JPH0698547A - インバータの電流検出装置 - Google Patents

インバータの電流検出装置

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JPH0698547A
JPH0698547A JP4245214A JP24521492A JPH0698547A JP H0698547 A JPH0698547 A JP H0698547A JP 4245214 A JP4245214 A JP 4245214A JP 24521492 A JP24521492 A JP 24521492A JP H0698547 A JPH0698547 A JP H0698547A
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JP
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signal
current
inverter
main circuit
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JP4245214A
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Kazunobu Nagai
一信 永井
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Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インバータ主回路側と制御回路との間の電気
的絶縁を維持しながら、それほどコストアップすること
なくインバータ主回路に流れる電流を検出する。 【構成】 インバータ主回路6に流れる電流Ioを検出
抵抗19で検出し、その検出信号S1を積分回路39で
積分し、その積分出力信号S2を比較回路43の比較電
圧信号S3と比較する。そして、比較回路43は、積分
出力信号S2が比較電圧信号S3に達する毎に出力信号
S4をハイレベルとし、このハイレベル信号によりトラ
ンジスタ48をオンさせてコンデンサ42を放電させ
る。フォトカプラ51は、出力信号S4がハイレベルと
なる毎にパルス信号を出力してマイクロコンピュータ2
1に与え、マイクロコンピュータ21は、そのパルス信
号の間隔を測定して電流量を演算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、直流電源からの直流電
源電圧をインバータ主回路により交流電圧に変換して負
荷に供給するようにしたインバータの電流検出装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】インバータは、例えば6個のトランジス
タを3相ブリッジ接続してなるインバータ主回路を直流
電源の正,負端子間に接続し、そのインバータ主回路の
出力端子に負荷を接続し、制御回路たるマイクロコンピ
ュータによりベースドライブ回路を介して前記インバー
タ主回路のトランジスタにベース電流を供給してスイッ
チングさせることによって、直流電源電圧を交流電圧に
変換して負荷に供給する構成である。
【0003】ところで、インバータは、産業機器は勿
論、空調機,冷蔵庫等のような家電製品にも用いられて
きており、この種のインバータにおいては、インバータ
主回路に流れる電流を検出して、その電流量に応じて各
種制御を行なって性能,機能の向上若しくは安全性の確
保を図ることが行なわれる。而して、インバータ主回路
に流れる電流を検出する装置としては、従来では次のよ
うなものが考えられている。
【0004】(1)直流電源の負端子とインバータ主回
路との間に検出抵抗を接続し、その検出抵抗による検出
信号をマイクロコンピュータに直接入力する。
【0005】(2)上記検出抵抗の検出信号を絶縁増幅
器を介してマイクロコンピュータに入力する。
【0006】(3)インバータ主回路と直流電源の負端
子とを接続する電源ラインに流れる電流によって発生す
る磁束を磁気検出器で検出して、その検出信号をマイク
ロコンピュータに入力する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記(1)で述べた検
出抵抗を用いる従来の構成では、インバータ主回路とマ
イクロコンピュータとを電気的に絶縁することができな
いので、マイクロコンピュータはインバータ主回路側で
発生したノイズの影響を受け易く、又、インバータ主回
路側の素子が破壊したときにはマイクロコンピュータも
連鎖破壊する不具合がある。
【0008】上記(2)で述べた絶縁増幅器及び(3)
で述べた磁気検出器を用いる従来の構成では、インバー
タ主回路側とマイクロコンピュータとの間の電気的絶縁
の問題はないが、いずれのものも高価な素子を使用する
必要があるので、コストアップになる不具合がある。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、インバータ主回路側と制御回路との間
の電気的絶縁を維持しながら、それほどコストアップす
ることなくインバータ主回路に流れる電流を検出するこ
とができるインバータの電流検出装置を提供するにあ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、直流電源から
の直流電源電圧をインバータ主回路により交流電圧に変
換して負荷に供給するようにしたインバータにおいて、
前記インバータ主回路に流れる電流を検出する検出抵抗
を設け、この検出抵抗による検出信号を積分する積分回
路を設け、この積分回路の積分出力信号が設定値となる
毎に所定幅の出力信号を出力するとともにその積分回路
をリセットする比較回路を設け、この比較回路の出力信
号に基づいてパルス信号を出力するフォトカプラを設
け、このフォトカップラのパルス信号の出力間隔に基づ
いて電流量を判断する制御回路を設ける構成に特徴を有
する。
【0011】
【作用】本発明のインバータの電流検出装置によれば、
検出抵抗にはインバータ主回路に流れる電流の量に応じ
た大きさの検出信号が発生するようになり、積分回路は
この検出信号を積分する。従って、積分回路の積分出力
信号が比較回路の設定値に達するまでの時間は検出抵抗
の検出信号の大きさに応じたものとなる。そして、比較
回路は積分回路の積分出力が設定値になる毎に所定幅の
出力信号を出力するとともにその積分回路をリセットす
るので、比較回路の出力信号の出力間隔は前記インバー
タ主回路に流れる電流量に応じたものとなる。これによ
り、この比較回路の出力信号に基づいてフォトカプラに
よりパルス信号を出力して制御回路に与えるようにすれ
ば、制御回路はパルス信号の出力間隔を測定することに
より電流量を判断することができる。この場合、比較回
路の出力信号はフォトカプラを介して制御回路に与えら
れるので、制御回路と比較回路との間即ちインバータ主
回路側との間の電気的絶縁は維持されるようになる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき、図面を参照
しながら説明する。先ず、図2に従ってインバータの構
成について述べる。直流電源たる直流電源回路1は、1
00ボルトの単相交流電源2の両端子が一方の端子側に
リアクトル3を介して全波整流回路4の交流入力端子に
接続され、その全波整流回路4の正及び負直流出力端子
間にコンデンサ5が接続されて構成されている。
【0013】インバータ主回路6は、6個のNPN形の
トランジスタ7乃至12が3相ブリッジ接続され、各ト
ランジスタ7乃至12のコレクタ,エミッタ間にダイオ
ード13乃至18が夫々接続されて構成されている。そ
して、インバータ主回路6の正側のトランジスタ7乃至
9のコレクタの共通接続点は全波整流回路4の正直流出
力端子に接続され、負側のトランジスタ10乃至12の
エミッタの共通接続点は検出抵抗19を介して全波整流
回路4の負直流出力端子に接続されている。更に、イン
バータ主回路6のトランジスタ7,8及び9のエミッタ
とトランジスタ10,11及び12のコレクタとの共通
接続点たる出力端子U,V及びWは負荷としての交流モ
ータ20の各相入力端子に接続されている。
【0014】制御回路たるマイクロコンピュータ21
は、図示しない操作部からの速度指令信号に基づいてト
ランジスタ7乃至12に対する通電タイミング信号及び
PWM信号を出力するようになっており、その多数の出
力ボートはベースドライブ回路22の入力端子に接続さ
れている。又、ベースドライブ回路22は、制御回路2
1からの通電タイミング信号及びPWM信号に基づいて
トランジスタ7乃至12に対する点弧信号(ベース電
流)を出力するようになっており、その多数の出力端子
はトランジスタ7乃至12のベース及びエミッタに接続
されている。
【0015】電源回路23は、両入力端子がコンデンサ
5の両端子に接続されていて、直流の駆動電源を得るも
のである。即ち、電源回路23は、直流電源回路1から
の直流電源電圧をスイッチングするスイッチング回路,
このスイッチング回路によるスイッチング電圧を適宜降
圧するスイッチングトランス及びこのスイッチングトラ
ンスの出力電圧を整流し平滑する整流平滑回路等から構
成されていて、電気的に絶縁された複数の直流の駆動電
源を得るようになっている。そして、この電源回路23
によって得られた幾つかの駆動電源はマイクロコンピュ
ータ21の直流電源として供給され、一つの駆動電源2
4(図1参照)はインバータ主回路6の負側のトランジ
スタ10乃至12のベースドライブ用の共通の直流電源
として供給され、3つの駆動電源はインバータ主回路6
の正側のトランジスタ7乃至9の各ベースドライブ用の
直流電源として供給されるようになっている。
【0016】さて、図2に従ってベースドライブ回路2
2の具体的構成の一部について述べる。インバータ主回
路6の負側のトランジスタ10乃至12に共通の駆動電
源24の正,負端子間には、コンデンサ25が接続され
ているとともに、抵抗26及びダイオード27乃至29
の直列回路が接続されており、更に、ダイオード27乃
至29の直列回路に並列にコンデンサ30が接続されて
おり、この場合、抵抗26とダイオード27との共通接
続点が基準電圧端子31とされていて、この基準電圧端
子31はインバータ主回路6の負側のトランジスタ10
のエミッタに接続されている。
【0017】インバータ主回路6の負側のトランジスタ
10にベース電流を供給するためのフォトカプラ32
は、発光ダイオード33,図示しないフォトトランジス
タを含む内部回路34及び出力用のNPN形のトランジ
スタ35,36を備えている。そして、発光ダイオード
33のアノード及びカソードはマイクロコンピュータ2
1の出力ポートに接続され、内部回路34の出力端子は
トランジスタ35及び36のベースに接続されている。
更に、トランジスタ35において、コレクタは駆動電源
24の正端子に接続され、エミッタは抵抗37を介して
インバータ主回路6のトランジスタ10のベースに接続
されており、又、トランジスタ36において、コレクタ
はトランジスタ10のベースに接続され、エミッタは駆
動電源24の負端子に接続されている。
【0018】ここで、フォトカプラ32は、発光ダイオ
ード33がマイクロコンピュータ21からの信号により
発光されると、内部回路34がこれを検出してトランジ
スタ35にベース電流を供給してオンさせ、発光ダイオ
ード33の発光が停止されると、トランジスタ35をオ
フさせるとともにトランジスタ36にベース電流を供給
してオンさせるようになっている。
【0019】以上は、インバータ主回路6のベースドラ
イブ回路22の内の一つの負側のトランジスタ10に対
するベースドライブ回路部分を説明したものであるが、
他の負側のトランジスタ11及び12に対しても駆動電
源24を共用電源としてフォトカプラ32と同様のフォ
トカプラが夫々接続されて夫々のベースドライブ回路部
分が構成されている。
【0020】又、インバータ主回路6の正側のトランジ
スタ7,8及び9に対しては、駆動電源24とは別に電
源回路23によって得られた3つの電気的に絶縁された
駆動電源及びフォトカプラ32と同様の3つのフォトカ
プラが用いられて夫々の独立したゲートドライブ回路部
分が構成されている。
【0021】さて、図1に従って、電流検出装置38に
ついて述べる。即ち、積分回路39は、オペアンプ40
を備えている。このオペアンブ40において、反転入力
端子(−)は抵抗41を介して全波整流回路4(図2参
照)の負端子に接続されているとともに、非反転入力端
子(+)は基準電圧端子31に接続され、そして、出力
端子と反転入力端子(−)との間にはコンデンサ42が
接続されている。
【0022】比較回路43はコンパレータ44を備えて
いる。このコンパレータ44において、非反転入力端子
(+)はオペアンプ40の出力端子に接続され、反転入
力端子(−)は抵抗45を介して駆動電源24の正端子
に接続されているとともにツェナーダイオード46を介
して基準電源端子31に接続され、出力端子は抵抗47
を介してNPN形のトランジスタ48のベースに接続さ
れているとともに抵抗49を介してNPN形のトランジ
スタ50のベースに接続されている。そして、トランジ
スタ48のコレクタ及びエミッタはコンデンサ42の両
端子に接続され、トランジスタ50のコレクタ及びエミ
ッタはツェナーダイオード46のカソード及びアノード
に接続されている。
【0023】フォトカプラ51は、発光ダイオード52
及びフォトトランジスタ53を備えている。そして、発
光ダイオード52のアノードはコンパレータ44の出力
端子に接続され、カソードは抵抗54を介して駆動電源
24の負端子に接続されている。又、フォトトランジス
タ53のコレクタ及びエミッタはマイクロコンピュータ
21の入力ポートに接続されている。
【0024】次に、本実施例の作用につき、図3をも参
照しながら説明する。インバータ主回路6のトランジス
タ7乃至12にマイクロコンピュータ21からの通電タ
イミング信号及びPWM信号に基づいてベースドライブ
回路22を介してベース電流を供給して順次オン,オフ
させると、直流電源回路1からの直流電源電圧が交流電
圧に変換されて交流モータ20に供給される。
【0025】以上の動作をインバータ主回路6の負側の
トランジスタ10を例にとって具体的に述べるに、マイ
クロコンピュータ21からフォトカプラ32の発光ダイ
オード33に電流が供給されると、発光ダイオード33
が発光して、これに応じて、トランジスタ35がオンさ
れるようになり、これによって、駆動電源24からトラ
ンジスタ35のコレクタ,エミッタ間及び抵抗37を介
してトランジスタ10にベース電流が供給され、トラン
ジスタ10がオンする。
【0026】逆に、マイクロコンピュータ21からフォ
トカプラ32の発光ダイオード33への電流の供給が停
止されると、発光ダイオード33の発光が停止して、こ
れに応じて、トランジスタ35がオフされ、代りにトラ
ンジスタ36がオンされるようになる。そして、トラン
ジスタ35のオフによりトランジスタ10に対するベー
ス電流の供給が停止され、トランジスタ36のオンによ
りコンデンサ30の端子間電圧がトランジスタ10のエ
ミッタ,ベース間に印加される。この場合、トランジス
タ10のエミッタ電位は基準電圧端子31に生ずる基準
電圧VRとなり、ベース電位はこの基準電圧VRよりも
低い電位となるので、トランジスタ10は逆バイアスさ
れて瞬時にオフとなる。
【0027】このようにして、インバータ主回路6のト
ランジスタ7乃至12が順次オン,オフされると、イン
バータ主回路6に流れる電流Ioが検出抵抗19に流れ
るようになる。この電流Ioは、インバータ主回路6が
PWM制御されていることにより、図3(a)で示すよ
うに断続的なものとなり、且つ、電流量の大小によっ
て、例えば、Ioa及びIobのようにピーク値の大小
異なるものになる。従って、今、検出抵抗19の抵抗値
をRとし、電流Ioの平均値をIとすると、検出抵抗1
9でI×Rの電圧降下が生ずるが、トランジスタ10の
エミッタは基準電圧VRとなっているので、検出抵抗1
9から積分回路39に入力される信号S1は、
【数1】 となって、図3(b)に示すように、基準電圧VRから
負側に変化するものとなる。
【0028】そして、この信号S1は積分回路39によ
って積分されるので、入力用抵抗41の抵抗値をRX及
び帰還用コンデンサ42の容量をCXとすると、その積
分出力信号S2は、
【数2】 のようになり、図3(c)に示すようになる。
【0029】更に、この積分出力信号S2は、比較回路
43のコンパレータ44の設定値たる比較電圧信号S3
と比較される。この場合、コンパレータ44の比較電圧
信号S3は、コンパレータ44の出力信号S4がロウレ
ベル(0)のときには、
【数3】 となっており、図3(d)に示す如くである。比較回路
43においては、図3(c)及び(e)で示すように、
積分出力信号S2が比較電圧信号S3=VZとなると、
コンパレータ44の出力信号S4がハイベル(Vcc)
に変化する。
【0030】コンパレータ44の出力信号がハイレベル
になると、これに応じて、トランジスタ48がオンされ
てコンデンサ42を放電し、又、トランジスタ50がオ
ンしてツェナーダイオード46を短絡する。従って、コ
ンパレータ44の比較電圧信号S3は、
【数4】 に変化する(図3(d)参照)。
【0031】そして、コンデンサ42が放電されて積分
出力信号S2が基準電圧VRとなると、コンパレータ4
4の出力信号S4は再びロウレベル(0)に変化する。
従って、コンパレータ44の出力信号S4のハイレベル
の時間だけフォトカプラ51の発光ダイオード52が通
電されて発光し、図3(f)で示すように、フォトトラ
ンジスタ53がオンする。
【0032】このように、積分回路39の積分出力信号
S2が比較回路43の比較電圧信号S3に達する毎にフ
ォトカプラ51のフォトトランジスタ53がオンするよ
うになる。この場合、フォトトランジスタ53のオン時
間はコンデンサ42の放電時間で一定であり、オフ時間
は電流Iの値によって変化する。即ち、
【数5】 となり、時間Tはフォトカプラ51のフォトトランジス
タ53のオフ時間であり、例えば、電流Io=Ioaの
ときには時間Taであり、電流Io=Iobのときには
時間Tb(Tb<Ta)である。
【0033】以上のようにして、マイクロコンピュータ
21は、フォトカプラ51のフォトトランジスタ53か
らのオン,オフ信号即ちパルス信号を受けて、そのパル
ス信号の間隔Tを測定することにより、回路定数を用い
て次式によって電流Ioの平均値Iを演算する。
【0034】
【数6】 そして、インバータ主回路6がPWM制御されているこ
とから、マイクロコンピュータ21は、PWMのデュー
ティで(6)式を除算することにより交流モータ20の
巻線電流を求めるようにしている。
【0035】尚、積分回路39の時定数を大に設定した
場合には、より長期的な電流の平均値を検出することが
でき、逆に、時定数を小に設定した場合には、より瞬時
的な電流を検出することができる。
【0036】このように、本実施例によれば、インバー
タ主回路6に流れる電流Ioを検出抵抗19により検出
し、その検出信号S1を積分回路39により積分し、積
分回路39による積分出力信号S2を比較回路43によ
り設定値たる比較電圧信号S3と比較し、積分出力信号
S2が比較電圧信号S3に達する毎に比較回路43が所
定幅の出力信号S4たるハイレベルの信号を出力すると
ともに積分回路39をリセット(コンデンサ42の放
電)させ、そして、出力信号S4に基づいてフォトカプ
ラ51のフォトトランジスタ53がパルス信号を出力す
るようにした。
【0037】従って、マイクロコンピュータ21は、フ
ォトカプラ51からのパルス信号の間隔Tを測定するこ
とにより電流Ioの平均値を演算することができるもの
であり、この場合に、マイクロコンピュータ21とベー
スドライブ回路22即ちインバータ主回路6側とはフォ
トカプラ51によって電気的に絶縁されているので、イ
ンバータ主回路6側のノイズの影響をマイクロコンピュ
ータ21が受けることがなく、又、インバータ主回路6
側の素子が破壊してもマイクロコンピュータ21が連鎖
破壊することを防止できる。
【0038】しかも、電流検出装置38は、検出抵抗1
9,積分回路39,比較回路43及びフォトカプラ51
の簡単な回路構成の組合せで実現できるので、従来の絶
縁増幅器或いは磁気検出器とは異なり、高価な素子を用
いる必要がなくて、それほどコストアップとなることは
ない。
【0039】そして、電流検出装置38の駆動電源とし
ては、インバータ主回路6の負側のトランジスタ10乃
至12にベース電流を供給するための駆動電源24を共
用しているので、専用の駆動電源を設ける必要はなく、
それだけ、回路構成が簡単になる。
【0040】尚、本発明は上記し且つ図面に示す実施例
にのみ限定されるものではなく、例えば負荷としては交
流モータに限らず交流負荷全般に適用し得る等、要旨を
逸脱しない範囲内で適宜変形して実施し得ることは勿論
である。
【0041】
【発明の効果】本発明のインバータの電流検出装置は、
以上説明した通り、インバータ主回路に流れる電流を検
出抵抗により検出して、この検出信号を積分回路,比較
回路及びフォトカプラを介して電流量に応じた間隔を有
するパルス信号に変換して制御回路に与えるようにした
ので、インバータ主回路側と制御回路との間の電気的絶
縁を維持しながら、それほどコストアップすることなく
インバータ主回路に流れる電流を検出することができる
という優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す要部の回路構成図
【図2】全体の回路構成図
【図3】作用説明要の信号波形図
【符号の説明】 1は直流電源回路(直流電源)、6はインバータ主回
路、7乃至12はトランジスタ、19は検出抵抗、20
は交流モータ(負荷)、21はマイクロコンピュータ
(制御回路)、22はベースドライブ回路、23は電源
回路、24は駆動電源、32はフォトカプラ、38は電
流検出装置、39は積分回路、43は比較回路、51は
フォトカプラを示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電源からの直流電源電圧をインバー
    タ主回路により交流電圧に変換して負荷に供給するよう
    にしたインバータの電流検出装置において、 前記インバータ主回路に流れる電流を検出する検出抵抗
    と、 この検出抵抗による検出信号を積分する積分回路と、 この積分回路の積分出力信号が設定値となる毎に所定幅
    の出力信号を出力するとともにその積分回路をリセット
    する比較回路と、 この比較回路の出力信号に基づいてパルス信号を出力す
    るフォトカプラと、 このフォトカプラのパルス信号の出力間隔に基づいて電
    流量を判断する制御回路とを具備してなるインバータの
    電流検出装置。
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