JPH0710216B2 - 畜産飼料添加物 - Google Patents
畜産飼料添加物Info
- Publication number
- JPH0710216B2 JPH0710216B2 JP61286048A JP28604886A JPH0710216B2 JP H0710216 B2 JPH0710216 B2 JP H0710216B2 JP 61286048 A JP61286048 A JP 61286048A JP 28604886 A JP28604886 A JP 28604886A JP H0710216 B2 JPH0710216 B2 JP H0710216B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- livestock
- feed
- feed additive
- livestock feed
- additive
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P60/00—Technologies relating to agriculture, livestock or agroalimentary industries
- Y02P60/80—Food processing, e.g. use of renewable energies or variable speed drives in handling, conveying or stacking
- Y02P60/87—Re-use of by-products of food processing for fodder production
Landscapes
- Fodder In General (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、豚、牛等の家畜類、または、鶏用の飼料添加
物に関し、特に、飼料の消化吸収が良好に行い得るよう
にするとともに、排泄される糞尿の臭気を低下させ得る
ようにする飼料添加物に関する。
物に関し、特に、飼料の消化吸収が良好に行い得るよう
にするとともに、排泄される糞尿の臭気を低下させ得る
ようにする飼料添加物に関する。
(従来の技術) 従来、牛、豚等の家畜類、鶏等の飼料は、肉の生産効率
を向上させることを目的として、高栄養価、高いタンパ
ク質の濃厚飼料を不断給餌法により与え、それによっ
て、飼育期間の短縮等を図るような方法が用いられてい
る。
を向上させることを目的として、高栄養価、高いタンパ
ク質の濃厚飼料を不断給餌法により与え、それによっ
て、飼育期間の短縮等を図るような方法が用いられてい
る。
ところが、最近の畜舎は一般の工場等と同様に、給餌の
施設や、排泄物の処理等は機械化され、省力化されてい
るが、飼育されている家畜類は生きものであり、充分な
運動と、放牧された状態と同じ粗飼料を要求し、さら
に、充分な休養を必要としている。
施設や、排泄物の処理等は機械化され、省力化されてい
るが、飼育されている家畜類は生きものであり、充分な
運動と、放牧された状態と同じ粗飼料を要求し、さら
に、充分な休養を必要としている。
ところが、家畜類の飼育、肥育を行う場合、それらの家
畜類等を運動させずに、狭い場所に閉込めた状態で、上
記したような飼料を与えることが行なわれているので、
内蔵機能が十分に働かず、それによって摂取した餌が十
分に消化されないことが多い。したがって、未消化の状
態の糞等が排泄され、その排泄物の臭気が畜産公害の原
因ともなっているとともに、そのような糞尿を処理する
ことが、畜産農家の多きな問題ともなっている。
畜類等を運動させずに、狭い場所に閉込めた状態で、上
記したような飼料を与えることが行なわれているので、
内蔵機能が十分に働かず、それによって摂取した餌が十
分に消化されないことが多い。したがって、未消化の状
態の糞等が排泄され、その排泄物の臭気が畜産公害の原
因ともなっているとともに、そのような糞尿を処理する
ことが、畜産農家の多きな問題ともなっている。
また、上記したような濃厚飼料を与え続けることは、家
畜類の健康にも大きな影響を及ぼす原因ともなり、不健
康な家畜を飼育することによって、それから生産させる
肉質等にも悪影響をもたらしている。
畜類の健康にも大きな影響を及ぼす原因ともなり、不健
康な家畜を飼育することによって、それから生産させる
肉質等にも悪影響をもたらしている。
これに対して、飼料中に抗生物質を混入することによっ
て、病気の発生を防止することが行なわれており、それ
によって、狭い場所での多頭飼育を可能にしたが、家畜
に投与する抗生物質が肉に残量する等、別の問題が発生
するということを引き起こしている。
て、病気の発生を防止することが行なわれており、それ
によって、狭い場所での多頭飼育を可能にしたが、家畜
に投与する抗生物質が肉に残量する等、別の問題が発生
するということを引き起こしている。
また、家畜の運動不足、または、濃厚飼料を過剰に与え
ることによって、消化不良が発生するという問題に対し
ては、例えば、特開昭58−190358号公報等に示されるよ
うに、ゼオライトの微粉末に糖蜜を混入し、それを単独
で家畜に与えるか、あるいは、サイレージに混入する方
法が提案されている。
ることによって、消化不良が発生するという問題に対し
ては、例えば、特開昭58−190358号公報等に示されるよ
うに、ゼオライトの微粉末に糖蜜を混入し、それを単独
で家畜に与えるか、あるいは、サイレージに混入する方
法が提案されている。
そして、ゼオライトによって、胃腸内で発生するアンモ
ニアガスを吸着させ、それによる消化不良、糞尿の悪臭
等を防止することが出来るものとされる。
ニアガスを吸着させ、それによる消化不良、糞尿の悪臭
等を防止することが出来るものとされる。
これとは別に、特開昭52−47484号公報等に示されるよ
うに、食品工場の廃液を用いて消化酵素を多産する微生
物を培養し、それをゼオライトに吸着させることによっ
て、飼料添加物を得る方法が提案されている。
うに、食品工場の廃液を用いて消化酵素を多産する微生
物を培養し、それをゼオライトに吸着させることによっ
て、飼料添加物を得る方法が提案されている。
この方法により得られる飼料添加物は、消化酵素とゼオ
ライトの相乗効果によって、家畜の消化を良好にすると
ともに、糞尿の臭気を低下させる上で効果を発揮出来る
ものとされている。
ライトの相乗効果によって、家畜の消化を良好にすると
ともに、糞尿の臭気を低下させる上で効果を発揮出来る
ものとされている。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記したような従来の飼料添加物は、単
にゼオライトのガス吸着効果を利用しているに止まり、
胃腸内でのアンモニアガス等のガスも吸着させることに
よって、それらのガスによる悪影響が発生することを防
止するのみである。
にゼオライトのガス吸着効果を利用しているに止まり、
胃腸内でのアンモニアガス等のガスも吸着させることに
よって、それらのガスによる悪影響が発生することを防
止するのみである。
また、該添加物の中に、飼料の消化吸収を行うための微
生物や、それらの微生物による生成物を含有させる場合
にも、該消化酵素や、ゼオライト等による相乗効果は期
待出来るものの、その添加物の保存性等に問題が発生
し、微生物等の生産地に隣接して設けられる飼育場等に
おいてのみ、利用が限定されるという欠点を有してい
る。
生物や、それらの微生物による生成物を含有させる場合
にも、該消化酵素や、ゼオライト等による相乗効果は期
待出来るものの、その添加物の保存性等に問題が発生
し、微生物等の生産地に隣接して設けられる飼育場等に
おいてのみ、利用が限定されるという欠点を有してい
る。
(発明の目的) 本発明は、上記したような従来より用いられている飼料
添加物の欠点を解消するもので、乾燥状態では有効微生
物菌体の活動を抑止出来るようにして、保存性と利用性
を向上し、それ自体を栄養源として用いることが可能な
飼料添加物を提供するとともに、家畜の飼料要求率を低
下させることと、排泄される糞尿の臭気を低下させ得る
ような飼料添加物を提供することを目的としている。
添加物の欠点を解消するもので、乾燥状態では有効微生
物菌体の活動を抑止出来るようにして、保存性と利用性
を向上し、それ自体を栄養源として用いることが可能な
飼料添加物を提供するとともに、家畜の飼料要求率を低
下させることと、排泄される糞尿の臭気を低下させ得る
ような飼料添加物を提供することを目的としている。
(問題点を解決するための手段および作用) 本発明は、粉状のバーミキュライトに、貝化石やサンゴ
のようなそれ自体に微細な孔等を有し、微生物類または
それらの生成物等の吸着および保持性の良好な材料を粉
末にしたカルシウム成分を混合して作成した無機質の成
分と、 米糠、フィッシュミール、海藻粉、アミノ酸、核酸を混
合した有効微生物菌体繁殖配合基盤剤に対して、納豆
菌、乳酸菌類、酵母類、紅こうじ菌等の有効微生物菌体
を繁殖させた有機質の成分を構成し、 前記無機質の成分に対して有機質の成分を混合し、乾燥
させて製造する畜産飼料添加物である。
のようなそれ自体に微細な孔等を有し、微生物類または
それらの生成物等の吸着および保持性の良好な材料を粉
末にしたカルシウム成分を混合して作成した無機質の成
分と、 米糠、フィッシュミール、海藻粉、アミノ酸、核酸を混
合した有効微生物菌体繁殖配合基盤剤に対して、納豆
菌、乳酸菌類、酵母類、紅こうじ菌等の有効微生物菌体
を繁殖させた有機質の成分を構成し、 前記無機質の成分に対して有機質の成分を混合し、乾燥
させて製造する畜産飼料添加物である。
そして、本発明の畜産飼料添加物を、家畜に与える場合
には、飼料の重量に対して2〜4%添加することが可能
であり、それによって、混合飼料中に含まれる蛋白質、
繊維質等の消化吸収を良好に維持させることが可能にな
る。
には、飼料の重量に対して2〜4%添加することが可能
であり、それによって、混合飼料中に含まれる蛋白質、
繊維質等の消化吸収を良好に維持させることが可能にな
る。
したがって、本発明の畜産飼料添加物を飼料中に添加す
ることによって、有害菌による消化不良、自家中毒等の
発生を防止出来、家畜の初期育成効率を向上させ得ると
ともに、消化効率が向上することによって、飼料要求率
を低下させ得るものとなる。
ることによって、有害菌による消化不良、自家中毒等の
発生を防止出来、家畜の初期育成効率を向上させ得ると
ともに、消化効率が向上することによって、飼料要求率
を低下させ得るものとなる。
さらに、本発明の畜産飼料添加物は、含有されているカ
ルシウム成分や有効微生物菌体繁殖配合基盤剤等が、微
生物による生成物とともに家畜に対する栄養成分とな
り、栄養効果が向上するとともに、バーミキュライトに
よる胃腸内のガス吸着効果、バーミキュライトの結晶が
消化器の内壁を刺戟し、内臓の働きを活性化させる等の
効果を得ることが可能になる。
ルシウム成分や有効微生物菌体繁殖配合基盤剤等が、微
生物による生成物とともに家畜に対する栄養成分とな
り、栄養効果が向上するとともに、バーミキュライトに
よる胃腸内のガス吸着効果、バーミキュライトの結晶が
消化器の内壁を刺戟し、内臓の働きを活性化させる等の
効果を得ることが可能になる。
また、本発明の畜産飼料添加物は、それに含まれる有効
微生物菌体の一部が、整腸剤として作用することの他
に、他の微生物菌体が家畜の体内で飼料の消化吸収を助
長することになり、高蛋白質飼料等をも良好な状態で消
化させ、栄養として吸収出来るようにするので、家畜が
食べた飼料の消化吸収効率が向上することになる。
微生物菌体の一部が、整腸剤として作用することの他
に、他の微生物菌体が家畜の体内で飼料の消化吸収を助
長することになり、高蛋白質飼料等をも良好な状態で消
化させ、栄養として吸収出来るようにするので、家畜が
食べた飼料の消化吸収効率が向上することになる。
これに加えて、家畜が摂取した飼料の消化吸収効率か向
上することによって、排泄される糞尿に未消化の成分が
減少するために、その臭気が減少され、排泄後にもその
糞に含まれる微生物等によって有害微生物の繁殖が抑制
されるので、悪臭の発生を少なく出来、それによって畜
舎の衛生状態を改善出来るものとなる。
上することによって、排泄される糞尿に未消化の成分が
減少するために、その臭気が減少され、排泄後にもその
糞に含まれる微生物等によって有害微生物の繁殖が抑制
されるので、悪臭の発生を少なく出来、それによって畜
舎の衛生状態を改善出来るものとなる。
(実施例) 本発明の畜産飼料添加物は、以下に示されるような成分
よりなる。
よりなる。
バーミキュライト ……70% カルシウム成分 ……10% 有効微生物菌体繁殖配合基盤剤 ……20% (米糠、フィッシュミール、海藻粉、ヒューマス・キチ
ンゴールト、アミノ酸、核酸) 有効菌体 納豆菌(Bacillus) 乳酸菌(Lactbacillus Asidofils) 〃 (Bifidobacterium Longan) 〃 (Storeptcoccus Sekalins) 酵母 (Sacchalomyces) 〃 (Torulopsis) 紅こうじ菌(Monascus) 上記したような成分を有する畜産飼料添加物を製造する
に際しては、バーミキュライトとカルシウム成分とそれ
ぞれ微粉末として製造し、それらを所定の割合で混合す
る。その混合物に対して、有効菌体を混合した有効微生
物菌体繁殖配合基盤剤を混入することにより、乾燥した
状態の畜産飼料添加物が製造される。
ンゴールト、アミノ酸、核酸) 有効菌体 納豆菌(Bacillus) 乳酸菌(Lactbacillus Asidofils) 〃 (Bifidobacterium Longan) 〃 (Storeptcoccus Sekalins) 酵母 (Sacchalomyces) 〃 (Torulopsis) 紅こうじ菌(Monascus) 上記したような成分を有する畜産飼料添加物を製造する
に際しては、バーミキュライトとカルシウム成分とそれ
ぞれ微粉末として製造し、それらを所定の割合で混合す
る。その混合物に対して、有効菌体を混合した有効微生
物菌体繁殖配合基盤剤を混入することにより、乾燥した
状態の畜産飼料添加物が製造される。
このようにして製造された粉末状の畜産飼料添加物は、
乾燥した状態にあるので、保存中に微生物が活動した
り、繁殖することがなく、その保存性が非常に良好なも
のとなる。
乾燥した状態にあるので、保存中に微生物が活動した
り、繁殖することがなく、その保存性が非常に良好なも
のとなる。
そして、上記した畜産飼料添加物を飼料中に2〜4%混
合して、家畜に与えるが、本発明の飼料添加物は、飼料
に混合して水分を加えた場合には、該畜産飼料添加物中
の微生物が活動を開始し、それが家畜に摂取されると、
消化酵素として作用する成分と、栄養分として吸収され
る成分とを含むとともに、カルシウム成分はカルシウム
として吸収され、バーミキュライトが内臓の活性化に大
きく寄与出来るものとなる。
合して、家畜に与えるが、本発明の飼料添加物は、飼料
に混合して水分を加えた場合には、該畜産飼料添加物中
の微生物が活動を開始し、それが家畜に摂取されると、
消化酵素として作用する成分と、栄養分として吸収され
る成分とを含むとともに、カルシウム成分はカルシウム
として吸収され、バーミキュライトが内臓の活性化に大
きく寄与出来るものとなる。
本発明の畜産飼料添加物を豚の飼料に添加した場合に
は、次のような特徴が認められる。
は、次のような特徴が認められる。
初期発育効果 ・飼育70日までの体重の増加……平均728,8g/day、対象
区との比較で+208g/dayが得られた。
区との比較で+208g/dayが得られた。
・有害菌による消化不全、自家中毒等による死亡や、虚
弱蓄体を予防し、育成率を飛躍的に向上させ得るものと
なる。
弱蓄体を予防し、育成率を飛躍的に向上させ得るものと
なる。
飼料要求率の向上 ・消化効率がアップし、飼料要求率を対象区の3.3〜3.7
から3.2程度に低下させることが出来る。(体重1kg当り
の飼料重量) 栄養効果 ・飼料の食い込みが進み、成長飼育が早められる。出荷
が対象区に対して7〜10日早めることが可能になる。
から3.2程度に低下させることが出来る。(体重1kg当り
の飼料重量) 栄養効果 ・飼料の食い込みが進み、成長飼育が早められる。出荷
が対象区に対して7〜10日早めることが可能になる。
・飼料中の繊維素、蛋白質の分解を促進出来る。
・バーミキュライトの結晶が消化器の内壁を刺戟し、内
臓の働きを活性化する。
臓の働きを活性化する。
・バーミキュライトが有害物、有毒ガスを吸着する。
肉質成績 ・脂肪の厚さが減少し、の脂肪も高融点脂質に変化す
る。
る。
・良質の赤肉が得られる。
・水分の少ない堅太りの肉質となる。
糞の状態 ・水分60%程度で、やや堅めの状態となる(対象区は75
%)。
%)。
・N値(アンモニア)は約1/2に低下する。
・臭気濃度約1/40、二硫化メチルは約1/1000、二硫化炭
素は約1/5に減少する。
素は約1/5に減少する。
(第1表参照) ・有効菌体が豊富で、分解が良く進み、良質の堆肥が得
られる。
られる。
・畜舎の衛生環境を良くし、畜舎の不潔さが原因となる
家畜の皮膚病等を防止することが出来る。
家畜の皮膚病等を防止することが出来る。
上記したような本発明の畜産飼料添加物による効果を総
合すると、本発明の場合には、次のような経済効果を発
揮出来るものとなる。
合すると、本発明の場合には、次のような経済効果を発
揮出来るものとなる。
経済効果 ・飼育の場合の出荷期間を7〜10日短縮することが可能
となる。
となる。
・肉質のランクアップが可能になる。
・飼料要求率の効果。
・育成率の向上。
次に、本発明の畜産飼料添加物の用いる場合の、糞尿の
臭気防止の点について説明する。
臭気防止の点について説明する。
A:試験目的 家畜(豚)の糞尿中に本発明の畜産飼料添加物を添加し
たものと、家畜飼料中に畜産飼料添加物を混合して食べ
させた場合の糞尿が、通常の配合飼料のみを与えた場合
の糞尿に比較して、臭気が低下することを確認するため
に行った。
たものと、家畜飼料中に畜産飼料添加物を混合して食べ
させた場合の糞尿が、通常の配合飼料のみを与えた場合
の糞尿に比較して、臭気が低下することを確認するため
に行った。
B:試料 下記の、、の3種類を試料として用いた。
家畜糞尿混合部(糞46kg、尿84kg)。
上記糞尿に本発明の畜産試料添加物を10kgを添加し
たもの。(糞46g+尿84g+畜産試料添加物10g) 家畜(豚)に本発明の畜産飼料添加物を添加した試
料を食べさせた後の糞(100g)。
たもの。(糞46g+尿84g+畜産試料添加物10g) 家畜(豚)に本発明の畜産飼料添加物を添加した試
料を食べさせた後の糞(100g)。
C:試料ガスの採集 a 糞尿無処理ガス (糞46g+尿84g)を内容積0.50の容器内に入れ密閉
して、室温で24時間放置した後、容器内のガスを採取す
る。
して、室温で24時間放置した後、容器内のガスを採取す
る。
b に対して畜産飼料添加物を添加して、上記を得
て、該を2日間放置した後、内容積0.50の容器内に
入れて密閉し、24時間室温で放置した後、ガスを採取す
る。
て、該を2日間放置した後、内容積0.50の容器内に
入れて密閉し、24時間室温で放置した後、ガスを採取す
る。
c 畜産飼料添加物を食べさせる後のガス豚に畜産飼料
添加物を添加した試料を1週間以上食べさせた後の糞を
採取し、内容積0.50の容器内に100gの糞を入れて密封
し、室温で24時間放置した後のガスを採取する。
添加物を添加した試料を1週間以上食べさせた後の糞を
採取し、内容積0.50の容器内に100gの糞を入れて密封
し、室温で24時間放置した後のガスを採取する。
D:分析項目と分析方法 a 臭気濃度 三点比較式臭袋法(東京都告示238号)。
b 硫化水素、メチルメルカプタン、硫化メチル、二硫
化炭素 環境庁告示第7号 昭和59年3月21日に準ずる方法;注
射器に試料ガスを採取−ガスクロマトグラフ(FPD)に
より測定。
化炭素 環境庁告示第7号 昭和59年3月21日に準ずる方法;注
射器に試料ガスを採取−ガスクロマトグラフ(FPD)に
より測定。
c 二硫化炭素、メタン 注射器にて試料ガスを採取−ガスクロマトグラフ(TC
D)にて測定。
D)にて測定。
E:結果 第2表に示す。
(発明の効果) 上記したように、本発明の畜産飼料添加物は、家畜の飼
料に添加して食べさせる場合には、その飼料の消化効率
を大幅に向上させ得るものとなる他に、糞尿の臭気を大
幅に低下させ得るものとなる。
料に添加して食べさせる場合には、その飼料の消化効率
を大幅に向上させ得るものとなる他に、糞尿の臭気を大
幅に低下させ得るものとなる。
さらに、通常の飼料のみを与えた場合でも、糞尿に畜産
飼料添加物を添加することによって、臭気を少なく出来
ることの他に、有害微生物の繁殖を抑制出来、有効微生
物の繁殖を増殖出来るので、畜舎から良質の堆肥を得る
ことが可能になる。
飼料添加物を添加することによって、臭気を少なく出来
ることの他に、有害微生物の繁殖を抑制出来、有効微生
物の繁殖を増殖出来るので、畜舎から良質の堆肥を得る
ことが可能になる。
また、本発明の飼料添加物を製造する場合に、各成分の
混合比率は上記した実施例に示されるものに限定される
ものではなく、バーミキュライトとカルシウム成分の混
合比率、有効微生物菌体の種類、配合される微生物菌体
繁殖配合基盤剤の内容等は任意に変更が可能である。
混合比率は上記した実施例に示されるものに限定される
ものではなく、バーミキュライトとカルシウム成分の混
合比率、有効微生物菌体の種類、配合される微生物菌体
繁殖配合基盤剤の内容等は任意に変更が可能である。
そして、これ等の配合比率等を変えることによって、上
記したように豚のみでなく、牛やその他の家畜類、鶏等
にも飼料に混合して与えることが出来るとともに、それ
によって飼料の吸収効率の向上と、糞尿の臭気の低下を
図り得るものとなる。
記したように豚のみでなく、牛やその他の家畜類、鶏等
にも飼料に混合して与えることが出来るとともに、それ
によって飼料の吸収効率の向上と、糞尿の臭気の低下を
図り得るものとなる。
Claims (1)
- 【請求項1】粉状のバーミキュライトに、貝化石やサン
ゴのようなそれ自体に微細な孔等を有し、微生物類また
はそれらの生成物等の吸着および保持性の良好な材料を
粉末にしたカルシウム成分を混合して作成した無機質の
成分と、 米糠、フィッシュミール、海藻粉、アミノ酸、核酸を混
合した有効微生物菌体繁殖配合基盤剤に対して、納豆
菌、乳酸菌類、酵母類、紅こうじ菌等の有効微生物菌体
を繁殖させた有機質の成分を構成し、 前記無機質の成分に対して有機質の成分を混合し、乾燥
させて製造することを特徴とする畜産飼料添加物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61286048A JPH0710216B2 (ja) | 1986-12-02 | 1986-12-02 | 畜産飼料添加物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61286048A JPH0710216B2 (ja) | 1986-12-02 | 1986-12-02 | 畜産飼料添加物 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63141552A JPS63141552A (ja) | 1988-06-14 |
JPH0710216B2 true JPH0710216B2 (ja) | 1995-02-08 |
Family
ID=17699294
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61286048A Expired - Fee Related JPH0710216B2 (ja) | 1986-12-02 | 1986-12-02 | 畜産飼料添加物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0710216B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20210090444A (ko) * | 2020-01-10 | 2021-07-20 | 강석상 | 분상화된 미생물을 포함하는 사료첨가제 및 이의 제조 방법 |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002085009A (ja) * | 2000-09-14 | 2002-03-26 | Unicafe Inc | 納豆末を用いた腸内活性化食品 |
JP5044261B2 (ja) * | 2007-04-09 | 2012-10-10 | 茂 中野 | 動物用飼料 |
TW201238496A (en) * | 2011-03-28 | 2012-10-01 | Biorich Biotechnology Co Ltd | Feed intake enhancing protein product and the method thereof |
-
1986
- 1986-12-02 JP JP61286048A patent/JPH0710216B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20210090444A (ko) * | 2020-01-10 | 2021-07-20 | 강석상 | 분상화된 미생물을 포함하는 사료첨가제 및 이의 제조 방법 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63141552A (ja) | 1988-06-14 |
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