JPH0699399B2 - 新規複素環化合物およびそれを有効成分として含有する製癌剤効果増強剤 - Google Patents

新規複素環化合物およびそれを有効成分として含有する製癌剤効果増強剤

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JPH0699399B2
JPH0699399B2 JP1260185A JP26018589A JPH0699399B2 JP H0699399 B2 JPH0699399 B2 JP H0699399B2 JP 1260185 A JP1260185 A JP 1260185A JP 26018589 A JP26018589 A JP 26018589A JP H0699399 B2 JPH0699399 B2 JP H0699399B2
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鶴尾  隆
信幸 深澤
誠 尾舘
健悟 大塚
鈴木  常司
若生 佐藤
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Japanese Foundation for Cancer Research
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、新規化合物およびそれを有効成分として含有
する制癌剤効果増強剤に関する。
[従来の技術および課題] 癌患者は年々増加し、わが国においては癌による死亡率
が第一位を占め、社会的に癌の治療に対する関心は高
い。
癌の治療に対する制癌剤の研究開発は従来から活発に行
われており、臨床的にも種々の制癌剤が癌の治療に用い
られている。その効果は年々着実に改善されつつある
が、多くの場合、癌の増殖を完全に抑制し、癌患者の生
存を長期にわたり維持せしめるには必ずしも満足出来る
効果は得られていない。また、複数の制癌剤の組み合わ
せ(多剤併用治療)による制癌剤効果増強の試みも、現
在臨床的に多く行われている。しかし、この場合も癌の
化学治療法としては不満足なものであり、新しい視点か
らの新しい癌治療剤の開発が切望されているところであ
る。
このような事情において、一つの方法としては、一層強
力な制癌剤の開発や、より選択的な目的臓器への制癌剤
の輸送方法の開発等が考えられる。現在、これらの研究
が世界各地においてなされているが、ますますその困難
度を増しているのが現状である。一方、重要な他の方法
として、既存制癌剤の効果増強を試みる方法がある。特
に、臨床上、癌化学治療法における重大な問題である薬
剤耐性癌に対する既存制癌剤の効果増強剤の開発は非常
に重要な新しい癌治療方法と考えられる。この臨床での
制癌剤に対する耐性化の背景は、必ずしも単純ではな
い。臨床における耐性には大きく分けて2つの局面が考
えられる。第一は個々の癌患者にその原因が求められる
場合であり、第二は癌細胞そのものに原因がもとめられ
る場合である。近年この第二の場合における、耐性の機
作が、分子レベルで解明されつつあり、これに対する治
療方法も検討されて来つつある。すなわち、最近、多剤
耐性を担う遺伝子が分離され、この遺伝子は多剤耐性細
胞に発現する膜蛋白質、P糖蛋白質(P−glycoprotei
n)の遺伝子であることが明らかとなった。P糖蛋白質
は制癌剤の細胞外排出の機能をもった蛋白質である事が
推定され、多剤耐性機構において中心的役割を担う蛋白
質であると考えられる。また、固型癌などの、もともと
制癌剤の効きにくい癌にも一部共通の機作が示唆されて
いる。
すなわち、多くの制癌剤は細胞膜を通過し、細胞内でそ
の効果を発現するが、耐性癌細胞においては、このP−
糖蛋白質の働きにより流入した制癌剤が細胞外へ排出さ
れ、癌細胞内の薬物濃度が低く保たれている。その結
果、制癌剤の効果が発現されにくいと考えられる。
よって、本発明者等は、例えばP−糖蛋白質の働きを抑
え、制癌剤の癌細胞からの流出を阻害する物質は、制癌
剤効果増強作用を有し、特に耐性の克服に有効であり、
新しい癌化学療法剤として成り得ると考える。
事実、鶴尾等はベラパミール等のカルシウム拮抗剤が制
癌剤の癌細胞からの流出を阻止し、よって耐性癌に対
し、併用によってin vitroおよびin vivoでアドリアマ
イシン、ビンクリスチン等の制癌剤の効果を増強させる
作用を有する事を見出している。しかし、これらカルシ
ウム拮抗剤を臨床的に癌患者に使用する場合、血圧の低
下、不整脈の誘発等の副作用が出現し、癌治療剤として
は大きな問題となっている。よって耐性癌に対し、より
強い制癌剤効果増強作用を有し、より副作用の少ない薬
剤が望まれていた。
[課題を解決するための手段] 本発明者等は、上記の観点に鑑み、鋭意検討した結果、
特定の化合物が耐性癌に対し、強い制癌剤効果増強作用
を示し、かつ低毒性・低副作用を有する事を見出し、本
発明を完成した。
すなわち、本発明は、一般式下記(I) (式中、Aは酸素原子、硫黄原子、メチレン基、アミノ
基又は−NR3−を表わし、その結合位置は縮合環上の可
能なすべての位置をとるものとし、 BはCH2 n(C*を不整炭素原子でありd形あるいはl形配置あるい
はラセミ体を形成する。以下同じ。) 又は−CO(CH2 nを、 を形成する事が出来、 E,F,GおよびHは炭素原子または窒素原子であり、縮合
環がキノリン、イソキノリン、キノキサリンまたはキナ
ゾリン骨格を形成するように選ばれる。
R1,R2はそれぞれ独立して水素原子、ハロゲン原子、低
級アルキル基、アミノ基、置換アミノ基、低級アルコキ
シ基、低級アルキルチオ基、低級アルキルスルフォン
基、トリフルオロメチル基、シアノ基、ニトロ基、アミ
ド基又はヒドロキシ基を表わし、置換位置は縮合環上の
可能なすべての位置をとり、縮合環を構成する2つの環
上にそれぞれ1つづつ又は1つの環上に2つ同時に置換
してもよく、 R3は、水素原子、低級アルキル基又はアシル基を、 R4は、水酸基、低級アルキルアミノ基、低級アルコキシ
基、又は低級アシルオキシ基を、 R5,R6は、それぞれ独立して水素原子、低級アルキル基
又はヒドロキシアルキル基を、 R7,R8,R9は、それぞれ独立して水素原子(但し、R7,R8,
R9のうち2つ以上が水素原子であることはない)、水酸
基、フェニル基、ピリジル基又は置換フェニル基を、 Iは酸素原子、CH2 n又は窒素原子を、 JはCH2 m、−CH=CH−、−OCH2−又は酸素原子を、 nは1ないし10の整数、mは0ないし2の整数を表わ
す。) で表わされる化合物及びその塩(以下、本発明化合物と
いう。)およびそれらを有効成分として含有する制癌剤
効果増強剤に関する。
ここで挙げているハロゲン原子としては、フッ素原子、
クロル原子、ブロム原子、ヨウ素原子を意味する。
また、低級アルキル基とは、メチル基、エチル基、プロ
ピル基、ブチル基などを意味する。
また、置換アミノ基とは、メチルアミノ基、ジメチルア
ミノ基、エチルアミン基、ジエチルアミノ基、プロピル
アミノ基、ブチルアミノ基などを意味する。
また、低級アルコキシ基とは、メトキシ基、エトキシ
基、プロポキシ基、ブトキシ基などを意味する。
また、アミド基とは、ホルムアミド基、アセトアミド
基、ベンズアミド基などを意味する。
また、アシル基とは、ホルミル基、アセチル基、プロパ
ノイル基、ベンゾイル基などを意味する。
また、アシロキシ基としては、ホルミルオキシ基、アセ
トキシ基などを意味する。
またヒドロキシアルキル基とは、2−ヒドロキシエチル
基、2−ヒドロキシプロピル基、3−ヒドロキシプロピ
ル基などを意味する。
また、置換フェニル基とは、2位、3位または4位に置
換したハロゲノフェニル基、アルコキシフェニル基、ア
ミノフェニル基、アルキルアミノフェニル基、アシルア
ミノフェニル基、ヒドロキシフェニル基などを意味す
る。
一般式(I)の部分構造である としては、2−メチルキノリン、3−メチルキノリン、
4−メチルキノリン、6−メチルキノリン、7−メチル
キノリン、8−メチルキノリン、2−エチルキノリン、
3−エチルキノリン、4−エチルキノリン、6−エチル
キノリン、7−エチルキノリン、8−エチルキノリン、
2,4−ジメチルキノリン、2,4−ジエチルキノリン、7−
ニトロキノリン、8−ニトロキノリン、2−メトキシキ
ノリン、3−メトキシキノリン、4−メトキシキノリ
ン、6−メトキシキノリン、7−メトキシキノリン、8
−メトキシキノリン、2−クロロキノリン、3−クロロ
キノリン、4−クロロキノリン、6−クロロキノリン、
7−クロロキノリン、8−クロロキノリン、2−トリフ
ルオロメチルキノリン、3−トリフルオロメチルキノリ
ン、4−トリフルオロメチルキノリン、6−トリフルオ
ロメチルキノリン、7−トリフルオロメチルキノリン、
8−トリフルオロメチルキノリン、2,4−ビス(トリフ
ルオロメチル)キノリン、2−フルオロキノリン、3−
フルオロキノリン、4−フルオロキノリン、6−フルオ
ロキノリン、7−フルオロキノリン、8−フルオロキノ
リン、2−ブロモキノリン、3−ブロモキノリン、4−
ブロモキノリン、6−ブロモキノリン、7−ブロモキノ
リン、8−ブロモキノリン、2−ヨードキノリン、8−
ヨードキノリン、2−プロピルキノリン、3−プロピル
キノリン、2,4−ジプロピルキノリン、8−プロピルキ
ノリン、2−ブチルキノリン、8−ブチルキノリン、2,
4−ジブチルキノリン、2−アミノキノリン、7−アミ
ノキノリン、8−アミノキノリン、2−メチルアミノキ
ノリン、7−メチルアミノキノリン、8−メチルアミノ
キノリン、2−ジメチルアミノキノリン、7−ジメチル
アミノキノリン、8−ジメチルアミノキノリン、2−エ
チルアミノキノリン、8−エチルアミノキノリン、2−
ジエチルアミノキノリン、8−ジエチルアミノキノリ
ン、2−プロピルアミノキノリン、8−プロピルアミノ
キノリン、2−エトキシキノリン、7−エトキシキノリ
ン、8−エトキシキノリン、2−プロポキシキノリン、
7−プロポキシキノリン、2−ブトキシキノリン、8−
ブトキシキノリン、2−シアノキノリン、2−ホルムア
ミドキノリン、2−アセトアミドキノリン、7−アセト
アミドキノリン、8−アセトアミドキノリン、3−ヒド
ロキシキノリン、7−ヒドロキシキノリン、8−ヒドロ
キシキノリン、イソキノリン、キノキサリン、キンゾリ
ン、シンノリン等が挙げられる。
また、一般式(I)の部分構造であるAとしては、酸素
原子−O−、硫黄原子−S−、メチレン基−CH2−、ア
ミノ基−NH−、メチルアミノ基−N(CH3)−、エチル
アミノ基−N(CH2CH3)−、 プロピルアミノ基−N(CH2CH2CH3)−、 ブチルアミノ基−N(CH2CH2CH2CH3)−、アセチルアミ
ノ基−N(COCH3)−、ホルミルアミノ基−N(CHO)
−、プロパノイルアミノ基−N(COCH2CH3)−、ベンゾ
イルアミノ基−N(COPh)−などが挙げられる。
また一般式(I)の部分構造であるBとしては、−CH2C
H2−,−CH2CH2CH2−,−CH2CH2CH2CH2−, −CH2C*H(OH)CH2−,−CH2C*H(OCOCH3)CH2−, −CH2C*H(OCHO)CH2−,−CH2C*H(NH2)CH2−, −CH2C*H(NHCH3)CH2−,−CH2C*H(NMe2)CH2−, −CH2C*H(NHCH2CH3)CH2−,−CH2C*H(OCH3)CH2−, −CH2C*H(OCH2CH3)CH2−,−COCH2CH2−, −COCH2CH2CH2−,−COCH2CH2CH2CH2−などが挙げられ
る。
また、一般式(I)の部分構造であるCとしては、ピペ
ラジン環、ホモピペラジン環、N,N′−ジメチルエチレ
ンジアミン、N,N′−ジエチルエチレンジアミン、エチ
ルアミン、プロピルアミン、N−メチルプロピルアミ
ン、ピペリジン環等が挙げられる。
また、一般式(I)の部分構造であるDとしては、ジフ
ェニルメチル基、フェニル−(2−ピリジル)メチル
基、フェニル−(3−ピリジル)メチル基、フェニル−
(4−ピリジル)メチル基、ジ(2−ピリジル)メチル
基、ジ(4−ピリジル)メチル基、ジフェニル−ヒドロ
キシメチル基、トリフェニルメチル基、(4−クロロフ
ェニル)−フェニルメチル基、ビス(4−クロロフェニ
ル)メチル基、(4−フルオロフェニル)−フェニルメ
チル基、ビス(4−フルオロフェニル)メチル基、(4
−メトキシフェニル)−フェニルメチル基、ビス(4−
メトキシフェニル)メチル基、(4−ヒドロキシフェニ
ル)−フェニルメチル基、ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)メチル基、(4−ジメチルアミノフェニル)−フェ
ニルメチル基、(2,3−ジメトキシフェニル)−(3,4−
ジメトキシフェニル)メチル基、ビス(4−ジメチルア
ミノフェニル)メチル基、5−フルオレニル基、9,10−
ジヒドロ−9−アントラセニル基、5−ジベンゾスベラ
ニル基、6,11−ジヒドロジベンズ[b,e]オキセピン−1
1−イル基、5−ジベンゾスベレニル基、5−キサンテ
ニル基、ジフェニルメトキシ基、5−ジベンゾスベラニ
ルオキシ基、フェニル−(2−ピリジル)メトキシ基、
フェニル−(3−ピリジル)メトキシ基、フェニル−
(4−ピリジル)メトキシ基、ジ(2−ピリジル)メト
キシ基、ジ(3−ピリジル)メトキシ基、ジ(4−ピリ
ジル)メトキシ基、ビス(4−メトキシフェニル)メト
キシ基、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メトキシ基、
ビス(4−ジメチルアミノフェニル)メトキシ基、(2,
3−ジメトキシフェニル)−(3,4−ジメトキシフェニ
ル)メトキシ基、6,11−ジヒドロジベンズ[b,e]オキ
セピン−11−イルオキシ基、5−ジベンゾスベレニルオ
キシ基、5−キサンテニルオキシ基、2,2−ジフェニル
エチル基、2,2−ジ(2−ピリジル)エチル基、2,2−ジ
(4−ピリジル)エチル基、2−フェニル−2−(2−
ピリジル)エチル基、2−フェニル−2−(3−ピリジ
ル)エチル基、2−フェニル−2−(4−ピリジル)エ
チル基、2,2−ジフェニル−2−ヒドロキシエチル基、
2−(4−クロロフェニル)−2−フェニルエチル基、
2,2−ビス(4−クロロフェニル)エチル基、2−(4
−メトキシフェニル)−2−フェニルエチル基、2,2−
ビス(4−メトキシフェニル)エチル基、2−(4−ヒ
ドロキシフェニル)−2−フェニルエチル基、2,2−ビ
ス(4−ヒドロキシフェニル)エチル基、2−(4−ジ
メチルアミノフェニル)−2−フェニルエチル基、2−
(2,3−ジメトキシフェニル)−2−(3,4−ジメトキシ
フェニル)エチル基、(5−ジベンゾスベラニル)メチ
ル基、2,2−ジフェニルアセチル基、2−フェニルアセ
チル基、2−(4−ピリジル)アセチル基、2−(3−
ピリジル)アセチル基、2−(2−ピリジル)アセチル
基、2−フェニル−2−(2−ピリジル)アセチル基、
2−フェニル−2−(3−ピリジル)アセチル基、2−
フェニル−2−(4−ピリジル)アセチル基、2,2−ジ
(2−ピリジル)アセチル基、2,2−ジ(4−ピリジ
ル)アセチル基、2,2,2−トリフェニルアセチル基、2
−(4−クロロフェニル)−2−フェニルアセチル基、
2,2−ビス(4−クロロフェニル)アセチル基、2−
(4−フルオロフェニル)−2−フェニルアセチル基、
2,2−ビス(4−フルオロフェニル)アセチル基、2−
(4−メトキシフェニル)−2−フェニルアセチル基、
2,2−ビス(4−メトキシフェニル)アセチル基、2−
(4−ヒドロキシフェニル)−2−フェニルアセチル
基、2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)アセチル
基、2−(4−ジメチルアミノフェニル)−2−フェニ
ルアセチル基、2,2−ビス(4−ジメチルアミノフェニ
ル)アセチル基、2−(2,3−ジメトキシフェニル)−
2−(3,4−ジメトキシフェニル)アセチル基、ジベン
ゾスベラン−5−カルボニル基、フルオレン−5−カル
ボニル基、6,11−ジヒドロジベンズ[b,e]オキセピン
−11−カルボニル基、ジベンゾスベレン−5−カルボニ
ル基、5−キサンテンカルボニル基、3,3−ジフェニル
プロピル基、3−(ジベンゾスベラン−5−イル)エチ
ル基、(ジフェニルメチル)アミノ基、5−ジベンゾス
ベラニルアミノ基、N,N−ジフェニルアミノ基、N−フ
ェニル−N−(2−ピリジル)アミノ基、N−フェニル
−N−(3−ピリジル)アミノ基、N−フェニル−N−
(4−ピリジル)アミノ基、N,N−ビス(4−クロロフ
ェニル)アミノ基、N,N−ビス(4−フロロフェニル)
アミノ基、N,N−ビス(4−メトキシフェニル)アミノ
基、N,N−ビス(4−ヒドロキシフェニル)アミノ基、
9,10−ジヒドロアクリジン−10−イル基、10,11−ジヒ
ドロ−ジベンゾ[b,f]アゼピン−5−イル基、ジベン
ゾ[b,f]アゼピン−5−イル基、N,N−ジフェニルカル
バモイル基、N−フェニル−N−(2−ピリジル)カル
バモイル基、N−フェニル−N−(3−ピリジル)カル
バモイル基、N−フェニル−N−(4−ピリジル)カル
バモイル基、N,N−ビス(4−クロロフェニル)カルバ
モイル基、N,N−ビス(4−フルオロフェニル)カルバ
モイル基、N,N−ビス(4−メトキシフェニル)カルバ
モイル基、N,N−ビス(4−ヒドロキシフェニル)カル
バモイル基、9,10−ジヒドロアクリジン−10−カルボニ
ル基、10,11−ジヒドロ−ジベンゾ[b,f]アゼピン−5
−カルボニル基、ジベンゾ[b,f]アゼピン−5−カル
ボニル基、ジフェニルメチレン基などが挙げられる。
また一般式(I)の化合物としては、 5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−ヒドロキシプロポキシ}キノリン、 5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペ
ラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キノ
リン、 5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−ヒドロキシプロポキシ}−2−メチルキノリ
ン、 5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−ヒドロキシプロポキシ}−3−メチルキノリ
ン、 5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−ヒドロキシプロポキシ}−4−メチルキノリ
ン、 5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−ヒドロキシプロポキシ}−6−メチルキノリ
ン、 5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−ヒドロキシプロポキシ}−7−メチルキノリ
ン、 5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−ヒドロキシプロポキシ}−8−メチルキノリ
ン、 5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペ
ラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]−2
−メチルキノリン、 5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペ
ラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]−3
−メチルキノリン、 5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペ
ラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]−4
−メチルキノリン、 5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペ
ラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]−6
−メチルキノリン、 5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペ
ラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]−7
−メチルキノリン、 5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペ
ラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]−8
−メチルキノリン、 5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−ヒドロキシプロポキシ}−2−メトキシキノ
リン、 5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−ヒドロキシプロポキシ}−3−メトキシキノ
リン、 5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−ヒドロキシプロポキシ}−4−メトキシキノ
リン、 5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−ヒドロキシプロポキシ}−6−メトキシキノ
リン、 5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−ヒドロキシプロポキシ}−7−メトキシキノ
リン、 5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−ヒドロキシプロポキシ}−8−メトキシキノ
リン、 5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペ
ラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]−2
−メトキシキノリン、 5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペ
ラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]−3
−メトキシキノリン、 5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペ
ラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]−4
−メトキシキノリン、 5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペ
ラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]−6
−メトキシキノリン、 5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペ
ラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]−7
−メトキシキノリン、 5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペ
ラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]−8
−メトキシキノリン、 2−エチル−5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラ
ジン−1−イル)−2−ヒドロキシプロポキシ}キノリ
ン、 2−エチル−5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5
−イル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロ
ポキシ]キノリン、 5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−ヒドロキシプロポキシ}−2−プロピルキノ
リン、 5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペ
ラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]−2
−プロピルキノリン、 2−ブチル−5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラ
ジン−1−イル)−2−ヒドロキシプロポキシ}キノリ
ン、 2−ブチル−5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5
−イル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロ
ポキシ]キノリン、 2,4−ジメチル−5−{3−(4−ジフェニルメチルピ
ペラジン−1−イル)−2−ヒドロキシプロポキシ}キ
ノリン、 2,4−ジメチル−5−[3−{4−(ジベンゾスベラン
−5−イル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシ
プロポキシ]キノリン、 5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−ヒドロキシプロポキシ}−7−ニトロキノリ
ン、 5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−ヒドロキシプロポキシ}−8−ニトロキノリ
ン、 5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペ
ラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]−7
−ニトロキノリン、 5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペ
ラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]−8
−ニトロキノリン、 2−クロロ−5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラ
ジン−1−イル)−2−ヒドロキシプロポキシ}キノリ
ン、 3−クロロ−5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラ
ジン−1−イル)−2−ヒドロキシプロポキシ}キノリ
ン、 4−クロロ−5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラ
ジン−1−イル)−2−ヒドロキシプロポキシ}キノリ
ン、 6−クロロ−5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラ
ジン−1−イル)−2−ヒドロキシプロポキシ}キノリ
ン、 7−クロロ−5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラ
ジン−1−イル)−2−ヒドロキシプロポキシ}キノリ
ン、 8−クロロ−5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラ
ジン−1−イル)−2−ヒドロキシプロポキシ}キノリ
ン、 2−クロロ−5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5
−イル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロ
ポキシ]キノリン、 3−クロロ−5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5
−イル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロ
ポキシ]キノリン、 4−クロロ−5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5
−イル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロ
ポキシ]キノリン、 6−クロロ−5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5
−イル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロ
ポキシ]キノリン、 7−クロロ−5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5
−イル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロ
ポキシ]キノリン、 8−クロロ−5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5
−イル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロ
ポキシ]キノリン、 5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−ヒドロキシプロポキシ}−2−トリフルオロ
メチルキノリン、 5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−ヒドロキシプロポキシ}−4−トリフルオロ
メチルキノリン、 5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペ
ラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]−2
−トリフルオロメチルキノリン、 5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペ
ラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]−4
−トリフルオロメチルキノリン、 2,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−{3−(4−
ジフェニルメチルピペラジン−1−イル)−2−ヒドロ
キシプロポキシ}キノリン、 2,4−ビス(トリフルオロメチル)−5−[3−{4−
(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペラジン−1−イ
ル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キノリン、 5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−ヒドロキシプロポキシ}−2−フルオロキノ
リン、 5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−ヒドロキシプロポキシ}−4−フルオロキノ
リン、 5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペ
ラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]−2
−フルオロキノリン、 5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペ
ラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]−4
−フルオロキノリン、 2−ブロモ−5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラ
ジン−1−イル)−2−ヒドロキシプロポキシ}キノリ
ン、 3−ブロモ−5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラ
ジン−1−イル)−2−ヒドロキシプロポキシ}キノリ
ン、 4−ブロモ−5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラ
ジン−1−イル)−2−ヒドロキシプロポキシ}キノリ
ン、 2−ブロモ−5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5
−イル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロ
ポキシ]キノリン、 3−ブロモ−5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5
−イル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロ
ポキシ]キノリン、 4−ブロモ−5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5
−イル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロ
ポキシ]キノリン、 2−アミノ−5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラ
ジン−1−イル)−2−ヒドロキシプロポキシ}キノリ
ン、 2−アミノ−5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5
−イル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロ
ポキシ]キノリン、 5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−ヒドロキシプロポキシ}−2−メチルアミノ
キノリン、 5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペ
ラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]−2
−メチルアミノキノリン、 2−ジメチルアミノ−5−{3−(4−ジフェニルメチ
ルピペラジン−1−イル)−2−ヒドロキシプロポキ
シ}キノリン、 2−ジメチルアミノ−5−[3−{4−(ジベンゾスベ
ラン−5−イル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロ
キシプロポキシ]キノリン、 2−エトキシ−5−{3−(4−ジフェニルメチルピペ
ラジン−1−イル)−2−ヒドロキシプロポキシ}キノ
リン、 2−エトキシ−5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−
5−イル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプ
ロポキシ]キノリン、 2−シアノ−5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラ
ジン−1−イル)−2−ヒドロキシプロポキシ}キノリ
ン、 2−シアノ−5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5
−イル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロ
ポキシ]キノリン、 5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−ヒドロキシプロポキシ}−8−ヒドロキシキ
ノリン、 5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペ
ラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]−8
−ヒドロキシキノリン、 5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−ヒドロキシプロピルチオ}キノリン、 5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペ
ラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロピルチオ]キ
ノリン、 5−{4−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)ブチル}キノリン、 5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペ
ラジン−1−イル}ブチル]キノリン、 5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−ヒドロキシプロピルアミノ}キノリン、 5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペ
ラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロピルアミノ]
キノリン、 N−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−ヒドロキシプロピル}−N−メチル−5−キ
ノリンアミン、 N−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペ
ラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロピル]−N−
メチル−5−キノリンアミン、 N−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−ヒドロキシプロピル}−N−アセチル−5−
キノリンアミン、 N−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペ
ラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロピル]−N−
アセチル−5−キノリンアミン、 5−{2−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)エトキシ}キノリン、 5−[2−{4−(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペ
ラジン−1−イル}エトキシ]キノリン、 5−{4−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)ブトキシ}キノリン、 5−[4−{4−(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペ
ラジン−1−イル}ブトキシ]キノリン、 5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)プロポキシ}キノリン、 5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペ
ラジン−1−イル}プロポキシ]キノリン、 5−{2−アセトキシ−3−(4−ジフェニルメチルピ
ペラジン−1−イル)プロポキシ}キノリン、 5−[2−アセトキシ−3−{4−(ジベンゾスベラン
−5−イル)ピペラジン−1−イル}プロポキシ]キノ
リン、 5−{2−アミノ−3−(4−ジフェニルメチルピペラ
ジン−1−イル)プロポキシ}キノリン、 5−[2−アミノ−3−{4−(ジベンゾスベラン−5
−イル)ピペラジン−1−イル}プロポキシ]キノリ
ン、 5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−メチルアミノプロポキシ}キノリン、 5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペ
ラジン−1−イル}−2−メチルアミノプロポキシ]キ
ノリン、 5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−メトキシプロポキシ}キノリン、 5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペ
ラジン−1−イル}−2−メトキシプロポキシ]キノリ
ン、 5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)プロピオンアミド}キノリン、 5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペ
ラジン−1−イル}プロピオンアミド]キノリン、 5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−N−メチル−プロピオンアミド}キノリン、 5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペ
ラジン−1−イル}−N−メチル−プロピオンアミド]
キノリン、 5−{3−(4−ジフェニルメチルホモピペラジン−1
−イル)−2−ヒドロキシプロポキシ}キノリン、 5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5−イル)ホモ
ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]
キノリン、 5−(3−[N−{2−(N−ジフェニルメチル−N−
メチルアミノ)エチル}−N−メチルアミノ]−2−ヒ
ドロキシプロポキシ}キノリン、 5−{3−(N−[2−{N−(ジベンゾスベラン−5
−イル)−N−メチルアミノ}エチル]−N−メチルア
ミノ)−2−ヒドロキシプロポキシ}キノリン、 5−[3−{4−(ジフェニル−ヒドロキシメチル)ピ
ペリジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キ
ノリン、 5−[3−{4−(ジフェニルメチレン)ピペリジン−
1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キノリン、 5−{3−(4−ジフェニルメチルピペリジン−1−イ
ル)−2−ヒドロキシプロポキシ}キノリン、 5−[3−{4−(ジフェニル−ヒドロキシメチル)ピ
ペリジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]−
2−クロロキノリン、 5−[3−{4−(フェニル−2−ピリジルメチル)ピ
ペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キ
ノリン、 5−[3−{4−(フェニル−3−ピリジルメチル)ピ
ペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キ
ノリン、 5−[3−{4−(フェニル−4−ピリジルメチル)ピ
ペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キ
ノリン、 5−[3−{4−(ジ−(2−ピリジル)メチル)ピペ
ラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キノ
リン、 5−[3−{4−(ジ−(3−ピリジル)メチル)ピペ
ラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キノ
リン、 5−[3−{4−(ジ−(4−ピリジル)メチル)ピペ
ラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キノ
リン、 5−[3−{4−(ビス(4−クロロフェニル)メチ
ル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキ
シ]キノリン、 5−[3−{4−(ビス(4−フルオロフェニル)メチ
ル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキ
シ]キノリン、 5−[3−{4−((4−クロロフェニル)−フェニル
メチル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロ
ポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(ビス(4−メトキシフェニル)メチ
ル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキ
シ]キノリン、 5−[3−{4−(ビス(4−ヒドロキシフェニル)メ
チル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポ
キシ]キノリン、 5−[3−{4−(ビス(4−ジメチルアミノフェニ
ル)メチル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシ
プロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−((2,3−ジメトキシフェニル)−
(3,4−ジメトキシフェニル)メチル)ピペラジン−1
−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(フルオレン−5−イル)ピペラジン
−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(9,10−ジヒドロ−9−アントラセニ
ル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキ
シ]キノリン、 5−[3−{4−(6,11−ジヒドロベンズ[b,e]オキ
セピン−11−イル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒド
ロキシプロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(ジベンゾスベレン−5−イル)ピペ
ラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キノ
リン、 5−[3−{4−(キサンテン−5−イル)ピペラジン
−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(ジフェニルメトキシ)ピペリジン−
1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5−イルオキ
シ)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキ
シ]キノリン、 5−[3−{4−(フェニル−2−ピリジルメトキシ)
ピペリジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]
キノリン、 5−[3−{4−(フェニル−3−ピリジルメトキシ)
ピペリジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]
キノリン、 5−[3−{4−(フェニル−4−ピリジルメトキシ)
ピペリジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]
キノリン、 5−[3−{4−(ジ(2−ピリジル)メトキシ)ピペ
リジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キノ
リン、 5−[3−{4−(ジ(3−ピリジル)メトキシ)ピペ
リジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キノ
リン、 5−[3−{4−(ジ(4−ピリジル)メトキシ)ピペ
リジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キノ
リン、 5−[3−{4−(ビス(4−クロロフェニル)メトキ
シ)ピペリジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキ
シ]キノリン、 5−[3−{4−(ビス(4−フルオロフェニル)メト
キシ)ピペリジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポ
キシ]キノリン、 5−[3−{4−((4−クロロフェニル)−フェニル
メトキシ)ピペリジン−1−イル}−2−ヒドロキシプ
ロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(ビス(4−メトキシフェニル)メト
キシ)ピペリジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポ
キシ]キノリン、 5−[3−{4−(ビス(4−ヒドロキシフェニル)メ
トキシ)ピペリジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロ
ポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(ビス(4−ジメチルアミノフェニ
ル)メトキシ)ピペリジン−1−イル}−2−ヒドロキ
シプロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−((2,3−ジメトキシフェニル)−
(3,4−ジメトキシフェニル)メトキシ)ピペリジン−
1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(9,10−ジヒドロ−9−アントラセニ
ルオキシ)ピペリジン−1−イル}−2−ヒドロキシプ
ロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(6,11−ジヒドロジベンズ[b,e]オ
キセピン−11−イルオキシ)ピペリジン−1−イル}−
2−ヒドロキシプロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(ジベンゾスベレン−5−イルオキ
シ)ピペリジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキ
シ]キノリン、 5−[3−{4−(キサンテン−5−イルオキシ)ピペ
リジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キノ
リン、 5−[3−{4−(2,2−ジフェニルエチル)ピペラジ
ン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キノリ
ン、 5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5−イル)メチ
ルピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキ
シ]キノリン、 5−[3−{4−(2−フェニル−2−(2−ピリジ
ル)エチル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシ
プロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(2−フェニル−2−(3−ピリジ
ル)エチル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシ
プロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(2−フェニル−2−(4−ピリジ
ル)エチル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシ
プロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(2,2−ジ(2−ピリジル)エチル)
ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]
キノリン、 5−[3−{4−(2,2−ジ(3−ピリジル)エチル)
ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]
キノリン、 5−[3−{4−(2,2−ジ(4−ピリジル)エチル)
ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]
キノリン、 5−[3−{4−(2,2−ビス(4−クロロフェニル)
エチル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロ
ポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(2,2−ビス(4−フルオロフェニ
ル)エチル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシ
プロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(2,2−(4−クロロフェニル)−フ
ェニルエチル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキ
シプロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(2,2−ビス(4−メトキシフェニ
ル)エチル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシ
プロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)エチル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシ
プロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(2,2−ビス(4−ジメチルアミノフ
ェニル)エチル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロ
キシプロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(2,3−ジメトキシフェニル)−2−
(3,4−ジメトキシフェニル)エチル)ピペラジン−1
−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(フルオレン−5−イル)メチルピペ
ラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キノ
リン、 5−[3−{4−(9,10−ジヒドロ−9−アントラセニ
ル)メチルピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプ
ロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(6,11−ジヒドロジベンズ[b,e]オ
キセピン−11−イル)メチルピペラジン−1−イル}−
2−ヒドロキシプロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(ジベンゾスベレン−5−イル)メチ
ルピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキ
シ]キノリン、 5−[3−{4−(キサンテン−5−イル)メチルピペ
ラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キノ
リン、 5−[3−{4−(ジフェニルアセチル)ピペリジン−
1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5−カルボニ
ル)ピペリジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキ
シ]キノリン、 5−[3−{4−(フェニル−2−ピリジルアセチル)
ピペリジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]
キノリン、 5−[3−{4−(フェニル−3−ピリジルアセチル)
ピペリジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]
キノリン、 5−[3−{4−(フェニル−4−ピリジルアセチル)
ピペリジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]
キノリン、 5−[3−{4−(ジ−(2−ピリジル)アセチル)ピ
ペリジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キ
ノリン、 5−[3−{4−(ジ−(3−ピリジル)アセチル)ピ
ペリジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キ
ノリン、 5−[3−{4−(ジ−(4−ピリジル)アセチル)ピ
ペリジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キ
ノリン、 5−[3−{4−(ビス(4−クロロフェニル)アセチ
ル)ピペリジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキ
シ]キノリン、 5−[3−{4−(ビス(4−フルオロフェニル)アセ
チル)ピペリジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポ
キシ]キノリン、 5−[3−{4−((4−クロロフェニル)−フェニル
アセチル)ピペリジン−1−イル}−2−ヒドロキシプ
ロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(ビス(4−メトキシフェニル)アセ
チル)ピペリジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポ
キシ]キノリン、 5−[3−{4−(ビス(4−ヒドロキシフェニル)ア
セチル)ピペリジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロ
ポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(ビス(4−ジメチルアミノフェニ
ル)アセチル)ピペリジン−1−イル}−2−ヒドロキ
シプロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−((2,3−メトキシフェニル)−(3,4
−ジメトキシフェニル)アセチル)ピペリジン−1−イ
ル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(9,10−ジヒドロ−アントラセニル−
9−カルボニル)ピペリジン−1−イル}−2−ヒドロ
キシプロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(6,11−ジヒドロジベンズ[b,e]オ
キセピン−11−カルボニル)ピペリジン−1−イル}−
2−ヒドロキシプロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(ジベンゾスベレン−5−カルボニ
ル)ピペリジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキ
シ]キノリン、 5−[3−{4−(キサンテン−5−カルボニル)ピペ
リジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キノ
リン、 5−[3−{4−(2,2−ジフェニルアセチル)ピペラ
ジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キノリ
ン、 5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5−カルボニ
ル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキ
シ]キノリン、 5−[3−{4−(2−フェニル−2−(2−ピリジ
ル)アセチル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキ
シプロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(2−フェニル−2−(3−ピリジ
ル)アセチル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキ
シプロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(2−フェニル−2−(4−ピリジ
ル)アセチル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキ
シプロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(2,2−ジ−(2−ピリジル)アセチ
ル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキ
シ]キノリン、 5−[3−{4−(2,2−ジ(3−ピリジル)アセチ
ル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキ
シ]キノリン、 5−[3−{4−(2,2−ジ(4−ピリジル)アセチ
ル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキ
シ]キノリン、 5−[3−{4−(2,2−ビス(4−クロロフェニル)
アセチル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプ
ロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(2,2−ビス(4−フルオロフェニ
ル)アセチル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキ
シプロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(2−(4−クロロフェニル)−2−
フェニルアセチル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒド
ロキシプロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(2,2−ビス(4−メトキシフェニ
ル)アセチル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキ
シプロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)アセチル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキ
シプロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(2,2−ビス(4−ジメチルアミノフ
ェニル)アセチル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒド
ロキシプロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(2−(2,3−ジメトキシフェニル)
−2−(3,4−ジメトキシフェニル)アセチル)ピペラ
ジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キノリ
ン、 5−[3−{4−(フルオレン−5−カルボニル)ピペ
ラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キノ
リン、 5−[3−{4−(9,10−ジヒドロアントラセニル−9
−カルボニル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキ
シプロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(6,11−ジヒドロジベンズ[b,e]オ
キセピン−11−カルボニル)ピペラジン−1−イル}−
2−ヒドロキシプロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(ジベンゾスベレン−5−カルボニ
ル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキ
シ]キノリン、 5−[3−{4−(キサンテン−5−カルボニル)ピペ
ラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キノ
リン、 5−[3−{4−(3,3−ジフェニルプロピル)ピペラ
ジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キノリ
ン、 5−[3−{4−(2−(5−ジベンゾスベラニル)エ
チル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポ
キシ]キノリン、 5−[3−{4−(ジフェニルメチルアミノ)ピペリジ
ン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キノリ
ン、 5−[3−{4−((5−ジベンゾスベラニル)アミ
ノ)ピペリジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキ
シ]キノリン、 5−[3−{4−(N,N−ジフェニルアミノ)ピペリジ
ン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キノリ
ン、 5−[3−{4−(N−フェニル−N−(2−ピリジ
ル)アミノ)ピペリジン−1−イル}−2−ヒドロキシ
プロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(N−フェニル−N−(3−ピリジ
ル)アミノ)ピペリジン−1−イル}−2−ヒドロキシ
プロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(N−フェニル−N−(4−ピリジ
ル)アミノ)ピペリジン−1−イル}−2−ヒドロキシ
プロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(N,N−ビス(4−クロロフェニル)
アミノ)ピペリジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロ
ポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(N,N−ビス(4−フルオロフェニ
ル)アミノ)ピペリジン−1−イル}−2−ヒドロキシ
プロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(N,N−ビス(4−メトキシフェニ
ル)アミノ)ピペリジン−1−イル}−2−ヒドロキシ
プロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(N,N−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)アミノ)ピペリジン−1−イル}−2−ヒドロキシ
プロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(9,10−ジヒドロアクリジン−10−イ
ル)ピペリジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキ
シ]キノリン、 5−[3−{4−(10,11−ジヒドロ−ジベンゾ[b,f]
アゼピン−5−イル)ピペリジン−1−イル}−2−ヒ
ドロキシプロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(ジベンゾ[b,f]アゼピン−5−イ
ル)ピペリジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキ
シ]キノリン、 5−[3−{4−(N,N−ジフェニルカルバモイル)ピ
ペリジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キ
ノリン、 5−[3−{4−(N−フェニル−N−(2−ピリジ
ル)カルバモイル)ピペリジン−1−イル}−2−ヒド
ロキシプロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(N−フェニル−N−(3−ピリジ
ル)カルバモイル)ピペリジン−1−イル}−2−ヒド
ロキシプロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(N−フェニル−N−(4−ピリジ
ル)カルバモイル)ピペリジン−1−イル}−2−ヒド
ロキシプロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(N,N−ビス(4−クロロフェニル)
カルバモイル)ピペリジン−1−イル}−2−ヒドロキ
シプロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(N,N−ビス(4−フルオロフェニ
ル)カルバモイル)ピペリジン−1−イル}−2−ヒド
ロキシプロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(N,N−ビス(4−メトキシフェニ
ル)カルバモイル)ピペリジン−1−イル}−2−ヒド
ロキシプロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(N,N−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)カルバモイル)ピペリジン−1−イル}−2−ヒド
ロキシプロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(9,10−ジヒドロアクリジン−10−カ
ルボニル)ピペリジン−1−イル}−2−ヒドロキシプ
ロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(10,11−ジヒドロ−ジベンゾ[b,f]
アゼピン−5−カルボニル)ピペリジン−1−イル}−
2−ヒドロキシプロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(ジベンゾ[b,f]アゼピン−5−カ
ルボニル)ピペリジン−1−イル}−2−ヒドロキシプ
ロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(ジフェニルメチレン)ピペリジン−
1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(ジフェニルメチルピペラジン−1−
イル)−2−ヒドロキシプロポキシ}イソキノリン、 5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペ
ラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]イソ
キノリン、 5−{3−{4−(ジフェニルメチルホモピペラジン−
1−イル)−2−ヒドロキシプロポキシ}イソキノリ
ン、 8−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−ヒドロキシプロポキシ}イソキノリン、 8−[3−{4−(ジフェニルメチルピペラジン−1−
イル)−2−ヒドロキシプロポキシ}キノリン、 5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−ヒドロキシプロポキシ}キノキサリン、 5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−ヒドロキシプロポキシ}キナゾリン、 5−[3−{4−((4−ピリジル)−フェニルメチ
ル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキ
シ]キノリン、 2,4−ジメチル−5−[3−{(α,α−ジフェニルア
セチル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロ
ポキシ]キノリン、 2−トリフルオロメチル−4−メチル−5−[3−{4
−(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペラジン−1−イ
ル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キノリン、 2−トリフルオロメチル−4−メチル−5−[3−{4
−(α,α−ジフェニルアセチル)ピペラジン−1−イ
ル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キノリン、 2−トリフルオロメチル−4−メチル−5−{3−(4
−ジフェニルメチルピベラジン−1−イル)−2−ヒド
ロキシプロポキシ}キノリン、 5−[3−{4−(ビス−(4−フルオロフェニル)メ
チル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポ
キシ]イソキノリン、 5−[3−{4−((4−クロロフェニル)−フェニル
メチル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロ
ポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(ビス−(4−メトキシフェニル)メ
チル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポ
キシ]キノリン、 5−[3−{4−(イミノベンジル−5−カルボニル)
ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]
キノリン、 2,4−ジメチル−5−[3−{4−(イミノベンジル−
5−カルボニル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロ
キシプロポキシ]キノリン、 5−[3−{N′−(ジベンゾスベラン−5−イル)エ
チレンジアミン}−2−ヒドロキシプロポキシ]キノリ
ン、 5−[3−{N,N′−ジメチル−N′−(ジベンゾスベ
ラン−5−イル)エチレンジアミン}−2−ヒドロキシ
プロポキシ]キノリン、 2−メチルチオ−5−[3−{4−(ジベンゾスベラン
−5−イル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシ
プロポキシ]キノリン、 2−メチルチオ−5−[3−{4−(α,α−ジフェニ
ルアセチル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシ
プロポキシ]キノリン、 2,4−ジメチル−5−[3−{N,N′−ジメチル−N′−
(ジベンゾスベラン−5−イル)エチレンジアミノ}−
2−ヒドロキシプロポキシ]キノリン、 2,4−ジメチル−5−[3(4−ジフェニルメチレンピ
ペリジン−1−イル)−2−ヒドロキシプロポキシ]キ
ノリン、 5−{3−(10,11−ジヒドロ−N−メチル−5H−ジベ
ンゾ[a,b]−シクロヘプテン−Δ5,γ−プロピルアミ
ノ)−2−ヒドロキシプロポキシ}キノリン、 5−{3−(3,3−ジフェニルプロピルアミノ)−2−
ヒドロキシプロポキシ}キノリン、 5−{3−(2,2−ジフェニルエチルアミノ)−2−ヒ
ドロキシプロポキシ}キノリン、 2−メチルスルホニル−5−[3−{4−(ジベンゾス
ベラン−5−イル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒド
ロキシプロポキシ]キノリン、 5−[3−{4−(キサンテン−9−イル)ピペラジン
−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キノリン、 5−[3−{N−メチル−3−(5−イミノジベンジ
ル)プロピルアミノ}−2−ヒドロキシプロポキシ]キ
ノリン、 5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−ヒドロキシプロピルチオ}キノリン、 5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペ
ラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロピルチオ}キ
ノリン、 等が挙げられる。
また、本発明化合物のうち塩としては、塩酸、硫酸等の
無機酸または酢酸、蓚酸、マレイン酸、酒石酸等の有機
酸による塩が挙げられる。また、本発明化合物はその構
造の中に不斉炭素を有している為、光学異性体が存在す
るが、本発明化合物はこれらすべてを含有するものとす
る。
次に本発明化合物の合成法であるが、第一の方法とし
て、次式で表わされる複素環化合物とエピクロルヒドリ
ン、エピブロムヒドリン等のハロゲン化物とを塩基の存
在下反応させ、相当するエポキシ化合物へと誘導する。
ここに塩基とは、水酸化ナトリウム、水素化ナトリウ
ム、t−ブトキシカリウム、炭酸ナトリウム等の無機塩
基、トリエチルアミン、ピリジン、DBU等の有機塩基を
表わす。溶媒としては、水溶媒または、アルコール、ア
セトン、THF、DMF等の有機溶媒が使用でき、反応温度は
0〜100℃の範囲が好ましい。
(式中R1,R2,A,E,F,G,Hは前記と同じ、Xはハロゲン原
子を表わす。) さらに、合成されたエポキシ化合物と相当するアミン誘
導体を熱的に反応させる事により本発明の一般式(I)
の化合物を得る事ができる。
(式中R1,R2,A,E,F,G,H,C及びDは前記と同じ意味を示
す。) ここに熱的とは室温から使用する溶媒の沸点までを意味
し、溶媒としては、アルコール、アセトン、クロロホル
ム、DMF等の有機溶媒が使用される。
また第2の方法として、エピクロルヒドリン、エピブロ
ムヒドリン等のハロゲン化物と、相当するアミン誘導体
とを熱的に反応、あるいは塩基存在下反応させ相当する
エポキシ化合物及びヒドロキシハロゲン化合物へ誘導す
る。
(式中Xはハロゲン原子、C,Dは前記同じ意味を示
す。) さらに下記に表わされる複素環化合物と合成されたエポ
キシ化合物またはヒドロキシハロゲン化合物を塩基また
は酸存在下または、熱的に反応することによりBが である本発明の一般式(I)の化合物を得ることが出来
る。
(式中R1,R2,A,C,D,E,F,G,Hは前記と同じ意味、Xはハ
ロゲン原子を示す。) ここに塩基とは、水酸化ナトリウム、水素化ナトリウ
ム、t−ブトキシカリウム、炭酸カリウム等の無機塩
基、あるいはトリエチルアミン、ピリジン、DBU等の有
機塩基を表す。
また酸とは、トシル酸、カンファースルフォン酸等の有
機酸、あるいは、塩酸、硫酸などの無機酸、あるいは、
四塩化チタン、四塩化スズ、トリメチルシリルトリフル
オロメタンスルフォン酸等のルイス酸を表す。
溶媒としては、塩化メチレン、アセトン、アルコール、
テトラヒドロフラン、ジメチルフォルムアミド等の有機
溶媒が使用できる。また熱的とは、室温から使用する溶
媒の沸点までを表す。
また第3の方法として次式で表わされる複素環化合物と
1,2−ジブロモエタン、1,3−ジブロモプロパン、1,3−
ジクロルプロパン、1,4−ジブロモブタン等のジハロゲ
ノアルキルとを塩基の存在下反応させ相当するハロゲノ
アルキル化合物へ誘導する。
ここに塩基とは、水酸化ナトリウム、水素化ナトリウ
ム、t−ブトキシカリウム、炭酸ナトリウム等の無機塩
基、トリエチルアミン、ピリジン、DBU等の有機塩基を
表す。
溶媒としては、水溶媒または、アルコール、アセトン、
THF、DMF等の有機溶媒が使用でき反応温度は、室温から
使用する溶媒の沸点までを表わす。
(式中R1,R2,A,E,F,G,Hは前記と同じ意味を示す。Xは
ハロゲン原子を示す。) さらに合成されたハロゲノアルキル化合物と相当するア
ミン誘導体を熱的に反応させる事によりBがCH2 n
ある本発明の一般式(I)の化合物を得る事ができる。
(式中R1,R2,A,C,D,F,F,G,Hは前記と同じ意味を表わ
す。Xはハロゲン原子を示す。) ここに熱的とは、室温から使用する溶媒の沸点までを意
味し、溶媒としてはアルコール、アセトン、クロロホル
ム、DMF等の有機溶媒が使用される。
また、第4の方法として次式で表わされる複素環化合物
と3−クロルプロピオン酸クロライド等の酸ハロゲン化
物、酸無水物を熱的、あるいは塩基存在下反応させ相当
するハロゲン化物へ誘導する。
ここに熱的とは、室温から使用する溶媒の沸点までを表
わす。
また、塩基とは水酸化ナトリウム、水素化ナトリウム、
t−ブトキシカリウム等の無機塩基、トリエチルアミ
ン、ピリジン、DBU等の有機塩基を表わす。溶媒として
は、塩化メチレン、クロロホルム、トルエン等の有機溶
媒が使用される。
(式中R1,R2,A,E,F,G,H,Xは前記と同じ意味を表わ
す。) さらに合成されたハロゲン化物と相当するアミン誘導体
を熱的に反応させる事によりBが−CO(CH2)n−である本
発明の一般式(I)の化合物を得る事ができる。
(式中R1,R2,A,C,D,E,F,G,H,Xは前記と同じ意味を表わ
す。) ここに熱的とは室温から使用する溶媒の沸点までを意味
し、使用する溶媒としてはアセトン、クロロホルム、ア
ルコール、DMF等の有機溶媒が使用される。
また第5の方法として、第1、第2の方法で得られた化
合物の水酸基を、相当するアシルクロライド等と反応す
る事によりBが である一般式(I)の化合物を得る事ができる。また、
p−トルエンスルホニルクロライド、メタンスルホニル
クロライド等と反応させたのち、アルカリ金属アルコキ
シド、アルキルアミン等と反応させ置換反応する事によ
ってBが である一般式(I)の化合物を得る事ができる。
(式中R1,R2,A,C,D,E,F,G,Hは前記と同じ意味を、R3
水素原子又は低級アルキル基、R4は低級アルコキシ基低
級アシルオキシ基または低級アルキルアミノ基を、Yは
アルカリ金属原子又は水素原子を表す。) 本発明化合物の耐性癌に対する制癌剤効果増強作用は、
ヒト卵巣癌細胞のアドリアマイシン耐性株2780ADまた
は、ヒト骨髄性白血病細胞のアドリアマイシン耐性株K5
62/ADMを用い、その細胞内への制癌剤取り込み増強効果
および制癌剤の作用増強効果によって証明される。
すなわち、本発明化合物は、実施例で詳しく述べるが、
いずれも、顕著な制癌剤取り込み増強効果および制癌剤
作用増強効果を示した。
また、本発明化合物又はその塩と併用する制癌剤として
は、特に制限はないが、好ましいものとしては非代謝拮
抗剤である、アンスラサイクリン系抗生物質、例えばア
ドリアマイシン、ダウノマイシン、アクラシノマイシン
A;アクチノマイシン系抗生物質、例えばアクチノマイシ
ンC、アクチノマイシンD;クロモマイシン系抗生物質、
例えばミスラマイシン、トヨマイシン;ビンカアルカロ
イド、例えばビンクリスチン、ビンブラスチン;メイタ
ンシン類、ポドフィロトキシン誘導体、例えばVP16-21
3;ホモハリントニン;アングウィデイン;ブルセアンチ
ン;ネオカルチノスタチン;アンスラマイシン;マイト
マイシンC;シスプラチン誘導体等である。
本発明化合物およびその塩の投与方法としては、制癌剤
の投与に際して、同時及びその前後に、制癌剤と配合ま
たは別々に投与する事が出来る。すなわち、本発明化合
物およびその塩は、単独で各種の投与法に準じた製剤と
し、各種の制癌剤と、それぞれ別個に投与することも出
来るが、両者を予め配合しておき、これ等を各種の投与
法に準じた製剤とした後に投与することもできる。投与
法としては、投与対象の症状、制癌剤の性状等により当
然異なるが、成人1日当たり1〜1000mgを1回または数
回に分割し、錠剤、顆粒剤、散剤、懸濁剤、カプセル
剤、シロップ剤等の経口投与剤、または注射剤、座剤、
輸液用等張液等の非経口投与剤として投与できる。
例えば錠剤とする場合、吸着剤としては結晶性セルロー
ス、軽質無水ケイ酸等を用い、賦形剤としてはトウモロ
コシデンプン、乳糖、燐酸カルシウム、ステアリン酸マ
グネシウム等が用いられる。また、注射剤とする場合、
化合物の水溶液または、綿実油、トウモロコシ油、ラッ
カセイ油、オリーブ油等を用いた懸濁性水溶液、さらに
はHCO-60等の界面活性化剤等を用いた乳濁液として使用
される。なお、制癌剤の投与法は、各々の制癌剤で選択
されている各種の投与法をそのまま用いる事も出来る。
[発明の効果] 本発明化合物は、制癌剤の癌細胞からの流出を強く阻害
し、しかも毒性が低く、血圧低下等の副作用が非常に少
ない特性を有する。
したがって、本発明化合物は制癌剤には低感受性の癌細
胞や制癌剤への耐性を獲得した癌細胞に対して有効であ
り、現在、行き詰まっている癌化学療法に新しい治療法
を提供しうるものである。
[実施例] 以下に本発明を実施例にて示すが、本発明はこれに限定
されるものではない。
実施例1 5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−ヒドロキシプロポキシ}キノリン a)5−ヒドロキシキノリン1gを乾燥DMF20mlに溶解
し、水素化ナトリウム(60%含有)0.28gを添加した
後、50℃に30分間加熱攪拌した。反応液にエピクロルヒ
ドリン1.92gを加え、90℃で3時間加熱攪拌した後、溶
媒を減圧下留去した。残留物に水を加え、クロロホルム
で抽出した。クロロホルム抽出液は、活性炭で脱色精製
後、無水芒硝で乾燥した後、留去した。残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトを用い精製した。クロロホルム:メタ
ノール=100:1で流出させると、目的物である、5−
(2,3−エポキシ−プロポキシ)キノリンが油状物とし
て0.88g得られた。
b)上記で得られたエポキシ体0.88gと、N−ジフェニ
ルメチルピペラジン1.1gとをエタノール20mlに溶解し、
3時間加熱還流した。反応後、エタノール留去して、残
渣をシリカゲルカラムクロマトにて精製した。クロロホ
ルム:メタノール=50:1で流出し、目的物画分を合わ
せ、溶媒を留去した後、残渣に少量のエーテルを加え結
晶化させた後、濾取し乾燥させると、5−{3−(4−
ジフェニルメチルピペラジン−1−イル)−2−ヒドロ
キシプロポキシ}キノリンが1.5g得られた。
mp.161〜163℃ IR νcm-1(KBr):3400(br),2790,1580,1265,1092,78
8 NMR δppm(CDCl3):2.3〜2.9(m,10H),3.55(br,s,1
H),4.05〜4.25(m,4H),6.82(d,d,1H),7.1〜7.8(m,
13H)8.54(d,d,1H),8.84(d,d,1H) 実施例2 5−〔3−{4−(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペ
ラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ〕キノ
リン a)無水ピペラジン11.3gをジオキサン80mlと混合し、
5−クロルベンゾスベラン5.0gを加えた後、反応液を7
時間加熱還流した。冷却後、不溶物を濾去して溶媒を減
圧下留去した。残渣に石油エーテルを少量加え結晶化
し、濾取、乾燥すると、N−(ジベンゾスベラン−5−
イル)ピペラジンが5.1g得られた。
mp.110〜115.5℃ IR νcm-1(KBr):3420,3250,2920,2800,1630,1490,145
0,1330,1140 b)実施例1,a)にて得られたエポキシ体0.88gとN−
(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペラジン1.2gとをエ
タノール20mlに溶解し、3時間加熱還流した。反応後、
溶媒を留去し、残渣をシリカゲルクロマトにて精製し
た。
クロロホルム:メタノール=50:1で流出し、目的物であ
る5−〔3−{4−ジベンゾスベラン−5−イル)ピペ
ラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ〕キノ
リンが1.4g得られた。
IR νcm-1(KBr):2900,2800,1620,1590,1570,1450,126
0,1140,1100 NMR δppm(CDCl3):2.1〜3.0(m,12H),3.1〜3.6(br,
s,1H),3.7〜4.4(m,6H),6.8(d,1H),6.9〜7.9(m,11
H),8.5(d,1H),8.8(d,1H) 実施例3 5−(3−[N−{2−(N−ジフェニルメチル−N−
メチルアミノ)エチル}−N−メチルアミノ]−2−ヒ
ドロキシプロポキシ)キノリン a)N,N′−ジメチルエチレンジアミン25gとジフェニル
メチルクロライド6gをジオキサン100mlに溶解し、4時
間加熱還流した。溶媒を留去し、残留物に水を加えてク
ロロホルム抽出した。
抽出液を無水芒硝で乾燥し、溶媒を留去した。
残渣をクロロホルム:メタノール=25:1の溶媒を用いて
シリカゲルカラムクロマトで精製し、N−ジフェニルメ
チル−N,N′−ジメチルエチレンジアミン4.6gを油状物
として得た。
IR νcm-1 2960,2860,2800,1600,1500,1460,1030 NMR δppm(CDCl3):1.8(s,1H),2.1(s,3H)2.35(s,
3H),2.4〜2.8(m,4H),4.35(s,1H),7.1〜7.6(m,10
H) b)上記で得られたアミン体1.06gと実施例1−(a)
によって得られたエポキシ体0.84gをエタノール20mlに
溶解し、3時間加熱還流した。溶媒を減圧留去し、残渣
をクロロホルム:メタノール=100:1の流出液を用いて
シリカゲルカラムクロマトで精製し、5−(3−[N−
{2−(N−ジフェニルメチル−N−メチルアミノ)エ
チル}−N−メチルアミノ]−2−ヒドロキシプロポキ
シ)キノリンを1.3gを得た。
IR νcm-1 2960,2800,1620,1590,1580,1490,1450,1280 NMR δppm(CDCl3):2.2(s,3H),2.3(s,3H),2.4〜3.
0(m,3H),3.9〜4.25(m,4H),4.3(s,1H),6.9(d,1
H),7.0〜7.8(m,13H),8.5(d,1H),8.85(d,1H) 実施例4 5−{3−(4−ジフェニルメチルホモピペラジン−1
−イル)−2−ヒドロキシプロポキシ}キノリン 実施例1−a)にて得られたエポキシ体0.88gとN−ジ
フェニルメチルホモピペラジン1.2gとをエタノール20ml
に溶解し、3時間加熱還流した。反応後溶媒を留去し
て、残渣をシリカゲルクロマトにて精製した。クロロホ
ルム:メタノール=50:1で流出させると、目的である5
−{3−(4−ジフェニルメチルホモピペラジン−1−
イル)−2−ヒドロキシプロポキシ}キノリンが1.6g得
られた。
IR νcm-1(KBr):3040,3000,2920,2820,1610,1580,157
0,1460,1260,1170 NMR δppm(CDCl3):1.8(t,2H),2.4〜3.2(m,10H),
3.65(s,1H),4.15(s,3H),4.6(s,1H),6.8(d,1H),
7.0〜7.9(m,13H),8.5(d,1H),8.8(d,1H) 実施例5 2,4−ジメチル−5−{3−(4−ジフェニルメチルピ
ペラジン−1−イル)−2−ヒドロキシプロポキシ}キ
ノリン a)3−アミノ−2−シクロヘキセノン2.8gとアセチル
アセトン5.0gを混合し、70℃で1時間加熱攪拌した。
さらに160°〜170℃で9時間加熱攪拌した。
減圧下、過剰のアセチルアセトン及び水を留去し、残渣
をクロロホル:メタノール=50:1の流出液を用いシリカ
ゲルカラムクロマトで精製した。無色の結晶として2,4
−ジメチル−5,6,7,8−テトラヒドロ−5−オキソキノ
リンを1.85g得た。
mp 54〜57℃ b)上記合成のテトラヒドロキノリン体1.6gと10%Pd−
C0.2gをジエチレングリコールブチルエーテルアセテー
ト15ml中に加え窒素気流下200℃で6時間加熱攪拌し
た。
冷却後、析出晶とPd−Cをろ別した。ろ液は、溶媒を留
去後シリカゲルカラムクロマとで精製し、目的物を得
た。また、析出晶はメタノールに溶解しPd−Cをろ別
後、減圧乾固し、目的の2,4−ジメチル−5−ヒドロキ
シキノリンを得た。
合計収量 0.82g mp 222〜224℃ NMR δppm(DMSO-d6):2.50(s,3H),2.82(s,3H),6.7
〜7.1(m,2H),7.20〜7.50(m,2H),10.0(s,1H) c)上記によって合成されたヒドロキシキノリン体0.72
gとエピクロルヒドリンを実施例1−(a)に従って反
応、処理しエポキシ体とした。さらにジフェニルピペラ
ジン体と1−(b)に従って反応処理して、2,4−ジメ
チル−5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−
1−イル)−2−ヒドロキシプロポキシ}キノリンを1.
13g得た。
IR νcm-1(KBr):3400,2800,1600,1450,1260,1050 NMR δppm(CDCl3):2.5〜2.85(m,16H),3.65(br,s,1
H),4.0〜4.3(m,4H),6.75(d,1H),7.0(s,1H),7.15
〜7.6(m,12H) 実施例6 5−[3−{4−(6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オ
キセピン−11−イル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒ
ドロキシプロポキシ]キノリン a)6H−ジベンゾ[b,e]オキセピン−11−オン4.05gを
乾燥エーテル90mlに溶解し、LiAlH4を乾燥エーテル70ml
に懸濁した溶液へ氷冷下滴下した。
4時間半加熱還流後、冷却し、飽和芒硝水を加えた。
不溶物をろ別後、乾燥、溶媒留去し、残渣をクロロホル
ム:メタノール=100:1を流出溶媒とし、シリカゲルカ
ラムクロマトで精製し、11−ヒドロキシ−6,11−ジヒド
ロジベンゾ[b,e]オキセピンを4.0g得た。
IR νcm-1(KBr):3260,1600,1570,1480,1440,1280,125
0 NMR δppm(CDCl3):1.55(s,1H),4.75〜4.95(m,1
H),5.3(s,1H),5.8〜6.3(m,1H),6.5〜7.6(m,8H) b)上記によって得られた11−ヒドロキシジベンゾオキ
セピン体3.6gを乾燥塩化メチレン70mlに溶解し、氷冷下
塩化チオニル3.0gを滴下した。
室温で1時間攪拌後、溶媒と過剰の塩化チオニルを減圧
留去した。
さらに、残留物を塩化メチレン40mlに溶解し、無水ピペ
ラジン8.8gを塩化メチレン90mlに溶解したものへ加え、
室温で1時間攪拌した。
不溶物をろ別し、ろ液を水で洗浄後、乾燥した。
溶媒を留去後、クロロホルム:メタノール=20:1を流出
溶媒とし、シリカゲルカラムクロマトで精製し、11−ピ
ペラジノ−6,11−ジヒドロ−ジベンゾ[b,e]オキセピ
ンを3.2g得た。
NMR δppm(CDCl3):2.1(s,1H),2.2〜3.0(m,8H),3.
8(s,1H),4.6(d,1H),6.7(s,1H),6.8〜7.3(m,8H) c)上記によって合成されたジベンゾオキセピン体2.5g
と実施例1−(a)によって合成されたエポキシ体1.1g
を実施例1−(b)に従って反応、処理し5−[3−
{4−(6,11−ジヒドロジベンゾ[b,e]オキセピン−1
1−イル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプ
ロポキシ]キノリンを2.6g得た。
IR νcm-1(KBr):3400,2930,2800,1615,1590,1570,148
0,1450,1270 NMR δppm(CDCl3):2.1〜3.0(m,10H),3.9(s,1H),
4.05〜4.3(m,3H),4.7(d,1H),6.8(t,4H),7.0〜7.4
(m,8H),7.55(t,1H),7.7(d,1H),8.55(d,1H),8.5
5(d,1H) 実施例7 5−{3−(4−(ジフェニル−ヒドロキシメチル)ピ
ペリジン−1−イル)−2−ヒドロキシプロポキシ}キ
ノリン 実施例1−(a)によって合成されたエポキシ体0.4gと
4−(ジフェニル−ヒドロキシメチル)ピペリジン0.6g
を用いて実施例1−(b)に従って反応、処理を行ない
5−{3−(4−(ジフェニル−ヒドロキシメチル)ピ
ペリジン−1−イル)−2−ヒドロキシプロポキシ}キ
ノリンを0.75g得た。
IR νcm-1(KBr):3380,2925,1610,1580,1568,1265,109
5,790,740,695 NMR δppm(CDCl3):1.55(m,4H),2.09(m,1H),2.3〜
2.5(m,2H),2.5〜2.7(m,2H),2.95(m,1H),3.09(m,
1H),3.6(br,2H),4.0〜4.25(m,3H),6.80(d.1H),
7.15(m,2H),7.2〜7.35(m,5H),7.4〜7.6(m,5H),7.
66(d,1H),8.53(dd,1H),8.81(dd,1H) 実施例8 5−[3−{4−(2,2−ジフェニルアセチル)ピペラ
ジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]−2−
メトキシキノリン a)5−ヒドロキシ−2−メトキシキノリン1.6gを用い
て実施例1−(a)に従って反応、処理を行ない5−
(2,3−エポキシプロポキシ)−2−メトキシキノリン
を1.4g得た。
NMR δppm(CDCl3):2.82(dd,1H),2.95(t,1H),3.4
〜3.5(m,1H),4.0〜4.2(m,1H),4.06(s,3H),4.38
(dd,1H),6.71(dd,1H),6.86(d,1H),7.4〜7.55(m,
2H),8.42(d,1H) b)上記によって合成されたエポキシ体0.7gとN−(2,
2−ジフェニルアセチル)ピペラジン1.0gを用いて実施
例1−(b)に従って反応、処理を行ない、5−[3−
{4−(2,2−ジフェニルアセチル)ピペラジン−1−
イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]−2−メトキシキ
ノリンを1.39g得た。
IR νcm-1(KBr):1630,1610,1590,1570,1430,1395,131
0,1240 NMR δppm(CDCl3):2.2〜2.8(m,6H),3.4〜3.6(m,2
H),3.6〜3.9(m,2H),3.9〜4.3(m,6H),5.19(s,1
H),6.6〜6.75(m,1H),6.85(d,1H),7.0〜7.6(m,14
H),8.34(d,1H) 実施例9 5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペ
ラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]−2
−メトキシキノリン 実施例8−(a)によって合成されたエポキシ体0.7gと
実施例2−(a)によって合成されたジベンゾスベラニ
ルピペラジン体0.92gを用いて実施例1−(b)に従っ
て反応、処理を行ない、上記化合物を1.22g得た。
IR νcm-1(KBr):3040,3000,2920,2800,1610,1595,157
0,1430,1395,1310,1200 NMR δppm(CDCl3):2.2〜2.9(m,12H),3.9〜4.2(m,6
H),4.05(s,3H),6.71(dd,1H),6.84(d,1H),7.0〜
7.3(m,8H),7.4〜7.52(m,2H),8.37(d,1H) 実施例10 5−(3−[N−{2−(N−ジフェニルメチル−N−
エチルアミノ)エチル}−N−エチルアミノ]−2−ヒ
ドロキシプロポキシ}キノリン a)N,N′−ジエチルエチレンジアミン21gとジフェニル
メチルクロライド7.3gを用いて実施例3−(a)に従っ
て反応、処理を行ない、N−ジフェニルメチル−N,N′
−ジエチルエチレンジアミンを4.2g得た。
NMR δppm(CDCl3):0.9〜1.4(m,6H),2.4〜3.2(m,8
H),4.8(s,1H),7.1〜7.8(m,10H) b)上記によって合成されたジアミン体1.52gと実施例
1−(a)によって合成されたエポキシ体1.08gを実施
例1−(b)に従って反応、処理を行ない、5−(3−
[N−{2−(N−ジフェニルメチル−N−エチルアミ
ノ)エチル}−N−エチルアミノ]−2−ヒドロキシプ
ロポキシ}キノリンを0.5g得た。
IR νcm-1(KBr):3400,1630,1590,1450,1410,1280,110
0 NMR δppm(CDCl3):1.0(m,6H),2.3〜2.9(m,10H),
3.95〜4.2(m,4H),6.85(d,1H),7.0〜7.85(m,11H),
8.55(d,1H),8.9(d,1H) 実施例11 5−{3−(4−(2,3,3′,4′−テトラメトキシジフ
ェニルメチル)ピペラジン−1−イル)−2−ヒドロキ
シプロポキシ}キノリン a)2,3,3′,4′−テトラメトキシベンズヒドロール3.4
5gを用いて実施例6−(b)に従って反応、処理を行な
って、N−(2,3,3′,4′−テトラメトキシジフェニル
メチル)ピペラジン3.1gを得た。
NMR δppm(CDCl3):1.9(s,1H),2.35(s,4H),2.85
(t,4H),3.8(s,12H),4.7(s,1H),6.75(m,2H),7.0
(m,3H),7.25(s,1H) b)上記によって合成されたピペラジン誘導体3.1gと実
施例1−(a)によって合成されたエポキシ体0.86gよ
り実施例1−(b)に従って反応、処理を行ない、5−
{3−(4−(2,3,3′,4′−テトラメトキシジフェニ
ルメチル)ピペラジン−1−イル)−2−ヒドロキシプ
ロポキシ}キノリンを1.82g得た。
IR νcm-1(KBr):3400,2920,1640,1595,1520,1480,142
0,1280 NMR δppm(CDCl3):1.8〜2.3(m,1H),2.3〜2.9(m,10
H),3.5〜4.0(s,12H),4.05〜4.4(m,3H),4.7(s,1
H),6.75(q,2H),6.85(d,1H),6.95〜7.1(m,3H),7.
25(s,1H),7.35(q,1H),7.55(t,1H),7.7(d,1H),
8.55(d,1H),8.9(q,1H) 実施例12 3−エチル−5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラ
ジン−1−イル)−2−ヒドロキシプロポキシ}キノリ
ン 3−エチル−5−ヒドロキシキノリン750mgをDMF10mlに
溶解させ、60%水素化ナトリウム180mgを添加した。50
℃で30分間攪拌した後、エピクロルヒドリン1.25gを加
え、90℃で3時間攪拌した。溶媒を留去し、残渣をクロ
ロホルムに溶解し、水洗を行なった。クロロホルム層を
乾燥後、濃縮し、残渣をエタノール10mlに溶解した。さ
らにN−ジフェニルメチルピペラジン750mgを加え、3
時間加熱還流した。
溶媒を留去し、残渣をクロロホルム:メタノール=50:1
を流出溶媒としてシリカゲルカラムクロマトで精製し、
3−エチル−5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラ
ジン−1−イル)−2−ヒドロキシプロポキシ}キノリ
ンを800mg得た。
IR νcm-1(KBr):3450,2805,1600,1578,1450,1262,109
0,742,705 NMR δppm(CDCl3):1.32(t,3H),2.3〜2.85(m,12
H),4.0〜4.25(m,4H),6.80(d,1H),7.1〜7.28(m,6
H),7.37〜7.5(m,5H),7.64(d,1H),8.28(d,1H),8.
73(d,1H) 実施例13 5−[3−{4−(ジフェニルメチレン)ピペリジン−
1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キノリン 4−(ジフェニルメチレン)ピペリジン1.25gを用いて
実施例1−(b)に従って反応、処理を行なって上記化
合物を0.96g得た。
NMR δppm(CDCl3):2.3〜3.0(m,10H),4.1〜4.4(m,3
H),6.87(d,1H),7.0〜7.5(m,11H),7.5〜7.8(m,2
H),8.5〜8.75(m,1H),8.75〜9.0(m,1H) 実施例14 5−[3−{4−(ジフェニルメチル)ピペリジン−1
−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キノリン 4−(ジフェニルメチル)ピペリジン1.09gを用いて実
施例1−(b)に従って反応、処理を行い、上記化合物
を0.14g得た。
NMR δppm(CDCl3+DMSO-d6):1.6〜1.9(m,4H),2.3〜
2.5(m,1H),2.5〜2.7(m,3H),2.7〜3.0(m,1H),3.0
〜3.3(m,1H),3.3〜3.7(m,3H),4.1〜4.3(m,2H),4.
55〜4.75(m,1H),6.83〜6.94(m,1H),7,68〜7.70(m,
13H),8.6〜8.7(m,1H),8.84〜8.92(m,1H) 実施例15 5−[2−ヒドロキシ−3−{4−(フェニル−2−ピ
リジルメチル)ピペラジン−1−イル}プロポキシ]キ
ノリン N−(フェニル−2−ピリジルメチル)ピペラジン0.93
gを用いて実施例1−(b)に従って反応、処理を行な
い、上記化合物を1.22g得た。
NMR δppm(CDCl3):1.57(s,1H),2.3〜2.9(m,10H),
4.05〜4.30(m,3H),4.45(s,1H),6.87(d,1H),7.05
〜7.72(m,12H),8.52(d,1H),8.58(d,1H),8.90(d
d,1H) 実施例16 5−[3−{4−(2,2−ジフェニルアセチル)ピペラ
ジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キノリ
ン 実施例1−(a)によって合成されたエポキシ体0.85g
とN−(2,2−ジフェニルアセチル)ピペラジン1.12gを
用いて実施例1−(b)に従って反応、処理を行ない、
上記化合物を1.2g得た。
NMR δppm(CDCl3):2.1〜2.3(m,1H),2.3〜2.75(m,5
H),3.3〜3.6(m,3H),3.6〜3.8(m,2H),4.05〜4.25
(m,3H),5.18(s,1H),6.83(d,1H),7.1〜7.45(m,11
H),7.57(t,1H),7.69(d,1H),8.4〜8.55(m,1H) 実施例17 5−[3−{4−(2,2−ジフェニルエチル)ピペラジ
ン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キノリン 実施例1−(a)によって合成されたエポキシ体0.85g
とN−(2,2−ジフェニルエチル)ピペラジン1.07gを用
いて実施例1−(b)に従って反応、処理を行ない、上
記化合物を1.2g得た。
NMR δppm(CDCl3):2.3〜2.75(m,10H),2.97(d,2
H),4.0〜4.25(m,4H),6.85(d,1H),7.10〜7.70(m,1
3H),8.45〜8.55(m,1H),8.80〜8.92(m,1H) 実施例18 5−[3−{4−(5−ジベンゾスベラニル)ピペラジ
ン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]−2−ク
ロロキノリン a)2−クロロ−5−ヒドロキシキノリン0.8gを用いて
実施例1−(a)に従って反応、処理して2−クロロ−
5−(2.3−エポキシプロポキシ)キノリンを0.62g得
た。
IR νcm-1(KBr):3040,2980,2820,1610,1580,1490,146
0,1395,1370,1290,1260,1200,1170,1140,1130,1075,106
0,900,860,820,790,740 b)上記によって合成されたエポキシ体0.32gと実施例
2−(a)によって合成されたN−(ジベンゾスベラニ
ル)ピペラジン体0.37gを用いて実施例1−(b)に従
って反応、処理を行ない5−[3−{4−(ジベンゾス
ベラニル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプ
ロポキシ]−2−クロロキノリンを0.63g得た。
NMR δppm(CDCl3):2.15〜2.9(m,12H),3.9〜4.25
(m,6H),6.75〜6.95(m,1H),6.95〜7.40(m,9H),7.5
8(d,1H),8.47(d,1H) 実施例19 5−[3−{4−(ジフェニル−ヒドロキシメチル)ピ
ペリジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]−
2−クロロキノリン 実施例18−(a)によって合成されたエポキシ体0.31g
と4−(ジフェニル−ヒドロキシメチル)ピペリジン0.
35gを用いて実施例1−(b)に従って反応、処理を行
ない、上記化合物を0.52g得た。
NMR δppm(CDCl3):1.35〜1.6(m,4H),1.95〜2.7(m,
6H),2.8〜3.0(m,1H),3.0〜3.2(m,1H),4.0〜4.25
(m,3H),6.8〜6.9(m,1H),7.1〜7.65(m,13H),8.48
(d,1H) 実施例20 5−[3−{4−(5−ジベンゾスベレニル)ピペラジ
ン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キノリン 実施例1−(a)によって合成されたエポキシ体0.4gと
N−(ジベンゾスベレニル)ピペラジン0.6gを用いて、
実施例1−(b)に従って反応、処理を行ない、上記化
合物を0.85g得た。
NMR δppm(CDCl3):1.9〜2.7(m,10H),4.0〜4.25(m,
3H),4.29(s,1H),6.82(d,1H),6.96(s,2H),7.15〜
7.80(m,11H),8.40〜8.50(m,1H),8.80〜8.90(m,1
H) 実施例21 2,4−ジメチル−5−[3−{4−(6,11−ジヒドロジ
ベンゾ[b,e]オキセピン−11−イル)ピペラジン−1
−イル)−2−ヒドロキシプロポキシ}キノリン 実施例5−(b)によって得られた2,4−ジメチル−5
−ヒドロキシキノリン0.8gと実施例6−(b)によって
得られた11−ピペラジノ−6,11−ジヒドロ−ジベンゾ
[b,e]オキセピン1.04gを用いて実施例5−(c)に従
って反応、処理を行ない、上記化合物を1.6g得た。
IR νcm-1(KBr):3400,1630,1595,1440,1380,1260 NMR δppm(CDCl3):2.25〜2.6(m,10H),2.6(s,3H),
2.85(s,3H),3.9(s,1H),4.05〜4.25(m,3H),4.7
(d,1H),6.8(m,4H),6.95(s,1H),7.05〜7.35(m,6
H),7.5(t,1H),7.6(d,1H) 実施例22 5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペ
ラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]−2,
4−ジメチルキノリン 実施例5−(b)によって合成された2.4−ジメチル−
5−ヒドロキシキノリン0.8gと実施例2−(a)によっ
て合成されたジベンゾスベラニルピペラジン1.04gを用
いて実施例5−(c)に従って反応、処理を行ない、上
記化合物を1.6g得た。
NMR δppm(CDCl3):2.2〜2.9(m,12H),2.62(s,3H),
2.83(s,3H),3.9〜4.25(m,6H),6.75(d,1H),6.95〜
7.25(m,9H),7.48(t,1H),7.59(d,1H) 実施例23 5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−ヒドロキシプロポキシ)−6−メチルキノリ
ン a)3−アミノ−6−メチルフェノール3.48gとグリセ
ロール5.5mlとm−ニトロベンゼンスルホン酸ナトリウ
ム7gを80%硫酸水溶液20mlに溶解させ150℃で1時間加
熱攪拌した。
冷却後、水酸化ナトリウム水溶液で中和しpH8〜9とし
た。
水層をろ過除去し、残渣をメタノールに溶解し不溶物を
ろ別した。
メタノール溶液を濃縮し、クロロホルム:メタノール=
25:1を流出溶媒としてシリカゲルカラムクロマトで精製
し5−ヒドロキシ−6−メチルキノリン0.17gと7−ヒ
ドロキシ−6−メチルキノリン1.6gを得た。
5−ヒドロキシ−6−メチルキノリン IR νcm-1(KBr):1578,1255,1178,1082,915,800 NMR δppm(DMSO-d6):2.4(s,3H),7.42(dd,1H),7.5
(s,2H),8.62(dd,1H),8.78(dd,1H),9.3(br,1H) 7−ヒドロキシ−6−メチルキノリン NMR δppm(DMSO-d6):2.38(s,3H),7.31(dd,1H)7.4
(s,1H),7.7(s,1H),8.20(dd,1H),8.72(dd,1H) b)ジフェニルメチルピペラジン5.04gとエピクロルヒ
ドリン5.5gをアセトン50mlに溶解しトリエチルアミン4.
2mlを加えた。
2時間加熱還流後溶媒で減圧留去し残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトで精製し、4−(3−クロル−2−ヒドロ
キシプロピル)−1−ジフェニルメチルピペラジンを2.
9gと4−(2,3−エポキシプロピル)−1−ジフェニル
メチルピペラジン2.8gを得た。
4−(3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル)−1−ジ
フェニルメチルピペラジン NMR δppm(CDCl3):2.2〜2.9(m,10H),3.5〜4.0(m,3
H),4.20(s,1H),7.0〜7.5(m,10H) 4−(2,3−エポキシプロピル)−1−ジフェニルメチ
ルピペラジン NMR δppm(CDCl3):2.1〜2.8(m,12H),2.9〜3.1(m,1
H),4.20(s,1H),7.0〜7.5(m,10H) c)上記(a)によって合成された、5−ヒドロキシ−
6−メチルキノリン170mgと上記(b)によって合成さ
れた4−(3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル)−1
−ジフェニルメチルピペラジン395mgを乾燥THF10ml中に
溶解し、t−BuOK143mgを加えた。
ついで、10時間加熱還流したのち、塩化アンモニウム水
溶液へあけ、クロロホルムで抽出した。無水硫酸マグネ
シウムで乾燥し、濃縮した。
残渣をクロロホルム:メタノール50:1を流出溶媒とし
て、シリカゲルカラムクロマトで精製して、5−{3−
(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イル)−2−
ヒドロキシプロポキシ}−6−メチルキノリンを100mg
得た。
NMR δppm(CDCl3):3.46(s,3H),2.2〜3.0(m,10H),
3.7(br,s,1H),3.8〜4.1(m,2H),4.0〜4.2(m,1H),
4.23(s,1H),7.7〜7.0(m,12H),7.88(d,1H),8.60
(dd,1H),8.86(dd,1H) 実施例24 5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−ヒドロキシプロポキシ}−8−メチルキノリ
ン a)3−アミノ−4−メチルフェノール3.9gとグリセロ
ール7mlとm−ニトロベンゼンスルホン酸ナトリウム8.7
gを80%硫酸水溶液29mlを用い実施例23−(a)に従っ
て反応、処理し5−ヒドロキシ−8−メチルキノリンを
290mg得た。
NMR δppm(DMSO-d6):6.8(d,1H)7.3(d,1H),7.3(d
d,1H),8.5(dd,1H),7.8(dd,1H),10.0(br,s,1H) b)上記によって合成された5−ヒドロキシ−8−メチ
ルキノリン360mgと実施例23−(b)によって合成され
た4−(3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル)−1−
ジフェニルメチルピペラジン1.39gとt−BuOK300mgを用
いて実施例23−(c)に従って反応、処理し、5−{3
−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イル)−2
−ヒドロキシプロポキシ}−8−メチルキノリンを120m
g得た。
IR νcm-1(KBr):3350,2900,1610,1580,1540,1430,136
0,1270,1230,1200,1080,900,800,740,690 NMR δppm(CDCl3):2.4〜2.7(m,10H),3.79(br,s,1
H),4.0〜4.2(m,3H),4.2(s,1H),6.7(d,1H),7.1〜
7.4(m,12H),8.5(dd,1H),8.9(dd,1H) 実施例25 5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−ヒドロキシプロポキシ}−8−メトキシキノ
リン a)3−アミノ−4−メトキシフェノール2.25gとグリ
セロール3.7mlとm−ニトロベンゼンスルホン酸ナトリ
ウムを用いて実施例23−(a)に従って反応、処理し、
5−ヒドロキシ−8−メトキシキノリンを180mg得た。
NMR δppm(CDCl3+DMSO-d6:4.0(s,3H),6.90(s,2
H),7.41(dd,1H),8.58(dd,1H),8.90(dd,1H),9.30
(br,1H) b)上記によって合成された5−ヒドロキシ−8−メト
キシキノリン180mgを用いて実施例23−(c)に従って
反応、処理し、5−{3−(4−ジフェニルメチルピペ
ラジン−1−イル)−2−ヒドロキシプロポキシ}−8
−メトキシキノリン140mgを得た。
IR νcm-1(KBr):3360,2500,1620,1580,1540,1470,144
0,1400,1370,1280,1100,900,800,730 NMR δppm(CDCl3):2.5〜2.8(m,10H),3.28(br.s,1
H),4.03(s,3H),4.0〜4.2(m,2H),4.24(s,1H),6.7
7(d,1H),6.90(d,1H),7.15〜7.45(m,11H),8.54(d
d,1H),8.93(dd,1H) 実施例26 5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−ヒドロキシプロポキシ}−8−ニトロキノリ
ン 5−ヒドロキシ−8−ニトロキノリン180mgを用いて実
施例23−(c)に従って反応、処理し、上記化合物を15
mg得た。
IR νcm-1(KBr):3350,2900,2400,1610,1570,1510,142
0,1310,1270,1180,1080,1000,900,730 NMR δppm(CDCl3):2.5〜2.9(m,10H),4.2〜4.3(m,4
H),6.7(d,1H),7.1〜7.4(m,11H),8.2(d,1H),8.7
(dd,1H),9.1(dd,1H) 実施例27 5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−ヒドロキシプロピルアミノ}キノリン 5−アミノキノリン1.11gと実施例23−(b)によって
合成された4−(3−クロロ−2−ヒドロキシプロピ
ル)−1−ジフェニルメチルピペラジン1.19gをクロロ
ホルム20ml中に溶解し、オートクレーブを用いて180℃
〜200℃に4時間加熱した。
反応液を濃縮し、残渣を酢酸エチルを流出溶媒とし、シ
リカゲルカラムクロマトで精製し、5−{3−(4−ジ
フェニルピペラジン−1−イル)−2−ヒドロキシプロ
ピルアミノ}キノリンを460mg得た。
IR νcm-1(KBr):3220,2500,1620,1570,1510,1410,133
0,1290,1010, NMR δppm(CDCl3):2.2〜2.8(m,10H),3.1〜3.5(m,2
H),3.6(br,1H),4.0〜4.2(m,1H),4.21(s,1H),5.1
(br,1H),6.57(d,1H),7.1〜7.5(m,12H),8.25(d.1
H),8.84(d,1H) 実施例28 5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−ヒドロキシプロピルアミノ}−8−メトキシ
キノリン 5−アミノ−8−メトキシキノリン1.81gと実施例23−
(b)によって合成された4−(3−クロロ−2−ヒド
ロキシプロピル)−1−ジフェニルメチルピペラジン1.
23gを用いて実施例27に従って反応、処理し、5−{3
−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イル)−2
−ヒドロキシプロピルアミノ}−8−メトキシキノリン
200mgを得た。
IR νcm-1(KBr):3350,2900,2780,1600,1580,1470,144
0,1390,1270,1090,990,730,690 NMR δppm(CDCl3):2.4〜2.7(m,10H),3.09(dd,1
H),3.30(dd,1H),4.0(s,3H),4.0〜4.2(m,1H),4.2
2(s,1H),4.5(br,1H),6.54(d,1H),6.92(d,1H),
7,1〜7,4(m,11H),8.25(dd,1H),8.90(dd,1H) 実施例29 5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−ヒドロキシプロポキシ}−8−クロロキノリ
ン 8−クロロ−5−ヒドロキシキノリン0.64gと実施例23
−(b)によって合成された4−クロロ−2−ヒドロキ
シプロピル)−1−ジフェニルメチルピペラジン1.48g
を用い、実施例23−(c)に従って反応、処理を行な
い、5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1
−イル)−2−ヒドロキシプロポキシ}−8−クロロキ
ノリンを0.68g得た。
IR νcm-1(KBr):3400,2920,2800,1600,1580,1300,125
0,1150,1080,1000 NMR δppm(CDCl3):2.1〜3.3(m,10H),4.0〜4.2(m,4
H),4.22(s,1H),6.70(d,1H),7.07〜7.45(m,11H),
7.67(d,1H),8.58(dd,1H),9.02(dd,1H) 実施例30 N−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−ヒドロキシプロピル}−N−メチル−5−キ
ノリンアミン a)5−アミノキノリン7.2gとオルトギ酸エチル40mlを
混合し5時間加熱還流した。過剰のオルトギ酸エチルを
留去した後、残渣を無水エタノール250mlに溶解し、氷
冷下に水素化ホウ素ナトリウム3.8gを加えた。室温で1
夜放置し、さらに40〜50℃に2時間加熱した。
溶媒を減圧留去した後、水を加えた。塩化メチレンで抽
出し、無水芒硝で乾燥した。溶媒を留去し、残渣をエー
テルで洗浄すると5−(メチルアミノ)キノリンが3.3g
得られた。
NMR δppm(CDCl3):3.05(d,3H),4.4(dr,1H),6.6
(dd,1H),7.1〜7.7(m,3H),8.2(dd,1H),8.8(dd,1
H) b)上記によって合成された5−(メチルアミノ)キノ
リン0.59gをTHF15mlに溶解し、氷冷下に1.6Mn-BuLiヘキ
サン溶液2.36mlを加えた。次いで、実施例23−(b)に
よって合成された4−(3−クロロ−2−ヒドロキシプ
ロピル)−1−ジフェニルメチルピペラジン1.42gをTHF
8mlに溶解したものを加えた。さらに、1.6Mn-BuLiヘキ
サン溶液2.36mlを加え、室温で1夜放置した。塩化アン
モニウム水溶液へ反応液を加え、塩化メチレンで抽出し
た。
無水硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮し、残渣を塩化メ
チレン:メタノール=20:1を流出溶媒として、シリカゲ
ルカラムクロマトで精製し、N−3−(4−ジフェニル
メチルピペラジン−1−イル)−2−ヒドロキシプロピ
ル}−N−メチル−5−キノリンアミンを230mg得た。
IR νcm-1(KBr):3400,2600,1630,1590,1450,1410 NMR δppm(CDCl3):2.1〜2.6(m,6H),2.90(s,3H),
3.00(dd,1H).3.19(dd,1H),3.59(br,s,1H),3.95〜
4.03(m,1H),4.20(s,1H),7.0〜7.5(m,12H),7.58
(dd,1H),7.85(d,1H),8.69(d,1H),8.86(d,1H) 実施例31 5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−ヒドロキシプロピルチオ}キノリン 5−キノリンチオール200mgと実施例23−(b)によっ
て合成された4−(3−クロロ−2−ヒドロキシプロピ
ル)−1−(ジフェニルメチル)ピペラジン1.2gを用い
て実施例23−(c)に従って反応、処理を行ない、5−
{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イル)
−2−ヒドロキシプロピルチオ}キノリンを130mg得
た。
NMR δppm(CDCl3):2.2〜(m,10H),3.0〜3.1(m,2
H),3.9(m,1H),4.20(s,1H),7.1〜7.8(m,13H),8.0
0(d,1H),8.75(d,1H),8.93(d,1H) 実施例32 5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)プロポキシ}キノリン a)5−ヒドロキシキノリン1.0gと1,3−ジブロモプロ
パン2.1gを用い、t−BuOK0.78gを塩基として実施例1
−(a)に従って反応、処理を行ない、5−(3−ブロ
モプロポキシ)キノリン0.65gを得た。
b)上記によって合成されたブロモ体0.65gとN−ジフ
ェニルメチルピペラジン0.62gを用いて実施例1−
(b)に従って反応、処理を行ない、5−3−(4−ジ
フェニルメチルピペラジン−1−イル)プロポキシ}キ
ノリンを0.65g得た。
IR νcm-1(KBr):3400,1600,1450,1420,1380,1280,110
0 NMR δppm(CDCl3):2.0〜2.15(t,2H),2.3〜2.7(m,1
0H),4.15(t,2H),4.23(s,1H),6.81(d,1H),7.16〜
7.7(m,13H),8.55(d,1H),8.88(d,1H) 実施例33 5−{4−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)ブトキシ}キノリン 5−ヒドロキシキノリン1.0gと1,4−ジブロモブタン2.3
gを用いて、実施例32−(a)に従って反応、処理を行
ない、5−(4−ブロモブトキシ)キノリン0.78gを得
た。さらにN−ジフェニルメチルピペラジン0.78gを実
施例32−(b)に従って反応、処理を行ない、上記化合
物を0.8g得た。
IR νcm-1(KBr):3420,1635,1595,1415,1280 NMR δppm(CDCl3):1.7〜2.1(m,4H),2.3〜2.8(m,10
H),4.1〜4.3(m,3H),6.8(d,1H),7.1〜7.8(m,13
H),8.55(d,1H),8.9(d,1H) 実施例34 5−{2−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)エトキシ}キノリン 5−ヒドロキシキノリン1.05gと1,2−ジブロモエタン2.
04gを用いて、実施例32−(a)に従って反応、処理を
行ない、5−(2−ブロモエトキシ)キノリン0.2gを得
た。
さらに、N−ジフェニルメチルピペラジン0.2gを用い
て、実施例32−(b)に従って反応、処理を行ない、上
記化合物を0.1g得た。
NMR δppm(CDCl3):2.4〜3.2(m,10H),4.2〜4.5(m,3
H),6.85(d,1H),7.1〜7.8(m,13H),8.5(d,1H),8.9
(d,1H) 実施例35 5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)プロピオンアミド}キノリン a)5−アミノキノリン4.5gを塩化メチレン60mlに溶解
し、3−クロルプロピオン酸クロライド10.5gとトリエ
チルアミン9gを加えた。室温で1夜放置後、1N水酸化ナ
トリウム水溶液を加え塩化メチレンで抽出した。重曹水
で2回洗浄後、乾燥、濃縮して結晶を得た。塩化メチレ
ンで結晶を洗浄し、ろ取して5−(3−クロロプロピオ
ンアミド)キノリンを結晶として2.2g得た。
NMR δppm(CDCl3):2.9(t,2H),3.3(s,1H),3.9(t,
2H),7.0〜8.5(m,5H),8.9(dd,1H) b)上記によって合成されたクロロ化合物1.1gと実施例
1−(b)によって合成されたN−ジフェニルメチルピ
ペラジン1.2gをエタノール溶媒中、実施例1−(b)に
従って反応、処理し5−{3−(4−ジフェニルメチル
ピペラジン−1−イル)プロピオンアミド)}キノリン
を1.0g得た。
IR νcm-1(KBr):3420,2580,1690,1630,1600,1550,142
0,1370,1280 NMR δppm(CDCl3):2.4〜3.9(m,12H),4.29(s,1H),
7.1〜7.5(m,11H),7.69(t,1H),7.88(d,1H),8.21
(d,1H),8.35(d,1H),8.92(d,1H),11.09(s,1H) 実施例36 5−{3−(4−(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペ
ラジン−1−イル)プロピオンアミド)}キノリン 実施例35−(a)によって合成されたクロロ体1.1gと実
施例2−(a)によって合成されたN−(ジベンゾスベ
ラン−5−イル)ピペラジン1.32gをエタノール溶媒
中、実施例1−(b)に従って反応、処理し5−{3−
(4−(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペラジン−1
−イル)プロピオンアミド)}キノリンを1.6g得た。
IR νcm-1(KBr):3400,2620,1690,1630,1590,1530,141
0,1280 NMR δppm(CDCl3):2.2〜3.0(m,14H),3.9〜4.1(m,3
H),7.0〜7.2(m,8H),7.50(dd,1H),7.73(t,1H),7.
92(d,1H),8.20(d,1H),8.46(d,1H),9.01(d,1H),
11.1(s,1H) 実施例37 5−{N−メチル−(3−(4−ジフェニルメチルピペ
ラジン−1−イル)プロピオンアミド)}キノリン 実施例30−(a)により合成された5−(メチルアミ
ノ)キノリン474mgを塩化メチレン30ml中に溶解し、室
温で3−クロロプロピオン酸クロライド850mgとトリエ
チルアミン0.5mlを加えた。室温で1夜放置後、1N水酸
化ナトリウム水溶液を加えアルカリ性とした。塩化メチ
レンで抽出し、重曹水で2回洗浄し、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥した。溶媒を減圧留去し、残留物へN−(ジ
フェニルメチル)ピペラジン756mgを加え、エタノール
溶媒中、実施例1−(b)に従って反応、処理して5−
{N−メチル(3−(4−ジフェニルメチルピペラジン
−1−イル)プロピオンアミド}キノリン880mgを得
た。
IR νcm-1(KBr):3400,2520,1650,1500,1410,1120 NMR δppm(CDCl3):1.9〜2.50(m,10H),2.64(br,t,2
H),3.34(s,3H),4.13(s,1H),7.0〜7.5(m,12H),7.
72(dd,1H),8.1〜8.2(m,2H),8.97(dd,1H) 実施例38 5−{N−メチル−(3−(4−(ジベンゾスベラン−
5−イル)ピペラジン−1−イル)プロピオンアミ
ド)}−キノリン 実施例37に従い、5−(メチルアミノ)キノリン474mg
と3−クロロプロピオン酸クロライド850mgを反応させ
た。さらに、実施例2−(a)によって合成されたN−
(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペラジン834mgをエ
タノール溶媒中、実施例1−(b)に従って反応、処理
し5−{N−メチル−(3−(4−ジベンゾスベラニル
ピペラジン−1−イル)プロピオンアミド)}−キノリ
ンを1.02g得た。
IR νcm-1(KBr):3400,2900,2500,1650,1590,1410,112
0 NMR δppm(CDCl3):1.7(br,1H),1.8〜2.4(m,12H),
2.5〜2.6(m,2H),2.6〜2.9(m,2H),3.34(s,3H),3.8
6(s,1H),3.8〜4.0(m,2H),7.0〜7.7(m,13H),8.1〜
8.15(m,2H),8.98(dd,1H) 実施例39 5−[N−アセチル−{2−アセトキシ−3−(4−ジ
フェニルメチルピペラジン−1−イル)プロピルアミ
ノ}]キノリン 実施例27によって合成された5−{3−(4−ジフェニ
ルメチルピペラジン−1−イル)−2−ヒドロキシプロ
ピルアミノ}−キノリン1.0gを無水酢酸4.5gに溶解し、
1夜放置した。重曹水へあけ、塩化メチレンで抽出し
た。無水硫酸マグネシウムで乾燥し、濃縮後、残渣を酢
酸エチルを流出溶媒としてシリカゲルカラムクロマトで
精製し、上記化合物を1.05g得た。
NMR δppm(CDCl3):1.69(s,3H),1.77(s,3H),2.1〜
2.7(m,8H),3.37(dd,1H),3.69(dd,1H),4.10(s,1
H),3.34(dd,1H),3.61(dd,1H),4.61(dd,1H) 実施例40 5−[N−アセチル{3−(4−ジフェニルメチルピペ
ラジン−1−イル)−2−ヒドロキシプロピルアミ
ノ}]キノリン 実施例39によって合成された5−[N−アセチル−{2
−アセトキシ−3−(4−ジフェニルメチルピペラジン
−1−イル)プロピルアミノ}]キノリン0.55gと炭酸
カリウム0.5gをメタノール10mlと水5mlの混合溶媒中に
加え室温で1夜放置した。塩化メチレンで抽出し、無水
硫酸マグネシウムで乾燥後、濃縮して上記化合物を0.5g
得た。
NMR δppm(CDCl3):1.74(s,3H),2.1〜2.9(m,10H),
3.4〜3.6(m,1H),3.8〜4.2(m,3H),7.1〜7.8(m,13
H),8.1〜8.3(m,2H),8.96〜8.99(m,1H) 実施例41 2−クロロ−5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラ
ジン−1−イル)−2−ヒドロキシプロポキシ}キノリ
ン 2−クロロ−5−ヒドロキシキノリン1gと実施例23−
(b)によって合成された4−(3−クロロ−2−ヒド
ロキシプロピル)−1−ジフェニルメチルピペラジン2.
88gを用い、実施例23−(c)に従って反応、処理を行
ない、2−クロロ−5−{3−(4−ジフェニルメチル
ピペラジン−1−イル)−2−ヒドロキシプロポキシ}
キノリンを1.39g得た。
NMR δppm(DMSO-d6):2.2〜2.4(m,4H),2.4〜2.7(m,
6H),3.9〜4.3(m,4H),4.91(s,1H),6.9〜7.7(m,14
H),8.64(d,1H) 実施例42 5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−ヒドロキシプロポキシ}−2−メトキシキノ
リン 5−ヒドロキシ−2−メトキシキノリン0.6gと実施例23
−(b)によって合成された4−(3−クロロ−2−ヒ
ドロキシプロピル)−1−ジフェニルメチルピペラジン
1.93gを用いて、実施例23−(c)に従って反応、処理
を行ない、5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジ
ン−1−イル)−2−ヒドロキシプロポキシ}−2−メ
トキシキノリン1.2gを得た。
NMR δppm(DMSO-d6):2.2〜2.7(m,4H),2.4〜2.7
(m,6H),3.9〜4.15(m,6H),4.19(s,1H),4.83(s,1
H),6.75〜6.9(m,2H),7.05〜7.55(m,12H),8.46(d,
1H) 実施例43 5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−ヒドロキシプロポキシ}イソキノリン a)5−ヒドロキシイソキノリン3.55g、エピクロルヒ
ドリン3.4gおよび炭酸カリウム5.0gをアセトン40mlと混
合し6時間加熱還流した。不溶物濾去後、溶媒を留去
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精
製した。クロロホルム:メタノール=100:1で流出する
と、目的物である5−(2,3−エポキシプロポキシ)イ
ソキノリンが1.6g油状物として得られた。
IR νcm-1(liq.film):3480,2920,1670,1580,1490,139
0,1280,1250 b)上記得られたエポキシ体0.8gとN−ジフェニルメチ
ルピペラジン1.0gをエタノール20mlに溶解させ、2時間
加熱還流した。反応後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトグラフィーにて精製した。クロロホル
ム:メタノール=50:1で流出すると、目的物である5−
{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イル)
−2−ヒドロキシ}イソキノリンで粉末として0.7g得ら
れた。
IR νcm-1(KBr):3420,2820,1620,1580,1490,1450 NMR δppm(CDCl3):2.2〜3.0(m,10H),3.8(s,1H),
4.15(s,2H),4.25(s,2H),6.9〜7.8(m,13H),8.0
(d,1H),8.5(d,1H),9.2(d,1H) 実施例44 5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペ
ラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]イソ
キノリン 実施例43,a)にて得られたエポキシ体0.93gと、実施例
2,a)にて得られたピペラジン体1.29gとをエタノール20
mlに溶解させ、2時間加熱還流した。反応後、溶媒を留
去し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて
精製した。クロロホルム:メタノール=50:1で流出する
と、目的物である5−[3−{4−(ジベンゾスベラン
−5−イル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシ
プロポキシ]イソキノリンが粉末として1.14g得られ
た。
IR νcm-1(KBr):3400,2920,2800,1580,1490,1450,139
0,1280,1110 NMR δppm(CDCl3):3.6〜4.4(m,7H),6.9〜7.6(m,11
H),8.0(d,1H),8.5(m,1H),9.15(s,1H) 実施例45 5−{3−(4−ジフェニルメチルホモピペラジン−1
−イル)−2−ヒドロキシプロポキシ}イソキノリン 実施例43,a)にて得られたエポキシ体0.74gとN−ジフ
ェニルメチルホモピペラジン0.97gとをエタノール20ml
に溶解させ、2時間加熱還流した。反応後、溶媒を留去
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトにて精製した。ク
ロロホルム:メタノール=50:1で流出すると、目的物で
ある5−{3−(4−ジフェニルメチルホモピペラジン
−1−イル)−2−ヒドロキシプロポキシ}イソキノリ
ンが1.04g粉末として得られた。
NMR δppm(CDCl3): 1.8(t,2H),2.3〜3.3(m,10H),4.0(s,1H),4.15(s,
3H),4.55(s,1H),6.8〜7.7(m,13H)8.0(d,1H),8.5
(dd,1H),9.15(s,1H) 実施例46 4−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−ヒドロキシプロポキシ}キノリン 4−ヒドロキシキノリン3.55g、エピクロルヒドリン3.4
gおよび炭酸カリウム5gをアセトン50mlに混合し、6時
間加熱還流した。不溶物を濾去後、溶媒を留去し、残渣
をシリカゲルカラムクロマトにて精製した。クロロホル
ム:メタノール=100:1で流出し、4−(2,3−エポキシ
プロポキシ)キノリン2.1gを油状物として得た。さらに
このエポキシ体1.6gと、N−ジフェニルメチルピペラジ
ン2.0gをエタノール40mlに溶解させ、2時間加熱還流し
た。反応後溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラムクロ
マトにて精製した。クロロホルム:メタノール=50:1で
流出すると目的物である4−{3−(4−ジフェニルメ
チルピペラジン−1−イル)−2−ヒドロキシプロポキ
シ}キノリンが粉末として1.5g得られた。
IR νcm-1(KBr):3400,2800,1630,1580,1490,1450,123
0,1010 NMR δppm(CDCl3): 2.0〜3.0(m,10H),3.5〜3.9(m,1H), 3.9〜4.6(m,3H),5.85(d,1H), 6.9〜7.8(m,14H),8.1(d,1H) 実施例47 8−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−ヒドロキシプロポキシ}イソキノリン 8−ヒドロキシイソキノリン80mgと実施例23−(b)で
得られた4−(3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル)
−1−ジフェニルメチルピペラジン204mgとを乾燥THF15
mlに溶解し、t−ブトキシカリウム68mgを添加した後室
温で20時間攪拌した。反応液を飽和塩化アンモニウム水
溶液15ml中へ注ぎ、塩化メチレン150mlで抽出した。無
水芒硝で乾燥した後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲル
薄層クロマトにて精製した。クロロホルム:メタノール
=25:1で展開し、分離・精製すると、8−{3−(4−
ジフェニルメチルピペラジン−1−イル)−2−ヒドロ
キシプロポキシ)イソキノリンが粉末として70mg得られ
た。
IR νcm-1(KBr):3400,2800,1570,1450,1390,1280,112
0 NMR δppm(CDCl3): 2.4〜3.0(m,10H),3.7(br,s,1H), 4.0〜4.5(m,4H),6.96(d,1H),7.1〜7.8(m,13H),8.
56(d,1H),9.60(s,1H) 実施例48 1−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−ヒドロキシプロポキシ}イソキノリン 1−ヒドロキシイソキノリン1gを乾燥DMF20mlに溶解
し、t−ブトキシカリウム0.77gを添加し、50℃で30分
間加熱攪拌した。反応液にエピクロルヒドリン1.91gを
加え、90℃で2時間加熱攪拌した。溶媒を減圧下留去し
て残渣にエタノールを加え、析出塩を濾去後、エタノー
ル溶液に活性炭を加え、精製した。エタノール溶液を30
mlに調整し、ジフェニルメチルピペラジン1gを添加後、
2.5時間加熱還流した。溶媒を留去し、残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトにより精製した、クロロホルム:メタ
ノール=50:1で流出すると、目的物である1−{3−
(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イル)−2−
ヒドロキシプロポキシ}イソキノリンが粉末として1.94
g得られた。
NMR δppm(CDCl3): 2.0〜2.8(m,8H),2.9(d,2H),3.4〜4.5(m,5H),6.5
(dd,1H),6.8〜7.9(m,14H)8.4(dd,1H) 実施例49 8−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−ヒドロキシプロポキシ}−キノリン 8−ヒドロキシキノリン200mgと実施例23−(b)で得
られたピペラジン体319mgとを乾燥THF5mlに溶解し、さ
らにt−ブトキシカリウム120mgを添加した。室温で5
日間攪拌した後、1規定の水酸化ナトリウム水溶液20ml
に注ぎ、塩化メチレン100mlで抽出した。塩化メチレン
溶液は、希水酸化ナトリウム水洗液で洗浄後、無水芒硝
で乾燥した。溶媒を留去後、残渣をシリカゲルカラムク
ロマトにて精製した。クロロホルム:メタノール=50:1
で流出すると目的物である8−{3−(4−ジフェニル
メチルピペラジン−1−イル)−2−ヒドロキシプロポ
キシ}キノリンが粉末として45mg得られた。
IR νcm-1(KBr):3350,2800,1500,1450,1320,1110 NMR δppm(CDCl3): 2.2〜3.0(m,10H),4.1〜4.8(m,4H), 4.9(br,S,1H),7.0〜7.8(m,14H), 8.15(dd,1H),8.85(dd,1H) 実施例50 5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−ヒドロキシプロポキシ}キノキサリン 5−ヒドロキシキノキサリン1gと乾燥DMF20mlに溶解
し、t−ブトキシカリウム0.78gを添加し、50℃で30分
間加熱攪拌した。反応液にエピクロルヒドリン1.9gを加
え、90℃で3時間加熱攪拌した。溶媒を減圧下留去して
残渣に水を加え、クロロホルム50mlで抽出した。クロロ
ホルム液は無水芒硝で乾燥した後、留去し残渣をシリカ
ゲルカラムクロマトにて精製した。クロロホルム:メタ
ノール=100:1で流出すると、油状物として5−(2,3−
エポキシプロポキシ)キノキサリンが0.28g得られた。
このエポキシ体0.28gとN−ジフェニルメチルピペラジ
ン0.35gをエタノール10mlに溶解させ、3時間加熱還流
した。反応後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲルカラム
クロマトにて精製した。クロロホルム:メタノール=5
0:1で流出すると目的物の5−{3−(4−ジフェニル
メチルピペラジン−1−イル)−2−ヒドロキシプロポ
キシ}−キノキサリンが粉末として0.12g得られた。
IR νcm-1(KBr):3360,2980,1600,1560,1480,1460,144
0,1290,1100 NMR δppm(CDCl3): 2.2〜3.2(m,10H),3.8(s,1H),4.1〜4.6(m,4H),7.0
〜8.0(m,13H),8.7〜9,1(m,2H) 実施例51 5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−ヒドロキシプロポキシ}キナゾリン 5−ヒドロキシキナゾリン2gを乾燥DMF30mlに溶解し、
t−ブトキシカリウム1.5gを添加し、50℃で1時間加熱
攪拌した。反応液にエピクロルヒドリン4gを加え、90℃
で3時間加熱攪拌した。溶媒を減圧下で留去し、残渣を
シリカゲルカラムクロマトにて精製した。クロロホル
ム:メタノール=100:1で流出すると、油状物として5
−(2,3−エポキシプロポキシ)キナゾリンが0.84g得ら
れた。このエポキシ体0.84gとN−ジフェニルメチルピ
ペラジン1.05gとをエタノール20mlに溶解させ、3時間
加熱還流した。反応後、溶媒を留去し、残渣をシリカゲ
ルカラムクロマトにて精製した。クロロホルム:メタノ
ール=50:1で流出すると目的物の5−{3−(4−ジフ
ェニルメチルピペラジン−1−イル)−2−ヒドロキシ
プロポキシ}−キナゾリンが粉末として0.48g得られ
た。
IR νcm-1(KBr):3400,2800,1610,1580,1130 NMR δppm(CDCl3): 2.2〜3.0(m,10H),3.4(br,s,1H), 2.0〜2.3(m,4H),6.9〜7.9(m,13H), 9.28(s,1H),9.70(s,1H) 実施例52 5[3−{4−((4−ピリジル)−フェニルメチル)
ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]
キノリン N−{(4−ピリジル)−フェニルメチル}ピペラジン
を用いて実施例1−(b)に従って反応、処理を行い上
記化合物を得た。
NMR δppm:(CDCl3) 2.3〜3.9(m,10H),4.05〜4.20(m,3H),4.25(s,1H),
6.85(d,1H), 7.2〜7.4(m,8H),7.58(t.1H), 7.70(d,1H),8.50(d,1H),8.55(d,1H),8,89(d,1
H) IR νcm-1(KBr): 3350,1620,1590,1410,1370,1270.1100,780 実施例53 2,4−ジメチル−5−[3−{4−(α,α−ジフェニ
ルアセチル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシ
プロポキシ]キノリン 実施例5−(b)によって得られた2,4−ジメチル−5
−ヒドロキシキノリンとN−(α,α−ジフェニルアセ
チル)ピペラジンを用いて実施例1−(a),(b)に
従って反応、処理を行い上記化合物を得た。
IR νcm-1(KBr)(HCl塩): 3350(br.),1630,1595,1430,1380,1260,1090,1025,73
5,690 NMR 270MHz(CDCl3)δppm: 2.10〜2.72(m,5H),2.63(s,3H), 2.83(s,3H),3.30〜3.60(m,3H), 3.60〜3.80(m,2H),4.00〜4.20(m,2H), 5.19(s,1H),6.75(d,1H),6.99(s,1H), 7.20〜7.40(m,10H),7.47(tr,1H), 7.60(d,1H) 実施例54 2−トリフルオロメチル−4−メチル−5−[3−{4
−(ジベンゾスベラン−5−イル)−ピペラジン−1−
イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キノリン 実施例5−a),b)においてアセチルアセトンの代りに
α,α,α−トリフルオロアセトンを用いて同様に反
応、処理を行って、2−トリフルオロメチル−4−メチ
ル−5−ヒドロキシキノリンを得た。さらにN−(ジベ
ンゾスベラン−5−イル)ピペラジンを用いて実施例1
−(a),(b)に従って反応、処理を行い上記化合物
を得た。
NMR (CDCl3)δppm: 2.20〜2.90(m,12H),2.76(s,3H) 3.92〜4.25(m,6H),6.95〜7.20(m,9H), 7.55〜7.75(m,3H) IR (KBr)νcm-1: 2920,2800,1590,1370,1350,1330,1270,1180,1140,750 実施例55 2−トリフルオロメチル−4−メチル−5−[3−{4
−(α,α−ジフェニルアセチル)ピペラジン−1−イ
ル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キノリン 実施例54で得られた2−トリフルオロメチル−4−メチ
ル−5−ヒドロキシキノリンとN−(α,α−ジフェニ
ルアセチル)ピペリジンを用いて実施例1−(a),
(b)に従って反応、処理を行い上記化合物を得た。
NMR (CDCl3)δppm: 2.15-2.70(m,6H),2.77(s,3H), 3.40-3.55(m,2H),3.65-3.80(m,2H), 4.00-4.35(m,3H),5.20(s,1H), 7.00(d,1H,J=7.41),7.10-7.50(m,10H), 7.60-7.80(m,3H) IR (KBr)νcm-1: 1630,1595,1450,1430,1380,1350,1270,1160,1140 実施例56 2−トリフルオロメチル−4−メチル−5−{3−(4
−(ジフェニルメチルピペラジン−1−イル)−2−ヒ
ドロキシプロポキシ}キノリン 実施例54で得られた2−トリフルオロメチル−4−メチ
ル−5−ヒドロキシキノリンとN−ジフェニルメチルピ
ペラジンを用いて実施例1−(a),(b)に従って反
応処理を行い上記化合物を得た。
NMR (CDCl3)δppm: 2.20-2.90(m,10H),2.77(s,3H) 4.00-4.35(m,4H),7.02(d,1H,J=7.92Hz), 7.10-7.55(m,10H),7.55〜7.80(m,3H) IR (KBr)νcm-1: 2800,1595,1450,1380,1350,1330,1270,1180,1140 実施例57 5−[3−{4−(ビス−(4−フルオロフェニル)メ
チル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポ
キシ}キノリン 実施例1−(a)によって得られたエポキシ体とN−
{ビス−(4−フルオロフェニル)メチル}ピペラジン
を用いて実施例1−(b)に従って反応、処理を行い上
記化合物を得た。
3400,1630,1590,1510,1410,1280,1230 NMR (CDCl3)δppm: 2.1-2.9(10H,bm),4.1-4.3(3H,m), 6.85〜7.75(12H,m),8.55(1H,dd), 8.9(1H,dd) 実施例58 5−[3−{4−((4−クロロフェニル)−フェニル
メチル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロ
ポキシ}キノリン 実施例1−(a)によって得られたエポキシ体とN−
{(4−クロロフェニル)−フェニルメチル}ピペラジ
ンを用いて実施例1−(b)に従って反応、処理を行い
上記化合物を得た。
3400,1630,1590,1410,1380,1280 NMR (CDCl3)δppm: 2.17-2.93(10H,bm),4.1-4.3(4H,m), 6.85(1H,d),7.16-7.74(12H,m), 8.55(1H,dd),8.9(1H,dd) 実施例59 5−[3−{4−(ビス−(4−メトキシフェニル)メ
チル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポ
キシ}キノリン 実施例1−(a)によって得られたエポキシ体とN−
{4−ビス(4−メトキシフェニル)メチルピペラジン
を用いて実施例1−(b)に従って反応、処理を行い上
記化合物を得た。
3400,1635,1610,1595,1510,1410,1280,1250 NMR (CDCl3)δppm: 2.34-2.76(10H,bm),3.75(6H,s), 4.11-4.24(4H,m),6.80-6.87(5H,m), 7.26-7.39(5H,m),7.55-7.71(2H,m), 8.57(1H,d),8.89(1H,dd) 実施例60 5−[3−{4−(イミノジベンジル−5−カルボニ
ル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキ
シ}キノリン 実施例1−(a)によって得られたエポキシ体とN−
(イミノジベンジル−5−カルボニル)ピペラジンを用
いて実施例1−(b)に従って反応、処理を行い上記化
合物を得た。
3400,1640,1600,1490,1415,1380,1280 NMR (CDCl3)δppm: 2.3-2.4(2H,m),2.53-2.61(4H,m), 3.15(4H,s),3.40(4H,m), 4.10-4.22(3H,m),6.85(1H,d), 7.09-7.71(11H,m),8.52(1H,dd), 8.90(1H.dd) 実施例61 2,4−ジメチル−5−[3−{4−(イミノジベンジル
−5−カルボニル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒド
ロキシプロポキシ}キノリン 実施例5によって得られたエポキシ体とN−(イミノジ
ベンジル−5−カルボニル)ピペラジンを用いて実施例
1−(b)に従って反応、処理を行い上記化合物を得
た。
NMR (CDCl3)δppm: 1.8-2.15(1H,m),2.26-2.40(2H,m), 2.50-2.60(4H,m),2.64(3H,s), 2.84(3H,s),3.16(4H,s),3.40(4H,s), 4.10-4.20(3H,m),6.77(1H,d), 6.99(1H,s),7.09-7.62(10H,m) 3400,3240,1640,1600,1480,1440,1390,1270,1260 実施例62 5−[3−{N′−(ジベンゾスベラン−5−イル)エ
チレンジアミノ}−2−ヒドロキシプロポキシ]キノリ
ン 実施例1−(a)によって得られたエポキシ体とN−
(ジベンゾスベラン−5−イル)エチレンジアミンを用
いて実施例1−(b)に従って反応、処理を行い上記化
合物を得た。
NMR (CDCl3)δppm: 2.20-2.59(2H,bs),2.60−3.0(8H,m), 3.56-3.72(2H,m),4.04-4.25(3H,m), 4.77(1H,s),8.82(1H,d), 7.08-7.75(11H,m),8.53(1H,dd), 8.87(1H,dd) 3400,2920,1630,1590,1410,1380,1280,1100 実施例63 5−[3−{N,N′−ジメチル−N′−(ジベンゾスベ
ラン−5−イル)エチレンジアミノ}−2−ヒドロキシ
プロポキシ]キノリン 実施例1−(a)によって得られたエポキシ体とN,N′
−ジメチル−N′−(ジベンゾスベラン−5−イル)エ
チレンジアミンを用いて実施例1−(b)に従って反
応、処理を行い上記化合物を得た。
NMR (CDCl3)δppm: 2.13(6H,d),2.4−2.55(5H,m), 2.56-2.90(3H,m),3.90-4.20(6H,m), 6.85(1H,d),6.98-7.75(11H,m), 8.57(1H,dd),8.92(1H,dd) 3400,2920,1630,1590,1470,1410,1370,1280,1100 実施例64 2−メチルチオ−5−[3−{4−(ジベンゾスベラン
−5−イル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキシ
プロポキシ]キノリン 2−メチルチオ−5−ヒドロキシキノリンを実施例1−
(a)に従ってエポキシ体としN−(ジベンゾスベラン
−5−イル)ピペラジンと反応、処理を行い上記化合物
を得た。
NMR (CDCl3)δppm: 2.20-2.85(m,12H),2.67(s,3H), 3.85-4.20(m,6H),6.74(d,1H,J=8.9), 6.95-7.30(m,9H),7.40-7.55(m,2H), 8.26(d,1H,J=8.9) 1615,1600,1575,1480,1440,1390,1335,1285,1250,1125 実施例65 2−メチルチオ−5−[3−{4−(α,α.−ジフェ
ニルアセチル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒドロキ
シプロポキシ]キノリン 2−メチルチオ−5−ヒドロキシキノリンを実施例1−
(a)に従ってエポキシ体としN−(α,α−ジフェニ
ルアセチル)ピペラジンと反応、処理を行い上記化合物
を得た。
NMR (CDCl3)δppm: 2.15-2.25(m,1H),2.35〜2.70(m,5H), 2.68(s,3H),3.40-3.55(m,2H),3.65-3.80(m,2H),
4.05-4.20(m,3H),6.75(d,1H,j=8.4),7.15-7.35
(m,11H),7.45-7.55(m,2H),8.38(d,1H,J=8.91) 1630,1580,1440,1420,1390,1250,1130,1070,1020 実施例66 2,4−ジメチル−5−[3−{N,N′−ジメチル−N′−
(ジベンゾスベラン−5−イル)エチレンジアミノ}−
2−ヒドロキシプロポキシ]キノリン 実施例5によって得られたエポキシ体とN,N′−ジメチ
ル−N′−(ジベンゾスベラン−5−イル)エチレンジ
アミンを用いて実施例1−(b)に従って反応、処理を
行い上記化合物を得た。
NMR (CDCl3)δppm: 2.12(6H,d),2.40-2.6(5H,m), 2.65(3H,s),2.70-2.90(5H,m), 3.93-4.10(6H,m),6.77(1H,d), 7.00-7.20(9H,m),7.45-7.65(2H,m) 実施例67 2,4−ジメチル−5−[3−(4−ジフェニルメチレン
ピペリジン−1−イル)2−ヒドロキシプロポキシ]キ
ノリン 実施例5によって得られたエポキシ体と4−ジフェニル
メチレンピペリジンを用いて実施例1−(b)に従って
反応、処理を行い上記化合物を得た。
NMR (CDCl3)δppm: 1.74-1.97(1H,bm)2.35-2.60(6H,m), 2.62-2.95(10H,m),4.05-4.30(3H,m), 6.80−(1H,d),7.00(1H,s) 7.10-7.35(10H,m),7.45-7.65(2H,m) 3380,2900,2640,1630,1600,1470,1440,1380,1270 実施例68 5−(3−[N−{(3−(ジベンゾスベラン−5−イ
ンデン)プロピル}−N−メチルアミノ]−2−ヒドロ
キシプロポキシ)キノリン 実施例1−(a)によって得られたエポキシ体とN−
{3−(ジベンゾスベラン−5−インデン)プロピル}
−N−メチルアミンとを実施例1−(b)に従って反
応、処理を行い上記化合物を得た。
NMR (CDCl3)δppm: 1.45-2.05(5H,bm).2.28(3H,s), 2.31-2.85(6H,m),3.2-3.5(1H,bm), 4.05-4.35(3H,m),6.8-7.76(12H,m), 8.52-8.58(1H,m),8.89-8.93(1H,m) 3360,2640,1630,1590,1475,1410,1370,1270,1100 実施例69 5−{3−(3,3−ジフェニルプロピルアミノ)−2−
ヒドロキシプロポキシ}キノリン 実施例1−(a)により得られたエポキシ体と3,3−ジ
フェニルプロピルアミンとを用いて実施例1−(b)に
従って反応、処理を行い上記化合物を得た。
NMR (CDCl3)δppm: 2.43-2.60(m,2H),2.80-3.15(m,3H), 4.90-5.20(m,5H),6.67(d,1H,J=7.42), 7.05-7.45(m,11H),7.45-7.80(m,2H), 8.53(d,1H,J=8.4),8.80-8.95(1H,m) IR (KBr)νcm-1: 1610,1580,1490,1460,1400,1360,1315,1270,1200,1170,
1140 実施例70 5−{3−(2,2−ジフェニルエチルアミノ)−2−ヒ
ドロキシプロポキシ}キノリン 実施例1−(a)により得られたエポキシ体と2,2−ジ
フェニルエチルアミンとを用いて実施例1−(b)に従
って反応、処理を行い上記化合物を得た。
NMR (CDCl3)δppm: 2.85-3.40(m,3H),4.00-4.28(m,5H), 6.82(d,1H,J=7.42),7.05-7.40(m,11H), 7.52-7.72(m,2H),8.45-8.55(m,1H), 8.85-8.90(1H,m) IR (KBr)νcm-1(HCl塩): 1620,1580,1480,1440,1400,1370,1270,1200,1170,1140 実施例71 2−メチルスルホニル−5−[3−{4−(ジベンゾス
ベラン−5−イル)ピペラジン−1−イル}−2−ヒド
ロキシプロポキシ]キノリン 2−メチルスルホニル−5−ヒドロキシキノリンを実施
例1−(a)に従ってエポキシ体とし、N−(ジベンゾ
スベラン−5−イル)ピペラジンと反応、処理を行い上
記化合物を得た。
NMR (CDCl3)δppm: 2.20-2.90(m,12H),3.35(s,3H), 3.90-4.30(m,6H),6.95-7.25(m,9H) 7.66-7.82(m,2H),8.07(d,1H,J=8.4), 8.83(d,1H,J=8.91) IR (KBr)νcm-1: 1640,1610,1575,1465,1450,1300,1270,1160,1140,1120 実施例72 5−[3−{4−(キサンテン−9−イル)ピペラジン
−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キノリン 実施例1−(a)により得られたエポキシ体とN−(キ
サテン−9−イル)ピペラジンとを用いて実施例1−
(b)に従って反応、処理を行い上記化合物を得た。
NMR δppm(CDCl3): 2.3-2.7(m,10H),4.0-4.15(m,3H), 4.83(s,1H),6.81(d,1H),7.1-7.4(m,9H), 7.56(t,1H),7.67(d,1H),8.52(d,1H), 8.88(d,1H) IR (KBr)νcm-1: 3400,2800,1580,1460,1440,1240,980,740 実施例73 5−[3−{N−メチル−3−(5−イミノジベンジ
ル)プロピルアミノ}−2−ヒドロキシプロポキシ]キ
ノリン 実施例1−(a)により得られたエポキシ体とデシプラ
ミンとを用いて実施例1−(b)に従って反応、処理を
行い上記化合物を得た。
NMR (CDCl3)δppm: 1.65-1.76(2H,m),2.18(3H,s), 2.37-2.58(4H,m),3.11(4H,s), 3.67-3.86(2H,m),3.98-4.10(3H,m), 6.74-6.86(3H,m),6.97-7.08(6H,m), 7.27-7.32(1H,m),7.48-7.67(2H,m), 8.42-8.50(1H,m),8.81-8.84(1H,dd) 3380,2640,1630,1590,1485,1470,1410,1380,1280,1110 実施例74 5−{3−(4−ジフェニルメチルピペラジン−1−イ
ル)−2−ヒドロキシプロピルチオ}キノリン 実施例23−(b)によって製造された4−(3−クロロ
−2−ヒドロキシプロピル)−1−ジフェニルメチルピ
ペラジン1.2gと5−メルカプトキノリン220mgとをクロ
ロホルム10mlに溶解し、DBUを311mg添加した後、室温で
12日間放置した。反応液を水20mlに注ぎ、塩化メチレン
で2回抽出した。有機層を分離し、無水芒硝で乾燥した
後、減圧下留去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフ
ィー(AcOEt流出)にて精製し、上記化合物を130mg得
た。
3300,2520,1620,1580,1420,1390,1360,1290,1070,910 NMR δppm(CDCl3): 2.3-2.7(m,12H),3.8-3.9(m,1H), 4.21(s,1H),7.1-7.7(m,13H), 8.00(dd,1H),8.75(dd,1H),8.94(dd,1H) 実施例75 5−{3−[4−(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペ
ラジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロピルチオ]キ
ノリン 実施例23−(b)において、ジフェニルメチルルピペラ
ジンの代りに4−(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペ
ラジンを用いて製造された、4−(3−クロロ−2−ヒ
ドロキシプロピル)−1−(ジベンゾスベラン−5−イ
ル)ピペラジン932mgと5−メルカプトキノリン270mgを
用いて実施例74に従って反応、処理を行い、上記化合物
を220mg得た。
3300,2500,1580,1390,1360,1300,1070,860,760,650,620 NMR δppm(CDCl3): 2.1-2.7(m,12H),2.7-2.9(m,2H), 3.8-4.1(m,4H),7.0-7.8(m,11H), 8.00(d,1H),8.75(dd,1H),8.93(dd,1H) 実施例76 5−[3−{4−(5−ジベンゾスベラニル)ピペラジ
ン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]−2,4−
ジトリフルオロメチルキノリン a)2,4−ジトリフルオロメチル−5−ヒドロキシキノ
リン0.38gを用い実施例1−(a)に従って、反応、処
理し、2,4−ジトリフルオロメチル−5−(2,3)−エポ
キシプロポキシ)キノリンを0.18g得た。
NMR δppm(CDCl3): 2.7-2.8(m,1H),2.9-3.0(m,1H), 3.4-3.5(m,1H),4.1-4.4(m,2H), 7.19(d,1H),7.81(t,1H),7.96(d,1H), 8.08(s,1H) b)上記によって合成されたエポキシ体0.18gと5−
(ジベンゾスベラニル)ピペラジン0.16gを用いて実施
例1−(b)に従って反応、処理し、5−[3−{4−
(5−ジベンゾスベラニル)ピペラジン−1−イル}−
2−ヒドロキシプロポキシ]−2,4−ジトリフルオロメ
チルキノリンを0.3g得た。
NMR δppm(CDCl3): 2.16-2.90(m,12H),3.9-4.3(m,6H), 7.0-7.3(m,10H),7.80(t,1H), 7.94(d,1H),8.05(s,1H) 実施例77 5−[3−{4−(ジベンゾスベレン−5−イリデン)
ピペリジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]
キノリン 実施例1−(a)によって合成されたエポキシ体1.65g
と4−(ジベンゾスベレン−5−イリデン)ピペリジン
1.66gを用い実施例1−(b)に従って反応、処理を行
ないし、5−[3−{4−(ジベンゾスベレン−5−イ
リデン)ピペリジン}−2−ヒドロキシプロポキシ]キ
ノリンを1.32g得た。
IR νcm-1(KBr): 3400,2700,1645,1590,1410,1105,790 NMR δppm(CDCl3): 2.1-2.9(m,10H),3.9-4.2(m,3H), 6.78(d,1H),6.86(s,2H),7.1-7.3(m,8H), 7.50(t,1H),7.63(d,1H),8.47(d,1H), 8.81(d,1H) 実施例78 5−[2−ヒドロキシ−3−{4−(5−ヒドロキシジ
ベンゾスベラン−5−イル)ピペリジン−1−イル}プ
ロポキシ]キノリン 実施例1−(a)によって合成されたエポキシ体0.80g
と4−(5−ヒドロキシジベンゾスベラン−5−イル)
ピペリジン0.78gを用い、実施例1−(b)に従って反
応し、5−[2−ヒドロキシ−3−{4−(5−ヒドロ
キシベンゾスベラン−5−イル)ピペリジニルプロポキ
シ}]キノリンを0.99g得た。
IR νcm-1(KBr): 3400,2700,1630,1590,1410,1280,1105,790 NMR δppm(CDCl3): 1.2-2.6(m,12H),2.9-3.05(m,2H), 3.43-3.52(m,2H),4.0-4.1(m,1H), 4.15(d,2H),6.82(d,1H),7.0-7.2(m,6H), 7.33(dd,1H),7.55(t,1H),7.65(d,1H), 7.80(d,2H),8.51(d,1H),8.66(dd,1H) 実施例79 5−[2−ヒドロキシ−3−{4−(5−ヒドロキシジ
ベンゾスベレン−5−イル)ピペリジン−1−イル}プ
ロポキシ]キノリン 実施例1−(a)によって合成されたエポキシ体1.08g
と4−(5−ヒドロキシジベンゾスベレン−5−イル)
ピペリジン1.6gを用いて実施例1−(b)に従って反
応、処理し5−[2−ヒドロキシ−3−{4−(5−ヒ
ドロキシベンゾスベレン−5−イル)ピペリジニル}プ
ロポキシ]キノリン1.41g得た。
IR νcm-1(KBr): 3350,2700,1630,1590,1410,1280,1105,790 NMR δppm(CDCl3): 1.4(t,2H),1.7(t,1H),2.0(t,1H), 2.4-3.0(m,8H),4.0-4.2(m,3H), 6.79(d,1H),6.92(s,2H),7.1-7.4(m,7H), 7.52(t,1H),7.65(dd,1H),7.87(dd,2H), 8.45(dd,1H),8.83(dd,1H) 実施例80 5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5−イリデン)
ピペリジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]
キノリン 実施例1−(a)によって合成されたエポキシ体0.4gと
4−(ジベンゾスベラン−5−イリデン)ピペリジン0.
41gを用いて実施例1−(b)に従って反応、処理し5
−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5−イリデン)ピ
ペリジン}−2−ヒドロキシプロポキシ]キノリンを0.
4g得た。
IR νcm-1(KBr): 3400,2920,1630,1590,1410,1280,1100,790 NMR δppm(CDCl3): 2.3-3.0(m.12H),3.3-3.5(m,2H), 4.0-4.3(m,3H),6.82(d,1H), 6.9-7.2(m,8H),7.32(dd,1H), 7.54(t,1H),7.66(d,1H),8.52(dd,1H), 8.85(dd,1H) 実施例81 5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペ
リジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キノ
リン 実施例1−(a)によって合成されたエポキシ体1.45g
と4−(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペリジン1.6g
を用いて実施例1−(b)に従って反応、処理し5−
[3−{4−(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペリジ
ン}−2−ヒドロキシプロポキシ]キノリンを0.97g得
た。
IR νcm-1(KBr): 3400,2700,1630,1590,1410,1280,1105,790 NMR δppm(CDCl3): 2.1-3.0(m,12H),3.3-3.5(m,2H), 4.0-4.3(m.3H),6.83(d,1H), 7.0-7.1(m,8H),7.33(dd,1H), 7.54(t,1H),7.66(d,1H),8.52(d,1H), 8.86(dd,1H) 実施例82 5−[3−[N−メチル−N−{3−(5H−10,11−ジ
ヒドロ−ジベンゾ[b,f]アゼピン−5−イル)プロピ
ル}アミノ]−2−ヒドロキシプロポキシ]キノリン 実施例1−(a)によって合成されたエポキシ体0.67g
と5H−10,11−ジヒドロ−5−{3−(メチルアミノ)
プロピル}−ジベンゾ[b,f]アゼピン1.0gを用いて実
施例1−(b)に従って反応、処理し5−[3−[N−
メチル−N−{3−(5H−10,11−ジヒドロ−ジベンゾ
[b,f]アゼピニル)プロピル}アミノ]−2−ヒドロ
キシプロポキシ]キノリンを1.07g得た。
IR νcm-1(KBr): 3380,2660,1630,1590,1485,1410,1280,1110 NMR δppm(CDCl3): 1.70(m,2H),2.20(s,3H), 2.35-2.61(m,4H),3.10(s,4H), 3.65-3.80(m,2H),3.95-4.15(m,3H), 4.20-4.35(m.1H).6.7-6.9(m,3H), 6.95-7.15(m,6H),7.30(m,1H), 7.45-7.70(m,2H),8.45(m,1H),8.85(m,1H) 実施例83 5−[3−{4−(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペ
ラジン−1−イル}プロポキシ]キノリン 実施例32−(a)によって合成されたキノリン体0.6gと
5−(ジベンゾスベラニル)ピペラジン0.63gを用いて
実施例1−(b)に従って反応、処理し5−[3−{4
−(ジベンゾスベラン−5−イル)ピペラジン−1−イ
ル}プロポキシ]キノリンを0.7g得た。
IR νcm-1(KBr): 3420,1640,1600,1420,1380,1285,1110 NMR δppm(CDCl3): 2.0-2.95(m,14H),3.8-4.10(m,3H), 4.13-4.25(m.2H),6.83(d,1H), 7.0-7.2(m,8H),7.35(m,1H), 7.51-7.70(m,2H),8.55(dd,1H), 8.9(dd,1H) 実施例84 5−[3−{4−(ジフェニルメチレン)ピペリジン−
1−イル}プロポキシ]キノリン 実施例32−(a)によって合成されたキノリン体0.55g
と4−(ジフェニルメチレン)ピペリジン0.68gを用い
て実施例1−(b)に従って反応、処理し5−[3−
{4−(ジフェニルメチレン)ピペリジン−1−イル}
プロポキシ]キノリンを59gを得た。
IR νcm-1(KBr): 3400,2920,1630,1590,1460,1410,1375,1280 NMR δppm(CDCl3): 2.1-2.7(m,12H),4.27(t,2H), 6.85(d.1H),7.1-7.4(m,11H), 7.56-7.7(m,2H),8.59(dd,1H), 8.9(dd,1H) 試験例1 薬剤耐性癌細胞内への抗癌剤取り込み増強効
果 ヒト卵巣癌細胞A2780のアドリアマイシン耐性株2780AD
(A.M.Roganら,Science,224巻,994-996頁,1984年)を5
%牛胎児血清を含むRPMI-1640培養液中に1×106個/ml
懸濁し、直径16cm、24穴のマルチウエル培養プレートに
1穴あたり1mlの癌細胞懸濁液を播種し、5%CO2、37℃
で培養した。24時間後に培養液を20nM3H−ビンクリスチ
ン(1×104dpm/pmol)、5%牛胎児血清、10mMヘペス
緩衝液を含むRPMI-1640培養液0.5mlと交換した。DMSOに
溶解した後、生理リン酸緩衝液で希釈した被験化合物を
5μl加え(反応液中濃度は1.0または10.0μg/ml)、
5%CO2、37℃で2時間培養を続けた後、細胞を冷却し
た生理リン酸緩衝液で洗浄した。これを0.5mlの0.2NNaO
Hを加え、バイアルに移し、56℃で30〜60分間温浴し、
細胞を溶解させた。アシッド・アクアゾール2を4ml加
え、液体シンチレーションカウンターで細胞内に取り込
まれた3H−ビンクリスチンの量を測定した。
効果は薬物無処理の対照群に取り込まれたビンスクリス
チンの量を100として、薬物処理群に取り込まれたビン
クリスチンの量を百分率(%)で表わした。結果を表1
に示す。
試験例2 抗癌剤の作用増強効果 ヒト骨髄性白血病細胞K562のアドリアマイシン耐性株K5
62/ADMを5%牛胎児血清を含むRPMI-1640培養液中に2
×104個/ml懸濁し、12×75mmチューブに1チューブあた
り2mlの癌細胞懸濁液を播種し、5%CO2、37℃で培養し
た。6時間後にビンクリスチン(0〜3000ng/ml)及び
被験化合物を反応中濃度が、0.3,1,3ng/mlになるように
加え、5%CO2、37℃で72時間培養を続けた。細胞懸濁
液を9.5ml ISOTON IIに加え、コールターカウンターで
細胞数をカウント後ビンクリスチンの50%増殖阻害濃度
IC50(ng/ml)を求めた。
表1記載の化合物について試験を行った結果を表2にIC
50値及び効果増強度(倍数を表2の括弧内に表示)で示
す。他の化合物についても同様に作用増強効果を示し
た。
試験例3 ビンクリスチン耐性マウス白血病担癌マウス
における制癌剤の作用増強効果 雌性CDFIマウスに106個のマウス白血病細胞P388のビン
クリスチン耐性株P388/VCRを腹腔内に移植し、ビンクリ
スチン及び被験化合物を同時に1日1回5日間腹腔内投
与した。
生存日数を観察し、対照群の生存日数を100として、薬
物処理群の生存日数を百分率(%)で表わした(T/
C)。結果を表3(a)〜(f)示す。
他の化合物についても同様に延命効果を示した。
フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07D 215/36 215/38 217/24 239/72 8615−4C 241/44 401/12 211 7602−4C 213 7602−4C 223 7602−4C 243 7602−4C 405/12 215 7602−4C (72)発明者 鈴木 常司 神奈川県横浜市栄区飯島町2882番地 (72)発明者 佐藤 若生 千葉県千葉市稲毛東3―20―13―602 (56)参考文献 特開 昭52−77020(JP,A) 特開 昭59−65076(JP,A) 特表 昭62−502963(JP,A)

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記一般式(I)で表わされる化合物及び
    その塩。 (式中、Aは酸素原子、硫黄原子、メチレン基、アミノ
    基又は−NR3−を表わし、その結合位置は縮合環上の可
    能なすべての位置をとるものとし、 (C*を不整炭素原子とするd形あるいはl形又はラセミ
    体) 又は−CO(CH2 nを、 を形成する事が出来、 E,F,GおよびHは炭素原子または窒素原子であり、縮合
    環がキノリン、イソキノリン、キノキサリンまたはキン
    ゾリン骨格を形成するように選ばれる。 R1,R2はそれぞれ独立して水素原子、ハロゲン原子、低
    級アルキル基、アミノ基、置換アミノ基、低級アルコキ
    シ基、低級アルキルチオ基、低級アルキルスルフォン
    基、トリフルオロメチル基、シアノ基、ニトロ基、アミ
    ド基又はヒドロキシ基を表わし、置換位置は縮合環上の
    可能なすべての位置をとり、縮合環を構成する2つの環
    上にそれぞれ1つずつ又は1つの環上に2つ同時に置換
    してもよく、 R3は、水素原子、低級アルキル基又はアシル基を、 R4は、水酸基、低級アルキルアミノ基、低級アルコキシ
    基、又は低級アシルオキシ基を、 R5,R6は、それぞれ独立して水素原子、低級アルキル基
    又はヒドロキシアルキル基を、 R7,R8,R9は、それぞれ独立して水素原子(但し、R7,R8,
    R9のうち2つ以上が水素原子であることはない)、水酸
    基、フェニル基、ピリジル基又は置換フェニル基を、 Iは酸素原子、 又は窒素原子を、 JはCH2 m、−CH=CH−、−OCH2−又は酸素原子を、 nは1ないし10の整数、mは0ないし2の整数を表わ
    す。)
  2. 【請求項2】下記一般式(II)で表わされる請求項1に
    記載の化合物およびその塩。 (式中、C*は不整炭素原子でありd形あるいはl形配置
    又はラセミ体を形成し、C′はピペラジン又はピペリジ
    ンを、D′は を、H,G,R1,R2,I及びJは一般式(I)と同じ意味を表
    わす。)
  3. 【請求項3】一般式(II)中、Gは炭素原子、Hは窒素
    原子、R1,R2はそれぞれ独立して水素原子、ハロゲン原
    子、低級アルキル、JはCH2又は−CH=CH−,Iは である請求項2に記載の化合物およびその塩。
  4. 【請求項4】一般式(II)中、 が縮合環の5位に置換している請求項3に記載の化合物
    およびその塩。
  5. 【請求項5】一般式(II)で表わされる化合物が5−
    [3−{4−ジベンゾスベラン−5−イル)ピペラジン
    −1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キノリンで
    ある請求項4に記載の化合物。
  6. 【請求項6】一般式(II)で表わされる化合物が5−
    [3−{4−ジフェニルメチレン)ピペリジン−1−イ
    ル}−2−ヒドロキシプロポキシキノリンである請求項
    4に記載の化合物。
  7. 【請求項7】一般式(II)で表わされる化合物が5−
    [3−{4−ジベンゾスベラン−5−イリデン)ピペリ
    ジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キノリ
    ンである請求項4に記載の化合物。
  8. 【請求項8】一般式(I)で表される化合物が 5−[3−{4−(2,2−ジフェニルアセチル)ピペラ
    ジン−1−イル}−2−ヒドロキシプロポキシ]キノリ
    ンである請求項1に記載の化合物。
  9. 【請求項9】次式で表わされる複素環化合物とエピハロ
    ゲノヒドリンとを塩基の存在下反応させ、相当するエポ
    キシ化合物へ誘導し、 (式中R1,R2,A,E,F,G,Hは一般式(I)と同じ、Xはハ
    ロゲン原子を表わす。) さらに、合成されたエポキシ化合物と相当するアミン誘
    導体を熱的に反応させる事により一般式(I)の化合物
    を合成する方法。
  10. 【請求項10】エピハロゲノヒドリンと相当するアミン
    誘導体とを熱的に反応、あるいは塩基存在下反応させ相
    当するエポキシ化合物及びヒドロキシハロゲン化合物へ
    誘導し、 (式中Xはハロゲン原子、C,Dは一般式(I)と同じ意
    味を示す。) さらに下記に表わされる複素環置換化合物と合成された
    エポキシ化合物またはヒドロキシハロゲン化合物を塩基
    または酸存在下または、熱的に反応することにより一般
    式(I)の化合物を合成する方法。 (式中R1,R2,A,C,D,E,F,G,Hは一般式(I)と同じ意
    味、Xはハロゲン原子を示す。)
  11. 【請求項11】次式で表わされる複素環化合物とジハロ
    ゲノアルキルとを塩基の存在下反応させ相当するハロゲ
    ノアルキル化合物へ誘導し、 (式中R1,R2,A,E,F,G,H,nは一般式(I)と同じ意味を
    示す。Xはハロゲン原子を示す。) さらに合成されたハロゲノアルキル化合物と相当するア
    ミン誘導体を熱的に反応させる事により一般式(I)の
    化合物を合成する方法。 (式中R1,R2,A,C,D,E,F,G,H,nは一般式(I)と同じ意
    味を表わす。Xはハロゲン原子を示す。)
  12. 【請求項12】次式で表わされる複素環化合物と酸ハロ
    ゲン化物、酸無水物を熱的、あるいは塩基存在下反応さ
    せ相当するハロゲン化物へ誘導し、 (式中R1,R2,A,E,F,G,H,X,nは一般式(I)と同じ意味
    を示す。) さらに合成されたハロゲン化物と相当するアミン誘導体
    を熱的に反応させる事により一般式(I)の化合物を合
    成する方法。 (式中R1,R2,A,C,D,E,F,G,H,n,Xは一般式(I)と同じ
    意味を表わす。)
  13. 【請求項13】5−ヒドロキシキノリン誘導体とエピク
    ロルヒドリンとを溶媒中で塩基の存在下反応させ、反応
    後溶媒を留去し残留物をクロロホルム抽出し、さらにシ
    リカゲルカラムクロマトにより精製することにより、エ
    ポキシ化合物を得、さらに該エポキシ化合物と、アミン
    誘導体 H−C′−D′ (C′,D′は一般式(II)と同じ意味を表す。)とを溶
    媒に溶融し加熱還流下反応させ、反応後溶媒を留去し、
    残渣をシリカゲルカラムクロマトにて精製することによ
    り、一般式(II)の化合物を合成する請求項9に記載の
    合成方法。
  14. 【請求項14】請求項1に記載された一般式(I)で表
    わされた化合物及びその塩を有効成分として成る制癌剤
    効果増強剤。
  15. 【請求項15】制癌剤が非代謝拮抗剤である請求項14に
    記載の効果増強剤。
  16. 【請求項16】非代謝拮抗剤がビンクリスチンまたはア
    ドリアマイシンである請求項15に記載の効果増強剤。
  17. 【請求項17】前記制癌剤効果増強剤が錠剤、顆粒剤、
    散剤、懸濁剤、カプセル剤又はシロップ剤の経口投与
    剤、又は注射剤、座剤、輸液用等張液である請求項14に
    記載の効果増強剤。
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