JPH069927U - 超音波ホーンによる間歇的融着装置 - Google Patents

超音波ホーンによる間歇的融着装置

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JPH069927U
JPH069927U JP5488692U JP5488692U JPH069927U JP H069927 U JPH069927 U JP H069927U JP 5488692 U JP5488692 U JP 5488692U JP 5488692 U JP5488692 U JP 5488692U JP H069927 U JPH069927 U JP H069927U
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JP
Japan
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ultrasonic horn
sheet material
tacking
anvil drum
thermoplastic
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Application number
JP5488692U
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English (en)
Inventor
功紀 手塚
秀和 佐々木
Original Assignee
富士紡績株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 接着状態がきれいであり、且つ、高速での接
着が可能な超音波ホーンによる熱可塑性伸縮性材料の間
歇的融着装置を提供する。 【構成】 表面加熱された外周面の円周方向所定間隔位
置にタッキングスリットを設けた回転するアンビルドラ
ムに、該アンビルドラムと等しい周速で回転し、上記タ
ッキングスリットに同期する外周上に凹状溝を設けた円
盤状の超音波ホーンを圧接し、該超音波ホーンのアンビ
ルドラム回転方向上流側にシート材供給装置と伸縮性材
料供給装置とを設け、下流側に伸縮性材料切断装置とシ
ート材引取装置とを設けた。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、熱可塑性の伸縮性材料と、熱可塑性シート材との間歇的融着装置に 関するものである。
【0002】
【従来の技術】
紙オムツの股ギャザーは、ゴム糸,スパンデックス糸や発泡ポリウレタンテー プ等の伸縮性材料にホットメルト等の接着剤を塗布し、該伸縮性材料を長さ方向 に延伸した状態で不織布等の布状シート材に圧接して貼付していた。そして、上 記伸縮性材料を布状シート材に間歇的に貼付する装置としては、例えば特開昭63 -209936 号に開示されている如く、外周面の円周方向所定間隔位置にタッキング スリットを設けたアンビルドラムにシート材を供給し、該シート材の一部をタッ キングスリットより一定量吸引して挾持した状態で、伸長され接着剤が塗布され た伸縮性材料をアンビルドラムに上記シート材の上から供給しプレスローラーを 圧接することにより貼付し、次いでロータリカッターによりシート材が吸引され ている部分で伸縮性材料のみを切断した後、タッキングスリットにおけるシート 材の挾持状態を解除してシート材に伸縮性材料を間歇的に貼付するものである。
【0003】 このような貼付装置においては伸縮性材料に接着剤を塗布した後にプレスロー ラーを圧接して貼付しているので、貼付時におけるホットメルト等の接着剤のボ タ落ち,汚れや、接着剤の経時的変化に伴う変色,圧縮梱包時における滲出し等 の問題点を有していた。
【0004】 また、ホットメルト等の接着剤を用いずに、熱可塑性のシート材と熱可塑性伸 縮性材料とを、超音波ホーンにより熱融着させることも知られているが、伸縮性 材料と超音波ホーンとの摩擦抵抗により融着効果が損なわれ、生産速度を上昇さ せると接着性が著しく低下するという問題点を有していた。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
本考案は、従来の技術の有するこれらの問題点に鑑みて、接着状態がきれいで あり、且つ、高速での接着が可能な超音波ホーンによる熱可塑性伸縮性材料の間 歇的融着装置を提供することを目的とするものである。。
【0006】
【課題を解決するための手段】
表面加熱された外周面の円周方向所定間隔位置にタッキングスリットを設けた 回転するアンビルドラムに、該アンビルドラムと等しい周速で回転し、上記タッ キングスリットに同期する外周上に凹状溝を設けた円盤状の超音波ホーンを圧接 し、該超音波ホーンのアンビルドラム回転方向上流側にシート材供給装置と伸縮 性材料供給装置とを設け、下流側に伸縮性材料切断装置とシート材引取装置とを 設けた。
【0007】
【作用】
熱可塑性シート材をシート材供給装置により加熱されているアンビルドラム外 周面に送給すると、該シート材の一部がタッキングスリットに引き込まれて襞部 を形成しながらアンビルドラムに巻き取られる。
【0008】 他方、一定の延伸状態にある熱可塑性伸縮性材料伸縮性材料供給ロールより熱 可塑性シート材の上に供給し、アンビルドラムと同期回転する超音波ホーンを圧 接すれば、該超音波ホーンの超音波振動により熱可塑性伸縮性材料は熱可塑性シ ート材に熱融着される。
【0009】 次いで切断装置により熱可塑性伸縮性材料のみを切断した後、シート材引取装 置により前記襞部を引き伸ばしながら熱可塑性シート材を引き取れば、熱可塑性 伸縮性材料が熱可塑性シート材に間歇的に融着された複合材が得られる。
【0010】 超音波ホーンのタッキングスリットと同期する外周上に設けられた凹状溝は、 超音波ホーンが、タッキングスリットに同期接触する際、該ホーンの外周面とタ ッキングスリットのエッヂとの接触による衝撃及び、該衝撃による超音波ホーン の破損を防止すると共にタッキングスリットの前後において熱可塑性伸縮性材料 と熱可塑性シート材とを確実に熱融着させる。
【0011】
【実施例】
本考案の実施の一例を図面と共に説明する。尚、以下では説明の都合上、シー ト材に一列の伸縮性材料を間歇的に融着する装置について説明するが、シート材 上に複数の伸縮性材料を間歇的に融着させること本考案に包含され、本考案が下 記実施の一例の範囲に限定されるものではない。
【0012】 図1及び図2に示すように、超音波ホーンによる伸縮性材料の間歇的融着装置 1は、アンビルドラム2、該アンビルドラム2に圧接された超音波ホーン3、該 超音波ホーン3のアンビルドラム2回転方向上流側に配置したシート材供給ロー ル4及び伸縮性材料供給ロール5、下流側に配置した複数の押さえロール6a, 6b,6c及び切断ロール7、引取ロール8等より構成されている。
【0013】 アンビルドラム2は、表面加熱された外周面に、円周方向等間隔に4箇所タッ キングスリット9a,9b,9c,9dが設けられ、該タッキングスリット9a ,9b,9c,9dの内側に接してクランプ装置10a,10b,10c,10 dが設けられている。
【0014】 アンビルドラム2の側面に吸引ダクト11を設け、該吸引ダクト11より図示 しない吸気装置により吸気することにより、上記タッキングスリット9a,9b ,9cにおいては常にアンビルドラム2の外部より内部に向かい空気が吸引され ている。
【0015】 超音波ホーン3は円盤状であり、ブースター12及び軸13に同軸に固着され ており、支持部材14により回転自在に支持されている。支持部材14はエアシ リンダ15を介して固定されており、該エアシリンダ15により超音波ホーン3 はアンビルドラム2に圧接される。
【0016】 軸13にはタイミングプーリ16が嵌合固着されており、該タイミングプーリ 16と、アンビルドラム2の回転軸17に嵌合固着されたタイミングプーリ18 、及び切断ロール7の回転軸19に嵌合固着されたタイミングプーリ20にはベ ルト21が装架されて、アンビルドラム2,超音波ホーン3,切断ロール7は夫 々等しい周速において同期回転するようになっている。
【0017】 超音波ホーン3の外周面には、アンビルドラム2のタッキングスリット9a, 9b,9c,9dと同期する位置に、該タッキングスリット9a,9b,9c, 9dのスリット幅より、わずかに幅広に凹状溝3aが形成されている。該凹状溝 3aにより超音波ホーン3の外周面と、タッキングスリット9a,9b,9c, 9dのエッヂとの接触による衝撃及び超音波ホーン3の破損が防止されると共に 、タッキングスリット9a,9b,9c,9dの前後における接圧が高められ、 この部分における融着効果を高めている。凹状溝3aの深さは超音波ホーン3の 振幅への影響を考慮して1mm以内とすることが好ましい。
【0018】 次に上述の実施の一例に基づいて作用を説明する。
【0019】 アンビルドラム2の周速よりわずかに速い周速に設定されているシート材供給 ロール4により、熱可塑性シート材Sをアンビルドラム2に送給すると、該熱可 塑性シート材Sの一部は過送給された量に応じて、タッキングスリット9aより アンビルドラム2内に一定量引き込まれて襞部Stを形成し、続いて上記シート 材供給ロールの前後で開かれていたクランプ装置10aが閉じて、襞部Stにお いて挾持されながら、シート材Sはアンビルドラム2に巻き取られていく。
【0020】 次に図示しない延伸ロールにより延伸した熱可塑性伸縮材料Eを伸縮材料供給 ロール5より、熱可塑性シート材Sの上に供給し、超音波ホーン3を圧接すれば 、熱可塑性伸縮材料Eは熱可塑性シート材Sに熱融着する。即ち、ブースター1 2により超音波ホーン3に伝えられる軸方向の超音波振動は、該超音波ホーン3 により方線方向の振動に変換され、該超音波振動が熱エネルギーに変換され加熱 されたアンビルドラム2の表面上に熱可塑性シート材Sと熱可塑性伸縮性材料E とが熱融着され、更に冷却ロールを兼ねた押さえロール6aにより冷却されて安 定化される。
【0021】 続いてタッキングスリット9a,9b,9c,9dに同期している切断ロール 7の切断刃7aにより熱可塑性伸縮性材料Eのみを切断した後、抑えロール6c の下流側でクランプ装置10dを開いて、引取ロール8により襞部Stを引き出 しながらシート材Sを引き取れば、該シート材Sに上記熱可塑性伸縮性材料Eが 間歇的に融着されている複合材Cが得られる。
【0022】 尚、図2に示す実施例においては一つの超音波ホーン3によりシート材Sに一 列の熱可塑性伸縮性材料Eを融着する例を示したが、複数の超音波ホーン3を同 軸に併設し、且つ、該超音波ホーン3に対応した位置の切断ロール7に複数の切 断歯7aを設けることによりシート材Sに複数列の熱可塑性伸縮性材料Eを融着 することも勿論可能である。
【0023】
【考案の効果】
本考案超音波ホーンによる伸縮性材料の間歇多岐融着装置は、上述の通り表面 加熱された外周面の円周方向所定間隔位置にタッキングスリットを設けた回転す るアンビルドラムに、該アンビルドラムと等しい周速で回転し、上記タッキング スリットに同期する外周上に凹状溝を設けた円盤状の超音波ホーンを圧接し、該 超音波ホーンのアンビルドラム回転方向上流側にシート材供給装置と伸縮性材料 供給装置とを設け、下流側に伸縮性材料切断装置とシート材引取装置とを設けた ので、熱可塑性シート材に熱可塑性伸縮性材料をきれいに、且つ高速に間歇的融 着することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の超音波ホーンによる伸縮性材料の間歇
的融着装置を示す斜視図である。
【図2】実施例の超音波ホーンによる伸縮性材料の間歇
的融着装置を示す側面図である。
【符号の説明】
1 間歇的融着装置 2 アンビルドラム 3 超音波ホーン 3a 凹状溝 4 シート材供給ロール 5 伸縮性材料供給ロール 6a,6b,6c 押さえロール 7 切断ロール 7a 切断刃 8 引取ロール 9a,9b,9c,9d タッキングスリット S 熱可塑性シート材 E 伸縮性材料

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表面加熱された外周面の円周方向所定間
    隔位置にタッキングスリットを設けた回転するアンビル
    ドラムに、該アンビルドラムと等しい周速で回転し、上
    記タッキングスリットに同期する外周上に凹状溝を設け
    た円盤状の超音波ホーンを圧接し、該超音波ホーンのア
    ンビルドラム回転方向上流側にシート材供給装置と伸縮
    性材料供給装置とを設け、下流側に伸縮性材料切断装置
    とシート材引取装置とを設けたことを特徴とする超音波
    ホーンによる熱可塑性材料の間歇的融着装置。
JP5488692U 1992-07-13 1992-07-13 超音波ホーンによる間歇的融着装置 Pending JPH069927U (ja)

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