JPH069975B2 - トルク検出器の機械的中立調整装置 - Google Patents

トルク検出器の機械的中立調整装置

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JPH069975B2
JPH069975B2 JP6806288A JP6806288A JPH069975B2 JP H069975 B2 JPH069975 B2 JP H069975B2 JP 6806288 A JP6806288 A JP 6806288A JP 6806288 A JP6806288 A JP 6806288A JP H069975 B2 JPH069975 B2 JP H069975B2
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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、電動式パワーステアリング装置のトルク検出
器の機械的中立調整装置に関する。
(従来の技術) 自動車等の電動式パワーステアリング装置では、ステア
リングホイールを回転させる力を軽減する為に、ステア
リングホイールを通してステアリングシャフトに付与さ
れるトルクを検出し、ステアリングシャフトに、該トル
クに応じた補助トルクを電動で追加する方式がある。該
トルクの検出器は、ステアリングシャフトに連動するシ
ャフトが入力軸と出力軸とに2分割され、該両軸が弾性
体であるトーションバーで連結され、該連結部の周囲に
鉄心が配設され、該鉄心の周囲に差動変圧器が配設され
たものがある。該入力軸にトルクが付与されると、該ト
ルクに伴いトーションバーが捩られ、入力軸と出力軸と
の間に相対的回転角度差が生じる。また、鉄心は、入力
軸と出力軸とに機械的に結合され、該両軸間の相対的回
転角度差に伴い、該軸方向に変位する。ここで、鉄心の
軸方向変位量と、入力軸及び出力軸の間の相対的回転角
度差とは、該鉄心と該両軸との機械的係合によって相互
に制限され、鉄心の軸方向変位量が最大となった時、両
軸間の相対的回転角度差も最大となる。また、差動変圧
器は、入力軸及び出力軸の外周にこれらの軸方向に対し
て固定され、鉄心の軸方向変位に伴い電気信号を励起す
る。上記構造をもったトルク検出器によって、ステアリ
ングホイールを通じて入力軸に付与されるトルクは電気
信号として検出される。
ところで、上記トルク検出器において入力軸に時計回り
及び反時計回りにトルクが付与された時の鉄心の軸方向
最大変位量がそれぞれ異る場合には、検出可能なトルク
の範囲が、時計回りと反時計回りとで異ることになり、
入力軸に、時計回り及び反時計回りに同じトルクが加え
られた時であっても該トルクが異るトルクとして検出さ
れる状態が発生する。従って入力軸に時計回り及び反時
計回りにトルクが付与された時の鉄心の軸方向最大変位
量をそれぞれ等しくする必要がある。すなわち、入力軸
にトルクが付与されない状態で、入力軸と出力軸と鉄心
との間の位置関係が機械的に中立にならなければならな
い。ところが、入力軸と出力軸とがトーションバーで連
結された状態では、該両軸と鉄心との間の位置関係は決
まってしまい、機械的中立を調整することはできない。
そこで機械的中立調整は、入力軸と出力軸とがトーショ
ンバーで連結される以前の段階で行われなければならな
い。ここで、前記トルク検出器において機械的中立調整
を行う為には、入力軸と出力軸のどちらか一方の軸のみ
がトーションバーに結合された状態で、一方の軸を固定
し、他方の軸を、一方の回転限界から他方の回転限界ま
で、時計回りまたは反時計回りに回転させた時の回転角
度θを測定し、一方の回転限界から角度θ/2だけ該軸を
回転させれば良い。上述したような機械的中立調整作業
は、ダイヤルゲージ等によって軸の回転角度を目視で確
認しながら手作業で行うことが可能であるが、この場
合、目視と手作業による不正確さは免れず、誤調整も起
こり易い。また、個々のトルク検出器に対して該調整作
業を手作業で行うことは、作業効率上も良くない。
(解決しようとする課題) 本発明は上記不都合を解消し、高精度で効率よく前記ト
ルク検出器の機械的中立調整を行うことができる装置を
提供することを目的とする。
(課題を解決する手段) 本発明における機械的中立調整装置は、ステアリングシ
ャフトに連動するシャフトが2分割された入力軸と出力
軸と、該両軸を連結する弾性体であるトーションバー
と、入力軸と出力軸とに機械的に係合され、該両軸間の
相対的回転角度差に伴い軸方向に変位し、該軸方向変位
量が機械的に制限された鉄心と、該鉄心の周囲に、軸方
向に対して固定して配設され、鉄心の軸方向変位に伴い
電気信号を励起する差動変圧器と、で構成されたトルク
検出器の機械的中立調整を行う装置であって、該装置
は、入力軸と出力軸のどちらか一方のみがトーションバ
ーに結合された状態で一方の軸を固定する軸固定手段
と、他方の軸に連結され、該軸を回転駆動するパルスモ
ーターと、該パルスモーターに連結された軸の回転を、
パルスモーターを介して制御する制御装置とで構成され
る。該制御装置は、パルスモーターに連結された軸を、
該パルスモーターによって時計回りまたは反時計回りに
回転限界まで回転させる第一回転制御手段と、第一回転
制御手段によって回転された軸を、第一回転制御手段と
は逆方向に回転限界まで回転させる第2回転制御手段
と、第2回転制御手段によって回転された軸の回転角度
θを、該パルスモーターのパルス数によって計測する角
度計測手段と、角度計測手段によって計測された軸の回
転角度θからθ/2を計算する演算手段と、第2回転駆動
手段によって回転された軸を、角度θ/2だけ第2回転制
御手段とは逆方向に回転させる第3回駆動御手段とで構
成されることを特徴とする。
さらに、本発明の機械的中立調整装置は、前記パルスモ
ーターの回転駆動トルク値を検出するトルク検出手段を
有し、前記第1回転制御手段と前記第2回転制御手段と
が、前記軸の回転が回転限界に達したことを、該トルク
検出手段で検出された回転駆動トルク値と、時計回りの
回転と反時計回りの回転においてそれぞれ設定された該
回転駆動トルク値の最大値とを比較することによって検
知して、該軸を時計回りまたは反時計回りに回転限界ま
で回転させることを特徴とする。
(上記手段による作用) 前記装置においてまず前記トルク検出器が、入力軸と出
力軸のどちらか一方のみが、トーションバーに結合して
いる状態にされて一方の軸が軸固定手段で固定され、他
方の軸がパルスモーターに連結される。パルスモーター
に連結された軸は、第一回転制御手段によって一方の回
転限界まで回転し、次いで、第2回転制御手段によって
他方の回転限界まで回転する。この時、第2回転制御手
段による回転角度θは、角度計測手段によって計測さ
れ、さらに演算手段によってθ/2が演算される。次いで
第3回転制御手段によって、前記軸は、角度θ/2だけ回
転し、トルク検出器における機械的中立調整が行われ
る。
さらに、前記第1回転制御手段と前記第2回転制御手段
とは、前記軸を時計回りまたは反時計回りに回転させる
と共に、トルク検出手段によって検出された前記パルス
モーターの回転駆動トルク値と、設定された回転駆動ト
ルク値の最大値とを比較し、両者が等しくなるまで、該
軸を時計回りまたは反時計回りに回転させる。
(実施例) まず、本発明の機械的中立調整装置で機械的中立調整さ
れるトルク検出器の一例の構造を第1図及び第2図に示
す。第1図で、1は、入力軸、2は出力軸であり、出力
軸2の一端部は中空になっており、該中空部に入力軸1
が挿入され、嵌合している。さらに入力軸1は貫通した
中空になっており、トーションバー3が入力軸1の内部
を通って出力軸2の内部まで挿入されている。入力軸1
と、出力軸2とは、それぞれピン4aとピン4bによっ
てトーションバー3と結合されている。また、5は鉄心
であり、入力軸1と出力軸2との嵌合部の周囲に配設さ
れ、第1図及び第2図に示したように周方向に90゜ずつ
離れた位置に4個の長孔6a,6b,6c,6dを有
し、長孔6a,6cには、それぞれ、出力軸2の外周に
突出させたピン7a,7cが係合し、長孔6b,6dに
は、それぞれ入力軸1の外周に突出しているピン7b,
7dが係合している。ここで、長孔6b,6dは軸方向
に対して所要の角度傾いた方向に形成され、長孔6a,
6cは軸方向に形成されている。また、入力軸1と出力
軸2との嵌合部周囲は、検出器ハウジング7によってお
おわれ、入力軸1と出力軸2とは、検出器ハウジング7
の内壁に設けられた軸受け8a,8bによって回転自在
に支承されている。さらに軸受け8bが出力軸2と出力
軸2の外周に嵌合されたリング9とによって狭まれ、検
出器ハウジング7は軸方向に対して固定されている。一
方、鉄心5の周囲の検出器ハウジング7の内壁には、差
動変圧器10が固着されている。
上記構造のトルク検出器において出力軸2が固定されて
入力軸1にトルクが付与されると、トーションバー3が
捩られると共に入力軸1と出力軸2との間に回転角度差
が生じ、同時に入力軸1に突出しているピン7b,7d
が、それぞれ鉄心5の長孔6b,6dに案内されて、鉄
心5が軸方向に変位する。この鉄心5の軸方向変位に伴
い、差動変圧器10には、電気信号が励起され、入力軸
1に付与されるトルクが電気信号として検出される。
本発明の実施例における構成を第3図に示す。
第3図で11は、上記トルク検出器12が、入力軸1と
トーションバー3とをピン4aで結合しない状態で着脱
可能に固定されたプレートである。プレート11は、基
台13上のレール14に沿って可動なスライドテーブル
15に立設されている。また、16は、プレート11に
固定されたトルク検出器12の入力軸1aに連結されて
着脱可能に固定した治具である。治具16は、スライド
テーブル15上の、前記レール14と同方向のレール1
7に沿って、入力軸1aに向かって可動なスライドテー
ブル18に立設されている。一方、19は、トルクメー
ター20が固定された台座であり、21は、パルスモー
ター22が固定されたプレートである。台座19とプレ
ート21とは、前記基台13上のレール23に沿って、
前記スライドテーブル15に向って可動なスライドテー
ブル24に設けられている。また、トルクメーター20
の回転軸25と、パルスモーター22の回転駆動軸26
と、前記プレート11に固定されたトルク検出器12の
入力軸1aと出力軸3との軸線は一致しており、該回転
軸25と該回転駆動軸26とは、ジョイント27によっ
て連結されている。一方パルスモーター22側のスライ
ドテーブル24と、トルク検出器12側のスライドテー
ブル15とは、互いに接近する方向に移動され、トルク
メーター20の回転軸25とトルク検出器12の出力軸
3とがジョイント28によって連結される。この状状態
で、ストッパー29によってスライドテーブル24が固
定される。
上述したように前記トルク検出器12の出力軸3と、パ
ルスモーター22とが、トルクメーター20を中間に置
いて配設され、連結されたことによって、パルスモータ
ー22は、トルクメーター20を介して、出力軸3を回
転駆動し、その回転駆動トルク値は、トルクメーター2
0によって検出される。
また、第3図で30は、パルスモーター22による出力
軸3の回転駆動を制御する制御装置である。制御装置3
0は、パルスモーター22とトルクメーター20とに電
気的に接続されている。すなわち、パルスモーター22
の、時計回り及び反時計回りの回転時に、所定の回転角
度ごとに発生するパルスは、それぞれ、フォトカプラ
(図示しない)によって電気的パルスに変換され、制御
装置30に入力される。また、パルスモーター22は、
制御装置30からの制御信号によって制御されて出力軸
3を回転駆動する。さらに、トルクメーター20は、パ
ルスモーター22の回転駆動トルクに応じて電気信号を
出力し該電気信号は、制御装置30に入力される。
前記制御装置30は、まず出力軸3を、パルスモーター
22を介して反時計回りに回転限界まで回転させる第1
回転制御手段と、次いで、出力軸3を時計回りに回転限
界まで回転させる第2回転制御手段と、第2回転制御手
段によって回転した角度θに対応する、パルスモーター
22のパルス数Cを計測する角度計測手段と、角度計測
手段によって計測されたパルス数Cから角度θ/2に対応
するパルス数Cを求める演算手段と、最後に、角度θ
/2だけ反時計回りに出力軸3を回転させる第3回転制御
手段とを有する。
前記角度計測手段と、演算手段と第3回転制御手段とで
は、パルスモーター22の所定の回転角度ごとに発生す
るパルスを実際の回転角度の代わりに用いている。上述
したことから明らかなように演算手段におけるパルス数
は角度計測手段におけるパルス数Cの1/2、すなわ
ち、C=C/2である。
また、上記第1回転制御手段と第2回転制御手段とにお
いて、出力軸3を回転限界まで回転させる時、出力軸3
の回転が回転限界に達したことが検知されなければなら
ないが、本実施例では、出力軸3の回転が回転限界に達
したことは、パルスモーター22の回転駆動トルク値を
利用して検知される。すなわち、第4図に示されるよう
に、出力軸3に時計回りまたは反時計回りに回転駆動ト
ルクTを付与していった時出力軸3の回転が回転限界ま
で達した後は、回転駆動トルクTを増加させても出力軸
3の回転角度は変化しない。そこで、本実施例では、時
計回りと反時計回りとで、それぞれ回転駆動トルクTの
最大値TRmax、TLmaxを、回転限界まで出力軸3を回転
させるのに十分な値で設定しておき、パルスモーター2
2による回転駆動トルクTを、トルク検出手段であるト
ルクメーター20で逐次測定し、第1回転制御手段と第
2回転制御手段において、該回転駆動トルクTの値と、
前記最大値TRmax、TLmaxの一方とが比較され、両者が
等しくなった時に出力軸3の回転が回転限界に達したこ
とが、検知される。
上記手段を有する前記制御装置30の回転構成を第5図
に示す。本実施例では、第1回転制御手段と第2回転制
御手段とは、同じ回路とし、また、角度計測手段を演算
手段に包含させた。第5図で、31は第1回転制御手段
と第2回転制御手段とに対応する回路、32は角度計測
手段に対応する回転、33は演算手段に対応する回路、
34は第3回転制御手段に対応する回路である。また、
パルスモーター22の時計回りの回転時のパルスCW及
び反時計回りの回転時のパルスCCWは、それぞれ、フ
ォトカプラを経て回路33、34に入力される。さら
に、トルクメーター20のトルクメーター出力信号は、
回路31に入力される。
上述したように構成された機械的中立調整装置が、トル
ク検出器16の機械的中立調整を行う動作を第5図及び
第6図に従って説明する。
まず、時計回りと反時計回りとで、回転駆動トルクの前
記最大値TRmax、TLmaxを設定しておき、第1動作とし
てパルスモーター22が、反時計回りに回転駆動させら
れると共に回転駆動トルクがトルクメーメーター20で
測定され、該測定は、該回転駆動トルクがTLmaxに等し
くなるまで行われる。前記1動作では、回路31におい
て基準データとしてTLmaxが、第1マルチプレクサを介
して第1コンパレーターに出力され、一方、パルスモー
ター22が回転駆動開始すると同時に第2マルチプレク
サの信号によってトルクター出力信号が、バッファとサ
ンプリングホールドを得てA/D変換されて第1コンパレ
ーターに出力される。第1コンパレーターでは、トルク
メーター出力信号と基準データTLmaxとが比較されて、
両者が等しくなった時にパルスモーターの回転を逆転さ
せるモータ反転信号を出力する。
次に第2動作として、前記モーター反転信号によってパ
ルスモーター22が時計回りに回転駆動させられると共
に回転駆動トルクがトルクメーター20で測定され、同
時にパルスモーター22の回転時に発生するパルスのパ
ルス数がカウントされ、該測定と該カウントは、該回転
駆動トルクがTRmaxに等しくなるまで行われ、次いで、
カウントされたパルス数Cの1/2のパルス数Cが求め
られる。
前記第2動作では、回路31において、基準データT
Rmaxと、トルクメーター出力信号とが、第1動作の場合
と同様に第1コンパレーターで比較され、両者が等しく
なった時にモーター反転信号が出力される。一方、回路
33において、分周器を経て時計回りの回転時のパルス
CWの2倍の周期をもったパルスのパルス数が、ライン
ドライバによって駆動される第1カウンターによってカ
ウントされ、第2コンパレーターに出力される。パルス
数をカウントするタイミングはゲートの信号によって制
御される。第1カウンタは、パルスCWの2倍の周期の
パルスのパルス数をカウントする為、第1カウンタの最
終出力は、第2動作において回転した角度に対応するパ
ルス数Cの1/2であるCとなる。
最後に第3動作として、パルスモータ22が第2動作に
おけるモーター反転信号によって反時計回りに回転駆動
させられると共に、パルスモータ22の回転時に発生す
るパルスのパルス数がカウントされ、該パルス数が、C
に等しくなった時点で、パルスモーターの回転には停
止される。前記第3動作では、回路34において、反時
計回りの回転時のパルスCCWのパルス数が、ラインド
ライバーによって駆動される第2カウンターによってカ
ウントされ、第2コンパレーターに出力される。第2コ
ンパレーターでは、前記第2動作で第1カウンタに出力
されるパルス数Cと第2カウンターの出力とを比較
し、両者が等しくなった時に、パルスモーター22を停
止させるモーター停止信号が出力される。
上述したような動作が完了すると、トルク検出器12は
機械的中立状態となり、該状態において、入力軸1aと
トーションバー3とを結合して、機械的中立のとれたト
ルク検出器となる。
(発明の効果) 本発明は、前記説明から明らかなように、パルスモータ
ーと制御装置とによってトルク検出器の機械的中立調整
手順が自動化され、さらに軸の回転角度がパルスモータ
ーのパルス数によって計測されることによってトルク検
出器の機械的中立調整を高精度で短時間に実施すること
ができる装置を提供する効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本実施例の機械的中立調整装置によって機械的
中立を調整されるトルク検出器の横断面図、第2図は、
第1図のA−A線断面図、第3図は、本実施例の機械的
中立調整装置の構成図、第4図は、第3図の制御装置の
制御手段を説明するための線図、第5図は、第3図の制
御装置の回路構成図、第6図は、本実施例の機械的中立
調整装置の動作を説明するためのフローチャートであ
る。 1,1a……入力軸、2……出力軸、3……トーション
バー、5……鉄心、10……差動変圧器、16……軸固
定手段、12……トルク検出器、20……トルク検出手
段、22……パルスモーター、30……制御装置、31
……第1回転制御手段、第2回転制御手段、32……角
度計測手段、33……演算手段、34……第3回転制御
手段

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ステアリングシャフトに連動するシャフト
    が2分割された入力軸と出力軸と、該両軸を連結する弾
    性体であるトーションバーと、入力軸と出力軸とに機械
    的に係合され、該両軸間の相対的回転角度差に伴い軸方
    向に変位し、該軸方向変位量が機械的に制限された鉄心
    と、該鉄心の周囲に、軸方向に対して固定して配設さ
    れ、鉄心の軸方向変位に伴い電気信号を励起する差動変
    圧器とで構成されたトルク検出器の機械的中立調整を行
    う装置であって、入力軸と出力軸のどちらか一方のみが
    トーションバーに結合された状態で一方の軸を固定する
    軸固定手段と、他方の軸に連結され、該軸を回転駆動す
    るパルスモーターと、該パルスモーターに連結された軸
    の回転を、パルスモーターを介して制御する制御装置と
    で構成され、該制御装置が、パルスモーターに連結され
    た軸を、該パルスモーターによって時計回りまたは反時
    計回りの回転限界まで回転させる第1回転制御手段と、
    第1回転制御手段によって回転された軸を、第1回転制
    御手段とは逆方向に回転限界まで回転させる第2回転制
    御手段と、第2回転制御手段によって回転された軸の回
    転角度θを、パルスモーターのパルス数によって計測す
    る角度計測手段と、角度計測手段によって計測された回
    転角度θからθ/2を計算する演算手段と、第2回転制
    御手段によって回転された軸を、角度θ/2だけ第2回
    転制御手段とは逆方向に回転させる第3回転制御手段と
    で構成されることを特徴とするトルク検出器の機械的中
    立調整装置。
  2. 【請求項2】前記パルスモーターの回転駆動トルク値を
    検出するトルク検出手段を有し、前記第1回転制御手段
    と前記第2回転制御手段とが、前記軸の回転が回転限界
    に達したことを、該トルク検出手段で検出された回転駆
    動トルク値と、時計回りの回転と反時計回りの回転にお
    いてそれぞれ設定された回転駆動トルク値の最大値とを
    比較することによって検知することを特徴とする請求項
    1記載のトルク検出器の機械的中立調整装置。
JP6806288A 1988-03-24 1988-03-24 トルク検出器の機械的中立調整装置 Expired - Fee Related JPH069975B2 (ja)

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