JP2013162769A - 飼料添加物、その製造法、調合飼料および動物の飼育方法 - Google Patents

飼料添加物、その製造法、調合飼料および動物の飼育方法 Download PDF

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Abstract

【課題】
家畜、家禽、ペット動物等の飼料に添加して、動物から排泄される糞便の臭気を効果的に低減するうえで有効な飼料添加物、およびそれを配合した調合飼料を提供する。
【解決手段】
本発明の飼料添加物は、ラクトバチルス・ファーメンタム、ラクトバチルス・ブレービス、ラクトバチルス・フルクティボランスのようなラクトバチルス属に属する少なくとも1種以上の乳酸菌と、バチルス・サブチルス・バリエスタ・ナットーのような納豆菌および茶殻、酵母発酵粕のような植物性賦形剤を含んでなるものであり、粒状ないし粉状の固形物である。この飼料添加物を動物用飼料に配合することにより、動物の排泄物による臭気の低減に効果的な調合飼料が得られる。
【選択図】なし

Description

本発明は、家畜、家禽、ペット動物等の動物用餌料に添加する飼料添加物、その製造法、該飼料添加物を配合した調合飼料および動物の飼育方法に関し、さらに詳しくは、動物の体から排出される糞便の匂いを低減するうえで効果的な飼料添加物、その製造法、該飼料添加物を配合した調合飼料および動物の飼育方法に関する。
現在の畜産業においては、経営の効率化を図るために家畜の飼育密度を高めようとする傾向が高まっている。そのため、畜舎などの中のアンモニア濃度が増加するなど、飼育環境が劣化してくる結果、養豚舎、養鶏舎、乳牛舎等で家畜や家禽等が排泄する糞尿に由来する悪臭や、犬、猫等のペット動物の糞尿に基づく悪臭は、大きな公害源になっている。この悪臭の主因の一つはアンモニアであり、畜舎や養鶏舎の中で作業する作業者はもとより、その中にいる家畜や家禽にも悪影響を与え、健康阻害の要因ともなっている。しかも、この糞尿から発生するアンモニアは、糞尿堆積場において日時の経過に伴って量が増えるという難点もある。
そこで、従来から家畜、家禽、ペット動物などの排泄物を消臭する技術の開発が進められており、一例として、動物用飼料に消臭効果を付与する飼料用添加物についても多数の提案がなされている。例えば、特許文献1には、乳酸菌の一種であるラクトバチルス・ファーメンタム(Lactobacillus fermentum)と酵母の一種であるピキア・クルイベリ(Pichia kluyberi)をマメ類、穀類またはイモ類の利用残渣に添加して発酵させた飼料添加物が開示されている。また、特許文献2には、ラクトバチルス・ファーメンタムを高濃度に含む乳酸菌乾燥物を、マメ類、穀類またはイモ類の利用残渣に添加して発酵させた飼料添加物は、消臭効果に加えて家畜の健康状態の維持にも有効であることが開示されている。
さらに、特許文献3には、粉状のバーミキュライトにカルシウム成分を混合した無機質成分と、米糠、フィッシュミール、海藻粉、アミノ酸、核酸を混合した有効微生物菌体繁殖配合基盤剤に対して、納豆菌、乳酸菌類、酵母類、紅こうじ菌等の有効微生物菌体を繁殖させた有機質の成分を混合し、乾燥させて得た畜産飼料添加物が排泄物の臭気を抑制する効果を奏することが開示されている。
一方、茶殻や酵母発酵粕は糞尿の消臭に有効であることが知られており、例えば、特許文献4には、それらを家畜用飼料に添加混合した飼料が開示されている。また、特許文献5には、家畜等の生理機能を活性化することを目的とする飼料添加物として、ラクトバチルス属に属する乳酸菌を、穀物粉または穀物糖粉を賦形剤として賦形化し、乾燥した粒状ないし粉状の飼料用添加剤が開示されている。
しかし、特許文献1に開示されている飼料添加物は、液状のものであるか、炭酸カルシウムを混合したものであり、飼料を調合する際の操作性に劣り、また、多量の炭酸カルシウムを使用しなければならないという問題がある。特許文献2に開示されている飼料添加物は、乾燥した粉体状のものであり、飼料を調合する際の操作性には優れているが、乾燥した乳酸菌の表面をでんぷん質と糖類を有する保護膜で被覆することが必要であり、製造する際の制約がある。また、特許文献3に開示されている飼料添加物は、乾燥した固形物であるが、製品中に無機質のバーミキュライトを70%も配合しなければならないという問題がある。さらに、特許文献4に開示されている茶殻や酵母発酵粕は消臭効果が必ずしも十分でなく、特許文献5に開示されている飼料添加物も同様に十分な消臭効果を有するとはいえない。
特開平11−104222号公報 特開2005−124433号公報 特公平7−10216号公報 特開平9−38184号公報 特開2004−329056号公報
そこで本発明者は、従来技術の上記のごとき問題点を解消すべく鋭意検討を進めた結果、植物性のヘテロ型乳酸菌を納豆菌の共存下に培養した培養物を植物性賦形剤により固形化すると、従来になく高性能の消臭効果を奏することを見出し、本発明を完成するに至った。すなわち、本発明の解決課題は、動物の排泄物の臭気を低減させる上で有効な飼料添加物および調合飼料を提供することにあり、また、そのような飼料添加剤を簡単な操作で効率よく製造する方法を提供することにある。さらに、他の解決課題は、排泄物の臭気を低減することが可能な動物の飼育方法を提供することにある。
本発明においては、上記の課題を解決するために、第一の発明として、ラクトバチルス属に属する少なくとも1種以上の植物性のヘテロ型乳酸菌、納豆菌および植物性賦形剤を含んでなる固形の飼料添加物が提供される。また、第二の発明として、該飼料添加物を飼料に配合してなる乳酸菌の含有量が3×10CFU/g〜3×10CFU/gの調合飼料が提供される。さらに第三の発明として、ラクトバチルス属に属する植物性のヘテロ型乳酸菌を納豆菌の共存下に水性培地により培養して培養液を得、該培養液を乾燥し固形化したのち植物性賦形剤と混合するか、または該培養液を植物性賦形剤と混合したのち乾燥し固形化することを特徴とする飼料添加物の製造方法が提供される。さらにまた、第四の発明として、動物に前記の調合飼料を食餌として与えることを特徴する動物の飼育方法が提供される。
第一の発明に係る飼料添加物は、動物用の飼料に少量配合するだけで、その添加物を含む調合飼料を摂取する動物の排泄物の臭気を著しく低減する効果を奏する。また、乾燥した固形物であるために、調合飼料を製造する際の操作性に優れている。また、第二の発明に係る調合飼料は、それを摂取する動物の排泄物の臭気を著しく低減する効果を奏する。さらに、第三の発明に係る飼料添加物の製造法によれば、茶殻や酵母発酵粕のような廃棄物を有効に活用しつつ、簡単な操作で効率よく固形の飼料添加物を得ることができる。さらにまた、第四の発明に係る動物の飼育方法によれば、家畜舎や家禽舎の環境悪化を防止しつつ動物を飼育できるので、飼料の摂取が促進され、消化吸収の効率も高まって、生育状態を改善し、ひいては健康な家畜や家禽を効率よく多数生産できるという利点を有し、さらに、家禽の産卵率の向上や卵殻の改善も期待できる。また、家屋内や庭で飼育するペット動物や、動物園などで飼育する観賞用動物の排泄物による臭気を低減することができ、さらに、飼料の消化不良を抑制し、下痢の発症防止も期待できる。
本発明の飼料添加物は、ラクトバチルス属に属する少なくとも1種以上の植物性のヘテロ型乳酸菌、納豆菌および植物性賦形剤を含む固形のものである。用いられる乳酸菌は、乳酸と乳酸以外の代謝物を共に産生する植物性のヘテロ発酵型乳酸桿菌であり、例えば、ラクトバチルス・ファーメンタム(Lactobacillus fermentum) 、ラクトバチルス・ブレービス(Lactobacillus brevis)、ラクトバチルス・フルクティボランス(Lactobacillus furctivorans)などが挙げられる。これらの乳酸菌は、単独で使用してもよく、二種以上のものを混合して使用してもよい。これに対して、植物性菌であっても乳酸のみを産生するホモ発酵型の乳酸菌や、動物系の乳酸菌を使用する場合には、十分な消臭効果を得ることができない。本発明においては、植物性のヘテロ型乳酸菌とともに、その他の乳酸菌を適宜併用することもできるが、その比率が大きくなるにつれて本発明の効果は低下するので、その比率は乳酸菌全体のなかで20%以下とすることが好ましい。
本発明においては、上記の乳酸菌とともに納豆菌を併用することが必要であり、納豆菌を共存させることにより、調合飼料を摂取した動物の腸内菌叢に占める善玉菌の割合を増加させ、逆に悪玉菌の占める比率を減少させることにより、大腸内での悪臭物質の産生を抑制することができる。また、納豆菌は、調合飼料の消化を助成すると共に飼料の栄養価を高めることを可能とし、さらに、飼料添加物の製造に当たって乳酸菌を増殖する際に、培地中に含まれる炭水化物などの植物性原料の分解を助けて乳酸菌の増殖を促進する作用効果を奏する。用いられる納豆菌の具体例としては、バチルス・サブチルス・バリエスタ・ナットー(Baccilus subtilis var. natto)、ナットーキナーゼ(Nattokinase EC 3.4.21.62 和光純薬工業社製)、成瀬発酵化学研究所の納豆菌、宮城野納豆製造所の納豆菌、高橋祐蔵研究所の納豆菌などが挙げられる。これらの他にも、病原性がなく、乳酸菌の培養に使用する植物性原料の分解に有効なものであれば、適宜使用することができる。
本発明の飼料添加剤は、植物性のヘテロ型乳酸菌および納豆菌に加えて植物性の賦形剤を含有している。用いられる賦形剤は、飼料添加剤を飼料に配合する際の作業性と、飼料添加剤自体の取扱い性とを高めるためのものであり、飼料への配合に適した粉末状、粒状、顆粒状などの適宜な形状で使用することができる。用いられる賦形剤の具体例としては、例えば、茶殻や酵母発酵粕があり、茶殻としては、緑茶、ウーロン茶、紅茶などの葉の出がらしが例示され、酵母発酵粕としては、日本酒、洋酒、ビール、ワインなど、酒類を生産する過程で、もろみなどの発酵終了後に絞って得られた酒粕、ビール粕など、各種の酵母を含む発酵粕が例示される。これらの材料は、通常、天日乾燥、加熱乾燥、スプレードライ、凍結乾燥などの適宜な方法で乾燥し、適当な大きさに調整して使用されるが、乳酸菌の培養駅と植物性賦形剤とを混合した後に乾燥して固形化する場合には、これらの材料を乾燥することなく使用することもできる。茶殻や酵母発酵粕は、飼料添加剤として知られた材料であるが(特許文献4参照)、本発明においては、これらを賦形剤として用いることにより、飼料添加剤の取扱性を改良すると共に、植物性のヘテロ型乳酸菌および納豆菌と併用することにより、動物の排泄物の消臭効果を飛躍的に高めることができる。また、本発明の飼料添加剤には、賦形剤の他にも、例えば家畜等の嗜好に合うように、粉末カゼイン、蜂蜜などを添加してもよく、さらに給飼対象の家畜等に応じて適宜の配合剤を加えることができる。
本発明の飼料添加剤は、ラクトバチルス属に属する植物性のヘテロ型乳酸菌を納豆菌の共存下に水性培地により培養して培養液を得、該培養液を乾燥し固形化したのち植物性賦形剤と混合するか(第一の方法)、または該培養液を植物性賦形剤と混合したのち乾燥し固形化する(第二の方法)ことによって得ることができる。ラクトバチルス属の乳酸菌は、それ自体は公知の菌であり、その培養を行うに当たっては、ラクトバチルスの培養において通常行われる条件を採用することができる。例えば、培養時の温度は20℃〜40℃の範囲であれば良く、特に25℃〜37℃が好ましい。また、培地のpHは、本菌株の増殖が良好である範囲に調製することが好ましく、通常pH3〜pH8、特に、pH4〜7の範囲で調整するのが好ましい。培養時間は菌の増殖度の違いにより、一律ではないが、普通、12時間〜72時間、好ましくは、20時間〜48時間である。培地には、寒天等の固化成分を添加し固体培地として、本菌株を培養することもできるが、菌体の生産性の観点から液体培地で培養するのが好ましい。その際は、静置培養を行う事もできるが、適宜、撹拌し、培地成分が菌体による消費により局在しないようにすることが好ましい。
本発明の飼料添加物の原料とするためには、これらの乳酸菌を効率的に大量培養する必要がある。乳酸菌の培地としては、炭素源、窒素源、ミネラル、ビタミン等を多く含む植物系の培地源を含む水性液を用いることが好ましい。そのうち、炭素源としては、イモ類、穀類などから得られるデンプンなどの炭水化物や、糖類などが好ましく、また窒素源としては、豆類などから得られるタンパク質を含む有機質材料や、硝酸塩などの無機塩などが好ましい。更にはリン酸塩などの塩類、野菜類や果菜類のジュースなどを、水性培地に配合することも好ましい。
乳酸菌の培養に際して、前述のように納豆菌を共存させることが望ましく、それによって培地中に含まれる炭水化物などの植物性原料の分解が促進され、乳酸菌の増殖が容易になる。培地に対する乳酸菌および納豆菌の初期の接種量は、グリーンベンチ内で接種作業を行う場合には特に限定はないが、水性培地中の濃度で乳酸菌の場合に1×10 CFU/ml程度以上、納豆菌濃度の場合に1×10 CFU/ml程度以上とすることが望ましい。そして、乳酸菌類の培養条件としては、例えば緩徐な通気条件下で、35℃〜40℃、1〜3日程度の培養を行い、培養液中の乳酸菌濃度が、1×10 〜1×1010CFU/ml程度となるように調整することが好ましい。
こうして培養された水性培地中には、1×10 〜1×1010CFU/ml程度の乳酸菌に加えて、通常は1×10 〜1×10CFU/ml程度の納豆菌が含まれる。納豆菌が過度に少ないと飼料添加剤として用いる場合に排泄物の消臭効果が減少する。逆に過度に多い場合には、栄養価の改善効果を期待できるものの、排泄物の消臭効果については頭打ちになるうえ、製造コストが増加する。
乳酸菌含有培養液は、そのまま噴霧乾燥等の適宜な方法で乾燥して、培地中に残存する栄養成分等と共に固形化し、これと粉末状などに調製した植物性賦形剤と混合することによって固形の飼料添加物が得られる
別の方法として、乳酸菌含有培養液中に植物性賦形剤を混合して湿式状態の配合物とした後、この配合物を温風中に投じて気流乾燥するなどの適宜な方法で、植物性賦形剤上に乳酸菌および納豆菌を担持した固形の飼料添加剤を製造することができる。この方法の場合にも、通常は、植物性賦形剤を乾燥して粉末状などに調製して使用するが、湿式状態の配合物を乾燥して固形化するので、添加する植物性賦形剤は必ずしも十分に乾燥したものでなくともよい。しかし、植物性賦形剤の水分含有量が多いと、雑菌の混入が生じやすくなるので、植物性賦形剤の水分含有量は15質量%以下、さらには、10質量%以下であることが好ましい。本発明における乳酸菌培養液と賦形剤との配合法は、上記の方法に限られるものではなく、適宜の方法を利用することができる。
こうして得られた飼料添加物中の乳酸菌は生菌体であることが好ましいので、乳酸菌培養液の乾燥条件は温和であることが望ましい。乳酸菌含有培養液を乾燥して得られる菌体固形物は、通常、微細な粉末であって菌体濃度が高いうえに濃度のバラツキがあるから、飼料添加物を製造する際の取扱いが難しい。そのため、これらの菌体固形物を適宜な配合剤と混合して、菌体濃度を薄めた(例えば、菌体濃度が1桁少ない)菌体配合物とすることができ、それによって菌体が微粉末であることによる不利益を解消することができる。用いられる配合剤としては、乳糖、スクロース 、マルトース、トレハロース、ツラノース、セロビオース、澱粉、デキストリン等を例示することができ、好ましくは、粉末状で用いられる。
本発明の飼料添加物において、賦形剤に対する乳酸菌の担持量は特に限定されるものではないが、飼料添加剤中の乳酸菌含有量として、3×10 CFU/g〜3×10 CFU/gの範囲内であることが好ましい。乳酸菌含有量が3×10 CFU/gより少ないと、飼料に対する添加量を増加するのに限度があって、乳酸菌の配合効果が期待できなくなり、一方、乳酸菌含有量が3×10 CFU/gを超えると、コストが高くなるうえ、乳酸菌の配合効果を調整するのには、飼料に対する添加剤の量が少なくて均一に配合することが難しくなる。
また、飼料添加剤中の納豆菌の含有量は、3×105 CFU/g〜3×107 CFU/gの範囲内であることが好ましい。納豆菌の含有量が過度に少ない場合には効果が弱まる傾向があり、逆に過度に多くなると製造コストが高くなる。得られる飼料添加物は、乾燥した固形物であればとくに形状の制限はないが、通常は粉状、粒状、顆粒状であり、とくに粉状であることが好ましい。
本発明においては、豚、牛、羊、馬などの家畜、鶏、七面鳥、アヒル、駝鳥、ウズラなどの家禽、犬、猫などのペット動物、動物園等での観賞用動物などに食餌として与えられる飼料に、前記の飼料添加物を配合することにより調合飼料が得られる。飼料添加物の配合量は適宜選択することができるが、通常は、飼料1Kg当たり1〜20g、好ましくは5〜15gであり、この程度の比率であると、添加操作が容易である。食餌として与えられる飼料としては、市販のブロイラー育成配合飼料、市販の養豚用配合飼料、市販のペット用配合飼料などが挙げられる。
調合飼料の乳酸菌含有量は、通常、3×10 CFU/g〜3×10 CFU/gの範囲内、好ましくは、3×106 CFU/g〜3×10 CFU/gの範囲内であり、1Kg当たりで換算すると、3×10 CFU/kg〜3×1010CFU/kgの範囲内、好ましくは、3×109 CFU/kg〜3×1010 CFU/kgの範囲内である。飼料中の乳酸菌含有量が過度に少ないと、家畜等の排泄物の消臭効果が余り期待できず、逆に、過度に多くなると、コスト高となって経済的でない。
本発明の調合飼料は、常法に従って、家畜、家禽、ペット動物、観賞用動物等に食餌として与えることができる。
以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明するが、本発明は実施例の記載に限定されるものではなく、本発明の主旨に反しないかぎり、適宜の変形を加えて実施できることは言うまでもない。
(乳酸菌の培養)
植物性材料に適合した乳酸菌として、ヘテロ発酵型のラクトバチルス・ファーメンタム(Lactobacillus fermentum、 ATCC14931) (菌a)、ラクトバチルス・ブレービス(Lactobacillus brevis、 ATCC14434)(菌b)およびラクトバチルス・フルクティボランス(Lactobacillus furctivorans、 ATCC27742)(菌c)のいずれかを使用し、納豆菌としてNattokinase(EC3.4.21.62、和光純薬工業社製)(菌u)を使用して、それぞれ濃度が1×10 〜1×10 CFU/mlの種菌液を用意した。
一方で、固形分8質量%の豆乳1000mlと、120℃のオートクレーブで滅菌処理したジャガイモとニンジン各20gとを混合し、ミキサーによる均質微細化の後に160メッシュの篩を通して、均一な懸濁液状の植物系乳酸菌用水性培地Aを調製した。そして、この水性培地Aを入れた攪拌機付の培養器を4基用意した。
次いで、それぞれの培養器中の水性培地Aに、(菌a)〜(菌c)から選んだいずれかの乳酸菌種菌液1mlをグリーンベンチ内で加えると共に、(菌u)の納豆菌種菌液1mlをグリーンベンチ内で加え、温度37℃で72時間攪拌培養して、表1に示すような乳酸菌含有量(CFU/ml)と、納豆菌含有量(CFU/ml)とを有する培養液(au1)〜(cu1)を得た。比較のために、納豆菌を使用せずに乳酸菌(菌a)のみで培養した培養液(a1)を得た。
また、ラクトバチルス属の乳酸菌に代えて動物性のホモ発酵型乳酸球菌であるストレプトコッカス・サーモフィルス(Streptococcus thermophilus)(菌d)またはヘテロ発酵型のラクトバチルス・ブチネリ(Lactobacillus buchneri、 ATCC11579)(菌e)を使用して、1×10 〜1×10 CFU/mlの種菌液を用意した。
一方、純水1000mlと、スキムミルク100gと、ペプトン6gと、乳糖34gとを混合して、均一な乳濁液状の動物系乳酸菌用水性培地Bを調製した。そして、この水性培地Bを入れた攪拌機付の培養器を2基用意した。それぞれの培養器中の水性培地Bに、(菌d)または(菌e)の乳酸菌種菌液10μlを加えると共に、(菌u)の納豆菌種菌液2μlを加え、温度37℃で72時間攪拌培養して、表1に示すような乳酸菌含有量(CFU/ml)と、納豆菌含有量(CFU/ml)とを有する培養液(du1)および(eu1)を得た。
(乳酸菌および納豆菌の含有量の測定法)
乳酸菌含有量の測定は、測定試料をリン酸緩衝0.85%食塩水で予想菌数に応じて多段階に希釈して、希釈度の異なる複数の試料液を調製し、各1mlをシャーレに分注して43〜45℃に保持しておき、ペプトン5g/l、酵母エキス2.5g/l、グルコース1g/l、L−システイン0.1g/l、寒天15g/lを含み、ブロムクレゾールパープル(BCP)を添加したプレートカウント寒天培地をこれに注いで混合固化させ、35〜37℃で72時間培養した後、乳酸菌のコロニー数を数えて乳酸菌含有量(CFU/ml)を算出する方法によった。
また、納豆菌含有量の測定は、希釈平板法(メルク標準寒天培地を使用)に従って行った。すなわち、メルク標準寒天培地を予め固化させておいたシャーレに、乳酸菌の場合と同様に、測定試料をリン酸緩衝0.85%食塩水で多段階に希釈して調製した試料液0.1mlを注ぎ、コンラージ棒で均一に塗り広げて、25℃で5〜7日間培養し、納豆菌のコロニー数を数えて、納豆菌含有量(CFU/ml)を算出する方法によった。
(菌体粉末の製造)
それぞれの培養液を、130℃の熱風を用いる試験用の噴霧乾燥機により乾燥処理し、粉末状の乾燥菌体(au2)〜(eu2)を得た。これらの菌体粉末について、乳酸菌および納豆菌の含有量を測定し、菌体粉末1g当たりの菌数(CFU/g)として算出した。結果を表1に示した。
Figure 2013162769
この培養成績から、培地中に納豆菌がしない場合(培養液a1)に比較して、納豆菌が共存する場合(培養液au1〜cu1)には、乳酸菌の生育が大きく改善されることがわかる。
実施例1(飼料添加物の製造)
上記の菌体粉末に乳糖を加えて菌体濃度が1.6×10 CFU/gとなるように調製した後、この配合物1重量部と緑茶の茶殻9重量部を配合し、充分に混合して、菌体濃度が1.6×10 CFU/gに調整された、本発明例及び比較例の飼料添加物を製造した。同様にして、茶殻の代わりに日本酒発酵粕を使用して、菌体濃度が1.6×10 CFU/gに調整された本発明例及び比較例の飼料添加物を製造した。それぞれの飼料添加物の成分は表2に示すとおりである。また、菌体粉末を使用せずに茶殻5重量部と日本酒発酵粕5重量部の混合物からなる飼料添加物(ck)を製造した。
Figure 2013162769
実施例2(養豚用調合飼料の製造)
養豚用の餌として、破砕米:51.1重量部、米糠:1重量部、大豆粉:10.2重量部、押出全脱脂大豆:20.5重量部、魚粉:6.1重量部、脱脂粉乳:5.1重量部、大豆油:3.1重量部、リン酸カルシウム:1.1重量部、食塩:0.3重量部、L−リジン:0.2重量部、DL−メチオニン:0.2重量部、L−トレオニン:0.1重量部、ビタミン/ミネラル:1重量部(合計100重量部)の基礎配合組成を有する養豚基本飼料Cを用意した。この養豚基本飼料C100重量部に対し、表2に示す飼料添加物をそれぞれ1重量部配合して養豚用調合飼料を製造した。また、比較のために、抗生物質であるサルファートリメトプリム(ST合剤)を含むフラボマイシン剤を0.20重量部配合した養豚調合飼料および茶殻と日本酒発酵粕のみを配合した養豚調合飼料を準備した(表3参照)。
実施例3(ブロイラー飼育用調合飼料の製造)
ブロイラー飼育用の餌として、トウモロコシ:57.2重量部、大豆粉:32重量部、魚粉:7重量部、リン酸カルシウム:0.5重量部、カキ殻:0.6重量部、食塩:0.5重量部、米糠油:2重量部、DL−メチオニン:0.2重量部(合計100重量部)の基礎配合組成を有するブロイラー基本飼料Cを用意した。このブロイラー基本飼料D100重量部に対し、表2に示す飼料添加物をそれぞれ1重量部配合してブロイラー飼育用調合飼料を調合した。また、比較のために、抗生物質であるサルファートリメトプリム(ST合剤)を含むフラボマイシン剤を0.20重量部配合したブロイラー飼育用調合飼料および茶殻と日本酒発酵粕のみを配合したブロイラー飼育用調合飼料を準備した(表4参照)。
実施例4(ペット用調合飼料の製造)
ペット(犬)用の餌として、タンパク質(穀類・小麦、さとうもろこし、大麦、米、とうもろこし等)23質量%以上;脂肪(肉類・チキン、ビーフ)11質量%以上;油脂類(牛脂、ひまわり油)、繊維質(野菜類:にんじん、ほうれん草、トマト)5質量%以下;灰分8.0質量%以下、水分10.5質量%以下の基礎配合組成を有するペット(犬)用基本飼料(Pedigree・ドライ成犬用、ビーフ入り)Eを用意した。このペット(犬)用基本飼料E100重量部に対し、表2に示す飼料添加物をそれぞれ1重量部配合してペット(犬)用調合飼料を製造した。また、比較のために、抗生物質であるオキシテトラサイクリンを0.05重量部配合したペット(犬)用調合飼料を準備した(表5参照)。
実施例5(調合飼料による養豚試験)
ランドレース交配種の4週齡離乳子豚から、各々平均体重9〜9.5kgの8頭ずつを選んで、1.5m×2m毎の6区に分けたカーテン豚舎にそれぞれ入れ、表3に示す養豚調合飼料をそれぞれの区に給餌して、4週齡から8週齡まで飼育した。なお、水は給水器による自由給水、餌も自由給餌とした。こうして4〜8週齡の期間における各豚舎の8頭の豚の糞を各10g、合計で80gをプラスチック製袋に入れて密封し、袋の出口にセンサー(北川式ガス検知管)を挿入してアンモニア濃度(PPM)および硫化水素濃度(PPM)を測定した。結果を表3に示す。
Figure 2013162769
表3の結果から、本発明の調合飼料を給餌した豚が排泄した糞便は、アンモニア濃度、硫化水素濃度がともに大幅に低減しており、糞便の臭いが効果的に低減されていることがわかる。また、抗生物質などの動物薬を用いずに、健全に、且つ順調に生育していた。
実施例6(調合飼料によるブロイラー飼育試験)
白色プリマスロック系ブロイラーの2週齡幼雛から、各々平均体重300〜310gの50羽ずつを選んで、1.9m×4m毎の9区に分けた平飼い鶏舎にそれぞれ入れ、表4に示すブロイラー調合飼料を、それぞれの区に給餌して、2週齡から7週齡まで肥育した。なお、水は給水器による自由給水、餌は絶えず餌が残っている不断給餌とした。こうして7週齡目における各鶏舎の50羽のブロイラーの糞を無作為に100g採取してプラスチック製袋に入れて密封し、袋の出口にセンサー(北川式ガス検知管)を挿入してアンモニア濃度(PPM)および硫化水素濃度(PPM)を測定した。結果を表4に示す。
Figure 2013162769
表4の結果から、本発明の調合飼料を給餌した鶏が排泄した糞便は、アンモニア濃度、硫化水素濃度がともに大幅に低減しており、糞便の臭いが効果的に低減されていることがわかる。また、抗生物質などの動物薬を用いずに、健全に、且つ順調に生育していた。
実施例7(調合飼料によるペット飼育試験)
雑種犬・雄80匹、雌40匹を各20匹の6グループ(平均体重3〜4Kg)に分け、4m×4m毎の6区に分けた平飼い犬舎にそれぞれのグループを入れて、表5に示すペット(犬)用調合飼料を給餌して10日間飼育した。給餌に当たっては、雑種犬1匹当たりの体重を測定して、日ごとに給餌量の調整を行った。養育10日目における各犬舎の20羽の犬の糞を無作為に100g採取してプラスチック製袋に入れて密封し、袋の出口にセンサー(北川式ガス検知管)を挿入してアンモニア濃度(PPM)および硫化水素濃度(PPM)を測定した。結果を表5に示す。
Figure 2013162769
表5の結果から、本発明の飼料添加物を用いて調合した調合飼料を給餌したペット(雑種犬)が排泄した糞便は、アンモニア濃度、硫化水素濃度がともに大幅に低減しており、糞便の臭いが効果的に低減されていることがわかる。また、抗生物質などの動物薬を用いずに、健全に、且つ順調に生育していた。
本発明によると、家畜、家禽、ペット動物、観賞用動物などの動物が排泄する排泄物の臭気低減に有効な調合飼料およびその調合飼料を簡便な操作で製造することを可能にする飼料添加剤が提供される。この飼料添加物は、乾燥した固形物であるため取り扱いが容易であり、保存も容易である。本発明の調合飼料を動物に給餌すると、体内での飼料の摂取が促進され、消化吸収の効率も高まって生育状態も改善され、高価な抗生物質を用いずとも健康な家畜などを効率よく生産することが期待できる。

Claims (9)

  1. ラクトバチルス属に属する少なくとも1種以上の乳酸菌、納豆菌および植物性賦形剤を含んでなることを特徴とする固形の飼料添加物。
  2. 乳酸菌が、ラクトバチルス・ファーメンタム、ラクトバチルス・ブレービスおよびラクトバチルス・フルクティボランスから選ばれた少なくとも1種以上の乳酸菌である請求項1に記載の飼料添加物。
  3. 飼料添加物が、粒状ないし粉状の乾燥固形物である請求項1または2に記載の飼料添加物。
  4. 植物性賦形剤が、茶殻または酵母発酵粕である請求項1〜3のいずれかに記載の飼料添加物。
  5. 乳酸菌の含有量が、3×10〜3×10CFU/gの範囲内にある請求項1〜4のいずれかに記載の飼料添加物。
  6. 納豆菌の含有量が、3×105 CFU/g〜3×10 CFU/gの範囲内にある請求項1〜5のいずれかに記載の飼料添加物。
  7. ラクトバチルス属に属する乳酸菌を納豆菌の共存下に水性培地により培養して培養液を得、該培養液を乾燥し固形化したのち植物性賦形剤と混合するか、または該培養液を植物性賦形剤と混合したのち乾燥し固形化することを特徴とする飼料添加物の製造方法。
  8. 請求項1〜6のいずれかに記載の飼料添加物を飼料に配合してなる、乳酸菌の含有量が3×10CFU/g〜3×10CFU/gである調合飼料。
    の製造方法。
  9. 動物に請求項8記載の調合飼料を食餌として与えることを特徴する動物の飼育方法。
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