JPH07100368A - キャリヤー組成物 - Google Patents
キャリヤー組成物Info
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- JPH07100368A JPH07100368A JP1233491A JP1233491A JPH07100368A JP H07100368 A JPH07100368 A JP H07100368A JP 1233491 A JP1233491 A JP 1233491A JP 1233491 A JP1233491 A JP 1233491A JP H07100368 A JPH07100368 A JP H07100368A
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- A61K8/72—Cosmetics or similar toiletry preparations characterised by the composition containing organic macromolecular compounds
- A61K8/73—Polysaccharides
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- A61K8/922—Oils, fats or waxes; Derivatives thereof, e.g. hydrogenation products thereof of vegetable origin
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- A61Q13/00—Formulations or additives for perfume preparations
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- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01J—CHEMICAL OR PHYSICAL PROCESSES, e.g. CATALYSIS OR COLLOID CHEMISTRY; THEIR RELEVANT APPARATUS
- B01J13/00—Colloid chemistry, e.g. the production of colloidal materials or their solutions, not otherwise provided for; Making microcapsules or microballoons
- B01J13/02—Making microcapsules or microballoons
- B01J13/025—Applications of microcapsules not provided for in other subclasses
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- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K2800/00—Properties of cosmetic compositions or active ingredients thereof or formulation aids used therein and process related aspects
- A61K2800/40—Chemical, physico-chemical or functional or structural properties of particular ingredients
- A61K2800/41—Particular ingredients further characterized by their size
- A61K2800/412—Microsized, i.e. having sizes between 0.1 and 100 microns
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- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 キャリヤーと、キャリヤーに付着した粒子と
から成るキャリヤー組成物を提供する。 【構成】 実質的に水に不溶なキャリヤーに、油と水溶
性マトリックス封入材料とを含み、油が封入材料によっ
て封入されて成る粒子を付着させる。
から成るキャリヤー組成物を提供する。 【構成】 実質的に水に不溶なキャリヤーに、油と水溶
性マトリックス封入材料とを含み、油が封入材料によっ
て封入されて成る粒子を付着させる。
Description
【0001】本発明はキャリヤーと、封入材料中に封入
された油の粒子とを含む組成物に関する。特に、本発明
はキャリヤーへの粒子の粘着に関する。
された油の粒子とを含む組成物に関する。特に、本発明
はキャリヤーへの粒子の粘着に関する。
【0002】ブレンナー(Brenner)等の米国特
許第3,971,852号は水溶性マトリックス材料中
への油のマイクロカプセル化方法を開示している。ゼル
ター(Zelter)の米国特許第4,746,567
号はフレイグランスを保存するための紙製品を開示して
いる。この紙は埋封されたマイクロカプセルを有し、こ
のマイクロカプセルは押し潰されるとフレイグランスを
放出する。
許第3,971,852号は水溶性マトリックス材料中
への油のマイクロカプセル化方法を開示している。ゼル
ター(Zelter)の米国特許第4,746,567
号はフレイグランスを保存するための紙製品を開示して
いる。この紙は埋封されたマイクロカプセルを有し、こ
のマイクロカプセルは押し潰されるとフレイグランスを
放出する。
【0003】本発明によって提供されるような、水との
接触時に油を初期に迅速に放出するのに適した、キャリ
ヤーとそれに粘着した油封入粒子とを有する組成物が必
要とされている。従って、本発明はキャリヤーと、キャ
リヤーに付着した、水溶性封入材料と油とから成る粒子
とを含む組成物を提供する。キャリヤーに粘着した粒子
からの例えばフレイグランスのような油の放出は、水
(湿分)との接触によって開始される。次にフレイグラ
ンスはキャリヤーを囲む大気中に蒸発する。
接触時に油を初期に迅速に放出するのに適した、キャリ
ヤーとそれに粘着した油封入粒子とを有する組成物が必
要とされている。従って、本発明はキャリヤーと、キャ
リヤーに付着した、水溶性封入材料と油とから成る粒子
とを含む組成物を提供する。キャリヤーに粘着した粒子
からの例えばフレイグランスのような油の放出は、水
(湿分)との接触によって開始される。次にフレイグラ
ンスはキャリヤーを囲む大気中に蒸発する。
【0004】本発明は実質的に水に不溶なキャリヤーを
有する組成物であって、封入された油と水溶性の親水性
マトリックス封入材料とから成る粒子にキャリヤーが実
質的に粘着することを特徴とする組成物を提供する。本
発明の好ましい実施態様では、キャリヤーはセルロース
ペーパーのシートを含む。キャリヤーは例えば長方形、
ディスク形、球形、円筒形または、例えば花の形状を有
する、装飾的な形のような任意の形状を取り得る。また
は、キャリヤーは不織布または、例えば手袋、エプロ
ン、ガウンのような、不織布から製造される機能的な布
製品を含む。例えば、パッド、布、ティッシュおよびタ
オルのような吸水性材料もキャリヤーとして用いられ
る。キャリヤーは油封入粒子を支える。油封入粒子は好
ましくは油と親水性マトリックス材料とから成る。マト
リックス封入材料は水溶性であることが好ましい。
有する組成物であって、封入された油と水溶性の親水性
マトリックス封入材料とから成る粒子にキャリヤーが実
質的に粘着することを特徴とする組成物を提供する。本
発明の好ましい実施態様では、キャリヤーはセルロース
ペーパーのシートを含む。キャリヤーは例えば長方形、
ディスク形、球形、円筒形または、例えば花の形状を有
する、装飾的な形のような任意の形状を取り得る。また
は、キャリヤーは不織布または、例えば手袋、エプロ
ン、ガウンのような、不織布から製造される機能的な布
製品を含む。例えば、パッド、布、ティッシュおよびタ
オルのような吸水性材料もキャリヤーとして用いられ
る。キャリヤーは油封入粒子を支える。油封入粒子は好
ましくは油と親水性マトリックス材料とから成る。マト
リックス封入材料は水溶性であることが好ましい。
【0005】分散媒質中に分散した粒子は、例えばパル
ミチン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸およびアジピン
酸の枝分かれエステル;揮発性シリコーンとして一般に
公知の、たとえばシクロメチコーン ペンタマー、テト
ラマーおよびヘキサマーのような環状シロキサンまたは
例えば軽鉱油、ハホバ油(jo jo ba oi
l),アロエ ベラ(aloe vera)のようなエ
モリエントオイル等の、非極性液体のような液体中に、
分散液を形成することによって含まれることが好まし
い。
ミチン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸およびアジピン
酸の枝分かれエステル;揮発性シリコーンとして一般に
公知の、たとえばシクロメチコーン ペンタマー、テト
ラマーおよびヘキサマーのような環状シロキサンまたは
例えば軽鉱油、ハホバ油(jo jo ba oi
l),アロエ ベラ(aloe vera)のようなエ
モリエントオイル等の、非極性液体のような液体中に、
分散液を形成することによって含まれることが好まし
い。
【0006】封入される油は、例えばカンキツ属(オレ
ンジ、レモン、ライム等)、スパイスオイル(spic
e oil)[カスシア(cascia)、クローブ、
冬緑油等]、ミントオイル(mint oil)[スペ
アーミント、ペッパーミント等]、ウッディオイル(w
oody oil)(ベチベルソウ、パチョリ等)のよ
うな天然または合成精油または配合フレイグランスオイ
ル;パーフュームオイルおよびこれらの個々の成分(例
えばリナルール、メチルサリチレート、リモネン、メト
ール、デカノール、ジエチルフタレート、カルボン、シ
トラール等)のような揮発性油であることが好ましい。
例えば駆虫剤、抗菌剤、殺菌剤およびフレーバーまたは
フレイグランスオイルのような他の油も本発明によって
封入され、キャリヤーによって支持されることができ
る。油封入粒子を含む液体は湿潤または毛管作用によっ
てキャリヤーに吸収される。これは分散粒子のキャリヤ
ー間隙への閉じ込めを可能にし、それによって粘着を容
易にする。
ンジ、レモン、ライム等)、スパイスオイル(spic
e oil)[カスシア(cascia)、クローブ、
冬緑油等]、ミントオイル(mint oil)[スペ
アーミント、ペッパーミント等]、ウッディオイル(w
oody oil)(ベチベルソウ、パチョリ等)のよ
うな天然または合成精油または配合フレイグランスオイ
ル;パーフュームオイルおよびこれらの個々の成分(例
えばリナルール、メチルサリチレート、リモネン、メト
ール、デカノール、ジエチルフタレート、カルボン、シ
トラール等)のような揮発性油であることが好ましい。
例えば駆虫剤、抗菌剤、殺菌剤およびフレーバーまたは
フレイグランスオイルのような他の油も本発明によって
封入され、キャリヤーによって支持されることができ
る。油封入粒子を含む液体は湿潤または毛管作用によっ
てキャリヤーに吸収される。これは分散粒子のキャリヤ
ー間隙への閉じ込めを可能にし、それによって粘着を容
易にする。
【0007】油封入粒子は例えばタルク、炭酸カルシウ
ム、炭酸水素カルシウムのような吸収剤またはエモリエ
ントパウダー(emolient powder)にブ
レンドすることが好ましい。;このブレンドをキャリヤ
ー上に、パウダーを均一に粘着させるためにキャリヤー
が部分的に湿っているときに、噴霧する。
ム、炭酸水素カルシウムのような吸収剤またはエモリエ
ントパウダー(emolient powder)にブ
レンドすることが好ましい。;このブレンドをキャリヤ
ー上に、パウダーを均一に粘着させるためにキャリヤー
が部分的に湿っているときに、噴霧する。
【0008】油封入粒子をキャリヤーによって支持する
好ましい方法は、溶融によって粘着が生ずるようにキャ
リヤーを封入材料の軟化点まで熱処理することである。
次に粒子をキャリヤー上に、例えば単独でまたは界面活
性剤およびパウダーブレンドの一部として、圧縮噴霧系
を用いて塗布する。冷却すると、粒子はキャリヤーに固
定される。
好ましい方法は、溶融によって粘着が生ずるようにキャ
リヤーを封入材料の軟化点まで熱処理することである。
次に粒子をキャリヤー上に、例えば単独でまたは界面活
性剤およびパウダーブレンドの一部として、圧縮噴霧系
を用いて塗布する。冷却すると、粒子はキャリヤーに固
定される。
【0009】粒子をキャリヤーに固定するためには、粘
着付与剤を用いる。好ましい粘着付与剤には単独のまた
は例えばアセトンのような溶剤に溶解したワックスがあ
る。粘着付与剤は、例えばキャリヤーへの粘着を改良さ
れた表面改質粒子を形成するために、例えば噴霧によっ
て封入粒子に塗布される。表面改質粒子の例はワックス
塗布油封入粒子である。
着付与剤を用いる。好ましい粘着付与剤には単独のまた
は例えばアセトンのような溶剤に溶解したワックスがあ
る。粘着付与剤は、例えばキャリヤーへの粘着を改良さ
れた表面改質粒子を形成するために、例えば噴霧によっ
て封入粒子に塗布される。表面改質粒子の例はワックス
塗布油封入粒子である。
【0010】封入(マトリックス)材料には、米国特許
第3,971,852号に述べられているものおよび水
分放出機構を有する、ポリヒドロキシアルコールと組み
合わせた親油性澱粉誘導体がある。封入材料を変化させ
て、フレイグランスの放出速度を変えることができる。
封入(マトリックス)材料の融点、フィルム形成性およ
び/または疎水性の相違を選択して、フレイグランス放
出速度を制御することができる。キャリヤー上に種々な
マトリックス材料を有する粒子を組み合わせることによ
って、フレイグランスの連続放出を計画する。粒子はマ
イクロカプセル封入またはマクロカプセル封入フレイグ
ランスでありうる。
第3,971,852号に述べられているものおよび水
分放出機構を有する、ポリヒドロキシアルコールと組み
合わせた親油性澱粉誘導体がある。封入材料を変化させ
て、フレイグランスの放出速度を変えることができる。
封入(マトリックス)材料の融点、フィルム形成性およ
び/または疎水性の相違を選択して、フレイグランス放
出速度を制御することができる。キャリヤー上に種々な
マトリックス材料を有する粒子を組み合わせることによ
って、フレイグランスの連続放出を計画する。粒子はマ
イクロカプセル封入またはマクロカプセル封入フレイグ
ランスでありうる。
【0011】好ましい封入材料は高い割合の油が分散相
として維持されるエマルジョンの連続相を形成し得るこ
とを特徴とする。これらの好ましい封入材料は、例えば
エマルジョンを噴霧乾燥またはその他の乾燥方法によっ
て粒子に転化する場合のような、水分の除去によってエ
マルジョンから固体を誘導する間の乾燥温度範囲内での
可塑性または流動性を特徴とする。封入(マトリック
ス)材料は、油と共にエマルジョンを形成する多糖とポ
リヒドロキシ化合物との混合物を含む。これらのエマル
ジョン中のマトリックス形成物質は、完全な液体状態と
完全な固体状態との間の水が容易に除去される臨界温度
範囲の実質的な部分にわたって可塑性または流動性状態
を有する。これらはまた、水の選択的除去を可能にする
表面を形成し、水分の除去時にそれらのセル内に固定さ
れた油を含む多糖とポリヒドロキシ化合物とのセル状マ
トリックスになる。多糖とポリヒドロキシ化合物との一
方または両方の一部または全部の代わりに、単独でまた
は組み合わせてこれらの基準を満たす、多糖とポリヒド
ロキシ化合物以外の物質も用いることができる。
として維持されるエマルジョンの連続相を形成し得るこ
とを特徴とする。これらの好ましい封入材料は、例えば
エマルジョンを噴霧乾燥またはその他の乾燥方法によっ
て粒子に転化する場合のような、水分の除去によってエ
マルジョンから固体を誘導する間の乾燥温度範囲内での
可塑性または流動性を特徴とする。封入(マトリック
ス)材料は、油と共にエマルジョンを形成する多糖とポ
リヒドロキシ化合物との混合物を含む。これらのエマル
ジョン中のマトリックス形成物質は、完全な液体状態と
完全な固体状態との間の水が容易に除去される臨界温度
範囲の実質的な部分にわたって可塑性または流動性状態
を有する。これらはまた、水の選択的除去を可能にする
表面を形成し、水分の除去時にそれらのセル内に固定さ
れた油を含む多糖とポリヒドロキシ化合物とのセル状マ
トリックスになる。多糖とポリヒドロキシ化合物との一
方または両方の一部または全部の代わりに、単独でまた
は組み合わせてこれらの基準を満たす、多糖とポリヒド
ロキシ化合物以外の物質も用いることができる。
【0012】フレイグランスオイルのような油を封入す
るためにポリヒドロキシ化合物との混合物として封入材
料に用いられる多糖は、水への溶解性と、用いる割合の
範囲内でのポリヒドロキシ化合物への少なくとも部分的
な溶解性または用いる割合の範囲内でのポリヒドロキシ
化合物を少なくとも部分的に溶解しうることを特徴とす
る。これらは本来、砂糖のような甘い、易溶性の糖では
なく、例えばアラビアゴム、同様な植物性ガムのような
天然糖または、例えば通常コロイド溶液を形成する澱粉
の分解生成物と変性生成物のような、合成糖を含めた高
級多糖類である。本発明の系および方法への使用に適し
た多糖である、例えばデキストリン化澱粉のような、あ
る一定の澱粉分解生成物は、良好な封入材料である分子
量範囲の多糖の充分な割合と、後で定義するようなポリ
ヒドロキシ化合物である単糖、二糖および三糖のような
低級糖の種々な割合とを含めた、広範囲の種々な分子量
の糖類を含む。このような多糖類を用いる場合には、澱
粉分解生成物中の低級糖の割合はポリヒドロキシ化合物
に対する本発明の要求を満たすには通常低すぎ、生成物
中のポリヒドロキシ化合物:多糖の前記適当な割合を得
るために必要なポリヒドロキシ化合物の添加量に有意に
影響を与えうるほどに大きいので、多糖とポリヒドロキ
シ化合物とを適当に釣り合わせ、後述するように適当な
溶融特性を保証するためにはポリヒドロキシ化合物の添
加割合を調整することが必要である。封入材料に用いる
多糖には、次式:
るためにポリヒドロキシ化合物との混合物として封入材
料に用いられる多糖は、水への溶解性と、用いる割合の
範囲内でのポリヒドロキシ化合物への少なくとも部分的
な溶解性または用いる割合の範囲内でのポリヒドロキシ
化合物を少なくとも部分的に溶解しうることを特徴とす
る。これらは本来、砂糖のような甘い、易溶性の糖では
なく、例えばアラビアゴム、同様な植物性ガムのような
天然糖または、例えば通常コロイド溶液を形成する澱粉
の分解生成物と変性生成物のような、合成糖を含めた高
級多糖類である。本発明の系および方法への使用に適し
た多糖である、例えばデキストリン化澱粉のような、あ
る一定の澱粉分解生成物は、良好な封入材料である分子
量範囲の多糖の充分な割合と、後で定義するようなポリ
ヒドロキシ化合物である単糖、二糖および三糖のような
低級糖の種々な割合とを含めた、広範囲の種々な分子量
の糖類を含む。このような多糖類を用いる場合には、澱
粉分解生成物中の低級糖の割合はポリヒドロキシ化合物
に対する本発明の要求を満たすには通常低すぎ、生成物
中のポリヒドロキシ化合物:多糖の前記適当な割合を得
るために必要なポリヒドロキシ化合物の添加量に有意に
影響を与えうるほどに大きいので、多糖とポリヒドロキ
シ化合物とを適当に釣り合わせ、後述するように適当な
溶融特性を保証するためにはポリヒドロキシ化合物の添
加割合を調整することが必要である。封入材料に用いる
多糖には、次式:
【0013】
【0014】[式中、Rはジメチレンおよびトリメチレ
ンから成る群から選択されるラジカルであり、R1はア
ルキル、アルケニル、アラルキルおよびアラルケニル基
から成る群から選択される炭化水素基である]で概略的
に表される置換ジカルボン酸の非ゲル化澱粉酸性エステ
ルから誘導されるデキストリンがある。これらの非ゲル
化澱粉酸性エステルは、アルカリ性媒質中で非ゲル化澱
粉を次式:
ンから成る群から選択されるラジカルであり、R1はア
ルキル、アルケニル、アラルキルおよびアラルケニル基
から成る群から選択される炭化水素基である]で概略的
に表される置換ジカルボン酸の非ゲル化澱粉酸性エステ
ルから誘導されるデキストリンがある。これらの非ゲル
化澱粉酸性エステルは、アルカリ性媒質中で非ゲル化澱
粉を次式:
【0015】
【0016】[式中、RとR1は上記で定義された、同
じ表示の置換基を表す]で表される置換環状ジカルボン
酸無水物と反応させることによって製造される。このよ
うな無水物の例は置換無水コハク酸と置換無水グルタル
酸である。他の有用な多糖には、デキストリン化澱粉と
加水分解澱粉とから誘導される生成物がある。一般に、
これらの生成物は例えばデキストロースのような低級糖
を少ない割合で含む。多糖含量は単独の多糖または2種
類以上の多糖の混合物を含む。
じ表示の置換基を表す]で表される置換環状ジカルボン
酸無水物と反応させることによって製造される。このよ
うな無水物の例は置換無水コハク酸と置換無水グルタル
酸である。他の有用な多糖には、デキストリン化澱粉と
加水分解澱粉とから誘導される生成物がある。一般に、
これらの生成物は例えばデキストロースのような低級糖
を少ない割合で含む。多糖含量は単独の多糖または2種
類以上の多糖の混合物を含む。
【0017】封入材料に用いるための多糖は固有にまた
は少量の適当な乳化剤の存在のために乳化性を有するも
のであることが好ましい。乳化剤の他の定義はこれらの
乳化剤が当業者に周知であるために不必要である。満足
できる乳化剤の例はジイソオクチルスルホコハク酸ナト
リウムおよびカゼイン酸ナトリウムである。乳化剤を加
える場合には、混合物中の多糖の重量を基準にして0.
1〜10%の範囲内の割合で充分である。
は少量の適当な乳化剤の存在のために乳化性を有するも
のであることが好ましい。乳化剤の他の定義はこれらの
乳化剤が当業者に周知であるために不必要である。満足
できる乳化剤の例はジイソオクチルスルホコハク酸ナト
リウムおよびカゼイン酸ナトリウムである。乳化剤を加
える場合には、混合物中の多糖の重量を基準にして0.
1〜10%の範囲内の割合で充分である。
【0018】ポリヒドロキシ化合物をフレイグランス封
入のための封入材料としての多糖物質と混合して封入材
料に用いるのが好ましい。このような化合物は水への溶
解性と、多糖物質への少なくとも部分的な溶解性または
このような物質を少なくとも部分的に溶解することを特
徴とする。ポリヒドロキシ化合物は多糖物質と共に液体
溶融物を形成し、これは用いる割合の範囲に対して30
〜100°Fの範囲内で軟化する。ヒドロキシ化合物は
多糖物質と共に水相を形成し、この水相中に油が分散可
能であり、安定なエマルジョンを形成する。エマルジョ
ンから形成される粒子の表面の可塑性は乾燥操作によっ
て水分が除去されるにつれて低下し、形成される粒子は
使用温度において固体状態である。封入材料に用いるた
めの好ましいポリヒドロキシ化合物は次の群:アルコー
ル類、植物ソースからの糖、および他の官能基を含む物
に分類される。ポリヒドロキシアルコールはグリセリ
ン、ソルビトール、マンニトール、エリスリトールおよ
びリビトールを含む。植物ソースからの糖は例えばグル
コースのような単糖類、例えばマルトースとスクロース
のような二糖類、例えばラフィノースのような三糖類お
よび例えばフルクトースのようなケト糖類を含む。これ
らの糖類は実際に植物から誘導されるかまたは合成的に
製造されるかのいずれであるとしても、植物型の糖と呼
ぶことにする。他の官能基を含むヒドロキシ化合物には
グルクロノラクトン(ラクトン)、ソルビタンおよびマ
ンニタン(モノエーテル)およびメチルーグルコピラノ
シド(アセタール)がある。
入のための封入材料としての多糖物質と混合して封入材
料に用いるのが好ましい。このような化合物は水への溶
解性と、多糖物質への少なくとも部分的な溶解性または
このような物質を少なくとも部分的に溶解することを特
徴とする。ポリヒドロキシ化合物は多糖物質と共に液体
溶融物を形成し、これは用いる割合の範囲に対して30
〜100°Fの範囲内で軟化する。ヒドロキシ化合物は
多糖物質と共に水相を形成し、この水相中に油が分散可
能であり、安定なエマルジョンを形成する。エマルジョ
ンから形成される粒子の表面の可塑性は乾燥操作によっ
て水分が除去されるにつれて低下し、形成される粒子は
使用温度において固体状態である。封入材料に用いるた
めの好ましいポリヒドロキシ化合物は次の群:アルコー
ル類、植物ソースからの糖、および他の官能基を含む物
に分類される。ポリヒドロキシアルコールはグリセリ
ン、ソルビトール、マンニトール、エリスリトールおよ
びリビトールを含む。植物ソースからの糖は例えばグル
コースのような単糖類、例えばマルトースとスクロース
のような二糖類、例えばラフィノースのような三糖類お
よび例えばフルクトースのようなケト糖類を含む。これ
らの糖類は実際に植物から誘導されるかまたは合成的に
製造されるかのいずれであるとしても、植物型の糖と呼
ぶことにする。他の官能基を含むヒドロキシ化合物には
グルクロノラクトン(ラクトン)、ソルビタンおよびマ
ンニタン(モノエーテル)およびメチルーグルコピラノ
シド(アセタール)がある。
【0019】本発明によって封入することのできるフレ
イグランスオイルは非揮発性および揮発性の油を含む。
これらの油は水に不溶であるが分散性(乳化性)である
ことを特徴とし、空気流中の高温および低い相対湿度を
含めた乾燥条件下で揮発性または非揮発性である。これ
らは通常エマルジョンの温度において液体であるが、石
油ゼリーも高いせん断応力を生ずる乳化装置において容
易に小粒子に破壊されるので、本発明の方法を用いて好
都合に封入することができる。
イグランスオイルは非揮発性および揮発性の油を含む。
これらの油は水に不溶であるが分散性(乳化性)である
ことを特徴とし、空気流中の高温および低い相対湿度を
含めた乾燥条件下で揮発性または非揮発性である。これ
らは通常エマルジョンの温度において液体であるが、石
油ゼリーも高いせん断応力を生ずる乳化装置において容
易に小粒子に破壊されるので、本発明の方法を用いて好
都合に封入することができる。
【0020】フレイグランス封入マトリックスに封入さ
れる油の割合は少量の有効量から広範囲に変化しうる。
典型的には、フレイグランスはフレイグランス封入マト
リックスの約5〜約80容量%の量である。油がフレイ
グランス封入マトリックスの少なくとも30容量%であ
る場合に高収量と油の低抽出性とが大抵得られる。
れる油の割合は少量の有効量から広範囲に変化しうる。
典型的には、フレイグランスはフレイグランス封入マト
リックスの約5〜約80容量%の量である。油がフレイ
グランス封入マトリックスの少なくとも30容量%であ
る場合に高収量と油の低抽出性とが大抵得られる。
【0021】この開示を通して用いるワックスは例えば
みつろうのような天然ワックス、例えばポリエチレンワ
ックス、脂肪酸エステルのような合成ワックス、例えば
カンデリラろう、カルナバろう、オゾケライトろうおよ
びパラフィンろうのような植物性ワックスを含む。
みつろうのような天然ワックス、例えばポリエチレンワ
ックス、脂肪酸エステルのような合成ワックス、例えば
カンデリラろう、カルナバろう、オゾケライトろうおよ
びパラフィンろうのような植物性ワックスを含む。
【0022】この開示を通して用いる非極性液体は1〜
10センチポアズ(cps,ブルックフィールド、20
°C)の低い粘度、低い蒸気圧および60〜300°C
の低い沸点を有するものであることが好ましい。本発明
によって用いる非極性液体は95〜110°Cの沸点を
有するものであることが最も好ましい。
10センチポアズ(cps,ブルックフィールド、20
°C)の低い粘度、低い蒸気圧および60〜300°C
の低い沸点を有するものであることが好ましい。本発明
によって用いる非極性液体は95〜110°Cの沸点を
有するものであることが最も好ましい。
【0023】好ましい実施態様では、非極性液体中に分
散した封入粒子を親水性かつ吸収性であるキャリヤーに
塗布する。疎水性キャリヤーは界面活性剤で処理して、
その湿潤性を改良することが好ましい。
散した封入粒子を親水性かつ吸収性であるキャリヤーに
塗布する。疎水性キャリヤーは界面活性剤で処理して、
その湿潤性を改良することが好ましい。
【0024】下記例においておよびこの開示を通して、
%は他に指定しない限り重量によるものである。
%は他に指定しない限り重量によるものである。
【0025】
【例1】グルクロノラクトン32部と多糖X48部とを
水250部中に家庭型ワーリングブレンダー(Wari
ng blender)において高速度で撹拌しながら
溶解することによって、これらの成分を含む封入材料の
溶液を製造した。酸化防止剤として1%ブチル化ヒドロ
キシアニソールを含むシングルホルドオレンジオイル
(single fold orange oil)を
生成溶液に120部が含まれるまで徐々に、高速撹拌を
3分間続けながら加えると、平均粒径0.5ミクロンの
油/水エマルジョンが形成された。ブルックフィード
モデルLVT粘度計で測定した粘度は30°Cにおいて
57.5cps.である。60%の油負荷(油120
部、封入材料80部)を生ずるように割合を選択する。
空気流入温度180°C、空気排出温度90°C、エマ
ルジョン供給速度3lb./時に維持した標準アンヒド
ロ(Anhydro)実験室乾燥器、サイズNO.1内
で混合物を噴霧乾燥する。140メッシュスクリーンを
容易に通過する粉状生成物170部を回収する、これは
標準水蒸気蒸留方法による分析時に、生成物の重量を基
準にして66容量%(V/W)または56重量%(W/
W)の揮発性油を含むことが判明する。このことは、エ
マルジョン形成に最初に用いたオレンジオイルの理論的
負荷の93%を含む生成物の85重量%の回収を表す。
これはオレンジオイルの79%の総回収率を表す。上記
のような抽出によって測定すると、生成物中の抽出性油
は0.2%である。水分含量はカール フィッシャー
(Karl Fisher)法による測定によって2.
1%である。一般に揮発性油含量は製造時の生成物に対
する標準水蒸気蒸留方法によって測定される。このよう
に測定された揮発性油含量は抽出性油を含む。次に、乾
燥粉末を1.26%無水ソルビトール脂肪酸エステル
(Span85)と共に1.0重量%の量でエーロゾル
噴射剤に加え、ペーパータオルのシートに封入材料0.
03g/シート5gに成るように、噴霧する。水で濡ら
すことによって放出が活性化される。オリジナルの臭気
プロフィルと強度とは保存される。
水250部中に家庭型ワーリングブレンダー(Wari
ng blender)において高速度で撹拌しながら
溶解することによって、これらの成分を含む封入材料の
溶液を製造した。酸化防止剤として1%ブチル化ヒドロ
キシアニソールを含むシングルホルドオレンジオイル
(single fold orange oil)を
生成溶液に120部が含まれるまで徐々に、高速撹拌を
3分間続けながら加えると、平均粒径0.5ミクロンの
油/水エマルジョンが形成された。ブルックフィード
モデルLVT粘度計で測定した粘度は30°Cにおいて
57.5cps.である。60%の油負荷(油120
部、封入材料80部)を生ずるように割合を選択する。
空気流入温度180°C、空気排出温度90°C、エマ
ルジョン供給速度3lb./時に維持した標準アンヒド
ロ(Anhydro)実験室乾燥器、サイズNO.1内
で混合物を噴霧乾燥する。140メッシュスクリーンを
容易に通過する粉状生成物170部を回収する、これは
標準水蒸気蒸留方法による分析時に、生成物の重量を基
準にして66容量%(V/W)または56重量%(W/
W)の揮発性油を含むことが判明する。このことは、エ
マルジョン形成に最初に用いたオレンジオイルの理論的
負荷の93%を含む生成物の85重量%の回収を表す。
これはオレンジオイルの79%の総回収率を表す。上記
のような抽出によって測定すると、生成物中の抽出性油
は0.2%である。水分含量はカール フィッシャー
(Karl Fisher)法による測定によって2.
1%である。一般に揮発性油含量は製造時の生成物に対
する標準水蒸気蒸留方法によって測定される。このよう
に測定された揮発性油含量は抽出性油を含む。次に、乾
燥粉末を1.26%無水ソルビトール脂肪酸エステル
(Span85)と共に1.0重量%の量でエーロゾル
噴射剤に加え、ペーパータオルのシートに封入材料0.
03g/シート5gに成るように、噴霧する。水で濡ら
すことによって放出が活性化される。オリジナルの臭気
プロフィルと強度とは保存される。
【0026】
【例2】ソルビトール32部、アラビアゴム48部、オ
レンジオイル120部、ジイソオクチルスルホコハク酸
ナトリウム2部および水300部からエマルジョンを製
造する。生成エマルジョンは平均粒度1.4ミクロンと
30°Cでの粘度40cps.を有する。80.3%の
重量収量で得られた噴霧乾燥粉末は、揮発性油67.4
%[57.2重量%、油係数(oil facter)
0.95]と水分0.9%とを含む。生成物は冷水に容
易に溶解する。マニトールおよびスクロースをソルビト
ールの代わりに用いても、匹敵できる結果が得られる。
この生成物粉末を次に、ビヒクルとして熱風を用いてペ
ーパーティッシュ上に粒子0.03g/ペーパーティッ
シュシートに成るように噴霧する。ペーパーティッシュ
の各シートは2gの質量を有する。水でペーパーティシ
ュを濡らすことによって放出が活性化される。オリジナ
ルの臭気プロフィルと強度とは保存される。
レンジオイル120部、ジイソオクチルスルホコハク酸
ナトリウム2部および水300部からエマルジョンを製
造する。生成エマルジョンは平均粒度1.4ミクロンと
30°Cでの粘度40cps.を有する。80.3%の
重量収量で得られた噴霧乾燥粉末は、揮発性油67.4
%[57.2重量%、油係数(oil facter)
0.95]と水分0.9%とを含む。生成物は冷水に容
易に溶解する。マニトールおよびスクロースをソルビト
ールの代わりに用いても、匹敵できる結果が得られる。
この生成物粉末を次に、ビヒクルとして熱風を用いてペ
ーパーティッシュ上に粒子0.03g/ペーパーティッ
シュシートに成るように噴霧する。ペーパーティッシュ
の各シートは2gの質量を有する。水でペーパーティシ
ュを濡らすことによって放出が活性化される。オリジナ
ルの臭気プロフィルと強度とは保存される。
【0027】
【例3】例2によって形成された生成物粒子を、製紙プ
ロセスの乾燥工程中に形成された後のペーパーシートに
次のように噴霧する。ペーパーシートの乾燥中に水が除
去された後に、粒子を高温シート上に噴霧する。シート
中の熱が封入材料を溶融する。溶融した封入材料はシー
トに粘着する。冷却すると、封入粒子はシートに付着す
る。乾燥シート上のフレイグランス臭気は無視できるほ
どである。次に水分に接触すると、フレイグランスが放
出される。
ロセスの乾燥工程中に形成された後のペーパーシートに
次のように噴霧する。ペーパーシートの乾燥中に水が除
去された後に、粒子を高温シート上に噴霧する。シート
中の熱が封入材料を溶融する。溶融した封入材料はシー
トに粘着する。冷却すると、封入粒子はシートに付着す
る。乾燥シート上のフレイグランス臭気は無視できるほ
どである。次に水分に接触すると、フレイグランスが放
出される。
【0028】
【例4】「必要に応じて」フレイグランスを放出させる
ために、例2によって形成された粒子を吸収性パッドに
次のように付着させる。吸収性キャリヤーパッドを70
°Cまでにおいて乾燥する。パッドのセルロース繊維の
乾燥吸収性キャリヤー上に噴霧する。パッドを冷却す
る。封入材料が冷却すると、封入フレイグランス粒子は
キャリヤーに付着する。このように、粉末は包装および
貯蔵中にパッドから振り落とされないように保護され
る。
ために、例2によって形成された粒子を吸収性パッドに
次のように付着させる。吸収性キャリヤーパッドを70
°Cまでにおいて乾燥する。パッドのセルロース繊維の
乾燥吸収性キャリヤー上に噴霧する。パッドを冷却す
る。封入材料が冷却すると、封入フレイグランス粒子は
キャリヤーに付着する。このように、粉末は包装および
貯蔵中にパッドから振り落とされないように保護され
る。
【0029】
【例5】例4と同様に、粒子を吸収性キャリヤーパッド
に付着させる、但しこの場合には、キャリヤーを加熱す
る前に粒子をキャリヤー上に噴霧する。
に付着させる、但しこの場合には、キャリヤーを加熱す
る前に粒子をキャリヤー上に噴霧する。
【0030】
【例6】例1によって形成された粉末を次に流動床内で
流動化する。80°Cの溶融ワックスを流動化粉末上に
噴霧する。ワックスが粒子と接触して冷却すると、ワッ
クスは単分子ワックス被覆を粒子上に形成する。ワック
ス被覆粒子を次に高温(60°C)ティッシュペーパー
上に噴霧する。この紙を20°Cに冷却すると、被覆粒
子がこれに粘着する。
流動化する。80°Cの溶融ワックスを流動化粉末上に
噴霧する。ワックスが粒子と接触して冷却すると、ワッ
クスは単分子ワックス被覆を粒子上に形成する。ワック
ス被覆粒子を次に高温(60°C)ティッシュペーパー
上に噴霧する。この紙を20°Cに冷却すると、被覆粒
子がこれに粘着する。
【0031】本発明のこの他の特徴、利点および特定の
実施態様は、これまでの開示を読んだ後に、当業者に容
易に明らかに成ると考えられる。これに関して、本発明
の特定の実施態様をかなり詳細に述べてきたが、これら
の実施態様の変化および変更はここに開示し特許請求す
る本発明の精神および範囲から逸脱することなく実施さ
れ得る。
実施態様は、これまでの開示を読んだ後に、当業者に容
易に明らかに成ると考えられる。これに関して、本発明
の特定の実施態様をかなり詳細に述べてきたが、これら
の実施態様の変化および変更はここに開示し特許請求す
る本発明の精神および範囲から逸脱することなく実施さ
れ得る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D06M 23/08 7199−3B D21H 17/28 (72)発明者 ルイーズ・マリー・ローター アメリカ合衆国ニューヨーク州10924,ゴ シュエン,グレン・ドライブ 35 (72)発明者 グレゴリー・アラン・シャーマン アメリカ合衆国ニューヨーク州10940,ミ ドルタウン,アール・ディー ナンバー 3,ボックス 155
Claims (15)
- 【請求項1】 実質的に水に不溶なキャリヤーを含む組
成物であって、前記キャリヤーが粒子に実質的に粘着
し、前記各粒子が油と親水性マトリックス封入材料とか
ら成り、前記油が水溶性の前記封入材料中に封入されて
いることを特徴とする組成物。 - 【請求項2】 前記粒子を分散媒質中に分散させて分散
液を形成し、前記キャリヤーに前記分散液を塗布するこ
とによって、キャリヤーが前記粒子に実質的に粘着する
請求項1記載の組成物。 - 【請求項3】 前記キャリヤーに前記粒子を結合させる
ことによって、キャリヤーが前記粒子に実質的に粘着す
る請求項1記載の組成物。 - 【請求項4】 前記粒子に粘着付与剤を塗布する請求項
3記載の組成物。 - 【請求項5】 前記油がフレイグランスオイル(fra
grance oil),フレーバーオイル(flav
or oil)、天然精油、合成精油、配合フレイグラ
ンスオイル、パーフュームオイル(perfume o
il)、駆虫剤またはこれらの個々の成分を意味するも
のである請求項1記載の組成物。 - 【請求項6】 前記油が前記粒子の5〜98容量%を成
す請求項1記載の組成物。 - 【請求項7】 前記油がフレイグランスであり、前記フ
レイグランスが固体マトリックス中にフレイグランスオ
イルを封入することによって封入され、前記マトリック
スが次式: [式中、Rはジメチレンおよびトリメチレンから成る群
から選択されるラジカルであり、R1はアルキル、アル
ケニル、アラルキルおよびアラルケニル基から成る群か
ら選択される炭化水素基である]で表される置換ジカル
ボン酸の非ゲル化澱粉酸性エステルから誘導される変性
澱粉と、混合物の少なくとも10重量%の量で存在す
る、アルコール、植物型の糖、ラクトン、モノエーテル
およびアセタールから成る群から選択されるポリヒドロ
キシ化合物との混合物を含むものである請求項1記載の
組成物。 - 【請求項8】 水中の前記変性澱粉とポリヒドロキシ化
合物との溶液中で前記フレイグランスオイルを乳化し、
生成したエマルジョンを噴霧乾燥して水分を除去するこ
とによって、マトリックスを形成することをさらに特徴
とする請求項6記載の組成物。 - 【請求項9】 前記マトリックスが加水分解澱粉と、混
合物の少なくとも10重量%の量で存在するポリヒドロ
キシ化合物との混合物であり、前記ポリヒドロキシ化合
物がアルコール、植物型の糖、ラクトン、モノエーテル
およびアセタールから成る群から選択されるものである
請求項8記載の組成物。 - 【請求項10】 前記キャリヤーが紙、不織布、繊維ま
たは吸収性パッドである請求項1記載の組成物。 - 【請求項11】 水溶性マトリックス材料と油とから成
る粒子の使用方法であって、前記粒子がキャリヤーに実
質的に粘着し、前記キャリヤーが実質的に水に不溶であ
り、前記油が前記水溶性マトリックス材料中に封入され
ていることを特徴とする方法。 - 【請求項12】 前記キャリヤーを加熱し、前記粒子が
前記キャリヤーに粘着するように前記粒子と前記加熱さ
れたキャリヤーとを接触させることによって、前記粒子
を前記キャリヤーに粘着させることをさらに特徴とする
請求項11記載の方法。 - 【請求項13】 前記塗布された粒子が前記キャリヤー
に固定されるように、前記粒子と前記キャリヤーとの接
触中に前記キャリヤーを冷却することをさらに特徴とす
る請求項12記載の方法。 - 【請求項14】 前記粒子が塗布されたものであり、前
記塗布された粒子が前記粒子の流動床への粘着付与剤の
噴霧によって 形成されることをさらに特徴とする請求
項11記載の方法。 - 【請求項15】 前記粒子を分散媒質中に分散させて分
散液を形成し、前記キャリヤーに前記分散液を塗布する
ことによって、前記粒子が前記キャリヤーに実質的に粘
着する請求項11記載の組成物
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US474564 | 1983-03-11 | ||
US47456590A | 1990-02-02 | 1990-02-02 | |
US47456490A | 1990-02-02 | 1990-02-02 | |
US474565 | 1990-02-02 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07100368A true JPH07100368A (ja) | 1995-04-18 |
Family
ID=27044508
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1233491A Pending JPH07100368A (ja) | 1990-02-02 | 1991-02-02 | キャリヤー組成物 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0445914A1 (ja) |
JP (1) | JPH07100368A (ja) |
AU (1) | AU7014991A (ja) |
BR (1) | BR9100442A (ja) |
CA (1) | CA2035515A1 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005068633A (ja) * | 2003-08-07 | 2005-03-17 | Kao Corp | 製紙用薬剤粒子 |
KR20140043930A (ko) * | 2011-07-28 | 2014-04-11 | 자놀로 에스.피.에이. | 피부상에 1종 이상의 유효 성분을 적용하기 위한 와이퍼 |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5246603A (en) * | 1991-09-25 | 1993-09-21 | Lever Brothers Company, Division Of Conopco, Inc. | Fragrance microcapsules for fabric conditioning |
GB9415348D0 (en) * | 1994-07-29 | 1994-09-21 | Sinclair Int Ltd | Preservation of plant material |
ATE350014T1 (de) * | 1997-10-31 | 2007-01-15 | Nat Starch Chem Invest | Verwendung eines enzymatisch behandelten stärkederivates als einkapselungsmaterial |
JP2004509739A (ja) * | 2000-09-27 | 2004-04-02 | ベリオン インコーポレイテッド | 即時水溶解性カプセルおよびその製法 |
ITVI20070005A1 (it) * | 2007-01-05 | 2008-07-06 | Lecce Pen Company Spa | Metodo per la fabbricazione della carta, cartoncino e cartone dematerializzati e compound realizzati con tale metodo |
FR2979208B1 (fr) | 2011-08-31 | 2013-09-27 | Oreal | Dispositif de traitement d'une surface keratinique, necessaire de traitement et procede de traitement associe |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3623659A (en) * | 1969-12-29 | 1971-11-30 | Ncr Co | Articles of manufacture containing encapsulated, vaporizable core material |
US3971852A (en) * | 1973-06-12 | 1976-07-27 | Polak's Frutal Works, Inc. | Process of encapsulating an oil and product produced thereby |
-
1991
- 1991-01-31 AU AU70149/91A patent/AU7014991A/en not_active Abandoned
- 1991-01-31 EP EP91300777A patent/EP0445914A1/en not_active Withdrawn
- 1991-02-01 CA CA 2035515 patent/CA2035515A1/en not_active Abandoned
- 1991-02-02 JP JP1233491A patent/JPH07100368A/ja active Pending
- 1991-02-04 BR BR919100442A patent/BR9100442A/pt not_active Application Discontinuation
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---|---|---|---|---|
JP2005068633A (ja) * | 2003-08-07 | 2005-03-17 | Kao Corp | 製紙用薬剤粒子 |
JP4536454B2 (ja) * | 2003-08-07 | 2010-09-01 | 花王株式会社 | 製紙用薬剤粒子 |
KR20140043930A (ko) * | 2011-07-28 | 2014-04-11 | 자놀로 에스.피.에이. | 피부상에 1종 이상의 유효 성분을 적용하기 위한 와이퍼 |
JP2014525913A (ja) * | 2011-07-28 | 2014-10-02 | ザノロ エス.ピー.エー. | 肌に少なくとも1つの活性成分を塗布するためのワイプ |
US9668947B2 (en) | 2011-07-28 | 2017-06-06 | Zanolo S.P.A. | Wipe for application of at least one active principle on the skin |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
BR9100442A (pt) | 1991-10-22 |
EP0445914A1 (en) | 1991-09-11 |
AU7014991A (en) | 1991-08-08 |
CA2035515A1 (en) | 1991-08-03 |
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