JPH07100204B2 - 缶詰缶の巻締方法 - Google Patents

缶詰缶の巻締方法

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JPH07100204B2
JPH07100204B2 JP25401187A JP25401187A JPH07100204B2 JP H07100204 B2 JPH07100204 B2 JP H07100204B2 JP 25401187 A JP25401187 A JP 25401187A JP 25401187 A JP25401187 A JP 25401187A JP H07100204 B2 JPH07100204 B2 JP H07100204B2
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JP
Japan
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lid
roll
chuck
winding
lifter
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JP25401187A
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良治 田浦
芳啓 湯崎
宏一 高木
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Mitsubishi Materials Corp
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Mitsubishi Materials Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はアルミ缶、鉄缶等が用いられ、ビール、コーヒ
ー、ジュースなどを缶詰めする缶詰缶の缶シーマに使用
する缶詰缶の巻締方法に関するものである。
(従来の技術) 従来缶詰缶の自動巻締装置が実開昭60−171640号公報に
おいて提案されている。この装置の作動を第3図につい
て説明すると、駆動機構によって回転するチャック2と
同じ回転軸12を有するリフター3上に缶体4を載せ、同
缶体4上に蓋5を載置した後、リフター3を押し上げて
蓋5及び缶体4がチャック2とリフター3に挟まれて圧
縮力を受けるようにすると共に、チャック2を駆動して
蓋5、缶体4及びリフター3を一体回転させ、しかる後
蓋5の端部5aにロール1の溝6を押し付けて第5図の如
く巻込み変形させることにより、缶体4のフランジ部端
縁4aもこの変形に応じて巻込み変形され、最終的には第
6図に如く端部5aと蓋部周縁5bで、完全に折曲げられた
缶体4の口部端縁4aを挾み付けるように巻締めすること
により、蓋止めを行っていた。この場合ロール1の回転
軸11とチャック2の回転軸12は平行しており、ロール1
は回転軸12に対し直角方向外から蓋5の端部5aを逐次押
圧するように移動する。
(発明が解決しようとする問題点) 前記従来装置では、ロール回転軸11及びチャック回転軸
12に対し直角方向外方からロール1を蓋5の端部5aに近
づけて押圧する逐次加工法であり、同端部5aを巻込み変
形させていた。缶の重なり巾h(第6図)が大きい程缶
と蓋とのシール性はよくなり、かつ体裁もよいが、この
重なり巾hを大きくするためには、蓋5を、缶体4上に
チャック2とリフター3との間のリフター荷重によって
押付けた際、蓋5と缶体4が接触するつけ根部7から缶
体4側の巻締部がきちんと折曲がり十分なボディフック
(折れ曲り長さ)lが要求される。
しかしながら前記従来の巻締装置では、蓋5の端部5aを
逐次押圧するように移動するロール1は、缶の回転軸12
に対し直角方向外方から移動して押圧する構造てあった
ため、つけ根部7からきちんと折曲げるためには、リフ
ター3とチャック2間に働く圧縮力である相当大きなリ
フター荷重が必要であった。従って大きなリフター荷重
をかけないと、蓋5の端部5aと缶体4のフランジ部端縁
4aとの巻締部の重なり巾hを大きくしてシール性能を確
保することが困難となりため、従来は前記リフター荷重
をアルミ缶の場合80kg程度にする必要があった。しかし
この80kg程度のリフター荷重によって缶座屈が発生しな
いための缶肉厚は、0.12mm以上は必要であった。従って
前記従来装置のロール1配置構造では、缶肉厚を前記の
厚さ0.12mm以下に薄くして、缶材料費の低減を図ること
は不可能であるなどの問題があった。しかしこの場合に
も蓋の巻締部の周囲に小さなシワが出来ることがあり、
このシワ部が缶体に突きささってシール性を損なう等の
問題もあった。
本発明は前記従来の問題点を解決するために提案された
もので、リフター荷重を従来に比べて小さくしても十分
な巻締巾が保持されて巻締部のシール性能が確保でき、
従って缶肉厚を従来より薄くしても缶座屈が発生しない
缶詰缶の巻締方法を提供せんとするものである。
(問題点を解決するための手段及び作用) このため本発明は、駆動機構によって回転するチャック
と同じ回転軸を有し、同チャックと同速に駆動又は従動
のリフターと、同チャックとの間に缶体と蓋を挾み込
み、圧縮力を加えつつ全体を回転駆動し、しかる後蓋の
端部にロールの溝部を外方から押し付けて巻込み変形さ
せることにより巻締部のシール性能を確保するようにし
た缶詰缶の巻締方法において、前記ロールの回転軸をチ
ャックの回転軸に対して傾斜状態で、蓋の端部に同ロー
ルの溝部を押付けることにより巻締めを行うようにして
なるもので、これを問題点解決のための手段及び作用と
するものである。
(実施例) 以下本発明を図面の実施例について説明すると、第1図
及び第2図は夫々本発明の異なる実施例を示す。
先ず第1図について説明すると、1は溝6を有するロー
ル、2はチャック、3はリフター、4は缶体、5は蓋、
12はチャックの回転軸で、これらの各部構造は第3図と
同じである。この第1図では、ロール1の回転軸11′を
チャックの回転軸12に対し傾斜状態にして、蓋5の端部
5aにロール1の溝部6を押付けてなる点で第3図と異な
る。
この第1図におけるロール1の配置は、ロールの回転軸
11′をチャックの回転軸12に対し、回転軸12を中心とす
る円筒面の接平面上で傾斜させて溝6を蓋5の端部5aに
押付けて加工する場合である。即ち、回転軸12を中心と
する円筒面にロール1面が接触するように回転軸11′を
回転軸12に平行させた状態から、回転軸11′を第1図の
如く左方向にのみ傾斜させてなる場合である。なお、図
面の場合はロールの回転軸11′の回転方向は、ロール1
が蓋5を押し下げる方向であるが、その逆方向の回転で
あってもよく、この場合にはロール1が蓋5を押し上げ
る方向になる。
次に作用を説明すると、蓋5が口部に載せられた缶体4
と同蓋5は、リフター3とチャック2間に適当なリフタ
ー荷重で挾み込まれており、図示しない駆動機構により
チャック回転軸12が矢印方向に回転すると、チャック
2、缶体4及びリフター3は同方向に一体に回転する。
一方ロール1は別の駆動機構によりロール回転軸11′が
矢印方向に回転しながら蓋5に逐次接近して、溝6を蓋
5の端部5aに押付けることにより、缶体4と蓋5との巻
締部を、第4図の状態から第5図の状態を経て第6図の
如く逐次加工を行なう。この時の巻込み変形部5aのロー
ル1との接触部位8は、傾斜しない場合は第7図に示す
ように同じ径線上にあるのに対し、傾斜する場合は第8
図に示すように巻締部すなわち蓋5の回転進行にともな
って上部→側部→下部と変わっていくことになり缶蓋端
部5aの成形が滑らかに進行することになる。そのため缶
蓋端部5aの変形を媒介として缶フランジ部の折込みが深
くなり十分なボディフックlが得られることになる。
第2図は他の実施例を示し、ロール1の回転軸11′を、
チャック2の回転軸12に対し、回転軸12を含む面内で傾
斜させてロール1の溝6を蓋5の端部5aに押付けて加工
する場合である。即ち、回転軸12を中心とする円筒面
に、ロール1面が接触するよう回転軸11′を回転軸12に
平行させた状態から回転軸11′の上方部が回転軸12に近
づくように、前後方向に傾斜させてなる場合である。な
お、このロール1の傾斜方向は、図面の場合の逆方向で
あってもよい。
更に第1図と第2図を組合せ、ロールの回転軸11′をチ
ャックの回転軸12に対して任意の方向に傾斜させて、ロ
ール1の溝6を蓋5を端部5aに押し付けるようにして
も、本発明の巻締方法を実施でき、多くの場合この方法
になる。なお、以上の各実施例における回転軸12に対す
る回転軸11′の傾斜角度の傾斜可能の範囲は1〜6゜、
適正な範囲は3〜4゜である。
第9図は、多くの缶シーミングラインで用いられている
回転移動式缶シーマのシーミングロール1を缶体4に押
しつけるレバーの方向に傾斜させた場合のリフター3の
設定荷重を横軸に、ボディフックlを縦軸にとってそれ
らの関連性を示したものである。傾斜したロール1の溝
6の巾は、従来のものより約5%広くしたものを用い
て、傾斜角3゜のものと傾斜角4゜のものを示す。な
お、傾斜の方向は、第1図のようにロール1の回転軸1
1′をチャックの回転軸12に対し、回転軸12を中心とす
る円筒面の接平面上で傾斜させているのが主である。
第9図に示すように、従来法に比べて、同じボディフッ
クlを得るために必要なリフター3の設定荷重は、5〜
15kg小さく出来た。
(発明の効果) 以上詳細に説明した如く本発明は、ロールの回転軸をチ
ャックの回転軸に対して傾斜状態で、蓋の端部に同ロー
ルの溝部を押付けることにより巻締めを行なうようにし
たので、蓋の端部のロールの溝への接触部が回転に伴っ
て、蓋の上部→側部→下部と変わり蓋の端部の巻込み成
形が滑かに進行することにより、それを媒介とする缶体
端部の折れ込み変形が容易になるため、従来よりも小さ
なリフター荷重でも缶フランジの巻締め逐次加工を十分
に行なうことができる。従って従来よりも肉厚の薄い缶
でも缶座屈が発生することなく缶フランジの巻締加工が
できるため、肉厚の薄い分だけ缶材料費を低減すること
ができる。また本発明方法によると、従来方法によるよ
うに巻締部の蓋周縁にシワが出来るようなことはなく、
きれいな巻締部が得られ、かつ十分な大きさの重なり巾
が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は夫々本発明方法を実施する装置のロ
ールの傾斜状態を示す正面図及び側面図、第3図は従来
の缶詰缶の自動巻締装置の1例を示す側面図、第4図,
第5図及び第6図は、従来の缶体と蓋との巻締部の加工
状態を順次説明する断面図、第7図は従来の傾斜のない
ロールと蓋の接触部位を示す斜視図、第8図は本発明の
傾斜させたロールと蓋の接触部位を示す斜視図、第9図
はリフター設定荷重とボディフックの関係を示す図であ
る。 図の主要部分の説明 1……ロール、2……チャック 3……リフター、4……缶体 4a……端部 5……蓋、5a……端部 6……溝、7……つけ根部 8……接触部位 11′……ロール回転軸、12……チャック回転軸
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高木 宏一 愛知県名古屋市中村区岩塚町字高道1番地 三菱重工業株式会社名古屋機器製作所内 審査官 加藤 友也 (56)参考文献 特開 昭59−163029(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】駆動機構によって回転するチャックと同じ
    回転軸を有し、同チャックと同速に駆動又は従動のリフ
    ターと、同チャックとの間に缶体と蓋を挾み込み、圧縮
    力を加えつつ全体を回転駆動し、しかる後蓋の端部にロ
    ールの溝部を外方から押し付けて巻込み変形させること
    により巻締部のシール性能を確保するようにした缶詰缶
    の巻締方法において、前記ロールの回転軸をチャックの
    回転軸に対して傾斜状態で、蓋の端部に同ロールに溝部
    を押付けることにより巻締めを行なうことを特徴とする
    缶詰缶の巻締方法。
JP25401187A 1987-10-08 1987-10-08 缶詰缶の巻締方法 Expired - Lifetime JPH07100204B2 (ja)

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JPH0195823A JPH0195823A (ja) 1989-04-13
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