JPH07102364B2 - プレストレス式ユニバーサル圧延機 - Google Patents
プレストレス式ユニバーサル圧延機Info
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- JPH07102364B2 JPH07102364B2 JP27456689A JP27456689A JPH07102364B2 JP H07102364 B2 JPH07102364 B2 JP H07102364B2 JP 27456689 A JP27456689 A JP 27456689A JP 27456689 A JP27456689 A JP 27456689A JP H07102364 B2 JPH07102364 B2 JP H07102364B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- roll
- housing
- rolling mill
- vertical
- lower housing
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Classifications
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B31/00—Rolling stand structures; Mounting, adjusting, or interchanging rolls, roll mountings, or stand frames
- B21B31/08—Interchanging rolls, roll mountings, or stand frames, e.g. using C-hooks; Replacing roll chocks on roll shafts
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B13/00—Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B31/00—Rolling stand structures; Mounting, adjusting, or interchanging rolls, roll mountings, or stand frames
- B21B31/02—Rolling stand frames or housings; Roll mountings ; Roll chocks
- B21B31/04—Rolling stand frames or housings; Roll mountings ; Roll chocks with tie rods in frameless stands, e.g. prestressed tie rods
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B13/00—Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories
- B21B13/08—Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories with differently-directed roll axes, e.g. for the so-called "universal" rolling process
- B21B13/10—Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories with differently-directed roll axes, e.g. for the so-called "universal" rolling process all axes being arranged in one plane
- B21B2013/106—Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories with differently-directed roll axes, e.g. for the so-called "universal" rolling process all axes being arranged in one plane for sections, e.g. beams, rails
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B31/00—Rolling stand structures; Mounting, adjusting, or interchanging rolls, roll mountings, or stand frames
- B21B31/08—Interchanging rolls, roll mountings, or stand frames, e.g. using C-hooks; Replacing roll chocks on roll shafts
- B21B31/14—Interchanging rolls, roll mountings, or stand frames, e.g. using C-hooks; Replacing roll chocks on roll shafts by pivotally displacing
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Metal Rolling (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、ロール組替が容易に行なえるプレストレス
式ユニバーサル圧延機に関する。
式ユニバーサル圧延機に関する。
［従来技術］ 一般に条鋼圧延工場では、多数の規格寸法のＨ形鋼、山
形鋼、溝形鋼あるいは鋼矢板等多品種の鋼材を同一圧延
ラインで圧延するのが普通であり、そのために要する圧
延ロールの組替を、容易にかつ短時間で行なわなければ
ならない。このため従来から種々の形式の圧延機が開発
されている。
形鋼、溝形鋼あるいは鋼矢板等多品種の鋼材を同一圧延
ラインで圧延するのが普通であり、そのために要する圧
延ロールの組替を、容易にかつ短時間で行なわなければ
ならない。このため従来から種々の形式の圧延機が開発
されている。
プレストレス式ユニバーサル圧延機は、上述したような
ニーズに基づき開発されたものであり、その構成は特公
昭53−10947号公報に記載のとおりのものである。この
プレストレス式ユニバーサル圧延機の構成を第６図およ
び第７図に基づいて説明すると、次のとおりである。す
なわち、このプレストレス式ユニバーサル圧延機におい
ては、ハウジングを上部ハウジング31と下部ハウジング
32の２部分に分割している。そして、上部ハウジング31
の両ウインド面33には軸受を内装した１対のロールチョ
ック34が上下方向に摺動可能に装着され、１対のロール
チョック34間には上水平ロール35が、その両頚部を１対
のロールチョック34に内装した軸受に回転自在に支承さ
れた状態で配置されている。ロールチョック34の上部に
はテーパコッタ36が配置され、このテーパコッタ36の厚
さを適宜選択することにより、水平ロールの径が変わっ
てもロールカリバーの位置が常にパスラインに位置する
ように調整することが可能である。さらにテーパコッタ
36の上部には同勾配を有するスライドコッタ37が配設さ
れ、このスライドコッタ37はウォームを有する回転軸38
を介してウォームギア39、モーター40により水平方向に
摺動可能に構成されている。上水平ロール35にかかる圧
延反力は、ロールチョック34からテーパコッタ36および
スライドコッタ37を介して吊具41を設けてある上部ハウ
ジング31に伝達される。また、ロールチョック34は、バ
ランスシリンダ42で上部に吊上げられている。
ニーズに基づき開発されたものであり、その構成は特公
昭53−10947号公報に記載のとおりのものである。この
プレストレス式ユニバーサル圧延機の構成を第６図およ
び第７図に基づいて説明すると、次のとおりである。す
なわち、このプレストレス式ユニバーサル圧延機におい
ては、ハウジングを上部ハウジング31と下部ハウジング
32の２部分に分割している。そして、上部ハウジング31
の両ウインド面33には軸受を内装した１対のロールチョ
ック34が上下方向に摺動可能に装着され、１対のロール
チョック34間には上水平ロール35が、その両頚部を１対
のロールチョック34に内装した軸受に回転自在に支承さ
れた状態で配置されている。ロールチョック34の上部に
はテーパコッタ36が配置され、このテーパコッタ36の厚
さを適宜選択することにより、水平ロールの径が変わっ
てもロールカリバーの位置が常にパスラインに位置する
ように調整することが可能である。さらにテーパコッタ
36の上部には同勾配を有するスライドコッタ37が配設さ
れ、このスライドコッタ37はウォームを有する回転軸38
を介してウォームギア39、モーター40により水平方向に
摺動可能に構成されている。上水平ロール35にかかる圧
延反力は、ロールチョック34からテーパコッタ36および
スライドコッタ37を介して吊具41を設けてある上部ハウ
ジング31に伝達される。また、ロールチョック34は、バ
ランスシリンダ42で上部に吊上げられている。
上部ハウジング31と下部ハウジング32とは、勾配のある
ガイド面43で左右位置が決定されるとともに、４本のテ
ンションバー44により圧着面45が形成され、上下部が一
体的に締結される。前記上水平ロール35の回転力による
水平方向反力は、ロールチョック34の側面から上部ハウ
ジング31のウインド面33を介して上部ハウジング31に伝
えられ、ガイド面43によって下部ハウジング32に伝えら
れ、さらにはソールプレート46を経て基礎に伝達され
る。上部ハウジング31のの最下端面47は、下部ハウジン
グ32に配置した垂直ロール48,49の各ロールチョック50
の上部ガイド面となっており、ロールチョック50が上部
方向に動かないようになっている。そして、上部ハウジ
ング31を取外すことにより、前記ロールチョック50を上
方に吊上げて取替えできるようになっている。垂直ロー
ル48,49は、軸受を介して前記ロールチョック50に装着
され、その圧延反力はロールチョック50、テーパコッタ
51,52を介して下部ハウジング32と一体的に構成された
ヨークに伝達される。前記テーパコッタ52の厚さは、圧
延する条鋼の規格、ロール径等によって適宜選択されて
前記ロールチョック50の後部に配設される。
ガイド面43で左右位置が決定されるとともに、４本のテ
ンションバー44により圧着面45が形成され、上下部が一
体的に締結される。前記上水平ロール35の回転力による
水平方向反力は、ロールチョック34の側面から上部ハウ
ジング31のウインド面33を介して上部ハウジング31に伝
えられ、ガイド面43によって下部ハウジング32に伝えら
れ、さらにはソールプレート46を経て基礎に伝達され
る。上部ハウジング31のの最下端面47は、下部ハウジン
グ32に配置した垂直ロール48,49の各ロールチョック50
の上部ガイド面となっており、ロールチョック50が上部
方向に動かないようになっている。そして、上部ハウジ
ング31を取外すことにより、前記ロールチョック50を上
方に吊上げて取替えできるようになっている。垂直ロー
ル48,49は、軸受を介して前記ロールチョック50に装着
され、その圧延反力はロールチョック50、テーパコッタ
51,52を介して下部ハウジング32と一体的に構成された
ヨークに伝達される。前記テーパコッタ52の厚さは、圧
延する条鋼の規格、ロール径等によって適宜選択されて
前記ロールチョック50の後部に配設される。
垂直ロール48,49の圧下は、テーパコッタ51をロッド53
を介してウォームギア54、チェーン55、モータ56によっ
て上下動することによって行なわれる。なお、ロールチ
ョック50は、ロールバランスシリンダ57によって外方に
引っ張られており、前記テーパコッタ51,52との間に隙
間を生じさせないようになっている。
を介してウォームギア54、チェーン55、モータ56によっ
て上下動することによって行なわれる。なお、ロールチ
ョック50は、ロールバランスシリンダ57によって外方に
引っ張られており、前記テーパコッタ51,52との間に隙
間を生じさせないようになっている。
下部ハウジング32に配備した下水平ロール58のまわりに
は、前述の上水平ロール35と同様に、ロールチョック5
9、テーパコッタ60,61、回転軸62、ウォームギア63等が
配備してあり、上水平ロール35、垂直ロール48,49を吊
だし、スピンドルカップリングを外すことにより、上方
に吊上げて取替えができるようになっている。前述の上
部ハウジング31と下部ハウジング32を締結しているテン
ションバー44は、下部ハウジング32に配備したコッタ64
でその下部が支持され、その上部螺切部分に油圧ナット
65を配置し、該ナットに油圧を与えて上下部ハウジング
を密着させた後、ナット66を回動して接面67を緊着させ
た後、油圧を除去するようにしている。スタンド下部に
は、その全重量を支持する車輪68を装着し、その下方に
昇降レール69を配設して前記スタンドおよび引出台車の
移動を可能としている。
は、前述の上水平ロール35と同様に、ロールチョック5
9、テーパコッタ60,61、回転軸62、ウォームギア63等が
配備してあり、上水平ロール35、垂直ロール48,49を吊
だし、スピンドルカップリングを外すことにより、上方
に吊上げて取替えができるようになっている。前述の上
部ハウジング31と下部ハウジング32を締結しているテン
ションバー44は、下部ハウジング32に配備したコッタ64
でその下部が支持され、その上部螺切部分に油圧ナット
65を配置し、該ナットに油圧を与えて上下部ハウジング
を密着させた後、ナット66を回動して接面67を緊着させ
た後、油圧を除去するようにしている。スタンド下部に
は、その全重量を支持する車輪68を装着し、その下方に
昇降レール69を配設して前記スタンドおよび引出台車の
移動を可能としている。
すなわち、油圧シリンダ70のラムに装着したスタンドク
ランプ71を後退させてから前記レール69を昇起させてス
タンドをソールプレート46から絶縁させて引出し、その
後に新ロール装置を載置した引出台車を入れて前記レー
ル69に移し、所定位置で該レール69を下降してソールプ
レート46と係合後に前記スタンドクランプ71で固定す
る。なお、ロール圧下機構は、前述のコッタ式のほかね
じ式でもよい。
ランプ71を後退させてから前記レール69を昇起させてス
タンドをソールプレート46から絶縁させて引出し、その
後に新ロール装置を載置した引出台車を入れて前記レー
ル69に移し、所定位置で該レール69を下降してソールプ
レート46と係合後に前記スタンドクランプ71で固定す
る。なお、ロール圧下機構は、前述のコッタ式のほかね
じ式でもよい。
［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、従来のプレストレス式ユニバーサル圧延
機においては、垂直ロールに作用する圧延反力を垂直ロ
ールチョックを介して支持するヨーク（以下、サイドハ
ウジングという）が下部ハウジングと一体的に形成され
ているため、下水平ロールを吊り上げるためには、その
ロール端部がサイドハウジングおよびそれに配備した圧
下装置と干渉しないようにしなければならない。したが
って、サイドハウジング72を第８図に示すようにスタン
ドの両側面に大きく張りだす構造にしなければならなか
った。そしてこのような構造にすると、垂直ロール48,4
9のミル剛性を必要な値に保つためにサイドハウジング7
2、圧下装置73のサイズを大きくせざるを得ず、不経済
な設計をよぎなくされていた。また、垂直ロール48,49
および下水平ロール58は上方に吊上げてから取替えなけ
ればならず、ロール組替に要する時間が必ずしも理想的
に短縮できているとはいえなかった。
機においては、垂直ロールに作用する圧延反力を垂直ロ
ールチョックを介して支持するヨーク（以下、サイドハ
ウジングという）が下部ハウジングと一体的に形成され
ているため、下水平ロールを吊り上げるためには、その
ロール端部がサイドハウジングおよびそれに配備した圧
下装置と干渉しないようにしなければならない。したが
って、サイドハウジング72を第８図に示すようにスタン
ドの両側面に大きく張りだす構造にしなければならなか
った。そしてこのような構造にすると、垂直ロール48,4
9のミル剛性を必要な値に保つためにサイドハウジング7
2、圧下装置73のサイズを大きくせざるを得ず、不経済
な設計をよぎなくされていた。また、垂直ロール48,49
および下水平ロール58は上方に吊上げてから取替えなけ
ればならず、ロール組替に要する時間が必ずしも理想的
に短縮できているとはいえなかった。
この発明は、従来技術の上記のような問題点を解消し、
ロール組替が短時間で行なえるプレストレス式ユニバー
サル圧延機を提供することを目的としている。
ロール組替が短時間で行なえるプレストレス式ユニバー
サル圧延機を提供することを目的としている。
［課題を解決するための手段］ この発明に係るプレストレス式ユニバーサル圧延機は、
ハウジングを上部ハウジングおよび下部ハウジングの２
部分に分割し、前者に上水平ロールを、後者には下水平
ロールおよび垂直ロールを装着し、上水平ロールの受け
る水平力を上部ハウジングを介して下部ハウジングに嵌
挿した合せ面を通して下部ハウジングで支持し、かつ上
部ハウジングの下端面を垂直ロールチョックのガイド面
として形成したプレストレス式ユニバーサル圧延機にお
いて、垂直ロールに作用する圧延反力を垂直ロールチョ
ックを介して支持するサイドハウジングを、下部ハウジ
ングに垂直ロールチョックの幅よりも大きい間隔をおい
て垂直方向に設けた２個の透孔に２本のピンにより係止
可能に構成するとともに、１本のピンを抜きさることに
より他方のピンを中心としてサイドハウジングを水平方
向に旋回可能に形成したものである。
ハウジングを上部ハウジングおよび下部ハウジングの２
部分に分割し、前者に上水平ロールを、後者には下水平
ロールおよび垂直ロールを装着し、上水平ロールの受け
る水平力を上部ハウジングを介して下部ハウジングに嵌
挿した合せ面を通して下部ハウジングで支持し、かつ上
部ハウジングの下端面を垂直ロールチョックのガイド面
として形成したプレストレス式ユニバーサル圧延機にお
いて、垂直ロールに作用する圧延反力を垂直ロールチョ
ックを介して支持するサイドハウジングを、下部ハウジ
ングに垂直ロールチョックの幅よりも大きい間隔をおい
て垂直方向に設けた２個の透孔に２本のピンにより係止
可能に構成するとともに、１本のピンを抜きさることに
より他方のピンを中心としてサイドハウジングを水平方
向に旋回可能に形成したものである。
［作用］ この発明に係るプレストレス式ユニバーサル圧延機は、
ハウジングを上部ハウジングおよび下部ハウジングの２
部分に分割し、前者に上水平ロールを、後者には下水平
ロールおよび垂直ロールを装着し、上水平ロールの受け
る水平力を上部ハウジングを介して下部ハウジングに嵌
挿した合せ面を通して下部ハウジングで支持し、かつ上
部ハウジングの下端面を垂直ロールチョックのガイド面
として形成したプレストレス式ユニバーサル圧延機にお
いて、垂直ロールに作用する圧延反力を垂直ロールチョ
ックを介して支持するサイドハウジングを、下部ハウジ
ングに垂直ロールチョックの幅よりも大きい間隔をおい
て垂直方向に設けた２個の透孔に２本のピンにより係止
可能に構成するとともに、１本のピンを抜きさることに
より他方のピンを中心としてサイドハウジングを水平方
向に旋回可能に形成している。したがって、従来のもの
と比較してサイドハウジングを極端に小さくでき、また
圧下スクリュウネジ、ロールバランスシリンダーのスト
ロークを短くできるため、圧延機を軽量化できかつ堅ロ
ール系のミル剛性を高めることができる。また、ロール
組替に際しては、従来どおり上部ハウジングと下部ハウ
ジングを連結するテンションバーをゆるめて上部ハウジ
ングを取りさり、上水平ロールを取り出した後、サイド
ハウジングを下部ハウジングに係止している２本のピン
のうちの１本を抜き出し、サイドハウジングを残ったピ
ンを中心として90度水平方向に回転することにより、垂
直ロールおよび下水平ロールをロールチョックごと水平
方向に引き出してやることができる。このため、従来の
ように垂直ロールを上方に吊り上げてから、下水平ロー
ルを上方に下部ハウジングから取り出すというような作
業がなくなるので、ロール組替が短時間で行なえる。
ハウジングを上部ハウジングおよび下部ハウジングの２
部分に分割し、前者に上水平ロールを、後者には下水平
ロールおよび垂直ロールを装着し、上水平ロールの受け
る水平力を上部ハウジングを介して下部ハウジングに嵌
挿した合せ面を通して下部ハウジングで支持し、かつ上
部ハウジングの下端面を垂直ロールチョックのガイド面
として形成したプレストレス式ユニバーサル圧延機にお
いて、垂直ロールに作用する圧延反力を垂直ロールチョ
ックを介して支持するサイドハウジングを、下部ハウジ
ングに垂直ロールチョックの幅よりも大きい間隔をおい
て垂直方向に設けた２個の透孔に２本のピンにより係止
可能に構成するとともに、１本のピンを抜きさることに
より他方のピンを中心としてサイドハウジングを水平方
向に旋回可能に形成している。したがって、従来のもの
と比較してサイドハウジングを極端に小さくでき、また
圧下スクリュウネジ、ロールバランスシリンダーのスト
ロークを短くできるため、圧延機を軽量化できかつ堅ロ
ール系のミル剛性を高めることができる。また、ロール
組替に際しては、従来どおり上部ハウジングと下部ハウ
ジングを連結するテンションバーをゆるめて上部ハウジ
ングを取りさり、上水平ロールを取り出した後、サイド
ハウジングを下部ハウジングに係止している２本のピン
のうちの１本を抜き出し、サイドハウジングを残ったピ
ンを中心として90度水平方向に回転することにより、垂
直ロールおよび下水平ロールをロールチョックごと水平
方向に引き出してやることができる。このため、従来の
ように垂直ロールを上方に吊り上げてから、下水平ロー
ルを上方に下部ハウジングから取り出すというような作
業がなくなるので、ロール組替が短時間で行なえる。
［実施例］ 本発明の１実施例のプレストレス式ユニバーサル圧延機
について第１図〜第５図により説明する。第１図は本発
明の１実施例のプレストレス式ユニバーサル圧延機のサ
イドハウジング部分の平面図、第２図は第１図のＡ−Ａ
断面図、第３図はサイドハウジング内に内蔵した垂直ロ
ールの圧下機構および垂直ロールのロールバランスシリ
ンダーの説明図、第４図は第３図のＢ−Ｂ断面図、第５
図はサイドハウジングを90度旋回した状態の説明図であ
る。本発明の１実施例のプレストレス式ユニバーサル圧
延機のサイドハウジング１は、垂直ロール２のロールチ
ョック３の幅よりも大きい間隔をおいて下部ハウジング
４に垂直方向に設けられた２個の透孔５に嵌装されたピ
ン６により下部ハウジング４に係止されるようになって
おり、ピン６の下部には、ピン６が抜け出さないように
抜出防止板７がピン止めされている。このサイドハウジ
ング１にはウォーム８とウォームギア９によって垂直ロ
ール２をロールチョック３ごとパスラインと直角方向に
移動させる垂直ロール圧下機構10と垂直ロール２のロー
ルチョック３を常にサイドハウジング１側に引っ張って
いるロールバランスシリンダー11を内蔵している。垂直
ロール圧下機構10は、前記ウォーム８、ウォームギア９
とウォームギア９の中心部に設けられた開孔にウォーム
ギア９の回転方向とは直交する方向に摺動自在に乾燥さ
れたスプライン軸12と、スプライン軸12の先端に取り付
けた圧下ヘッド13とから構成されており、スプライン軸
12の先端は凸球面になっており、この凸球面が圧下ヘッ
ド受圧面14の凹球面と接触しながら圧下をかけるような
構造となっており、圧下機構10とロールチョック３とは
連結されてはいない。またロールバランスシリンダー11
のシリンダーロッド15の先端は、第４図の断面図のよう
にロールチョック３に設けた切り欠き部16に導き入れら
れ、ピン17によりロールチョック３と連結される構造に
なっており、ピン17を抜き取るとロールバランスシリン
ダー11とロールチョック３とは切り離されるようになっ
ている。
について第１図〜第５図により説明する。第１図は本発
明の１実施例のプレストレス式ユニバーサル圧延機のサ
イドハウジング部分の平面図、第２図は第１図のＡ−Ａ
断面図、第３図はサイドハウジング内に内蔵した垂直ロ
ールの圧下機構および垂直ロールのロールバランスシリ
ンダーの説明図、第４図は第３図のＢ−Ｂ断面図、第５
図はサイドハウジングを90度旋回した状態の説明図であ
る。本発明の１実施例のプレストレス式ユニバーサル圧
延機のサイドハウジング１は、垂直ロール２のロールチ
ョック３の幅よりも大きい間隔をおいて下部ハウジング
４に垂直方向に設けられた２個の透孔５に嵌装されたピ
ン６により下部ハウジング４に係止されるようになって
おり、ピン６の下部には、ピン６が抜け出さないように
抜出防止板７がピン止めされている。このサイドハウジ
ング１にはウォーム８とウォームギア９によって垂直ロ
ール２をロールチョック３ごとパスラインと直角方向に
移動させる垂直ロール圧下機構10と垂直ロール２のロー
ルチョック３を常にサイドハウジング１側に引っ張って
いるロールバランスシリンダー11を内蔵している。垂直
ロール圧下機構10は、前記ウォーム８、ウォームギア９
とウォームギア９の中心部に設けられた開孔にウォーム
ギア９の回転方向とは直交する方向に摺動自在に乾燥さ
れたスプライン軸12と、スプライン軸12の先端に取り付
けた圧下ヘッド13とから構成されており、スプライン軸
12の先端は凸球面になっており、この凸球面が圧下ヘッ
ド受圧面14の凹球面と接触しながら圧下をかけるような
構造となっており、圧下機構10とロールチョック３とは
連結されてはいない。またロールバランスシリンダー11
のシリンダーロッド15の先端は、第４図の断面図のよう
にロールチョック３に設けた切り欠き部16に導き入れら
れ、ピン17によりロールチョック３と連結される構造に
なっており、ピン17を抜き取るとロールバランスシリン
ダー11とロールチョック３とは切り離されるようになっ
ている。
このようなサイドハウジングの構造において、上水平ロ
ールを取りさった後垂直ロールを下部ハウジング４から
抜き出す場合には、圧下機構10の圧下ヘッド13を最もサ
イドハウジング１に近い位置まで戻しておくと同じに、
ピン17を抜き取りロールチョック３とロールバランスシ
リンダー11との縁を切っておく。そして、ピン６のうち
の１本を抜き出し、第５図のように残ったピン６のまわ
りにサイドハウジング１を90度水平方向に旋回してや
る。こうしてやることにより、下部ハウジング４の側面
側には何も存在するものがなくなるので、垂直ロール２
のロールチョック３および下水平ロールを台車や引き出
し装置を用いて、下部ハウジング４の側面側に引き出し
てやることができる。
ールを取りさった後垂直ロールを下部ハウジング４から
抜き出す場合には、圧下機構10の圧下ヘッド13を最もサ
イドハウジング１に近い位置まで戻しておくと同じに、
ピン17を抜き取りロールチョック３とロールバランスシ
リンダー11との縁を切っておく。そして、ピン６のうち
の１本を抜き出し、第５図のように残ったピン６のまわ
りにサイドハウジング１を90度水平方向に旋回してや
る。こうしてやることにより、下部ハウジング４の側面
側には何も存在するものがなくなるので、垂直ロール２
のロールチョック３および下水平ロールを台車や引き出
し装置を用いて、下部ハウジング４の側面側に引き出し
てやることができる。
本発明の１実施例のプレストレス式ユニバーサル圧延機
においては、上述したようにして垂直ロールおよび下水
平ロールの抜き出しができるので、従来のプレストレス
式ユニバーサル圧延機の場合と比較して、ロール組替に
要する時間が短くてすむ。
においては、上述したようにして垂直ロールおよび下水
平ロールの抜き出しができるので、従来のプレストレス
式ユニバーサル圧延機の場合と比較して、ロール組替に
要する時間が短くてすむ。
なお、サイドハウジングは当然のことながら下部ハウジ
ングのそれぞれの側面にあるのであるが、構造的に同じ
なので、片側のサイドハウジングの説明のみにとどめ
た。
ングのそれぞれの側面にあるのであるが、構造的に同じ
なので、片側のサイドハウジングの説明のみにとどめ
た。
［発明の効果］ この発明により、プレストレス式ユニバーサル圧延機の
コンパクト化ができ、かつロール組替が短時間に、しか
も安全に行なえる。
コンパクト化ができ、かつロール組替が短時間に、しか
も安全に行なえる。
第１図は本発明の１実施例のプレストレス式ユニバーサ
ル圧延機のサイドハウジング部分の平面図、第２図は第
１図のＡ−Ａ断面図、第３図はサイドハウジングに内蔵
した垂直ロールの圧下機構および垂直ロールのロールバ
ランスシリンダーの説明図、第４図は第３図のＢ−Ｂ断
面図、第５図はサイドハウジングを90度旋回した状態の
説明図、第６図は従来のプレストレス式ユニバーサル圧
延機の正面図、第７図は従来のプレストレス式ユニバー
サル圧延機の側面図、第８図は従来のサイドハウジング
の平面図である。 １……サイドハウジング、６……ピン、８……ウォー
ム、９……ウォームギア、10……ロール圧下機構、11…
…ロールバランスシリンダー、12……スプライン軸、13
……圧下ヘッド、15……シリンダーロッド、17……ピ
ン。
ル圧延機のサイドハウジング部分の平面図、第２図は第
１図のＡ−Ａ断面図、第３図はサイドハウジングに内蔵
した垂直ロールの圧下機構および垂直ロールのロールバ
ランスシリンダーの説明図、第４図は第３図のＢ−Ｂ断
面図、第５図はサイドハウジングを90度旋回した状態の
説明図、第６図は従来のプレストレス式ユニバーサル圧
延機の正面図、第７図は従来のプレストレス式ユニバー
サル圧延機の側面図、第８図は従来のサイドハウジング
の平面図である。 １……サイドハウジング、６……ピン、８……ウォー
ム、９……ウォームギア、10……ロール圧下機構、11…
…ロールバランスシリンダー、12……スプライン軸、13
……圧下ヘッド、15……シリンダーロッド、17……ピ
ン。
Claims (1)
- 【請求項１】ハウジングを上部ハウジングおよび下部ハ
ウジングの２部分に分割し、前者に上水平ロールを、後
者には下水平ロールおよび垂直ロールを装着し、上水平
ロールの受ける水平力を上部ハウジングを介して下部ハ
ウジングに嵌挿した合せ面を通して下部ハウジングで支
持し、かつ上部ハウジングの下端面を垂直ロールチョッ
クのガイド面として形成したプレストレス式ユニバーサ
ル圧延機において、垂直ロールに作用する圧延反力を垂
直ロールチョックを介して支持するサイドハウジング
を、下部ハウジングに垂直ロールチョックの幅よりも大
きい間隔をおいて垂直方向に設けた２個の透孔に２本の
ピンにより係止可能に構成するとともに、１本のピンを
抜きさることにより他方のピンを中心としてサイドハウ
ジングを水平方向に旋回可能に形成したことを特徴とす
るプレストレス式ユニバーサル圧延機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27456689A JPH07102364B2 (ja) | 1989-10-20 | 1989-10-20 | プレストレス式ユニバーサル圧延機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP27456689A JPH07102364B2 (ja) | 1989-10-20 | 1989-10-20 | プレストレス式ユニバーサル圧延機 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH03138005A JPH03138005A (ja) | 1991-06-12 |
| JPH07102364B2 true JPH07102364B2 (ja) | 1995-11-08 |
Family
ID=17543519
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP27456689A Expired - Lifetime JPH07102364B2 (ja) | 1989-10-20 | 1989-10-20 | プレストレス式ユニバーサル圧延機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07102364B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| AT406232B (de) * | 1995-09-28 | 2000-03-27 | Voest Alpine Ind Anlagen | Präzisionswalzgerüst |
| JP5247541B2 (ja) * | 2009-03-02 | 2013-07-24 | 新日鉄住金エンジニアリング株式会社 | 形鋼用多列圧延装置 |
-
1989
- 1989-10-20 JP JP27456689A patent/JPH07102364B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH03138005A (ja) | 1991-06-12 |
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