JPH07100325B2 - 2軸連続混練機とこれを用いた混練方法 - Google Patents

2軸連続混練機とこれを用いた混練方法

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JPH07100325B2
JPH07100325B2 JP3163112A JP16311291A JPH07100325B2 JP H07100325 B2 JPH07100325 B2 JP H07100325B2 JP 3163112 A JP3163112 A JP 3163112A JP 16311291 A JP16311291 A JP 16311291A JP H07100325 B2 JPH07100325 B2 JP H07100325B2
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二志 福井
公雄 井上
一芳 伊牟田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合成樹脂等の高分子材
料の混練溶融に用いるベント付の2軸連続混練機とこれ
を用いた混練方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】合成樹脂等の高分子材料の混練溶融に用
いられるベント付2軸連続混練機として、図6に例示す
るものが知られている。この混練機は、一端に材料供給
口21を有し、他端に排出口22を有すると共に中間にベン
ト口23を備えたバレル24内に、2本のロータ25を並列し
て回転自在に嵌装したもので、各ロータ25には、一段目
として材料を送る第1スクリューフィード部26、材料を
溶融粉砕する第1混練部27及び材料の混練度合を調整す
るゲート部28を備え、これに続いて二段目として材料の
脱気 (ベント) と送りを行う第2スクリューフィード部
29及び材料の混練排出を行う第2混練部30が長手方向に
連設されている。
【0003】そして、ロータ25の一段目の第1混練部27
折返し点27A からゲート部28端までの長さ (L1 ) と二
段目の第2混練部30の長さ (L2 ) の和が、バレル24の
内径の 2.1、3.8 、4,1 倍となっており、弱練り (低温
練り) 用と強練り用が準備されている。近年、プラスチ
ック材料の多様化に伴って、熱劣化を避ける必要のある
材料例えば直鎖状低密度ポリエチレン (LーLDPE)
の混練では弱練りを必要とし、高分散性を要求される材
料例えば高密度ポリエチレン(HDPE)の混練では強
練りを必要としている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、最近、気相
法で製造されるポリエチレンやポリプロピレンのホモジ
ナイジングコンパウンドでは、弱練りから強練りまでを
同一の混練機で行いたいとの要望が強い。しかし、前記
LーLDPEとHDPEを、同形同寸のロータを備えた
混練機で混練する場合、LーLDPEで要求される弱練
りをすると、HDPEで練り不足となると共にフィッシ
ュ・アイが発生するという問題があり、逆にHDPEで
要求される強練りをすると、LーLDPEの樹脂温度が
上昇し過ぎて熱劣化が問題になる。したがって、従来技
術では同一の混練機を弱練りと強練りに共用することが
できない。
【0005】本発明は、上述のような実状に鑑みて提案
されたもので、その目的とするところは、材料の品質に
熱劣化を避けるべく弱練りを必要とする直鎖状低密度ポ
リエチレンと、高分散性が要求される強練りを必要とす
る高密度ポリエチレンとを同一の2軸連続混練機により
混練できるようにする点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、ロータの形状特に混練性能に寄与する混練部の長さ
に着目して、種々の実験を行った結果、次の技術的解決
手段を得た。即ち、本発明装置は、一端に材料供給口5
をかつ他端に排出口7 を有すると共に中間にベント口6
を備えたバレル1 内に、2本のロータ4 が並列して回転
自在に嵌装され、各ロータ4 には一段目として第1ス
クリューフィード部8 、第1混練部9 及びゲート部10
が、かつ、二段目として第2スクリューフィード部11及
第2混練部12がそれぞれ長手方向に連設されており、
前記第1混練部9 は、被混練材をゲート部10側へ送る方
向に捩じれた送り翼部9Cと、この送り翼部9Cの下流側に
おいて被混練材を反ゲート部10側へ送る方向に捩じれた
戻し翼部9Bとを折返し点9Aを介して長手方向に連設して
なる2軸連続混練機において、前記各ロータ4 の第1混
練部9 の折返し点9Aからゲート部10までの長さL1と前記
第2混練部12の全長L2の和L 1 +L 2 が、直鎖状低密度ポリ
エチレンL-LDPEよりなる被混練材を熱劣化させないよ
う、前記バレル1 の内径D の 3.3倍以下に設定されてお
り、かつ、高密度ポリエチレンHDPEよりなる被混練材の
フィッシュアイの発生をできるだけ抑えるべく、前記バ
レル1 の内径D の 2.2倍以上に設定されていることを特
徴としている。
【0007】また、本発明方法は、一端に材料供給口5
をかつ他端に排出口7 を有すると共に中間にベント口6
を備えたバレル1 内に、2本のロータ4 が並列して回転
自在に嵌装され、各ロータ4 には、一段目として第1ス
クリューフィード部8 、第1混練部9 及びゲート部10
が、かつ、二段目として第2スクリューフィード部11及
び第2混練部12がそれぞれ長手方向に連設されており、
前記第1混練部9 は、被混練材をゲート部10側へ送る方
向に捩じれた送り翼部9Cと、この送り翼部9Cの下流側に
おいて被混練材を反ゲート部10側へ送る方向に捩じれた
戻し翼部9Bとを折返し点9Aを介して長手方向に連設して
なる2軸連続混練機において、 前記各ロータ4 の第1混
練部9 の折返し点9Aからゲート部10までの長さL 1 と前記
第2混練部12の全長L 2 の和L 1 +L 2 を前記バレル1 の内径
D の 2.2〜3.3 倍に設定しておき、前記材料供給口5 か
ら直鎖状低密度ポリエチレンL-LDPEよりなる被混練材又
は高密度ポリエチレンHDPEよりなる被混練材を選択的に
供給して、これらの樹脂のいずれかを当該2軸連続混練
機によって連続混練することを特徴とする。
【0008】
【作用】第1混練部9 には、折返し点9Aを境に上流側に
送り翼部9Cが形成されかつ下流側に戻し翼部9Bが形成さ
れており、送り翼部9Cの下流側には第1スクリューフィ
ード部8 が配置されていので、送り翼部9Cでは主として
未可塑化ないし未溶融の被混練材料の粉砕・分散が行わ
れ、その後、被混練材料は下流側へ流れる。
【0009】一方、未溶融の被混練材料は戻し翼部9Bに
至ると、その戻し効果によって下流側へは流れにくくな
り、両翼部9B,9C の合流点(折返し点9A)において滞留
し、せん断発熱によって可塑化が進行するとともに、こ
のようにして可塑化溶融された被混練材料は、戻し翼部
9Bによる戻し力よりも上流から順次搬送されてくる材料
による押出力の方が強く作用するので、戻し翼部9Bより
も下流側へ流れていく。
【0010】このように、送り翼部9Cと戻し翼部9Bとを
備えた第1混練部9 では、これらの翼部9B,9C の境界付
近で樹脂が可塑化溶融し始め、送り翼部9Cでは樹脂が未
可塑化ないし未溶融の状態であるため、かかる送り翼部
9Cの長さも考慮に入れて混練部長さLと評価して、L/
Dと樹脂温度やフィッシュアイの発生率との関係をいく
ら実験で求めても、適切なデータは得られなかった。
【0011】そこで、本発明では、第1混練部9 のう
ち、送り翼部9Cの長さについてはこれを捨象して、第1
混練部9 の折返し点9Aからゲート部10までの長さL 1
第2混練部の全長L 2 の和L 1 +L 2 を実質的な混練部
長さと定義し、かかる混練部長さL 1 +L 2 と弱練りの
必要な直鎖状低密度ポリエチレンの樹脂温度との関係、
及び強練りの必要な高密度ポリエチレンのフィッシュア
イ発生率との関係を実験により調査したところ、図3の
ような結果を得た。
【0012】この図3から判るように、送り翼部9Cの長
さを捨象した混練部長さ(L 1 +L 2 )をバレル内径D
の 3.3倍以下とすれば、直鎖状低密度ポリエチレンのよ
うな熱劣化しやすい樹脂であっても、排出樹脂温度を22
0 ℃以下にして熱劣化が防止しながら弱練りが可能とな
る。 また、送り翼部9Cの長さを捨象した混練部長さ(L
1 +L 2 )をバレル内径Dの 2.2倍以上とすれば、樹脂
の可塑化後に二段目で再度混練が行われ、高分子のから
まりがほぐれて分散されることから、高密度ポリエチレ
ンのような強い練りを必要とする樹脂であっても、フィ
ッシュアイの発生をできるだけ抑えながら強練りが可能
となる。
【0013】従って、樹脂が可塑化し、分散及び混練に
寄与し、結果的に樹脂温度に影響を及ぼす一段目混練部
折返し点以降の混練部長さ(L1 +L2 )を 2.2〜3.3
Dとすることで、直鎖状低密度ポリエチレンの弱練りと
高密度ポリエチレンの強練りを同一混練機で行えるよう
になる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づき説明す
る。図1〜図3は本発明の第1実施例を示し、1 は混練
機のバレルで、該バレル1には連通部2 を介して左右一
対のチャンバー3 が平行でかつ互に略全長にわたって連
通するように形成されており、各チャンバー3 内にロー
タ4 が夫々軸心廻りに互いに反対方向に回転自在に嵌装
されている。そして、前記バレル1 には、一端上部に材
料供給口5 が、中間に (二段目に)脱気用のベント口6
が、他端に溶融材料排出口7 が設けられている。
【0015】前記各ロータ4 は、二段構成とされ、その
一段目には一端側の材料供給口5 から供給された材料を
前方に送るための螺旋状の溝を刻設した第1スクリュー
フィード部8 と、これに続いて材料を可塑化し混練する
ためのリード角の大きい正逆リード角を有する2条の螺
旋体(送り翼と戻り翼)が接合されてなる第1混練部9
と、溶融域制御及びショートパス防止用の断面円形のゲ
ート部10とが形成されている。
【0016】前記第1混練部9 は、被混練材をゲート部
10側へ送る方向に捩じれた送り翼部9Cと、この送り翼部
9Cの下流側において被混練材を反ゲート部10側へ送る方
向に捩じれた戻し翼部9Bとを折返し点9Aを介して長手方
向に連設してなる。さらに各ロータ4 の二段目には、前
記ゲート部10に続いて、螺旋状の溝を刻設した第2スク
リューフィード部11と、これに続いて平行翼を有しかつ
排出機能を有する第2混練部12とが形成されている。
【0017】前記第1混練部9 の螺旋体折返し点9Aから
ゲート部10前方端までの長さL1 と、第2混練部12の長
さL2 との和(L1 +L2 )が、バレル1 内径即ちチャ
ンバー3 内径Dの 2.2〜3.3 倍になるように設計されて
いる。このことは、ロータ4 の形状特に混練性能につい
て、種々実験を行った結果、一段目の第1混練部9 の折
返し点9Aから前方の混練部長さL1 と、第2混練部12の
長さL2 が大きな影響を及ぼすことが判明し、図3に示
すようにデータに基づいて決定された。
【0018】即ち、図3は 0.5MIの直鎖状低密度ポリ
エチレン(LーLDPE)と0.05MIの高密度ポリエチ
レン(HDPE)を用いて、混練部長さ(L1 +L2
に対する排出樹脂温度とフィッシュアイの発生個数との
関係をテストしたもので、弱練り用としての前記LーL
DPEの排出温度(熱劣化しない温度) 220℃を上限値
とし、強練り用としての前記HDPEのフィッシュアイ
の発生個数上限値を3としたとき、前記混練部長さ(L
1 +L2 )はバレル1 のチャンバー内径Dの 2.2〜3.3
倍が適切であるとの結論を得た。
【0019】また、図3から明らかなように、樹脂が可
塑化し、分散及び混練に寄与し結果的に樹脂温度に影響
を及ぼす折返し点9A以降の混練部長さ(L1 +L2
を、長くする程強練りになって樹脂温度が高く、混練さ
れた樹脂の品質に熱劣化を生じるが、混練部最大長さ
(L1 +L2 )を前記チャンバー内径Dの3.3 倍以下と
することによって、熱劣化が防止され弱練りが可能とな
る。
【0020】他方、混練部最小長さ(L1 +L2 )を前
記チャンバー内径Dの2.2 倍以上とすることによって、
フィッシュアイの発生個数を3以下にし、樹脂温度を高
めて高分子のからまりをほぐして分散させることがで
き、十分な強練りが可能となる。したがって、上記第1
実施例によれば、同一の混練機でLーLDPEの弱練り
及びHDPEの強練りができ、気相法によるポリエチレ
ン製造プラントではLーLDPEとHDPE等を併産す
ることが可能である。
【0021】図4は本発明の第2実施例を示し、この実
施例では第1実施例における各ロータ4 の第2混練部12
を、第1混練部9 と同様の螺旋体を備えた混練部12A と
平行翼を備えかつ排出機能を有する混練部12B とにより
形成した点において第1実施例と異なり、他の構成は第
1実施例と同じであるから同一符号を付し詳細説明を省
略する。
【0022】図5は本発明の第3実施例の要部即ちロー
タ4 を示し、二段目の第2スクリューフィード部11の長
さを短くし、全長Lをバレル1 のチャンバー内径Dの5
〜7倍としたもので、構成は第1実施例と同じである。
したがって、第1実施例と同一符号を付し、詳細説明を
省略する。次に、本発明の実施例混練機の作用について
説明する。
【0023】被混練材料(例えば樹脂)の混練に際して
は、図外のフィーダ等により供給口5 から連続定量的に
供給される材料は、まず、一段目の第1スクリューフィ
ード部8 により軸方向前方に向けて、一定の速度で順次
送られる。そして、第1混練部9 に送られた材料は、剪
断、撹拌、分散等の作用を受けて可塑化溶融し、かつ、
混練され、次いでゲート部10を通過し、二段目の第2ス
クリューフィード部11を通って第2混練部12に送られ
る。
【0024】なお、前記ゲート部10では、材料の一段目
における圧力が適正にコントロールされ、剪断発熱によ
る温度上昇を制御する作用もし、品質劣化を生じる程の
急激な温度上昇を避けると共に、材料のショートパスに
よる練りむらが防がれる。また、第2スクリューフィー
ド部11に対応する位置にベント口6 が設けられると共
に、図外の真空ポンプ等に接続されているので、真空脱
気が行われ、混練中の材料に含まれる揮発成分が排除さ
れ、これによって製品に気泡が残ることが防止される。
【0025】そして、排出口7 の流動抵抗をオリフィス
(図示なし)などによりコントロールし、第2混練部12
においても、材料の温度が高められ ( 220℃以下) 、高
分子のからまりがほぐされて分散し、フィッシュアイの
発生が抑制され、強練りが可能となる。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、第1及び第2混練部9,
12の全長ではなく、第1混練部9 の送り翼部9Cの長さを
捨象した第1混練部9 の折返し点9Aからゲート部10まで
の長さL 1 と前記第2混練部の全長L 2 の和L 1 +L 2 を実質的
な混練部長さと評価し、かかる混練部長さL 1 +L 2 をバレ
ル1 の内径D の2.2 〜3.3 倍に設定したので、直鎖状低
密度ポリエチレンよりなる被混練材を熱劣化させずに弱
練りができるとともに、高密度ポリエチレンよりなる被
混練材をフィッシュアイをできるだけ発生させずに強練
り可能となり、ひいては、これらの被混練材料の連続混
練を同一の2軸連続混練機により行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す縦断面図である。
【図2】図1のIIーII線断面図である。
【図3】混練部長さに対する排出樹脂温度とフィッシュ
アイとの関係を示すグラフである。
【図4】本発明の第2実施例を示す縦断面図である。
【図5】本発明の第3実施例を示すロータの側面図であ
る。
【図6】従来例の一部破断正面図である。
【符号の説明】
1 バレル 4 ロータ 5 材料供給口 6 ベント口 7 排出口 8 第1スクリューフィード部 9 第1混練部 9A 折返し点9B 戻し翼部 9C 送り翼部 10 ゲート部 11 第2スクリューフィード部 12 第2混練部 D バレル内径 L1 第1混練部の折返し点からゲート部端までの長さ L2 第2混練部の長さ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−158135(JP,A) 特開 昭56−31433(JP,A) 特開 昭59−214631(JP,A) 実開 昭57−181338(JP,U) 実開 平1−95308(JP,U)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に材料供給口(5) をかつ他端に排出
    (7) を有すると共に中間にベント口(6) を備えたバレ
    (1) 内に、2本のロータ(4) が並列して回転自在に嵌
    され、各ロータ(4) には一段目として第1スクリュ
    ーフィード部(8) 、第1混練部(9) 及びゲート部(10)
    が、かつ、二段目として第2スクリューフィード部(11)
    及び第2混練部(12)がそれぞれ長手方向に連設されてお
    り、前記第1混練部(9) は、被混練材をゲート部(10)側へ送
    る方向に捩じれた送り翼部(9C)と、この送り翼部(9C)の
    下流側において被混練材を反ゲート部(10)側へ送る方向
    に捩じれた戻し翼部(9B)とを折返し点(9A)を介して長手
    方向に連設してなる 2軸連続混練機において、 前記各ロータ(4) の第1混練部(9) の折返し点(9A)から
    ゲート部(10)までの長さ(L1)と前記第2混練部(12)の全
    長(L2)の和(L 1 +L 2 ) が、直鎖状低密度ポリエチレン(L-L
    DPE)よりなる被混練材を熱劣化させないよう、前記バレ
    ル(1) の内径(D) の 3.3倍以下に設定されており、か
    つ、高密度ポリエチレン(HDPE)よりなる被混練材のフィ
    ッシュアイの発生をできるだけ抑えるべく、前記バレル
    (1) の内径(D) の 2.2倍以上に設定されていることを特
    徴とする2軸連続混練機。
  2. 【請求項2】 一端に材料供給口(5) をかつ他端に排出
    口(7) を有すると共に中間にベント口(6) を備えたバレ
    ル(1) 内に、2本のロータ(4) が並列して回転自在に嵌
    装され、各ロータ(4) には、一段目として第1スクリュ
    ーフィード部(8) 、第1混練部(9) 及びゲート部(10)
    が、かつ、二段目として第2スクリューフィード部(11)
    及び第2混練部(12)がそれぞれ長手方向に連設されてお
    り、 前記第1混練部(9) は、被混練材をゲート部(10)側へ送
    る方向に捩じれた送り翼部(9C)と、この送り翼部(9C)の
    下流側において被混練材を反ゲート部(10)側へ送る方向
    に捩じれた戻し翼部(9B)とを折返し点(9A)を介して長手
    方向に連設してなる2軸連続混練機において、 前記各ロータ(4) の第1混練部(9) の折返し点(9A)から
    ゲート部(10)までの長さ(L 1 )と前記第2混練部(12)の全
    長(L 2 )の和(L 1 +L 2 ) を前記バレル(1) の内径(D ) の 2.2
    〜3.3 倍に設定しておき、前記材料供給口(5) から直鎖
    状低密度ポリエチレン(L-LDPE)よりなる被混練材又は高
    密度ポリエチレン(HDPE)よりなる被混練材を選択的に供
    給して、これらの樹脂のいずれかを当該2軸連続混練機
    によって連続混練する ことを特徴とする2軸連続混練機
    を用いた混練方法。
JP3163112A 1991-07-03 1991-07-03 2軸連続混練機とこれを用いた混練方法 Expired - Lifetime JPH07100325B2 (ja)

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