JPH08122197A - 画像による漏出検知方法及び装置 - Google Patents

画像による漏出検知方法及び装置

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JPH08122197A
JPH08122197A JP25658694A JP25658694A JPH08122197A JP H08122197 A JPH08122197 A JP H08122197A JP 25658694 A JP25658694 A JP 25658694A JP 25658694 A JP25658694 A JP 25658694A JP H08122197 A JPH08122197 A JP H08122197A
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卓 福山
Takuya Murakami
卓也 村上
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仁一 菊池
Yutaka Maeda
豊 前田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】漏出跡を簡単に識別する画像による漏出検知方
法及び装置を提供する。 【構成】漏出監視域の監視画像Ftと参照画像Frとの輝
度差分の検出の有無により求めた差分2値画像Btを複
数の区画に区分けし、区画毎に連続検出度を記憶するカ
ウンタを設ける。2値画像Bt中の検出があった区画の
今回連続検出度Ctを当該区画と対応するカウンタに記
憶された前回連続検出度Ct-1に1を加えることにより
算出し(Ct=Ct-1+1)、検出がなかった区画の今回
連続検出度Ctを零とする(Ct=0)。各区画の今回連
続検出度Ctをそれぞれ対応するカウンタ記憶し、今回
連続検出度Ctが所定上限Cmax以上(Ct≧Cmax)とな
る区画の検出により漏出を検知する。必要に応じ2値画
像Bt中の各区画のうち今回連続検出度Ctが所定上限C
max以上(Ct≧Cmax)の区画のみを抽出して補正画像
ctを作成し、補正画像Bctの形状を考慮して漏出を検
知することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像による漏出検知方法
及び装置に関し、とくに油、水、煙等の漏出を画像監視
により検知する方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】工場やプラント等では、通常はパイプ等
の隔壁内にある油、水、煙等が何等かの原因で隔壁外へ
漏出する事故の早期発見のため、隔壁等の漏出監視域を
映像や画像(以下、画像という)により監視することが
ある。従来の画像による漏出検知方法の一例を図8及び
図9に示す。テレビカメラ等の画像入力部21により漏出
監視域を含む被観察域の監視画像Ft(図9(A)参照)
を順次取込み、予め記憶した正常状態の被観察域の参照
画像Fr(図9(B)参照)と監視画像Ftとの輝度差分と
して差分画像を抽出し、所定の閾値に基づいて差分画像
を2値化して図9(C)の差分2値画像(以下、単に2値
画像ということがある)Btを作成する。2値画像Bt
各連結成分(以下、図形ということがある)の形状から
この場合監視対象物である漏出跡12を識別し、識別され
た監視対象物の位置と予め記憶した漏出監視域画像Fa
(図9(D)参照)との重なりを検出することにより漏出
の有無を判定する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし従来の漏出検知
方法は、被観察域に侵入した監視対象外の侵入物14aを
誤って漏出跡として検出しまう問題がある。油、水、煙
等の漏出跡の形状は予め特定し得ないことが多いので、
2値画像Bt上の図形の形状から監視対象物を識別する
従来の検知方法では漏出跡と侵入物との識別が難しかっ
た。また、例えば自動車のヘッドライトの差込みや移動
物体の影の横切り等によって被観察域に瞬時的な明暗の
変化が生じた場合に、その輝度変化を誤って漏出跡とし
て検知する問題もある。
【0004】2値画像Bt上の漏出跡や侵入物等の図形
が特定の形状となるようにカメラの設置位置や撮像向き
その他の撮像条件を調節し、漏出跡と侵入物との識別を
容易化することも考えられる。しかし一般的に撮像条件
の調整は図形の形状だけでなく画像のコントラストも変
化させるので、画像コントラストの影響によって例えば
図形が分離してしまう等の新たな問題が生じ、却って漏
出跡の識別が難しくなる虞がある。
【0005】そこで本発明の目的は、漏出跡を簡単に識
別する画像による漏出検知方法及び装置を提供するにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1を参照するに本発明
の画像による漏出検知方法は、漏出監視域の画像監視に
より漏出を検知する方法において、正常状態の漏出監視
域の参照画像Fr(図9(B)参照)を作成し、漏出監視
域の監視画像Ft(図9(A)参照)と参照画像Frとの輝
度差分の検出の有無により差分2値画像Btを抽出し、
2値画像Btを複数の区画に区分けし、区画毎に連続検
出度を記憶する初期値零のカウンタ6(図2参照)を設
け、2値画像Bt中の検出があった区画の今回連続検出
度Ctを当該区画と対応するカウンタ6に記憶された前
回連続検出度Ct-1に1を加えることにより算出し(Ct
=Ct-1+1)、2値画像Bt中の検出がなかった区画の
今回連続検出度Ctを零とし(Ct=0)、各区画の今回
連続検出度Ctをそれぞれ対応するカウンタ6に記憶
し、今回連続検出度Ctが所定上限Cmax以上(Ct≧C
max)となる区画の検出により漏出を検知してなるもの
である。
【0007】好ましくは2値画像Btの各区画のうち今
回連続検出度Ctが所定上限Cmax以上(Ct≧Cmax)の
区画のみを抽出して補正画像Bctを作成し、補正画像B
ctの形状から漏出を検知する。
【0008】また図2の実施例を参照するに本発明の画
像による漏出検知装置は、漏出監視域の監視画像F
t(図9(A)参照)を入力する画像入力手段1;正常状
態の漏出監視域の参照画像Fr(図9(B)参照)を記憶
する参照画像記憶手段3;監視画像Ftと参照画像Fr
の輝度差分の検出の有無により差分2値画像Btを抽出
する差分2値画像抽出手段2及び4;2値画像Btを複
数の区画に区分けし、区画毎に連続検出度を記憶する初
期値零のカウンタ6;2値画像Bt中の検出があった区
画の今回連続検出度Ctを当該区画と対応するカウンタ
6に記憶された前回連続検出度Ct-1に1を加えること
により算出し(Ct=Ct-1+1)、2値画像Bt中の検
出がなかった区画の今回連続検出度Ctを零とし(Ct
0)、各区画の今回連続検出度Ctをそれぞれ対応する
カウンタ6に記憶し、2値画像Btの各区画のうち今回
連続検出度Ctが所定上限Cmax以上(Ct≧Cmax)の区
画のみを抽出して補正画像Bctを作成する補正画像作成
手段5;及び補正画像Bctの形状から漏出監視域の漏出
を判定する漏出判定手段8を備えてなるものである。
【0009】
【作用】一般的に隔壁等からの油、水、煙等の漏出は特
定位置で発生し、その発生位置の周辺に広がるので、漏
出跡の図形は2値画像Bt上の一定位置で継続的に検出
される。以下、一定位置で継続的に検出される図形の性
質を定在性と呼ぶ。これに対し漏出監視域への侵入物や
瞬時的な輝度変化等に基づく図形は一般的に定在性がな
いので、2値画像Bt中の図形の定在性から漏出跡と侵
入物等を識別することが可能である。2値画像Btを複
数の区画に区分した場合、定在性図形は同一区画で検出
され、非定在性図形は同一区画で検出され難い。従って
図形の定在性は、継続的に検出があった区画の有無によ
り判断することができる。
【0010】図1及び図2を参照して本発明の作用を説
明するに、2値画像Btを複数の区画に区分けし、各区
画と対応させて連続検出度を記憶するカウンタ6を設け
る。以下2値画像Bt中のx行y列の区画をBt(x、y)と
表し、区画Bt(x、y)と対応する連続検出度をCt(x、y)
と表す。連続検出度Ct(x、y)は次式(1)(2)で定義され
る。式(1)は検出があった区画Bt(x、y)の今回連続検出
度Ct(x、y)を表し、式(2)は検出がなかった区画B
t(x、y)の今回連続検出度Ct(x、y)を表す。式(1)のC
t-1(x、y)は区画Bt(x、y)と対応するカウンタ6に記憶
された時間t-1の前回連続検出度を示し、カウンタ6の
初期値C0(x、y)は零とする。尚、2値画像Btの区分け
方法及び区画数は図1に限定されない。例えば2値画像
tを画素単位に区分けし、各画素と対応させてカウン
タ6を設けることができる。以下、説明簡単化のためy
=ynの各区画Bt(x、yn)について今回連続検出度C
t(x、yn)の算出方法を説明するが、y=yn以外の区画に
ついても同様に今回連続検出度を算出することができ
る。
【0011】
【数1】 Ct(x、y)=Ct-1(x、y)+1 ………(1) Ct(x、y)=0 ………(2)
【0012】時間t-3の前回連続検出度Ct-3(x、y)を零
とし、時間t-2の2値画像Bt-2を図1(A1)とすると、式
(1)により区画Bt-2(xp、yn)、Bt-2(xq、yn)の今回連
続検出度が1となり、式(2)により他の区画の今回連続
検出度は零となるので、今回連続検出度Ct-2(x、yn)は
図1(A2)のように表される。次に時間t-1の2値画像B
t-1を図1(B1)とすると、今回連続検出度Ct-1(x、yn)
は図1(B2)のようになる。即ち、継続して検出があった
区画Bt-1(xp、yn)の今回連続検出度が2となり、新た
に検出があった区画Bt-1(xp-1、yn)、Bt-1(xp+1、yn)
の今回連続検出度は1となる。前回検出があったが今回
検出がなかった区画Bt-1(xq、yn)の今回連続検出度は
式(2)により零となり、新たに検出があった区画Bt-1(x
q-2、yn)の今回連続検出度が1となる。更に時間tの2
値画像Btを図1(C1)とすると、今回連続検出度Ct(x、
yn)は図1(C2)のようになる。要するに、継続的に検出
があった区画の今回連続検出度は次第に大きくなり、継
続的な検出のなかった区画の今回連続検出度は所定上限
max以上にならない。
【0013】今回連続検出度Ct(x、y)が所定上限Cmax
以上となる区画を検出することにより、定在性のある図
形12即ち漏出跡の図形の有無を判定することができる。
図1の実施例では、非定在性図形14が同一区画で2回以
上継続的に検出されないことから所定上限Cmaxを3と
し、時間tにおいて今回連続検出度が3以上となる区画
t(xp、yn)が検出されることから漏出を検知する。但
し、侵入物の速度や振舞により非定在性図形14が同一区
画で一定程度継続して検出されることもあるので、侵入
物の速度等を考慮して所定上限Cmaxを適当に定めこと
ができる。
【0014】こうして本発明の目的である「漏出跡を簡
単に識別する画像による漏出検知方法及び装置」の提供
を達成することができる。
【0015】好ましくは、今回連続検出度Ct(x、y)が
所定上限Cmax以上(Ct≧Cmax)の区画Bt(x、y)のみ
を抽出して図1(D)に示す補正画像Bctを作成する。補
正画像Bctの作成方法の一例を図3の流れ図に示す。ス
テップ301で2値画像Btを入力し、ステップ302でカウ
ンタ6から前回連続検出度Ct-1(x、y)を入力する。2
値画像Btの区画Bt(x、y)毎に検出の有無を判断し(ス
テップ303)、検出がなかった区画については今回連続
検出度Ct(x、y)を零とし且つ補正画像Bct中の対応区
画Bct(x、y)を零とする(ステップ310〜311)。検出が
あった区画については式(1)により今回連続検出度C
t(x、y)を算出して所定上限Cmaxと比較し(ステップ30
4〜305)、Ct(x、y)≧Cmaxとなる区画については補正
画像Bct中の対応区画Bct(x、y)を1とし(ステップ30
6)、Ct(x、y)<Cmaxとなる区画については対応区画
ct(x、y)を零とする(ステップ311)。上記処理を2
値画像Btの全区画Bt(x、y)について繰返すことにより
補正画像Bctを作成する。
【0016】図2の補正画像作成手段5は、2値画像B
tを入力して図3の流れ図に従って補正画像Bctを作成
し、作成した補正画像Bctを形状識別手段7に出力す
る。形状識別手段7は補正画像Bct中の図形の形状から
漏出跡の図形を識別し、識別結果を漏出判定手段8へ出
力する。漏出判定手段8は、例えば図8及び図9(D)に
示す従来技術に属する方法に基づいて漏出を判定する。
補正画像Bct中の図形の形状識別を行なう必要がない場
合は、形状識別手段7を省略してもよい。
【0017】
【実施例】図4は、漏出監視域内で発生する図形と漏出
監視域外から侵入してきた図形を識別することにより漏
出を検知する本発明の実施例を示す。画像入力手段1に
より漏出監視域を含む被観察域の監視画像Ft(図9
(A)参照)を入力し、正常状態の被観察域の参照画像F
r(図9(B)参照)と監視画像Ftとの輝度差分の検出の
有無により差分2値画像Btを抽出し、抽出した2値画
像Btを漏出判定手段8へ入力する。画像Ftの被観察域
には、漏出監視域及び漏出監視域への侵入路となる得る
隣接域を含めることができる。漏出判定手段8におい
て、2値画像Bt中の図形の位置と漏出監視域記憶手段
9に記憶された2値画像Bt中の漏出監視域の位置とを
比較することにより、漏出監視域の内外における図形を
検出する。漏出判定手段8に監視域外検出信号を記憶す
るメモリ10を設け、図5(A1)のように漏出監視域の内外
の何れからも図形の検出がない時にメモリ10をクリアす
る。監視域外検出信号は、漏出監視域内で図形が検出さ
れず、漏出監視域外でのみ図形が検出されたことを示
す。
【0018】図5(B1)〜(B3)を参照するに、画像入力を
十分短い時間間隔で行なえば侵入物14の図形を漏出監視
域内で検出する前に漏出監視域外で検出することができ
る。図5(B1)は時間t-1に漏出監視域外で図形14が検出
され、図5(B2)はその後の時間tに図形14が漏出監視域
内で検出されたことを示す。漏出判定手段8は漏出監視
域外でのみ図形14が検出された時間t-1に監視域外検出
信号をメモリ10に記憶する。その後の時間tに漏出監視
域内で図形14が検出されたときにメモリ10の内容を確認
し、メモリ10に監視域外検出信号が記憶されていること
から図形14を漏出監視域内で発生したものではないと判
断する。図5(B3)は点線で表す図形が漏出検知対象とな
らないことを示す。
【0019】一方図5(A1)〜(A3)を参照するに、図5(A
1)は時間t-1に図形の検出がないことを示し、図5(A2)
はその後の時間tに図形12が漏出監視域内で検出された
ことを示す。この場合漏出判定手段8は、時間tに漏出
監視域内で図形12が検出されたときにメモリ10の内容を
確認し、メモリ10に監視域外検出信号が記憶されていな
いことから図形12を漏出監視域内で発生したものである
と判断する。図5(A3)は網掛けで示す図形が漏出検知対
象となることを示す。
【0020】このように図4の実施例では、監視域外検
出信号を用いて漏出跡と侵入物等とを識別するので、例
えば侵入物等が漏出監視域に侵入したのち長期間止まる
場合でも、その侵入物を誤って漏出跡として検出する虞
がない。尚、図5は被観察域内に1つの漏出監視域を示
すが、被観察域内に複数の漏出監視域がある場合でも上
述した監視域外検出信号を用いることにより漏出監視域
内で発生した図形を識別することができる。漏出判定手
段8は漏出監視域の数に影響を受けることなく漏出監視
域の内外の図形をそれぞれ検出することができる。
【0021】図4の漏出判定手段8で行なう漏出判定方
法の一例を図6の流れ図に示す。図6において漏出監視
域の内外における図形の有無は既に検出されているもの
とする。また図6では監視域外検出信号を1とする。ス
テップ601でメモリ10内の前回記憶内容Pt-1を読み出
し、ステップ602で漏出監視域の内外における図形の有
無を判断する。図形がない場合は今回記憶内容Ptを零
としてメモリ10に記憶する(ステップ606〜607)。図形
がある場合はステップ603で漏出監視域内の図形の有無
を判断し、漏出監視域内に図形がない即ち漏出監視域外
にのみ図形あるときは今回記憶内容Ptを1としてメモ
リ10に記憶する(ステップ608〜607)。漏出監視域内に
図形があるときはステップ604で前回記憶内容Pt-1の内
容を判断し、前回記憶内容Pt-1が零であるときに漏出
を判定し且つ今回記憶内容Ptを零としてメモリ10に記
憶する(ステップ605〜607)。必要に応じてステップ60
5で警報を発生することができる。漏出監視域の内外で
同時に図形が検出されたときは、ステップ603で漏出監
視域内に図形ありと判断される。
【0022】上述した監視域外検出信号を用いて漏出跡
を識別する方法は、例えば漏出監視域内で瞬時的な明暗
の変化が発生した場合に誤って漏出跡として検出する虞
がある。図7の実施例では、図4に示す漏出検知装置8
と図2に示す補正画像作成手段5とを組合せることによ
り、このような問題を解決している。図7を参照する
に、先ず2値画像Btを補正画像作成手段5へ入力して
補正画像Bctを作成し、次に補正画像Bctを漏出検知手
段8へ入力して漏出監視域の内外の図形の有無を検出
し、図3の流れ図に従って漏出を検知する。図7によれ
ば、瞬時的な明暗の変化に基づく図形は補正画像Bct
抽出されないので、一層確実な漏出検知が可能となる。
【0023】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明の画像
による漏出検知方法及び装置は、2値画像を複数の区画
に区分けし、2値画像中の検出があった区画の今回連続
検出度Ctを前回連続検出度Ct-1に1を加えることによ
り算出し(Ct=Ct-1+1)、2値画像中の検出がなか
った区画の今回連続検出度Ctを零とし(Ct=0)、今
回連続検出度Ctが所定上限Cmax以上(Ct≧Cmax)と
なる区画の検出により漏出を検知するので、以下の顕著
な効果を奏する。
【0024】(イ)図形の定在性から監視対象物を識別す
るので、監視画像内に侵入した人等の侵入物を誤って漏
出跡として検出する虞が少ない。 (ロ)漏出監視域の瞬時的な明暗の変化等の雑音と監視対
象物とを確実に識別することができる。 (ハ)画像監視を漏出監視域外に広げ、漏出監視域外から
監視域内への移動を検出すれば、漏出監視域内で停止す
る侵入物をも確実に識別することが期待できる。 (ニ)従って定期的なパトロール等で人が漏出監視域内に
侵入する場合でも、漏出検知装置の監視動作を中断する
必要がない。 (ホ)図形の定在性による識別と漏出監視域外から監視域
内への移動検出による識別とを組合せることにより、漏
出の検知精度の向上が達成できる。 (ヘ)従来の漏出検知装置に容易に挿入接続することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】は、図形の定在性に基づく漏出検知方法の説明
図である。
【図2】は、漏出検知装置の一実施例の説明図である。
【図3】は、補正画像作成方法の一例を示す流れ図であ
る。
【図4】は、漏出検知装置の他の実施例の説明図であ
る。
【図5】は、図4の漏出検知装置の作用を示す説明図で
ある。
【図6】は、漏出判定方法の一例を示す流れ図である。
【図7】は、漏出検知装置の更に他の実施例の説明図で
ある。
【図8】は、従来の漏出検知装置の説明図である。
【図9】は、従来の漏出検知装置の作用を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
1 画像入力手段 2 差分画像抽出手段 3 参照画像記憶手段 4 2値化手段 5 補正画像作成手段 6 カウンタ 7 形状識別手段 8 漏出判定手段 9 漏出監視域記憶手段 10 メモリ 12 漏出跡 14 侵入物 21 画像入力部 22 差分画像抽出部 23 参照画像記憶部 24 輝度変化2値化部 27 形状識別部 28 漏出判定部 29 漏出監視域記憶部 Ft 監視画像 Fr 参照画像 Fa 漏出監視域画像 Bt 2値画像 Bct 補正画像 Ct 連続検出度。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H04N 7/18 D (72)発明者 福山 卓 大阪府大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪瓦斯株式会社内 (72)発明者 村上 卓也 東京都杉並区成田西3丁目20番8号 大倉 電気株式会社内 (72)発明者 菊池 仁一 東京都杉並区成田西3丁目20番8号 大倉 電気株式会社内 (72)発明者 前田 豊 東京都杉並区成田西3丁目20番8号 大倉 電気株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】漏出監視域の画像監視により漏出を検知す
    る方法において、正常状態の前記漏出監視域の参照画像
    を作成し、前記漏出監視域の監視画像と前記参照画像と
    の輝度差分の検出の有無により差分2値画像を抽出し、
    前記2値画像を複数の区画に区分けし、前記区画毎に連
    続検出度を記憶する初期値零のカウンタを設け、前記2
    値画像中の検出があった区画の今回連続検出度Ctを当
    該区画と対応する前記カウンタに記憶された前回連続検
    出度Ct-1に1を加えることにより算出し(Ct=Ct-1
    +1)、前記2値画像中の検出がなかった区画の今回連
    続検出度Ctを零とし(Ct=0)、前記各区画の今回連
    続検出度Ctをそれぞれ対応する前記カウンタに記憶
    し、前記今回連続検出度Ctが所定上限Cmax以上(Ct
    ≧Cmax)となる区画の検出により前記漏出を検知して
    なる画像による漏出検知方法。
  2. 【請求項2】請求項1の漏出検知方法において、前記2
    値画像の各区画のうち前記今回連続検出度Ctが前記所
    定上限Cmax以上(Ct≧Cmax)の区画のみを抽出して
    補正画像を作成し、前記補正画像の形状から前記漏出を
    検知してなる漏出検知方法。
  3. 【請求項3】漏出監視域を含む被観察域の画像監視によ
    り前記漏出監視域の漏出を検知する方法において、正常
    状態の前記被観察域の参照画像を作成し、前記被観察域
    の監視画像と前記参照画像との輝度差分の検出の有無に
    より差分2値画像を抽出し、前記2値画像の前記漏出監
    視域内及び漏出監視域外の各々における図形を検出し、
    監視域外検出信号を記憶するメモリを設け、前記漏出監
    視域内及び漏出監視域外の何れからも図形が検出されな
    いときに前記メモリをクリアし、前記漏出監視域外から
    のみ図形が検出されるときに前記メモリに前記監視域外
    検出信号を記憶し、前記漏出監視域内から図形が検出さ
    れ且つ前記メモリに前記監視域外検出信号が記憶されて
    いないときに前記漏出を検知してなる画像による漏出検
    知方法。
  4. 【請求項4】請求項3の漏出検知方法において、前記2
    値画像を複数の区画に区分けし、前記区画毎に連続検出
    度を記憶する初期値零のカウンタを設け、前記2値画像
    中の検出があった区画の今回連続検出度Ctを当該区画
    と対応する前記カウンタに記憶された前回連続検出度C
    t-1に1を加えることにより算出し(Ct=Ct-1
    1)、前記2値画像中の検出がなかった区画の今回連続
    検出度Ctを零とし(Ct=0)、前記各区画の今回連続
    検出度Ctをそれぞれ対応する前記カウンタに記憶し、
    前記2値画像の各区画のうち前記今回連続検出度Ct
    所定上限Cmax以上(Ct≧Cmax)の区画のみを抽出し
    て補正画像を作成し、前記2値画像に替えて前記補正画
    像から前記漏出監視域内及び漏出監視域外の各々におけ
    る図形を検出してなる画像による漏出検知方法。
  5. 【請求項5】漏出監視域の監視画像を入力する画像入力
    手段;正常状態の前記漏出監視域の参照画像を記憶する
    参照画像記憶手段;前記監視画像と前記参照画像との輝
    度差分の検出の有無により差分2値画像を抽出する差分
    2値画像抽出手段;前記2値画像を複数の区画に区分け
    し、前記区画毎に連続検出度を記憶する初期値零のカウ
    ンタ;前記2値画像中の検出があった区画の今回連続検
    出度C tを当該区画と対応する前記カウンタに記憶され
    た前回連続検出度Ct-1に1を加えることにより算出し
    (Ct=Ct-1+1)、前記2値画像中の検出がなかった
    区画の今回連続検出度Ctを零とし(Ct=0)、前記各
    区画の今回連続検出度Ctをそれぞれ対応する前記カウ
    ンタに記憶し、前記2値画像の各区画のうち前記今回連
    続検出度Ctが所定上限Cmax以上(Ct≧Cmax)の区画
    のみを抽出して補正画像を作成する補正画像作成手段;
    及び前記補正画像の形状から前記漏出監視域の漏出を判
    定する漏出判定手段を備えてなる画像による漏出検知装
    置。
  6. 【請求項6】漏出監視域を含む被観察域の監視画像を入
    力する画像入力手段;正常状態の前記被観察域の参照画
    像を記憶する参照画像記憶手段;前記監視画像と前記参
    照画像との輝度差分の検出の有無により差分2値画像を
    抽出する差分2値画像抽出手段;前記2値画像における
    前記漏出監視域の位置を記憶する漏出監視域記憶手段;
    監視域外検出信号を記憶するメモリ;及び前記2値画像
    を入力し、前記2値画像中の図形の位置と前記漏出監視
    域の位置とを比較して前記漏出監視域内及び漏出監視域
    外の各々における図形を検出し、前記漏出監視域内及び
    漏出監視域外の何れの図形も検出されないときに前記メ
    モリをクリアし、前記漏出監視域外の図形のみが検出さ
    れたときに前記メモリに監視域外検出信号を記憶し、前
    記漏出監視域内の図形が検出され且つ前記メモリに前記
    監視域外検出信号が記憶されていないときに前記漏出監
    視域の漏出を判定する漏出判定手段を備えてなる画像に
    よる漏出検知装置。
  7. 【請求項7】請求項6の漏出検知装置において、前記2
    値画像を複数の区画に区分けし、前記区画毎に連続検出
    度を記憶する初期値零のカウンタ;及び前記2値画像中
    の検出があった区画の今回連続検出度Ctを当該区画と
    対応する前記カウンタに記憶された前回連続検出度C
    t-1に1を加えることにより算出し(Ct=Ct-1
    1)、前記2値画像中の検出がなかった区画の今回連続
    検出度Ctを零とし(Ct=0)、前記各区画の今回連続
    検出度Ctをそれぞれ対応する前記カウンタに記憶し、
    前記2値画像の各区画のうち前記今回連続検出度Ct
    所定上限Cmax以上(Ct≧Cmax)の区画のみを抽出し
    て補正画像を作成する補正画像作成手段を設け、前記2
    値画像に替えて前記補正画像を前記漏出判定手段に入力
    してなる画像による漏出検知装置。
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