JPH069872Y2 - 冷凍コンテナ車用発電装置 - Google Patents
冷凍コンテナ車用発電装置Info
- Publication number
- JPH069872Y2 JPH069872Y2 JP1987071022U JP7102287U JPH069872Y2 JP H069872 Y2 JPH069872 Y2 JP H069872Y2 JP 1987071022 U JP1987071022 U JP 1987071022U JP 7102287 U JP7102287 U JP 7102287U JP H069872 Y2 JPH069872 Y2 JP H069872Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- generator
- vehicle
- power
- container
- excitation
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)
- Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
- Control Of Eletrric Generators (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本考案は、冷凍食品等の運搬に利用される冷凍装置付き
コンテナの発電装置で、特に冷凍装置に電力供給する専
用エンジン発電装置を持たないトレーラに適用する冷凍
コンテナ車用発電装置に関する。
コンテナの発電装置で、特に冷凍装置に電力供給する専
用エンジン発電装置を持たないトレーラに適用する冷凍
コンテナ車用発電装置に関する。
（従来の技術） 海外より冷凍食品等を運搬する冷凍コンテナは、その箱
体の一部に冷凍装置（電動冷凍機）を備えており、陸上
で保管時は保管場所の商用電源で、また海上輸送時には
船内より供給される電源で、冷凍機を適宜運転して、コ
ンテナ内温度を一定に保持している。
体の一部に冷凍装置（電動冷凍機）を備えており、陸上
で保管時は保管場所の商用電源で、また海上輸送時には
船内より供給される電源で、冷凍機を適宜運転して、コ
ンテナ内温度を一定に保持している。
従って、このような冷凍コンテナを陸上輸送する場合
は、トレーラに専用発電装置を設け、この発電装置から
冷凍機に電力を供給したり、あるいは、車のバッテリ容
量を大きくしておき、この直流電源からインバータ装置
を介して交流電力に交換し、冷凍機に電力を供給してい
る。
は、トレーラに専用発電装置を設け、この発電装置から
冷凍機に電力を供給したり、あるいは、車のバッテリ容
量を大きくしておき、この直流電源からインバータ装置
を介して交流電力に交換し、冷凍機に電力を供給してい
る。
（考案が解決しようとする問題点） このように、トレーラに専用発電装置や、インバータ装
置を搭載すると車重の増加や、設置スペース、更には、
専用エンジンの保守点検が煩雑となり、また多くの半導
体等電子部品を用いねばならず、高価で複雑なものであ
った。
置を搭載すると車重の増加や、設置スペース、更には、
専用エンジンの保守点検が煩雑となり、また多くの半導
体等電子部品を用いねばならず、高価で複雑なものであ
った。
本考案の目的は、車重を減らすことができ、設置スペー
ス、専用エンジンの保守点検を問題としなくて、低価格
でシンプルな冷凍コンテナ車用発電装置を提供する。
ス、専用エンジンの保守点検を問題としなくて、低価格
でシンプルな冷凍コンテナ車用発電装置を提供する。
（問題点を解決するための手段） 本考案の冷凍コンテナ車用発電装置は、冷凍コンテナの
運搬用トレーラ等において、冷凍装置専用の発電機を牽
引車に搭載し、この発電機を牽引車の走行エンジンによ
り常時駆動するよう構成すると共に、前記発電機と冷凍
コンテナの冷凍装置等の負荷との間を常時電気的に接続
状態とし、発電機の出力周波数が概略商用周波数の時、
前記発電機の励磁を制御してＶ／Ｆ制御を行うと共に、
車の加減速時に前記発電機の励磁を停止し、前記発電機
と負荷間を電気的に開閉することなく、前記冷凍装置の
運転、停止を行うように構成したものである。
運搬用トレーラ等において、冷凍装置専用の発電機を牽
引車に搭載し、この発電機を牽引車の走行エンジンによ
り常時駆動するよう構成すると共に、前記発電機と冷凍
コンテナの冷凍装置等の負荷との間を常時電気的に接続
状態とし、発電機の出力周波数が概略商用周波数の時、
前記発電機の励磁を制御してＶ／Ｆ制御を行うと共に、
車の加減速時に前記発電機の励磁を停止し、前記発電機
と負荷間を電気的に開閉することなく、前記冷凍装置の
運転、停止を行うように構成したものである。
（作用） 本考案の冷凍コンテナ車用発電装置においては、冷凍装
置専用の発電機を常時牽引車の走行用エンジンにて駆動
し、発電機の回転数が冷凍機の運転に故障の無い範囲ま
で上昇し、かつ車速が所定の値以上になると発電機を励
磁装置により励磁して電力を冷凍機に供給する。
置専用の発電機を常時牽引車の走行用エンジンにて駆動
し、発電機の回転数が冷凍機の運転に故障の無い範囲ま
で上昇し、かつ車速が所定の値以上になると発電機を励
磁装置により励磁して電力を冷凍機に供給する。
（実施例） 以下、図面に示した実施例に基づいて、本考案を詳細に
説明する。第１図において、(1)は牽引車の走行エンジ
ンで、(2)はこの走行エンジン(1)により駆動される冷凍
装置専用の発電機である。発電機(2)は、牽引車の定常
走行状態で概略商用周波数となる様に極数を選定してい
るが、走行エンジン(1)の周知のように加速時のギア・
チェンジの度に一時的に低速回転より非常に高速回転ま
で変化するため、このままでは商用周波数での運転が前
提の冷凍装置の電源には使用出来ない。
説明する。第１図において、(1)は牽引車の走行エンジ
ンで、(2)はこの走行エンジン(1)により駆動される冷凍
装置専用の発電機である。発電機(2)は、牽引車の定常
走行状態で概略商用周波数となる様に極数を選定してい
るが、走行エンジン(1)の周知のように加速時のギア・
チェンジの度に一時的に低速回転より非常に高速回転ま
で変化するため、このままでは商用周波数での運転が前
提の冷凍装置の電源には使用出来ない。
そこで、発電機(2)が電源として使用出来る条件にある
時のみ励磁を行ない、冷凍機(3)に電力を供給すること
としている。まず、走行エンジン(1)の回転数を検出
し、発電機(2)の出力周波数が概略商用周波数の範囲で
ある時、第２図(b)に示すような励磁指令信号を出力す
る回転検出器(4)を設けている。しかし、この励磁指令
信号によりそのまま発電機(2)の励磁を行なうと、車の
加減速の一時的な回転変化に対し、運転、停止を頻繁に
行なうため、加減速時の運転は避け、車速が上昇して定
速走行運転に達してから発電機(2)の励磁を行なうよう
車速検出器(5)を設けている。(6)は回転検出器(4)およ
び車速検出器(5)の出力信号が共に出力された時、すな
わち、発電機(2)の出力周波数が概略商用周波数の範囲
で、かつ、車速が上昇し、定速走行運転状態である時に
発電機の励磁装置(7)へ作動信号を出力する論理和回路
である。第２図はこのように構成された発電装置の各部
の状態を表わしたもので、(a)は走行エンジン(1)の回転
数、(b)は回転検出器(4)の出力信号、(c)は牽引車の車
速、(d)は車速検出器(5)の出力信号、(e)は論理和回路
(6)の出力信号である。図からも理解されるよう、車速
の加・減速領域においては発電機(2)は励磁されず、定
速領域においてのみ励磁が行なわれる。従って、商用周
波数での運転が前提の冷凍装置の電源として使用でき
る。
時のみ励磁を行ない、冷凍機(3)に電力を供給すること
としている。まず、走行エンジン(1)の回転数を検出
し、発電機(2)の出力周波数が概略商用周波数の範囲で
ある時、第２図(b)に示すような励磁指令信号を出力す
る回転検出器(4)を設けている。しかし、この励磁指令
信号によりそのまま発電機(2)の励磁を行なうと、車の
加減速の一時的な回転変化に対し、運転、停止を頻繁に
行なうため、加減速時の運転は避け、車速が上昇して定
速走行運転に達してから発電機(2)の励磁を行なうよう
車速検出器(5)を設けている。(6)は回転検出器(4)およ
び車速検出器(5)の出力信号が共に出力された時、すな
わち、発電機(2)の出力周波数が概略商用周波数の範囲
で、かつ、車速が上昇し、定速走行運転状態である時に
発電機の励磁装置(7)へ作動信号を出力する論理和回路
である。第２図はこのように構成された発電装置の各部
の状態を表わしたもので、(a)は走行エンジン(1)の回転
数、(b)は回転検出器(4)の出力信号、(c)は牽引車の車
速、(d)は車速検出器(5)の出力信号、(e)は論理和回路
(6)の出力信号である。図からも理解されるよう、車速
の加・減速領域においては発電機(2)は励磁されず、定
速領域においてのみ励磁が行なわれる。従って、商用周
波数での運転が前提の冷凍装置の電源として使用でき
る。
尚、発電機電圧が一定で周波数が変化すると、電動機お
よびトランスが過励磁となったり、トルク不足を生じた
りするので、発電機の励磁装置(7)は第３図に示す様に
電圧が周波数に比例する特性としている（Ｖ／Ｆ制御特
性と云う）。また、回転数の変化については許容範囲が
広く、回転部分の過速度での破壊を注意すれば特に問題
とはならない。
よびトランスが過励磁となったり、トルク不足を生じた
りするので、発電機の励磁装置(7)は第３図に示す様に
電圧が周波数に比例する特性としている（Ｖ／Ｆ制御特
性と云う）。また、回転数の変化については許容範囲が
広く、回転部分の過速度での破壊を注意すれば特に問題
とはならない。
以上は、通常の走行時の動作について説明したが、停車
中であっても、車速インターロックの条件をバイパス
し、エンジンのアイドリング回転数を上げる事により、
冷凍機を運転出来る事は言うまでもない。
中であっても、車速インターロックの条件をバイパス
し、エンジンのアイドリング回転数を上げる事により、
冷凍機を運転出来る事は言うまでもない。
以上説明したように、本考案においては冷凍装置専用の
発電機を牽引車の走行エンジンにより常時駆動するよう
構成すると共に発電機の励磁を走行エンジンの回転数と
車速により限定し、発電機の出力電力でもって冷凍装置
の運転・停止を行うように構成したことにより、冷凍装
置専用のエンジンを搭載することなく、冷凍装置の運転
ができ、設置スペースの削減およびその運転・停止を発
電機の励磁電流にて行うため、安価、堅牢な冷凍機用電
源を提供できる。また発電機と冷凍コンテナの冷凍装置
等の負荷との間を常時電気的に接続状態とするので、ダ
イレクト負荷投入によるショックがなく、かつ主回路の
大電流の開閉制御をせず、励磁電流の制御によって行う
ため安価、小形な制御装置を提供できる。
発電機を牽引車の走行エンジンにより常時駆動するよう
構成すると共に発電機の励磁を走行エンジンの回転数と
車速により限定し、発電機の出力電力でもって冷凍装置
の運転・停止を行うように構成したことにより、冷凍装
置専用のエンジンを搭載することなく、冷凍装置の運転
ができ、設置スペースの削減およびその運転・停止を発
電機の励磁電流にて行うため、安価、堅牢な冷凍機用電
源を提供できる。また発電機と冷凍コンテナの冷凍装置
等の負荷との間を常時電気的に接続状態とするので、ダ
イレクト負荷投入によるショックがなく、かつ主回路の
大電流の開閉制御をせず、励磁電流の制御によって行う
ため安価、小形な制御装置を提供できる。
第１図は本考案の冷凍コンテナ車用発電装置の一実施例
を示す回路図、第２図は本考案の各部の動作を説明する
ための波形図、第３図は本考案に使用する励磁装置の電
圧−周波数の特性図である。 １……走行エンジン、２……発電機 ３……冷凍機、４……回転検出器 ５……車速検出器、６……論理和回路 ７……励磁装置
を示す回路図、第２図は本考案の各部の動作を説明する
ための波形図、第３図は本考案に使用する励磁装置の電
圧−周波数の特性図である。 １……走行エンジン、２……発電機 ３……冷凍機、４……回転検出器 ５……車速検出器、６……論理和回路 ７……励磁装置
Claims (1)
- 【請求項１】冷凍コンテナの運搬用トレーラ等におい
て、冷凍装置専用の発電機を牽引車に搭載し、この発電
機を牽引車の走行エンジンにより常時駆動するよう構成
すると共に、前記発電機と冷凍コンテナの冷凍装置等の
負荷との間を常時電気的に接続状態とし、発電機の出力
周波数が概略商用周波数の時、前記発電機の励磁を制御
してＶ／Ｆ制御を行うと共に、車の加減速時に前記発電
機の励磁を停止し、前記発電機と負荷間を電気的に開閉
することなく、前記冷凍装置の運転、停止を行うことを
特徴とする冷凍コンテナ車用発電装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987071022U JPH069872Y2 (ja) | 1987-05-14 | 1987-05-14 | 冷凍コンテナ車用発電装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1987071022U JPH069872Y2 (ja) | 1987-05-14 | 1987-05-14 | 冷凍コンテナ車用発電装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS63180427U JPS63180427U (ja) | 1988-11-22 |
| JPH069872Y2 true JPH069872Y2 (ja) | 1994-03-16 |
Family
ID=30913203
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1987071022U Expired - Lifetime JPH069872Y2 (ja) | 1987-05-14 | 1987-05-14 | 冷凍コンテナ車用発電装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH069872Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57142465A (en) * | 1981-02-27 | 1982-09-03 | Fuji Heavy Ind Ltd | Trouble detection circuit for refrigerating plant |
| JPS61196825A (ja) * | 1985-01-25 | 1986-09-01 | Honda Motor Co Ltd | エンジンで駆動される車両用補機類の制御装置 |
-
1987
- 1987-05-14 JP JP1987071022U patent/JPH069872Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS63180427U (ja) | 1988-11-22 |
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