JPH07103129A - 回転形アクチュエータ - Google Patents

回転形アクチュエータ

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JPH07103129A
JPH07103129A JP25150793A JP25150793A JPH07103129A JP H07103129 A JPH07103129 A JP H07103129A JP 25150793 A JP25150793 A JP 25150793A JP 25150793 A JP25150793 A JP 25150793A JP H07103129 A JPH07103129 A JP H07103129A
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JP
Japan
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housing
shape
driving member
heated
shape memory
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JP25150793A
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English (en)
Inventor
Kenichi Ito
賢一 伊藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転形アクチュエータにおいて、偏平径小化
を図る。 【構成】 ピン状電極8aに接している形状記憶合金か
らなる第1の駆動部材4に電流が流れると、該第1の駆
動部材4が自己発熱により温度上昇して回転軸3を矢印
A方向に回転させながら曲率が大の渦巻状の記憶形状に
変形する。これにより、第1の駆動部材4がピン状電極
8aから離れ、代わって同じく形状記憶合金からなる第
2の駆動部材5がピン状電極8bに接する。すると、第
2の駆動部材5に電流が流れ、該第2の駆動部材5が自
己発熱して温度上昇し、回転軸3を矢印Aとは反対方向
に回転させながら曲率が小の渦巻状の記憶形状に変形す
る。これにより、第1の駆動部材4が再びピン状電極8
aに接する、ということを繰り返す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は形状記憶部材により回転
軸を正逆回転させる構成の回転形アクチュエータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、正逆方向の回転運動を取り出すた
めの回転形アクチュエータとしては、一般にモータ、例
えばステッピングモータが用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、ステッピン
グモータはハウジング内にコイルを巻装したステータお
よび永久磁石形のロータを配設する構造であるため、軸
方向にも径方向にも小形化して偏平径小に構成する場
合、コイルや永久磁石の配置スペースが極く小さくな
り、そのような小スペースに配置し得る極く小形のコイ
ルや永久磁石を製造することが難しく、従って偏平径小
化には限度がある。
【0004】本発明は上記の事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、偏平径小化を容易に達成できる回転形
アクチュエータを提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の回転形アクチュ
エータは、ハウジングと、このハウジングに支持された
回転軸と、両端部がそれぞれ前記ハウジングと回転軸と
に連結された形状記憶部材により構成され、所定温度に
加熱されると記憶した形状となって回転軸を一方向に回
転させる第1の駆動部材と、両端部がそれぞれ前記ハウ
ジングと回転軸とに連結された形状記憶部材により構成
され、所定温度に加熱されると記憶した形状になって回
転軸を他方向に回転させる第2の駆動部材と、前記第1
および第2の駆動部材を交互に加熱する加熱手段とから
構成したことを特徴とするものである(請求項1)。
【0006】また、ハウジングと、このハウジングに支
持された回転軸と、渦巻き状に形成された形状記憶部材
から構成されて両端部がそれぞれ前記ハウジングと回転
軸とに連結され、所定温度に加熱されると記憶した形状
となって回転軸を一方向に回転させる第1の駆動部材
と、渦巻き状に形成された形状記憶部材から構成されて
その渦巻き方向が前記第1の駆動部材と逆となるように
両端部がそれぞれ前記ハウジングと回転軸とに連結さ
れ、所定温度に加熱されると記憶した形状となって回転
軸を他方向に回転させる第2の駆動部材と、前記第1お
よび第2の形状記憶部材を交互に加熱する加熱手段とか
ら構成することができる(請求項2)。
【0007】更に、ハウジングと、このハウジングに支
持された回転軸と、両端部がそれぞれ前記ハウジングと
回転軸とに連結された可逆形の形状記憶部材から構成さ
れ、所定の高温側温度に加熱されると記憶した形状にな
って回転軸を一方向に回転させると共に、所定の低温側
温度に冷却されると記憶した別の形状になって回転軸を
他方向に回転させる駆動部材と、この駆動部材が前記所
定の低温度となることにより、前記回転軸が前記他方向
に回転された状態で駆動部材を加熱する加熱手段とから
構成しても良い(請求項3)。
【0008】この場合、駆動部材を形状記憶合金により
構成し、加熱手段を、駆動部材に電流を流すことにより
該駆動部材を発熱させる構成の電流供給手段から構成し
ても良い(請求項4)。また、加熱手段としては、光を
駆動部材に照射することにより該駆動部材を加熱する光
照射手段により構成することもできる(請求項5)。
【0009】
【作用】第1および第2の駆動部材が加熱手段により交
互に加熱されると、それら第1および第2の駆動部材が
交互に記憶した形状になるので、回転軸が一方向および
他方向に回転駆動される(請求項1,2)。
【0010】また、駆動部材が加熱手段により加熱され
ると、駆動部材が高温側記憶形状に変形し、これにより
回転軸が一方向に回転駆動される。その後、駆動部材が
冷えると、低温度側記憶形状に変形し、これにより回転
軸が他方向に回転駆動される。このような駆動部材の加
熱冷却の繰り返しにより回転軸が正逆回転される(請求
項3)。
【0011】このように形状記憶部材からなる駆動部材
により回転軸を正逆方向に回転させることができるの
で、偏平径小化を容易に達成できる。また、加熱手段を
電流供給手段、光照射手段から構成することにより、加
熱手段によって偏平径小化が妨げられることがない。
【0012】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例につき図1ない
し図5を参照しながら説明する。図1および図2に示す
ように、偏平なリング状のハウジング1の両端部には軸
受2,2が設けられ、この両軸受2,2間に回転軸3が
支持されている。また、ハウジング1内には第1および
第2の駆動部材4および5が配置されている。
【0013】これら第1および第2の駆動部材4および
5は非可逆形の形状記憶部材例えば形状記憶合金により
細い帯状に形成されている。そして、第1の駆動部材4
は図4に示すような曲率の大(曲率半径の小)なる渦巻
状の形状を記憶しており、例えば80℃に加熱される
と、その記憶した形状に変形する。また、第2の駆動部
材5は図5に示すような曲率の小(曲率半径の大)なる
渦巻状の形状を記憶しており、例えば80℃に加熱され
ると、その記憶した形状に変形する。
【0014】かかる第1および第2の駆動部材4および
5は断熱性および可撓性を有する帯状絶縁体6を介して
貼り合わされている。そして、第1および第2の駆動部
材4および5の両端部はそれぞれハウジング1および回
転軸3に連結されている。
【0015】一方、第1および第2の駆動部材4および
5のハウジング1側の端部には電極7が接続されてい
る。また、ハウジング1の一端部の内側には一対のピン
状電極8a,8bが設けられており、この一対のピン状
電極8a,8b間に第1および第2の駆動部材4および
5の途中部分が介在されている。そして、電極7とピン
状電極8,8とは電源に接続されて加熱手段としての電
流供給手段9を構成している。なお、第1および第2の
駆動部材4および5、電極7、ピン状電極8a,8bと
ハウジング1、回転軸3とは絶縁されている。
【0016】次に上記構成の作用を説明する。今、図1
に示すように、第1および第2の駆動部材4および5が
曲率の小なる形状(第2の駆動部材5の記憶形状)に伸
びていて第1の駆動部材4がピン状電極8aに接触して
いるものとし、この状態で電極7およびピン状電極8
a,8b間に電圧を印加したとする。すると、第1の駆
動部材4に電流が流れ、ジュール熱により第1の駆動部
材4自身が発熱する。そして、第1の駆動部材4が略8
0℃になると、該第1の駆動部材4は第2の駆動部材5
を巻き締め方向(曲率が大となる方向)に変形させなが
ら、図4に示す曲率が大なる記憶形状に変形する。この
第1の駆動部材4の変形により、回転軸3が一方向たる
矢印A方向に回転する。
【0017】このようにして第1の駆動部材4が回転軸
3を矢印A方向に回転させながら自身の記憶形状に変形
すると、図3に示すように、第1の駆動部材4はピン状
電極8aから離れ、代わって第1の駆動部材4により巻
き締め方向に変形された第2の駆動部材5がピン状電極
8bに接触するようになる。すると、第2の駆動部材5
に電流が流れ、ジュール熱により第2の駆動部材5自身
が発熱する。そして、第2の駆動部材5が略80℃にな
ると、該第2の駆動部材5は自然冷却により温度低下し
た第1の駆動部材5を緩め方向(曲率が小となる方向)
に変形させながら、図5に示す曲率が小なる記憶形状に
変形する。この第2の駆動部材5の変形により、回転軸
3が他方向たる矢印Aとは反対方向に回転する。
【0018】この第2の駆動部材5の変形により、図1
に示すように、第2の駆動部材5がピン状電極8bから
離れ、代わって第1の駆動部材4がピン状電極8aに接
する状態に戻り、再び第1の駆動部材4が回転軸3を矢
印A方向に回転させながら記憶形状に変形する。そし
て、この第1の駆動部材4の変形により、第2の駆動部
材5がピン状電極8bに接すると、再び第2の駆動部材
5が回転軸3を矢印Aとは反対方向に回転させながら記
憶形状に変形する。このような動作が電極7とピン状電
極8a,8bとの間に電圧が印加されている間、継続し
て行われ、これにより回転軸3が矢印A方向およびこれ
とは反対方向に正逆回転する。
【0019】このように本実施例によれば、ハウジング
1と回転軸3との間には、第1および第2の駆動部材4
および5を設けるだけで済むので、ハウジングの内側に
ステータを設け、回転軸に永久磁石を設けねばならない
ステッピングモータとは異なり軸方向にも径方向にも容
易に小形化できる。
【0020】しかも、そのような軸方向、径方向の小形
化を図っても、第1および第2の駆動部材4および5は
形状記憶合金製であるから、コイルや永久磁石とは異な
り小さな髭状に形成することは容易であり、従って回転
形アクチュエータを全体として十分に小形化することが
できる。
【0021】また、第1および第2の駆動部材4および
5を加熱する手段をそれら駆動部材4,5自身に電流を
流して自己発熱させる電流供給手段9により構成したの
で、駆動部材4,5を別のヒータにより加熱するものに
比べて、ヒータの配置スペースを設けずとも済み、加熱
手段が回転形アクチュエータの小形化の妨げとなるおそ
れがない。
【0022】図6ないし図8は本発明の第2の実施例を
示すもので、上記第1の実施例と同一部分に同一符号を
付して異なる部分を説明する。この実施例が第1の実施
例と異なるところは、第1および第2の駆動部材4およ
び5を加熱する加熱手段を光照射手段によって構成した
ところにある。
【0023】すなわち、ハウジング1の一端部には窓1
0a,10bが形成され、この窓10a,10bに凸レ
ンズ11a,11bが嵌着されている。そして、ハウジ
ング1の外側に凸レンズ11a,11bに対向するヒー
タ用のランプ12a,12b(光照射手段)が設けられ
ている。
【0024】この構成において、図6に示すように第1
および第2の駆動部材4および5が伸びた状態にあると
き、ランプ12aからの光は凸レンズ11aにより絞ら
れて第1の駆動部材4に照射される。これにより、第1
の駆動部材4が照射光により熱せられ、第2の駆動部材
5を巻き締め方向に変形させながら、図8に示すように
変形すると、第2の駆動部材5にランプ12bからの光
が照射される。
【0025】すると、今度は第2の駆動部材5が照射光
に熱せられ、第1の駆動部材4を緩め方向に変形させな
がら、図6に示す記憶形状に変形する。これにより再び
第1の駆動部材4が照射光を受けて熱せられるようにな
る、というように第1および第2の駆動部材4および5
が照射光により交互に熱せられるようになり、これにて
回転軸3が矢印A方向およびこれとは反対方向に正逆回
転する。このように加熱手段を光照射手段たるランプ1
2に変えても、ハウジング1の大形化を招来するおそれ
はない。
【0026】図9ないし図11は本発明の第3の実施例
を示すもので、前記第1の実施例と同一部分には同一符
号を付して異なる部分を説明する。図9および図10に
示すように、ハウジング1と回転軸3との間には第1お
よび第2の駆動部材13および14が設けられている。
両駆動部材13,14は形状記憶部材例えば形状記憶合
金により渦巻状に形成され、例えば80℃に加熱される
と、曲率の大なる記憶形状に変形する。そして、両駆動
部材13,14は渦巻き方向が互いに逆となるように配
置され、両端部がそれぞれハウジング1および回転軸3
に連結されている。
【0027】そして、ハウジング1の一端部に両駆動部
材13,14に対応して一対のピン状電極15a,15
bが設けられていると共に、両駆動部材13,14のハ
ウジング1側の一端部には電極16a,16bが設けら
れている。そして、ピン状電極15a,15bおよび電
極16a,16bは電源に接続されて加熱手段としての
電流供給手段17として構成されている。
【0028】上記構成において、今、図9に示すよう
に、第1の駆動部材13が曲率の小なる状態に伸びてピ
ン状電極15aに接触し、第2の駆動部材14が曲率の
大なる状態にあってピン状電極15bから離れていると
する。
【0029】この状態でピン状電極15a,15bと電
極16a,16bとの間に電圧が印加されると、第1の
駆動部材13に電流が流れて該第1の駆動部材13が自
己発熱する。そして、第1の駆動部材13が略80℃に
なると、第2の駆動部材14を緩め方向に変形させなが
ら、図11に示すように記憶形状に変形する。これによ
り、第1の駆動部材13がピン状電極15aから離れ、
代って第2の駆動部材14がピン状電極15bに接触す
るようになるため、今度は第2の駆動部材14に電流が
流れて自己発熱するようになる。そして、第2の駆動部
材14が略80℃になると、第1の駆動部材13を緩め
方向に変形させながら、図9に示す記憶形状に変形し、
これにより第2の駆動部材14がピン状電極15bから
離れて第1の駆動部材13がピン状電極15aに接する
ようになる、ということを繰り返す。
【0030】そして、第1および第2の駆動部材13お
よび14が交互に記憶形状に変形することにより、回転
軸3が矢印A方向およびこれとは反対方向に正逆回転す
る。このように構成しても前記第1の実施例と同様の効
果を得ることができる上、第1および第2の駆動部材1
3および14としては同一構成の部材を使用して構成で
きる。
【0031】図12ないし図14は本発明の第4の実施
例を示すもので、上述の第3の実施例を示す図9ないし
図11と同一部分に同一符号を付して異なるところを説
明する。この実施例が第3の実施例と異なるところは、
加熱手段を光照射手段に代えたところにある。すなわ
ち、ハウジング1の一端部には第1および第2の駆動部
材13および14に対応する窓18a,18bが形成さ
れ、この窓18a,18bに凸レンズ19a,19bが
取り付けられている。そして、各凸レンズ19a,19
bに対応して光照射手段としてのヒータ用ランプ20
a,20bが配設されている。
【0032】このように構成において、第1の駆動部材
13が凸レンズ19aからの光照射により加熱されて図
14に示す記憶形状に変形すると、第2の駆動部材14
が凸レンズ19bからの光を受けるようになる。これに
より、第2の駆動部材14が図12に示す記憶形状に変
形すると、再び第1の駆動部材13が凸レンズ19aか
らの光を受けるようになる。従って、第1および第2の
駆動部材13および14は交互に記憶形状に変形し、回
転軸3を矢印A方向およびこれとは反対方向に正逆回転
する。
【0033】図15ないし図17は本発明の第5の実施
例を示すもので、前記第1の実施例と同一部分に同一符
号を付して異なるところを説明する。ハウジング1内に
は駆動部材21が1個のみ設けられている。この駆動部
材21は可逆形の形状記憶部材例えば形状記憶合金から
なるもので、所定の高温側温度例えば80℃に加熱され
ると、図17に示すように曲率の大なる渦巻き状の記憶
形状に変形し、所定の低温側温度例えば30℃に冷却さ
れると、図15に示す曲率の小なる渦巻き状の記憶形状
に変形する。そして、この駆動部材21の両端部はそれ
ぞれハウジング1および回転軸3に連結されている。
【0034】一方、ハウジング1の一端部にはピン状電
極22が駆動部材21の外側に位置するように設けられ
ており、このピン状電極22と駆動部材21のハウジン
グ1側の一端部に設けられた電極23とは電源に接続さ
れて加熱手段としての電流供給手段24として構成され
ている。
【0035】上記構成において、今、図15に示すよう
に駆動部材21が曲率の小なる伸びた状態にあってピン
状電極22に接触しているものとする。この状態でピン
状電極22と電極23との間に電圧が印加されると、駆
動部材21に電流が流れ、該駆動部材21が発熱する。
そして、駆動部材21が略80℃になると、図17に示
す高温側記憶形状に変形してピン状電極22から離れ
る。すると、駆動部材21は冷え、略30℃になると、
図15に示す低温側記憶形状に変形し、再びピン状電極
22に接触する、ということを繰り返す。このような駆
動部材21の高温側記憶形状と低温側記憶形状との間で
の変形が繰り返し行われることにより、回転軸3が矢印
A方向およびこれとは反対方向に繰り返し回転される。
この実施例によれば、駆動部材21を可逆形の形状記憶
合金により形成したので、1個の駆動部材21で回転軸
3を正逆回転させることができる。
【0036】図18ないし図20は本発明の第6の実施
例を示すもので、上記第5の実施例と同一部分に同一符
号を付して異なるところを説明する。この実施例では、
加熱手段を光照射手段としたところが第5の実施例と異
なる。すなわち、ハウジング1の一端部には窓25が設
けられ、この窓25に凸レンズ26が取り付けられてい
る。そして、凸レンズ26に対向して光照射手段として
のヒータ用ランプ27が配設されている。
【0037】この構成において、ランプ27の光が凸レ
ンズ26を通じて駆動部材21に照射されると、駆動部
材21が略80℃まで加熱されて図20に示す高温側記
憶形状に変形する。この変形により、駆動部材21は光
照射を受けなくなり、そして略30℃まで温度低下する
と、図18に示す低温側記憶形状に変形し、再びランプ
27の光を受けて加熱されるようになる、ということを
繰り返す。そして、この高温側記憶形状と低温側記憶形
状との間での変形の繰り返しにより、回転軸3が矢印A
方向およびこれとは反対方向に繰り返し回転される。こ
のよう構成しても上記第5の実施例と同様の効果を得る
ことができる。
【0038】なお、上記各実施例では、いずれも形状記
憶部材を形状記憶合金としたが、これは形状記憶樹脂で
あっても良い。また、光照射手段としてはランプ用のヒ
ータに限られず、レーザ装置であっても良い。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、形
状記憶部材からなる駆動部材により回転軸を正逆回転さ
せることができるので、偏平径小化を容易に達成でき
る。また、駆動部材を加熱する加熱手段を電流供給手
段、光照射手段により構成することにより、駆動部材の
加熱に欠くべからざる加熱手段によって偏平径小化が妨
げられるおそれがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す横断面図
【図2】縦断面図
【図3】図1とは異なる状態で示す横断面図
【図4】第1の駆動部材の記憶形状を示す平面図
【図5】第2の駆動部材の記憶形状を示す平面図
【図6】本発明の第2の実施例を示す横断面図
【図7】縦断面図
【図8】図6と異なる状態で示す横断面図
【図9】本発明の第3の実施例を示す横断面図
【図10】縦断面図
【図11】図9とは異なる状態で示す横断面図
【図12】本発明の第4の実施例を示す横断面図
【図13】縦断面図
【図14】図12とは異なる状態で示す横断面図
【図15】本発明の第5の実施例を示す横断面図
【図16】縦断面図
【図17】図15とは異なる状態で示す横断面図
【図18】本発明の第6の実施例を示す横断面図
【図19】縦断面図
【図20】図18とは異なる状態で示す横断面図
【符号の説明】
図面中、1はハウジング、3は回転軸、4は第1の駆動
部材、5は第2の駆動部材、6は帯状絶縁体、9は電流
供給手段(加熱手段)、12はランプ(光照射手段、加
熱手段)、13は第1の駆動部材、14は第2の駆動部
材、17は電流供給手段(加熱手段)、21はランプ
(光照射手段、加熱手段)、23は電流供給手段(加熱
手段)、27はランプ(光照射手段、加熱手段)であ
る。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングと このハウジングに支持された回転軸と、 両端部がそれぞれ前記ハウジングと回転軸とに連結され
    た形状記憶部材により構成され、所定温度に加熱される
    と記憶した形状となって回転軸を一方向に回転させる第
    1の駆動部材と、 両端部がそれぞれ前記ハウジングと回転軸とに連結され
    た形状記憶部材により構成され、所定温度に加熱される
    と記憶した形状になって回転軸を他方向に回転させる第
    2の駆動部材と、 前記第1および第2の駆動部材を交互に加熱する加熱手
    段とを具備してなる回転形アクチュエータ。
  2. 【請求項2】 ハウジングと このハウジングに支持された回転軸と、 渦巻き状に形成された形状記憶部材から構成されて両端
    部がそれぞれ前記ハウジングと回転軸とに連結され、所
    定温度に加熱されると記憶した形状となって回転軸を一
    方向に回転させる第1の駆動部材と、 渦巻き状に形成された形状記憶部材から構成されてその
    渦巻き方向が前記第1の駆動部材と逆となるように両端
    部がそれぞれ前記ハウジングと回転軸とに連結され、所
    定温度に加熱されると記憶した形状となって回転軸を他
    方向に回転させる第2の駆動部材と、 前記第1および第2の形状記憶部材を交互に加熱する加
    熱手段とを具備してなる回転形アクチュエータ。
  3. 【請求項3】 ハウジングと、 このハウジングに支持された回転軸と、 両端部がそれぞれ前記ハウジングと回転軸とに連結され
    た可逆形の形状記憶部材から構成され、所定の高温側温
    度に加熱されると記憶した形状になって回転軸を一方向
    に回転させると共に、所定の低温側温度に冷却されると
    記憶した別の形状になって回転軸を他方向に回転させる
    駆動部材と、 この駆動部材が前記所定の低温度となることにより、前
    記回転軸が前記他方向に回転された状態で駆動部材を加
    熱する加熱手段とを具備してなる回転形アクチュエー
    タ。
  4. 【請求項4】 駆動部材は形状記憶合金により構成さ
    れ、加熱手段は駆動部材に電流を流すことにより該駆動
    部材を発熱させる構成の電流供給手段により構成されて
    いることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記
    載の回転形アクチュエータ。
  5. 【請求項5】 加熱手段は光を駆動部材に照射すること
    により該駆動部材を加熱する光照射手段により構成され
    ていることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに
    記載の回転形アクチュエータ。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6484848B2 (en) * 2000-04-20 2002-11-26 Agency Of Industrial Science And Technology Continuous rotary actuator using shape memory alloy
JP2012067690A (ja) * 2010-09-24 2012-04-05 Oita Univ ダイヤフラム吸引ポンプ
DE102015111894A1 (de) * 2015-07-22 2017-01-26 Halla Visteon Climate Control Corporation Aktuator mit Formgedächtnisantrieb
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WO2017111744A1 (en) * 2015-12-25 2017-06-29 Oral Nahit Kursat Peristaltic pump working with lorentz force

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