JPH0698838B2 - 感熱転写記録媒体及びそれを用いる修正方法 - Google Patents

感熱転写記録媒体及びそれを用いる修正方法

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JPH0698838B2
JPH0698838B2 JP60267027A JP26702785A JPH0698838B2 JP H0698838 B2 JPH0698838 B2 JP H0698838B2 JP 60267027 A JP60267027 A JP 60267027A JP 26702785 A JP26702785 A JP 26702785A JP H0698838 B2 JPH0698838 B2 JP H0698838B2
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はサーマルタイプライターやサーマルプリンター
などの感熱転写記録装置に使用される感熱転写記録媒体
及びそれを利用した修正方法に関する。
従来の技術 従来、感熱転写記録方法は各分野において広範囲に使用
されており、特に無騒音化、小型化、省エネルギー化、
軽量化などが可能であるという利点から、タイプライタ
ーの分野でよく利用されている。
しかしながら、タイプライターの使用の際には、印字ミ
スが少なからず発生してしまうので、その印字ミスの修
正機構を備えることがタイプライター等には要求されて
いる。
従来から使用されているインパクト型のリフトオフテー
プやカバーラツプテープは修正時に強い打撃を必要とす
るので、感熱転写記録方法には全く使用できない。
そのような事情から感熱転写記録方法に使用できる修正
材及び修正方法として、白色の熱熔融性インクを塗布し
た修正材を用いたり、また加熱時のみ粘着性を有するイ
ンクを用いた修正材を用いて、それを修正箇所に重ねあ
わせて修正することが提案されている。
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、実際に白色の熱熔融性インクを塗布した
修正材を用いて修正を行つた場合には、サーマルヘツド
の小さな発熱量では、熱熔融性インクの層を厚くするこ
とができず、そのため1回の修正では完全な修正ができ
ないのである。また、加熱時のみ粘着性を有するような
修正材を使用して修正した場合には、紙等の被記録媒体
に熔融したインクが浸秀してしまうために修正箇所のイ
ンクを完全に除去することができない。
また、被記録媒体である紙の平滑度が低いとき、例えば
ベツク平滑度が50秒以下のときは紙の表面の凹凸により
感熱転写記録媒体の転写効率が低下し、そのためボイド
が発生したり、印字用インクが紙の内部へ浸透したりす
ることが多くなり、結果的に修正が著しく困難となる。
本発明の目的は、感熱転写記録方法における修正に関
し、印字と修正が行える効果的な感熱転写記録媒体と修
正方法とを提供することにある。
問題を解決するための手段 本発明者は、感熱転写記録の修正において、特定の材料
及び特定の構成からなる感熱転写記憶媒体と取り除くべ
き印字されたインクとを、加熱熔融したのちの、それら
相互間の粘着性及び冷却という因子が大きな効果の差異
を生じせしめるという知見を得て、本発明を完成するに
到つた。
即ち、本発明は、感熱転写記録媒体上の印字用インクを
サーマルヘッドの加熱により熔融させ、その熔融インク
を感熱転写記録媒体から引剥がし、被記録媒体に移行さ
せることにより被記録媒体に印字を行い、一方、被記録
媒体上に転写された修正すべきインクへ、印字のときと
同一の感熱転写記録媒体を重ねあわせて加熱し、転写さ
れた修正すべきインクと感熱転写記録媒体のインク層と
を互いに熔融させ、次いで冷却させてその熔融インクが
感熱転写記録媒体への十分な接着力を回復したのち、感
熱転写記録媒体と被記録媒体とを引離すことにより修正
箇所を被記録媒体より引剥がし、感熱転写記録媒体へ移
行せしめることにより印字の修正を行う感熱転写記録方
法に用いる該感熱転写記録媒体であって、 耐熱性基材と、その上に設けられたインク層からなり、
該インク層がポリオレフィンまたはその誘導体が10〜70
パーセント、アクリル樹脂が10〜70パーセント、着色材
が5〜30パーセント、ワックスが10パーセント以下、充
填材が2〜30パーセントの範囲にある組成を有すること
を特徴とする感熱転写記録媒体、好ましくは前記に加え
て、インク層が設けられている面とは反対の耐熱性基材
上に耐熱性保護層及び/又は該インク層と耐熱性基材と
の間に離型層とを設けた感熱転写記録媒体を提供するも
のである。
本発明は皿に、感熱転写記録媒体上の印字用インクを、
サーマルヘツドの加熱により熔融させ、その熔融インク
を感熱転写記録媒体から引剥がし、被記録媒体に移行さ
せることにより被記録媒体に印字を行う感熱転写記録方
法における修正方法であつて、耐熱性基材とその上に設
けられたインク層からなり、該インク層がポリオレフイ
ン又はその誘導体、アクリル樹脂及び着色材を含んでな
る感熱転写記録媒体で被記録媒体上に転写された修正す
べきインクへ、印字のときと同一の感熱転写記録媒体を
重ねあわせて加熱し、転写された修正すべきインクと感
熱転写記録媒体のインク層とを互いに熔融させ、次いで
冷却させてその熔融インクが、感熱転写記録媒体への十
分な接着力を回復したのちに、感熱転写記録媒体と被記
録媒体とを引離すことにより修正箇所を被記録媒体より
引剥がし、感熱転写記録媒体へ移行せしめることを特徴
とする方法を提供する。
本発明の感熱転写記録媒体に使用することのできる耐装
性基材は、例えばグラシン紙、コンデンサー紙等の薄紙
またはポリエステル、ポリイミド、ナイロン、ポリプロ
ピレン等の耐熱性のあるプラスチツクフイルムである。
その厚さは、好ましくは20μ以下、更に好ましくは10μ
以下、最適には2〜10μの厚さである。
本発明の感熱転写記録媒体に設けられているインク層は
ポリオレフインまたはその誘導体、アクリル樹脂及び着
色材とを含んでなるものである。その厚さは好ましくは
1〜8μである。更にそのインク層は感度調節等を目的
として少量のワツクスや柔軟剤を含むことができる。
上記のポリオレフインまたはその誘導体としては、融点
または軟化点が55〜160℃、針入度が20以下(25℃)、
熔融粘度が100〜10,000cps(140℃)の物性を有するも
のが好ましい。特に、そのポリオレフインまたはその誘
導体として、酸価5〜30である酸化タイプの低分子量ポ
リエチレン、酢酸ビニルが5〜40重量%共重合された共
重合タイプの低分子量ポリエチレン、有機酸(例えばア
クリル酸)が5〜15重量%共重合された共重合タイプの
低分子量ポリエチレンまたはそれらのエマルジヨン及び
/またはデイスパージヨンが好ましい。
上記のアクリル樹脂としては、アクリル酸、アクリル酸
エステル、アクリルアミド、アクリルニトリル、メタク
リル酸、メタクリル酸エステルなどのホモポリマー又は
コポリマーが好ましい。
本発明の感熱転写記録媒体に設けられたインク層を構成
する成分の乾燥後の配合重量パーセントは好ましくは、
ポリオレフインまたはその誘導体が10〜70パーセント、
アクリル樹脂が10〜70パーセント、着色材が5〜30パー
セント、ワツクスが10パーセント以下、充填材が2〜30
%の範囲にある。
本発明の感熱転写記録媒体に設けることのできる耐熱性
保護層は、サーマルヘツドの高出力化により耐熱性基材
のステイツク防止のために設けられるものである。この
目的のためには、高級脂肪酸、フツ素樹脂またはシリコ
ン樹脂などが用いられる。その厚さは好ましくは1μ以
下である。またこの層には、必要に応じて、各種の可塑
剤等の添加物を含ませることができる。
本発明の感熱転写記録媒体に設けることのできる離型層
は、加熱時のインクの転写を容易にするもので、例えば
パラフインワツクス、マイクロワツクス、カルバナワツ
クス、モンタンワツクスなどのワツクスを用いることが
できる。厚さは好ましくは1〜4μである。この層は柔
軟剤等の各種の一般的な添加物を含むことができる。
本発明の耐熱保護層及びインク層等に用いることのでき
る柔軟剤としては例えば各種の動植物油、鉱油等があ
る。また機械的性質等の改良のために充填材を用いるこ
とができる。例えば炭酸カルシウム、シリカなどの体質
顔料が使用できる。
本発明の感熱転写記録媒体は、例えば次のように製造す
ることができる。
まず、離型層を設ける場合には、前述のワツクス、必要
により各種の添加物を混合または分散したものをホツト
メルトコーテイング又はソルベントコーテイング法等に
より耐熱性基材に塗布し、乾燥することにより離型層を
形成する。
次いで、前述のポリオレフインまたはその誘導体、アク
リル樹脂、着色材等を溶剤に分酸又は溶融分散してイン
ク剤を調製する。また、エマルジヨン又はデイスパージ
ヨンを使用する場合は、ポリオレフイン又はその誘導体
のエマルジヨン、ワツクスエマルジヨン、着色材及びア
クリル樹脂等を水にボールミル又はアトライター等の分
散機で分散して修正用媒体を調製することができる。こ
のインク剤を通常のホツトメルト系又はソルベルト系の
コーテイングマシンで該離型層上に塗布し、固化又は乾
燥する。基材の反対面に耐熱保護層を設ける場合は、前
述のものを溶剤に混合、分散し、塗布、乾燥すれば良
い。離型層を設けない場合は、その工程を省けば良い。
次に、本発明の感熱転写記録媒体を使用する修正方法に
ついて説明する。
まず、印字ときと同一の感熱転写記録媒体を使用し、そ
れを被記録媒体上の修正すべき箇所に重ね合わせ、その
重ね合わせ部をサーマルヘツドにより加熱し、転写され
た修正すべきインクと感熱転写記録媒体のインク層とを
互いに熔融させる。冷却ののちその熔融インクが、感熱
転写記録媒体への十分な接着力を回復したのちに、感熱
転写記録媒体と被記録媒体とを引離すことにより修正箇
所を被記録媒体より引剥がし、感熱転写記録媒体へ移行
せしめて修正する。修正箇所のインクと感熱転写記録媒
体のインク層の重ね合わせ部の表面積の相対的関係は、
最終的には、その熔融物の冷却後に前述の接着力が回復
するか否かによつて判断されるが、一般的には修正箇所
のインクの表面積とほぼ同程度の感熱転写記録媒体とを
重ね合わせることが行なわれる。また冷却は、好ましく
は、その熔融物の融点もしくは軟化点未満の温度に冷却
する。更に被記録媒体と感熱転写記録媒体との引離しは
急角度で行なわれることが好ましい。これは、修正箇所
のインクの感熱転写記録媒体への移行を容易にするため
のものである。角度は被記録媒体の性質、タイプライタ
ー等の機構、インクの性質等により変化するが、これら
の条件が許す限りにおいてなるべく大きな角度で引離す
ことが好ましい。重要な点は修正すべき箇所のインクと
感熱転写記録媒体のインク層とを熔融させ、冷却のの
ち、即ち前述の接着力を十分回復したのちに引離すこと
である。それ以外のときに引離せば完全な修正は望めな
い。
上記の修正方法の態様としては、例えば印字のときに、
一定の方向へ感熱転写記録媒体が移動する感熱転写記録
方法の修正の際に、感熱転写記録媒体の移動を止めて修
正を行なうものがある。
また、印字の際には、印字された箇所よりサーマルヘツ
ドが通過した後、直ちに感熱転写記録媒体を被記録媒体
から引離し、修正のときは修正した箇所よりサーマルヘ
ツドが通過した後も、その修正した箇所が冷却するま
で、感熱転写記録媒体を被記録媒体から引離さずに保つ
態様がある。
更に、1個のサーマルヘツドで印字及び修正を行う態様
や、1個のサーマルヘツドだが2つの発熱部を有するサ
ーマルヘツドを用いる態様、また印字と修正の際別々の
サーマルヘツドを用いる態様等がある。尚、1つの発熱
部は1個の発熱体又は複数の発熱体から構成されること
ができる。
以下に第1図乃至第6図に従つて本発明の修正方法を説
明する。尚、同じ番号は同じ部材を示す。離型層と耐熱
性保護層とは省略してある。
第1及び2図は1つの発熱部を有する1個のサーマルヘ
ツドを用いた場合の本発明の修正方法の例である。第1
図において1は被記録媒体であり、2はインク層であ
り、2′は転写されたインクであり、3は耐熱性基材で
あり、4は発熱部であり、5はサーマルヘツド、6は感
熱転写記録媒体を被記録媒体へ密着させるためのガイド
ロールであり、Xは印字の際、サーマルヘツド5の移動
する方向を示し、Yは感熱転写記録媒体の巻き取られる
方向を示している。第1図は印字の状態を示しており、
サーマルヘツド5に設けられている発熱部4が発熱しイ
ンク層2が熔融し被記録媒体1上にインクが転写される
(2′は転写したインクを示す)。印字された感熱転写
記録媒体7はサーマルヘツドの後端により急角度で矢印
Y方向に巻きとられる。尚巻き取り部は図示されていな
い。この印字の際にはガイドロール6は不動である。第
2図はこの機構の修正時を示しており、まず修正すべき
印字部分2′にサーマルヘツド5が移動する。このとき
この動きに連動してガイドロール6が被記録媒体1と感
熱転写記録媒体7とを密着させるように移動する。そし
て発熱部4が発熱し修正箇所2′とインク層2とを熔融
させる。熔融が終了した後、サーマルヘツド5はX′の
方向へ移動する。このとき、ガイドロール6はサーマル
ヘツドと一定の距離を保つたままX′の方向へ移動す
る。その際ガイドロール6は被記録媒体1と感熱転写記
録媒体7とを第1図のようにサーマルヘツドの後端です
ぐに互いに引き離されるということを妨げている。つま
りガイドロール6は感熱転写記録媒体7と被記録媒体1
との引離し箇所をサーマルヘツドの後端から遠ざける働
きをしている。換言すれば、修正箇所2′とインク層2
との熔融部分が感熱転写記憶媒体7への十分な接着力を
回復するための時間を確保する働きをしているのであ
る。最終的に修正箇所2′は冷却ののち、感熱転写記録
媒体7と被記録媒体1とをガイドロール6を経て引離す
ことにより、感熱転写記録媒体7へ移行し修正は完了す
る。その後ガイドロールは印字のときの状態に復帰す
る。尚、印字のときと同様に修正のときも急角度でY′
の方向へ巻き取り部に感熱転写記録媒体7は巻き取られ
る。2″は剥ぎ取られたインクを示している。
第3及び4図は、2つの発熱部を有するサーマルヘツド
で修正する場合を示しており第3図は印字、第4図は修
正のときの状態を示している。4aは印字用発熱部、4bは
修正用発熱部を示している。印字及び修正の基本的機構
は第1図及び第2図に示されるところと同じである。第
3図において、まず印字用発熱部4aの発熱により被記録
媒体1上にインク層2を転写する。第4図において修正
するときは、修正箇所2′に修正用発熱部4bが移動し、
発熱して修正を行う。修正箇所を熔融した後サーマルヘ
ツド5は印字のときと同様にX′の方向へ移動する。感
熱転写記録媒体7と被記録媒体1は、印字の際と同じく
サーマルヘツドの後端で引離されて修正が完了する。こ
のサーマルヘツド5を用いる理由は、前述の冷却時間を
確保するためである。
第5及び6図は印字と修正のときに別々のサーマルヘツ
ドを用いる場合の態様であり、5aは印字用サーマルヘツ
ドであり、5bは修正用サーマルヘツドであり、他の番号
は前述と同じ意味である。この場合は第3及び第4図に
示されているサーマルヘツド5の代わりに別々のサーマ
ルヘツドを用いたのであり、その機構は第3及び第4図
と同じである。
以下の実施例に従つて、本発明の感熱転写記録媒体とそ
れを用いる修正方法について説明する。尚評価は目視で
行つた。
実施例1 耐熱性基材としての厚さ4μのPET(ポリエチレンフタ
レート)の片面に耐熱性保護層としてシリコン樹脂を塗
布し0.5μの厚さにした。耐熱性基材の他の片面に以下
に示す成分からなるインク層を塗布し感熱転写記録媒体
を作成した。この感熱転写記録媒体を用いて、感熱転写
記録に通常使用される紙に第1図乃至第6図の機構を有
するサーマルタイプライターにより印字及び修正した。
その結果、紙の中部への修正に不都合な浸透がなく、転
写効率のよい、ボイドの少ない印字が得られ、また一回
の修正で完全に修正箇所のインクを除去することができ
た。
インク 重量部 (成分) (乾燥重量換算) 低分子量ポリエチレン(AC400アライドケミカル社製:40
%エマルジヨンとして使用) 57 アクリル樹脂(ニカゾールTS−644、日本カーバイド社
製) 20 着色材(SAブラツクDY−6、御国色素製) 20 ワツクス(モンタンワツクス:40%エマルジヨンとして
使用) 合計100部 実施例2 実施例1の耐熱性基材とインク層との間に離型層として
1μの厚さのマイクロワツクスを塗布したこと以外は実
施例1の感熱転写記録媒体を用いて、実施例1と同様に
印字及び修正を行つた。その結果、実施例1に比べ更に
転写効率が高く、よりボイドの少ない印字が得られ、ま
た修正も一回で完全に修正箇所のインクを除去すること
ができた。
比較例1 実施例1のインク層の低分子量ポリエチレン分をすべて
モンタンワツクスで代替させた以外は実施例1と同じ観
念転写記録媒体を用いて、実施例1と同様に印字及び修
正を行つた。その結果、印字部が紙に浸透してしまい、
完全な修正はできなかつた。
比較例2 実施例1のインク層のアクリル樹脂分をすべてモンタン
ワツクスで代替させた以外は実施例1と同じ感熱転写記
録媒体を用いて、実施例1と同様に印字及び修正を行つ
た。その結果、完全な修正はできなかつた。
実施例3 実施例1で用いられた普通紙をベツク平滑度8秒の紙に
代えること以外は実施例1と同様に印字及び修正を行つ
たところ、実施例1と同様に、良好な結果を得た。
発明の効果 本発明の感熱転写記録媒体により、感熱転写記録におい
て、転写効率が高く、ボイドの少ない、紙の内部への修
正に不都合な浸透がない印字が得られる。更に離型層を
設けることにより更に転写効率のよい印字を得ることが
できる。
また本発明の感熱転写記録媒体及び修正方法により、修
正材として、印字を行なう感熱転写媒体と同一のものが
利用でき、更に普通紙のみならず平滑度の劣る紙のよう
な被記録媒体上に印字された部分を一回の修正で除去す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第6図は本発明を具現化する機構を有するサ
ーマルタイプライターの説明図である。 第1図は、1つの発熱部を有する1つのサーマルヘツド
を用いて印字を行う際の状態を示す説明図である。第2
図はその修正の際の状態を示している概略図である。第
3図は2つの発熱部を有する1つのサーマルヘツドを用
いて印字を行う際の状態を示す説明図である。第4図
は、その修正の際の状態を示す説明図である。第5図
は、それぞれ1つの発熱部を有する印字用サーマルヘツ
ドと修正用サーマルヘツドの2つのサーマルヘツドを用
いて印字する際の状態を示す説明図である。第6図はそ
の修正の際の状態を示す説明図である。 図中、1は被記録媒体であり、2はインク層であり、3
は耐熱性基材であり、5はサーマルヘツドである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−198292(JP,A) 特開 昭60−225794(JP,A) 特開 昭59−138494(JP,A) 特開 昭58−49296(JP,A) 実開 昭60−178088(JP,U) 実開 昭58−220795(JP,U)

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】感熱転写記録媒体上の印字用インクをサー
    マルヘッドの加熱により熔融させ、その熔融インクを感
    熱転写記録媒体から引剥がし、被記録媒体に移行させる
    ことにより被記録媒体に印字を行い、一方、被記録媒体
    上に転写された修正すべきインクへ、印字のときと同一
    の感熱転写記録媒体を重ねあわせて加熱し、転写された
    修正すべきインクと感熱転写記録媒体のインク層とを互
    いに熔融させ、次いで冷却させてその熔融インクが感熱
    転写記録媒体への十分な接着力を回復したのちに、感熱
    転写記録媒体と被記録媒体とを引離すことにより修正箇
    所を被記録媒体より引剥がし、感熱転写記録媒体へ移行
    せしめることにより印字の修正を行う感熱転写記録方法
    に用いる該感熱転写記録媒体であって、 耐熱性基材と、その上に設けられたインク層からなり、
    該インク層がポリオレフィンまたはその誘導体が10〜70
    パーセント、アクリル樹脂が10〜70パーセント、着色材
    が5〜30パーセント、ワックスが10パーセント以下、充
    填材が2〜30パーセントの範囲にある組成を有すること
    を特徴とする感熱転写記録媒体。
  2. 【請求項2】耐熱性基材と、その上に設けられた離型層
    と、該離型層上に設けられたインク層とからなる特許請
    求の範囲第1項に記載の感熱転写記録媒体。
  3. 【請求項3】耐熱性基材と、その上に設けられた耐熱性
    保護層と、該耐熱性保護層が設けられている反対側の該
    耐熱性基材上に設けられたインク層とからなる特許請求
    の範囲第1項に記載の感熱転写記録媒体。
  4. 【請求項4】耐熱性基材とインク層との間に離型層が設
    けられている特許請求の範囲第3項に記載の感熱転写記
    録媒体。
  5. 【請求項5】耐熱性基材が紙またはプラスチックである
    特許請求の範囲第1項乃至第4項いずれか一項に記載の
    感熱転写記録媒体。
  6. 【請求項6】感熱転写記録媒体上の印字用インクをサー
    マルヘッドの加熱により熔融させ、その熔融インクを感
    熱転写記録媒体から引剥がし、被記録媒体に移行させる
    ことにより被記録媒体に印字を行う感熱転写記録方法に
    おける修正方法であって、耐熱性基材とその上に設けら
    れたインク層からなり、該インク層がポリオレフィン又
    はその誘導体、アクリル樹脂及び着色材を含んでなる感
    熱転写記録媒体で被記録媒体上に転写された修正すべき
    インクへ、印字のときと同一の感熱転写記録媒体を重ね
    あわせて加熱し、転写された修正すべきインクと感熱転
    写記録媒体のインク層とを互いに熔融させ、次いで冷却
    させてその熔融インクが感熱転写記録媒体への十分な接
    着力を回復したのちに、感熱転写記録媒体と被記録媒体
    とを引離すことにより修正箇所を被記録媒体より引剥が
    し、感熱転写記録媒体へ移行せしめることを特徴とする
    方法。
  7. 【請求項7】印字のときに、一定の方向へ感熱転写記録
    媒体が移動する感熱転写記録方法の修正の際に、感熱転
    写記録媒体の移動を止めて修正を行う特許請求の範囲第
    6項に記載の修正方法。
  8. 【請求項8】印字のときは、印字された箇所よりサーマ
    ルヘッドが通過した後、直ちに感熱転写記録媒体を被記
    録媒体から引離し、修正のときには、修正した箇所より
    サーマルヘッドが通過した後も、その修正した箇所が冷
    却するまで感熱転写記録媒体を被記録材から引離さずに
    保つ特許請求の範囲第6項又は第7項に記載の修正方
    法。
  9. 【請求項9】発熱部が1個設けられている1つのサーマ
    ルヘッドを用いる特許請求の範囲第6項乃至第8項のい
    ずれか一項に記載の修正方法。
  10. 【請求項10】発熱部が2個設けられている1つのサー
    マルヘッドを用いて、印字のときは、感熱転写記録媒体
    が被記録媒体から引離される側の発熱部を使用し、修正
    のときには、他の発熱部を使用する特許請求の範囲第6
    項に記載の方法。
  11. 【請求項11】発熱部が1個づつ設けられている修正用
    サーマルヘッドと印字用サーマルヘッドの2個のサーマ
    ルヘッドを使用する特許請求の範囲第6項に記載の修正
    方法。
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