌して均一な流動性の混合物を調
製し、この混合物をクロスシート1上に流し込み、2週
間ほど自然乾燥した。得られた土砂粘結体は、弾性及び
透水性を有しているので、歩行においても疲労が少な
く、また、水が溜ることがなく、従来のものよりも大変
すぐれていた。
第5図は、角度をもって設けられた本発明の道路構造体
を示す。角度の形成は、クロスシート1の一側部から内
部へ所定の角度で切り取ることによって行なうことがで
きる。
第6図には、別の本発明の態様が示されている。この実
施例では、第4図における土砂層の代わりに、人工芝を
設け、この人工芝に更に川砂を散布したものである。こ
の道路構造体は、自然の景観を持たせる上で有用であ
り、ゴルフ場にも直ちに使用できる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の道路構造体に正面図される両側に芯部
を有するフラットヤーンクロスシートを示す図であり、 第2図は第1図のクロスシートの部分拡大図であり、 第3図は第2図のA−A線による断面図であり、 第4図は本発明の道路構造体の一実施例を示す図であ
り、 第5図は角度をもって設けた道路構造体の一実施例を示
す図であり、そして 第6図は砂入り人工芝を利用した道路構造体を示す斜視
図である。 1……フラットヤーンクロスシート 2……経糸 3……緯糸 4、14……芯部 4′、14′……芯材 5……土砂層 6、16……止め具 7、17……道路用地 9……切り取り部 15……人工芝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】道路巾を有し、道路用地に固定された熱可
    塑性樹脂フラットヤーンクロスシートの上に、砂入り人
    工芝を設けた道路構造体であって、前記フラットヤーン
    クロスシートが少なくともその両側に芯部を有すること
    を特徴とする道路構造体。
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KR101033657B1 (ko) * 2010-08-20 2011-05-12 김동현 지반의 침하 억제 및 포장면의 변형 방지를 위한 도로포장재

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