JPH07100389A - 石油精製用触媒担体および石油精製用触媒 - Google Patents

石油精製用触媒担体および石油精製用触媒

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JPH07100389A
JPH07100389A JP5269481A JP26948193A JPH07100389A JP H07100389 A JPH07100389 A JP H07100389A JP 5269481 A JP5269481 A JP 5269481A JP 26948193 A JP26948193 A JP 26948193A JP H07100389 A JPH07100389 A JP H07100389A
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catalyst
organic polymer
metal
och
group
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JP5269481A
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Tomoaki Adachi
倫明 足立
Shigeo Kure
成雄 久禮
Eiji Yasui
英二 安井
Fumio Haga
二三雄 芳賀
Takeo Saegusa
武夫 三枝
Tadao Onaka
忠生 大中
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Eneos Corp
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Nippon Oil Corp
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    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

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  • Catalysts (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 石油精製に適した細孔分布、表面積を有し、
かつ活性、選択性の優れた石油精製用触媒担体および石
油精製用触媒を提供する。 【構成】 有機ポリマーの存在下で金属アルコキシドま
たは金属キレート化合物を加水分解重合させて得られる
有機ポリマー−無機酸化物複合体を主成分とすることを
特徴とする石油精製用触媒担体および該担体を用いた触
媒。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は均質な有機ポリマー無機
酸化物複合体を主成分とする石油精製用触媒担体および
石油精製用触媒に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、水溶液系から無機担体を合成する
方法が一般に知られている。この方法では、無機元素を
含んだ水溶液を調製し、水溶液の液性を調整することに
より、水溶液中で水酸化無機物が凝集し、小さな粒子を
形成する。そして、ゲル化がさらに進むとゲルが生成す
るが、この粒子と粒子の間隙が細孔となる。この細孔の
表面積や細孔分布は、ゲル調製の際に水溶液のpHをコ
ントロールすることによってある程度制御できる。しか
しながら、この方法では、得られる無機物の表面状態、
表面積、細孔分布、耐熱性等が十分なものとはいえな
い。これら無機物の表面状態、表面積、耐熱性は、触媒
を調製した際に、金属の分散性に大きな影響を及ぼす。
すなわち、これらの担体から合成した触媒では、活性、
選択性があまりよくないという欠点があった。
【0003】このように、石油精製用触媒に要求される
物性としては、高い表面積および適切な細孔径、細孔分
布が挙げられるが、水溶系における従来法では小さな粒
子と粒子の間隙が細孔として形成される。従って、ゲル
を形成する粒子径の制御には限界があり、その間隙で形
成される細孔の細孔径分布はブロードになってしまう。
また、アルコキシドを用いるゾル−ゲル法でも、小さな
粒子の集合体がゲルとなり多孔質体を形成するため、水
溶系の場合と同様の問題が発生する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、石油
精製に適した細孔分布、表面積を有し、かつ活性、選択
性の優れた石油精製用触媒担体および石油精製用触媒を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記のごとき課題を解決
することを目的に、本発明者等は石油精製用触媒担体お
よび触媒について鋭意研究を重ねた結果、有機ポリマー
と無機酸化物の複合体が適当な物性を発現し、石油精製
触媒の活性を向上させる上で有効であることを見い出
し、この知見に基づいて本発明をなすに至った。
【0006】すなわち、本発明は、有機ポリマーの存在
下で金属アルコキシドまたは金属キレート化合物を加水
分解重合させて得られる有機ポリマー−無機酸化物複合
体を主成分とすることを特徴とする石油精製用触媒担体
を提供する。
【0007】また、本発明は、有機ポリマーの存在下で
金属アルコキシドまたは金属キレート化合物を加水分解
重合させて得られる有機ポリマー−無機酸化物複合体と
周期律表の第IVA、VA、VIA、VIIA、VIII、IB、I
IIB、IVB、VB族から選ばれる少なくともを一種の金
属成分とを含むことを特徴とする石油精製用触媒を提供
する。
【0008】本発明において用いられる有機ポリマーと
しては種々のものが広範囲にわたって例示できるが、そ
の中で分子内に周期律表のV、VI、VII族に属する元素
を含む有機ポリマーが好適である。その中で分子内にア
ミド基を有するポリマー、ポリエーテル類、ウレタン結
合を有するポリマー、ウレア結合を有するポリマーが特
に好適である。例えば、ポリオキサゾリン類、ポリビニ
ルピロリドン、ポリN,N−ジメチルアクリルアミド、
ポリプロピレンオキシド、ポリエチレンオキシド、ポリ
ウレタン、ポリウレア、ポリアミド等が特に好適であ
る。もちろん、これらポリマーの部分変性体や種々の共
重合体等も使用できる。
【0009】本発明で用いる金属アルコキシドの金属は
周期律表の第I族金属のCu、第II族金属のMg、C
a、Sr、Zn、第III族金属のB、Al、Ga、I
n、Y、La、第IV族金属のSi、Ge、Sn、Pb、
Ti、Zr、Hf、第V族金属のAs、Sb、Nb、T
a、第VI族金属のSe、Te、Po、W、第VII族金属
のMn、第VIII族金属のFe、Co、Niが好ましい。
これらの金属は単独で用いてもよく、2種類以上を混合
して用いてもよい。またこれらの金属に他の金属を添加
してもよい。また金属アルコキシドのアルコキシ基は、
炭素数1〜15のアルコキシ基が好ましい。例えば、メ
トキシキ基、エトキシ基、、n−プロポキシ基、イソプ
ロポキシ基、n−ブトキシ基、イソブトキシ基、sec
−ブトキシ基、tert−ブトキシ基、n−ペントキシ
基、イソペントキシ基が挙げられる。
【0010】例えばAl(OCH33、Al(OC
253、Al(OC373、Al(OC493、A
l(OC5113、B(OCH33、B(OC
253、B(OC373、B(OC493、B(O
5113、Co(OCH32、Co(OC252
Co(OC372、Co(OC492、Co(OC5
112、Cu(OCH32、Cu(OC252、Cu
(OC372、Cu(OC492、Cu(OC
5112、Ca(OCH32、Ca(OC252、C
a(OC372、Ca(OC492、Ca(OC5
112、Fe(OCH33、Fe(OC253、Fe
(OC373、Fe(OC493、Fe(OC
5113、Sb(OCH33、Sb(OC253、S
b(OC373、Sb(OC493、Sb(OC5
113、Ga(OCH33、Ga(OC253、Ga
(OC373、Ga(OC493、Ga(OC
5113、Ge(OCH34、Ge(OC 254、G
e(OC374、Ge(OC494、Ge(OC5
114、Sr(OCH32、Sr(OC252、Sr
(OC372、Sr(OC492、Sr(OC
5112、As(OCH33、As(OC253、A
s(OC373、As(OC493、As(OC5
113、Te(OCH34、Te(OC254、Te
(OC374、Te(OC494、Te(OC
5114、La(OCH33、La(OC253、L
a(OC373、La(OC493、La(OC5
113、Mg(OCH32、Mg(OC252、Mg
(OC372、Mg(OC492、Mg(OC
5112、In(OCH33、In(OC253、I
n(OC373、In(OC493、In(OC5
113、Mn(OCH32、Mn(OC252、Mn
(OC372、Mn(OC492、Mn(OC
5112、Se(OCH34、Se(OC254、S
e(OC374、Se(OC494、Se(OC5
114、Nb(OCH35、Nb(OC255、Nb
(OC375、Nb(OC495、Nb(OC
5115、Ni(OCH32、Ni(OC252、N
i(OC372、Ni(OC492、Ni(OC5
112、PO(OCH33、PO(OC253、PO
(OC373、PO(OC493、PO(OC
5113、P(OCH33、P(OC253、P(O
373、P(OC493、P(OC5113、Ta
(OCH35、Ta(OC255、Ta(OC
375、Ta(OC495、Ta(OC5115、Y
(OCH33、Y(OC253、Y(OC373、Y
(OC493、Y(OC5113、Si(OC
34、Si(OC254、Si(OC374、Si
(OC494、Si(OC5114、Sn(OCH3
4、Sn(OC254、Sn(OC374、Sn(O
494、Sn(OC5114、Ti(OCH34
Ti(OC254、Ti(OC374、Ti(OC4
94、Ti(OC5114、VO(OCH33、VO
(OC253、VO(OC373、VO(OC49
3、VO(OC5113、W(OCH36、W(OC2
56、W(OC376、W(OC496、W(OC5
116、Zn(OCH32、Zn(OC252、Zn
(OC372、Zn(OC492、Zn(OC
5112、Zr(OCH34、Zr(OC254、Z
r(OC374、Zr(OC494、Zr(OC5
114等が適当である。これらの金属アルコキシドは単
独で用いてもよく、2種類以上混合して用いてもよい。
【0011】金属キレート化合物としては、キレート構
造を有し、縮合反応または加水分解の後縮合反応により
酸化物を与える化合物ならどのようなものでも使用でき
る。例えば、アルミニウムジプロポキシドエチルアセト
アセテートキレート、アルミニウムジブトキシドエチル
アセトアセテートキレート等が特に好適である。
【0012】この有機ポリマー−無機酸化物複合体を調
製する場合、溶媒を用いなくてもできるが、溶媒中で調
製したほうが好ましい。溶媒としては有機ポリマー、金
属アルコキシド、金属キレート化合物を溶解するもので
あればどのようなものでも使うことができる。例えば、
ベンゼン、トルエン等の芳香族類、メタン、エタン、プ
ロパン、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オク
タン、ノナン、デカン等の炭素数1〜50の炭化水素
類、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノー
ル、ペンタノール、ヘキサノール等の炭素数1〜18の
アルコール類、ジエチルエーテル、ジプロピルエーテ
ル、THF、ジオキサン等のエーテル類、クロロホル
ム、ジ塩化メタン等のハロゲン化物、DMF、DMAc
等のアミド類、アセトニトリル等のニトリル類等が適当
である。
【0013】調製温度は通常−40〜150℃、好まし
くは0〜60℃、さらに好ましくは10〜40℃の範囲
から適宜選択される。有機ポリマーおよび金属アルコキ
シドの仕込比は有機ポリマー/金属アルコキシドの総和
の重量比で1/0.0001〜10000/1程度の広
い範囲から選定されるものであり、好ましくは1/0.
01〜1/100程度である。最適には1/1〜1/1
0である。
【0014】また、複合体調製時に有機ポリマー、金属
アルコキシド、溶媒の混合溶液、または有機ポリマー、
金属キレート化合物、溶媒の混合溶液に金属化合物を共
存させることもできる。この場合、金属化合物としては
この溶液に可溶なものであればどのようなものでも可溶
な限りの量を混合することができ、Re、Mo、W、C
u、Fe、Co、Ni、Pt、Pd、Nb、Ta、C
r、Au、Ag、Rl、Ir、Os、Ru、V、P、
B、Ti、Zrからなる群から選ばれる少なくとも1種
類の金属塩、金属錯体等の金属化合物が好ましい。特に
好ましくは、酸化レニウム、塩化白金酸、硝酸ニッケ
ル、硫酸ニッケル、アセチルアセトンニッケル、塩化ニ
ッケル、酢酸ニッケル、硝酸コバルト、硫酸コバルト、
アセチルアセトンコバルト、酢酸コバルト、硝酸銅、硫
酸銅、酢酸銅、モリブデン酸アンモニウム、タングステ
ン酸アンモニウム等が挙げられる。混合量としては、
0.001wt%〜70wt%が好ましく、0.01w
t%〜10wt%が特に好ましい。
【0015】共加水分解重合させるとき、添加する水の
量については限定はなく、好ましくは1ppm〜90%
の範囲で選ぶことができる。特に好ましくはは10pp
m〜10%の範囲が選ばれる。また放置した大気中の湿
気で共加水分解重合することもできる。ゲル化、溶媒除
去時間および温度について特に限定はなく、例えば室温
で放置しても24時間程度でゲル化させることはでき
る。溶媒除去は温度等に応じてさらに長時間や短時間を
適宜採用することもできる。不活性ガス雰囲気下や減圧
下でのゲル化、溶媒除去等が適宜採用できる。
【0016】このようにして調製した有機ポリマー−無
機酸化物複合体から有機ポリマーを抽出または焼成によ
って除去したものは細孔が発達しており、特に大きな表
面積を与える。また細孔分布も狭いものが得られ、石油
精製用触媒に適切な物性をもっている。有機ポリマー抽
出は有機ポリマーが溶解する液体であればどのようなも
のでも使うことができる。好ましくはアルコール類、エ
ーテル類、アミド類、水等が例示される。焼成する場
合、温度は焼成によって細孔構造が変わらない温度、好
ましくは200〜1000℃、さらに好ましくは400
〜700℃で行う。
【0017】上記の方法で調製される多孔質アルミナに
各種金属を担持した後、焼成して石油精製用触媒が得ら
れるが、有機ポリマー−無機酸化物複合体調製の際に、
予め金属化合物を共存させて調製したものはそのままで
も石油精製用触媒として使用できる。もちろんさらに再
度金属を担持してもよい。共存させる金属または担持す
る金属はRe、Mo、W、Cu、Fe、Co、Ni、P
t、Pd、Nb、Ta、Cr、Au、Ag、Rl、I
r、Os、Ru、V、P、B、Ti、Zrからなる群か
ら選ばれる少なくとも1種類の金属塩が好ましく、塩化
白金酸、硝酸レニウム、硝酸ニッケル、硫酸ニッケル、
アセチルアセトンニッケル、塩化ニッケル、酢酸ニッケ
ル、硝酸コバルト、硫酸コバルト、アセチルアセトンコ
バルト、酢酸コバルト、硝酸銅、硫酸銅、酢酸銅、モリ
ブデン酸アンモニウム、タングステン酸アンモニウム等
が特に好ましい。含有率は0.001wt%〜70wt
%の範囲で採用することが好ましく、0.01wt%〜
10wt%が特に好ましい。
【0018】このようにして調製した触媒は、高い表面
積をもち、金属の分散性が高く、適度な細孔分布を有
し、接触改質触媒、異性化触媒、アルキレーション触
媒、脱水素化触媒、水素化触媒、水素化精製触媒等の石
油精製用触媒として有効である。
【0019】
【実施例】以下、実施例等に基づいて本発明を具体的に
説明する。
【0020】実施例1 トリイソプロポキシアルミニウム40.9g、ポリビニ
ルピロリドン15gをイソプロパノール400mlによ
く溶かす。この溶液を、1000mlビーカー3個に均
等に移し、それぞれのビーカーにアルミホイルをかぶ
せ、約2mmの穴を数カ所開ける。室温で放置し、ゲル
化に1週間かけ、溶媒除去に3カ月かけて、有機ポリマ
ー−無合酸化物複合体を調製した。これを、20〜60
メッシュに粉砕し、600℃で4時間焼成を行ない触媒
担体を調製した。この触媒担体をaとする。
【0021】触媒担体aに、塩化白金酸水溶液と酸化レ
ニウム水溶液を用い、Pt0.30wt%、Re0.6
0wt%相当量を担持した。これを、120℃で12時
間乾燥した後、550℃で3時間焼成し、触媒Aとし
た。
【0022】実施例2 触媒担体aに、塩化白金酸水溶液と酸化レニウム水溶液
を用い、Pt0.60wt%、Re1.2wt%相当量
を担持した。これを、120℃で12時間乾燥した後、
550℃で3時間焼成し、触媒Bとした。
【0023】実施例3 アルミニウムジイソプロポキドエチルアセトアセテート
キレート54.9gとポリビニルピロリドン25.5g
をイソプロパノール200mlによく溶かす。この溶液
を、1000mlビーカー3個に均等に移し、それぞれ
のビーカーにアルミホイルをかぶせ、約2mmの穴を数
カ所開ける。室温で放置し、ゲル化に1週間かけ、溶媒
除去に3カ月かけて、有機ポリマー−無機酸化物複合体
を調製した。これを、20〜60メッシュに粉砕し、6
00℃で4時間焼成を行い触媒担体を調製した。この触
媒担体をcとする。
【0024】触媒担体cに、塩化白金酸水溶液と酸化レ
ニウム水溶液を用い、Pt0.30wt%、Re0.6
0wt%相当量を担持した。これを、120℃で12時
間乾燥した後、550℃で3時間焼成し、触媒Cとし
た。
【0025】実施例4 トリイソプロポキシアルミニウム40.9g、ポリビニ
ルピロリドン15gをイソプロパノール300mlによ
く溶かす。この溶液を、1液とする。一方、塩化白金酸
0.16gをイソプロパノール100mlに溶かす。こ
の溶液を、2液とする。1液と2液をフラスコに移し、
均一になるまでよく混合する。この溶液を、1000m
lビーカー3個に均等に移し、それぞれのビーカーにア
ルミホイルをかぶせ、約2mmの穴を数カ所開ける。室
温で放置し、ゲル化に1週間かけ、溶媒除去に3カ月か
けて、金属含有有機ポリマー−無機酸化物複合体を調製
した。これを、20〜60メッシュに粉砕し、600℃
で4時間焼成し、触媒Dとした。
【0026】実施例5 トリイソプロポキシアルミニウム40.9g、テトラエ
トキシシラン0.41g、ポリビニルピロリドン15g
をイソプロパノール400mlによく溶かす。この溶液
を、1000mlビーカー3個に均等に移し、それぞれ
のビーカーにアルミホイルをかぶせ、約2mmの穴を数
カ所開ける。室温で放置し、ゲル化に1週間かけ、溶媒
除去に3カ月かけて、有機ポリマー−無機酸化物複合体
を調製した。これを、20〜60メッシュに粉砕し、6
00℃で4時間焼成を行い触媒担体を調製した。この触
媒担体をeとする。
【0027】触媒担体eに、塩化白金酸水溶液と酸化レ
ニウム水溶液を用い、Pt0.30wt%、Re0.6
0wt%相当量を担持した。これを、120℃で12時
間乾燥した後、550℃で3時間焼成し、触媒Eとし
た。
【0028】比較例1 市販のアルミナ30gに、塩化白金酸水溶液と酸化レニ
ウム水溶液を用い、Pt0.30wt%,Re0.60
wt%相当量を担持した。これを、120℃で12時間
乾燥した後、550℃で3時間焼成し、触媒Fとした。
【0029】比較例2 市販のアルミナ30gに、塩化白金酸水溶液と酸化レニ
ウム水溶液を用い、Pt0.60wt%,Re1.2w
t%相当量を担持した。これを、120℃で12時間乾
燥した後、550℃で3時間焼成し、触媒Gとした。
【0030】以上で調製した触媒の接触改質活性の比較
を行った。原料は、ヘプタンを用い、反応条件は圧力1
5kgf/cm2、温度480℃、LHSV2.0、水
素/オイル比2とした。活性は触媒Fのトルエン生成量
を100とし、各触媒のトルエン生成量の比率を求め、
相対活性とした。結果を表1に示す。
【0031】
【表1】
【0032】表1に示したとおり、活性は、触媒B>触
媒Gまた触媒A≒触媒C≒触媒D≒触媒E>触媒Fの順
となり、金属量の同じもので比較すると有機ポリマー−
無機酸化物複合体を経由して得られる石油精製用触媒の
方が明らかに高い活性を有する。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の石油精製
用触媒担体は、大きな比表面積と十分に制御された細孔
径を有し、また本発明の石油精製用触媒は、高活性で選
択性が高い。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 芳賀 二三雄 神奈川県横浜市中区千鳥町8番地日本石油 株式会社中央技術研究所内 (72)発明者 三枝 武夫 京都府京都市北区等持院北町8−22 (72)発明者 大中 忠生 京都府京都市南区久世大町557

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機ポリマーの存在下で金属アルコキシ
    ドまたは金属キレート化合物を加水分解重合させて得ら
    れる有機ポリマー−無機酸化物複合体を主成分とするこ
    とを特徴とする石油精製用触媒担体。
  2. 【請求項2】 有機ポリマーの存在下で金属アルコキシ
    ドまたは金属キレート化合物を加水分解重合させて得ら
    れる有機ポリマー−無機酸化物複合体と周期律表の第IV
    A、VA、VIA、VIIA、VIII、IB、IIIB、IVB、V
    B族から選ばれる少なくともを一種の金属成分とを含む
    ことを特徴とする石油精製用触媒。
JP5269481A 1993-10-04 1993-10-04 石油精製用触媒担体および石油精製用触媒 Pending JPH07100389A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1999003926A1 (fr) * 1997-07-15 1999-01-28 Asahi Kasei Kogyo Kabushiki Kaisha Composition alcoxysilane/polymere organique destinee a la production de fines pellicules isolantes et procede d'utilisation
US6448331B1 (en) 1997-07-15 2002-09-10 Asahi Kasei Kabushiki Kaisha Alkoxysilane/organic polymer composition for thin insulating film production and use thereof

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