JPH07103485A - ガス自動遮断器 - Google Patents

ガス自動遮断器

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JPH07103485A
JPH07103485A JP25632593A JP25632593A JPH07103485A JP H07103485 A JPH07103485 A JP H07103485A JP 25632593 A JP25632593 A JP 25632593A JP 25632593 A JP25632593 A JP 25632593A JP H07103485 A JPH07103485 A JP H07103485A
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JP
Japan
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gas
holder
valve body
spring
gas passage
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP25632593A
Other languages
English (en)
Inventor
A Oorabi Samuel
サミュエル・エイ・オオラビ
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Individual
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガス器具の過熱による火災を未然に防止する
ための構造が単純で動作が確実なガス遮断器を提供す
る。 【構成】 ガス通路を遮断方向に弾性的に付勢した弁体
の移動を、熱溶融性の保持体で阻止しておき、過熱時に
保持体が自然に溶融することにより弁体を遮断方向に自
動的に付勢する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガスレンジ、ガスコン
ロ等のガス器具の過熱による火災を未然に防止するため
のガス遮断器に関する。
【0002】
【従来の技術】都市ガスや液化天然ガス(LNガス)ま
たは液化プロパンガス(LPガス)を用いるガス器具
は、点火したままでその場を離れて忘れ、火災事故につ
ながる事例は多い。この安全対策としては、台所等のガ
ス器具の近傍に温度感知器を配置し、これを警報器によ
り警報するのが一般に普及した方法であり、ガス器具周
辺の異常な高温を関知してガスを自動的に遮断すること
は普及していない。これは感知器及び遮断器、並びに制
御回路を必要とし、構造が複雑高価になるためである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】温度感知器と警報器を
組み合わせる方法は間接的であり、安全性に欠ける問題
がある。一方、ガス器具周辺の異常な高温を関知してガ
スを自動的に遮断するために感知器、遮断器、並びに制
御回路の構造が複雑となり高価となる問題がある。本発
明はこうした問題を、単純な構造ではあるが、異常な高
温度の感知とガスの遮断を自動的に行うことができる自
動ガス遮断器により達成することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、ガス通路を有
する本体1と、前記本体に前記ガス通路を横断するよう
に形成されている弁案内孔と、前記案内孔に摺動自在に
嵌合され、前記ガス通路を連通させる貫通孔を有する弁
体と、前記貫通孔を前記ガス通路からはずしてガス通路
を遮断する方向へ前記弁体を付勢するばねと、該ばねに
抗して前記貫通孔を前記ガス通路に整列させておく位置
に前記弁体を保持するために前記本体と前記可動弁体の
間に介在されているワックス等の熱溶融性固形保持体
(ヒューズ)とよりなる、ガス自動遮断器である。
【0005】
【作用】本発明のガス遮断器を、ガス器具の周辺の、通
常の使用状態では固形保持体11が溶融しないが、異常
な輻射熱を受けて過熱した時には溶融する箇所に設置し
ておくと、正常使用状態では弁体は固形保持体によって
その貫通孔をガス通路に連通している。何らかの理由で
鍋等が過熱した時にはその輻射熱は固体保持体を溶融さ
せる。ばねが常時作用しているために弁体はばねに引か
れてガス通路を遮断する。
【0006】熱溶融性固形保持体は弁体の周りに嵌合さ
れる単一環状体でも良いが、好ましくは2分割環状体で
ある。これにより固形保持体の交換が容易に実行でき
る。熱溶融性固形保持体は所定の温度例えば60℃で溶
融するワックスである。また、弁体の一端部にはフラン
ジが形成され、ばねが本体と前記フランジとの間で圧縮
されている。他方、弁体の他端部にはワッシャー(抑え
部材)が取りつけてあり、熱溶融性固形保持体が本体と
前記ワッシャーとの間に介在されている。更に、熱伝導
を良くし固形保持体を均一に昇温するために、アルミニ
ウム等の熱伝導性の良い金属製のキャップを固形保持体
の周辺にかぶせても良い。
【0007】実施例 以下、本発明の実施例を詳しく説明する。ガス自動遮断
器は、1は本体であり、ガス用ゴム管をかぶせるのに適
した形状を有するガス入口15、ガス出口17と、内部
を貫通するガス通路3を有する。本体1には前記ガス通
路を横断するように弁案内孔5が形成されており、案内
孔5内には弁体7が摺動自在に嵌合されている。弁体7
にはガス通路3を連通させる貫通孔13が掲載されてお
り、弁体7の位置に応じてガス通路の開通及び遮断を行
う。弁体7の一端にはフランジ19が形成されており、
それと本体1の外周との間に圧縮ばね9が介在してい
る。ばね9は弁体7を、貫通孔13がガス通路3から外
れる位置に向けて弁体を常時付勢している。一方弁体3
の他端にはスリット21が形成してあり、そこにワッシ
ャー23が挿入されており、本体1の円形座部25とワ
ッシャー23との間に所定の高温度で溶融する熱溶融性
固形保持体(ヒューズ)11が保持されている。この固
形保持体は、図1のようにばね9に抗して貫通孔13を
ガス通路3に整列させた状態で弁体7を保持する。ま
た、熱溶融性固形保持体は図2(a)のように弁体の周
りに嵌合される単一環状体でも良いが、好ましくは図3
(b)のように2分割環状体11’、11”よりなる。
前者の場合には、ワッシャーはスリット21に挿脱でき
るような切欠部を必要とし、後者の場合にはスリット2
1内に定着できる。後者の場合には、ワッシャーを外さ
ないで固形保持体の交換が容易に実行できる。熱溶融性
固形保持体は所定の温度例えば60℃で溶融するワック
スその他熱可塑性樹脂等である。更に、熱伝導を良くし
固形保持体を均一に昇温するために、アルミニウム等の
熱伝導性の良い金属製のキャップ27を固形保持体の周
辺にかぶせる。
【0008】使用において、本発明のガス遮断器を、ガ
スレンジ等のガス器具の周辺で、通常の使用状態では固
形保持体11が溶融しないが、異常な輻射熱を受けて過
熱した時には溶融する箇所に設置しておくと、正常使用
状態では弁体7は固形保持体11によってその貫通孔1
3をガス通路3に連通している。何らかの理由で鍋等が
過熱し、その輻射熱がキャップ27を通して熱溶融性の
固形保持体11を溶融させる。そうすると、ばね9が常
時作用しているために弁体7はばねに引かれて図2の位
置に移動してガス通路3を遮断する。ガス遮断器を再設
定するには、キャップ27を外して溶融した保持体を除
去し、ばね9の作用に抗して弁体を引き上げ、新たな保
持体を図1の位置に挿入すれば良い。
【0009】
【発明の効果】以上のように本発明のガス遮断器は、ガ
ス器具の近傍の所定の箇所に設置しておくことにより、
異常な高温度を関知し、自動的に作働してガスを遮断す
ることができる。本装置は構造が極めて単純であるが確
実な作働が得られ、火災防止に極めて有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のガス流通状態にあるガス遮断器の断面
図である。
【図2】本発明のガス流通遮断状態にあるガス遮断器の
断面図である。
【図3】図形保持体の平面図で(a)は第1例を(b)
は第2例を示す。
【符号の説明】
1:本体 3:ガス通路 5:案内孔 7:弁体 9:ばね 11:熱溶融性固形保持体 13:貫通孔 19:フランジ 21:スリット 23:ワッシャー 25:座部 27:熱伝導性キャップ
【手続補正書】
【提出日】平成6年12月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】使用において、本発明のガス遮断器を、ガ
スレンジ等のガス器具の周辺で、通常の使用状態では固
形保持体11が溶融しないが、異常な輻射熱を受けて過
熱した時には溶融する箇所に設置しておくと、正常使用
状態では弁体7は固形保持体11によってその貫通孔1
3をガス通路3に連通している。何らかの理由で鍋等が
過熱し、その輻射熱がキャップ27を通して熱溶融性の
固形保持体11を溶融させる。そうすると、ばね9が常
時作用しているために弁体7はばねに引かれて図2の位
置に移動してガス通路3を遮断する。ガス遮断器を再設
定するには、キャップ27を外して溶融した保持体を除
去し、ばね9の作用に抗して弁体を引き上げ、新たな保
持体を図1の位置に挿入すれば良い。なお、図1のよう
に、本発明の上記機構の他に、シール用遊動ボール3
1、およびシールゴム32により、急激なガスの突出時
にのみ作用する安全装置を設けて二重の安全を講じても
良い
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ガス通路を有する本体と、前記本体に前
    記ガス通路を横断するように形成されている弁案内孔
    と、前記案内孔に摺動自在に嵌合され、前記ガス通路を
    連通させる貫通孔を有する弁体と、前記貫通孔を前記ガ
    ス通路からはずしてガス通路を遮断する方向へ前記弁体
    を付勢するばねと、該ばねに抗して前記貫通孔を前記ガ
    ス通路に整列させておく位置に前記弁体を保持するため
    に前記本体と前記可動弁体の間に介在されている熱溶融
    性固形保持体とよりなる、ガス自動遮断器。
  2. 【請求項2】 熱溶融性固形保持体は弁体の周りに嵌合
    される単一環状体または2分割環状体である請求項1の
    ガス自動遮断器。
  3. 【請求項3】 熱溶融性固形保持体は所定の温度で溶融
    するワックスである請求項1または2のガス自動遮断
    器。
  4. 【請求項4】 弁体の一端部にフランジが形成され、ば
    ねが本体と前記フランジとの間で圧縮されている請求項
    1ないし3のいずれかに記載のガス自動遮断器。
  5. 【請求項5】 弁体の他端部に抑え部材が形成され、熱
    溶融性固形保持体が本体と前記抑え部材との間に介在さ
    れている請求項4に記載のガス自動遮断器。
JP25632593A 1993-09-21 1993-09-21 ガス自動遮断器 Withdrawn JPH07103485A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25632593A JPH07103485A (ja) 1993-09-21 1993-09-21 ガス自動遮断器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP25632593A JPH07103485A (ja) 1993-09-21 1993-09-21 ガス自動遮断器

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07103485A true JPH07103485A (ja) 1995-04-18

Family

ID=17291108

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP25632593A Withdrawn JPH07103485A (ja) 1993-09-21 1993-09-21 ガス自動遮断器

Country Status (1)

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JP (1) JPH07103485A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200045630A (ko) * 2018-10-23 2020-05-06 동방새환경엔지니어링(주) 가연성 가스의 역화방지장치

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20200045630A (ko) * 2018-10-23 2020-05-06 동방새환경엔지니어링(주) 가연성 가스의 역화방지장치

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