JPH0699567B2 - シリカ被覆オレフイン−酸系共重合体成形用ペレツト - Google Patents

シリカ被覆オレフイン−酸系共重合体成形用ペレツト

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JPH0699567B2
JPH0699567B2 JP62038127A JP3812787A JPH0699567B2 JP H0699567 B2 JPH0699567 B2 JP H0699567B2 JP 62038127 A JP62038127 A JP 62038127A JP 3812787 A JP3812787 A JP 3812787A JP H0699567 B2 JPH0699567 B2 JP H0699567B2
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    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
    • C08J3/00Processes of treating or compounding macromolecular substances
    • C08J3/12Powdering or granulating
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K3/00Use of inorganic substances as compounding ingredients
    • C08K3/34Silicon-containing compounds
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
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    • C08J2323/02Characterised by the use of homopolymers or copolymers of unsaturated aliphatic hydrocarbons having only one carbon-to-carbon double bond; Derivatives of such polymers not modified by chemical after treatment
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の技術的背景 発明の技術分野 本発明は低濃度の微分散した二酸化珪素で表面処理され
た、低級オレフィンとエチレン系不飽和カルボン酸の共
重合体のペレットに関する。このように処理されたペレ
ットは粘着温度試験により測定すると、劇的に増大した
粘着耐性(tack resistance)を呈する。
従来技術 米国特許第3,909,487号はエチレン/エチレン系不飽和
カルボン酸共重合体又は対応するアイオノマーの微粒子
のシラン処理した熱分解法シリカによる処理を開示して
いる。重合体は100メッシ又はそれより細かく、好適に
は直径が100−100μmの粗な球形の粒子である。0.1−
0.5重量%の疎水性の脂肪族系シラン処理された二酸化
珪素を重合体に添加する。このシリカの量は本発明に比
較すると重量%単位ではやや多く、g/m2単位ではやや少
ない。組成物のガラスへの付着はシリカの存在によって
改善される。重合体の粘着性の減少については記載がな
い。
米国特許第3,595,827号は、0.02−2.0%のアミドワック
ス(amide wax)(“両親媒性の化合物”)及び0.01−
2%の合成無定形シリカを有する酸−含有共重合体の組
成物を開示している。シリカは表面処理としての使用で
はない。それは例えば溶融押し出しにより加えることが
でき、重合体上に散布されたものではない。シリカ粒子
はワックスが迅速に表面に移行できるようにする物質本
体を通るチャンネルを提供していると記されている。該
特許はシリカ単独の使用(ワックス無しの)は“精々重
要でない効果を持つ”と述べている。無定形シリカのみ
が使用でき、−−多くの他の種類のものは作用がない。
米国特許第3,463,751号は、最高20%メタクリル酸を含
むことのできるE/VA共重合体において多種類の粘着防止
剤(シリカを含む)の使用を開示している。実用的な粘
着防止剤はシリカのような二次剤とPVC粉末の混合物で
ある。“粘着防止剤と共にポリ塩化ビニル粉末を使用す
ることが必須である。それらのどちらかの使用が除外さ
れれば、本発明の目的にはほとんど効果がない。”処理
される重合体は、ペレットの処理に対して好適である本
発明とは対象的に、分散物の形のものである。
本発明の要約 本発明は酸基を含むエチレン重合体の粘着耐性が、重合
体の表面を0.025重量%という低濃度の二酸化珪素粉末
で処理することにより、20°ないし30℃も劇的に増大す
ることの発見に関している。
詳細な記述 本発明は、少なくとも25重量%のエチレンから誘導され
た反復単位、少なくとも60重量%の2−10個の炭素原子
を含むα−オレフインから誘導された反復単位、及び2
ないし15重量%の3ないし8個の炭素原子を含むエチレ
ン系不飽和カルボン酸から誘導された反復単位より成
り、その表面に粒子径0.004ないし5μmのシリカを表
面積1m2当たり0.034ないし13.4g有することを特徴とす
るシリカ被覆オレフイン−酸系共重合体成形用ペレツト
を提供する。
使用される好適なエチレン系不飽和カルボン酸は少なく
とも一個の遊離酸基を含み、下記構造式 但し、R1からなる群から選ばれ、そして -R2は、−H、-CH3、-C2H5、-CONHR4、-COOR3、−CN、-
CH2COOH、-CH2COOH、-CH2CONHR4、及び-CH2-CNからなる
群から選ばれ、但し-R3は1ないし4個の炭素原子を含
むアリキル基であり、-R4は-R3又は−Hである、 を有している。これらのα,β−不飽和酸はアクリル
酸、メタクリル酸、エタクリル酸、イタコン酸、マレイ
ン酸、フマール、該ジカルボン酸のモノエステル、例え
ばマレイン酸モノメチル、フマール酸モノメチル、及び
フマール酸モノエチルエステル、半アミド、例えばβ−
カルボキシアクリルアミド及び半ニトリル、β−シアノ
アクリル酸を含み、好適にはアクリル酸及びメタクリル
酸である。α,β−不飽和カルボン酸又はジカルボン酸
の比率は、全重合体組成の単量体の2ないし50重量%、
好適には3ないし20重量%、及び最も好適には4ないし
15重量%の範囲であることができる。
共重合体は必ずしも二成分である必要はない。即ち、共
重合体のオレフィン含量は少なくとも85重量%でなけれ
ばならないが、共重合体の炭化水素性を付与するため
に、一種以上のオレフィンを使用することができる。好
適には少なくとも重合体の25重量%がエチレンであるべ
きである。更に任意の第三の共重合性性単量体を、オレ
フィン及びカルボン酸コモノマーと併用して使用するこ
とができる。本発明において使用するのに適当した基剤
共重合体の例には、エチレン/アクリル酸共重合体、エ
チレン/メタクリル酸共重合体、エチレン/イタコン酸
共重合体、エチレン/マレイン酸モノメチルエステル共
重合体、エチレン/マレイン酸共重合体、エチレン/n−
ブチルアクリレート/メタクリル酸、エチレン/i−ブチ
ルアクリレート/メタクリル酸、エチレン/アクリル酸
/メチルメタクリート共重合体、エチレン/メタクリル
酸/エチルアクリレート共重合体、エチレン/イタコン
酸/メチルメタクリレート共重合体、エチレン/マレイ
ン酸モノメチルエステル/エチルアクリレート共重合
体、エチレン/メタクリル酸/酢酸ビニル共重合体、エ
チレン/アクリル酸/ビニルアルコール共重合体、エチ
レン/プロピレン/アクリル酸共重合体、エチレン/ス
チレン/アクリル酸共重合体、エチレン/メタクリル酸
/アクリロニトリル共重合体、エチレン/フマール酸/
ビニルメチルエーテル共重合体及びエチレン/塩化ビニ
リデン/アクリル酸共重合体が含まれる。
好適な三成分共重合体は2ないし10個の炭素原子を有す
るα−オレフィンを少なくとも60重量%含み、2ないし
10モル%のα,β−不飽和カルボン酸、及びこれらと共
重合し得る単量体を最高48モル%含む共重合体である。
三成分共重合体において使用し得る適当な第三の単量体
は、好適には“ビニルアルコール”、酢酸ビニル、及び
下記構造式 但し-R5は−H、-CH3及びClからなる群から選ばれ、R6
は-R5、フェニル、−CN、-CR7及び-COOR7からなる群か
ら選ばれ、ここで-R7は最高10個の炭素原子を有するア
ルキル残基である、 を有する単量体である。最も好適な第三の単量体はn−
ブチルアクリレート及びイソブチルアクリレートを含
む。
重合体中の酸基は0ないし90%が金属イオンで中和され
ている。特に元素周期率表のI−A、I−B、II−A、
II−B、IV−A及びVII族の一価及び二価の金属イオン
(ハンドブック・オブ・ケミストリー[Handbook of Ch
emistry]、ケミカル・ラバー・パブリッシング・コン
パニー[Chemicasl Rubber Publishing Co.]発行、37
版、392頁参照)が適当なイオン性結合金属イオンであ
る。好適な金属イオンはNa+、K+、Li+、Mg+2、Ca+2、Sr
+2、Ba+2、Pb+2及びZn+2を含む。最も好適なものはN
a+、Zn++である。一種の金属イオンのみが共重合体のイ
オン的結合に用いられる必要はなく、或場合には一種以
上の金属イオンが好適であることができる。
本発明のペレットは“ペレット”と言う言葉に包含され
る普通の大きさであることができる。広範囲には100ペ
レット当たり0.4−18g(球として1−7mm)であること
ができる。通常のペレットは100ペレット当たり1−5g
(2.7−4.6mm)、普通は100ペレット当たり2−4g(3.4
−4.2mm)である。ペレットの大きさは本発明に対して
重要な効果を持ってはいない。小さいペレットは大きい
ペレットよりは迅速に冷却されるが、容易に粘着する傾
向があり、しかしこれはペレット本来の様相であって、
本発明に直接関係するものではない。
ペレットは新しく成形されたもの或いは熟成された(ag
ed)もののいずれでもよい。新しく成形されたペレット
は“粘着温度(stick temperature)”(後記参照)が
低く、従ってそれらにシリカを添加することが重量であ
ることがしばしばある。
平均的な粒子を処理するシリカの量の範囲は0.005−2
重量%であり、好適には0.01−1重量%で、最も好適に
は0.02−0.05重量%である。
又一方シリカの量は表面積当たりのgで表すことができ
る。組成物中に大量のシリカを導入することなく、粘着
に対する改善された抵抗性を有するペレットを提供する
ためには、シリカの量は低位にある方が好ましい。しか
し、或種の用途には大量のシリカ(約0.1ないし1.0重量
%)を使用することが有用である。例えば約0.2%のシ
リカを被覆した酸含有重合体のペレットは240℃に長期
間加熱したときでも溶融せず、一緒に流される(flow)
ことはない。従って本発明を使用することにより、例え
ば加熱撓み温度のような高温度的性質が劇的に改善され
たペレットを提供することが可能である。
即ち平均直径4mmの球形粒子は約0.0335gの重量があり、
5×10-5m2の表面積を有している。0.025%のシリカに
よる被覆は0.17g/m2に対応する。従って広い範囲での使
用量は0.034−13.4g/m2に対応し、好適量は0.067−6.7g
/m2であり、最も好適な量は0.13−0.34g/m2である。こ
れはペレットに対して重量%よりも一般的な表現法であ
る。
シリカ粒子の寸法が特に重要であることは知られていな
い。粒子寸法は100μmよりは小さい必要があり、0.004
ないし5μmの粒子寸法が好適である。
酸含有エチレン重合体のペレット粘着温度が、シリカ粉
末を表面に少量添加(0.025重量%)することにより大
きく増大(20−30℃)することは意外であり、重要な因
子である。シリカの添加量が低いことは、 1)樹脂の最終用途の物理的性質にほとんど又は全く影
響がない、 2)製品の配合機の汚染が最小となる、及び 3)顧客の貯蔵区域の汚染が最小となる、 という理由で有利である。
重合体の粘着温度の増大は本発明の効果の主要な尺度で
ある。本発明が室温に近い粘着温度を有する重合体に適
用できることは極めて明らかである。しかし更に高い粘
着温度を有する重合体は、高温におけるその粘着性が減
少する。即ち重合体の粘着温度に限定されるものではな
い。一般に本発明は10°ないし100℃の粘着温度を有す
る重合体に適用できる。
粘着温度は一定条件で保圧(holdup)した後、総ての重
合体ペレットが一分以内に試験装置から排出されて空に
なる最高の温度と定義される。粘着温度を測定するため
には、内径3.9cm、長さ23.2cmで、厚さ5ミル(0.13m
m)のポリ(エチレンテレフタレート)のフィルム(マ
イラー[Mylar]500D、デュポン[De Pont]社製)で
緩やかに内張りした垂直のチューブに重合体ペレットを
入れる。ペレットの頂部に4086gの重りを置くと、下に
掛かる圧力は33.5kPaである。加熱空気を23.5Lcm3/min
の速度で15分間ペレットを通して上方に流し、次いで周
囲温度の空気を5分間流す。次ぎに重りを取り去り、チ
ューブを転倒する。総てのペレットがチューブを流れ出
る時間を記録する。次第に温度を上げてチューブから共
重合体のペレットが一部しか、又は全く流れ出ない点に
達するまでこの試験を繰り返す。粘着温度は総てのペレ
ットが一分以内に流れ出る最後の最も高い温度である。
与えられた共重合体の粘着温度は或程度ペレットの寸法
及び形状に依存する。小さく、非球状のペレットは、大
きく、球状のペレットよりは粘着し易い。従って、各粘
着温度の測定には対照試験を行う事が重要である。
更に、粘着温度は他の因子、例えば特定のペレット化技
術及び装置及び引き続いての取り扱いにより影響を受け
る。
重合体のメルトインデックス(meliy index)、密度等
は、本発明に対しそれらが樹脂の粘着温度に影響し得る
という点でのみ重要性がある。
本発明の生成物を製造するために数種の方法を用いるこ
とができる。一つの方法では既知重量のペレットをプラ
スチック製の袋に入れる。ペレットに所要量のシリカ又
は他の添加剤を添加する。袋を密閉し添加剤がペレット
上に均一に分布するように約2分間浸盪する。
他の方法ではシリカを配合機の頂部に添加する。良い添
加法の一つはペレットが配合機に移送されるに従ってペ
レットにシリカを添加することである。配合作用により
混合が完遂される。
別な方法ではシリカをメルト・カッター水(melt cutte
r water)を介してペレットの表面に添加する。シリカ
の水中の混合物は調製でき、メルト・カッター水として
使用できる。乾燥したペレットにはシリカの被覆が保持
されている。
配合の温度は、普通のペレットの取り扱い温度範囲、約
10°ないし60℃であれば特に重要ではない。最適配合温
度は多数の変数の関数であり、当該分野に習熟した人に
は自明のことである。
使用効果 少量の二酸化珪素粉末を用いて、アイオノマー及びエチ
レン/n−ブチルアクリレート/メタクリル酸重合体のよ
うな酸基を含むエチレン共重合体及び三元共重合体の粘
着抵抗性を増大させる能力によって、物理的性質に影響
を及ぼすことなくこれらの樹脂を高温でパージ(purg
e)し、ホッパー車に包装(可能な場合)することが可
能となる。粒子の摩擦から発生する“微粉”及び金属表
面に重合体が付着することから生じる“蛇革(snakeski
ns)”を減少させる結果も得られる。本技術は酸度の高
い樹脂の取り扱いを改善することができる。
酸基を持たないエチレン重合体の粘着抵抗はペレット表
面に二酸化珪素粉末を少量添加することによっては著し
い影響を受けない。珪酸アルミニウム、炭酸カルシウム
のような他の小粒子径の粉末を、本発明記載のような少
ない量で表面添加しても、酸基を有し又は有しないエチ
レン重合体の粘着抵抗にはほとんど又は全く効果がなか
った。
実施例 実施例においてペレットとシリカの乾式配合は、適当量
のペレットとシリカを密封した袋中で室温で約2分間浸
盪することによって行なわれた。
実施例1 エチレンから誘導された反復単位85重量%及びメタクリ
ル酸から誘導された反復単位15重量%を含み、メルトイ
ンデックスが60である共重合体の市販の熟成したペレッ
トに、平均粒子径が0.019μmで表面積が1g当たり140平
方メートルである無定形水和シリカ(amorphous hydrat
ed silica)を各種の添加量で乾式配合し、粘着温度を
各配合物について測定した。得られた結果は下記の第1
表に報告されている。
第1表から明らかなように、0.025重量%で72℃の平坦
域に達し、0.1重量%まで不変であった。
実施例2 実施例1で用いられた市販の共重合体ペレットを、再度
押出してメルトカッターを用いて水中カットペレットを
製造した。実施例1のように、新しく調製したペレット
に同一の無定形水和シリカを種々の量で使用し、乾式配
合した。その結果は下記の第2表に報告されている。
新しく調製されたペレットの粘着温度は、実施例1の包
装された対照物が40℃であるに比べ24℃であった。市販
の製造されたペレットの粘着温度は製造時には約24℃で
あるが、ペレットの荒加工(roughening)、熟成及び残
留揮発分の散逸によって約40℃に上昇している。0.025
重量%のシリカは粘着温度を72℃まで増大させ、対照物
に比べて48℃もの増加を示した。実施例1で認められた
結果と類似の結果が得られた。
実施例3 エチレンから誘導された反復単位90重量%、及びメタク
リル酸から誘導された反復単位10重量%からなり、その
酸基の71%が亜鉛で中和されており、メルトインデック
ス1.1を有する共重合体の市販の熟成したペレットを、
実施例1で使用された無定形水和シリカと各種の添加量
で乾式配合した。結果は第3表に報告されている。
実施例4 エチレンから誘導された反復単位91重量%及びメタクリ
ル酸から誘導された反復単位9重量%を含み、10のメル
トインデックスを有する共重合体の市販の熟成したペレ
ットに、実施例1で用いられたシリカを各種の配合量で
乾式配合した。結果は第4表に報告されている。
実施例5 実施例1で用いられた共重合体ペレットを0.025重量%
の他のシリカと乾式配合した。シリカ1は平均粒子径0.
008μm、表面積325m2/gの熱分解法シリカ(fumed sili
ca)である。シリカ2は平均粒子径0.014μm、表面積2
00m2/gの熱分解法シリカである。シリカ3は平均粒子径
0.21μm、表面積150m2/gの完全水和シリカ(fully hyd
rated silica)である。シリカ4は平均粒子径0.08μ
m、表面積30m2/gの無定形水和シリカである。結果は第
5表に報告されている。
実施例6 実施例3で使用された共重合体ペレットを、実施例5に
記載された他のシリカ0.025重量%と乾式配合した。結
果は第6表に報告されている。
実施例7 実施例4の共重合体ペレットを、実施例5に配載された
シリカ0.025重量%と乾式配合した。結果は第7表に報
告されている。
実施例8 エチレンから誘導された反復単位73.7重量%、n−ブチ
ルアクリレートから誘導された反復単位16.5重量%及び
メタクリル酸から誘導された反復単位9.8重量%を含
み、23のメルトインデックスを有する三元共重合体のペ
レットを、実施例5に記載されたシリカ0.025重量%及
び実施例1で用いられたシリカ(シリカ5)と共に乾式
配合した。試験AJはシリカを入れない対照物である。結
果は第8表に報告されている。
実施例9 エチレンから誘導された反復単位95.6重量%及びメタク
リル酸から誘導された反復単位4.4重量%を含み、8.0の
メルトインデックスを有する共重合体のペレットを試験
し、63℃の粘着温度を有することを認めた。この重合体
のペレットを更に実施例1で用いられたシリカ0.025重
量%と乾式配合し、78℃の粘着温度を有することを認め
た。
実施例10 91重量%のエチレン、9重量%のメタクリル酸からな
り、その18%が亜鉛で中和されている共重合体のペレッ
トを、粒子径0.019μmの無定形水和シリカ0.2重量%で
乾式配合により被覆した。かように処理したペレットの
一部を浅皿に入れ、輻射式管状炉中で窒素気流下に240
℃で2時間加熱した。炉から取り出す際にペレットは事
実上その始めの形を保有しており、著しく流れることは
なかった。ペレットは相互に接触した場所で一緒に溶融
していたが、出来た凝集物は脆弱であった。このような
条件で同じ重合体をシリカでの処理をせずに加熱する
と、ペレットは溶融し、流れて溜り状になった。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】少なくとも25重量%のエチレンから誘導さ
    れた反復単位、少なくとも60重量%の2−10個の炭素原
    子を含むα−オレフインから誘導された反復単位、及び
    2ないし15重量%の3ないし8個の炭素原子を含むエチ
    レン系不飽和カルボン酸から誘導された反復単位より成
    り、その表面に粒子径0.004ないし5μmのシリカを表
    面積1m2当たり0.034ないし13.4g有することを特徴とす
    るシリカ被覆オレフイン−酸系共重合体成形用ペレツ
    ト。
  2. 【請求項2】ペレツト100個当たり0.4ないし18gの重量
    を有することを特徴とする特許請求の範囲1項記載のペ
    レツト。
  3. 【請求項3】該カルボン酸から誘導された反復単位がア
    クリル酸又はメタクリル酸から誘導されていることを特
    徴とする特許請求の範囲2項記載のペレツト。
  4. 【請求項4】酸基の最高90%が金属イオンと反応してい
    ることを特徴とする特許請求の範囲3項記載のペレツ
    ト。
  5. 【請求項5】該ペレツトがその表面積1m2当たり0.067
    ないし6.7gのシリカを有することを特徴とする特許請求
    の範囲4項記載のペレツト。
  6. 【請求項6】該ペレツトがその表面積1m2当たり0.13な
    いし0.34gのシリカを有することを特徴とする特許請求
    の範囲5項記載のペレツト。
  7. 【請求項7】該共重合体がエチレン、ブチルアクリレー
    ト及び4−15重量%のメタクリル酸又はアクリル酸から
    なる三元共重合体であることを特徴とする特許請求の範
    囲5項記載のペレツト。
  8. 【請求項8】該共重合体が8ないし12重量%のメタクリ
    ル酸又はアクリル酸を含むことを特徴とする特許請求の
    範囲7項記載のペレツト。
  9. 【請求項9】該金属イオンが亜鉛又はナトリウムである
    ことを特徴とする特許請求の範囲8項記載のペレツト。
JP62038127A 1986-02-25 1987-02-23 シリカ被覆オレフイン−酸系共重合体成形用ペレツト Expired - Lifetime JPH0699567B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US832726 1986-02-25
US06/832,726 US4663383A (en) 1986-02-25 1986-02-25 Silica coated olefin-acid copolymer molding pellets

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62199625A JPS62199625A (ja) 1987-09-03
JPH0699567B2 true JPH0699567B2 (ja) 1994-12-07

Family

ID=25262463

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