JPH0699302A - 工具保持装置 - Google Patents

工具保持装置

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JPH0699302A
JPH0699302A JP25167692A JP25167692A JPH0699302A JP H0699302 A JPH0699302 A JP H0699302A JP 25167692 A JP25167692 A JP 25167692A JP 25167692 A JP25167692 A JP 25167692A JP H0699302 A JPH0699302 A JP H0699302A
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JP
Japan
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tool holder
cramp
clamp
tool
holding device
Prior art date
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Pending
Application number
JP25167692A
Other languages
English (en)
Inventor
Masayuki Hara
政行 原
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CKD Corp
Original Assignee
CKD Corp
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Publication date
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Publication of JPH0699302A publication Critical patent/JPH0699302A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 工具ホルダの交換作業を迅速に行うことがで
きるのはもちろん、特殊な工具ホルダを使用する必要が
なく、しかも装置の大形化や複雑化を避けることができ
る工具保持装置を提供する。 【構成】 この工具保持装置は、工具ホルダ10の装着
部及び、回転可能な主軸2とを有している。クランプ部
材18はその主軸2に設けられ、工具ホルダ10のプル
スタッド12をクランプするクランプ位置と、クランプ
を解除するアンクランプ位置との間を移動可能である。
作動部材8,9,17はそのクランプ部材18をクラン
プ方向及びアンクランプ方向へ移動させる。弾性保持手
段16はクランプ作動部材8,9,17がアンクランプ
状態にあるときにクランプ部材18をクランプ位置にお
いて弾性的に保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マシニングセンター等
の工作機械における工具保持装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、マシニングセンターにおける工
具保持装置は、複数の鋼球により工具ホルダのプルスタ
ッドをクランプすることにより、工具ホルダを主軸に固
定保持するようになっている。そして、従来の工具保持
装置においては、工具ホルダを主軸から外すには前記鋼
球をアンクランプ位置に移動させるのみでよい。言い替
えれば、鋼球がアンクランプ位置に移動されれば、工具
ホルダに対する保持力が失われて工具ホルダを保持する
ことができず、工具ホルダが主軸から脱落してしまうも
のであった。
【0003】従って、従来、工具ホルダの交換に際して
は、主軸の回転が停止された後に、工具交換アームが工
具ホルダの位置に移動して、そのアームにより工具ホル
ダが脱落しないように把持される。そして、工具ホルダ
に対するクランプが解除された後に、同ホルダが工具交
換アームにより主軸から抜き取られていた。従って、従
来は、主軸の回転停止及びアームの移動、工具ホルダの
把持、アンクランプ動作、引き抜き動作を所定の順番に
従って行う必要があって、作業効率を向上し得なかっ
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この問題に対応するた
めに、例えば、実開平2ー126735号公報に記載の
工具保持装置が提案された。この装置においては、主軸
の内部に、リングスプリングを設けて、鋼球によるクラ
ンプが解除された後においても、工具ホルダがリングス
プリングにより弾性的に保持される。従って、工具交換
アームが工具ホルダを把持する前に、工具ホルダに対す
るクランプを解除しておいて、アームが工具ホルダを把
持すると同時に、工具ホルダを前記弾性保持力に抗して
抜き取ることが可能になる。すなわち、このように構成
した場合には、アームが工具ホルダを把持するのを待っ
て、クランプを解除する必要がなく、作業効率を向上で
きる。
【0005】ところが、この構成においては、工具ホル
ダにリングスプリングが係合する溝が必要であるため、
専用の工具ホルダを用意せざるを得ず、汎用性に乏しい
ものであった。しかも、この構成においては、主軸のプ
ルスタッドクランプ部とは別なところにリングスプリン
グの装着部を設ける必要があって、装置全体の大形化を
招くものであった。
【0006】一方、工具保持装置の外部に工具ホルダの
脱落防止装置を付設して、アンクランプ時における工具
ホルダの脱落を防止することも考えられる。しかし、こ
のような場合には、当然構成が複雑になる。
【0007】本発明の目的は、工具ホルダの交換作業を
迅速に行うことができるのはもちろん、特殊な工具ホル
ダを使用する必要がなく、しかも装置の大形化や複雑化
を避けることができる工具保持装置を提供することにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、工具ホルダの装着部を有し、回転可能
な主軸と、その主軸に設けられ、工具ホルダのプルスタ
ッドをクランプするクランプ位置と、クランプを解除す
るアンクランプ位置との間を移動可能なクランプ部材
と、そのクランプ部材をクランプ方向及びアンクランプ
方向へ移動させるクランプ作動部材と、クランプ作動部
材がアンクランプ状態にあるときに前記クランプ部材を
クランプ位置において弾性的に保持する弾性保持手段と
により構成したことをその要旨としている。
【0009】
【作用】従って、本発明によれば、クランプ部材による
クランプ状態が解除されても、クランプ部材はその位置
に弾性的に保持される。従って、クランプ解除後も工具
ホルダは主軸から脱落することがない。
【0010】
【実施例】以下に本発明をマシニングセンターにおける
工具保持装置に具体化した一実施例について図面に従っ
て説明する。
【0011】図1に示すように、マシニングセンターの
本体1に円筒状の主軸2が回転可能に支持されている。
その主軸2の内部にはドローバー3が多数の皿バネ4を
介して収容されている。ドローバー3は皿バネ4により
上方へ付勢されている。そのドローバー3の一端は主軸
2の上部の開口部5より突出され、主軸2の上方に隣接
されたアンクランプ用のシリンダ6のロッド7に対向さ
れている。一方、そのドローバー3の下端には円筒部8
が螺着され、その円筒部8は主軸2に嵌設固定されたガ
イドスリーブ9内に収容されている。工具ホルダ10は
主軸2の下端の装着部としてのテーパ部11に収容さ
れ、そのプルスタッド12が円筒部8に嵌入されてい
る。
【0012】この保持装置をさらに詳述すると、図2に
示すように、円筒部8の端部付近には長孔13が形成さ
れている。主軸2の内部に形成された段付き部15とガ
イドスリーブ9の間には、バネ16で上方へ付勢された
座金17が摺動可能に配設されている。座金17の上部
はテーパ状に形成されている。前記円筒部8の長孔13
に配設されたクランプ部材としての鋼球18は、その座
金17とガイドスリーブ9の端部に形成されたテーパ面
19と対向している。又、工具ホルダ10はそのプルス
タッド12をその鋼球18でクランプされて、主軸2の
テーパ部11に収容されている。プルスタッド12には
鍔部14が形成されている。円筒部8、ガイドスリーブ
9及び座金17によりクランプ作動部材が構成されてい
る。又、座金17及びバネ16により弾性保持手段が構
成されている。
【0013】なお、図示しないが、鋼球18が円筒部8
の内側に落下しないように、長孔13はその両側が斜状
をなして、長孔13の内側開口が外側開口よりも狭くな
っている。
【0014】又、ガイドスリーブ9の端部付近の主軸2
には、主軸2の中心線に対して直角に貫通孔20が形成
され、その貫通孔20には鋼球21及びバネ22が挿入
されてロック機構を構成している。このロック機構は座
金17がその鋼球21より下方に移動すると、バネ22
のバネ力により主軸2の中心方向に若干突出して、同バ
ネ22と前記バネ16とのバネ力のつり合いにより、突
出位置を保持されて座金17をロックする。
【0015】次に、以上のように構成された実施例につ
いて、作用を説明する。さて、図2の右側は工具ホルダ
10のクランプ状態を示すものである。この状態におい
ては、円筒部8がドローバー3とともに引き上げられ
て、鋼球21は円筒部8の長孔13の下縁により上方に
引き上げられている。このため、ガイドスリーブ9のテ
ーパ面19の作用により、鋼球21が内方へ移動されて
プルスタッド12がクランプされている。又、座金17
はバネ16のバネ力により鋼球21に追従して上方に位
置している。
【0016】このように工具ホルダ10が保持されてい
る状態で、その工具ホルダ10を交換する場合、先ずア
ンクランプ用のシリンダ6が作動され、そのロッド7が
下方に移動される。すると、このロッド7に当接され
て、主軸2内のドローバー3が押し下げられる。ドロー
バー3の先端に螺着された円筒部8はガイドスリーブ9
内を下方へ移動し、鋼球18と長孔13の下縁との係合
は解除される。しかしながら図2の2点鎖線で示すよう
に、この状態では鋼球18は、座金17と係合してバネ
16のバネ力によりクランプ位置で弾性的に保持され
る。このため、鋼球18はガイドスリーブ9のテーパ面
19及び座金17で引き続き押圧され、プルスタッド1
2は保持されている。従って、工具ホルダ10は主軸2
のテーパ部11に収容された状態を維持され、抜け落ち
ないように保持されて、アンクランプ用のシリンダ6は
復帰する。
【0017】この状態で、図示しない交換アームにより
工具ホルダ10が把持され、工具ホルダ10を下方に抜
き取ろうとすると、プルスタッド12は鋼球18を押圧
し、座金17をバネ16の反発力に抗して押し下げる。
これにともなって、鋼球18は主軸2の中心から外方へ
移動されるため、プルスタッド12はクランプ状態から
外れ工具ホルダ10は抜き取られることになる。
【0018】この時、座金17が押し下げられると、主
軸2に設けられたロック機構の鋼球21がバネ22によ
り主軸2の中心方向に押し出され、その座金17が上方
へ復帰しないようにロックされる。
【0019】そして、交換アームにより次の工具ホルダ
10が挿入されると、プルスタッド12の鍔部14が座
金17を押し上げる。すると、バネ16,22のバラン
スがくずれ、鋼球21が貫通孔20内に没入し、座金1
7は上昇する。
【0020】従って、鋼球18は引き上げられてテーパ
面及びガイドスリーブ9のテーパ面19の作用により内
側に移動される。こうして工具ホルダ10は再び主軸2
のテーパ部11に収容されて、鋼球21によりクランプ
され、主軸21に保持されることになる。
【0021】以上のように、この実施例の工具保持装置
においては、ドローバー3が移動されて、鋼球18によ
るクランプ状態が解除されても、鋼球18はクランプ状
態に弾性的に保持される。従って、クランプ解除後も工
具ホルダ10は主軸2から脱落することがなく、クラン
プ解除と工具交換アームの回動とを同時に行うことがで
きる。又、アンクランプ用のシリンダ6の復帰もアーム
との連動が不要となる。このため、工具交換に要する時
間を短くして、その交換作業を能率よく行うことができ
る。
【0022】しかも、工具ホルダ10に対する弾性的ク
ランプは、鋼球18により行われるため、工具ホルダ1
0に弾性力を受けるための新たな加工を施す必要がな
く、従来の工具ホルダ10をそのまま使用できる。加え
て、鋼球18により弾性力の付与が行われるため、工具
保持装置の鋼球部以外のところに弾性力付与手段を設け
たり、装置の外部に脱落防止手段を設けたりする必要が
なく、装置が大形化したり、複雑化したりすることはな
い。
【0023】なお、この発明は前記実施例の構成に限定
されるものではなく、例えば、シリンダ6のかわりに電
動モータやカム機構を利用する等、この発明の趣旨から
逸脱しない範囲で、任意に変更して具体化することも可
能である。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、工具ホルダがアンクラ
ンプの状態になっても工具ホルダが弾性的に保持され落
下が防止され、交換時間を短縮して交換作業を能率良く
行い得るとともに、従来の工具ホルダをそのまま使用で
きる等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した一実施例を示す断面図であ
る。
【図2】本発明を具体化した一実施例を示す拡大断面図
である。
【符号の説明】
2 主軸、8 クランプ作動部材を構成する円筒部、9
クランプ作動部材を構成するガイドスリーブ、10
工具ホルダ、12 プルスタッド、16 弾性保持手段
を構成するバネ、17 クランプ作動部材を構成する座
金、18 クランプ部材としての鋼球。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具ホルダの装着部を有し、回転可能な
    主軸と、 その主軸に設けられ、工具ホルダのプルスタッドをクラ
    ンプするクランプ位置と、クランプを解除するアンクラ
    ンプ位置との間を移動可能なクランプ部材と、 そのクランプ部材をクランプ方向及びアンクランプ方向
    へ移動させるクランプ作動部材と、 クランプ作動部材がアンクランプ状態にあるときに前記
    クランプ部材をクランプ位置において弾性的に保持する
    弾性保持手段とにより構成したことを特徴とする工具保
    持装置。
JP25167692A 1992-09-21 1992-09-21 工具保持装置 Pending JPH0699302A (ja)

Priority Applications (1)

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JP25167692A JPH0699302A (ja) 1992-09-21 1992-09-21 工具保持装置

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JP25167692A JPH0699302A (ja) 1992-09-21 1992-09-21 工具保持装置

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ID=17226362

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JP25167692A Pending JPH0699302A (ja) 1992-09-21 1992-09-21 工具保持装置

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6082516A (en) * 1998-01-22 2000-07-04 Amada Engineering & Service Co., Inc. Variable height adjustable punch assembly having quick release stripper plate
JP2009233844A (ja) * 2008-03-06 2009-10-15 Pascal Engineering Corp ワークパレット着脱システム
WO2019169091A1 (en) * 2018-03-02 2019-09-06 Loon Llc Grabbing mechanism
CN117283350A (zh) * 2023-11-10 2023-12-26 响水县永恒传动件制造有限公司 一种轴承座加工铣削装置及其使用方法

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