JPH07101478A - 合成樹脂製の剛性容器 - Google Patents
合成樹脂製の剛性容器Info
- Publication number
- JPH07101478A JPH07101478A JP24832993A JP24832993A JPH07101478A JP H07101478 A JPH07101478 A JP H07101478A JP 24832993 A JP24832993 A JP 24832993A JP 24832993 A JP24832993 A JP 24832993A JP H07101478 A JPH07101478 A JP H07101478A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- container
- operating body
- closing
- cap
- synthetic resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Landscapes
- Containers And Packaging Bodies Having A Special Means To Remove Contents (AREA)
- Details Of Rigid Or Semi-Rigid Containers (AREA)
Abstract
に、硬質又は比較的硬質の合成樹脂にて製造した剛性容
器において、他の物を使用することなく、ワンタッチ的
に開封できるようにする。 【構成】容器本体2の口部4に形成した閉止部6に、ル
ープ状の弱化線7と、容器の外側に露出する操作体8と
を形成し、操作体8の折り操作にて、閉止部6を弱化線
7の箇所で折損する。
Description
れ箇所を修復するためのシール剤(コーキング剤)を充
填したポンプ式容器のように、硬質又は比較的硬質の合
成樹脂にて形成した剛性容器(容易に撓み変形しない容
器)に関するものである。
ール剤を充填するポンプ式の容器は、図14(a)に示
すように、円筒状の容器本体21の一端に口部22を形
成して、この口部22に先窄まりのキャップ23を螺着
する一方、容器本体21の他端を開口して、この他端の
開口部からプランジャ24を摺動自在に嵌め込んだ構成
になっている。この容器は、専用のガンに装着して、前
記プランジャ24を容器本体21内に押し込むことによ
り、シール剤25をキャップ23の先端の吐出孔26か
ら押し出すようにしている。
及び開封する手段としては、一般に、図14(b)に示
すように、口部22の先端面22a又は内底面22b
に、アルミ箔等の薄いシート27を貼着して、このシー
ト27をキャップ23の先端で突き破ったり、或いは、
図14(c)に示すように、口部22に薄い閉止膜28
を一体成形して、この閉止膜28をキャップ23の先端
で突き破ったりするようにしている。
錐状の刃物がなくてもワンタッチ的に開封できるように
したものであるが、キャップ23でシート27又は閉止
膜28を突き破るに際して、キャップ23の先端にシー
ル剤25が付着するため、開封後においてキャップ23
の外面が汚れると言う問題があった。
るために口部22に大きな孔を空けようとすると、キャ
ップ23を深く突き刺さねばならないため、キャップ2
3の汚れが顕著に現われることになる。本発明は、キャ
ップの有無に関係なく、汚れを生じない状態で至極容易
に開封できるようにした剛性容器を提供することを目的
とするものである。
本発明は、剛性を有する容器本体の口部に、当該口部を
塞ぐ閉止部を一体成形し、この閉止部に、ループ状の弱
化線と、容器の外側に露出した操作体とを、当該操作体
に対する半径方向の外力にて前記弱化線の箇所が折損す
るように形成する構成にした。
部とに別々に製造して、口部のみを、その閉止部が折損
し得るように硬質の合成樹脂にて製造しても良いのであ
り、本願における「剛性容器」は、このようなものも含
む概念である。
指で摘んで半径方向に押しやる等して、操作体を容器本
体の軸線に対して傾けるように折り操作し、閉止部を弱
化線の箇所で折損すると言うワンタッチ的な操作によ
り、容器の口部を開封することができる。
成樹脂で製造した剛性の高い容器であっても、何らの器
具を要することなく、ワンタッチ的に開封することがで
きる効果を有する。また、請求項2に記載したように、
口部にキャップを螺着した容器に適用すると、開封前に
おいては閉止部における操作体がキャップで保護されて
いるから、流通段階で不測に開封する事故を確実に防止
した状態で、キャップの汚れを招来することなく至極容
易に開封できる効果を有する。
た場合の実施例を図面(図1〜図13)に基づいて説明
する。図1〜図7に示すのは第1実施例であり、これら
の図において符号1は、筒状の容器本体2と先窄まり状
に形成したキャップ3とから成る容器で、容器本体1の
一端には、外周面にねじ山を造形した口部4を形成し、
この口部4に前記キャップ3を螺着している。容器本体
2の内部には、図2に示すように、有底筒状のプランジ
ャ5が摺動自在に嵌まっている。
は、当該口部4を塞ぐ閉止部6を一体成形し、この閉止
部6の外周縁に、外向きに開口した断面V字状の溝を形
成することにより、薄肉状の弱化線7を全周にわたって
延びるように形成している。また、閉止部6のうち前記
弱化線7よりも内側の部位に、平断面十字状で容器1の
軸線方向に沿って延びる操作体8を連接する。
ンのように硬質又は比較的硬質の合成樹脂を素材として
形成されている。以上の構成において、キャップ3を螺
合した容器本体2の内部に、その他端の開口部からシー
ル剤(図示せず)を充填してから、開口部をプランジャ
5で塞ぐことにより、シール剤の包装が完了する。この
包装状態で、閉止部6における操作体8はキャップ3で
保護されているから、流通段階で不測に開封してしまう
ことは全くない。
は、キャップ3を取り外して、図2に一点鎖線3aで示
すように、その先端寄りの適宜分を切除することによ
り、先端に吐出孔9を形成する一方、図6に示すよう
に、閉止部6における操作体8を指で摘んで、これを半
径方向に押しやって、容器1の軸線に対して傾けるよう
に折り操作する。すると、容器本体2が比較的硬質の合
成樹脂製で硬いため、閉止部6が弱化線7の箇所で折損
して、口部4が開封される。
7に示すように、開封後の口部4にキャップ3を螺着し
てから、容器1を専用のガン(図示せず)に装着し、ガ
ンにてプランジャ5を容器本体2内に押し込むと、シー
ル剤がキャップ3の吐出孔9から押し出される。なお、
上記の実施例では、キャップ3の先端を切除して吐出孔
9を形成した場合であったが、キャップ3の先端に予め
吐出孔9を形成しておいても良い。
8の形状・大きさ、或いは弱化線7の形状や大きさは、
上記の第1実施例の他、種々の形態にすることができ
る。そのうちの幾つかの例を図8〜図13に示してい
る。図8に示すのは、前記第1実施例の変形例を示す第
2実施例であり、この第2実施例では、閉止部6のうち
その外周縁よりも内側に入り込んだ部位に環状の弱化線
7を形成し、この弱化線7で囲われた部位に平断面十字
状の操作体8を連接したものである。
施例は、閉止部6の内面に、弱化線7の内周縁に沿って
延びる環状リブ10とこれに連接する放射状リブ11と
を造形する一方、閉止部6の外面に平断面十字状の操作
体8を連接している。この実施例では、弱化線7を閉止
部6の外周縁に沿って延びるように形成する一方、操作
体8は、弱化線7よりも半径内側に入り込んだ箇所に形
成している。
面Y字状に形成した第4実施例であり、図10(b)に
示すのは、操作体8を円筒状に形成した第5実施例であ
る。図11に示すのは第6実施例であり、この実施例
は、操作体8を円筒状に形成した場合において、操作体
8の内周面に、略直角三角形状のリブ12を放射状に延
びるように多数枚連接して、これら多数枚のリブ12で
囲われた部位にキャップ3を先端部を差し込んで、キャ
ップ3で操作体8を倒し操作し得るようにしている。こ
の場合、キャップ3を使用しなくても、人の指の力だけ
で操作体8を倒し操作することによっても開封できる。
実施例は、閉止部6を、操作体8と同じ形状の筒状に形
成して、その内部に底板6aを連接した場合において、
閉止部6のうち底板6aよりも下方の部位の外周面に環
状の弱化線7を形成したものである。また、図13に示
す第8実施例は、容器本体2における口部4のうちその
先端よりも内側に位置した部位に閉止部6を連接し、こ
の閉止部6に円筒状の操作体8を連接したものである。
適用した場合であったが、本発明は、他の粘性物質を充
填するポンプ式の容器を始めとして、剛性容器に広く適
用することができる。
る。
(b)は(a)のb−b視断面図である。
(b)のa−a視断面図、(b)は(a)のb−b視断
面図である。
実施例の平面図である。
を示す図、(b)は(a)のb−b視断面図である。
る。
Claims (3)
- 【請求項1】剛性を有する容器本体の口部に、当該口部
を塞ぐ閉止部を一体成形し、この閉止部に、ループ状の
弱化線と、容器の外側に露出した操作体とを、当該操作
体に対する半径方向の外力にて前記弱化線の箇所が折損
するように形成したことを特徴とする合成樹脂製の剛性
容器。 - 【請求項2】円筒状に形成した容器本体の一端に、先窄
まりのキャップが螺合する小径筒状の口部を形成し、こ
の口部に、当該口部を塞ぐ閉止部を一体成形し、この閉
止部に、容器の軸線に沿って外向きに突出する操作体
を、当該操作体が前記キャップにて覆われるように形成
し、更に、前記閉止部のうち前記操作体の外側の部位
に、前記操作体に対する半径方向の外力にて折損するよ
うにしたループ状の弱化線を形成したことを特徴とする
合成樹脂製の剛性容器。 - 【請求項3】「請求項1」又は「請求項2」において、
その素材が高密度ポリエチレンであることを特徴とする
合成樹脂製の剛性容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24832993A JPH07101478A (ja) | 1993-10-04 | 1993-10-04 | 合成樹脂製の剛性容器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24832993A JPH07101478A (ja) | 1993-10-04 | 1993-10-04 | 合成樹脂製の剛性容器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07101478A true JPH07101478A (ja) | 1995-04-18 |
Family
ID=17176468
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24832993A Pending JPH07101478A (ja) | 1993-10-04 | 1993-10-04 | 合成樹脂製の剛性容器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07101478A (ja) |
-
1993
- 1993-10-04 JP JP24832993A patent/JPH07101478A/ja active Pending
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A521 | Written amendment |
Effective date: 20031215 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
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A02 | Decision of refusal |
Effective date: 20040316 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 |
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A521 | Written amendment |
Effective date: 20040430 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 |
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A911 | Transfer of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20040510 |
|
A912 | Removal of reconsideration by examiner before appeal (zenchi) |
Effective date: 20040528 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912 |