JPH0710074Y2 - ロータリー圧縮機 - Google Patents

ロータリー圧縮機

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JPH0710074Y2
JPH0710074Y2 JP15382788U JP15382788U JPH0710074Y2 JP H0710074 Y2 JPH0710074 Y2 JP H0710074Y2 JP 15382788 U JP15382788 U JP 15382788U JP 15382788 U JP15382788 U JP 15382788U JP H0710074 Y2 JPH0710074 Y2 JP H0710074Y2
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JP
Japan
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eccentric
weight
rotary compressor
eccentric part
drive shaft
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JP15382788U
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文雄 南端
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Daikin Industries Ltd
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Daikin Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、ロータリー圧縮機、詳しくはシリンダ室に、
駆動軸の偏心部と、該偏心部の外周に挿嵌されるローラ
とを内装したロータリー圧縮機に関する。
(従来の技術) 一般に、この種ロータリー圧縮機は、前記駆動軸の回転
駆動時に、その偏心部の遠心力が原因で発生するアンバ
ランスを是正するために、モータ側にバランスウェイト
を取付けている。
また、従来では、前記バランスウェイトを小型軽量化し
て、振動の発生を抑制したり、コストダウンを図ること
などを目的として、例えば実開昭56−83685号公報が提
案されており、この公報記載のものは、第4図に示した
ごとく、駆動軸(K)に設けた偏心部(E)の軸方向中
間部位に、該偏心部(E)の最大偏心部(EM)側から中
心部にかけて概略三日月形状の切欠部(A)を形成し、
この切欠部(A)で前記偏心部(E)の全体重量を軽減
し、かつ、該偏心部(E)の偏荷重を出来るだけ小とす
ることにより、この偏心部(E)と対応する前記バラン
スウェイトを小型軽量としている。
(考案が解決しようとする課題) ところが、以上のように、前記偏心部(E)の最大偏心
部(EM)側から中心部にかて切欠部(A)を形成すると
きには、次のような問題があった。
即ち、前記偏心部(E)には、シリンダ室内で偏心回転
されるローラが挿嵌支持され、該ローラにおける前記偏
心部(E)の最大偏心部(EM)との対応部位を、前記シ
リンダ室の内壁に圧接させながら偏心回転させることに
より、該シリンダ室に吸入された冷媒ガスを圧縮して吐
出するようにしているため、前記最大偏心部(EM)側に
は、圧縮ガスによる反力や前記シリンダ室の内壁との圧
接による反力などが作用して、大きな荷重がかかるので
あるが、前記切欠部(A)は、前記最大偏心部(EM)側
から中心部にかけて形成されているため、換言すれば、
前記切欠部(A)は、回転駆動時に最大荷重がかかる部
位に形成されていることから、強度的な問題が残り、特
にインバータ運転を行うような場合で高速回転時に、対
応困難となるなどの問題があった。
本考案は以上のような問題に鑑みてなしたもので、その
目的は、前記偏心部の強度を損なったりすることなく、
この偏心部の充分な強度保障を行うことができながら、
該偏心部の偏荷重を少なくでき、これに伴いバランスウ
ェイトを小型軽量若しくは省略可能となして、インバー
タ化に対応可能なロータリー圧縮機を提供することにあ
る。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本考案では、シリンダ室
(31)に、駆動軸(4)の偏心部(5)と、この偏心部
(5)の外周に挿嵌されるローラ(35)とを内装したロ
ータリー圧縮機において、前記偏心部(5)の反偏心側
外周部に凹部(51)を設け、該凹部(51)に前記偏心部
(5)よりも高比重の錘(52)を介装させたことを特徴
とするものである。
(作用) 以上のロータリー圧縮機においては、前記偏心部(5)
の偏心側とは反対側に、該偏心部(5)より高比重とさ
れた錘(52)が設けられ、この錘(52)で前記偏心部
(5)の重心位置が中心側に移動されて、その偏荷重が
打ち消され、前記偏心部(5)の遠心力が小とされるた
めに、該偏心部(5)の強度低下を招いたりすることな
く、この偏心部(5)と対応して設けられるバランスウ
ェイトの大幅な小型軽量化若しくは省略が可能となるの
である。
(実施例) 第3図に示したロータリー圧縮機は、密閉ケーシング
(1)の内方上部側に、ステータ(21)とロータ(22)
とから成るモータ(2)を配設すると共に、該モータ
(2)の下部側に圧縮要素(3)を配設して、この圧縮
要素(3)を前記ロータ(22)から延びる駆動軸(4)
を介して回転駆動させるようにしている。
前記圧縮要素(3)は、シリンダ室(31)をもったシリ
ンダ(32)と、該シリンダ(32)の上下部位に配設され
るフロント及びリヤヘッド(33)(34)と、前記シリン
ダ室(31)に内装されるローラ(35)とを備え、このロ
ーラ(35)に前記駆動軸(4)の偏心部(5)を挿嵌さ
せ、該偏心部(5)の回転に伴い前記ローラ(35)をシ
リンダ室(31)の内壁に圧接させながら偏心回転させ
て、該シリンダ室(31)内に吸入された冷媒ガスを圧縮
して外部に吐出させるようにしている。
また、前記モータ(2)のロータ(22)で、その上下部
位に設けたエンドリング(22a)には、前記駆動軸
(4)の回転駆動時に、前記偏心部(5)の遠心力が原
因で発生するアンバランスを是正するためのバランスウ
ェイト(23)を取付けている。
しかして、以上のロータリー圧縮機において、第1図及
び第2図で明らかにしたごとく、前記駆動軸(4)にお
ける偏心部(5)の偏心側とは反対側の外周部に、所定
深さの凹部(51)を形成して、該凹部(51)に前記偏心
部(5)よりも高比重とされた錘(52)を、前記偏心部
(5)の外表面と面一状に装填させたのである。
前記偏心部(5)は、一般に鉄材を用いて前記駆動軸
(4)と一体形成されるのに対し、前記錘(52)は、前
記鉄材よりも高比重の鉛材等を使用し、この鉛材を粉末
化して前記凹部(51)に焼結手段などにより一体に装填
させるのである。
以上のように、前記偏心部(5)の偏心側とは反対側の
外周部位に、前記錘(52)を設けることにより、該錘
(52)で前記偏心部(5)の重心位置がその中心側に移
動され、換言すれば、この偏心部(5)の偏荷重が前記
錘(52)で打ち消されて、前記偏心部(5)の遠心力が
小となるのであり、従って、該偏心部(5)の強度低下
を招いたりすることなく、この偏心部(5)と対応して
設けられる前記バランスウェイト(23)の大幅な小型軽
量化若しくは省略が可能となる。
また、同各図の実施例では、前記偏心部(5)の偏心側
に、上下方向に向けて貫通する複数の貫通孔(53)を形
成することにより、前記偏心部(5)の全体重量を軽減
して、前記バランスウェイト(23)の小型軽量化若しく
は省略を可能としている。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案のロータリー圧縮機では、
駆動軸(4)における偏心部(5)の偏心側とは反対側
外周部に凹部(51)を設けて、該凹部(51)に前記偏心
部(5)よりも高比重とされた錘(52)を介装させたか
ら、前記偏心部(5)の強度を充分に保障できながら、
該偏心部(5)の偏荷重つまり遠心力を小とすることが
でき、この偏心部(5)と対応して設けられるバランス
ウェイトを小型軽量若しくは省略して、インバータ化に
充分対応可能となるに至ったのてある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかるロータリー圧縮機の要部を示す
平断面図、第2図は同要部の概略斜視図、第3図はロー
タリー圧縮機の全体構造を示す縦断面図、第4図は従来
例を示す図面である。 (31)……シリンダ室 (35)……ローラ (4)……駆動軸 (5)……偏心部 (51)……凹部 (52)……錘

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリンダ室(31)に、駆動軸(4)の偏心
    部(5)と、該偏心部(5)の外周に挿嵌されるローラ
    (35)とを内装したロータリー圧縮機において、前記偏
    心部(5)の反偏心側外周部に凹部(51)を設けて、該
    凹部(51)に前記偏心部(5)よりも高比重の錘(52)
    を介装したことを特徴とするロータリー圧縮機。
JP15382788U 1988-11-25 1988-11-25 ロータリー圧縮機 Expired - Lifetime JPH0710074Y2 (ja)

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JP15382788U JPH0710074Y2 (ja) 1988-11-25 1988-11-25 ロータリー圧縮機

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JP15382788U JPH0710074Y2 (ja) 1988-11-25 1988-11-25 ロータリー圧縮機

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Publication Number Publication Date
JPH0274588U JPH0274588U (ja) 1990-06-07
JPH0710074Y2 true JPH0710074Y2 (ja) 1995-03-08

Family

ID=31430011

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JP15382788U Expired - Lifetime JPH0710074Y2 (ja) 1988-11-25 1988-11-25 ロータリー圧縮機

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CN114320833B (zh) * 2021-12-23 2023-02-28 珠海格力电器股份有限公司 一种曲轴、压缩机及空调器

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Publication number Publication date
JPH0274588U (ja) 1990-06-07

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