JPH07101472B2 - ごみピット内の煙・火災監視装置並びに煙・火災監視方法 - Google Patents

ごみピット内の煙・火災監視装置並びに煙・火災監視方法

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JPH07101472B2
JPH07101472B2 JP29568790A JP29568790A JPH07101472B2 JP H07101472 B2 JPH07101472 B2 JP H07101472B2 JP 29568790 A JP29568790 A JP 29568790A JP 29568790 A JP29568790 A JP 29568790A JP H07101472 B2 JPH07101472 B2 JP H07101472B2
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正秀 西垣
義人 福間
哲也 中村
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ごみ焼却プラントに於けるごみピツト等の防
災システムの改良に関するものであり、ピツト内に於い
てごみクレーンやごみ自体の移動等があっても、これ等
の外乱要因に影響されることなく可視濃度検出法によ
り、煙の発生を高精度で検出できるようにした、ごみピ
ット内の煙・火災監視装置と煙・火災監視方法に関する
ものである。
(従来の技術) ごみ焼却プラントのごみピット内へは、収集されて来た
種々雑多な多量の都市ごみが順次貯留されて行く。
ところで、ごみピット内ごみは化学薬品等の発火性物質
や金属粉、たばこの吸いがら等の混入している場合が多
くあり、またごみピット内の堆積ごみの醗酵熱による自
然発火等、火災を生ずる危険の極めて高いものである。
そのため、従来のごみ焼却プラントに於いては、ごみピ
ットの防災用監視装置としてテレビモニターを応用した
監視装置が多く設置されており、火災や発煙の検知と同
時に放水を開始するようにしている。
しかし、前記テレビモニター型防災監視装置は操作員の
目視による監視を基本とするものであり、連続的な自動
監視が出来ないと云う難点がある。
一方、この様なテレビモニター型防災監視装置の欠点を
補うものとして、出願人は先に赤外線カメラを応用した
ごみピット様の自動防災装置を開発し、これを公開して
いる(特願平1−326534号等)。即ち、当該ごみピット
用自動防災装置は、赤外線可視カメラセンサーを用いて
一定の監視区域のごみ層表面を自動走査すると共に、カ
メラセンサーからの映像データを画像処理及びデータ処
理することにより、ごみ層表面の温度分布の演算や火災
発生地点の判別を行ない、火災発生と判断した場合に
は、火災発生地点へ向けて自動放水を行なうように構成
されている。
前記赤外線可視カメラセンサーを用いたごみピット用の
防災装置は、所定区域のごみ層外表面の温度分布を比較
的迅速且つ正確に検出することが出来、優れた実用的効
用を奏するものである。
しかし、ごみピット内に於ける火災を早期に検知して大
事故に至るのを未然に防止するためには、ごみ層外表面
の温度分布から火災の発生を検出するだけでなく、煙の
発生をも早期に且つ正確に検出する必要がある。何故な
ら、ごみ層の場合には発火の前段階として必ず煙の発生
が先行するからである。
而して、赤外線可視カメラセンサーからの映像信号に所
謂画像処理を施し、この画像処理データをデータ処理す
ることにより煙の発生を検出することは、所謂可視濃度
差検出法を利用することにより基本的に可能である。
しかし、ごみピツト内に於いては、ごみクレーンの移動
及び揺動、クレーンの作動によるピット内ごみの移動及
びごみ投入ゲートの開放時のごみの移動等を煙発生以外
の要因(以下、不要外乱要因と呼ぶ)によっても可視濃
度差が生ずるため、ごみ層からの煙の発生やその発生地
点を迅速且つ正確に検出することは極めて困難であり、
未だ実用に供し得る技術が存在しない状態にある。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は従前の赤外線可視カメラセンサーを用いたごみ
ピット用自動防災装置に於ける上述の如き問題、即ち、
ごみクレーンの動きやごみそのものの動きが煙の発生の
場合と同様にピツト内ごみ層外表面の可視濃度差を生ず
る要因となるため、限定された監視、運用の環境下でし
か迅速且つ正確な煙の発生の自動検出が出来ないと云う
問題を解決せんとするものであり、ごみピットに特有の
外乱要因が存在する間は自動的に煙発生の検出処理を中
断することによってこれを排除し、如何なる環境下に於
いても迅速且つ高精度の煙の発生を自動的に早期検知で
きるようにした、赤外線可視カメラセンサーを用いたご
みピツト内の煙・火災監視装置と煙・火災監視方法を提
供するものである。
(課題を解決するための手段) 本件装置発明は、ごみピツトI内を自動走行する複合型
赤外線可視カメラセンサー1と;前記赤外線可視カメラ
センサーIからの可視系画像信号及び赤外系画像信号を
処理する画像処理装置5と;前記画像処理装置5からの
赤外系処理データにより火災発生の検出Xを、また可視
系処理データにより煙発生の検出Pを夫々行なうと共
に、煙及び火災発生源の演算S及び警報・制御信号の発
信Uを行なうデータ処理装置6とから成るごみピット内
の煙・火災監視装置に於いて、前記データ処理装置6
に、ごみクレーンGの作動状態及びごみ投入ケートNの
開閉状態を外す外部データが入力され、ごみクレーンG
の揺動、ごみクレーンGによるごみのつかみや放出や撹
拌及びごみ投入ゲートNからのごみの投入の各外乱要因
の影響を排除して煙発生の監視を行なえる監視可能時間
帯を演算Yすると共に、演算した監視可能時間帯内に前
記煙発生の検出Pを行なわしめる監視可能時間帯生成装
置16を備えたことを発明の基本構成とするものである。
また、本件方法発明は赤外系センサーと可視系センサー
とを備えた複合型赤外線可視カメラセンサーによりごみ
ピット1内のごみ層外表面を自動走査し、前記赤外線可
視カメラセンサーIからの画像信号を画像処理Q並びに
データ処理Rすることにより、前記赤外系センサーから
の画像データに基づいて濃度差法により火災発生の検出
Xを、また前記可視系センサーからの画像データに基づ
いて可視濃度作法により煙発生の検出Pを夫々行なうと
共に、ごみクレーンGの作動状態やごみ投入ゲートNの
開閉状態を示す外部データを監視可能時間帯生成装置16
へ入力し、ごみクレーンGの揺動、ごみクレーンGによ
りごみのつかみや放出や撹拌及びごみ投入ゲートNから
のごみの投入の各外乱要因によって悪影響を受けること
なく可視濃度差法により煙発生を監視できる監視可能時
間帯を演算Yし、当該監視可能時間帯内に前記可視濃度
差法による煙発生の検出Pを行なうと共に、前記監視可
能時間帯外は煙発生の検出Pを排除することを発明の基
本構成とするものである。
(作用) 赤外線可視カメラセンサー1からの画像信号は画像処理
装置5で処理されたあと、データ処理装置6へ入力され
る。
データ処理装置6では、カメラセンサー1からの可視系
画像データに基づいて可視濃度差法によって煙発生の検
出Pが、また、赤外系画像データに基づいて濃度差法に
より火災の発生の検出Xが行なわれる。
煙又は火災発生が検出されると、発生源の演算が行なわ
れ、必要な警報や自動放水銃の制御用信号が発信され
る。
また、ごみクレーンGの作動状態やごみ投入ゲートNの
開放状態を示す外部データがデータ処理装置6の監視可
能時間帯生成装置16へ入力され、ごみクレーンGによる
ごみのつかみや移動、撹拌、ごみクレーンGの揺動、ご
み投入ゲートNの開放時のごみHの投入等の外乱要因に
よって、可視濃度差法による煙の発生の検出が悪影響を
受けることなしに行なえる監視可能時間帯が演算され
る。
演算された監視可能時間帯信号Oは煙発生処理の制御装
置へ入力され、煙発生の検出が当該監視可能時間帯に於
いて行なわれると共に、監視可能時間帯外に於いては煙
発生検出処理Pが排除される。
これにより、高精度な煙発生の検出が可能となる。
(実施例) 以下、第1図乃至第7図に基づいて本発明の実施例を説
明する。
第1図は本発明に係る煙・火災監視装置の基本構成を示
すものであり、当該煙・火災監視装置はカメラセンサー
部Aと検出部Bとアラーム発生部Cと外部入力部Dとか
ら構成されている。前記カメラセンサー部Aには赤外系
センサー部A1と可視系センサー部A2とが、検出部Bには
火災発生検出部B1と煙発生検出部B2と監視可能時間帯生
成部B3とが、アラーム発生部Cには火災アラーム発生部
C1と煙アラーム発生部C2とが夫々設けられている。
また、前記監視可能時間帯生成部B3へは外部データ入力
部DからごみクレーンGの作動状態やごみ投入ゲートN
の作動状態の外部データが入力されており、更に、監視
可能時間帯生成部B3からの出力が煙発生検出部B2へ入力
させている。
又、第2図は本件発明に係るごみピット内の煙・火災監
視装置の全体構成を示すブロック線図であり、図に於い
て、1は赤外線可視カメラセンサーであって、同一光軸
・同一視野の複合型カメラセンサーが使用されている。
当該カメラセンサー1はごみピット内の上方に設けられ
ており、旋回装置15により一定の速度で移動することに
より、夫々所定の監視域を自動走査している。
また、2は赤外線可視カメラセンサー1のコントローラ
であり、3は画素データの伝送装置、4は各検出チャン
ネルからの画像データを切換えるビデオスイッチ装置、
5は画像処理装置、6はデータ処理装置、7はデータ電
送装置、8は警報装置、9はごみクレーンGの移動及び
作動やごみ投入ゲートNの開・閉等に関するデータの入
力用の外部インターフェース、10は放水銃コントロー
ラ、11は放水銃、12はディスプレイ、13はプリンター、
14はTVモニターである。
前記各赤外線可視カメラセンサー1からの赤外系画像デ
ータ及び可視系画像データは、画像データ伝送装置3を
通して夫々ビデオスイッチ装置4へ入力され、該ビデオ
スイッチ装置4を介して所定の順序で自動的に画像処理
装置5へ順次入力されて行く。
前記画像処理装置5で処理された赤外系画像データ及び
可視系画像データは、夫々データ処理装置6へ入力さ
れ、ここで後述する煙発生の検出、火災発生の検出及び
発生場所の演算等が行なわれると共に、必要な警報信号
や放水銃の制御信号等が外部へ発信される。
即ち、本発明に於いては第1図に示す如く、前記複合型
カメラセンサー1の赤外線系センサーによって火災の発
生が監視、検出され、これによって火災発生のアラーム
が発信される。またカメラセンサー1の可視系センサー
によって煙の発生が監視・検出され、煙発生のアラーム
が発信される。
尚、本件発明を構成する上記各装置1〜15やその作動
は、本件出願人が先に公開している特願平1−326534号
記載のものと基本的にほぼ同じである。
而して、本件発明に於いては、第2図に示す如く、前記
データ処理装置6へ外部インターフェース9を介してご
みクレーンGの作動状態やごみ投入ゲートNの作動状態
に関するデータが入力されている。即ち、データ処理装
置6内には後述する様な監視可能時間帯生成装置16が設
けられており、当該監視可能時間帯生成装置16に於いて
外部から入力されたごみクレーンGの作動状態やごみ投
入ゲートの作動状態に関するデータを用いて、ごみクレ
ーンGやごみ投入ゲートNの作動に起因する外乱の影響
を受けることなく煙発生の検出を高精度で行なうことが
可能な監視可能時間帯を演算し、この演算した監視可能
時間帯内に煙発生の検出処理が行なわれる。
次に、本件発明に係るごみピットの煙・火災監視方法を
説明する前に、赤外線監視カメラセンサー1からの可視
画像による煙発生の検出と、この煙発生の検出に悪影響
を及ぼす外乱要因について考察する。
第3図(a)は赤外線可視カメラセンサー1からの可視
画像により、ごみピットI内の煙発生を検出する場合の
基本概念を示す図である。
図に於いてF1(t1)は基準画像であって、フレームサン
プリングによって得られた正常時(煙の発生なし)t1
於ける入力画像である。また、Fn(tn)はフレームサン
プリングによって得られた時間tnに於ける入力画像であ
る。前記基準画像F1(t1)を基準として、画像Fn(tn)
とのリアルタイムの可視濃度等の時間差分を演算するこ
とにより、煙の発生を検出することが出来る。尚、煙発
生の判定は、濃度差>N(設定値)、サイズ>S(設定
値)及びアドレス移動の有無等を基本的な判定条件とし
て行なわれる。
また、第3図(b)及び第3図(c)は可視濃度差法に
よる煙発生の判定に影響を与える外乱要因の概念を説明
するものであり、前者は完全移動体(例えばごみクレー
ンの上・下方向移動や左・右方向移動の様な場合)の場
合の、また後者は不完全移動体(ごみクレーンの左方向
への揺動やごみクレーンから放出されたごみやごみの撹
拌の様な場合)の場合の濃度差分の検出を示すものであ
る。
即ち、第3図(b)の完全移動体の場合には差分発生部
Eにアドレス(x・y)の移動があり、アドレスが全く
変化しない「煙発生」の場合(第1図(a))との判別
が容易にできる。
これに対して、第3図(c)の不完全移動体の場合に
は、差分発生部Eのアドレス移動に重なり部E1が生じ、
煙発生の場合との判別が困難となる。
更に、第4図(a)乃至第4図(e)は、ごみピットI
に於ける赤外線可視カメラセンサー1から見た監視エリ
ア内の前記外乱要因の一例を示すものである。即ち、第
4図(a)はごみクレーンGの左右方向又は上下方向へ
の移動、第4図(b)はごみクレーンGの左右方向への
揺動、第4図(c)はクレーンGからのごみHの放出や
クレーンGによるごみHのつかみ込み、第4図(d)は
クレーンGによるごみHの撹拌及び第4図(e)はごみ
投入ゲートIの開放時のごみHの投入を夫々示すもので
ある。
前記第4図(a)のごみクレーンGの左右方向又は上下
方向への移動は所謂完全移動体のパターン(第3図a)
であり、「煙発生」の場合との判別を行なうことができ
る。
これに対して、前記第4図(b)、第4図(c)、第4
図(d)及び第4図(e)のケースは所謂不完全移動体
のパターン(第3図c)であり、「煙発生」の場合との
判別が困難なケースに該当するものであり、また、これ
等の外乱要因はその形状やサイズが不特定のものであ
る。
結果として、「煙発生」を正確に検出するためには、ご
みピットI内に於ける前記各種の外乱要因を排除して、
背景濃度が一定の状態(即ち、背景が静止の状態)下に
於いて、異常状態(即ち、煙発生状態)を検出する必要
がある。
第1表は前記背景濃度が一定の状態を現出するための条
件を構成する要素の一例を示す一覧表である。
当該第1表に於いて、1−nはクレーンの番号(即ち、
nはクレーンの設置台数)、J1〜JnはクレーンGが赤外
線可視カメラセンサー1の視野外の位置(例えばピット
の上方位置)にあること、K1〜Knはクレーンがごみのつ
かみや撹拌、放出等をしない状態にあること、Lはごみ
投入ゲートNが閉鎖状態にあることを夫々示すものであ
る。
即ち、ごみクレーンGの動きとごみHの動きの二点のみ
から前記「背景濃度が一定の状態」を現出するには、
ごみクレーンGの位置がカメラセンサー1の視野外(上
部)にあること、ごみクレーンGがごみの撹拌や放出
をしない状態にあること、及びごみ投入ゲートNが閉
の状態にあることの三つの条件要素を一定の関係で組み
合せる必要があり、前記、、の各環境条件要素に
関するデータを把握することにより、「煙検出」を正確
に高精度で行なうことが可能な「監視可能時間帯」を求
めることが出来る。
第5図は、前記第1表の環境条件要素に関する外部デー
タを用いて、正確な煙検出の可能な監視可能時間帯を生
成する監視可能時間帯生成装置16の一例を示すものであ
り、前記第1表の環境条件要素の組み合せをロジック回
路Mを用いて構成したものである。即ち、クレーンの位
置J1〜Jnとクレーンの動きK1〜Knとごみ投入ゲートの開
閉状態Lの特定な状態にある三つの要素を〔(3AND×
4)+(4OR)〕のロジック回路Mを介して組み合せる
ことにより、煙発生の検出を外乱要因に影響されること
なく高精度で行なうことが出来る「監視可能時間帯信
号」Oが、その出力として得られる。
第6図は、前記監視可能時間帯生成装置16の出力Oと煙
発生の検出処理Pとのタイミング関係を示すものであ
り、前記監視可能時間帯生成装置16からの監視可能時間
帯生成信号Oがonの間に、データ処理装置6に於いて、
煙発生の検出処理Pが行なわれ、一方、信号Oがoffの
間は煙発生の検出処理Pが行なわれず、処理排除P′の
状態となる。尚、tαは煙検出処理時間の制御タイムで
ある。
次に、前記第1図及び第2図に示した本発明の煙・火災
監視装置の作動を、その画像処理及びデータ処理のフロ
ー線図を参照しつつ説明する。
第7図は煙・火災監視装置の画像処理Q及びデータ処理
Rのフロー線図であり、先ず画像処理Qに於いては、可
視系センサーA1及び赤外系センサーA2の両フィールドに
亘って、入力画像を一定時間周期で取り込むフレームサ
ンプリング17、監視エリヤ内の不要背景部を排除するた
めのマスク生成18、差分演算結果が常にプラス値となる
ように操作処理をするオフセット演算19、基準画像と入
力画像との時間差分を演算する差分演算20、差分発生部
を「1」にしその他を「0」とする二値化処理21、差分
発生部に入力画像の実濃度値をはめ込む処理をするAND
演算22、発生濃度の濃度レベルと画素数のヒストグラム
を作成するヒストグラム演算23及び二値化画像のy、x
軸上への投影値を求める投影演算24等が行なわれる。
その後、データ処理Rに於いて、前記ヒストグラム演算
23及び投影演算24の結果を利用して煙発生検出処理Pや
火災発生検出処理Xが行なわれる。また、煙発生や火災
発生が検出された場合には、先ず、少なくとも一対のカ
メラセンサー1からの投影結果を基にして発生源の算出
処理Sが行なわれる。次に、カメラセンサー1から見た
アドレス(y、x)を放水銃11から見たアドレス(y、
x)に変換する実マップアドレス変換Tが行なわれ、こ
れに基づいて、放水銃11の操作信号や各種のアラーム信
号を発信する警報・制御処理Uが行なわれる。
尚、前記煙発生検出処理Pは、前述の通り可視濃度差や
サイズ等の判定条件や処理回数n等の検出制御条件を判
定基準として行なわれる。
また、煙発生検出処理Pは、前述の通り監視可能時間帯
生成装置16から監視可能時間帯生成の信号Oが発信され
ている間に行なわれ、外部要因によって煙発生検出の精
度が阻害される場合には、当該処理Pは一時的に中断さ
れ、所謂処理排除P′の状態となる。
(発明の効果) 本発明に於いては、複合型の赤外線可視カメラセンサー
1によりごみピットI内を自動走査し、センサーからの
赤外線系画像信号によって火災発生を検出すると共に、
可視系画像信号により煙発生を検出する構成としてい
る。その結果、従前の火災発生の検出を主体とするごみ
ピツト用防災装置に比較して、火災の発生をその前段階
である煙発生の段階に於いて検出することができ、高い
防災効果を発揮することが出来る。
また、本発明に於いてはデータ処理装置内に監視可能時
間帯生成装置16を設けると共に、これにクレーンの作動
状態等に関する外部データを入力し、ごみピットI内に
於ける外乱要因例えばごみの移動や撹拌、クレーンのご
みつかみ動作やごみの放出動作等によって、可視濃度差
法による煙発生の検出がその精度に悪影響を受けること
のない監視可能時間帯を演算し、この監視可能時間帯内
に於いて煙発生検出を行なうと共に、外乱要因によって
検出精度が悪影響を受ける条件下に於いては、煙発生検
出を排除(若しくは中断)する構成としている。
その結果、煙発生の検出精度が極めて向上し、ごみ投入
ゲートの開放によるごみ投入等による誤報は皆無とな
る。
本発明は上述の通り優れた実用的効果を奏するものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る煙・火災監視装置の基本構成図で
あり、第2図はごみピツト内の煙・火災監視装置の全体
構成を示すブロック線図である。 第3図(a)は、赤外線可視カメラセンサーの可視系画
像信号により煙発生を検出する場合の説明図であり、第
3図(b)及び第3図(c)は、可視濃度差法による煙
発生の検出に悪影響を与える外乱要因の説明図である。 第4図(a)乃至第4図(e)は、ごみピット内に於け
る赤外線可視カメラセンサーから見た外乱要因の一例を
示すものである。 第5図は監視可能時間帯生成装置の回路構成の一例を示
すものである。 第6図は監視可能時間帯生成装置の出力と煙発生の検出
処理とのタイミング関係の説明図である。 第7図は本発明に係る煙・火災監視装置の画像処理とデ
ータ処理のフロー線図である。 1……赤外線可視カメラセンサー 2……コントローラ 3……画像データ伝送装置 4……ビデオスイッチ装置 5……画像処理装置 6……データ処理装置 7……出力伝送装置 8……警報装置 9……外部インターフェース 10……放水銃コントローラ 11……放水銃 12……ディスプレイ 13……プリンター 14……TVモニター 15……旋回装置 16……監視可能時間帯生成装置 17……フレームサンプリング処理 18……マスク生成処理 19……オフセット演算処理 20……差分演算処理 21……二値化処理 22……AND演算処理 23……ヒストグラム演算 23……投影演算処理 A……センサー部 B……検出部 C……アラーム発生部 D……外部データ入力部 G……ごみクレーン H……ごみ I……ごみピット N……ごみ投入ゲート O……監視可能時間帯信号 X……火災発生検出処理 Y……監視可能時間帯生成処理 P……煙発生検出処理 P′……煙発生検出排除 R……データ処理 S……発生源算出処理 T……実マップアドレス変換処理 U……警報・制御信号発信
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G08B 17/10 F 4233−5G (72)発明者 福間 義人 大阪府大阪市北区堂島浜1丁目3番23号 株式会社タクマ内 (72)発明者 中村 哲也 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (56)参考文献 特開 平1−242077(JP,A) 特開 平3−9500(JP,A) 特開 平3−172998(JP,A) 特開 平3−198872(JP,A) 実開 昭62−115638(JP,U)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ごみピット(I)内を自動走査する複合型
    赤外線可視カメラセンサー(1)と;前記赤外線可視カ
    メラセンサー(I)からの可視系画像信号及び赤外系画
    像信号を処理する画像処理装置(5)と;前記画像処理
    装置(5)からの赤外系処理データにより火災発生の検
    出(X)を、また可視系処理データにより煙発生の検出
    (P)を夫々行なうと共に、煙及び火災発生源の演算
    (S)及び警報・制御信号の発信(U)を行なうデータ
    処理装置(6)とから成るごみピット内の煙・火災監視
    装置に於いて、前記データ処理装置(6)に、ごみクレ
    ーン(G)の作動状態及びごみ投入ゲート(N)の開閉
    状態を示す外部データが入力され、ごみクレーン(G)
    の揺動、ごみクレーン(G)によるごみのつかみや放出
    や撹拌及びごみ投入ゲート(N)からのごみの投入の各
    外乱要因の影響を排除して煙発生の監視を行なえる監視
    可能時間帯を演算(Y)すると共に、演算した監視可能
    時間帯内に前記煙発生の検出(P)を行なわしめる監視
    可能時間帯生成装置(16)を備えたことを特徴とするご
    みピット内の煙・火災監視装置。
  2. 【請求項2】データ処理装置(6)を、放水銃(11)を
    演算し煙及び火災発生源へ向けるための放水銃制御信号
    を発信する構成とした請求項1に記載のごみピット内の
    煙・火災監視装置。
  3. 【請求項3】監視可能時間帯生成装置(16)を、ごみク
    レーン(G)がカメラセンサー(1)の視野外の高さ位
    置にある場合とごみクレーン(G)がごみ(H)の放出
    や撹拌をしない状態にある場合とごみ投入ゲート(N)
    が閉鎖状態にある場合の外部データが夫々入力されると
    共に、前記ごみ投入ゲートが閉鎖状態にあり且つ複数の
    ごみクレーンの全てがカメラセンサー(1)の視野外の
    位置にある場合及び前記ごみ投入ゲート(N)が閉鎖状
    態にあり且つ複数のごみクレーン(G)の全てがごみの
    つかみや放出や撹拌をしない状態にある場合を監視可能
    時間帯とし、煙発生の検出(P)を行なう構成とした請
    求項1に記載のごみピット内の煙・火災監視装置。
  4. 【請求項4】赤外系センサーと可視系センサーとを備え
    た複合型赤外線可視カメラセンサー(1)によりごみピ
    ット(I)内のごみ層外表面を自動走査し、前記赤外線
    可視カメラセンサー(1)からの画像信号を画像処理
    (Q)並びにデータ処理(R)することにより、前記赤
    外系センサーからの画像データに基づいて濃度差法によ
    り火災発生の検出(X)を、また前記可視系センサーか
    らの画像データに基づいて可視濃度差法により煙発生の
    検出(P)を夫々行なうと共に、ごみクレーン(G)の
    作動状態及びごみ投入ゲート(N)の開閉状態を示す外
    部データを監視可能時間帯生成装置(16)へ入力し、ご
    みクレーン(G)の揺動、ごみクレーン(G)によりご
    みのつかみや放出や撹拌及びごみ投入ゲート(N)から
    のごみの投入の各外乱要因によって悪影響を受けること
    なく可視濃度差法により煙発生を監視できる監視可能時
    間帯を演算(Y)し、当該監視可能時間帯内に前記可視
    濃度差法による煙発生の検出(P)を行なうと共に、前
    記監視可能時間帯外は煙発生の検出(P)を排除するこ
    とを特徴とするごみピット内の煙・火災監視方法。
  5. 【請求項5】ごみ投入ゲート(N)が閉鎖状態にあり且
    つ複数のごみクレーン(G)の全てがカメラセンサー
    (1)の視野外の位置にある場合及び前記ごみ投入ゲー
    ト(N)が閉鎖状態にあり且つ複数のごみクレーン
    (G)の全てがつかみや放出や撹拌をしない状態にある
    場合を前記監視可能時間帯とし、煙発生の検出(P)を
    行なう構成とした請求項4に記載のごみピット内の煙・
    火災監視方法。
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