JPH069996U - 植毛消し具 - Google Patents
植毛消し具Info
- Publication number
- JPH069996U JPH069996U JP10030591U JP10030591U JPH069996U JP H069996 U JPH069996 U JP H069996U JP 10030591 U JP10030591 U JP 10030591U JP 10030591 U JP10030591 U JP 10030591U JP H069996 U JPH069996 U JP H069996U
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- eraser
- bending
- wiped
- base
- hair
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 被拭払面に書き込まれた筆跡の消しかすを綺
麗に拭き取り、かつ消しかすの保持機能を高めるととも
に、消しかすが周辺に飛散することなく、衛生的な植毛
消し具が得られる。 【構成】 綿またはアクリル繊維などの合成繊維を使用
した不織布あるいはフェルト布による基布3にポリエス
テルなどの合成繊維の直毛4とポリエステルなどの合成
繊維の先端部分に湾曲した湾曲部5aを有するベンディ
ングパイル5との混合毛を直接植毛し、この基布3にク
ッション材2を包み込むようにして、表面が湾曲した基
材1の表面に固定し、被拭払面を拭くときに消しかすを
直毛4とベンディングパイル5間に保持するとともに、
湾曲部5aに消しかす7を蓄え、消しかす7が周辺に飛
散することがなくなる。
麗に拭き取り、かつ消しかすの保持機能を高めるととも
に、消しかすが周辺に飛散することなく、衛生的な植毛
消し具が得られる。 【構成】 綿またはアクリル繊維などの合成繊維を使用
した不織布あるいはフェルト布による基布3にポリエス
テルなどの合成繊維の直毛4とポリエステルなどの合成
繊維の先端部分に湾曲した湾曲部5aを有するベンディ
ングパイル5との混合毛を直接植毛し、この基布3にク
ッション材2を包み込むようにして、表面が湾曲した基
材1の表面に固定し、被拭払面を拭くときに消しかすを
直毛4とベンディングパイル5間に保持するとともに、
湾曲部5aに消しかす7を蓄え、消しかす7が周辺に飛
散することがなくなる。
Description
【0001】
この考案は、ホワイトボード等などの払拭に好適で、消しかすなどの粉塵の捕 捉性が優れた植毛消し具に関するものである。
【0002】
従来、ホワイトボードなどに使用されている消し具は別珍またはベルベットの ような布材に綿などのクッション材を包み込んだ木製またはプラスチック製の基 材に取り付けた構造が一般的であり、また、時には、布材に代えてスポンジを使 用したものもある。
【0003】
このような従来の消し具を使用してホワイトボードや黒板を拭き取る場合に、 消しかすの捕捉性が不完全なために、消しかすが周辺に飛散し、周辺の人が吸い 込むおそれもあり、衛生的にもよくない。またホワイトボードや黒板の板面を汚 したりする場合が多々ある。これは、消しかすの保持機能が不完全であることに 起因するものであり、特に、黒板に白墨で書き込んだ文字などを消す場合に、頻 繁に布材をはたくことにより、布材に拭き取られた粉塵を取り除くようにしない と、板面の汚れがひどくなり、その除去が面倒であり、実用性に欠けることは周 知の通りである。
【0004】 この考案は、上記のような課題を解消するためになされたものであり、拭払性 および、消しかすの捕捉性と保持機能とに優れ、捕捉した消しかすの頻繁な除去 作業も不要となり、衛生的にも問題のない植毛消し具を提供することを目的とす る。
【0005】
この考案に係る植毛消し具は、クッション材を包み込んだ基布に植毛され、合 成繊維による直毛と先端部が湾曲したベンディングパイルとによる混合植毛とを 設けたものである。
【0006】
この考案における混合毛が被拭払面に記載されている筆跡を拭払するときに、 混合毛が被拭払面を擦ることにより、白墨などの筆跡面および被拭払面と混合毛 との間に静電気が生じるとともに、筆跡を細かく砕き、筆跡の消しかすが混合毛 に吸着され、直毛とベンディングパイルのそれぞれの空間と、ベンディングパイ ルの湾曲部分に消しかすが保持され、消しかすが周辺に飛散することを防止し、 しかも被拭払面を拭けば拭くほど静電気が生じ、消しかすの保持機能が維持され 、かつ被拭払面を汚すことがなくなる。
【0007】
以下、この考案の植毛消し具の実施例について図面に基づき説明する。図1は その一実施例の構成を示す断面図である。この図1において、1は基材である。 この基材1は木製あるいはプラスチックなどの合成樹脂などで厚手の板状に形成 され、表面が湾曲している。これにより、図1では図示されていないが、ホワイ トボードや黒板などの被拭払面を拭きやすいようになっている。
【0008】 この基材1の表面には、厚さ10〜15mm程度の多孔性スポンジなどのクッシ ョン材2が接合されている。このクッション材2を包み込むようにして、基布3 が基材1に接着などにより、固定されている。この基布3は綿またはアクリル繊 維などの合成繊維を使用した不織布あるいはフェルト布が使用されている。
【0009】 この基布3に直毛4とベンディングパイル5とからなる混合毛が直接植毛され ている。直毛4は太さが7〜15デニールで、カット長が2〜3mm程度のポリエ ステルパイルまたは6ナイロン、66ナイロンなどによるものである。
【0010】 また、図2の一部拡大断面図より明らかなように、ベンディングパイル5の太 さが7〜15デニールで、カット長が2〜3mmのポリエステルによるものであり 、先端部分が湾曲して湾曲部5aが形成されている。このような直毛4とベンデ ィングパイル5とが交互に配列されて、直毛4同志とベンディングパイル5同志 が隣接しないように前記基布3に植毛されている。勿論、直毛4とベンディング パイル5同志がそれぞれ隣接していてもよいが、消しかすの保持機能の上では、 前述のように、直毛4とベンディングパイル5とが交互に配列されている方がよ い。
【0011】 この混合毛を構成する直毛4とベンディングパイル5との混合比率は1対1ま たは直毛4の2に対して、ベンディングパイル5が1の比率などが適している。 この混合毛を基布3に植毛する際には、基布3に振動を与えながら、植毛を行い 、十分に植毛密度を上げて植毛基布3を形成する。
【0012】 このように、構成することにより、十分な密度の直毛4およびベンディングパ イル5との混合毛および基布3の表面がともに図3に示すように、被拭払面とし てのホワイトボード6のボード面6aを拭くことにより、ボード面6aに書き込 まれた筆跡を細かく砕き、ベンディングパイル5と直毛4とがボード面6aを擦 る際に生じる静電気により、この直毛4とベンディングパイル5にその砕いた消 しかす7が吸入され、まずベンディングパイル5の湾曲部5aに取り込まれ、そ の内部に保持される。
【0013】 この状態で、混合毛と基布3を基材1およびクッション材2とともに移動させ て、混合毛と基布3をボード面6aに擦るように筆跡を拭払することにより、よ り一層混合毛とベンディングパイル5に静電気が生じ、消しかす7が図4に示す ように十分に長さと密度のある混合毛の直毛4とベンディングパイル5間に取り 込まれ、基布3の表側に次々と送られ、さらに図5に示すように基布3の不織布 あるいはフェルトの微細な空間に取り込まれる。
【0014】 この実施例の植毛消し具の評価はホワイトボードにマーカで30cm×30本の 直線を引き、植毛消し具で消去を同一回数で行い、消しかす捕捉量(重量の秤量 )消去性、植毛消し具の表面状態、被拭払面の汚染などを調べると、前記図3な いし図5にて述べたように、消しかす7を被拭払面から拭き取ることのできるこ とがわかる。
【0015】 なお、前記実施例における基材1の表面の湾曲面の半径の具体的数値例を挙げ なかったが、その一例として、150mm程度とし、多少加圧して湾曲することに よって、被拭払面に混合毛を植毛した基布3の表面が平均してむらなく接するこ とができる。
【0016】 次に上述の消しかすの捕獲性及び移行性の向上を計るために、基布植毛面をシ リコン撥水剤(例えば商品名、Polon MF-16 ,信越化学社製)にて全面処理を行 い、更に160〜180℃/min の加熱処理を行い、パイルの反発弾性と親油性 を附与し、上記捕獲性等の向上を得るようにするのも好ましい。
【0017】
以上のように、この考案によれば、直毛と先端部に湾曲部を有するベンディン グパイルとの混合毛を基布に植毛し、この基布にクッション材を包み込むように して基材に固定し、被拭払部を拭くときに被拭払部に書き込まれた筆跡の表面を 混合毛で擦ることにより、筆跡面を砕き、その消しかすを直毛とベンディングパ イル間および湾曲部に保持するようにしたので、消しかすの捕捉性と保持機能が 優れ、また捕捉した消しかすの頻繁な除去作業も必要なく、被拭払面を汚すこと もなくなり、しかも、消しかすが周辺に飛散するようなことがなくなり、衛生的 にも問題がなくなる。
【提出日】平成4年11月27日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0010
【補正方法】変更
【0010】 また、図2の一部拡大断面図より明らかなように、ベンディングパイル5の太 さが7〜15デニールで、カット長が2〜3mmのポリエステルによるものであ り、先端部分が湾曲して湾曲部5aが形成されている。このような直毛4とベン ディングパイル5とがほぼ交互に配列されて、直毛4同志とベンディングパイル 5同志が隣接しないように前記基布3に植毛されている。勿論、直毛4とベンデ ィングパイル5同志がそれぞれ隣接していてもよいが、消しかすの保持機能の上 では、前述のように、直毛4と、ベンディングパイル5とがほぼ交互に配列され ている方がよい。
【図1】この考案の植毛消し具の一実施例の構成を示す
断面図である。
断面図である。
【図2】同上実施例の一部拡大断面図である。
【図3】同上実施例により被拭払面の筆跡面から消しか
すが取り込まれる状態を示す説明図である。
すが取り込まれる状態を示す説明図である。
【図4】同上実施例により消しかすが直毛とベンディン
グパイル間に保持される状態を示す説明図である。
グパイル間に保持される状態を示す説明図である。
【図5】同上実施例により消しかすがベンディングパイ
ル間と直毛間に保持された状態から基布側へ送られる状
態の説明図である。
ル間と直毛間に保持された状態から基布側へ送られる状
態の説明図である。
1 基材 2 クッション材 3 基布 4 直毛 5 ベンディングパイル 5a 湾曲部 6 ボード 6a ボード面 7 消しかす
Claims (2)
- 【請求項1】 基材と、綿または合成繊維を使用した不
織布またはフェルト布により形成されて前記基材にクッ
ション材を介して固定された基布と、この基布に植毛さ
れ、合成繊維による直毛と先端部分が湾曲した合成繊維
によるベンディングパイルとの混合植毛とを備えた植毛
消し具。 - 【請求項2】 上記基布の植毛面をシリコン撥水加工
し、消しかす捕獲性を向上させてなる請求項1項記載の
植毛消し具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10030591U JPH0716478Y2 (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | 植毛消し具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10030591U JPH0716478Y2 (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | 植毛消し具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH069996U true JPH069996U (ja) | 1994-02-08 |
JPH0716478Y2 JPH0716478Y2 (ja) | 1995-04-19 |
Family
ID=14270460
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10030591U Expired - Lifetime JPH0716478Y2 (ja) | 1991-11-11 | 1991-11-11 | 植毛消し具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0716478Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4975390U (ja) * | 1972-10-17 | 1974-06-29 | ||
JPS4994380A (ja) * | 1973-01-11 | 1974-09-07 | ||
JP2015030120A (ja) * | 2013-07-31 | 2015-02-16 | 前田工繊株式会社 | 筆記板用イレーザー |
-
1991
- 1991-11-11 JP JP10030591U patent/JPH0716478Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4975390U (ja) * | 1972-10-17 | 1974-06-29 | ||
JPS4994380A (ja) * | 1973-01-11 | 1974-09-07 | ||
JP2015030120A (ja) * | 2013-07-31 | 2015-02-16 | 前田工繊株式会社 | 筆記板用イレーザー |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0716478Y2 (ja) | 1995-04-19 |
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