JPH0698197B2 - 消防自動車の中継水制御バルブ - Google Patents
消防自動車の中継水制御バルブInfo
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- JPH0698197B2 JPH0698197B2 JP21390889A JP21390889A JPH0698197B2 JP H0698197 B2 JPH0698197 B2 JP H0698197B2 JP 21390889 A JP21390889 A JP 21390889A JP 21390889 A JP21390889 A JP 21390889A JP H0698197 B2 JPH0698197 B2 JP H0698197B2
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Description
水制御バルブに関する。
に、火災現場の消防自動車と水源との間を送水用ホース
で繋いでおり、さらに、水源と火災現場との道程が曲が
っていると、ホースをまっすぐに伸延できず、ポンプの
給水能率にも限界があり、円滑に送水を行うことができ
ないという欠点があった。
の間に、数台の消防自動車を配置し、各自動車からの中
継によって、遠距離の水源から消火現場に近い消防自動
車まで送水するようにしている。
た水は、さらに、ホースを介して後続の消防自動車に送
られいくものであり、最後の消防自動車においては、中
継ホースが接続された中継口から消防自動車内に内蔵し
た送水ポンプに中継水が吸引され、ポンプの作動によっ
て所定の放水ノズルより消火の為の放水がなされるもの
である。
節用バルブを設けており、同バルブの操作により、送水
ポンプへの水量調節を行うことによって、適正なノズル
からの放水圧を得ることができるようにしている。
プを、消防自動車のエンジンと連動させておき、エンジ
ンの回転数の調節によって、同ポンプからの放水量の調
節を行うようにしている。
ブあるいはエンジン回転数等の操作を行うことにより、
送水ポンプの過作動による危険を防止し、また、送水不
足によるキャビテーションの発生を防止して、同ポンプ
の損傷をなくすようにしている。
ポンプとの間に介在した水圧計を見ながら行う為に、調
節が煩雑で、思わぬ放水量が同ポンプに至り、送水圧力
の異常高を生起し、放水ノズルを把持した消防士に思わ
ぬ危険を及ぼしていた。
調節して、中継口からの吸引量を調節する手段も、上記
と同様の不具合を有していた。
中継水制御バルブを提供することを目的とする。
受けるように構成した消防自動車の中継口と、同自動車
の送水ポンプとの間に、水流自動制御装置を設け、しか
も、同制御装置を、中継口と送水ポンプとの間に設けた
水流パイプ中途で、オリフィス部を形成したオリフィス
プレートと、同プレートの下流側に位置し、かつ上流方
向に水圧を受けるように構成したシリンダと、オリフィ
スプレートのオリフィス部方向に向かって摺動自在で、
オリフィス部における水流調節を可能に構成したピスト
ンバルブと、同シリンダ内と水流パイプ外側の大気とを
連通した空気連通孔とより構成したことを特徴とする消
防自動車における中継放水制御バルブを提供するもので
ある。
の消防自動車を水源と火災現場との間に配設して中継す
ることにより、遠方の水源から火災現場へ消火水を送る
ものであり、この場合、消火現場での放水を行う消防自
動車の中継口と送水ポンプとの間に水流自動制御装置を
介在している為に、中継した消防自動車からの中継水の
水量が自動的に調節されて、必要かつ充分な水圧を有す
る為、適正なる消火放水を行うことができ、しかも、人
の操作によらず、水圧と空気圧との関係でポンプへの送
水量の自動調節が行われる為に、正確かつ容易な制御を
行うことができる。
向に吸引される中継水は、オリフィスプレートをとお
り、流水パイプ内壁とシリンダの外側壁との間から送水
ポンプ方向に流れるものであるが、中継水の水圧が高い
場合は、シリンダ外側を流れた中継水による背圧がシリ
ンダのピストンバルブにかかり、同バルブがオリフィス
部方向に移動して、同オリフィス部とによって、水量を
絞り込み、所定の水量、水圧とするものである。
るシリンダへの背圧よりも送水ポンプの吸引力が優り、
ピストンバルブがオリフィス部より反対方向の下流側方
向に移動することとなり、オリフィス部の絞りがゆるや
かな状態となり、中継水の水量は、増加することにな
る。
トンバルブが移動する際に、シリンダと大気とを連通し
た空気連通孔から空気が流入、流出する為に、ピストン
バルブの進退作動が自在に行え、従って、同バルブのバ
ランスを取る為に、オリフィス部の絞りを容易に調節で
き、常に一定の水量、水圧で中継水を送水することがで
きる。
への中継水を、コックあるいはエンジンスロットル等の
操作を行うことなく、自動的に一定の水量、水圧で送水
することにより、水圧等の変化による危険や送水ポンプ
の損傷等を解消することができる。
全体側面図において、Aは消防自動車を示し、同自動車
Aの荷台1には、内部に送水ポンプPを収納した枠板2
を設け、同ポンプPに、枠板2の外側面に装着された給
水ホース3が連通されており、同ポンプPを介して同ホ
ース3より消火放水を行うようにしている。
ら送水を受ける為の吸水口4と、中継する消防自動車A
からの送水を受ける為の中継口5とを連通連結している
(第2図参照)。
コック4aとをそれぞれ設けており、中継コック5a及び吸
水コック4aとに、流水パイプ6を介して送水ポンプPの
吸入口P−1を接続している。
イプ7を介して放水口8を連通連結しており、各水流パ
イプ6,7とによって送水ポンプPと各吸水口4、中継口
5及び放水口8とに送水水路Sを形成している。
ンプPを配設しており、消防自動車Aの左右側に、吸水
口4、中継口5及び放水口8がそれぞれ設けられてい
る。
水ポンプPとの間に、水流自動制御装置9を設け、同装
置9によって、自動的に中継水の水量、水圧調整を行う
ことに、その特徴を有するものであり、以下、その構造
を詳説する。
送水ポンプPからの流水パイプ6の先端部には、エルボ
パイプ10を接続し、同パイプ10の先端部に水流自動制御
装置9を装着している。
パイプ10との間に、水流自動制御装置9を構成する取付
パイプ11を連結し、同パイプ11の中央部を外方に膨脹し
て大径状に形成しており、さらに、その両端部に、エル
ボパイプ10等が連結する為の取付フランジ11aを設けて
いる。
状のシリンダ13を内蔵しており、同パイプ11の内周面
に、複数のリブ12を介してシリンダ13が取付けられ、さ
らに、いずれかのリブ12に、空気連通孔14を設け、同孔
14によって、同シリンダ13の内部と、送水水路Sの外部
の大気とを連通している。
開放し、同開放部に受圧体15を摺動自在に遊嵌して、同
受圧体15に送水水路Sの流水下流側から背圧がかかるよ
うに構成している。
の前壁を貫通する支持杆16を突設し、同支持杆16の流量
制御バルブ17を設けており、そして、受圧体15と、支持
杆16と、流量制御バルブ17とにより、ピストンバルブ18
を構成している。
付パイプ11の先端のフランジ11aに取付けたオリフィス
プレート19を設けている。
20を穿設し、同オリフィス部20にピストンバルブ18が向
かって進退自在に構成されており、同バルブ18によって
オリフィス部20における中継水の流量を調節可能として
いる。
バルブを示す。
以下のとおりである。
が送られて、火災現場の同自動車Aの中継口5に送水さ
れ、中継口5の中継コック5aを操作すると、送水ポンプ
Pの作動により、中継水が吸引され、送水水路Sを介し
て放水口8に送り、同放水口8より放水ホース3を介し
て消火放水を行う。
おり、同装置9により自動流量調整を行うものであり、
中継口5からの中継水は、オリフィスプレート19のオリ
フィス部20をとおり、シリンダ13方向に流れるが、中継
水の水圧が高い場合には、中継水の水圧が背圧として、
シリンダ13のピストンバルブ18にかかって、同バルブ18
をオリフィスプレート19方向に前進させる。
大気へ流出して、水圧と空気圧とによってピストンバル
ブ18の摺動を容易に行って、同バルブ18によりオリフィ
ス部20を絞ることにより、中継水の水量を減少させる。
の吸引力がピストンバルブ18にかかる中継水の背圧より
も強くなり、その為に、同バルブ18が同ポンプP方向に
後退し、オリフィス部20を開放して、中継水の水量を増
大させる。
かるピストンバルブ18を進退させることにより、オリフ
ィスプレート19のオリフィス部20の絞り調節を行って、
中継水を一定の水量、水圧に保持するものである。
学消防自動車等にも利用することができるものである。
液供給路23を示す模式図である。
5と送水ポンプPとの間に介在されており、しかも、送
水水路Sの中途部に、化学消防自動車Bに設けた薬液槽
24からの薬液供給路23が接続されている。
路25が接続されており、同迂回路25の中途部にエゼクタ
機能を有する混合装置26が設けられている。
連通連結しており、中継口5から中継コック5aを介して
送水ポンプP方向に中継水を流すと、同ポンプPの下流
側より中継水の一部が迂回路25に回り、混合装置26によ
って薬液を中継水内に吸入するようにしている。
継水とが一体となり、再度、同ポンプPから各放水口8
に送水されるものである。
い場合、薬液の混合比が異なることにより、本発明の水
流自動制御装置9によって、中継水を一定の水量、水圧
とする為に、薬液を一定の混合比で混合することができ
る。
24の薬液バルブを示す。
た場合には、上記と同様に混合比を一定に保持すること
ができるものである。
5の近傍に取付けると共に、送水水路Sの中途部に薬液
槽24を接続している。
ギヤポンプを設け、同ポンプの作動によって薬液を供給
するように構成している。
9により、その水量を減少させ、一方、水量が少なくな
ると、その水量を増大させることにより、水量、水圧を
常に一定に保持して薬液の混合比を一定にすることがで
きるものである。
防自動車の送水水路の模式図、第3図は水流自動制御装
置の説明図、第4図は第3図のI−I線断面図、第5図
は化学消防自動車における水流自動制御装置を設けた送
水水路の模式図である。 図中、 A:消防自動車 P:送水ポンプ 5:中継口 13:シリンダ 14:空気連通孔 18:ピストンバルブ 19:オリフィスプレート
Claims (1)
- 【請求項1】水源から中継用消防自動車を介して送水を
受けるように構成した消防自動車の中継口(5)と、同
自動車の送水ポンプ(P)との間に、水流自動制御装置
(9)を設け、 しかも、同制御装置(9)を、中継口(5)と送水ポン
プ(P)との間に設けた水流パイプ中途で、オリフィス
部を形成したオリフィスプレート(19)と、 同プレート(19)の下流側に位置し、かつ上流方向に水
圧を受けるように構成したシリンダ(13)と、 オリフィスプレート(19)のオリフィス部方向に向かっ
て摺動自在で、オリフィス部における水流調節を可能に
構成したピストンバルブ(18)と、 同シリンダ(13)内と水流パイプ外側の大気とを連通し
た空気連通孔(14)とより構成したことを特徴とする消
防自動車における中継放水制御バルブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21390889A JPH0698197B2 (ja) | 1989-08-19 | 1989-08-19 | 消防自動車の中継水制御バルブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21390889A JPH0698197B2 (ja) | 1989-08-19 | 1989-08-19 | 消防自動車の中継水制御バルブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0377566A JPH0377566A (ja) | 1991-04-03 |
JPH0698197B2 true JPH0698197B2 (ja) | 1994-12-07 |
Family
ID=16647020
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21390889A Expired - Lifetime JPH0698197B2 (ja) | 1989-08-19 | 1989-08-19 | 消防自動車の中継水制御バルブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0698197B2 (ja) |
-
1989
- 1989-08-19 JP JP21390889A patent/JPH0698197B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0377566A (ja) | 1991-04-03 |
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