JPH07100042A - カウンタートップの連結構造 - Google Patents

カウンタートップの連結構造

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JPH07100042A
JPH07100042A JP9463593A JP9463593A JPH07100042A JP H07100042 A JPH07100042 A JP H07100042A JP 9463593 A JP9463593 A JP 9463593A JP 9463593 A JP9463593 A JP 9463593A JP H07100042 A JPH07100042 A JP H07100042A
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screw
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pull
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Mikio Wada
三亀男 和田
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YOSHIMOTO SANGYO KK
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YOSHIMOTO SANGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はカウンタートップの接合部分の段違
いの発生を解消するものであり、桟木5・6に介装する
連結金具1は、引付け作用と、押上げ作用と、引下げ作
用の3作用を一体的に行えるように構成し、また該特殊
構造の連結金具1が、簡単に桟木5・6に装着出来るよ
うに、桟木5・6の形状を改善したものである。 【構成】 2枚のカウンタートップを突き合わせて接合
する連結部において、カウンタートップの突き合わせ部
の端部下方に桟木5・6を固定し、該桟木5・6間に連
結金具1を介装し、両カウンタートップの面を同一面と
し、かつ接合面を密着すべく、連結金具1にカウンター
トップの上下調節機構と密着接合機構を一体的に構成し
た。また、該連結金具1は凹型に構成し、該凹型の連結
金具1の側方に引付け螺子4を螺装し、下方に押上げ螺
子2と引下げ螺子3を螺装すべく構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カウンタートップの連
結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカウンタートップの連結構造は、
図11,図12,図13に示す如く構成されていた。即
ち、図11においては、カウンタートップ17・18の
下方に桟木15・16をそれぞれ取り付け、該桟木15
・16に左右の連結金具11・12を固定螺子50によ
り固定し、該連結金具11・12の下方に段違い状に構
成した調節金具51を接当していた。そして、左右の連
結金具11・12の間に、引付け螺子14を介装して、
左右のカウンタートップ17・18を引きつけ、また調
節金具51と連結金具11・12との間に、引下げ螺子
52と押上げ螺子53を介装可能としていたのである。
【0003】また、図12の従来技術においては、カウ
ンタートップ17・18の下方に桟木15・16を取り
付け、該桟木15・16の下面には、平板状の連結金具
21を固定螺子13・13により固定している。この方
式では引付け螺子の構成がなく、上面の段違いの調節は
固定螺子13・13により行っていたのである。
【0004】また図13の従来技術においては、カウン
タートップ17・18の下に固定した桟木15・16
に、貫通孔を開けて、該貫通孔に引付け螺子24を貫通
している。この従来技術の場合には、カウンタートップ
17・18の上面の段違いの調整が不可能だったのであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来技術
においては、連結金具に引付け調整と、押上げ調整と、
引下げ調整の3調整を一体的に可能とした技術は無かっ
たのである。また台所の流しの下での連結調整作業が困
難だったのである。本発明はこのような不具合を解消す
るものである。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明が解決しようとする
課題は以上の如くであり、次に該課題を解決する為の手
段を説明する。即ち、複数枚のカウンタートップ7・8
を突合わせ状態で連結する構造において、カウンタート
ップ7・8の下方に付設した桟木5・6の間に連結金具
1を介装し、該連結金具1に螺装した螺子により、連結
部の押上げ調整と引下げ調整と引付け調整を一体的に可
能としたものである。
【0007】また、連結金具1を凹型に構成し、側面に
引付け螺子4を螺装し、下面に押上げ螺子2と引下げ螺
子3を螺装すべく構成したものである。
【0008】また、連結金具1において、凹型の連結金
具1の上部より内方向に係止突起部1b・1cを突設
し、該係止突起部1b・1cが係合可能な肩部5b・6
bを桟木5・6に構成したものである。
【0009】また、連結金具1と桟木5・6において、
該連結金具1の係止突起部1b・1cの部分が通過可能
な縦溝切欠部を、桟木5・6に穿設したものである。
【0010】
【作用】次に作用を説明する。即ち、従来の如く、連結
金具を両方に固定する必要がなく、連結金具1のみで、
これに付設した引付け調整部と、押上げ調整部と、引下
げ調整部により、全ての調整が可能となった。また、連
結金具1に螺装した引付け螺子4と押上げ螺子2と引下
げ螺子3により、カウンタートップ7・8の連結部の全
ての調整が可能であり、本発明のカウンタートップの調
整構造により、完全なカウンタートップ7・8の連結部
の調整が出来る。また、連結金具1を台所の収納庫の中
で取り付け作業する際において、一旦嵌入し、肩部5b
・6bと係止突起部1b・1cの部分を係合するだけ
で、その後は連結金具1が落下することが無いので、押
上げ螺子2と引下げ螺子3と引付け螺子4の螺装調整が
楽に出来る。また、組立状態でカウンタートップ7と8
の間が開いて大きな間隙がある場合でも、縦溝切欠部6
aの部分を通過して連結金具1を嵌装することが出来る
ので、無理にカウンタートップ7・8の間隙を引きつけ
て連結金具1を挿入するという作業が必要無くなった。
【0011】
【実施例】次に実施例を説明する。図1はカウンタート
ップ7・8をコーナー連結部において45度の連結線で
連結した状態を示す平面図、図2は連結線が水切り縁7
m・8mの部分で45度であるが、その先はカウンター
トップ7・8と直交する方向とした連結構造の平面図、
図3は桟木5・6の肩部5b・6bと縦溝切欠部6aの
部分を示す斜視図、図4は第1実施例の連結金具1の斜
視図、図5は第1実施例の連結金具1を桟木5・6に介
装した状態の正面図、図6は第1実施例の連結金具1を
螺子により調整した状態の正面図、図7は第2実施例の
連結金具1を介装した状態の正面図、図8は第2実施例
の連結金具1により調整後の正面図、図9は第2実施例
の連結金具1の平面図、図10は第2実施例の連結金具
1の側面図、図11は従来の連結構造の構成を示す正面
図、図12も同じく従来の連結構造を示す正面図、図1
3も同じく従来の連結構造の正面図、図14はカウンタ
ートップ7の側面断面図である。
【0012】図14において示す如く、カウンタートッ
プ7・8には、上面にこぼれた水が手前側に流れて足元
に垂れることの無いように、手前側に隆起状の水切り縁
7m・8mを構成している。また奥側にも水が溢れない
ように、立ち上がり部7nが構成されている。該水切り
縁7m・8mと立ち上がり部7nの部分を接合する際に
は、これらの結合部も完全に同一形状で密着する必要が
あり、切断線と連結線は45度にしているのである。4
5度の線で切断すると水切り縁7m・8mと立ち上がり
部7nが左右同じ形状となるのである。
【0013】図1においては、この連結線を完全に45
度として、同一形状で水切り縁7m・8mと立ち上がり
部7nが結合すべく構成されている。図2においては、
水切り縁7m・8mの部分のみを45度の連結線とし、
該45度の連結線を50ミリ程度構成し、水切り縁が終
了した部分から先の部分は、カウンタートップ7・8と
直交する方向の連結線としている。図2の場合には、カ
ウンタートップ8の奥の部分に立ち上がり部7nの部分
は別の部材により構成して接着剤により接着する。これ
らの45度の連結線の下面に桟木5・6を固定し、該桟
木5・6の間に連結金具1が介装されている。
【0014】図3においては、桟木5・6が開示されて
いる。該桟木5・6の上面に接着剤を付けて、カウンタ
ートップ7・8の下面に固定している。そして該桟木5
・6の外側の上部に、切込み縁を設けて、肩部5b・6
bとしている。該肩部5b・6bの部分に凹型の連結金
具1の上部から、内側に突出させた係止突起部1b・1
cの部分が係止されるのである。該肩部5b・6bに係
止突起部1b・1cを係止することにより、図5の如
く、連結金具1を桟木5・6に嵌合しただけで、連結金
具1が落下することが無いので、その桟木5・6の調整
作業が行い易くなるのである。
【0015】図3の桟木6に示す如く、側方に縦溝切欠
部6aを穿設している。該縦溝切欠部6aは下から上に
穿設された溝であり、丁度連結金具1の係止突起部1c
の部分が通過可能な幅としている。このように、縦溝切
欠部6aを設けたことにより、十分に桟木5と6が引き
つけられておらず、両者の間に間隙が有る場合でも、連
結金具1の係止突起部1cの部分を、縦溝切欠部6aを
通過させて、係止突起部1b・1cと肩部5b・6bと
の係合状態を得ることが出来るのである。
【0016】次に図4・図5・図6において、第1実施
例の構成を説明する。連結金具1には、側面に引付け螺
子4を螺装する螺子孔1eが1孔開口されており、連結
金具1の下面には、押上げ螺子2又は引下げ螺子3を螺
装する螺子孔1dが2孔開口されている。該螺子孔1d
には、押上げ螺子2又は引下げ螺子3のどちらかが螺装
されるのである。押上げ螺子2の場合には、通常のボル
トであるが、引下げ螺子3の場合には、木螺子が用いら
れて、木材又は合成樹脂により構成された桟木5・6に
その先端が食い込んだ状態で、引きつけ作用を行うよう
に構成されている。図6において示す如く、桟木5・6
には接着剤逃し部5c・6cが構成されており、該桟木
5・6をカウンタートップ7・8に接着する場合に、接
着剤の噴き出しを受入可能としている。
【0017】次に図7・図8・図9・図10の実施例に
ついて説明する。この場合には、下面に螺子孔1dを4
孔とし、該部分に後退凹部1hを構成している。このよ
うに後退凹部1hを構成することにより、連結金具1の
強度を向上し、押上げ螺子2と引下げ螺子3の作用スト
ロークを長くすることが出来るのである。また螺子孔1
dを4孔とすることにより、押上げ螺子2と引下げ螺子
3の螺装位置を変更して、より微妙な段違い調整が可能
となったのである。第2実施例の場合には、側面に設け
た螺子孔1eは1孔としている。
【0018】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1の如く、
桟木に縦溝切欠部6aを構成したので、該縦溝切欠部6
aから嵌装した連結金具1を前後にスライドして、所望
の位置に移動することができ、カウンタートップ7・8
の間に段違い部が発生している部分に連結金具1を移動
させて、該部分で高さ調節をすることが可能となったの
である。
【0019】また、従来の如く連結金具を両方に固定す
る必要がなく、連結金具1のみで、これに付設した引付
け調整部と、押上げ調整部と、引下げ調整部により、全
ての調整が可能となったのである。
【0020】請求項2の如く構成したので、連結金具1
に螺装した、引付け螺子4と押上げ螺子2と引下げ螺子
3により、カウンタートップ7・8の連結部の全ての調
整が可能であり、本発明のカウンタートップの調整構造
により、完全なカウンタートップ7・8の連結部の調整
が出来るのである。
【0021】請求項3の如く構成したので、連結金具1
を台所の収納庫の中で取り付け作業する際において、一
旦嵌入し、肩部5b・6bと係止突起部1b・1cの部
分を係合するだけで、その後は連結金具1が落下するこ
とが無いので、押上げ螺子2と引下げ螺子3と引付け螺
子4の螺装調整が一人で可能となり、楽に出来るのであ
る。
【0022】請求項4の如く構成したので、組立状態で
カウンタートップ7と8の間が開いて大きな間隙がある
場合でも、縦溝切欠部6aの部分を通過して連結金具1
を嵌装することが出来るので、無理にカウンタートップ
7・8の間隙を引きつけて連結金具1を挿入するという
作業が必要無くなったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】カウンタートップ7・8をコーナー連結部にお
いて45度の連結線で連結した状態を示す平面図。
【図2】連結線が水切り縁7m・8mの部分で45度で
あるが、その先はカウンタートップ7・8と直交する方
向とした連結構造の平面図。
【図3】桟木5・6の肩部5b・6bと縦溝切欠部6a
を部分を示す斜視図。
【図4】第1実施例の連結金具1の斜視図。
【図5】第1実施例の連結金具1を桟木5・6に介装し
た状態の正面図。
【図6】第1実施例の連結金具1を螺子により調整した
状態の正面図。
【図7】第2実施例の連結金具1を介装した状態の正面
図。
【図8】第2実施例の連結金具1により調整後の正面
図。
【図9】第2実施例の連結金具1の平面図。
【図10】第2実施例の連結金具1の側面図。
【図11】従来の連結構造の構成を示す正面図。
【図12】同じく従来の連結構造を示す正面図。
【図13】同じく従来の連結構造の正面図。
【図14】カウンタートップ7の側面断面図である。
【符号の説明】
1 連結金具 1b・1c 係止突起部 2 押上げ螺子 3 引下げ螺子 4 引付け螺子 5,6 桟木 5b・6b 肩部 5c・6c 接着剤逃し部 7,8 カウンタートップ 7m 水切り縁 7n 立ち上がり部
【手続補正書】
【提出日】平成6年4月4日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 カウンタートップの連結構造
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カウンタートップの連
結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のカウンタートップの連結構造は、
図11,図12,図13に示す如く構成されていた。即
ち、図11においては、カウンタートップ17・18の
下方に桟木15・16をそれぞれ取り付け、該桟木15
・16に左右の連結金具11・12を固定螺子50によ
り固定し、該連結金具11・12の下方に段違い状に構
成した調節金具51を接当していた。そして、左右の連
結金具11・12の間に、引付け螺子14を介装して、
左右のカウンタートップ17・18を引きつけ、また調
節金具51と連結金具11・12との間に、引下げ螺子
52と押上げ螺子53を介装可能としていたのである。
【0003】また、図12の従来技術においては、カウ
ンタートップ17・18の下方に桟木15・16を取り
付け、該桟木15・16の下面には、平板状の連結金具
21を固定螺子13・13により固定している。この方
式では引付け螺子の構成がなく、上面の段違いの調節は
固定螺子13・13により行っていたのである。
【0004】また図13の従来技術においては、カウン
タートップ17・18の下に固定した桟木15・16
に、貫通孔を開けて、該貫通孔に引付け螺子24を貫通
している。この従来技術の場合には、カウンタートップ
17・18の上面の段違いの調整が不可能だったのであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の如く、従来技術
においては、連結金具に引付け調整と、押上げ調整と、
引下げ調整の3調整を一体的に可能とした技術は無かっ
たのである。また台所の流しの下での連結調整作業が困
難だったのである。本発明はこのような不具合を解消す
るものである。
【0006】
【課題を解決する為の手段】本発明が解決しようとする
課題は以上の如くであり、次に該課題を解決する為の手
段を説明する。即ち、複数枚のカウンタートップを突合
わせ状態で連結する構造において、カウンタートップの
下方に付設した桟木の間に連結金具を介装し、該連結金
具に螺装した螺子により、連結部の押上げ調整と引付け
調整を一体的に可能としたものである。
【0007】また、連結金具を凹型に構成し、側面に引
付け螺子を螺装し、下面に押上げ螺子を螺装すべく構成
したものである。
【0008】また、複数枚のカウンタートップ7・8を
突合わせ状態で連結する構造において、カウンタートッ
プ7・8の下方に付設した桟木5・6の間に連結金具1
を介装し、該連結金具1に螺装した螺子により、連結部
の押上げ調整と引下げ調整と引付け調整を一体的に可能
としたものである。
【0009】また、連結金具1を凹型に構成し、側面に
引付け螺子4を螺装し、下面に押上げ螺子2と引下げ螺
子3を螺装すべく構成したものである。
【0010】また、連結金具1において、凹型の連結金
具1の上部より内方向に係止突起部1b・1cを突設
し、該係止突起部1b・1cが係合可能な肩部5b・6
bを桟木5・6に構成したものである。
【0011】また、連結金具1と桟木5・6において、
該連結金具1の係止突起部1b・1cの部分が通過可能
な縦溝切欠部を、桟木5・6に穿設したものである。
【0012】
【作用】次に作用を説明する。即ち、従来の如く、連結
金具を両方に固定する必要がなく、連結金具1のみで、
これに付設した引付け調整部と、押上げ調整部と、引下
げ調整部により、全ての調整が可能となった。また、連
結金具1に螺装した引付け螺子4と押上げ螺子2と引下
げ螺子3により、カウンタートップ7・8の連結部の全
ての調整が可能であり、本発明のカウンタートップの調
整構造により、完全なカウンタートップ7・8の連結部
の調整が出来る。また、連結金具1を台所の収納庫の中
で取り付け作業する際において、一旦嵌入し、肩部5b
・6bと係止突起部1b・1cの部分を係合するだけ
で、その後は連結金具1が落下することが無いので、押
上げ螺子2と引下げ螺子3と引付け螺子4の螺装調整が
楽に出来る。また、組立状態でカウンタートップ7と8
の間が開いて大きな間隙がある場合でも、縦溝切欠部6
aの部分を通過して連結金具1を嵌装することが出来る
ので、無理にカウンタートップ7・8の間隙を引きつけ
て連結金具1を挿入するという作業が必要無くなった。
【0013】
【実施例】次に実施例を説明する。図1はカウンタート
ップ7・8をコーナー連結部において45度の連結線で
連結した状態を示す平面図、図2は連結線が水切り縁7
m・8mの部分で45度であるが、その先はカウンター
トップ7・8と直交する方向とした連結構造の平面図、
図3は桟木5・6の肩部5b・6bと縦溝切欠部6aの
部分を示す斜視図、図4は第1実施例の連結金具1の斜
視図、図5は第1実施例の連結金具1を桟木5・6に介
装した状態の正面図、図6は第1実施例の連結金具1を
螺子により調整した状態の正面図、図7は第2実施例の
連結金具1を介装した状態の正面図、図8は第2実施例
の連結金具1により調整後の正面図、図9は第2実施例
の連結金具1の平面図、図10は第2実施例の連結金具
1の側面図、図11は従来の連結構造の構成を示す正面
図、図12も同じく従来の連結構造を示す正面図、図1
3も同じく従来の連結構造の正面図、図14はカウンタ
ートップ7の側面断面図である。
【0014】図14において示す如く、カウンタートッ
プ7・8には、上面にこぼれた水が手前側に流れて足元
に垂れることの無いように、手前側に隆起状の水切り縁
7m・8mを構成している。また奥側にも水が溢れない
ように、立ち上がり部7nが構成されている。該水切り
縁7m・8mと立ち上がり部7nの部分を接合する際に
は、これらの結合部も完全に同一形状で密着する必要が
あり、切断線と連結線は45度にしているのである。4
5度の線で切断すると水切り縁7m・8mと立ち上がり
部7nが左右同じ形状となるのである。
【0015】図1においては、この連結線を完全に45
度として、同一形状で水切り縁7m・8mと立ち上がり
部7nが結合すべく構成されている。図2においては、
水切り縁7m・8mの部分のみを45度の連結線とし、
該45度の連結線を50ミリ程度構成し、水切り縁が終
了した部分から先の部分は、カウンタートップ7・8と
直交する方向の連結線としている。図2の場合には、カ
ウンタートップ8の奥の部分に立ち上がり部7nの部分
は別の部材により構成して接着剤により接着する。これ
らの45度の連結線の下面に桟木5・6を固定し、該桟
木5・6の間に連結金具1が介装されている。
【0016】図3においては、桟木5・6が開示されて
いる。該桟木5・6の上面に接着剤を付けて、カウンタ
ートップ7・8の下面に固定している。そして該桟木5
・6の外側の上部に、切込み縁を設けて、肩部5b・6
bとしている。該肩部5b・6bの部分に凹型の連結金
具1の上部から、内側に突出させた係止突起部1b・1
cの部分が係止されるのである。該肩部5b・6bに係
止突起部1b・1cを係止することにより、図5の如
く、連結金具1を桟木5・6に嵌合しただけで、連結金
具1が落下することが無いので、その桟木5・6の調整
作業が行い易くなるのである。
【0017】図3の桟木6に示す如く、側方に縦溝切欠
部6aを穿設している。該縦溝切欠部6aは下から上に
穿設された溝であり、丁度連結金具1の係止突起部1c
の部分が通過可能な幅としている。このように、縦溝切
欠部6aを設けたことにより、十分に桟木5と6が引き
つけられておらず、両者の間に間隙が有る場合でも、連
結金具1の係止突起部1cの部分を、縦溝切欠部6aを
通過させて、係止突起部1b・1cと肩部5b・6bと
の係合状態を得ることが出来るのである。
【0018】次に図4・図5・図6において、第1実施
例の構成を説明する。連結金具1には、側面に引付け螺
子4を螺装する螺子孔1eが1孔開口されており、連結
金具1の下面には、押上げ螺子2又は引下げ螺子3を螺
装する螺子孔1dが2孔開口されている。該螺子孔1d
には、押上げ螺子2又は引下げ螺子3のどちらかが螺装
されるのである。押上げ螺子2の場合には、通常のボル
トであるが、引下げ螺子3の場合には、木螺子が用いら
れて、木材又は合成樹脂により構成された桟木5・6に
その先端が食い込んだ状態で、引きつけ作用を行うよう
に構成されている。図6において示す如く、桟木5・6
には接着剤逃し部5c・6cが構成されており、該桟木
5・6をカウンタートップ7・8に接着する場合に、接
着剤の噴き出しを受入可能としている。
【0019】次に図7・図8・図9・図10の実施例に
ついて説明する。この場合には、下面に螺子孔1dを4
孔とし、該部分に後退凹部1hを構成している。このよ
うに後退凹部1hを構成することにより、連結金具1の
強度を向上し、押上げ螺子2と引下げ螺子3の作用スト
ロークを長くすることが出来るのである。また螺子孔1
dを4孔とすることにより、押上げ螺子2と引下げ螺子
3の螺装位置を変更して、より微妙な段違い調整が可能
となったのである。第2実施例の場合には、側面に設け
た螺子孔1eは1孔としている。
【0020】
【発明の効果】本発明は以上の如く構成したので、次の
ような効果を奏するのである。即ち、請求項1の如く構
成したので、連結金具1に設けた引付け螺子4により、
カウンタートップ7・8の間の間隙を、引きつけて無く
すことができ、またカウンタートップ7・8の間に出来
る、左右の上下高さの相違を押上げ螺子2により、低い
方を押しあげることにより、簡単に修正できるのであ
る。
【0021】請求項2の如く構成したので、凹型に構成
した連結金具と、側面の引付け螺子4と、押上げ螺子2
を一体的に、桟木5・6の部分で動かすことが出来るの
で、簡単に調整箇所へ移動することができて、その位置
で、引付け螺子4と押上げ螺子2により、間隙調整と高
さ調整が出来る。
【0022】請求項3の如く構成したので、引付け螺子
4と押上げ螺子2による調整の他に、引下げ螺子3を設
けたので、更に調整が楽に出来るのである。カウンター
トップ7・8の間に段違い部が発生している部分に連結
金具1を移動させて、該部分で高さ調節をすることが可
能となったのである。また、従来の如く連結金具を両方
に固定する必要がなく、連結金具1のみで、これに付設
した引付け調整部と、押上げ調整部と、引下げ調整部に
より、全ての調整が可能となったのである。
【0023】請求項4の如く構成したので、連結金具1
に螺装した、引付け螺子4と押上げ螺子2と引下げ螺子
3により、カウンタートップ7・8の連結部の全ての調
整が可能であり、本発明のカウンタートップの調整構造
により、完全なカウンタートップ7・8の連結部の調整
が出来るのである。
【0024】請求項5の如く構成したので、連結金具1
を台所の収納庫の中で取り付け作業する際において、一
旦嵌入し、肩部5b・6bと係止突起部1b・1cの部
分を係合するだけで、その後は連結金具1が落下するこ
とが無いので、押上げ螺子2と引下げ螺子3と引付け螺
子4の螺装調整が一人で可能となり、楽に出来るのであ
る。
【0025】請求項6の如く構成したので、組立状態で
カウンタートップ7と8の間が開いて大きな間隙がある
場合でも、縦溝切欠部6aの部分を通過して連結金具1
を嵌装することが出来るので、無理にカウンタートップ
7・8の間隙を引きつけて連結金具1を挿入するという
作業が必要無くなったのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】カウンタートップ7・8をコーナー連結部にお
いて45度の連結線で連結した状態を示す平面図。
【図2】連結線が水切り縁7m・8mの部分で45度で
あるが、その先はカウンタートップ7・8と直交する方
向とした連結構造の平面図。
【図3】桟木5・6の肩部5b・6bと縦溝切欠部6a
を部分を示す斜視図。
【図4】第1実施例の連結金具1の斜視図。
【図5】第1実施例の連結金具1を桟木5・6に介装し
た状態の正面図。
【図6】第1実施例の連結金具1を螺子により調整した
状態の正面図。
【図7】第2実施例の連結金具1を介装した状態の正面
図。
【図8】第2実施例の連結金具1により調整後の正面
図。
【図9】第2実施例の連結金具1の平面図。
【図10】第2実施例の連結金具1の側面図。
【図11】従来の連結構造の構成を示す正面図。
【図12】同じく従来の連結構造を示す正面図。
【図13】同じく従来の連結構造の正面図。
【図14】カウンタートップ7の側面断面図である。
【符号の説明】 1 連結金具 1b・1c 係止突起部 2 押上げ螺子 3 引下げ螺子 4 引付け螺子 5,6 桟木 5b・6b 肩部 5c・6c 接着剤逃し部 7,8 カウンタートップ 7m 水切り縁 7n 立ち上がり部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数枚のカウンタートップを突合わせ状
    態で連結する構造において、カウンタートップの下方に
    付設した桟木の間に連結金具を介装し、該連結金具に螺
    装した螺子により、連結部の押上げ調整と引下げ調整と
    引付け調整を一体的に可能としたことを特徴とするカウ
    ンタートップの連結構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の連結金具を凹型に構成
    し、側面に引付け螺子を螺装し、下面に押上げ螺子と引
    下げ螺子を螺装すべく構成したことを特徴とするカウン
    タートップの連結構造。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の連結金具において、凹型
    の連結金具の上部より内方向に係止突起部を突設し、該
    係止突起部が係合可能な肩部を桟木に構成したことを特
    徴とするカウンタートップの連結構造。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の連結金具1と桟木におい
    て、該連結金具の係止突起部の部分が通過可能な縦溝切
    欠部を、桟木に穿設したことを特徴とするカウンタート
    ップの連結構造。
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