JPH0698401B2 - 溶接鋼管の帯板縁部成形ロール - Google Patents

溶接鋼管の帯板縁部成形ロール

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JPH0698401B2
JPH0698401B2 JP1254760A JP25476089A JPH0698401B2 JP H0698401 B2 JPH0698401 B2 JP H0698401B2 JP 1254760 A JP1254760 A JP 1254760A JP 25476089 A JP25476089 A JP 25476089A JP H0698401 B2 JPH0698401 B2 JP H0698401B2
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裕二 橋本
高明 豊岡
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、溶接鋼管の帯板縁部成形ロールに関する。
「従来の技術」 特開昭58-167025号公報が示すように、帯板縁部成形ロ
ールのうち、上ロールを一本のシャフトに嵌合された左
右一対の分割ロールで形成し、これ等両上ロールの対向
面側、つまり内面側上ロール面の曲率半径と、非対向面
側、つまり外面側ロール面の曲率半径とを異にしてお
き、これ等両上ロールの内外側面が反対となるよう、シ
ャフトに対して嵌め替え可能とすることで一対の分割上
ロールにより、二種造管サイズの帯板縁部形成が可能と
することが知られている。
「発明が解決しようとする課題」 溶接鋼管の帯板縁部成形ロールは、上下両ロール間に帯
板を挟み、通過させることで、造管サイズに応じた弯曲
部を帯板縁部に形成させるから、造管サイズが変わるた
びに上記ロールを交換することが必要となる。そのため
のロール交換の手数は大であり、又造管サイズ数に対応
する数のロールが必要であった。
「課題を解決するための手段」 本発明は、上下一組をなすと共に、左右一対をなす分割
上ロールおよび分割下ロールからなる帯板縁部成形ロー
ルにおいて、前記分割下ロールは、この両分割下ロール
間の内方側が小外径でかつ外方側が大外径をなす複数の
段付きロールとなし、これ等外径を異にする各段付きロ
ールの段部毎に、造管サイズに応じてそれぞれ異なる単
一の曲率半径の凹状弯曲面を周設すると共に、各凹状弯
曲面に連続する内方側をフラットに形成してなり、前記
分割上ロールは、その外周ロール面たる凸状弯曲面の頂
点を境とした内側面と外側面とで、前記各段付きロール
にそれぞれ対応した異なる二つの曲率半径のロール面を
有し、それ等両分割上ロールを左右対称に形成すると共
に、それ等両分割上ロールをそれぞれ各保持体に軸受け
し、これ等各保持体に内外面反転機能を具備させ、かつ
保持体に、帯板巾方向における両分割上ロールのロール
面の円弧運動機能を具備させたことを特徴とする溶接鋼
管の帯板縁部成形ロールである。
「作用」 本発明の鋼管の帯板縁部成形ロールによれば、造管サイ
ズに応じて、複数の段付きロールからなる各分割下ロー
ルを帯板の巾方向に間隔調節して使用ロール段を選び、
各分割上ロールの頂点を境に内側面と外側面とに曲率半
径の異なるロール面を有する各分割上ロールを各分割下
ロールの使用ロール段に対応して内外面反転させて使用
ロール面を選ぶと共に、帯板の板厚の大小に応じて各分
割上ロールロール面の帯板巾方向の円弧運動角度調整を
行い、さらに、各分割上ロールを巾方向および上下方向
に位置調整して、帯板の所要部分を上下ロール間に挟み
込んで成形することが出来るので、上下ローツの帯板成
形使用面はそれぞれ単一の曲率半径となり、帯板曲げ範
囲の上下ロールギャップを均一にすることが出来、帯板
の成形性に優れ、しかもロール組み替えの手数を省くこ
とが出来る。
「実施例」 まず第1図から第3図について説明すると、1,1は左右
に二分割された下ロールで、これ等分割下ロールは軸2
外面にそれ等両下ロール間隔の調整が可能に嵌着されて
いる。その左右の分割下ロールは内面側が小外径でかつ
外面側が大外径をなす大小二段の段付きロールとし、そ
れ等径を異にする各段部には、それぞれ曲率半径RB1,RB
2を異にする凹状弯曲周面3a,3bを周設している。図示例
でRB1は小径サイズ用、RB2は大径サイズ用としている。
帯板4の成形は、一定のパスライン高さで行うが、上記
各段部はそれぞれ径差を異にするから、各段部のロール
面をそのパスライン高さに一致できるよう、軸2を高さ
調整可能に設けておく。尚下ロールを駆動する場合は、
上記各段部の径差に拘らずロール面速度を一定とするこ
とが出来るよう、変速装置を付設する必要がある。
上ロール36,36も左右に二分割されたロールとし、各ロ
ールはロール保持体31,31による軸受けされた構成とす
る。該ロール保持体もその間隔調整が可能とし、又その
内面31aと外面31bとを必要に応じて反転可能とする。又
第3図が示すように上ロールは上ロール保持体を介して
帯板4巾方向における上ロールロール面の円弧運動が可
能とする。保持体の軸34で軸受けされた上ロール36,36
のロール面は、少くとも第1図が示すようにその内面側
の曲率半径RU1に対して外面側は異なる曲率半径RU2とす
る。それ等両ロール面部分は、第2図が示すように、更
にRU1−1とRU1−2とでRU1を、又RU2−1とRU2−2と
でRU2を形成し、RU1のロール面部分を中間外径から最大
外径用、RU2のロール面部分を最小外径から中間外径用
とし、上記RU1−1とRU2−1とは薄肉用、RU1−2とRU2
−2とは厚肉用のそれぞれロール面部分とするがよい。
尚既述下ロールと上ロールとの間に間隙調整機能を設け
ることは云うまでもない。
下ロールおよび上ロールは、例えば第4図、第5図が示
す装置に組込む。
下ロール軸2両端は図示しないハウジングにより支持さ
せる。
下ロール1,1上方には帯板4進行方向と直交する方向に
前後一対をなすスライドレール5,5を架設する。該スラ
イドレールは、上記ハウジングにより左右両端を支持さ
せた梁6,6上へ固定されている。
その梁はハウジングに対して上下動可能として上記下ロ
ールと後述上ロールとの間の帯板挟持用間隙を調整可能
とするがよい。
上記スライドレール5,5には、装置主体10,10を装着させ
る。該装置主体は左右一対をなし、装置主体上板部11,1
1の前後両部下面に設けた溝部内へ上記スライドレール
を摺動可能に嵌合させ、かつ上板部11,11の前後方向中
間部から、一定間隔をおいて前後一対をなす挟持板12,1
2を上記スライドレールおよび梁間に垂設する。又上板
部11,11の左右方向中間にはギヤ室を設け、その上板部
の左右両板部間にウォーム軸13を軸受し、上記ギヤ室内
に位置させてウォーム14をウォーム軸13に嵌合させてい
る。該ウォーム軸は上板部11上へ固定された可逆モータ
15とのベルト16かけ渡しにより正逆両方向へ回転可能と
している。
上記装置主体10,10の挟持板12,12間には、上面にウォー
ム14に噛合う歯列21を有するホイール20の上下方向中間
部を枢着する。該ホイールは帯板進行方向と平行に設け
た軸22を中心として揺動可能とし、該揺動は上記歯列と
噛合うウォーム14の正逆両方向回転によって行う。尚ホ
イール上端部からは外方向へアーム23が突出しており、
又装置主体の下部から外方へ突出するアーム24との間に
流体圧シリンダ25を設けて上記ウォーム14と歯列21との
バックラッシを解消できるよう設けている。又ホイール
の下端部には、第5図が示すように前後方向巾広の台板
26が付設してあり、該台板の前後下面から上ロール保持
体用ブラケット27,27を垂下し、又上記台板の前後いず
れかの側面から可逆モータ支持用ブラケット28,28を垂
下する第2台板を突出する。
上ロール保持体31,31は、平面長方形の枠状をなし、そ
の前後両枠板部外面から軸32,32を突出し、それ等軸を
上記上ロール保持体用ブラケット27,27で軸受させてい
る。又その左右両枠板部33,33間に上ロール36を嵌合す
る軸35を軸受して上ロール36をその枠状部内に位置させ
ている。又上記前後両枠板部33,33の左右方向中間部か
らは上下に楔板37,37を突出させており、その上方側楔
板には、既述ホイール20の台板26上に固定されたシリン
ダ38により台板に穿設した透孔を通って上下する逆V字
形係合板39が噛合うことで上ロール保持体31の回転を阻
止する。その上ロール保持体を回転させる際はシリンダ
38により逆V字形係合板を引きあげて楔板37から外して
可逆モータ40により反転させ、次いで再び逆V字形係合
板39をシリンダ38により下降させ、始め下方にあって上
記反転により上方へ移動した楔板37に噛合わせる。既述
可逆モータ支持用ブラケット28,28により可逆モータ40
が軸受され、該モータのギヤ41と上ロール保持体の軸32
に嵌合されたギヤ32aとが噛合せてある。
第4図、第5図において上ロール保持体31,31は、帯板
進行方向と平行な軸芯回りにおいてその内外側面を反転
するよう設けたが、帯板進行方向と垂直に直交する軸芯
回りで反転するようにしてもよく、この場合は第1図が
示すように上ロール保持体31を逆U字形としてその頂部
中心から軸31cを上方へ突出し、該軸を既述ホイール20,
20へ垂直に軸受けさせて、又該軸に嵌着させたギヤを可
逆モータで回転すればよい。
「発明の効果」 本発明の鋼管の帯板縁部成形ロールによれば、造管サイ
ズに応じて、複数の段付きロールからなる各分割下ロー
ルを帯板の巾方向に間隔調節して使用ロール段を選び、
各分割上ロールの頂点を境に内側面と外側面とに曲率半
径の異なるロール面を有する各分割上ロールを各分割下
ロールの使用ロール段に対応して内外面反転させて使用
ロール面を選ぶと共に、帯板の板厚の大小に応じて各分
割上ロールロール面の帯板巾方向の円弧運動角度調整を
行い、さらに、各分割上ロールを巾方向および上下方向
に位置調整して、帯板の所要部分を上下ロール間に挟み
込んで成形することが出来るので、上下ロールの帯板成
形使用面はそれぞれ単一の曲率半径となり、帯板曲げ範
囲の上下ロールギャップを均一にすることが出来、帯板
の成形性に優れ、しかもロール組み替えの手数を省くこ
とが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図から第3図は本発明ロールを示すもので、第1図
は上下両ロールを前方からみた説明図、第2図は第1図
要部の拡大図、第3図は下ロールに対して上ロールを傾
けた状態を示す説明図、第4図はその上ロールを組込む
装置を前方からみた断面図、第5図はその装置を側方か
らみた断面図である。 1……下ロール、2……下ロール軸 5……スライドレール、10……装置主体 14……ウォーム、20……ホイール 22……軸、31……上ロール保持体 36……上ロール
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 板谷 進 愛知県半田市川崎町1丁目1番地 川崎製 鉄株式会社知多製造所内 (56)参考文献 特開 平3−77724(JP,A) 実開 平2−11616(JP,U) 特公 平3−12976(JP,B2)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上下一組をなすと共に、左右一対をなす分
    割上ロールおよび分割下ロールからなる帯板縁部成形ロ
    ールにおいて、前記分割下ロールは、この両分割下ロー
    ル間の内方側が小外径でかつ外方側が大外径をなす複数
    の段付きロールとなし、これ等外径を異にする各段付き
    ロールの段部毎に、造管サイズに応じてそれぞれ異なる
    単一の曲率半径の凹状弯曲面を周設すると共に、各凹状
    弯曲面に連続する内方側をフラットに形成してなり、前
    記分割上ロールは、その外周ロール面たる凸状弯曲面の
    頂点を境とした内側面と外側面とで、前記各段付きロー
    ルにそれぞれ対応した異なる二つの曲率半径のロール面
    を有し、それ等両分割上ロールを左右対称に形成すると
    共に、それ等両分割上ロールをそれぞれ各保持体に軸受
    けし、これ等各保持体に内外面反転機能を具備させ、か
    つ保持体に、帯板巾方向における両分割上ロールのロー
    ル面の円弧運動機能を具備させたことを特徴とする溶接
    鋼管の帯板縁部成形ロール。
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