JPH07100988A - 積層テープ及びその製造方法 - Google Patents

積層テープ及びその製造方法

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JPH07100988A
JPH07100988A JP4293798A JP29379892A JPH07100988A JP H07100988 A JPH07100988 A JP H07100988A JP 4293798 A JP4293798 A JP 4293798A JP 29379892 A JP29379892 A JP 29379892A JP H07100988 A JPH07100988 A JP H07100988A
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JP
Japan
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plastic
film
tape
laminated
laminated tape
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Application number
JP4293798A
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English (en)
Inventor
Akishi Saruwatari
昭士 猿渡
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SANKYO KASEI KOGYO KK
Original Assignee
SANKYO KASEI KOGYO KK
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Publication date
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  • Protection Of Plants (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 金属層をサンドイッチしたテープ状体であっ
て、中の金属層が空気に触れて酸化変成することを防止
する。 【構成】 2枚のプラスチックフィルム間に金属層を有
するテープであって、少なくともその断面部分がプラス
チックで覆われたもの。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規な積層テープ及び
その製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】積層テープは、農業用カバーを製造する
ために汎用されている。農業用カバーとは、畑等におい
て農作物にカバーするもので、保温、太陽光の遮断等の
目的で使用されている。勿論、本発明積層テープの用途
を農業用カバーに限定するものではないが、以下それを
例にとって説明する。
【0003】農業用カバーの場合、作物によっては風通
しは良くて、太陽光を遮断するものも要望される。この
ような目的には、光を遮断する金属箔を有するプラスチ
ックテープを粗く織ったものが使用されている。粗く織
っているため、風通しはよく、且つ金属箔が貼付されて
いるため光は相当量遮断する。
【0004】一般的には、アルミニウムを上下からプラ
スチックでラミネートし、2〜4mm幅にスリット(裁
断)し、それを緯糸とし、着色したナイロン糸等を経糸
として数ミリ間隔を空けて織ったものである。勿論、プ
ラスチックの積層テープ同士を経糸、緯糸として平織し
たもの等もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この従来の
ものでは、テープ状にする時の裁断面に金属の断面21
が図4に示すように露出しており、空気に触れている。
このため、比較的短期間(2年程度)でその部分から酸
化され、金属が金属酸化物となり(アルミニウム等は酸
化アルミ、水酸化アルミ等になる)、光遮断能が激減す
る。このため、織ったもの全体としても光遮断能が小さ
くなり、結果としてカバーを取替えなければならなくな
る。
【0006】そこで、本業界では長期に渡って酸化され
ず、透明化しないものが要望されていた。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者は、上記
諸点に鑑み鋭意研究の結果、本発明積層テープ及び積層
テープの製造方法を完成させたものであり、その特徴と
するところは、積層テープにあっては、2枚のプラスチ
ックフィルム間に金属層を有するテープであって、断面
部分がプラスチックで覆われた点にあり、製造方法にあ
っては、プラスチックフィルムに金属を蒸着し、該金属
面にプラスチックフィルムを接着した後、所定幅にスリ
ットし、次いで該スリットしたものをプラスチック層中
を通過させる点にある。
【0008】プラスチックフィルムの材質は特に限定す
るものではなく、通常のポリオレフィン、例えばポリエ
チレン、ポリプロピレンでよいが、耐候性を良くするに
はポリアミドやポリエステルを用いると良い。織って使
用する場合には、一軸延伸したものが好適である。この
厚みは、特に限定しないが、10〜100μ程度が好適
である。
【0009】金属層の金属はアルミニウムが一般的であ
るが、安価にできるものであればよい。金属層は蒸着で
設けても、箔をラミネートしてもよい。薄く均一に設け
るには蒸着が最も簡単である。金属層の厚みは、0.0
2〜0.1μ程度が好適であるが、用途によってはより
薄くしても厚くしてもよい。更に、この金属面にプラス
チックフィルムを接着するのであるが、これも上記のプ
ラスチックフィルムと同様、特別なものである必要はな
い。即ち、以上の構成は従来の積層テープと同じでよい
のである。厚みも自由であり、10〜100μ程度であ
る。
【0010】断面部分とは、カッターで切断された部
分、又はスリットする前の端部等である。この部分は金
属が露出している部分である。この部分をプラスチック
で覆うのであるが、この方法は流動状態にあるプラスチ
ックをその部分に固着するものである。具体的には、溶
剤等で溶解させたプラスチックの槽の中を通過させるの
が最も簡単である。勿論、個々にローラーや刷毛等で塗
布することもできる。勿論、切断部以外の表面、即ち上
下面にも塗布されても何の問題もない。
【0011】断面に塗布するプラスチックも材質は特に
限定しないが、流動状態になりやすく、小さい幅でも塗
布できるようなものが好適である。例えば、グラビア印
刷用の塗料等であり、透明でも着色したものでもよい。
また、ポリアミドを溶剤、例えばメチルエチルケトン
(MEK)等に溶解させたもの等がある。更に、これは
どうしても塗布厚が薄いため、比較的耐候性のあるもの
がよく、紫外線吸収剤等を混入することも好適である。
また、金属層にも上下のプラスチックフィルムにもよく
固着するものである必要がある。
【0012】テープ自体の幅は、用途によって決定すれ
ばよいが、前記した如く織って使用する場合には、1〜
5mm程度である。
【0013】次に製造方法の発明について説明する。こ
れは、上記の積層テープを製造する1方法であるが、次
の工程からなる。 幅広のプラスチックフィルムを準備する。 その上に金属を蒸着する。 金属面にプラスチックフィルムを接着する。 所定の幅に切断する。 切断部にプラスチックを固着させる。 これらの工程は、すべて一連ででき作業効率が良い。勿
論、アウトラインで行ってもよい。
【0014】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は、本発明積層テープ1の部分斜
視図である。一軸延伸ポリエチレン製下層フィルム2
に、アルミニウム3を蒸着し、更にポリエチレン製上層
フィルム4をアルミニウム3に接着している。一軸延伸
ポリエチレンの厚みは、25μであり、上層のポリエチ
レンフィルムは15μである。アルミニウム層は0.0
6μである。最後のカバー層5はポリアミド製であり全
体に3μの厚みで固着されている。
【0015】図2は、図1の積層テープ1を粗く織った
織物6である。これは、経糸、緯糸共に同じ積層テープ
1を用いたものである。
【0016】図3は、本発明製造方法を示す概略断面図
である。プラスチックフィルム(ここでは一軸延伸ポリ
エチレンフィルム)にアルミニウムを蒸着し、且つその
アルミニウムの面にプラスチックを接着したラミネート
フィルム7を通常の方法で製造する。この製造方法は本
発明方法には直接関係がない。つまりどのような方法で
もよいということである。
【0017】前記ラミネートフィルム7が巻かれた保管
ロール8から、フィルム7を繰り出し、横方向に多数並
設したカッター9によって長手方向に切断する。よっ
て、この切断工程以降は、一枚のフィルムではなく多数
の幅の小さいテープが並んでいる状態10である。これ
を、ポリアミド樹脂が溶解したプラスチック溶解槽11
中に導入する。この槽を通過することによって、テープ
の周囲に樹脂を固着させる。槽11を出ると、しごきロ
ール12により上下から押圧する。これによって上下の
余分な溶解樹脂を除去するとともに、切断面に樹脂を行
き渡らせる。
【0018】これを次の乾燥工程で熱風乾燥させる。通
常、60℃の熱風ならば、1m程度の乾燥装置で十分で
ある。乾燥工程で乾燥したものは、テープ保管ロールに
よって巻取り保管する。
【0019】上記した如く、プラスチック溶解槽11に
導入する直前でフィルムをカッターで裁断するのではな
く、既に糸状になったものを保管ロール8から繰り出し
ても同様に行なえる。
【0020】また、乾燥工程に続いて、それを経糸又は
緯糸として、連続的に織っていくことも勿論可能であ
る。
【0021】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本発明積層テ
ープは、金属層の周囲がプラスチックでカバーされてい
るため、空気にふれる部分がない。よって、酸化される
ことによる白化したり透明になることはない。また、こ
れを粗く織った農業用織物は、従来の光の遮断性、風通
し等の効果はまったく失わず、非常に長期に渡って使用
できるものとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明積層テープの1例を示す斜視図である。
【図2】本発明積層テープを用いた織物の1例を示す平
面図である。
【図3】本発明方法の一例を実施している状態を示す概
略断面図である。
【符号の説明】
1 本発明積層テープ 2 下層フィルム 3 アルミニウム 4 上層フィルム 5 カバー層 6 織物 7 ラミネートフィルム 8 保管ロール 9 カッター 10 幅の小さいテープが並んだ状態 11 プラスチック溶解槽 12 しごきロール
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年9月8日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図4
【補正方法】追加
【補正内容】
【図4】従来のテープを示す斜視図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2枚のプラスチックフィルム間に金属層
    を有するテープであって、少なくともその断面部分がプ
    ラスチックで覆われたことを特徴とする積層テープ。
  2. 【請求項2】 プラスチックフィルムに金属を蒸着し、
    該金属面にプラスチックフィルムを接着した後、所定幅
    にスリットし、次いで該スリットしたものをプラスチッ
    ク層中を通過させることを特徴とする積層テープの製造
    方法。
JP4293798A 1992-10-06 1992-10-06 積層テープ及びその製造方法 Pending JPH07100988A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2592621A (en) * 2020-03-04 2021-09-08 Mariner Ind Ltd Plant growth enhancing sheet material

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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GB2592621A (en) * 2020-03-04 2021-09-08 Mariner Ind Ltd Plant growth enhancing sheet material

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