JPH0698173A - 原画の画像グラデーションの分析および補正方法および装置 - Google Patents

原画の画像グラデーションの分析および補正方法および装置

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JPH0698173A
JPH0698173A JP5079911A JP7991193A JPH0698173A JP H0698173 A JPH0698173 A JP H0698173A JP 5079911 A JP5079911 A JP 5079911A JP 7991193 A JP7991193 A JP 7991193A JP H0698173 A JPH0698173 A JP H0698173A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像処理用の装置において入力装置を用いて
得られた画像値ないし色値の評価によって原画の画像グ
ラデーションを分析しかつ補正する方法を一層簡単、正
確、迅速に動作するようにする。 【構成】 分析すべき原画をある数の部分画像に分割
し、部分画像に対して別個に、画像値ないし色値の明度
成分の頻度分布を部分画像ヒストグラムとして決定し、
評価しかつ画像グラデーションに対して画像に重要な部
分画像を確定し、その部分画像ヒストグラムから、画像
に重要な部分画像における画像値ないし色値の明度成分
の頻度分布に相応する和ヒストグラムを計算して、コン
トラスト補正の目的で原画の画像グラデーション特性曲
線の補正曲線G=f(L)を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子複製技術の分野に
関しかつ電子画像処理用装置および系において原画にお
ける画像グラデーションの分析および補正方法および装
置に関する。画像グラデーションの分析は、原画におけ
るコントラストを補正する目的で画像グラデーションの
特性曲線の補正に対する補正曲線を得るために実施され
る。原画とは、白/黒原画およびカラー原画のことであ
る。
【0002】電子画像処理は実質的に、ステップ画像入
力、画像処理および画像出力から成る。
【0003】例えば画像入力装置としてのカラー画像走
査器(スキャナー)を用いた画像入力の際に、光電走査
ユニットを用いた複製すべきカラー原画の3色(トリク
ロマチック)走査並びに画素毎および走査線に沿った走
査によって、3原色の色値信号(R,G,B)が得ら
れ、その際個々の色値トリオは、カラー原画において走
査された画素の色成分“赤”(R),“緑”(G)およ
び“青”(B)を表している。アナログ色値はデジタル
色値に変換されかつ引き続く画像処理のために記憶され
る。
【0004】画像処理において色値(R,G,B)は通
例まず、減法色混合の法則に従って色分解値(C,M,
Y,K)に変換される。これらは、後の印刷プロセスに
おいて使用される印刷インキ“シアン”(C),“マゼ
ンタ”(M),“黄色”(Y)および“黒”(K)の配
量ないし網点の大きさまたは網目(スクリーン)百分率
に対する尺度である。
【0005】さらに、画像周辺の整合に対する画像の明
るい値および画像の暗い値、色ばみ補正に対する色ばみ
値または露出過剰および露出不足の補正またはコントラ
スト補正に対する補正曲線のような別の種々の画像パラ
メータが設定される。さらに、カラー原画において、画
像再生を改善し、欠陥を補償しまたは編集上の変更を行
うために、局所的および選択的な色補正を行うことがで
きる。
【0006】オペレータによる画像パラメータの設定は
大抵、オペレータがまず、オペレータが当該原画のおお
まかな予備分類に基づいてまたは経験から求める基準値
を予め設定することによって始める。画像パラメータの
設定期間にオペレータは次のようにして画像入力装置の
測定関数を使用する。即ちオペレータは、光電走査ユニ
ットによって、原画における特徴的な画素を、画像周
辺、色ばみおよび明度分布に関して測定しかつこの測定
結果を最適な設定値を見付け出すために使用する。
【0007】画像処理の後画像出力は、適当な画像出力
装置、例えばフィルム材料に色分解版を網目化記録する
ための色分解用露光器(レコーダ)を用いて行われる。
【0008】測定結果の解釈および測定結果の、画像グ
ラデーションに対する最適な設定値への変換のためには
多くの経験が要求されかつ未熟なオペレータにはしばし
ば困難である。
【0009】複製すべき原画における画像グラデーショ
ンの自動分析を、原画の画像値の評価によって行いかつ
分析結果を画像グラデーションの補正に対する画像に依
存した予設定値を求めるために使用することが既に公知
である。オペレータは、画像グラデーションの分析の結
果を判断しかつ提供された予設定値を直接画像入力装置
に転送するかまたは測定関数によって修正ないし補正し
て、最適な設定を行うようにすることができる。これに
よりオペレータは、ルーチンワークから解放されかつ、
複製品質を改善するために付加的な全体または選択的な
色補正が必要である、原画の処理に集中することができ
る。
【0010】原画の画像グラデーションの分析のための
公知の方法は、高域通過フィタリングにより画像にとっ
て重要度の高い原画領域が決められるヒストグラム修正
の方法に基づいている。
【0011】ヒストグラム修正の方法においてコントラ
スト変化は、画像値(例えば明度値)の頻度分布(ヒス
トグラム)に基づいて実施される。ヒストグラムから、
ヒストグラム値の累算によってグラデーション特性曲線
(変換特性曲線)が導出される。オリジナル画像の画像
値はこのグラデーション特性曲線を介して、処理された
画像のヒストグラムが所定の経過をとるように、再分類
される。
【0012】この動作様式は、画像のストラクチャの少
ない、画像にとって重要度の低い前景および背景領域が
ヒストグラムの経過、ひいてはグラデーション補正をも
誤らせることになるという欠点を有している。それ故
に、ヒストグラム修正の方法を使用する前に、画像にと
って重要度の高い前景および背景領域を画像にとって重
要度の低い原画領域から分離しなければならない。
【0013】しかし高域フィタリング(ラプラス等)に
より画像にとって重要度の高い原画領域を決定するため
の方法では、高域フィルタ信号がしきい値を上回る画素
のみが、頻度分布の決定のために用いられる。しかしこ
の動作様式は計算量が膨大で、従って時間がかかる。さ
らに、画像の縁情報から頻度分布を決定することは不都
合であることが多い。
【0014】原画における画像グラデーションの分析の
ための公知の方法はさらに、それが原画の出来るだけ広
範なスペクトルに対して最適な設定値の確実な決定を行
うことができず、その結果画像入力装置の簡単で、迅速
かつ標準化されたパラメータ化が可能でないという欠点
を有している。
【0015】カラー原画における画像グラデーション分
析のための公知の方法は、その都度の画像入力装置によ
って得られる、装置に依存したRGB色空間の色値
(R,G,B)に基づいており、その際画像範囲(Bild
umfang)および色ばみの分析は直接これら色値(R,
G,B)に基づいて実施され、一方画像グラデーション
の分析のためにしばしば、これら色値(R,G,B)か
ら導出される明度信号が使用される。
【0016】従って、この公知の分析方法は、異なった
画像入力装置に接続される際にその都度、それぞれの画
像入力装置の色値(R,G,B)の特性に固有に整合さ
れなければならないことも欠点と見なされる。
【0017】この公知の分析方法はその上計算が繁雑で
ある。というのは画像入力装置によって得られる色値
(R,G,B)は色ばみ分析のために2つの色成分に分
解しなければならずかつ画像範囲の分析または画像グラ
デーションの分析のためにさらになお明度成分に分解し
なければならないからである。
【0018】
【発明の課題】従って本発明の課題は、原画(白/黒原
画、カラー原画)における画像グラデーションを分析お
よび補正するための公知の方法および装置を、それらが
一層簡単、正確かつ迅速に動作するように、改良するこ
とである。
【0019】
【発明の概要】この課題は、方法に関しては請求項1の
特徴部分に記載の構成によって解決されかつ装置に関し
ては請求項28の特徴部分に記載の構成によって解決さ
れる。
【0020】有利な実施例はその他の請求項に記載され
ている。
【0021】本発明の解決手段は次の構成によって特徴
付けられている。
【0022】明度値の頻度分布は有利には、原画の画像
にとって重要度の高い(ストラクチャの豊富な)領域か
らのみ決定される。このために原画はまず、部分画像に
分割される。それぞれの部分画像に対して別個に、部分
画像ヒストグラムの形の明度値のヒストグラムが決定さ
れる。部分画像ヒストグラムは統計学的な方法によって
評価されかつ画像にとって重要度の高い部分画像が分類
される。分類された部分画像の部分画像ヒストグラムか
ら、画像にとって重要度の高い原画領域から成る明度値
の頻度分布に相応する和ヒストグラムが計算される。そ
れからこの和ヒストグラムから、ヒストグラム修正の方
法に従った画像グラデーション特性曲線に対する補正曲
線が導出される。
【0023】画像入力装置を用いて得られる、装置に依
存したRGB色空間の色値(R,G,B)は、カラー原
画における画像グラデーションの分析の実施の前に、選
択可能な、装置に無関係でかつ知覚に従っている写像変
換ないし相関処理−色空間(Kommunikations- Farbrau
m)の色値に変換される。この写像変換ないし相関処理
−色空間の色値は、画像グラデーションの分析およびこ
の画像グラデーションの分析結果に基づいているパラメ
ータ化に対する入力値である。知覚に従っている色空
間、例えばCIELAB色空間への色空間変換によっ
て、分析すべき色値は既に、明度成分L*および2つの
色成分a*およびb*において別個に存在しているの
で、時間を要する換算は省略される。
【0024】
【実施例】次に本発明を図示の実施例につき図面を用い
て詳細に説明する。
【0025】図1には、カラー画像処理システムの概略
がブロックにて示されている。画素毎および走査線に沿
って走査する入力装置はスキャナ1によって示され、面
状に走査する装置はカメラ2によって示され、例えばグ
ラフィック・デザイン・ステーションのようなカラーの
グラフィックデータを発生するための装置はビデオ入力
部3によって示されている。種々の出力装置は、モニタ
4、色分解露光部5またはプルーフレコーダ6によって
示されている。
【0026】入力装置1,2,3によって発生された、
それぞれの装置に依存した色空間の色値R,G,Bは入
力側の色変換器7において装置に無関係な写像変換ない
し相関処理−色空間の色値に変換されかつ画像処理ユニ
ット8に供給される。装置に依存した色空間の、写像変
換ないし相関処理−色空間への色変換は、基準−色系を
介して行われる。
【0027】入力側の色変換器7は例えば、出力色値が
所属の入力色値によってアドレス可能に記憶されている
表メモリ(LUT)として形成されている。値表は入力
側9を介して入力側の色変換器7に入力される。色変換
の際に付加的に、色値の入力側の較正が実施される。入
力側の色変換器7は、図1に示されているように、別個
のユニットまたは入力装置1,2,3または処理ユニッ
ト8の構成部分である。
【0028】画像処理ユニット8において、オペレータ
によって所望される色補正および幾何学的な処理がその
都度利用される写像変換ないし相関処理−色空間の変換
された色値に基づいて実施される。このために画像処理
ユニット8はオペレータ用の操作端末8aに接続されて
いる。さらに、画像処理ユニット8は、処理すべき色値
が一時記憶されている写像変換ないし相関処理−ユニッ
ト8bに接続されている。
【0029】さらに、画像処理ユニット8および操作端
末8aに接続されている原画分析ユニット8cが設けら
れている。原画分析ユニット8cのプログラム入力側に
おいて、画像グラデーションに関する原画分析が行われ
るべきであるかまたは色ばみおよび/または画像範囲に
関しても原画分析が行われるべきであるかどうかを予め
選択することができる。
【0030】画像グラデーションの分析の前に、分析す
べきカラー原画はスキャナー1において画素毎および走
査線に沿って、本来の複製に対して必要な分解能(精密
スキャン)より粗い分解能(粗スキャン)によって走査
される。その際得られる色値R,GおよびBはデジタル
化され、必要に応じて前以て決められた関数(マンセ
ル)に従って予め歪みを与えられ、色変換器7において
選択された写像変換ないし相関処理−色空間15の色
値、例えば色値L*,a*およびb*に変換されかつ最
後に写像変換ないし相関処理−ユニット8bにおいて記
憶される。
【0031】それから粗スキャンの色値L*,a*およ
びb*が写像変換ないし相関処理−ユニット8bから原
画分析ユニット8cにロードされかつそこで数学的およ
び統計学的な方法に従って画像グラデーションに関して
検査される。
【0032】分析の結果から、コントラスト補正のため
に操作端末8aに転送される、画像に依存した予設定値
が導出される。オペレータは、提供された予設定値を直
接、画像設定のために画像処理ユニット8に転送するこ
とができるかまたは最適な設定を実現するために、修正
ないし補正することができる。
【0033】画像処理の後、処理された色値が画像処理
ユニット8から読み出されかつ出力側の色変換器12に
おいて出力側の色変換によってプロセス色値に変換さ
れ、これらは相応の出力装置4,5,6に供給される。
その際相応の出力側の較正があ行われる。
【0034】図2には、カラー画像処理システムに対す
る写像変換ないし相関処理−モデルが示されている。基
準−色系13として、肉眼の視感特性に基づいている、
CIEによって正規化されたXYZ−色値系CIEXY
Zが用いられる。入力装置1,2,3の装置固有のRG
B−色空間14の色値R,G,Bは、入力側の較正によ
って基準−色系13に変換される。基準−色系13の色
値X,Y,Zは、数学的に規定された変換によって選択
可能な装置に無関係の写像変換ないし相関処理−色空間
15の色値に変換され、これらによって画像グラデーシ
ョンの分析および画像処理を行うのである。有利には画
像グラデーションの分析のために、知覚的な写像変換な
いし相関処理−色空間15、有利にはCIELAB−色
空間が使用される。画像処理の後、当該の写像変換ない
し相関処理−色空間15の処理された色値の、出力装置
4,5,6の装置固有のRGB−色空間16のプロセス
色値への変換が行われる。
【0035】図3には、近似的に知覚的に等間隔で構成
されている、CIELAB−色空間と略称するCIE1
976L*a*b*−色空間が示されている。CIEL
AB−色空間の座標には、デカルト表示において、知覚
に従った量、即ち明度L*,赤−緑−彩色性(Bunthei
t)a*(R−G)および黄−青−彩色性b*(Y−
B)が対応付けられている。明度L*の値領域は、基準
白に対する100から絶対黒に対する0に及んでいる。
照明された物体から到来する色(体色)に対する彩色性
a*およびb*の値領域は、約−80から約+120に
及んでいる。基準白および絶対黒は、彩色性0を有して
いる。a*b*−彩色性から、導出された量、(全体
の)彩色性c*(色度)および彩色性の階調角度h(色
相)が計算される。彩色性c*の値領域は、0(中性ま
たはグレー)と約+120との間にある。彩色性の階調
角度hは、正のa*軸に関して0°と360°との間に
ある。
【0036】原画における画像グラデーションを分析し
かつ補正するための本発明の方法は次の考察に基づいて
いる。
【0037】原画の満足できる複製品質は大抵、画像の
明るい箇所(Bildlicht)および画像の暗い箇所(Bildt
iefe)の正しい調整、色ばみの補正および標準となる画
像グラデーションを予め定めることによって既に実現さ
れる。
【0038】申し分ない複製品質のためにはさらに別の
措置が必要である。画像にとって重要なディテールは、
相応の階調値領域において選択的に増幅によってコント
ラスト(図面)を強調しなければならない。しかしこの
ことは、画像前景または画像背景におけるような画像に
とって重要でない階調値領域のコントラストの低減を犠
牲にしてしか行うことができない。
【0039】このコントラスト補正、即ち画像値の明度
補正は、その経過がその都度、原画の画像内容に整合さ
れている補正曲線を用いた画像グラデーションの特性曲
線の補正によって行われ、その際補正された比較的急峻
な画像グラデーションの特性曲線はコントラスト増強作
用をしかつ比較的平坦な画像グラデーションの特性曲線
はコントラスト低減作用をする。
【0040】申し分ないコントラスト補正のために重要
なのは、画像にとって重要な領域と画像にとって重要で
ない原画領域との正しい区別およびコントラスト補正に
対する補正曲線の経過の適当な確定である。
【0041】画像グラデーションの分析は、原画の明度
分布を、コントラストは低いが画像にとって重要な領域
に関して評価し、このコントラストの低い画像ディテー
ルの階調値領域の場所を局限しかつそこから、原画に整
合されたコントラストを高める補正された画像グラデー
ションの特性曲線を導出することができる。
【0042】次に、原画(白/黒原画およびカラー原
画)における画像グラデーションを分析しかつ補正する
ための方法の個々のステップ[A]ないし[E]につい
て詳しく説明する。
【0043】ステップ[A] 画像にとって重要な原画領域から明度値の頻度分布を決
定するために、第1のステップ[A]において分析すべ
き原画が幾何学的に部分画像、例えば16×16の部分
画像の部分画像マトリクスに分割される。
【0044】ステップ[B] 第2のステップ[B]において、それぞれの部分画像に
対して、白/黒原画の画像値の頻度分布ないしカラー原
画の色値(L*,a*,b*)の明度成分L*の頻度分
布が、それぞれの部分画像において部分画像ヒストグラ
ムとして求められる。
【0045】ステップ[C] 第3のステップ[C]において、個々の部分画像の部分
画像ヒストグラムが統計学的な方法によって評価され
[C1]かつそれからそれぞれの評価結果に基づいて、
原画の画像グラデーションに対して画像にとって重要な
部分画像が分類される[C2]。
【0046】部分画像ヒストグラムの評価[C1] 画像にとって重要な画像部分および画像にとって重要で
ない部分画像の決定は例えば、統計学的なヒストグラム
パラメータSDev“ばらつき”ないし“標準偏差”
と、略してヒストグラムパラメータFlAnt“相対面
積成分”と称するヒストグラムパラメータFlAnt
“最も頻度の高い画像値の相対的な面積成分”とを用い
て行われる。しかし別のヒストグラムパラメータを用い
ることもできる。
【0047】ヒストグラムパラメータSDev“ばらつ
き”は、画像値の、ヒストグラム分布の平均値からの平
均偏差に対する尺度である。ヒストグラムパラメータS
Dev“ばらつき”の小さい値を有する部分画像はおそ
らく僅かなストラクチャを含んでおり、従って画像にと
って重要でない。ヒストグラムパラメータSDev“ば
らつき”の大きな値を有する部分画像はおそらく数多く
のストラクチャを含んでおり、従って画像にとって重要
である。
【0048】画像にとって重要な領域と画像にとって重
要でない領域との後からの分類は、ヒストグラムパラメ
ータSDev“ばらつき”の固定可能なしきい値SwS
Devを介して行われる。部分画像のヒストグラムパラ
メータSDev“ばらつき”の値が前以て決められたし
きい値SwSDevより小さければ、部分画像はストラ
クチャ少ないものとして分類される。
【0049】ヒストグラムパラメータSDev“ばらつ
き”の大きな値から、例えば異なった明度のストラクチ
ャの少ない大面積の画像領域を有する画像において(2
モードのヒストグラム分布)、部分画像における数多く
のストラクチャが一義的に推測されない。このような形
式の画像を識別するために、ヒストグラムパラメータF
lAnt“相対面積成分”が用いられる。
【0050】ヒストグラムパラメータFlAnt“相対
面積成分”は、原画の“単調さ”、即ち部分画像におけ
るストラクチャの少ない画像領域の成分に対する尺度で
ある。ヒストグラムパラメータFlAnt“相対面積成
分”は、部分画像における画像値の総数に関して最も頻
度の高い画像値の相対成分を表している。ヒストグラム
パラメータFlAnt“相対面積成分”の大きな値を有
する部分画像はおそらく、少ないストラクチャを含んで
おり、従って画像にとって重要でない。ヒストグラムパ
ラメータFlAnt“相対面積成分”の小さな値を有す
る部分画像はおそらく、数多くのストラクチャを含んで
おり、従って画像にとって重要である。
【0051】ヒストグラムパラメータFlAnt“相対
面積成分”を用いた画像にとって重要な領域および画像
にとって重要でない領域への後からの分類も、固定可能
なしきい値SwFlAntを介して行われる。部分画像
のヒストグラムパラメータFlAnt“相対面積成分”
が前以て決められたしきい値SwFlAntより大きけ
れば、この部分画像はストラクチャの少ないものとして
分類される。
【0052】後からの部分画像の分類のためにまず、ヒ
ストグラムパラメータSDev“ばらつき”のしきい値
SwSDevおよびヒストグラムパラメータFlAnt
“相対面積成分”のしきい値SwFlAntが固定され
る。これらしきい値は、2つのパラメータ類への分配を
決定する。数多くのストラクチャを有する原画の場合、
即ち多数の部分画像がストラクチャを含んでいるとき、
しきい値は比較的大きく選択することができる。僅かな
ストラクチャを有する原画の場合、即ち僅かな数の部分
画像しかストラクチャを含んでいないとき、しきい値は
比較的小さく選択しなければならない。
【0053】部分画像ヒストグラムの評価のために、そ
れぞれの部分画像に対して、ヒストグラムパラメータS
Dev“ばらつき”およびヒストグラムパラメータFl
Ant“相対面積成分”が、ヒストグラムの統計学的な
評価のための計算方法に従って計算される。
【0054】ヒストグラムパラメータSDev“ばらつ
き”は次のように計算される:部分画像は一連の画像値
1,…,xNから成っている。
【0055】Nは、画像値xi:1,…Mの値領域にお
ける画像値の総数である。H(i)は、部分画像におけ
る値iを有する画像値の数である。
【0056】まず、画像値Nの数が計算される:
【0057】
【数8】
【0058】それからヒストグラムパラメータSDev
“ばらつき”を求めるためにまず、頻度分布の平均値が
計算され、その際頻度分布の平均値は、分布の別の画像
値がその回りに集まる所の画像値である。平均値Mea
nは次のようにして求められる:
【0059】
【数9】
【0060】引き続いて、分散Varが求められる:
【0061】
【数10】
【0062】そこからヒストグラムパラメータSDev
“ばらつき”が次のようにして得られる: SDev=√Var 標準偏差ないし分散は、画像値の、分布の平均値からの
平均偏差に対する尺度である。この標準偏差が小さけれ
ば、画像値は平均して平均値の近傍にある(狭い頻度分
布)。標準偏差が大きければ、画像値の、平均値からの
比較的大きな偏差が比較的頻繁に生じる(広い頻度分
布)。
【0063】ヒストグラムパラメータFlAnt“相対
面積成分”は次のように計算される:ヒストグラムパラ
メータFlAnt“相対面積成分”を決定するために、
ヒストグラム値H(i)がまず、頻度の下降する順序に
おいて分類される⇒Hs(i)。累算すべきヒストグラ
ム値HS(i)の数nを予め与えることによって、次の
ようにヒストグラムパラメータFlAntが計算され
る:
【0064】
【数11】
【0065】ヒストグラムパラメータFlAntは、画
像値の総数に関連した最も頻度の高い画像値の相対成分
Sを表しておりかつ原画の‘単調さ’に対する、即ち原
画のストラクチャの少ない画像領域の成分に対する尺度
である。
【0066】ヒストグラムパラメータSDev“ばらつ
き”およびFlAnt“相対面積成分”の計算後、次に
説明するように、しきい値SwSDevおよびSwFl
Antが固定される。
【0067】明度のヒストグラムを決定するために十分
な数の画像にとって重要な部分画像を得るために、しき
い値SwSDevおよび/またはしきい値SwFlAn
tを原画に依存して決定することが有利であることがわ
かっている。
【0068】ヒストグラムパラメータSDev“ばらつ
き”に対するしきい値SwSDevを固定するために次
のことが実施される:ヒストグラムパラメータSDev
“ばらつき”に対するしきい値SwSDevの固定は次
の原理に基づいている。
【0069】しきい値SwSDevの画像に依存した固
定のために、個々の部分画像のヒストグラムパラメータ
SDev“ばらつき”の値の頻度分布が用いられる。
【0070】このために図4には、僅かなストラクチャ
を有する原画におけるヒストグラムパラメータSDev
“ばらつき”の頻度分布(左側)および数多くのストラ
クチャを有する原画におけるヒストグラムパラメータS
Dev“ばらつき”の頻度分布(右側)が示されてい
る。異なって固定されたしきい値Sがそれぞれ、頻度分
布を2つの部分に分けており、これは別個の頻度分布と
見做すことができる。
【0071】この別個の頻度分布に対してその都度“情
報内容”(エントロピー)が計算され、その際しきい値
Sが可能な値領域を介してシフトされる。エントロピー
関数Φ(S)は、可能な値領域を介してシフトされたし
きい値Sに依存した2つの個々の別個の頻度分布のエン
トロピーの和として定義される。
【0072】このために図5には、エントロピー関数Φ
(S)の典型的な経過が示されている。それからヒスト
グラムパラメータSDev“ばらつき”に対するしきい
値SwSDevとして例えば、エントロピー関数Φ
(S)が最大値を有するかまたはエントロピー関数Φ
(S)が例えば90%である最大値のパーセンテージに
達する所の値Sが選択される。
【0073】ヒストグラムパラメータFlAnt“相対
面積成分”のしきい値SwFlAntを固定するため
に、次のことが実施される:ヒストグラムパラメータF
lAnt“相対面積成分”のしきい値SwFlAntに
対して例えば固定値が前以て決められる。しかしヒスト
グラムパラメータFlAntの計算の際に、最も頻繁に
累算すべき画像値の数が画像範囲(明度の最小/最大
値)に依存して決定される。
【0074】すべての部分面に対するヒストグラムパラ
メータSDevおよびFlAntの計算の後、ヒストグ
ラムパラメータSDevおよびFlAntが検出されか
つ画像にとって重要な(ストラクチャの豊富な)部分画
像と画像にとって重要でない(ストラクチャの少ない)
部分画像とに分類するために相応のしきい値SwSDe
vおよびSwFlAntと比較される。
【0075】部分画像の分類[C2] 部分画像の分類は次の分類パターンに従って行われる:
【0076】
【表1】
【0077】この分類パターンにおいて使用の記号は次
の通りである: SDev =ヒストグラムパラメータ“ばらつき” FlAnt =ヒストグラムパラメータ“相対面積成
分” SwSDev =ヒストグラムパラメータ“ばらつき”
に対するしきい値 SwFlAnt=ヒストグラムパラメータ“相対面積成
分”に対するしきい値 部分画像は、ヒストグラムパラメータSDev“ばらつ
き”の値が前以て決められたしきい値SwSDevより
大きくかつヒストグラムパラメータの値FlAntが前
以て決められたしきい値SwFlAntより小さいとき
にのみストラクチャを含んでおり、従って画像にとって
重要として分類される。
【0078】上記の分類パターンに従ってストラクチャ
豊富と分類された部分画像の部分画像ヒストグラムは、
以下に説明するステップ[D]に従って和ヒストグラム
を決定するために用いられる。
【0079】ステップ[D] 第4のステップ[D]において、画像にとって重要と分
類された部分画像の部分画像ヒストグラムから、画像に
とって重要な部分画像における画像値の頻度分布ないし
明度成分に相応する和ヒストグラムが計算される。この
ためにそれぞれの明度段階L*に対して、画像にとって
重要な部分画像の個々の部分画像ヒストグラムにおいて
関数的に対応する頻度値が加算されかつ相応の明度値L
*に関する新たな頻度分布としてのこの累算加算された
頻度値が和ヒストグラムとして決定される。
【0080】図6のaには、画像にとって重要な部分画
像の分類が行われていない明度のヒストグラムの経過が
示されている(公知技術)。この図の右側部分に、原画
20が示されている。この公知技術によれば、この図の
左側部分に示されている明度ヒストグラム21を形成す
るために原画全体が用いられる。
【0081】図6のbには、画像にとって重要な部分画
像の分類に対する例および画像にとって重要な部分画像
の部分画像ヒストグラムから生じた和ヒストグラムの経
過が示されている。
【0082】図6のbの右側部分にも原画20が示され
ているが、それは、ステップ[A]に従って部分画像2
2に分割されたものである。ステップ[B]および
[C]に従って、部分画像22に対して部分画像ヒスト
グラムが形成されかつ部分画像のヒストグラムの評価に
よって画像にとって重要な部分画像が固定される。画像
にとって重要な部分画像は、図6のbにおいて例として
黒くマーキングされている。
【0083】ステップ[D]によって形成された和ヒス
トグラム23が、図6のbの左側部分に示されている。
この和ヒストグラムは、画像にとって重要な原画領域か
らの明度値L*の頻度分布を再現している。この和ヒス
トグラムは、ステップ[E]において補正曲線G=f
(L)を求めるために、コントラスト補正の目的で画像
グラデーション特性曲線を補正するための使用される。
【0084】ステップ[E] 第5のステップ[E]において、和ヒストグラムからヒ
ストグラム修正の方法に従ってコントラスト補正に対す
る補正曲線G=f(L)が求められる。
【0085】まずヒストグラム修正の方法について詳細
に説明する。
【0086】ヒストグラム修正 ヒストグラム修正の方法は基本的に、コントラスト補正
のための補正曲線を自動的に決定するのに申し分なく適
している。というのは、統計学的な画像分析に基づいて
かつコントラスト知覚に関するモデル紹介によって、特
定の原画に整合された、コントラスト補正のための特性
曲線経過が単独で計算されるからである。
【0087】ヒストグラム修正の方法において、画像値
の頻度分布(ヒストグラム)に基づいてコントラスト変
化が実施される。オリジナル画像の画像値は変換を介し
て、処理された画像のヒストグラムが所定の経過をとる
ように、再分類される。
【0088】ヒストグラム修正の方法を、以下のステッ
プにおいて実行される等頻度化の例に基づいて説明す
る:第1ステップにおいて、画像値の頻度分布が決定さ
れる。
【0089】第2ステップにおいて、ヒストグラム値の
累算によって、頻度分布の和頻度に相応する変換特性曲
線が計算される。
【0090】第3ステップにおいて、画像値がこの変換
特性曲線を介して変換される。
【0091】グラデーションとしての変換特性曲線を用
いた画像値の変換の後、処理された画像のヒストグラム
は変化された経過を示す。
【0092】画像値(連続的な画像値)の非常に小さな
段階付け(量子化)の理想的な場合、ヒストグラムは正
確に均一に分布される。画像値(離散的な画像値)の比
較的粗い量子化の場合、画像値段階の再分布によって画
像値の均一な分布はもはや実現されないが、頻度ピーク
は幅広になりかつ著しく偏平化される。
【0093】図7には、連続的な画像値を有する等頻度
化の方法原理(図7の左側部分)および離散的な画像値
を有する等頻度化の方法原理(図7の右側部分)が示さ
れている。そこにはそれぞれ、入力ヒストグラム24、
変換特性曲線25および変換特性曲線に従って修正され
た入力ヒストグラム24に相応する出力ヒストグラム2
6が図示されている。
【0094】等頻度化の方法に従って決定された補正曲
線G=f(L)は、頻繁に生じる画像値の階調値領域に
おける画像値段階を拡張することによってコントラスト
を強調するようにし(急峻な特性曲線経過)かつあまり
頻繁に生じない画像値の階調値領域における画像値段階
をまとめることによってコントラストを低減するように
する(偏平な特性曲線経過)。
【0095】ヒストグラム修正ないし等頻度化の方法の
説明の後、ステップ[E]に戻る。画像グラデーション
特性曲線の補正のためのステップ[E]に従った補正曲
線G=f(L)の決定は、次式に従った領域LMinな
いしLMaxにおける和ヒストグラムのヒストグラム値
H(i)の累算によるヒストグラム修正の既述の方法に
従って行われる:
【0096】
【数12】
【0097】その際ヒストグラム値H(i)の累算は、
原画の明度範囲の分析された最小値および最大値(画像
の明るい値および画像の暗い値)の間でのみ実施され
る。
【0098】図8には、和ヒストグラム27からの、画
像の暗い箇所と明るい箇所との間での補正曲線G=f
(L)の決定が線図にて示されている。
【0099】補正曲線G=f(L)の平滑化は、例えば
方法“平滑化平均値”に従って低域フィルタリングによ
って行われる。この方法によれば、平滑化特性曲線の値
は重み付けられた和として、平滑化されない特性曲線の
隣接値から計算される。重み付け係数の固有の選択によ
って、例えば5つの値の平均化間隔において最適な平滑
化は最小の偏差を有する3次の多項式によって二乗平均
において実現される。重み付け係数は、次のように形成
することができる:
【0100】
【表2】
【0101】コントラスト補正に対する補正曲線G=f
(L)の経過は、制限された数の基準値(例えば16の
基準値)によって再現される。平滑化特性曲線の値から
の基準値の選択は、出来るだけ視感上等間隔において行
われる。明度のヒストグラムから決定されるコントラス
ト補正は例えば、純然たる明度補正として、カラー画像
値における中立グラデーションの変化を介して計算され
る。補正曲線G=f(L)に対して、画像の明るい値と
暗い値との間の基準値が決定される。
【0102】本来のコントラスト本来は、求められた補
正曲線G=f(L)を画像走査装置に転送しかつそこで
例えば表メモリLUTに格納されている画像グラデーシ
ョン特性曲線が補正特性曲線G=f(L)に相応して補
正される。それから補正された画像グラデーション特性
曲線に従った変換に対して、精密スキャンによって画像
走査装置において得られた画像値が用いられる。
【0103】補正曲線G=f(L)の使用は実際には多
くの場合、強すぎるコントラスト補正を来し、それはし
ばしば不都合である。
【0104】可変のコントラスト補正 それ故にこの方法の有利な実施例は、コントラスト補正
を選択可能な補正係数kを用いて可変にする点にあり、
その結果補正強度は最小(0%)から最大(100%)
までの補正係数kにわたって設定可能である。
【0105】この可変のコントラスト補正を、図9に基
づいて説明する。まず明度ヒストグラムH(29)から
ヒストグラム修正の方法に従って、ヒストグラムグラデ
ーションHG(30)が決定される。ヒストグラムグラ
デーションHG(30)の使用は、補正強度100%に
相応する。同時に、0%の補正強度に相応する線形グラ
デーションLG(31)が発生される。
【0106】原画に対する可変のコントラスト補正は、
補正係数kを介して選択可能な、ヒストグラムグラデー
ションHG(30)のグラデーション成分と線形グラデ
ーションLG(31)のグラデーション成分との、次式
に従った加算によって形成される補正グラデーションK
G(32)を介して行われる: KG=k*HG+(1−k)*LG 選択可能なグラデーション成分k*HG(33)および
(1−k)*LGも、図9に図示されている。
【0107】補正強度は有利には、補正係数kをその都
度原画の特性に依存して固定することによって画像に依
存して形成される。
【0108】画像に依存した補正係数kは次の原理に基
づいて求められる:補正曲線G=f(L)の計算された
経過(最大のコントラスト補正)の、補正曲線G=f
(L)の線形の経過(最小のコントラスト補正)からの
平均二乗偏差は、コントラスト補正の“視感上の”強度
に対する尺度である。RMS値と称する平均二乗偏差
(平均二乗の平方根)は、視感上の等間隔の明度画像値
L*から決定される。大きなRMS値は強いコントラス
ト補正に相応し、小さなRMS値は僅かなコントラスト
補正に相応する。
【0109】しかし補正曲線G=f(L)の計算された
経過のRMS値は一般には視感上必要な補正に相応しな
い。コントラスト補正の必要な強度は一般に、明度値の
頻度分布の経過に依存している。著しく偏った(著しく
明るい/著しく暗い)ヒストグラム経過を有する原画は
大抵、比較的強い補正を要求する。比較的一様なヒスト
グラム経過を有する原画は大抵、比較的僅かなまたは小
さな補正を要求する。
【0110】ヒストグラム分布が比較的一様であるかま
たは強く偏っているかは、有利には統計学的なヒストグ
ラムパラメータ“歪度”および“尖度”から導出され
る。
【0111】パラメータ“歪度”(対称性係数)は、ヒ
ストグラム分布の枝の不均質性を表す。パラメータ“尖
度”は、ヒストグラム分布の経過(平坦である/尖って
いる)に対する尺度である。
【0112】ヒストグラムパラメータSkew“歪度”
およびKurt“尖度”の計算は、分類された画像にと
って重要な部分画像の和ヒストグラムから次式に従って
行われる:ヒストグラムパラメータSkew“歪度”:
【0113】
【数13】
【0114】ヒストグラムパラメータKurt“尖
度”:
【0115】
【数14】
【0116】ヒストグラムパラメータSkew“歪度”
(対称性係数)は、分布の枝の不均質性、即ち画像値
の、平均値からの正の偏差および負の偏差の差を表す。
対称性係数は、頻度分布が大きな値に向かって長い枝を
有しているとき、正である。これに対して頻度分布が小
さな値に向かって長い枝を有しているとき、対称性係数
は負である。対称的な頻度分布に対して、対称性係数は
近似的に零である。
【0117】ヒストグラムパラメータKurt“尖度”
は、頻度分布の、正規分布に対して相対的な経過(平坦
である/尖っている)に対する尺度である。ヒストグラ
ムパラメータKurt“尖度”が小さいないし負である
とき、頻度分布は平坦な経過を示し(幅広の頻度分
布)、これに対してそれが大きいとき、頻度分布は尖っ
た経過を示す(狭い頻度分布)。
【0118】図10には、種々のヒストグラム分布およ
びヒストグラムパラメータSkew“歪度”およびKu
rt“尖度”の値が示されている。
【0119】補正係数kの固定は有利には、計算された
コントラスト補正の強度(RMS値)および/またはヒ
ストグラムパラメータSkew“歪度”およびKurt
“尖度”の頻度分布の経過に依存して次のステップに従
って行われる:第1ステップにおいて、補正曲線G=f
(L)のRMS実際値(ヒストグラムグラデーション)
が計算される。RMS実際値は最大の補正強度に相応す
る。
【0120】計算された補正曲線G=f(L)のRMS
実際値(ヒストグラムグラデーション)は、ヒストグラ
ムグラデーション(HG)の、線形グラデーション(L
G)からの平均二乗偏差として決定される。このために
図11に、ヒストグラムグラデーション(HG)のRM
S値が示されている。
【0121】ヒストグラムグラデーション(HG)のR
MS実際値(RMSgrd)の計算は次式に従って行われ
る:
【0122】
【数15】
【0123】ただし δi=補正された画像値(ヒストグラムグラデーション
HG)の、補正されない画像値i(線形グラデーション
LG)からの偏差 N =偏差δiの数 第2ステップにおいて、RMS目標値が分類パターンに
基づいてコントラスト補正に対するRMS予設定値とし
て決定される。
【0124】3つの領域“均衡がとられている”,“偏
っている”および“著しく偏っている”への分類は、統
計学的なヒストグラムパラメータSkew“歪度”およ
びKurt“尖度”の、固定されたしきい値SSw1,
SSw2ないしKSw1,KSw2との比較によって次
のように行われる:分類パターン:
【0125】
【表3】
【0126】ここでRMS予設定値は、コントラスト補
正に対するRmsiを意味する: Rms1=弱いコントラスト補正 Rms2=弱いコントラスト補正 Rms3=中間のコントラスト補正 Rms4=中間のコントラスト補正 Rms5=強いコントラスト補正 ただし SSw1,SSw2=ヒストグラムパラメータ“歪度”
のしきい値 KSw1,KSw2=ヒストグラムパラメータ“尖度”
のしきい値 分類の結果として、画像グラデーション分析から導出さ
れた必要なコントラスト補正に対するRMS予設定値R
msiが生じる。
【0127】それからRMS予設定値Rmsi(RMS
目標値)およびRMS実際値Rgrdから、第3のステッ
プにおいて補正係数kの必要な値が計算される:
【0128】
【数16】
【0129】補正係数kの値は一般に、0.0(最小の
補正)と1.0(最大の補正)との間にある。補正係数
の計算が1.0より大きな値を生じなければ、値は1.
0に制限される。
【図面の簡単な説明】
【図1】カラー画像処理システムの概略を示す線図であ
る。
【図2】カラー画像処理システムに対する写像変換ない
し相関処理モデルを示す線図である。
【図3】CIELAB−色空間を示す線図である。
【図4】異なったストラクチャの原画におけるヒストグ
ラム−パラメータの頻度分布を示す線図である。
【図5】エントロピー−関数を示す線図である。
【図6】画像にとって重要な部分画像の分類が行われな
い明度−ヒストグラムの経過(従来技術)と画像にとっ
て重要な部分画像の分類が行われた明度−ヒストグラム
の経過とを対比して示す線図である。
【図7】連像的な画像値および離散的な画像値を有する
“等頻度化”方法の原理を示す線図である。
【図8】和−ヒストグラムから補正曲線を決定する方法
を説明する線図である。
【図9】可変のコントラスト補正方法を説明する線図で
ある。
【図10】ヒストグラム−パラメータ“歪度”および
“尖度”のヒストグラム分布および値を示す線図であ
る。
【図11】ヒストグラム−グラデーションのRMS−値
を示す線図である。
【符号の説明】
1 スキャナー、 2 カメラ、 3 ビデオ入力部、
4 モニタ、 5色分解版露光装置、 6 プルーフ
レコーダ、 7 入力側の色変換器、 8画像処理ユニ
ット、 8a 操作端末、 8b 写像変換ないし相関
処理−ユニット、 8c 原画分析ユニット、 12
出力側の色変換器、 13 基準−色系、 14 RG
B−色空間、 15 装置に無関係な写像変換ないし相
関処理−色空間、 16 装置に固有のRGB−色空
間、 17 CMYK−色空間

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像処理用の装置およびシステムにおい
    て入力装置を用いて画素毎および走査線に沿った光電走
    査によって得られた画像値ないし色値の評価によって原
    画の画像グラデーションを分析しかつ補正する方法にお
    いて、 分析すべき原画をある数の部分画像に分割し、 それぞれの部分画像に対して別個に、相応の部分画像に
    おける画像値ないし色値の明度成分の頻度分布を部分画
    像ヒストグラムとして決定し、 個々の部分画像の部分画像ヒストグラムを評価しかつ該
    評価に基づいて画像グラデーションに対して画像にとっ
    て重要な部分画像を確定し、 画像にとって重要な部分画像の部分画像ヒストグラムか
    ら、画像にとって重要な部分画像における画像値ないし
    色値の明度成分の頻度分布に相応する和ヒストグラムを
    計算し、かつ前記和ヒストグラムからヒストグラム修正
    の方法に従って、コントラスト補正の目的で原画の画像
    グラデーション特性曲線を補正するための補正曲線(G
    =f(L))を求めることを特徴とする原画の画像グラ
    デーションの分析および補正方法。
  2. 【請求項2】 画像にとって重要な(ストラクチャ豊富
    な)部分画像を確定するための部分画像ヒストグラムの
    評価を、統計学的なヒストグラムパラメータを用いて行
    う請求項1記載の原画の画像グラデーションの分析およ
    び補正方法。
  3. 【請求項3】 部分画像ヒストグラムの評価のためにそ
    の都度、部分画像ヒストグラムのヒストグラムパラメー
    タ“ばらつき”(SDev)およびヒストグラムパラメ
    ータ“最も頻度の高い画像値の相対的な面積成分”(F
    LAnt)を用い、前記ヒストグラムパラメータ“ばら
    つき”(SDev)およびヒストグラムパラメータ“最
    も頻度の高い画像値の相対的な面積成分”(FLAn
    t)は、部分画像の画像領域におけるストラクチャに対
    する尺度である請求項2記載の原画の画像グラデーショ
    ンの分析および補正方法。
  4. 【請求項4】 画像にとって重要な部分画像の確定をそ
    の都度、分類パターンに従って、ヒストグラムパラメー
    タ“ばらつき”(SDev)およびヒストグラムパラメ
    ータ“最も頻度の高い画像値の相対的な面積成分”(F
    LAnt)の、それぞれの原画に対して選択可能なしき
    い値(SwSDev,SwFLAnt)との比較によっ
    て行う請求項1から3までのいずれか1項記載の原画の
    画像グラデーションの分析および補正方法。
  5. 【請求項5】 部分画像を分類パターンに従って、部分
    画像のヒストグラムパラメータ“ばらつき”(SDe
    v)の値が前以て決められたしきい値(SwSDev)
    より大きくかつ部分画像のヒストグラムパラメータ“最
    も頻度の高い画像値の相対的な面積成分”(FLAn
    t)の値が前以て決められたしきい値(SwFLAn
    t)より小さいとき、画像にとって重要であると分類す
    る請求項1から4までのいずれか1項記載の原画の画像
    グラデーションの分析および補正方法。
  6. 【請求項6】 ヒストグラムパラメータ“ばらつき”
    (SDev)に対するしきい値(SwSDev)および
    /またはヒストグラムパラメータ“最も頻度の高い画像
    値の相対的な面積成分”(FLAnt)に対するしきい
    値(SwFLAnt)をその都度、原画の特性に依存し
    て選択する請求項1から5までのいずれか1項記載の原
    画の画像グラデーションの分析および補正方法。
  7. 【請求項7】 ヒストグラムパラメータ“ばらつき”
    (SDev)に対するしきい値(SwSDev)を、す
    べての部分画像のヒストグラムパラメータ“ばらつき”
    (SDev)の値の頻度分布から求める請求項1から6
    までのいずれか1項記載の原画の画像グラデーションの
    分析および補正方法。
  8. 【請求項8】 部分画像のヒストグラムパラメータ“ば
    らつき”(SDev)およびヒストグラムパラメータ
    “最も頻度の高い画像値の相対的な面積成分”(FLA
    nt)を、所属の部分画像ヒストグラムの統計学的な評
    価によって求める請求項1から7までのいずれか1項記
    載の原画の画像グラデーションの分析および補正方法。
  9. 【請求項9】 部分画像に対するヒストグラムパラメー
    タ“ばらつき”(SDev)を、次のステップにおいて
    求める:所属の部分画像ヒストグラム(Hi(i),i
    =1,…,M)から次式に従って部分画像に対する画像
    値の数(N)を計算し、ただし(H(i))は部分画像
    における画像値(i)を有する画素の数に相応し: 【数1】 前記部分画像ヒストグラム(Hi(i),i=1,…,
    M)から次式に従って頻度分布の平均値(Mean)を
    計算し: 【数2】 次式に従って分散(Var)を計算し: 【数3】 次式に従ってヒストグラムパラメータ“ばらつき”(S
    Dev)を求める: SDev=√Var 請求項1から8までのいずれか1項記載の原画の画像グ
    ラデーションの分析および補正方法。
  10. 【請求項10】 部分画像に対するヒストグラムパラメ
    ータ“最も頻度の高い画像値の相対的な面積成分”(F
    LAnt)を次のステップに従って求める:所属の部分
    画像ヒストグラム(Hi(i),i=1,…,M)から
    次式に従って部分画像に対する画像値の数(N)を計算
    し、ただし(H(i))は部分画像における画像値
    (i)を有する画素の数に相応し: 【数4】 所属の部分画像ヒストグラム(Hi)のヒストグラム値
    (Hs(i))を頻度の降下する順序において新しい頻
    度分布(HS(i))に再分類し、 累算すべきヒストグラム値(HS(i))の数(n)を
    予め定め、かつヒストグラムパラメータ“最も頻度の高
    い画像値の相対的な面積成分”(FLAnt)を次式に
    従って求める: 【数5】 請求項1から9までのいずれか1項記載の原画の画像グ
    ラデーションの分析および補正方法。
  11. 【請求項11】 画像にとって重要な部分画像の分類を
    次のステップにおいて実施する:ヒストグラムパラメー
    タ“ばらつき”(SDev)および“最も頻度の高い画
    像値の相対的な面積成分”(FLAnt)に対するしき
    い値(SwSDev,SwFLAnt)を選択し、 すべての部分画像に対するヒストグラムパラメータ“ば
    らつき”(SDev)および“最も頻度の高い画像値の
    相対的な面積成分”(FLAnt)を計算し、かつ計算
    されたヒストグラムパラメータ“ばらつき”(SDe
    v)および“最も頻度の高い画像値の相対的な面積成
    分”(FLAnt)を分類パターンに従って評価する請
    求項1から10までのいずれか1項記載の原画の画像グ
    ラデーションの分析および補正方法。
  12. 【請求項12】 それぞれの明度段(L*)に対して、
    個々の部分画像ヒストグラムにおける関数的に対応する
    明度値(L*)を加算しかつ該加算された明度値(L
    *)を新しい頻度分布として和ヒストグラムの形におい
    て決定する請求項1から11までのいずれか1項記載の
    原画の画像グラデーションの分析および補正方法。
  13. 【請求項13】 補正曲線G=f(L)をヒストグラム
    修正の方法に従って、画像にとって重要な部分画像の和
    ヒストグラムのヒストグラム値(Hi)の累算によって
    次式に従って求める: 【数6】 請求項1から12までのいずれか1項記載の原画の画像
    グラデーションの分析および補正方法。
  14. 【請求項14】 累算をその都度、原画の明度範囲の最
    小値(LMin)と最大値(Lmax)との間で実施す
    る請求項13記載の原画の画像グラデーションの分析お
    よび補正方法。
  15. 【請求項15】 補正曲線G=f(L)を低域フィルタ
    リングによって平滑化する請求項1から14までのいず
    れか1項記載の原画の画像グラデーションの分析および
    補正方法。
  16. 【請求項16】 補正曲線G=f(L)の平滑化を、
    “平滑化平均値”方法に従って、平滑化された補正曲線
    G=f(L)の値を、重み付けされた和として平滑化さ
    れていない補正曲線の隣接する値から計算することによ
    って実施する請求項15記載の原画の画像グラデーショ
    ンの分析および補正方法。
  17. 【請求項17】 可変のコントラスト補正を得るために
    補正強度を補正係数(k)を用いて選択可能である請求
    項1から16までのいずれか1項記載の原画の画像グラ
    デーションの分析および補正方法。
  18. 【請求項18】 原画の明度ヒストグラムからヒストグ
    ラム修正の方法に従って、最大の補正強度(100%)
    に相応するヒストグラムグラデーション(HG)を求
    め、 最小の補正強度(0%)に相応する線形−グラデーショ
    ン(LG)を発生し、かつ可変のコントラスト補正に対
    する補正グラデーション(KG)を、補正係数(k)を
    用いて選択可能な、ヒストグラムグラデーション(H
    G)の成分および線形グラデーション(LG)の成分の
    加算によって形成する請求項17記載の原画の画像グラ
    デーションの分析および補正方法。
  19. 【請求項19】 補正グラデーション(KG)の形成を
    次式に従って行い、ただし補正係数(k)は0.0ない
    し1.1の値領域にある: KG=k*HG+(1−k)*LG 請求項18記載の原画の画像グラデーションの分析およ
    び補正方法。
  20. 【請求項20】 補正係数(k)をその都度、原画の特
    性に依存して選択する請求項17から19までのいずれ
    か1項記載の原画の画像グラデーションの分析および補
    正方法。
  21. 【請求項21】 補正係数(k)を、計算されたコント
    ラスト補正の補正強度および/または原画における明度
    分布の経過に依存して選択する請求項20記載の原画の
    画像グラデーションの分析および補正方法。
  22. 【請求項22】 最大補正強度を表すRMS実際値(R
    MSgrd)を補正曲線G=f(L)からヒストグラム−
    グラデーション(HG)の、線形−グラデーション(L
    G)からの平均二乗偏差として次式に従って計算する: 【数7】 ただし δi =補正された画像値(ヒストグラム−グラデーショ
    ンHG) の、補正されていない画像値i(線形−
    グラデーションL G)からの偏差、 N =偏差(δi)の数 請求項17から21までのいずれか1項記載の原画の画
    像グラデーションの分析および補正方法。
  23. 【請求項23】 RMS目標値(Rmsi)をコントラ
    スト補正に対する予設定値として、分類パターンに従っ
    て、画像にとって重要な部分画像の和ヒストグラムから
    計算される統計学的なヒストグラム−パラメータ“歪
    度”(Skew)および“尖度”(Kurt)の、前以
    て決められたしきい値(SSw,KSw)との比較によ
    って求める請求項17から22までのいずれか1項記載
    の原画の画像グラデーションの分析および補正方法。
  24. 【請求項24】 補正係数(k)を、RMS目標値(R
    msi)とRMS実際値(RMSgrd)との商から形成
    する請求項17から23までのいずれか1項記載の原画
    の画像グラデーションの分析および補正方法。
  25. 【請求項25】 原画の画像グラデーションの分析を、
    原画の複製に対して必要な分解能(精密スキャン)に比
    べて粗い分解能(粗スキャン)による原画の走査によっ
    て得られる画像値に基づいて行う請求項17から24ま
    でのいずれか1項記載の原画の画像グラデーションの分
    析および補正方法。
  26. 【請求項26】 入力装置に対応する第1の色空間(1
    4)の画像値(R,G,B)を、関数的に対応する、前
    記第1の色空間(14)に無関係な第2の色空間(1
    5)(基準−色空間;写像変換ないし相関処理−色空
    間)の画像値(L*,a*,b*)に変換し、かつ画像
    処理に対する設定値を求めるための画像グラデーション
    の分析を前記変換された画像値(L*,a*,b*)に
    基づいて実施する請求項17から25までのいずれか1
    項記載の原画の画像グラデーションの分析および補正方
    法。
  27. 【請求項27】 カラー画像処理に対する装置およびシ
    ステムにおいて入力装置を用いた画素毎および走査線に
    沿った、3色走査によって得られた画像値の評価によっ
    て原画の画像グラデーションを分析しかつ補正する方法
    において、 前記入力装置に対応する第1の色空間(14)の画像値
    (R,G,B)を、関数的に対応する、前記第1の色空
    間(14)に無関係な第2の色空間(15)(基準−色
    空間;写像変換ないし相関処理−色空間)の画像値(L
    *,a*,b*)に変換し、かつ画像処理に対する設定
    値を求めるための画像グラデーションの分析を前記変換
    された画像値(L*,a*,b*)に基づいて実施する
    ことを特徴とする原画の画像グラデーションの分析およ
    び補正方法。
  28. 【請求項28】 画像処理に対する装置およびシステム
    において入力装置(1,2,3)を用いた画素毎および
    走査線に沿った、3色走査によって得られた画像値の評
    価によって原画の画像グラデーションを分析しかつ補正
    する装置において、 前記入力装置(1,2,3)に対応する第1の色空間
    (14)の画像値(R,G,B)を関数的に対応する、
    前記第1の色空間(14)に無関係な第2の色空間(1
    5)(基準−色空間;写像変換ないし相関処理−色空
    間)の画像値(L*,a*,b*)に変換するための、
    前記入力装置(1,2,3)に接続されている色変換器
    (7)と、 前記変換された画像値(L*,a*,b*)を操作手段
    (8a)を用いて処理するための処理ユニット(8)お
    よび前記処理された画像値(L*,a*,b*)を一時
    記憶するための写像変換ないし相関処理ユニット(8
    b)と、 前記処理ユニット(8)および前記操作手段(8a)に
    接続されている、前記第2の色空間(15)の前記変換
    された画像値(L*,a*,b*)に基づいた画像処理
    に対する設定値を求めるために原画の画像グラデーショ
    ンに分析を実施する原画分析ユニット(8c)とを備え
    ていることを特徴とする原画の画像グラデーションの分
    析および補正装置。
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