JPH0710234Y2 - 木材乾燥装置 - Google Patents
木材乾燥装置Info
- Publication number
- JPH0710234Y2 JPH0710234Y2 JP7646588U JP7646588U JPH0710234Y2 JP H0710234 Y2 JPH0710234 Y2 JP H0710234Y2 JP 7646588 U JP7646588 U JP 7646588U JP 7646588 U JP7646588 U JP 7646588U JP H0710234 Y2 JPH0710234 Y2 JP H0710234Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- dryer
- heat exchanger
- switching
- exhaust
- drying
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Drying Of Solid Materials (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、木材乾燥機の改良に関するが、とくにインタ
ーナルファンで湿度調整する型式の木材乾燥機の改良に
関する(以下、この周知の木材乾燥装置をI・F型乾燥
機と称す)。
ーナルファンで湿度調整する型式の木材乾燥機の改良に
関する(以下、この周知の木材乾燥装置をI・F型乾燥
機と称す)。
従来技術 I・F型乾燥機は、乾燥機(1′)内に一方向回転自在
な循環ファン(2′)を1台ごとに前後逆方向に向けて
乾燥機(1)の長手方向に多数台並設せしめ、かつ乾燥
機(1′)の上屋に給気筒(6′)及び排気筒(6″)
を配設し、それら給排気筒内に回転式ダンパー(5′)
を具備せしめた構成である。
な循環ファン(2′)を1台ごとに前後逆方向に向けて
乾燥機(1)の長手方向に多数台並設せしめ、かつ乾燥
機(1′)の上屋に給気筒(6′)及び排気筒(6″)
を配設し、それら給排気筒内に回転式ダンパー(5′)
を具備せしめた構成である。
考案が解決しようとする問題点 このI・F型乾燥機によるときは、以下のような問題点
がある。
がある。
(1)排熱回収手段を有していない。即ち、給排気筒内
に回転式ダンパー(5′)を具備しているも、回転式の
ために乾燥機の乾燥室内を密閉することができず、乾燥
室内の加熱空気が給排気筒が逃散していた。しかるに、
その逃散する加熱空気の熱を回収する手段を全く有して
いないため熱を無駄にしている。
に回転式ダンパー(5′)を具備しているも、回転式の
ために乾燥機の乾燥室内を密閉することができず、乾燥
室内の加熱空気が給排気筒が逃散していた。しかるに、
その逃散する加熱空気の熱を回収する手段を全く有して
いないため熱を無駄にしている。
(2)乾燥室内の高湿度維持が困難である。即ち、給排
気筒内の回転式ダンパーでは、乾燥室内を密閉すること
ができず、乾燥室内を高湿度に維持することがなかなか
難しい。
気筒内の回転式ダンパーでは、乾燥室内を密閉すること
ができず、乾燥室内を高湿度に維持することがなかなか
難しい。
(3)乾燥木材を濡らす心配がある。即ち、給排気筒
は、筒内外の温度差によって給排気筒の内外両面に水滴
が付着する。ところが、この付着水を排出するための手
段を有していないため、該付着水が水平板の継目,隙間
などから乾燥木材上に落下し、せっかく乾燥した木材を
濡らす心配がある。
は、筒内外の温度差によって給排気筒の内外両面に水滴
が付着する。ところが、この付着水を排出するための手
段を有していないため、該付着水が水平板の継目,隙間
などから乾燥木材上に落下し、せっかく乾燥した木材を
濡らす心配がある。
本考案は、かかる問題点に着目してなしたもので、熱交
換によって排熱を効果的に回収でき、また、乾燥室内の
高湿度維持が可能になり、さらに熱交換時の水滴で乾燥
木材を濡らす心配のない有益な木材乾燥装置の提供を目
的とする。
換によって排熱を効果的に回収でき、また、乾燥室内の
高湿度維持が可能になり、さらに熱交換時の水滴で乾燥
木材を濡らす心配のない有益な木材乾燥装置の提供を目
的とする。
問題点解決のための手段 上記目的を達成するために本考案がなした手段は、正逆
回転可能な循環ファンを有する乾燥機に外気導入口を有
する熱交換器を設置し、その熱交換器の内部下方に付着
水排出部材を配設すると共に、前記乾燥機内の湿度変化
に応じて自動開閉する湿度感応式ダンパーを有する前記
熱交換器の排出用高温多湿空気入口及び乾燥用暖気出口
を夫々介して連通させた切換ダンパー室を同熱交換器の
側方に設置し、且つ前記循環ファンの近くに夫々開設し
た乾燥機の給気口兼排気口を、前記切換ダンパー室を介
して前記排出用高温多湿空気入口及び乾燥用暖気出口に
夫々連通せしめると共に、同切換ダンパー室内の切換ダ
ンパーの切換を前記循環ファンの回転切換に同調せしめ
て、切換ダンパー室を経由する前記排出用高温多湿空気
入口と乾燥用暖気出口とに対する前記両給気口兼排気口
夫々の接続をその一方から他方に或いは他方から一方に
切換自在に構成した事である。
回転可能な循環ファンを有する乾燥機に外気導入口を有
する熱交換器を設置し、その熱交換器の内部下方に付着
水排出部材を配設すると共に、前記乾燥機内の湿度変化
に応じて自動開閉する湿度感応式ダンパーを有する前記
熱交換器の排出用高温多湿空気入口及び乾燥用暖気出口
を夫々介して連通させた切換ダンパー室を同熱交換器の
側方に設置し、且つ前記循環ファンの近くに夫々開設し
た乾燥機の給気口兼排気口を、前記切換ダンパー室を介
して前記排出用高温多湿空気入口及び乾燥用暖気出口に
夫々連通せしめると共に、同切換ダンパー室内の切換ダ
ンパーの切換を前記循環ファンの回転切換に同調せしめ
て、切換ダンパー室を経由する前記排出用高温多湿空気
入口と乾燥用暖気出口とに対する前記両給気口兼排気口
夫々の接続をその一方から他方に或いは他方から一方に
切換自在に構成した事である。
作用 外気導入口から熱交換器に導入される外気が、乾燥機の
吸気口兼排気口の一方から排出される高温多湿空気によ
って加熱され、乾燥用暖気となり、切換ダンパー室を経
由して乾燥機の吸気口兼排気口の他方から同乾燥機内に
送入される。乾燥機内は、湿度感応式ダンパーが機内湿
度の変化によって作動することにより、高湿度維持が可
能になる。熱交換器においては、熱交換によって発生し
た付着水が付着水排出部材によって排出され、乾燥中の
木材が濡れることを防止可能ならしめる。循環ファンの
回転切換えと切換ダンパーの切換えとが同時に行なわ
れ、乾燥機内への乾燥用暖気の送入と、乾燥機からの排
出用高温多湿空気の送出とを熱交換しながら、かつ乾燥
機の給気口兼排気口を切換えながら行なうことが可能に
なる。
吸気口兼排気口の一方から排出される高温多湿空気によ
って加熱され、乾燥用暖気となり、切換ダンパー室を経
由して乾燥機の吸気口兼排気口の他方から同乾燥機内に
送入される。乾燥機内は、湿度感応式ダンパーが機内湿
度の変化によって作動することにより、高湿度維持が可
能になる。熱交換器においては、熱交換によって発生し
た付着水が付着水排出部材によって排出され、乾燥中の
木材が濡れることを防止可能ならしめる。循環ファンの
回転切換えと切換ダンパーの切換えとが同時に行なわ
れ、乾燥機内への乾燥用暖気の送入と、乾燥機からの排
出用高温多湿空気の送出とを熱交換しながら、かつ乾燥
機の給気口兼排気口を切換えながら行なうことが可能に
なる。
実施例 乾燥機(1)は、第5図示のようなインターナルファン
型であり、天井及び壁体の材質は、鉄,コンクリート又
はコンクリートブロック,金属壁体及びサンドイッチパ
ネルのいずれであっても構わない。乾燥機(1)は、不
図示の断熱材サンドイッチパネルで構成した断熱性乾燥
機又は周知の全面放熱性乾燥機のいずれであっても構わ
ない。乾燥機(1)は、乾燥室内の上部に蒸気ヒーター
用加熱管(7)及び加熱蒸気用噴射管(8)を配設して
不図示の蒸気ボイラーに配管する。乾燥機(1)は、乾
燥室内の上部における加熱管(7)と噴射管(8)との
間に正逆回転可能な循環ファン(2)を配設し、かつ排
出用高温多湿空気と乾燥用暖気とを供給せしめたり、排
出せしめたりするための給気口兼排気口(6)を循環フ
ァン(2)と同数開設する。
型であり、天井及び壁体の材質は、鉄,コンクリート又
はコンクリートブロック,金属壁体及びサンドイッチパ
ネルのいずれであっても構わない。乾燥機(1)は、不
図示の断熱材サンドイッチパネルで構成した断熱性乾燥
機又は周知の全面放熱性乾燥機のいずれであっても構わ
ない。乾燥機(1)は、乾燥室内の上部に蒸気ヒーター
用加熱管(7)及び加熱蒸気用噴射管(8)を配設して
不図示の蒸気ボイラーに配管する。乾燥機(1)は、乾
燥室内の上部における加熱管(7)と噴射管(8)との
間に正逆回転可能な循環ファン(2)を配設し、かつ排
出用高温多湿空気と乾燥用暖気とを供給せしめたり、排
出せしめたりするための給気口兼排気口(6)を循環フ
ァン(2)と同数開設する。
循環ファン(2)は、正逆回転可能なモーターを有する
周知の構造で、乾燥機(1)の長手方向に給気口兼排気
口(6)と同数配設すると共に、該給気口兼排気口の近
くに配設し、タイマー,リレー,リミットスイッチなど
の電気系統で一定時間又は一定時分経過ごとに正回転と
逆回転とが切換わるように構成する。
周知の構造で、乾燥機(1)の長手方向に給気口兼排気
口(6)と同数配設すると共に、該給気口兼排気口の近
くに配設し、タイマー,リレー,リミットスイッチなど
の電気系統で一定時間又は一定時分経過ごとに正回転と
逆回転とが切換わるように構成する。
熱交換器(3)は、外筒(304)内の外気加熱路(306)
内に多数の細い放熱管(305)を平行配設して構成する
と共に、外筒(303)に外気導入口(301)を開設して構
成し、さらに該導入口配設側と対向側の外筒(304)に
排出用の高温多湿空気入口(302)を開設すると共に、
この多湿空気入口から外筒(304)の長さ方向に適宜間
隔をあけて乾燥用暖気出口(303)を開設して構成し、
また断熱材による断熱外装(13)を施して構成し、乾燥
機(1)の上屋に設置する。熱交換器(3)は、排出用
の高温多湿空気入口(302)及び乾燥用暖気出口(303)
を湿度感応式ダンパー(4)を介して夫々切換ダンパー
(5)用の切換ダンパー室(501)に連通せしめ、その
ダンパー室を断熱された断面積の異なるダクト(9)
(10)(11)で乾燥機(1)の給気口兼排気口(6)に
連通せしめて熱交換器(3)を乾燥機(1)の乾燥室に
連通せしめる。
内に多数の細い放熱管(305)を平行配設して構成する
と共に、外筒(303)に外気導入口(301)を開設して構
成し、さらに該導入口配設側と対向側の外筒(304)に
排出用の高温多湿空気入口(302)を開設すると共に、
この多湿空気入口から外筒(304)の長さ方向に適宜間
隔をあけて乾燥用暖気出口(303)を開設して構成し、
また断熱材による断熱外装(13)を施して構成し、乾燥
機(1)の上屋に設置する。熱交換器(3)は、排出用
の高温多湿空気入口(302)及び乾燥用暖気出口(303)
を湿度感応式ダンパー(4)を介して夫々切換ダンパー
(5)用の切換ダンパー室(501)に連通せしめ、その
ダンパー室を断熱された断面積の異なるダクト(9)
(10)(11)で乾燥機(1)の給気口兼排気口(6)に
連通せしめて熱交換器(3)を乾燥機(1)の乾燥室に
連通せしめる。
熱交換器(3)及び乾燥機(1)を上記のように構成す
れば、乾燥室で乾燥に使用された排出用の高温多湿空気
が給気口兼排気口(6)の一方→切換ダンパー室(50
1)→排出用高温多湿空気入口(302)→多数の細い放熱
管(305)→外気加熱→排出と流れ、一方、外気は外気
導入口(301)→外気加熱路(306)→加熱されて乾燥用
暖気となり乾燥用暖気出口(303)→切換ダンパー室(5
01)→給気口兼排気口(6)の他方→乾燥室と流れるこ
とが可能になる。熱交換器(3)の内部下方、即ち外筒
(304)内における放熱管(305)の下方及び外気加熱路
(306)の下方に付着水用の擂鉢状集水器(1201)およ
び排出管(1202)よりなる付着水排出部材(12)を設
け、熱交換によって放熱管(305)に発生付着した付着
水を集水器(1201)で受け、排出管(1202)で排出せし
め、付着水が給気口兼排気口(6)から乾燥室内に流入
しないように構成する。
れば、乾燥室で乾燥に使用された排出用の高温多湿空気
が給気口兼排気口(6)の一方→切換ダンパー室(50
1)→排出用高温多湿空気入口(302)→多数の細い放熱
管(305)→外気加熱→排出と流れ、一方、外気は外気
導入口(301)→外気加熱路(306)→加熱されて乾燥用
暖気となり乾燥用暖気出口(303)→切換ダンパー室(5
01)→給気口兼排気口(6)の他方→乾燥室と流れるこ
とが可能になる。熱交換器(3)の内部下方、即ち外筒
(304)内における放熱管(305)の下方及び外気加熱路
(306)の下方に付着水用の擂鉢状集水器(1201)およ
び排出管(1202)よりなる付着水排出部材(12)を設
け、熱交換によって放熱管(305)に発生付着した付着
水を集水器(1201)で受け、排出管(1202)で排出せし
め、付着水が給気口兼排気口(6)から乾燥室内に流入
しないように構成する。
湿度感応式ダンパー(4)は、乾燥室内の温度変化に応
じて自動開閉する部材で、詳しくは、乾燥室内の湿度が
設定温度よりも高くなったこと或は低くなったことを不
図示の湿度センサーが感知すると、ダンパー用モーター
(不図示)が自動的に始動し、前者の場合はダンパー
(4)が開き、後者の場合はダンパー(4)が閉じて嵌
装室内の湿度調整が行なわれ、設定湿度を高湿度に設定
しておけば、高湿度の維持が可能になる。
じて自動開閉する部材で、詳しくは、乾燥室内の湿度が
設定温度よりも高くなったこと或は低くなったことを不
図示の湿度センサーが感知すると、ダンパー用モーター
(不図示)が自動的に始動し、前者の場合はダンパー
(4)が開き、後者の場合はダンパー(4)が閉じて嵌
装室内の湿度調整が行なわれ、設定湿度を高湿度に設定
しておけば、高湿度の維持が可能になる。
ダンパー(4)は、熱交換器(3)の高温多湿空気入口
(302)及び乾燥用暖気出口(303)の内部に夫々設けら
れ、それら入口内及び出口内の両方のものが同時に一斉
開閉する。切換ダンパー(5)は、切換ダンパー室(50
1)内に回動自在に軸支せしめ、乾燥機(1)に開設し
た給気口兼排気口(6)を一方から他方にあるいは他方
から一方に切り替え、排出用高温多湿空気の排気方向を
変え、同時に乾燥用暖気の給気方向を変えることによっ
て、木材(W)に対する給排気方向を変えて均一な乾燥
を行ないえるように構成する。
(302)及び乾燥用暖気出口(303)の内部に夫々設けら
れ、それら入口内及び出口内の両方のものが同時に一斉
開閉する。切換ダンパー(5)は、切換ダンパー室(50
1)内に回動自在に軸支せしめ、乾燥機(1)に開設し
た給気口兼排気口(6)を一方から他方にあるいは他方
から一方に切り替え、排出用高温多湿空気の排気方向を
変え、同時に乾燥用暖気の給気方向を変えることによっ
て、木材(W)に対する給排気方向を変えて均一な乾燥
を行ないえるように構成する。
切換ダンパー(5)は、不図示の電気系統(タイマー,
リレー,リミットスイッチ等)によって循環ファン
(2)の回転切換えと同時に回動して給気口兼排気口
(6)を一方から他方に或は他方から一方に切換える。
リレー,リミットスイッチ等)によって循環ファン
(2)の回転切換えと同時に回動して給気口兼排気口
(6)を一方から他方に或は他方から一方に切換える。
切換ダンパー(5)用の切換ダンパー室(501)は、断
面積の異なるダクト(9)(10)(11)で給気口兼排気
口(6)に連通せしめる。即ち、該ダクトによる連通構
成は最も遠い給気口兼排気口(6)を小断面積のダクト
(9)で隣の給気口兼排気口(6)用の中断面積ダクト
(10)に連通せしめ、その中断面積ダクトを最も近い給
気口兼排気口(6)用の大断面積ダクト(11)に連通せ
しめ、この大断面積ダクトを切換ダンパー室(501)に
接続せしめて構成し、全ての給気口兼排気口(6)から
排気される気体及び給気される気体を切換ダンパー室
(501)に流通可能ならしめる。
面積の異なるダクト(9)(10)(11)で給気口兼排気
口(6)に連通せしめる。即ち、該ダクトによる連通構
成は最も遠い給気口兼排気口(6)を小断面積のダクト
(9)で隣の給気口兼排気口(6)用の中断面積ダクト
(10)に連通せしめ、その中断面積ダクトを最も近い給
気口兼排気口(6)用の大断面積ダクト(11)に連通せ
しめ、この大断面積ダクトを切換ダンパー室(501)に
接続せしめて構成し、全ての給気口兼排気口(6)から
排気される気体及び給気される気体を切換ダンパー室
(501)に流通可能ならしめる。
而して、タクト(9)(10)(11)を切換ダンパー室
(501)側から大,中,小という断面積の順に配設すれ
ば、大断面積ダクト(11)には全ての給気口兼排気口
(6)から給排気される気体全量が流通し、中断面積の
ダクト(10)には残りの給気口兼排気口(6)から給排
気される残量の気体が流通し、小断面積ダクト(9)に
は最後の給気口兼排気口(6)から給排気される少残量
の気体が流通する。このように断面積の異なるダクト
(9)(10)(11)で全ての給気口兼排気口(6)を切
換ダンパー室(501)に連通せしめれば、各給気口兼排
気口(6)ごとに給排気筒を立設し、それら全ての給排
気筒内に回転ダンパーを具備せしめる必要がなくなり、
構成を合理化せしめ得る。
(501)側から大,中,小という断面積の順に配設すれ
ば、大断面積ダクト(11)には全ての給気口兼排気口
(6)から給排気される気体全量が流通し、中断面積の
ダクト(10)には残りの給気口兼排気口(6)から給排
気される残量の気体が流通し、小断面積ダクト(9)に
は最後の給気口兼排気口(6)から給排気される少残量
の気体が流通する。このように断面積の異なるダクト
(9)(10)(11)で全ての給気口兼排気口(6)を切
換ダンパー室(501)に連通せしめれば、各給気口兼排
気口(6)ごとに給排気筒を立設し、それら全ての給排
気筒内に回転ダンパーを具備せしめる必要がなくなり、
構成を合理化せしめ得る。
考案の効果 本考案は叙上のように構成したので、熱交換器に導入さ
れる外気が排出される高温多湿空気によって加熱され、
乾燥用暖気となり切換ダンパー室を経由して乾燥機内に
導入される。従って、熱交換器にって効率よく熱交換で
き、排熱を効果的に回収利用することができる。そし
て、乾燥機内は、湿度感応式ダンパーが機内湿度の変化
によって作動することにより、高湿度維持が可能にな
る。従って、乾燥機内を木材乾燥に適した湿度度に維持
しながら乾燥でき、木材に割れや曲がりなどを発生せし
める心配なく乾燥せしめ得る。
れる外気が排出される高温多湿空気によって加熱され、
乾燥用暖気となり切換ダンパー室を経由して乾燥機内に
導入される。従って、熱交換器にって効率よく熱交換で
き、排熱を効果的に回収利用することができる。そし
て、乾燥機内は、湿度感応式ダンパーが機内湿度の変化
によって作動することにより、高湿度維持が可能にな
る。従って、乾燥機内を木材乾燥に適した湿度度に維持
しながら乾燥でき、木材に割れや曲がりなどを発生せし
める心配なく乾燥せしめ得る。
また、熱交換器においては、熱交換によって発生した付
着水が付着水排水部材によって排出され、乾燥中の木材
が漏れることが防止される。従って、木材乾燥を能率よ
く行なうことができ、乾燥能率にすぐれた装置を得るこ
とができる。さらに、循環ファンの回転切換えと切換ダ
ンパーの切換えとが同時に行なわれ、乾燥機内への乾燥
用暖気の送入と、乾燥機からの排出用高温多湿空気の送
出とを、熱交換しながら、かつ乾燥機の給気口兼排気口
を切換えながら行なうことができる。従って、乾燥中の
木材に対する上記暖気の送入方向と上記多湿空気の送出
方向とを変えながら乾燥し得、上記木材を内部まで均一
に乾燥することができる。
着水が付着水排水部材によって排出され、乾燥中の木材
が漏れることが防止される。従って、木材乾燥を能率よ
く行なうことができ、乾燥能率にすぐれた装置を得るこ
とができる。さらに、循環ファンの回転切換えと切換ダ
ンパーの切換えとが同時に行なわれ、乾燥機内への乾燥
用暖気の送入と、乾燥機からの排出用高温多湿空気の送
出とを、熱交換しながら、かつ乾燥機の給気口兼排気口
を切換えながら行なうことができる。従って、乾燥中の
木材に対する上記暖気の送入方向と上記多湿空気の送出
方向とを変えながら乾燥し得、上記木材を内部まで均一
に乾燥することができる。
第1図は本考案木材乾燥装置の一部縦断概略正面図、第
2図は(2)−(2)線に沿える一部拡大横断平面図、
第3図は(3)−(3)線に沿える一部拡大縦断側面
図、第4図は切換ダンパーを切換えた状態を示す同側面
図、第5図は従来技術の概略縦断側面図である。 図中 (1)……乾燥機、(2)……循環ファン (3)……熱交換器、(301)……外気導入口 (302)……高温多湿空気入口、(303)……暖気出口 (4)……湿度感応式ダンパー、(5)……切換ダンパ
ー (501)……切換ダンパー室、(6)……給気兼排気口 (12)……付着水排出部材
2図は(2)−(2)線に沿える一部拡大横断平面図、
第3図は(3)−(3)線に沿える一部拡大縦断側面
図、第4図は切換ダンパーを切換えた状態を示す同側面
図、第5図は従来技術の概略縦断側面図である。 図中 (1)……乾燥機、(2)……循環ファン (3)……熱交換器、(301)……外気導入口 (302)……高温多湿空気入口、(303)……暖気出口 (4)……湿度感応式ダンパー、(5)……切換ダンパ
ー (501)……切換ダンパー室、(6)……給気兼排気口 (12)……付着水排出部材
Claims (1)
- 【請求項1】正逆回転可能な循環ファンを有する乾燥機
に外気導入口を有する熱交換器を設置し、その熱交換器
の内部下方に付着水排出部材を配設すると共に、前記乾
燥機内の湿度変化に応じて自動開閉する湿度感応式ダン
パーを有する前記熱交換器の排出用高温多湿空気入口及
び乾燥用暖気出口を夫々介して連通させた切換ダンパー
室を同熱交換器の側方に設置し、且つ前記循環ファンの
近くに夫々開設した乾燥機の給気口兼排気口を、前記切
換ダンパー室を介して前記排出用高温多湿空気入口及び
乾燥用暖気出口に夫々連通せしめると共に、同切換ダン
パー室内の切換ダンパーの切換えを前記循環ファンの回
転切換えに同調せしめて、切換ダンパー室を経由する前
記排出用高温多湿空気入口と乾燥用暖気出口とに対する
前記両給気口兼排気口夫々の接続をその一方から他方に
或いは他方から一方に切換自在に構成した事を特徴とす
る木材乾燥装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7646588U JPH0710234Y2 (ja) | 1988-06-08 | 1988-06-08 | 木材乾燥装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7646588U JPH0710234Y2 (ja) | 1988-06-08 | 1988-06-08 | 木材乾燥装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01178588U JPH01178588U (ja) | 1989-12-21 |
JPH0710234Y2 true JPH0710234Y2 (ja) | 1995-03-08 |
Family
ID=31301490
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7646588U Expired - Lifetime JPH0710234Y2 (ja) | 1988-06-08 | 1988-06-08 | 木材乾燥装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0710234Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101475813B1 (ko) * | 2013-02-20 | 2014-12-23 | 주식회사 에이스디엔씨 | 히트펌프를 이용한 저온저장 겸용 건조기 |
-
1988
- 1988-06-08 JP JP7646588U patent/JPH0710234Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101475813B1 (ko) * | 2013-02-20 | 2014-12-23 | 주식회사 에이스디엔씨 | 히트펌프를 이용한 저온저장 겸용 건조기 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01178588U (ja) | 1989-12-21 |
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