JPH069949U - 印刷機シリンダ洗浄用ブラシユニット - Google Patents

印刷機シリンダ洗浄用ブラシユニット

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JPH069949U
JPH069949U JP5657492U JP5657492U JPH069949U JP H069949 U JPH069949 U JP H069949U JP 5657492 U JP5657492 U JP 5657492U JP 5657492 U JP5657492 U JP 5657492U JP H069949 U JPH069949 U JP H069949U
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JP
Japan
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brush
brush roll
roll
cylinder
cleaning
Prior art date
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Pending
Application number
JP5657492U
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English (en)
Inventor
徹 菱沼
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Nikka Ltd
Original Assignee
Nikka Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 小型軽量の印刷機シリンダ洗浄用ブラシユニ
ット構造とする。 【構成】 ブラシロールをシリンダ胴長に沿って前記ケ
ーシングに両端固定支持される中空支軸、とこれに軸受
を介して回転可能に装着されたロータチューブにより構
成する。そして、前記中空支軸にはコイルを巻装してス
テータとするとともに、前記ロータチューブの内周面に
は永久磁石を取り付けてマグネットロータとし、ブラシ
ロールの回転駆動手段をブラシロールに内蔵させた構成
とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は印刷機シリンダ洗浄用ブラシユニットに係り、特にブランケットシリ ンダ等に回転接触させる洗浄ブラシを備えた印刷機シリンダ洗浄用ブラシユニッ トの改良に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、印刷機シリンダにはインキカスや紙粉が付着するために定期的に洗浄を 行うようにしている。洗浄方式には各種提案されているが、このうちブラシロー ルを用いて洗浄する装置は、図3に示すように、ボックス状のケーシング1に開 口を形成しておき、この開口から一部が臨まれるように回転ブラシロール2をケ ーシング1に内蔵させている。ブラシロール2はモータ3によって回転駆動され 、開口部から臨んでいるブラシロール2をブランケットシリンダに回転接触させ 、シリンダ表面から紙粉やインキカスをブラシによって掻き落とすようにしてい る。ケーシング1内にはブラシに接触するスクレーパを設けておき、ブラシに付 着した粉塵をブラシから取除き、ケーシング1内に収容するものとしている。
【0003】 ところで、従来の洗浄用ブラシユニットの場合、ブラシロール2を回転駆動さ せる必要があるため、ブラシロール2と平行に併設されるモータ3をケーシング 1の側板4に固定し、モータ駆動軸とブラシロールの回転軸とをギア列5により 噛み合わせたり、ベルトによる回転伝達を行うようにしているのが一般的である 。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、印刷機シリンダの洗浄装置はブランケットシリンダや圧胴が近接す る狭いスペースに取り付けられるため、従来のブラシロールの回転駆動手段では ケーシング側板外部にギアボックスを配置しなければならず、またモータの取り 付けスペースを確保しなければならないため、ユニット自体のサイズが大きくな ってしまう問題があった。ユニットサイズが大型化してしまうと、ケーシングを シリンダに対して接離駆動させるためのエンゲージング機構等に設計上の制限が 発生するとともに、重量も増してしまい、小型省スペースという要求に反するも のとなっていた。
【0005】 本考案は、上記従来の問題点に着目し、印刷機シリンダ洗浄用のブラシロール の特に回転駆動機構の小型化を図って狭いスペースでの洗浄作業に好適な構造と した印刷機シリンダ洗浄用ブラシユニットを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本考案に係る印刷機シリンダ洗浄用ブラシユニッ トは、印刷シリンダに対面して接離移動可能とされ、前記シリンダの表面に接触 するブラシ繊維が植設されたブラシロールと、このブラシロールを回転させる回 転駆動手段とを備え、前記ブラシロールをケーシングにより取囲み配置し、ケー シング内には前記ブラシロール内に噛み込まれるスクレーパと当該スクレーパに より除去された塵埃の収集部を設けた印刷シリンダ洗浄用ブラシユニットにおい て、前記ブラシロールの回転駆動手段をシリンダ胴長に沿って前記ケーシングに 両端固定支持される中空支軸とこれに軸受を介して回転可能に装着されたロータ チューブにより構成するとともに、前記中空支軸にはコイルを巻装してモータス テータとし、かつ前記ロータチューブの内周面には永久磁石を取り付けてモータ ロータとし、ブラシロールの回転駆動手段をブラシロールに内蔵させた構成とし たものである。
【0007】
【作用】
上記構成によれば、ブラシロールの内部に駆動モータが内蔵された構造となる ため、モータ設置スペースおよび回転伝達用のギアボックス等が不要となり、そ の分だけブラシユニットの全体サイズを小さくすることができる。
【0008】
【実施例】 以下に、本考案に係る印刷機シリンダ洗浄用ブラシユニットの具体的実施例を 図面を参照して詳細に説明する。
【0009】 図1、図2に実施例に係る印刷機シリンダ洗浄用ブラシユニットの側面断面図 および平面断面図を示す。これらの図に示すように、このブラシユニットは例え ば印刷シリンダとしてのブランケット胴10を洗浄対象としており、このブラン ケット胴10に対面して前後移動可能とされた乾式ブラシロール12を備えてい る。このブラシロール12は円筒状のロール芯14の外周面にブラシ繊維16を 植設した基布を巻き付け接着することにより一体化して構成されている。このよ うな乾式ブラシロール12の各ブラシ繊維16は0.2〜0.3φmm程度の直径をもつ ナイロン繊維から形成されている。したがって、ブランケット胴10に対向して 回転接触するブラシ繊維16は、繊維端によるブランケット胴10表面の掻き取 り摺動を行なって洗浄を行うようになっている。乾式ブラシロール12は洗浄対 象のブランケット胴10とほぼ同等なロール長さを有して、回転駆動されつつブ ランケット胴10に対して接離移動できるようにケーシング18に取付けられて いる。
【0010】 ケーシング18は前記ブラシロール12を内包するボックス容器であり、図示 しないエンゲージング装置によってブランケット胴10に接近あるいは離反方向 に移動可能になっている。かかるケーシング18におけるブランケット胴10に 対面する前面には窓20が開口されており、内包されたブラシロール12の一部 をこの窓20から突出させるようにしている。また、ケーシング18の内部には ブラシロール12のブラシ内部に喰い込まれるスクレーパ22が設置されている 。このスクレーパ22はブラシロール12と同等以上の長さを有する角形材によ り形成したもので、ブラシロール12の下部位置おいてロール12と平行に配置 され、その上部コーナ部をブラシロール12の表面部オーバラップさせて喰い込 ませたものである。したがって、スクレーパ22はそのコーナをブラシ表面部に 喰い込ませた状態でブラシロール12と回転接触することになり、ブラシ繊維1 6中に混在した塵埃を叩き落とすようにしている。このようなスクレーパ22は ケーシング18の内部に固定保持されている。また、ケーシング18の下部は上 部ケーシングに対し着脱可能とされたカセット容器24とされ、ブラシロール1 2がブランケット胴10の表面を剥離洗浄してケーシング18内に取込み、前記 スクレーパ22により叩き落とした紙粉、インキカス等の集塵容器とされている 。
【0011】 上記集塵容器として構成されているカセット容器24には、収集した粉塵を良 好に排出するための粉塵排出装置が形成されている。すなわち、カセット容器2 4における背面板26の端部寄りの位置には、粉塵排出口28が形成されており 、これにはエジェクター30を取付けて吸引負圧を発生させることによりカセッ ト容器24内の粉塵を吸引排出するようにしている。このためエジェクター30 にはエア供給管32が接続され、内部の環状チャンバー34に圧縮エアを供給し 、内周面に形成されたリングノズル36から高速で排気させている。これによっ て排出口28の通路中央に負圧を発生させて、カセット容器24から粉塵含有空 気を排出するようにしている。また、粉塵排出口28に粉塵を導くために、カセ ット容器24にはその長手方向に沿って複数のノズルパイプ38を取り付けてお り、このノズルパイプ38からの吹出し空気によって前記排出口28に向けて搬 送エア層を形成するものとしている。
【0012】 このような構成において、ブラシロール12を回転駆動させるための手段は当 該ブラシロール12の内部に構成している。すなわち、ブラシロール12の中心 を貫通してケーシング12の両側板に取り付け支持された中空支軸40が設けら れている。この中空支軸40に対して回転自在となるように両端の軸受42を介 してロータチューブ44が装着されており、当該ロータチューブ44に対してブ ラシロール12のロール芯14をはめ込んで固定し、ロータチューブ44の回転 に伴ってブラシロール12が回転されるものとなっている。
【0013】 そして、前記中空支軸40とロータチューブ44との間に形成された空間部分 において、中空支軸40の外周面には駆動コイル46を取り付け、またこれに対 向してロータチューブ44の内周面には複数の永久磁石48を配列して固定して いる。これにより中空支軸40側はステータとして構成し、他方ロータチューブ 44はマグネットロータを構成させている。駆動コイル46への電流供給は中空 支軸40の内部をリード線通路として利用し、中空支軸40の他端開口から導き 出して図示しない駆動回路に接続すればよい。これにより中空支軸40およびロ ータチューブ44はブラシレスモータを構成し、ブラシロール12にモータが内 蔵された構造とされる。
【0014】 また、ブラシロール12の回転停止をなすために、前記中空支軸40とロータ チューブ44の間には電磁クラッチ50を取り付けており、このクラッチ50を 操作することにより任意に回転を停止できるようにしている。
【0015】 このように構成されたブラシユニットを用いた洗浄装置では、ブラシロール1 2を回転駆動させるモータがブラシロール12自身に内蔵されているため、ユニ ットにモータ設置スペースが不要となるとともに、回転伝達のためのギアボック ス等のスペースも不要となる。したがって、ブラシユニットのサイズは大幅に小 型化され、多数の印刷シリンダが配列されている印刷機に対する洗浄装置の組み 付けが容易になる。
【0016】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案に係る印刷機シリンダ洗浄用ブラシユニットによ れば、ブラシロールの回転駆動手段をシリンダ胴長に沿って前記ケーシングに両 端固定支持される中空支軸とこれに軸受を介して回転可能に装着されたロータチ ューブにより構成するとともに、前記中空支軸にはコイルを巻装してステータと するとともに、前記ロータチューブの内周面には永久磁石を取り付けてマグネッ トロータとして構成し、ブラシロールの回転駆動手段をブラシロールに内蔵させ たので、ブラシユニット全体のサイズを小さくすることができ、もって複数の印 刷シリンダ間の狭いスペースへの組込みが容易になり、かつ軽量化を図ることが できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る印刷機シリンダ洗浄用ブラシユニ
ットの側面断面図である。
【図2】同ブラシユニットの平面断面図である。
【図3】従来のブラシッユニットの平面断面図である。
【符号の説明】
10 ブランケット胴 12 ブラシロール 14 ロール芯 16 ブラシ繊維 18 ケーシング 20 窓 22 スクレーパ 24 カセット容器 26 背面板 28 粉塵排出口 30 エジェクター 32 エア配管 34 環状チャンバー 36 リングノズル 38 ノズルパイプ 40 中空支軸 42 軸受 44 ロータチューブ 46 駆動コイル 48 永久磁石 50 電磁クラッチ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印刷シリンダに対面して接離移動可能と
    され、前記シリンダの表面に接触するブラシ繊維が植設
    されたブラシロールと、このブラシロールを回転させる
    回転駆動手段とを備え、前記ブラシロールをケーシング
    により取囲み配置し、ケーシング内には前記ブラシロー
    ル内に噛み込まれるスクレーパと当該スクレーパにより
    除去された塵埃の収集部を設けた印刷シリンダ洗浄用ブ
    ラシユニットにおいて、前記ブラシロールの回転駆動手
    段をシリンダ胴長に沿って前記ケーシングに両端固定支
    持される中空支軸とこれに軸受を介して回転可能に装着
    されたロータチューブにより構成するとともに、前記中
    空支軸にはコイルを巻装してステータとし、かつ前記ロ
    ータチューブの内周面には永久磁石を取り付けてマグネ
    ットロータとし、ブラシロールの回転駆動手段をブラシ
    ロールに内蔵させたことを特徴とする印刷機シリンダ洗
    浄用ブラシユニット。
JP5657492U 1992-07-20 1992-07-20 印刷機シリンダ洗浄用ブラシユニット Pending JPH069949U (ja)

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JP5657492U JPH069949U (ja) 1992-07-20 1992-07-20 印刷機シリンダ洗浄用ブラシユニット

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JPH069949U true JPH069949U (ja) 1994-02-08

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ID=13030926

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02178048A (ja) * 1988-11-17 1990-07-11 Baldwin Technol Corp 印刷機のブランケットクリーナ

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02178048A (ja) * 1988-11-17 1990-07-11 Baldwin Technol Corp 印刷機のブランケットクリーナ

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