JPH07100692B2 - 複素環化合物及びそれを含有してなる除草剤 - Google Patents

複素環化合物及びそれを含有してなる除草剤

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JPH07100692B2
JPH07100692B2 JP62120232A JP12023287A JPH07100692B2 JP H07100692 B2 JPH07100692 B2 JP H07100692B2 JP 62120232 A JP62120232 A JP 62120232A JP 12023287 A JP12023287 A JP 12023287A JP H07100692 B2 JPH07100692 B2 JP H07100692B2
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尚雄 石川
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規な化合物及び該化合物を有効成分として含
有する除草剤に関するものである。
〔従来の技術〕
農園芸作物の栽培にあたり、多大の労力を必要としてき
た雑草防除に多くの除草剤が使用されるようになってき
た。しかし作物に薬害を生じたり、環境に残留し、汚染
したりすることからより、低い薬量で効果が確実でしか
も安全に使用できる薬剤の開発が望まれている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、新規な複素環化合物を工業的に有利に
製造し、作物−雑草間の選択性巾の広い、より低い薬量
で効果の確実な安全性の高い除草剤を提供することであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は一般式 〔式中、Xは水素原子又はハロゲン原子を、Yはハロゲ
ン原子を、A、Bはそれぞれ低級アルキレン基又は低級
アルキリデン基を、Wは酸素原子又は硫黄原子を、Zは
低級アルコキシ基、低級アルキルアミノ基、低級ジアル
キルアミノ基、モルホリル基、又はOM(ここではMはア
ルカリ金属を示す。)を、Qは次の如き複素環残基を示
す。
ここでR1はハロゲン原子又は低級アルキル基、R2は水素
原子又は低級アルキル基を示す。〕で表わされる化合物
及び該化合物を含有する除草剤である。
本発明化合物は畑条件で土壌処理、茎葉処理のいずれの
方法でも高い除草活性を示す。特に茎葉散布処理でイヌ
ビユ、アカザ、スベリヒユ、カヤツリグサ等の各種の畑
雑草に高い効力を示し、トウモロコシ、小麦、大豆、落
花生等の作物に薬害が軽いことを特徴としている。本発
明化合物に類似の化合物として特開昭58−110566、特開
昭61−36268に3−クロロ−2−〔4−クロロ−2−フ
ルオロ−5−(1−エトキシカルボニルエトキシ)フェ
ニル〕−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−インダゾール、
N−(4−クロロ−2−フルオロ−5−メトキシカルボ
ニルメトキシフェニル)−3,4,5,6−テトラヒドロフタ
ルイミド等が知られているが、本発明化合物はこれら既
知化合物に比較し数段優れた高い除草効果を有してい
る。
また水稲に対しても選択性を有し、水田雑草のノビエ、
タマガヤツリ、オモダカ等の雑草に対し、低い薬量で優
れた殺草効力を有している。
更に本発明化合物は果樹園、芝生、線路端、空き地等の
雑草の防除にも適用することができる。
一般式〔I〕で表わされる本発明化合物は各種原料を用
いて以下に示す方法に従って製造することができる。
ここで、Ha-lはハロゲン原子を示す。
上記、の反応とも塩基の存在下、無溶媒もしくは溶
媒中、−50〜150℃で行われる。
溶媒としては、水、メタノール、エタノール等のアルコ
ール類、ベンゼン等の芳香族炭化水素類、エーテル、テ
トラヒドロフランなどのエーテル類、酢酸エチル等のエ
ステル類、アセトニトリル、N,N−ジメチルホルムアミ
ドなどの非プロトン性極性溶媒などが使用できる。塩基
としては水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化ナ
トリウムなどの無機塩基、ナトリウムメチラートなどの
アルコラート類、トリエチルアミン、ピリジン等の有機
塩基などが使用できる。
上記反応は無溶媒又は酢酸などのカルボン酸類、ベンゼ
ン、トルエン等の芳香族炭化水素類、メタノール、エタ
ノール等のアルコール類、水などの溶媒中、60〜200℃
で行われる。
上記反応は有機溶媒中、もしくは無溶媒で縮合触媒の存
在下、70〜200℃で行われる。
溶媒としては、ベンゼン、トルエン、キシレン等通常の
溶媒が使用できる。触媒としてはP−トルエンスルホン
酸等のスルホン酸類、ジメチルアミノピリジン等の3級
アミン類等が使用できる。
また(1) の場合と同様にして下記反応に従って製造することもで
きる。
上記反応式中Vは酸素原子又は硫黄原子を表わし、Eは
水素原子、ナトリウムイオン、カリウムイオン等のカチ
オン類、またはメチル基、エチル基等の低級アルキル基
を示す。
上記反応は、無溶媒または、ベンゼン、トルエン、キシ
レン、クロルベンゼン等の芳香族炭化水素類、酢酸エチ
ル、酢酸イソブチル等の酢酸エステル類、ジエチルエー
テル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、
ジオキサン等のエーテル類、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、ジメチルスルホキシド、N−メチルピロリドン等の
非プロトン性極性溶媒類、アセトン、エチルメチルケト
ン等のケトン類、メタノール、エタノール、イソプロパ
ノール、ブタノール等のアルコール類、水等の溶媒中ま
たはこれらの混合溶媒中、−50〜100℃の温度範囲にて
反応せしめることにより、一般式〔XII〕で表わされる
中間体を得、これを無溶媒、または、メタノール、エタ
ノール等のアルコール類、ジエチルエーテル、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサン等のエーテル類、ベンゼン、ト
ルエン等の芳香族炭化水素類、N,N−ジメチルホルムア
ミド、ジメチルスルホキシド等の非プロトン性極性溶
媒、アセトン、エチルメチルトケン等のケトン類、水等
の溶媒中、またはこれらの混合溶媒中、塩酸、硫酸等の
鉱酸類、ギ酸、酢酸等の有機脂肪酸類、メタンスルホン
酸、P−トルエンスルホン酸等のスルホン酸類、水酸化
ナトリウム(カリウム)等のアルカリ金属水酸化物、ナ
トリウムメトキシド、カリウムブトキシド等のアルカリ
金属アルコキシド類、炭酸ナトリウム(カリウム)等の
アルカリ金属炭酸塩類等の存在下又は非存在下に−20〜
180℃の温度範囲で環化することにより行われる。
上記反応式中Vは酸素原子又は硫黄原子を表し、Gは低
級アルキル基を表わす。
上記反応は式〔XIII〕で示されるテトラメチレンヒドラ
ジン誘導体を塩基の存在下、40〜100℃で反応させるこ
とによって製造することができる。
溶媒としては、メタノール、エタノール、イソプロパノ
ール、t−ブタノール、オクタノール、ジクロヘキサノ
ール、メチルセロソルブ等のアルコール類、アセトニト
リル、イソブチロニトリル等のニトリル類、ホルムアミ
ド、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセト
アミド等の酸アミド類、ジメチルスルホキシド等の単独
又はそれらの混合物があげられる。
塩基としては、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等の
無機塩基、ナトリウムメトキシド、ナトリウムエトキシ
ド等のアルカリ金属アルコキシド、フッ化ナトリウム、
フッ化カリウム等のフッ化物等があげられる。
なお、式〔XIII〕で表わされる原料は次式に従って製造
できる。
また、下記反応式に従って製造することもできる。
上記反応式における第一段階の反応は不活性溶媒中、−
50〜50℃で行う。不活性溶媒としては、エーテル、塩化
メチレン、クロロホルム、酢酸エチル等が使用できる。
第二段階の閉環反応は有機溶媒中、酸化剤を作用させて
行う。有機溶媒としては、塩化メチレン、クロロホル
ム、ジメチレンホルムアミド、酢酸エチル等一般の不活
性溶媒が使用できる。酸結合剤を共存させてもかまわな
い。酸結合剤としては、トリエチルアミン、ピリジン、
ジメチルアニリン等の有機塩基、水酸化ナトリウム、炭
酸ナトリウム等の無機塩基が使用できる。酸化剤として
は臭素・塩素・次亜塩素酸ナトリウム等が用いられる。
又、下記の反応式に従って製造することもできる。
上記反応は、酢酸中、50〜118℃(還流)で加熱する
か、ベンゼン、トルエン、キシレン等の溶媒中、共沸脱
水しながら行う。
又、下記反応式に従って製造することもできる。
いずれの方法で反応した場合も反応終了後は通常の後処
理を行うことにより目的物を得ることができる。本発明
化合物の構造は、IR、NMR、MASS等から決定した。
〔実施例〕
次に実施例を挙げ本発明化合物を更に詳細に説明する。
〔実施例1〕 3−クロロ−2−〔4−クロロ−2−フルオロ−5−
(1−メトキシカルボニルエトキシメチル)フェニル〕
−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−インダゾール(化合物
番号10): 3−クロロ−2−(4−クロロ−2−フルオロ−5−ヒ
ドロキシメチルフェニル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−2
H−インダゾール2gを乾燥したN,N−ジメチルホルムアミ
ド10mlに溶解し、攪拌しながら氷冷下60%水素化ナトリ
ウム0.25gを加えた。20分間攪拌したのち、氷冷下2−
クロルプロピオン酸メチル0.78gを滴下した。一夜室温
で攪拌後、反応液を氷水に投入し酢酸エチルで抽出し、
脱水濃縮して得られた残留をシリカゲルカラムクロマト
グラフィーにて精製し、目的物1.8gを得た。▲n23.5 D
1.5425 〔実施例2〕 3−クロロ−2−〔4−クロロ−2−フルオロ−5−
(1−メトキシカルボニルエチルチオメチル)フェニ
ル〕−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−インダゾール(化
合物番号1): チオ乳酸メチル0.33gをN,N−ジメチルホルムアミド5ml
に溶媒し、氷冷下攪拌しながら60%水素化ナトリウム0.
1gを加えた。20分間攪拌したのち3−−クロロ−2−
(4−クロロ−2−フルオロ−5−クロロメチルフェニ
ル)−4,5,6,7−テトラヒドロ−2H−インダゾール0.9g
を加え室温で更に3時間攪拌した。反応液を氷水に投入
し、酢酸エチルで抽出した。有機層を水洗、脱水、減圧
濃縮し得られた残留をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィーにて精製し目的物0.9gを得た。▲n23 D▼1.5678 〔実施例3〕 2−〔4−クロロ−2−フルオロ−5−(1−メトキシ
カルボニルエトキシメチル)フェニル〕−4,5,6,7−テ
トラヒドロ−2H−イソインドール−1,3−ジオン(化合
物番号11): 3,4,5,6−テトラヒドロフタル酸無水物0.06gと4−クロ
ロ−2−フルオロ−5−(1−メトキシカルボニルエト
キシメチル)アニリン0.09gを酢酸10mlに溶解し、3時
間加熱還流した後反応液を氷水に投入し、酢酸エチルで
抽出した。有機層を水洗したのち脱水濃縮して得られた
残留をシリカゲルカラムクロマトグラフィーによって精
製し目的物0.10gを得た。▲n24.5 D▼1.5412 〔実施例4〕 2−〔4−クロロ−2−フルオロ−5−(1−エトキシ
カルボニルエトキシメチル)フェニル)−3−メチレン
−4,5,6,7−テトラヒドロイソインドール−1(2H)−
オン(化合物番号13): 3−メチル−3−ヒドロキシ−1,3,4,5,6,7−ヘキサヒ
ドロイソベンゾフラン−1−オン0.24gと、4−クロロ
−2−フルオロ−5−(1−エトキシカルボニルエトキ
シメチル)アニリン0.40gとを混合し、触媒量のP−ト
ルエンスルホン酸1水和物を加え、攪拌しながら130℃
に昇温、3時間反応させた。冷却後、クロロホルムに溶
解し、クロロホルム層を水洗後無水硫酸マグネシウムで
乾燥し、濾過、クロロホルムを減圧下濃縮し、残渣をカ
ラムクロマトグラフィーにて精製し、目的物を0.3gの油
状物として得た。
NMR(CDCl3δppm);1.30(t,3H)、1.48(d,3H)、1.83
(m,4H)、2.45(m,4H)、4.14(q,1H)、4.22(q,2
H)、4.66(m,4H)、7.30(d,1H)、7.50(d,1H) 〔実施例5〕 3−〔4−クロル−2−フルオロ−5−(1−エトキシ
カルボニルエトキシメチル)フェニル〕1,5−テトラメ
チレン−2−チオヒダントイン(化合物番号21): ピペコリン酸エチル0.15gをベンゼン20mlに溶解し、室
温で攪拌下に、4−クロル−2−フルオロ−5−(1−
エトキシカルボニルエトキシメチル)フェニルイソチオ
シアネート0.30gを加えた。室温で1.5時間攪拌後、溶媒
を減圧留去し残留をシリカゲルカラムクロマトグラフィ
ーにて精製し、目的物0.25gを得た。▲n26 D▼1.5715 〔実施例6〕 4−〔4−クロロ−2−フルオロ−5−(1−エトキシ
カルボニルエトキシメチル)フェニル〕−1,2−テトラ
メチレン3−チオウラゾール(化合物番号16): 1−エトキシカルボニル−1,2−テトラメチレンヒドラ
ジン0.15gをベンゼン20mlに溶解し攪拌下4−クロロ−
2−フルオロ−5−(1−エトキシカルボニルエトキシ
メチル)フェニルイソチオシアネート0.30gを加えた。
室温で1時間攪拌し得られた1−〔4−クロロ−2−フ
ルオロ−5−(1−エトキシカルボニルエトキシメチ
ル)フェニルチオカルバモイル)−2−エトキシカルボ
ニル−1,2−テトラメチレンヒドラジンを単離すること
なく、カセイソーダ粉末触媒量を加え1時間加熱還流し
た。反応液を水洗、脱水、減圧濃縮し得られた残留をシ
リカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、目的物
0.35g得た。
▲n23 D▼1.5635 〔実施例7〕 3−〔4−クロロ−2−フルオロ−5−(1−メトキシ
カルボニルエトキシメチル)フェニルイミノ〕−6,7−
ジヒドロ−3H,5H−ピロロ−〔2,1−c〕〔1,2,4〕チア
ジアゾール(化合物番号9): 3−(4−クロロ−2−フルオロ−5−ヒドロキシメチ
ルフェニルイミノ)−6,7−ジヒドロ−3H,5H−ピロロ−
〔2,1−c〕〔1,2,4〕チアジアゾール0.40g、2−クロ
ロプロピオン酸メチル0.18gを乾燥したN,N−ジメチルホ
ルムアミド10mlに溶解し、冷却下攪拌しながら60%水素
化ナトリウム0.06gを徐々に加えた。室温で一夜攪拌し
たのち反応液を氷水に投入し酢酸エチルで抽出した。有
機層を水洗、脱水、減圧濃縮し得られた残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーにて精製し目的物0.26gを
得た。
m.p 88.5−90℃ 上記実施例を含め、本発明化合物の代表例を第1表に示
す。
〔問題点を解決するための手段−除草剤〕 本発明除草剤は、前記一般式〔I〕で示される化合物の
1又は2以上を有効成分として含有し、通常の農薬と同
様の形態を有する。即ち、有効成分化合物は一般に適当
な量を担体と混合して水和剤、乳剤、粒剤、水溶剤、フ
ロアブル剤等の形に製剤して使用される。固体担体とし
てはタルク、ホワイトカーボン、ベントナイト、クレ
イ、ケイソウ土等が挙げられ、液体担体としては、水、
アルコール、ベンゼン、キシレン、ケロシン、鉱油、シ
クロヘキサン、シクロヘキサノン、ジメチルホルムアミ
ド等が用いられる。これらの製剤において均一且つ安定
な形態をとるために必要ならば界面活性剤を添加するこ
ともできる。
本発明除草剤における有効成分濃度は前述した製剤の形
により種々の濃度に変化するものであるが、例えば、水
和剤においては5〜70%、好ましくは10〜30%:乳剤に
おいては3〜70%、好ましくは5〜20%、粒剤において
は0.01〜20%。好ましくは0.05〜10%の濃度が用いられ
る。
この様にして得られた水和剤、乳剤は水で所定の濃度に
希釈して懸濁液或いは乳濁液として散布され、粒剤はそ
のまま雑草の発芽前または発芽後に土壌に散布処理若し
くは混和処理される。実際に本発明除草剤を適用するに
あたっては10アール当り有効成分1g以上の適当量が施用
される。
また本発明除草剤は公知の殺菌剤、殺虫剤、殺ダニ剤、
除草剤、植物生長調整剤等と混合して使用することもで
きる。特に除草剤と混合使用することにより、使用薬量
を減少させ、また省力化をもたらすのみならず、混合薬
剤の相乗作用による一層高い効果も期待できる。その場
合複数の公知除草剤との組み合わせも可能である。本発
明除草剤と混合使用するにふさわしい薬剤としては、ベ
ンチオカーブ、モリネート、MY−93〔S−(2,2−ジメ
チルベンジル)1−ピペリジンカルボチオエート〕等の
カーバメイト系除草剤、チオカーバメイト系除草剤、ブ
タクロール、プレチラクロール等の酸アミド系除草剤、
クロメトキシニル、ビフェノックス等のジフェニルエー
テル系除草剤、ピラゾレート、ピラゾキシフェン等のピ
ラゾール系除草剤、クロルスルフロン、スルホメチュロ
ン−メチル等のスルホニルウレア系除草剤、イマザキ
ン、イマザピル等のイミダゾリン系除草剤、MCP、MCPB
等のフェノキシアルカンカルボン酸系除草剤、ジクロホ
ップ−メチル等のフェノキシフェノキシプロピオン酸系
除草剤、フルアジホップブチル等のピリジルオキシフェ
ノキシプロピオン酸系除草剤、その他としてピペロホ
ス、ダイムロン、ベンタゾン、オキサジアゾン、NTN−8
01(2−ベンゾチオアゾール−2−イルオキシ−N−メ
チルアセトアニリド)、ナプロアニリド、HW−52(4−
エトキシメトキシベンズ−2′,3′−ジクロルアニライ
ド)、KNW−242〔1−(3−メチルフェニル)−5−フ
ェニル−1H−1,2,4−トリアゾール−3−カルボキサミ
ド〕、S−47〔N−(2,2−ジメチルベンジル)−d−
プロモーターシャリーブチルアセトアミド〕、セトキシ
ジム、アロキシジム−ソディウム等のシクロヘキサンジ
オン系の除草剤等があげられる。
またこれらの組合わせたものに植物油及び油濃縮物を添
加することもできる。
〔実施例−除草剤〕
次に本発明除草剤に関する製剤例を若干示すが有効成分
化合物、添加物及び添加割合は本実施例にのみ限定され
ることなく広い範囲で変更可能である。
〔実施例8〕 水和剤 本発明化合物5 20部 ホワイトカーボン 20部 ケイソウ土 52部 アルキル硫酸ソーダ 8部 以上を均一に混合、微細に粉砕して、有効成分20%の水
和剤を得た。
〔実施例9〕 乳剤 本発明化合物6 20部 キシレン 55部 ジメチルホルムアミド 15部 ポリオキシエチレンフェニルエーテル 10部 以上を混合、溶解して有効成分20%の乳剤を得た。
〔実施例10〕 粒剤 本発明化合物9 5部 タルク 40部 クレー 38部 ベントナイト 10部 アルキル硫酸ソーダ 7部 以上を均一に混合して微細に粉砕後、直径0.5〜1.0mmの
粒状に造粒して有効成分5%の粒剤を得た。
〔発明の効果〕
次に本発明除草剤の効果に関する試験例を示す。
〔試験例1〕 茎葉散布処理 100cm2のポットに土壌を充填し、表層にカヤツリグサ、
イチビ、イヌビユ、アカザの各種子を播き、種子が見え
ない程度に覆土し温室内で生育させた。各雑草が4cm〜1
2cmの草丈に生育した時点で各供試化合物の乳剤を水で
希釈して調整した薬液を100l/10aの割合で小型噴霧器に
て雑草の茎葉部に散布した。3週間後に雑草の生育状況
を下記の基準に従って調査し、第2表に示す結果を得
た。
〔調査基準〕
殺 草 率 指 数 0 % 0 20〜29 % 2 40〜49 % 4 60〜69 % 6 80〜89 % 8 100 % 10 また1,3,5,7,9の数値は、各々0と2、2と4、4と
6、6と8、8と10の中間の値を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 A01N 43/90 103 104 C07D 209/48 231/56 D 237/30 471/04 101 108 X 487/04 140 7019−4C 513/04 325 (72)発明者 石川 尚雄 神奈川県小田原市高田字柳町345 日本曹 達株式会社小田原研究所内 (72)発明者 佐藤 淳司 神奈川県小田原市高田字柳町345 日本曹 達株式会社小田原研究所内 (56)参考文献 特開 昭58−13567(JP,A) 特開 昭62−209061(JP,A) 特開 昭62−70358(JP,A) 特開 昭61−43192(JP,A) 特開 昭61−161288(JP,A) 国際公開87−7602(WO,A)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式 〔式中、Xは水素原子又はハロゲン原子を、Yはハロゲ
    ン原子を、A、Bはそれぞれ低級アルキレン基又は低級
    アルキリデン基を、Wは酸素原子又は硫黄原子を、Zは
    低級アルコキシ基、低級アルキルアミノ基、低級ジアル
    キルアミノ基、モルホリル基、又はOM(Mはアルカリ金
    属を示す。)を、Qは の如き複素環残基(ここでR1はハロゲン原子又は低級ア
    ルキル基、R2は水素原子又は低級アルキル基を示す。)
    を示す。〕で表わされる化合物。
  2. 【請求項2】一般式 〔式中、Xは水素原子又はハロゲン原子を、Yはハロゲ
    ン原子を、A、Bはそれぞれ低級アルキレン基又は低級
    アルキリデン基を、Wは酸素原子又は硫黄原子を、Zは
    低級アルコキシ基、低級アルキルアミノ基、低級ジアル
    キルアミノ基、モルホリル基、又はOM(Mはアルカリ金
    属を示す。)を、Qは の如き複素環残基(ここでR1はハロゲン原子又は低級ア
    ルキル基、R2は水素原子又は低級アルキル基を示す。)
    を示す。〕で表わされる化合物の1種又は2種以上を有
    効成分として含有することを特徴とする除草剤。
JP62120232A 1987-05-19 1987-05-19 複素環化合物及びそれを含有してなる除草剤 Expired - Lifetime JPH07100692B2 (ja)

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JP62120232A JPH07100692B2 (ja) 1987-05-19 1987-05-19 複素環化合物及びそれを含有してなる除草剤

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