JPH07100496A - 受水型井戸水水質改善装置 - Google Patents

受水型井戸水水質改善装置

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JPH07100496A
JPH07100496A JP5267771A JP26777193A JPH07100496A JP H07100496 A JPH07100496 A JP H07100496A JP 5267771 A JP5267771 A JP 5267771A JP 26777193 A JP26777193 A JP 26777193A JP H07100496 A JPH07100496 A JP H07100496A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】比較的簡単でかつコンパクトな構造により井戸
水の鉄分やマンガンを効率よく確実に除去することがで
きるとともに配管類の錆の発生を抑制し、さらに細菌類
や塩素類や重金属類も除去され、色度、濁度がよく、無
臭気で、かつ弱アルカリでミネラル分の豊かな良好、安
全な水質に浄化することができる受水型井戸水水質改善
装置を提供する。 【構成】受水槽1の近傍に鉄分除去用の第1段処理機2
及び活性化用の第2段処理機3とを配している。除鉄ろ
材9を通過した一次処理水を活性ろ材14を充填した第
2段処理機3の下部に導いて湧昇させて活性水化し、こ
れを第2段処理機3の上側集水室15aから清水導管1
7により前記受水槽1に導入する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は受水型井戸水水質改善装
置に関する。
【0002】
【従来の技術及びその技術的課題】井戸水は本来はミネ
ラル分が豊富なおいしい水であり、また地下にあるため
水温の変化が少なく、夏は冷たく冬は暖かで取扱が好適
である。このため一般家庭はもとより工場や事業所など
においても多く使用されているが、汚染物質の地下水脈
への浸透あるいは地層そのものの影響により水質の悪化
が著しくなり、濁度や色度が悪化し、臭気や味に異常を
来たすことが多くなっている。上記した悪化水質の象徴
はいわゆる「赤水」である。これが井戸水において最も
問題であり、容器に入れると時間の経過とともに赤色に
変化し、さらには青黒の濁った水となる。このため、飲
料に適さずまた洗濯物や製品類を黄ばませ、クーラーな
どの冷却機を故障させるなど家庭用水や工業用水として
の使用に大きな悪影響を及ぼしている。この赤水が生ず
るのは、井戸水中に鉄分やマンガンの含有量が多く、鉄
分は重炭酸第一鉄として加圧状態では安定しているが、
汲み上げられることにより減圧されるため水酸化第一鉄
となり、空気と接触することにより酸素が溶け込むため
水酸化第二鉄に酸化されるためであり、また、水酸化第
二鉄によって給水管設備に錆が生じ、この錆は一般細菌
や大腸菌の消毒のため塩素を投入することでますます著
しくなるからである。この赤水対策として従来ではタン
ク内に浜砂を充填し、これに汲み上げた井戸水を通すと
いった方法が取られていたが、かかる浜砂による方法
は、大型で時間がかかるる割に有効性が乏しく、鉄分は
ほとんど除去されないという問題があった。
【0003】本発明は前記のような問題点を解消するた
めに考案されたもので、その第1の目的は、比較的簡単
でかつコンパクトな構造により井戸水の鉄分やマンガン
を効率よく確実に除去することができるとともに配管類
の錆の発生を抑制し、さらに細菌類や塩素類や重金属類
も除去され、色度、濁度がよく、無臭気で、かつ弱アル
カリでミネラル分の豊かな良好、安全な水質に浄化する
ことができる受水型井戸水水質改善装置を提供すること
にある。また本発明の第2の目的は、蛇口から水を取り
出さないときにも浄水化作用が持続し、受水槽内に汚濁
物質の沈殿が全く生じない適切な水質管理を行える受水
型井戸水水質改善装置を提供することにある。また、本
発明の第3の目的は、メンテナンスも簡単な受水型井戸
水水質改善装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るため本発明は、原水導管に上端が通じ下端が槽底に達
する原水誘導管を槽内に設けた受水槽と、該受水槽の近
傍に配された主として鉄分除去用の第1段処理機及び活
性化用の第2段処理機とを備え、前記第1段処理機が、
前記原水誘導管に対応する受水槽底に通じる吸込み導管
と中間にオゾン添加部を有する吐出導管を備えた循環ポ
ンプと、仕切りで上筒室と下筒室を区画したタンクとを
備え、下筒室には上下に集水室を残存せしめるように除
鉄ろ材またはこれを主体とするろ材を充填するととも
に、下側集水室に一次処理水取出し導管を接続し、上筒
室には前記吐出導管の吐出口を導くとともに、上筒室内
側には仕切りを貫いて上側集水室に開口した中心導管
と、これを外囲するようにタンク頂部から下る内筒とを
設け、前記第2段処理機が、上下に集水室を残存せしめ
るように活性ろ材を充填したタンクを備え、下側集水室
に前記一次処理水取出し導管を接続し、上側集水室を前
記受水槽と清水導管で接続した構成としている。また、
第2の目的を達成するため本発明は、前記原水誘導管の
下端に受水槽底に通じる吸込み用孔を設けるとともに、
原水誘導管の上側部には上水取り入れ孔を設け、原水供
給停止時に吸込み用孔と上水取り入れ孔を介して受水槽
内の清水を強制的に導出し、第1段・第2段処理機を通
して受水槽内に戻す循環系を構成するようにしている。
さらに第3の目的を達成するため本発明は、第1段処理
機の上側集水室と下集水室に逆洗用排水弁を有する逆洗
排水管を接続するとともに、第2段処理機の下集水室に
逆洗用排水弁を有する逆洗排水管を接続し、原水導管ま
たは吐出導管には切換弁を介して逆洗用配管を接続し、
その逆洗用配管には第1逆洗弁を介して第1段処理機の
上側集水室またはその下のろ材層に通じる第1逆洗水導
管と、第2逆洗弁を介して第1段処理機の下集水室に通
じる第2逆洗水導管と、第3逆洗弁を介して第2段処理
機の上側集水室またはその下のろ材層に通じる第3逆洗
水導管を接続している。
【0005】
【実施例】以下本発明の実施例を添付図面に基いて説明
する。図1ないし図4は本発明による受水型井戸水水質
改善装置の一実施例を示しており、受水槽1とこれの近
傍に配置された第1段処理機2および第2段処理機3と
を備えている。受水槽1はFRPなどによって水密に作
られ、汲み上げポンプないし加圧タンク(以下汲み上げ
ポンプと称す)P1によって揚程された井戸水を導く原水
導管4が上部一側に挿入されており、原水導管4の先端
吐出部40にはフロート弁41が取り付けられ、図2の
Hで示す満水レベルに達したときに自動的に原水供給が
とめられるようになっている。受水槽1の他側には蛇口
などに清水を供給する給水配管5が加圧ポンプP2を介
して接続されている。前記受水槽1内には上端開口部6
0が前記原水導管4の先端吐出部40に臨み下端開口部
61が受水槽1の槽底100に達する原水誘導管6が配
されており、この原水誘導管6により受水槽1内は清水
貯室aと原水誘導室bとが区画されている。原水誘導管
6は断面積が前記原水導管4の断面積の2〜5倍となっ
ており、下端開口部61は図4のように槽底に接続した
吸込み導管80の後端ないしドレーン口を同心状に囲
み、かつ下端開口部61の端縁には槽底域に通じる比較
的小さな切欠き状の吸込み用孔610が数個設けられ、
また、原水誘導管6の上端開口部60にはスリット状の
上水取り入れ孔600が形成されており、この上水取り
入れ孔600にフロート弁41のアームが挿入されてい
る。
【0006】第1段処理機2は主として井戸水を殺菌す
るとともに鉄分を除去するためのもので、密閉状のタン
ク7と循環ポンプ8とを備えている。まず、前記タンク
7は中間に仕切壁70が設けられ、この仕切壁70によ
って上筒室7aと下筒室7bが水密に区画されており、
下筒室7bには多孔板を介して下側集水室71bが設け
られ、多孔板の上には上側集水室71aを残存させるよ
うに除鉄ろ材9が充填されている。除鉄ろ材9は連続酸
化自触媒作用を有する物質が好適であり、その代表例と
しては、母体(例えばゼオライト)にガンマオキン水酸
化鉄〔γ-FeOOH〕を多層コーティングしたものなどが挙
げられる。なお、除鉄ろ材9だけでなくこれの層の上に
ろ材たとえば炭素類(備長炭などの植物炭素)9aを積層
してもよい。
【0007】次に上筒室7aの中心には下端の吐出口が
上側集水室71aに通じる中心導管72が立設されてお
り、該中心導管72は上端が上筒室7aの天壁73より
適度に下方の位置で開口している。中心導管72の吐出
口は仕切壁70を貫いてさらに下まで伸びていてもよい
し、仕切壁70の位置で止まっていてもよい。一方、上
筒室7aの天壁73からは中心導管72と同心上にかつ
下端が仕切壁70に達しない長さの内筒74が垂設され
ており、これにより内筒74と中心導管72の間にリン
グ状の内側通路75が、また内筒74と上筒室7aとの
間にリング状の外側通路75’がそれぞれ形成されてい
る。そして、中心導管72の軸線上の天壁73にはエア
抜き導管76が接続されており、これにより内側通路7
5を昇流した水を中心導管72の上端開口から流入させ
るとともに、内側通路75と外側通路75’の水位を一
定レベルに規定し、外側通路75’の水面と天壁73と
の間にリング状の密閉空間75”が形成されるようにし
ている。前記エア抜き導管76には除鉄ろ材9の洗浄時
期検知手段10が設けられている。この洗浄時期検知手
段10は、下端が上側集水室71aに通じた透明な細管
101と、該細管101に摺動可能に内装された浮き子
102からなっており、除鉄ろ材9の目詰りにより上側
集水室71aに水が滞留しそれにより水位が上昇するこ
とで浮き子102は押し上げられる。そこで細管101
には逆洗必要時期を示す表示部が線または色分けなどに
より施されている。
【0008】前記密閉空間75”には残留オゾンや炭酸
ガスなどの気体成分と臭気及び軽質汚濁物を排出除去す
るための排出手段11が設けられている。この排出手段
11は、天壁73を貫いて密閉空間75”に通じる排出
導管110と、これに胴部を接続した容器111と、該
容器111の底と外側通路75’をつなぐ戻し管112
と、容器111内に溜った気体分や泡状物を外部に取り
出す取出し管113とを備えている。
【0009】循環ポンプ8はたとえばマグネットポンプ
からなり、前記タンク7の下部に設けた収納ボックス部
76に配置されている。循環ポンプ8の吸込み導管80
は前記原水誘導管6よりもはるかに断面積が小さく、前
述のように受水槽底部100のドレーン口に水密に接続
されており、吸込み導管80には排水弁800が設けら
れている。また循環ポンプ8の吐出導管81はタンク7
に沿って上方に延出し、上筒室7aよりも高いレベル部
位にオゾン添加部12が設けられ、該オゾン添加部12
よりも下流の吐出管部は外側通路75’に導入され、先
端吐出口810が内筒74の下端よりも上位レベルでか
つ接線方向に開口し、オゾン混合原水を外側通路75’
で旋回上昇させるようにしている。先端吐出口810を
含む吐出管部は図2のように上筒室7aの外側に配され
先端吐出口810が挿入されていてもよいし、先端吐出
口810を含む吐出管部が天壁73を貫いて外側通路7
5’に挿入されていてもよい。オゾン添加部12は図3
のように本管120内にオリフィス121を設けるとと
もに、これより下流側にオゾン導入管122を接続して
おり、オゾン導入管122はこの実施例では収納ボック
ス部76に配置したオゾン発生器123と接続されてい
る。
【0010】次に、第2段処理機3は前記第1段処理機
2により処理された鉄分除去水を活性化するためのもの
で、密閉型のタンク13を有し、該タンク13内に上下
に集水室15a,15bを残存せしめるように活性ろ材
14を充填している。そして下側の集水室15bは前記
第1段処理機2の下側集水室71aと一次処理水取出し
導管16で接続されており、上側の集水室15aは清水
導管17が接続され、その清水導管17は前記受水槽1
内に挿入されている。一次処理水取出し導管16には後
述する逆洗時に閉じられる開閉弁160が設けられてい
る。活性ろ材14としては、たとえば多種の無機塩類を
含む活性石例えば麦飯石などの溶結凝灰石、あるいはこ
れと前記した炭素材の積層ないし混合物が挙げられる。
清水導管17は前記原水誘導管6と異なる位置にかつ下
限水位Lよりも下に吐出口があるように挿入されてお
り、その吐出口と原水誘導管6との間には必要に応じて
隔壁18が設けられ、これを溢流あるいは潜るようにし
て清水が移動するようになっている。
【0011】前記した除鉄ろ材9や活性ろ材14は交換
式としてもよいが、ランニングコストが高くなったり、
交換作業が面倒である。そこでこの発明では簡単に除鉄
ろ材9や活性ろ材14の性能が復元できるように逆洗機
構を設けている。すなわち、まず、第1段処理機2の上
側集水室71aには通常運転時に閉じられる逆洗用排水
弁190を備えた逆洗排水管19を接続し、また、下側
集水室71bにも通常運転時に閉じられる逆洗用排水弁
200を備えた逆洗排水管20を接続している。また、
第2段処理機3の下側集水室15bには逆洗用排水弁2
60を有する逆洗排水管26が接続され、その逆洗排水
管26は単独で排水溝などに導かれるかあるいは前記逆
洗排水管19,20のいずれかに接続されている。そし
て、この実施例では前記原水導管4に通常運転時に閉じ
られる切換弁220を介して逆洗用配管22を接続し、
この逆洗用配管22には第1逆洗弁230を介して第1
段処理機2の上側集水室71aまたはその少し下の除鉄
ろ材層に通じる第1逆洗水導管23を分岐している。ま
た第1逆洗弁230より上流側の逆洗用配管22には第
2逆洗弁240を介して第1段処理機2の下側集水室7
1bに通じる第2逆洗水導管24を分岐している。さら
に第2逆洗弁240よりも上流の第2逆洗水導管部位に
は、第3逆洗弁250を介して上側集水室15aまたは
それより少し下の活性ろ材層に通じる第3逆洗水導管2
5を分岐している。
【0012】図5は本発明の別の実施例を示しており、
この実施例では第1段処理機2のタンク7がストレート
でなく、下筒室7bが上筒室7aよりも径が大きく構成
されている。また、逆洗水として井戸水原水でなくオゾ
ン混合水を使用するようにしている。このため、オゾン
添加部12よりも下流の吐出側導管81に通常運転時に
閉じられる切換弁220を設け、これから前記逆洗用配
管22を導いている。残余の逆洗用配管系は前記実施例
と同様である。なお、必要に応じて給水配管5にはフィ
ルタが介在されてもよい。
【0013】
【実施例の作用】次に本発明の作用を説明する。井戸水
は汲み上げポンプP1を駆動することにより加圧され、
原水導管4を通って受水槽1に到る。循環ポンプ8を駆
動すれば、原水としての井戸水は原水導管4の先端吐出
部40から吐出され、受水槽内に別途設けられている原
水誘導管6に流入し、これを通って受水槽底のドレン口
に接続されている吸込み導管80に吸い込まれ、加圧さ
れて吐出導管81に送り出され、吐出導管81がタンク
7に沿って立ち上がっているため、タンク上方へと揚水
される。この部位の吐出導管81にはオリフィス121
が介在されているため流速が上げられ、オリフィス下流
側は低圧となるためオゾン発生器123で連続的に作ら
れたオゾンがオゾン導入管122からジェット状に吸い
込まれ、原水と混合されてオゾン混合水となる。このオ
ゾン混合水は吐出管部を通り先端吐出口810から上筒
室7aの外側通路75’に吹き込まれる。先端吐出口8
10は外側通路75’の接線方向に開口しているためオ
ゾン混合水は旋回上昇流となり、次いで水は内筒74の
下端を潜って内側通路75に流入しようとし、比重の軽
いオゾンは外側通路75’内を上昇する。それにより井
戸水とオゾンは激しく撹拌混合され、旺盛な気液接触が
行われ、オゾンは微細な泡となって外側通路75’を上
昇する。この気液接触によりオゾンの持つ強力な酸化作
用で井戸水に混入している雑菌、大腸菌、ウイルスなど
が殺菌され、また塩素や塩素化合物も分解ガス化され、
カルキ臭やかび臭気が除去される。井戸水が地下にある
ときには鉄分は重炭酸第一鉄の形で安定しているが、汲
み上げられて減圧されることで炭酸ガスをはいて水酸化
第一鉄となり、オゾンが添加されることで急速に酸化さ
れ、酸素が溶け込むため水酸化第二鉄となる。前記分解
ガスや炭酸ガス、臭気などの気体成分は外側通路75’
の上の密閉空間75”に集まり、排出導管110から容
器111を経て取出し管113から使用済みオゾンとと
もに大気に放出される。さらに、井戸水に溶存している
有機物などの懸濁物はオゾンの気泡に絡まれて捕集さ
れ、密閉空間75”に泡状にたまって排出導管110か
ら容器111に収容される。
【0014】上記のようにオゾン処理されることによっ
て井戸水は酸化還元電位が与えられ、クラスターの小さ
な非腐食性の一次処理水となるが、水酸化第二鉄を依然
として含んでおり、この水酸化第二鉄を含む一次処理水
は、内筒74の下端を潜って内側通路75を上昇し、中
心導管72の上端開口から該導管中を下って下筒室7b
の上側集水室71aに流入する。この下筒室7bには除
鉄ろ材9が充填されており、上側集水室71aに流入し
た水酸化第二鉄を含む一次処理水は除鉄ろ材9の層をぬ
って流下し、それにより鉄分が吸着除去される。除鉄ろ
材9はエア酸化用除鉄ろ材が用いられ、ガンマオキン水
酸化鉄〔γ-FeOOH〕を主成分として有する。重炭酸イオ
ンの存在下ではエア酸化により生成された水酸化第二鉄
はガンマオキン水酸化鉄〔γ-FeOOH・H2O〕の結晶構造を
有し、このガンマオキン水酸化鉄は連続自触媒作用を有
し、重炭酸鉄〔Fe(HCO3)〕を溶存酸素存在下において次
式のように〔γ-FeOOH〕に変えて行く。 Z−〔γ-FeOOH〕n+4Fe((HCO3)2+O2→Z−(γ-FeOO
H〕n+4+8CO2+2H2O(Zは母体を示す) 現象的にはろ材の表面に鉄バクテリアの一種であるレプ
トスリックスが付着し、これに鉄が沈着し酸化させら
れ、その過程で発生するエネルギーで自己増殖する。オ
ゾンの添加はこの連続自触媒作用をスピードアップす
る。したがって、コンパクトな構造でありながら効率よ
く、確実に鉄分を除去することができる。なお、除鉄ろ
材9に炭素系のろ材を併用積層した場合には、炭酸水素
イオン等の働きで残留オゾンが分解され、同時に遠赤外
線が照射されることにより還元浄化される。
【0015】このようにして第1段処理機2により鉄分
の除去された一次処理水は下側集水室71bから一次処
理水取出し導管16を介して第2段処理機3の下側集水
室15bに送られる。この下側集水室15bには活性ろ
材14が充填されており、前記鉄分の除去された一次処
理水は層中をむりやり湧昇流となって上昇する。この活
性ろ材14は麦飯石のような多孔質の活性多元素物質が
用いられており、水は複雑に曲りくねった気孔中を通過
し、一つないし一層の活性ろ材を抜けたところで激しく
乱流混合を起す現象を繰返す。このため十分な接触が与
えられ、活性ろ材の持つ強い物理的・化学的吸着力によ
り水中の汚濁物質(重金属、臭気、雑菌群)が吸着分解さ
れる。また、同時に含有されている多種の無機塩類が溶
出するためイオン電解性に富んだ活性水質となり、溶出
されたミネラルにより水中の細菌や有機物の増殖を押え
る静菌作用が発揮され止腐敗をなくし、また前記オゾン
の酸化還元作用と相俟ってpHを弱アルカリに調整する。
さらに、井戸水はヒドロ炭酸鉄を含有する水質であるた
め、空気に触れると鉄イオンの化学的変化で次第に酸触
し、沈殿し配管にスケールとして付着しやすいが、前記
活性ろ材14で処理された水はヒドロけい酸やメタけい
酸が溶出し、前記のように活性水となっているため付着
スケールを排除し、かつ豊富な水和作用を有する水質に
変化するため、化学的凝結作用を排除する。すなわち各
原子間の微弱電流と分子間に働く輪率とイオンブラウン
運動により、多分子、他物質を付着させない働きを有
し、錆か発生しにくい場を作る。そのうえ、ヒドロけい
酸やメタけい酸が水中の遊離炭素や溶存二酸化炭素と反
応して層壁や管壁に炭化カルシウムの析出保護膜を形成
する。したがって防蝕効果が高く、スケールによる赤水
の発生が防止される。
【0016】上記のようにして浄化・活性化・水質調整
された二次処理水は、上側集水室15bから清水導管1
7によって受水槽1に導かれ、原水誘導管6と区画され
た清水貯室aに送りこまれる。この清水貯室aの水位は
フロート弁41によって制御され、設定水位に達すると
原水導管4からの原水の供給が止められる。蛇口を開け
ば加圧ポンプP2によって清水が吸い上げられ圧送さ
れ、清水レベルが下がれば原水導管4からの原水が原水
誘導管6に補給され、前記系によって処理される。
【0017】一般に受水槽は蛇口から水が取り出されな
いときには静水状態にある。しかし本発明では、使用さ
れないときにも清水は受水槽1と第1段処理機2及び第
2段処理機3の間を循環し、これにより常時酸化還元電
位が与えられ、分子の小さな非腐食性の水とされ、した
がって受水槽1の衛生環境と水質は良好に維持される。
すなわち、循環ポンプ8は原水の供給時も供給停止時
も常時駆動されており、その吸込み量は原水供給量より
多く、例えば前者に対し1.1〜1.4倍に設定され
る。そして、原水誘導管6は下端が槽底に当接ないしは
結合しているが、その下端には切欠き状の吸込み孔61
0が設けられている。このため、受水槽1の清水の水位
が満水レベルに達していないときには、原水導管4から
の原水が原水誘導管6を経て吸込み導管80に吸い込ま
れるのと平行して、受水槽の底域の清水が吸込み孔61
0から吸込み導管80に吸い込まれ、循環ポンプ8によ
り吐出導管81に圧送され、オゾン添加されて前記系統
によって処理され、清水導管17により受水槽1に戻さ
れる循環系が構成される。また、受水槽1の水位が満水
となってフロート弁41が上昇し原水導管4からの原水
の供給が止められた状態においては、原水誘導管6の上
端に形成されているスリット状の上水取り入れ孔600
が受水槽内の清水と通じている。このため、この状態に
おいては受水槽の底域の二次処理水が吸込み孔610か
ら吸込み導管80に吸い込まれると同時に、上水取り入
れ孔600から二次処理水の上水が原水誘導管6に流入
され、それら槽底の水と上水が循環ポンプ8によって圧
送され、前記のように浄化処理されたのち清水導管17
により受水槽1に戻される循環系が構成される。従っ
て、受水槽1では原水と清水が完全に分離され、両者が
混合することはなく、かつ清水はこれを使用していない
ときにもたえず一次処理、二次処理された活性水状態を
保ち、受水槽の底にコロイド状物などが全く沈殿されな
い。
【0018】前記のように第1段処理機2の除鉄ろ材9
が除鉄作用を発揮するため、除鉄ろ材9間やろ材表面に
は時間の経過とともに重炭酸第一鉄の酸化した余剰汚土
が付着堆積する。すると目詰りにより上側集水室71a
の内圧が上昇し、それにより洗浄時期検知手段10の細
管101に内装されている浮き子102のレベルが上が
る。これにより逆洗の時期がきたことを知ることができ
る。そこでこのようにろ材の機能が低下したときには、
次のような手順で逆洗を行えばよい。すなわち、まず循
環ポンプ8とオゾン発生器123の駆動を停止し、第1
段処理機2と第2段処理機3を結ぶ一次処理水取出し導
管16の開閉弁160を閉じ、第1段処理機2と第2段
処理機3の縁を切る。次いで第1段処理機2の上側集水
室71aに通じている逆洗排水管19の逆洗用排水弁1
90を開き、原水導管4の切換弁220を操作して圧力
水を受水槽1に入れないようにし、この状態で第1逆洗
弁230を開く。これにより圧力水(原水)は第1逆洗水
導管23を介して第1段処理機2の上側集水室71aま
たはその下の除鉄ろ材9に圧入され、これにより該部分
に溜っている重炭酸第一鉄の酸化した赤茶色の余剰汚土
水が逆洗排水管19から流出する。この水の色が透明に
なったところで第1逆洗弁230を閉じ、第2逆洗弁2
40を開く。こうすれば圧力水は第2逆洗水導管22を
介して第1段処理機2の下側集水室71bに圧入され、
その圧力水は除鉄ろ材9中を昇流し余剰汚土水を押し上
げる。この余剰汚土水は上側集水室71aから逆洗排水
管19に流出する。次に、第2逆洗弁240を閉じ、逆
洗用排水弁190も閉じ、下側集水室71bに接続され
ている逆洗用排水弁200を開き、再び第1逆洗弁23
0を開く。これにより圧力水は上側集水室71aまたは
その下の除鉄ろ材9に圧入され下方へと流れることで再
度除鉄ろ材9に通水される。
【0019】以上での操作で第1段処理機1のろ材の機
能が回復する。一方、第2段処理機3の活性ろ材14も
不純物を吸着することから、ろ過材間やろ過材表面には
時間の経過とともにコロイド状成分が付着堆積し、この
逆洗時期も第1段処理機1とほぼ同時期である。そこで
この場合は、前記の操作が終わった段階で逆洗用排水弁
200を閉じるともに、第1逆洗弁230を閉じ、第2
段処理機3の下側集水室15bに接続されている逆洗用
排水弁260を開くとともに、第3逆洗弁250を開
く。これにより圧力水は第3逆洗水導管25から上側集
水室15aまたはその下の活性ろ材14に圧入され、活
性ろ材14中を圧流して下側集水室15bから流出し、
逆洗排水管26から排出されるため、ろ材の汚れが洗い
流される。排出される水が透明になれば元の正常な状態
に戻ったことになるので、逆洗用排水弁260を閉じる
とともに、第3逆洗弁250を閉じる。これですべての
ろ材は清浄化されるので、最後に一次処理水取出し導管
16の開閉弁160を開き、原水導管4の切換弁220
を通常運転位置に切換え、循環ポンプ8とオゾン発生器
123の駆動を開始すればよい。図5の実施例も同様で
あるが、この場合には切換弁220を操作することで吐
出導管81の吐出管部が逆洗用配管22と連通するた
め、オゾンにより浄化した一次処理水を逆洗水として活
用することができ、逆洗効果を高めることができる。
いずれにしても簡単にろ材9,14の機能特性が復元す
るため、比較的高価なろ材が無駄にならず、ランニング
コストを安価にすることができる。なお、第1段処理機
2の逆洗と第2段処理機の逆洗を別時期にそれぞれ行う
ことももちろん可能である。
【0020】
【発明の効果】以上説明した本発明の請求項1によると
きには、比較的簡単かつコンパクトな構造により井戸水
の鉄分を効率よく確実に除去することができるとともに
配管類の錆の発生を抑制し、さらに細菌類や塩素類や重
金属類も除去され、色度、濁度がよく、無臭気で、かつ
弱アルカリでミネラル分の豊かな良好、安全な水質の水
を連続して作ることができるというすぐれた効果が得ら
れる。また、請求項2によれば、蛇口から水を取り出し
ているときは元より取出していないときにも常時浄水・
活性水化作用が持続され、受水槽内に汚濁物質の沈殿が
全く生じない適切な衛生管理と水質管理を自動的に行え
るというすぐれた効果が得られる。請求項3によれば、
ろ材の煩雑な交換を要さず、簡単にろ材の機能を回復す
ることができるため、メンテナンスも簡単かつ安価にす
ることができるというすぐれた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による受水型井戸水水質改善装置の一実
施例を示す斜視図である。
【図2】本発明による受水型井戸水水質改善装置の縦断
側面図である。
【図3】本発明装置の部分的斜視図である。
【図4】本発明における受水槽内の部分的断面図であ
る。
【図5】本発明の別の実施例を示す回路図である。
【符号の説明】 1 受水槽 2 第1段処理機 3 第2段処理機 4 原水導管 6 原水誘導管 7 タンク 7a 上筒室 7b 下筒室 8 循環ポンプ 9 除鉄ろ材 10 逆洗時期検知手段 12 オゾン添加部 14 活性ろ材 15a,71a 上側集水室 15b,71b 下側集水室 17 清水導管 80 吸込み導管 81 吐出導管 19,20 逆洗排水管 22 逆洗用配管 230 第1逆洗弁 240 第2逆洗弁 250 第3逆洗弁

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】原水導管4に上端が通じ下端が槽底に達す
    る原水誘導管6を槽内に設けた受水槽1と、該受水槽の
    近傍に配された主として鉄分除去用の第1段処理機2及
    び活性化用の第2段処理機3とを備え、前記第1段処理
    機2が、前記原水誘導管6に対応する受水槽底に通じる
    吸込み導管80と中間にオゾン添加部12を有する吐出
    導管81を備えた循環ポンプ8と、仕切りで上筒室7a
    と下筒室7bを区画したタンク7とを備え、下筒室7b
    には上下に集水室71a,71bを残存せしめるように
    除鉄ろ材9またはこれを主体とするろ材を充填するとと
    もに、下側集水室71bに一次処理水取出し導管16を
    接続し、上筒室7aには前記吐出導管81の吐出口を導
    くとともに、上筒室内側には仕切りを貫いて上側集水室
    71aに開口した中心導管72と、これを外囲するよう
    にタンク頂部から下る内筒74とを設け、前記第2段処
    理機3が、上下に集水室15a,15bを残存せしめる
    ように活性ろ材14を充填したタンク13を備え、下側
    集水室15bに前記一次処理水取出し導管16を接続
    し、上側集水室15aを前記受水槽1と清水導管17で
    接続したことを特徴とする受水型井戸水水質改善装置。
  2. 【請求項2】原水誘導管6の下端に受水槽底に通じる吸
    込み用孔610を設けるとともに、原水誘導管6の上側
    部には上水取り入れ孔600を設け、原水供給停止時に
    吸込み用孔610と上水取り入れ孔600を介して受水
    槽内の清水を強制的に導出し、第1段・第2段処理機
    2,3を通して受水槽内に戻す循環系を構成するように
    している請求項1に記載の受水型井戸水水質改善装置。
  3. 【請求項3】第1段処理機2の上側集水室71aと下集
    水室71bに逆洗用排水弁190,200を有する逆洗
    排水管19,20をそれぞれ接続するとともに、第2段
    処理機3の下集水室15bに逆洗用排水弁260を有す
    る逆洗排水管26を接続し、原水導管または吐出導管に
    は切換弁220を介して逆洗用配管22を接続し、その
    逆洗用配管22には第1逆洗弁230を介して第1段処
    理機の上側集水室71aまたはその下のろ材層に通じる
    第1逆洗水導管23と、第2逆洗弁240を介して第1
    段処理機の下集水室71bに通じる第2逆洗水導管24
    と、第3逆洗弁250を介して第2段処理機の上側集水
    室15aまたはその下のろ材層に通じる第3逆洗水導管
    25を接続している請求項1に記載の受水型井戸水水質
    改善装置。
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