JPH0698131B2 - 超音波診断装置 - Google Patents
超音波診断装置Info
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- JPH0698131B2 JPH0698131B2 JP63185509A JP18550988A JPH0698131B2 JP H0698131 B2 JPH0698131 B2 JP H0698131B2 JP 63185509 A JP63185509 A JP 63185509A JP 18550988 A JP18550988 A JP 18550988A JP H0698131 B2 JPH0698131 B2 JP H0698131B2
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- image
- blood flow
- flow distribution
- ultrasonic
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- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、被検体に向けて送波した超音波の反射成分に
基づく画像表示を行う超音波診断装置に関する。
基づく画像表示を行う超音波診断装置に関する。
(従来の技術) 超音波ドプラ法とパルス反射法とを併用することによっ
て一つの超音波プローブで血流情報と断層像(Bモード
像)とを得、断層像に重ねて血流分布像をリアルタイム
でカラー表示するようにした超音波診断装置が知られて
いる。このような装置を特に超音波血流イメージング装
置とも称している。
て一つの超音波プローブで血流情報と断層像(Bモード
像)とを得、断層像に重ねて血流分布像をリアルタイム
でカラー表示するようにした超音波診断装置が知られて
いる。このような装置を特に超音波血流イメージング装
置とも称している。
(発明が解決しようとする課題) ところで、血流分布像やBモード像は超音波スキャン面
についての画像である。このため、第5図に示すように
三次元的に曲った血管1の超音波画像面は、第6図にお
いて2で示すようになり、ディスプレイ上には血管1の
一部分のみしか現われない。すなわち、超音波スキャン
面以外の部分のイメージングができないのである。超音
波プローブを移動することにより超音波スキャン面を変
更し、プローブの微小移動毎のイメージングが行われる
が、それでも血流走行の細切れ表示となってしまうた
め、血流走行を全体的に把握するのが困難になってい
る。
についての画像である。このため、第5図に示すように
三次元的に曲った血管1の超音波画像面は、第6図にお
いて2で示すようになり、ディスプレイ上には血管1の
一部分のみしか現われない。すなわち、超音波スキャン
面以外の部分のイメージングができないのである。超音
波プローブを移動することにより超音波スキャン面を変
更し、プローブの微小移動毎のイメージングが行われる
が、それでも血流走行の細切れ表示となってしまうた
め、血流走行を全体的に把握するのが困難になってい
る。
一方、X線診断装置においては、被検体を通過したX線
成分に基づく透視像形成を行うようにしているので、超
音波エコーに基づく表示画像と異なり、血流走行の全体
的把握が可能となる。
成分に基づく透視像形成を行うようにしているので、超
音波エコーに基づく表示画像と異なり、血流走行の全体
的把握が可能となる。
そこで本発明は上記事情に鑑みて成されたもので、その
目的とするところは、超音波エコーに基づいて透視像と
同様の画像を得ることができる超音波診断装置を提供す
ることにある。
目的とするところは、超音波エコーに基づいて透視像と
同様の画像を得ることができる超音波診断装置を提供す
ることにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明は、超音波スキャンを実行する超音波プローブを
有し、超音波スキャン面のBモード像を形成する手段及
び血流分布像を形成する手段を備えた超音波診断装置に
おいて、超音波スキャン面と交差する方向への前記超音
波プローブの微小移動毎に前記Bモード像形成手段にて
形成された複数枚のBモード像を記憶する第1のイメー
ジメモリ手段と、前記第1のイメージメモリ手段から読
み出された複数枚のBモード像を加算する第1の加算手
段と、前記第1の加算手段で加算されたBモード像を記
憶する第1のフレームメモリ手段と、超音波スキャン面
と交差する方向への前記超音波プローブの微小移動毎に
前記血流像形成手段にて形成された複数枚の血流分布像
を記憶する第2のイメージメモリ手段と、前記第2のイ
メージメモリ手段から読み出された複数枚の血流分布像
を加算する第2の加算手段と、前記第2の加算手段で加
算された血流分布像を記憶する第2のフレームメモリ手
段と、前記第2のフレームメモリ手段から読み出された
血流分布像に対して所定のカラー処理を施すカラー処理
手段と、前記第1のフレームメモリ手段から読み出され
たBモード像と前記所定のカラー処理を施された血流分
布像とを合成する合成手段と、前記合成手段にて合成さ
れた画像を表示する表示手段とを備えたことを特徴とす
るものである。
有し、超音波スキャン面のBモード像を形成する手段及
び血流分布像を形成する手段を備えた超音波診断装置に
おいて、超音波スキャン面と交差する方向への前記超音
波プローブの微小移動毎に前記Bモード像形成手段にて
形成された複数枚のBモード像を記憶する第1のイメー
ジメモリ手段と、前記第1のイメージメモリ手段から読
み出された複数枚のBモード像を加算する第1の加算手
段と、前記第1の加算手段で加算されたBモード像を記
憶する第1のフレームメモリ手段と、超音波スキャン面
と交差する方向への前記超音波プローブの微小移動毎に
前記血流像形成手段にて形成された複数枚の血流分布像
を記憶する第2のイメージメモリ手段と、前記第2のイ
メージメモリ手段から読み出された複数枚の血流分布像
を加算する第2の加算手段と、前記第2の加算手段で加
算された血流分布像を記憶する第2のフレームメモリ手
段と、前記第2のフレームメモリ手段から読み出された
血流分布像に対して所定のカラー処理を施すカラー処理
手段と、前記第1のフレームメモリ手段から読み出され
たBモード像と前記所定のカラー処理を施された血流分
布像とを合成する合成手段と、前記合成手段にて合成さ
れた画像を表示する表示手段とを備えたことを特徴とす
るものである。
また、超音波スキャンを実行する超音波プローブを有
し、超音波スキャン面のBモード像を形成する手段及び
血流分布像を形成する手段を備えた超音波診断装置にお
いて、超音波スキャン面と交差する方向への前記超音波
プローブの微小移動毎に前記Bモード像形成手段にて形
成された複数枚のBモード像を記憶する第1のイメージ
メモリ手段と、前記第1のイメージメモリ手段から読み
出された複数枚のBモード像を加算する第1の加算手段
と、表示に供するBモード像を記憶するための第1のフ
レームメモリ手段と、前記第1のフレームメモリ手段に
記憶するBモード像を、超音波スキャン面と交差する方
向への前記超音波プローブの微小移動毎に前記Bモード
像形成手段にて形成されたBモード像とするか、前記第
1の加算手段で加算されたBモード像とするかを切り換
えるための第1の切換手段と、超音波スキャン面と交差
する方向への前記超音波プローブの微小移動毎に前記血
流像形成手段にて形成された複数枚の血流分布像を記憶
する第2のイメージメモリ手段と、前記第2のイメージ
メモリ手段から読み出された複数枚の血流分布像を加算
する第2の加算手段と、表示に供する血流分布像を記憶
するための第2のフレームメモリ手段と、前記第2のフ
レームメモリ手段に記憶する血流分布像を、超音波スキ
ャン面と交差する方向への前記超音波プローブの微小移
動毎に前記血流分布像形成手段にて形成された血流分布
像とするか、前記第2の加算手段で加算された血流分布
像とするかを切り換えるための第2の切換手段と、前記
第2のフレームメモリ手段から読み出された血流分布像
に対して所定のカラー処理を施すカラー処理手段と、前
記第1のフレームメモリ手段から読み出されたBモード
像と前記所定のカラー処理を施された血流分布像とを合
成する合成手段と、前記合成手段にて合成された画像を
表示する表示手段とを備えたことを特徴とするものであ
る。
し、超音波スキャン面のBモード像を形成する手段及び
血流分布像を形成する手段を備えた超音波診断装置にお
いて、超音波スキャン面と交差する方向への前記超音波
プローブの微小移動毎に前記Bモード像形成手段にて形
成された複数枚のBモード像を記憶する第1のイメージ
メモリ手段と、前記第1のイメージメモリ手段から読み
出された複数枚のBモード像を加算する第1の加算手段
と、表示に供するBモード像を記憶するための第1のフ
レームメモリ手段と、前記第1のフレームメモリ手段に
記憶するBモード像を、超音波スキャン面と交差する方
向への前記超音波プローブの微小移動毎に前記Bモード
像形成手段にて形成されたBモード像とするか、前記第
1の加算手段で加算されたBモード像とするかを切り換
えるための第1の切換手段と、超音波スキャン面と交差
する方向への前記超音波プローブの微小移動毎に前記血
流像形成手段にて形成された複数枚の血流分布像を記憶
する第2のイメージメモリ手段と、前記第2のイメージ
メモリ手段から読み出された複数枚の血流分布像を加算
する第2の加算手段と、表示に供する血流分布像を記憶
するための第2のフレームメモリ手段と、前記第2のフ
レームメモリ手段に記憶する血流分布像を、超音波スキ
ャン面と交差する方向への前記超音波プローブの微小移
動毎に前記血流分布像形成手段にて形成された血流分布
像とするか、前記第2の加算手段で加算された血流分布
像とするかを切り換えるための第2の切換手段と、前記
第2のフレームメモリ手段から読み出された血流分布像
に対して所定のカラー処理を施すカラー処理手段と、前
記第1のフレームメモリ手段から読み出されたBモード
像と前記所定のカラー処理を施された血流分布像とを合
成する合成手段と、前記合成手段にて合成された画像を
表示する表示手段とを備えたことを特徴とするものであ
る。
(作用) 超音波スキャン面と交差する方向への超音波プローブの
微小移動毎に形成された複数枚の血流分布像が加算さ
れ、所定のカラー処理が施されて表示手段に表示される
ので、X線透視像の如き血流分布像を表示することがで
き、血流走行の全体的把握が可能となる。すなわち、第
4図に示すように複数の超音波像40,41,42が合成されて
1枚の表示像43が形成されるのである。また、血流分布
像の加算にあたっては、超音波スキャン面と交差する方
向への超音波プローブの微小移動毎に前記血流像形成手
段にて形成された複数枚の血流分布像を記憶するイメー
ジメモリ手段を備えていることから、このイメージメモ
リ手段から読み出された複数枚の血流分布像の加算を行
うことにより、診断者が超音波スキャンを行いながらほ
ぼリアルタイムで透視像の如き血流分布像を観察するこ
とを可能とすることができる。
微小移動毎に形成された複数枚の血流分布像が加算さ
れ、所定のカラー処理が施されて表示手段に表示される
ので、X線透視像の如き血流分布像を表示することがで
き、血流走行の全体的把握が可能となる。すなわち、第
4図に示すように複数の超音波像40,41,42が合成されて
1枚の表示像43が形成されるのである。また、血流分布
像の加算にあたっては、超音波スキャン面と交差する方
向への超音波プローブの微小移動毎に前記血流像形成手
段にて形成された複数枚の血流分布像を記憶するイメー
ジメモリ手段を備えていることから、このイメージメモ
リ手段から読み出された複数枚の血流分布像の加算を行
うことにより、診断者が超音波スキャンを行いながらほ
ぼリアルタイムで透視像の如き血流分布像を観察するこ
とを可能とすることができる。
また、第1、第2の切換手段により、表示手段に合成し
て表示される血流分布像及びBモード像の組み合わせ
を、各々、超音波スキャン面と交差する方向への超音波
プローブの微小移動毎に形成された画像とするか、複数
枚の加算された画像とするかを、診断者が任意に切り換
えることが可能となるので、血流分布像を含む任意の組
み合わせの超音波画像を観察することができるようにな
る。
て表示される血流分布像及びBモード像の組み合わせ
を、各々、超音波スキャン面と交差する方向への超音波
プローブの微小移動毎に形成された画像とするか、複数
枚の加算された画像とするかを、診断者が任意に切り換
えることが可能となるので、血流分布像を含む任意の組
み合わせの超音波画像を観察することができるようにな
る。
(実施例) 以下、本発明を実施例により具体的に説明する。
第1図は本発明の一実施例を示すブロック図である。
同図に示すように本実施例装置は、超音波プローブ(以
下、「プローブ」という)11,送受信回路12,A/D変換器1
0,90°移相器25,ミキサ24a,24b,ローパスフィルタ26a,2
6b,MTI(Moving Target Indicator)演算部27,第1のフ
レームメモリ20,第2のフレームメモリ21,システムコン
トローラ19,画像処理表示装置22を有する。
下、「プローブ」という)11,送受信回路12,A/D変換器1
0,90°移相器25,ミキサ24a,24b,ローパスフィルタ26a,2
6b,MTI(Moving Target Indicator)演算部27,第1のフ
レームメモリ20,第2のフレームメモリ21,システムコン
トローラ19,画像処理表示装置22を有する。
送受信回路12は、プリアンプ13,パルサ14,発振器15,デ
ィレーライン16,加算器17,検波器18から構成されてい
る。
ィレーライン16,加算器17,検波器18から構成されてい
る。
加算器17から出力された信号のうち一方は検波器18,A/D
変換器10及び第1のスイッチ34を介して第1のフレーム
メモリ20へ送られ、他方はライン28以下へ送られる。ラ
イン28から加えられた信号は二分され各々ミキサ24a,24
bに加えられる。各ミキサ24a,24bには、また、90°位相
器25を介することで発振器15からの基準信号f0が90°の
位相差で加えられる。この結果ローパスフィルタ26a,26
bにはドプラ偏移信号fdと(2f0+fd)信号が入力さ
れ、ローパスフィルタ26a,26bによって高周波成分が除
去されてドプラ偏移信号fdのみが得られる。これは血流
情報演算のための位相検波出力信号であり、MTI演算部2
7に加えられる。
変換器10及び第1のスイッチ34を介して第1のフレーム
メモリ20へ送られ、他方はライン28以下へ送られる。ラ
イン28から加えられた信号は二分され各々ミキサ24a,24
bに加えられる。各ミキサ24a,24bには、また、90°位相
器25を介することで発振器15からの基準信号f0が90°の
位相差で加えられる。この結果ローパスフィルタ26a,26
bにはドプラ偏移信号fdと(2f0+fd)信号が入力さ
れ、ローパスフィルタ26a,26bによって高周波成分が除
去されてドプラ偏移信号fdのみが得られる。これは血流
情報演算のための位相検波出力信号であり、MTI演算部2
7に加えられる。
このMTI演算部27はA/D変換器、MITフィルタ、自己相関
器、平均速度演算部、分散演算部、パワー演算部から構
成されている。
器、平均速度演算部、分散演算部、パワー演算部から構
成されている。
自己相関器は周波数分析法の一種であり、2次元の多点
の周波数分析をリアルタイムで行う必要性から用いられ
ている。また、平均速度演算部,分散演算部及びパワー
演算部においては、それぞれ所定の演算実行により血流
速V,分散δ及びトータルパワーPが求められる。
の周波数分析をリアルタイムで行う必要性から用いられ
ている。また、平均速度演算部,分散演算部及びパワー
演算部においては、それぞれ所定の演算実行により血流
速V,分散δ及びトータルパワーPが求められる。
MTI演算部27の出力は第2のスイッチ35を介して第2の
フレームメモリ21に送出される。
フレームメモリ21に送出される。
第1のフレームメモリ20及び第2のフレームメモリ21そ
れぞれの走査変換出力は、後段に配置された画像処理表
示装置22に取り込まれ、適宜の処理の後に可視化される
ようになっている。
れぞれの走査変換出力は、後段に配置された画像処理表
示装置22に取り込まれ、適宜の処理の後に可視化される
ようになっている。
システムコントローラ19は本実施例装置全体の動作制御
を司るものであり、CPU(中央処理装置)を中心に構成
されている。
を司るものであり、CPU(中央処理装置)を中心に構成
されている。
更に本実施例装置は第1の合成処理手段33,第2の合成
処理手段36を有する。
処理手段36を有する。
第1の合成処理手段33は、超音波スキャン面と直交する
方向へのプローブ11の微小移動毎に形成されたBモード
像を合成するものであり、この合成処理出力(「合成B
モード像」と称する)は第1のフレームメモリ20に送出
される。
方向へのプローブ11の微小移動毎に形成されたBモード
像を合成するものであり、この合成処理出力(「合成B
モード像」と称する)は第1のフレームメモリ20に送出
される。
第2の合成処理手段36は、上記の超音波スキャン面と直
交する方向へのプローブ11の微小移動毎に形成された血
流分布像を合成するものであり、この合成出力(「合成
血流分布像」と称する)は第2のフレームメモリ21に送
出される。
交する方向へのプローブ11の微小移動毎に形成された血
流分布像を合成するものであり、この合成出力(「合成
血流分布像」と称する)は第2のフレームメモリ21に送
出される。
尚、第1,第2の合成処理手段33,36及び第1のスイッチ3
4,35は、システムコントローラ19の制御下にある。
4,35は、システムコントローラ19の制御下にある。
次に、第1の合成処理手段33の詳細な構成について第2
図を基に説明する。
図を基に説明する。
同図に示すように第1の合成処理手段33は、複数のイメ
ージメモリ371,372,373,…37n(nは正の整数)と、
これに対応して配置された複数の乗算器381,382,3
83,…,38n(nは正の整数)と、加算器39とを有して
成る。プローブ11の微小移動毎のBモード像は、イメー
ジメモリ371乃至37n内に順に形成されていく。イメージ
メモリのインクリメントはシステムコントローラ19の制
御下で所定時間毎に、あるいは図示しない操作卓上に設
けられたスイッチ等の操作毎に行われる。イメージメモ
リ371乃至37nの出力はそれぞれ381乃至38nにおいて所定
の重み係数による重み付け処理が行われ、この処理出力
が後段に配置された加算器39に取込まれ、ここで加算さ
れるようになっている。この加算出力が第1のフレーム
メモリ20に出力される。
ージメモリ371,372,373,…37n(nは正の整数)と、
これに対応して配置された複数の乗算器381,382,3
83,…,38n(nは正の整数)と、加算器39とを有して
成る。プローブ11の微小移動毎のBモード像は、イメー
ジメモリ371乃至37n内に順に形成されていく。イメージ
メモリのインクリメントはシステムコントローラ19の制
御下で所定時間毎に、あるいは図示しない操作卓上に設
けられたスイッチ等の操作毎に行われる。イメージメモ
リ371乃至37nの出力はそれぞれ381乃至38nにおいて所定
の重み係数による重み付け処理が行われ、この処理出力
が後段に配置された加算器39に取込まれ、ここで加算さ
れるようになっている。この加算出力が第1のフレーム
メモリ20に出力される。
以上は第1の合成処理手段33についての構成であるが、
第2の合成処理手段36も上記と同様に構成される。
第2の合成処理手段36も上記と同様に構成される。
尚、上記の重み付け処理における重み係数は、第1の合
成処理手段33と、第2の合成処理処理手段36とで個別的
に設定可能となっている。
成処理手段33と、第2の合成処理処理手段36とで個別的
に設定可能となっている。
また、第1図の画像処理表示装置22は次のように構成さ
れている。
れている。
第3図に示すように画像処理表示装置22は、マルチプレ
クサ(MPX)27,ゲインアテネータ28,カラー処理手段29,
白黒/カラー合成回路30,D/A変換器31,表示手段たるRGB
モニタ32を有して成る。
クサ(MPX)27,ゲインアテネータ28,カラー処理手段29,
白黒/カラー合成回路30,D/A変換器31,表示手段たるRGB
モニタ32を有して成る。
MPX27は、前記第2のフレームメモリ21の走査変換出力
(すなわち血流速V,トータルパワーP,分散δ,加速度
A)中より、表示に供するa,b2種類のデータを適宜に選
択するものであり、この選択出力が、後段に配置された
カラー処理手段29に取り込まれるようになっている。
(すなわち血流速V,トータルパワーP,分散δ,加速度
A)中より、表示に供するa,b2種類のデータを適宜に選
択するものであり、この選択出力が、後段に配置された
カラー処理手段29に取り込まれるようになっている。
このカラー処理手段29は、MPX27によって選択されたデ
ータのカラー処理を行うもので、29a,29b,29cで示すよ
うに、R(レッド),G(グリーン),B(ブルー)に対応
する3個の変換テーブルより成る。各変換テーブルはRO
M(リード・オンリ・メモリ)によって形成されてい
る。
ータのカラー処理を行うもので、29a,29b,29cで示すよ
うに、R(レッド),G(グリーン),B(ブルー)に対応
する3個の変換テーブルより成る。各変換テーブルはRO
M(リード・オンリ・メモリ)によって形成されてい
る。
また、ゲインアテネータ28は第1のフレームメモリ20の
走査変換出力(白黒Bモード像データ)を減衰させるも
ので、この減衰出力と前記カラー処理手段29のRGB変換
出力とが、白黒/カラー合成回路30において合成され、
これがD/A変換器31によりアナログ信号に変換された後
にRGBモニタ32に出力され、ここで可視化されるように
なっている。
走査変換出力(白黒Bモード像データ)を減衰させるも
ので、この減衰出力と前記カラー処理手段29のRGB変換
出力とが、白黒/カラー合成回路30において合成され、
これがD/A変換器31によりアナログ信号に変換された後
にRGBモニタ32に出力され、ここで可視化されるように
なっている。
次に、上記のように構成された実施例装置の作用につい
て説明する。
て説明する。
システムコントローラ19の制御下で、第1,第2のスイッ
チ34,35が閉じられているものとする。
チ34,35が閉じられているものとする。
プローブ11により超音波スキャンが実行され、このスキ
ャンにより得られたBモード情報が第1のフレームメモ
リ20を介することで表示系の走査に変換され、これがゲ
インアテネータ28,白黒/カラー合成回路30及びD/A変換
器31を介してRGBモニタ32に送出され濃淡表示される。
ャンにより得られたBモード情報が第1のフレームメモ
リ20を介することで表示系の走査に変換され、これがゲ
インアテネータ28,白黒/カラー合成回路30及びD/A変換
器31を介してRGBモニタ32に送出され濃淡表示される。
また、ドプラデータは、ミキサ24a,24b及びローパスフ
ィルタ26a,26bを介してMTI演算部27に取り込まれる。そ
してMTI演算部27内の平均速度演算部,分散演算部,パ
ワー演算部において所定の演算処理が実行され、その演
算結果が第2のフレームメモリ21及びMPX27を介してカ
ラー処理手段29に取り込まれる。
ィルタ26a,26bを介してMTI演算部27に取り込まれる。そ
してMTI演算部27内の平均速度演算部,分散演算部,パ
ワー演算部において所定の演算処理が実行され、その演
算結果が第2のフレームメモリ21及びMPX27を介してカ
ラー処理手段29に取り込まれる。
そして、このカラー処理手段29の変換出力は白黒/カラ
ー合成回路30及びD/A変換手段31を介してRGBモニタ32に
送出され、白黒Bモード上に重畳してカラー表示され
る。
ー合成回路30及びD/A変換手段31を介してRGBモニタ32に
送出され、白黒Bモード上に重畳してカラー表示され
る。
一方、超音波スキャン面と直交する方向にプローブ11を
微小移動する毎に、第1の合成処理手段33及び第2の合
成処理手段36内のイメージメモリ371,乃至37nに順次B
モード像,血流分布像がそれぞれ書込まれる。
微小移動する毎に、第1の合成処理手段33及び第2の合
成処理手段36内のイメージメモリ371,乃至37nに順次B
モード像,血流分布像がそれぞれ書込まれる。
その後、システムコントローラ19の制御下で第1,第2の
スイッチ34,35が開かれる。そして、第1,第2の合成処
理手段33,36において、イメージメモリ371乃至37nの記
憶内容が画素単位で読出され、乗算器381乃至38nにより
重み付け処理された後に加算器39で加算される。この加
算出力が、それぞれ第1,第2のフレームメモリ20,21に
書込まれる。これによりフレームメモリ20,21内には、
合成Bモード像,合成血流分布像がそれぞれ形成され、
それらが画像処理表示装置22に送出され、上記と同様に
所定の処理が施された後にRGBモニタ32に表示される。
この画像表示によれば、超音波エコーに基づくものであ
るにもかかわらず、X線透視像(特に血管造影像)と同
様の表示となり、これにより血流走行の全体把握が可能
となる。
スイッチ34,35が開かれる。そして、第1,第2の合成処
理手段33,36において、イメージメモリ371乃至37nの記
憶内容が画素単位で読出され、乗算器381乃至38nにより
重み付け処理された後に加算器39で加算される。この加
算出力が、それぞれ第1,第2のフレームメモリ20,21に
書込まれる。これによりフレームメモリ20,21内には、
合成Bモード像,合成血流分布像がそれぞれ形成され、
それらが画像処理表示装置22に送出され、上記と同様に
所定の処理が施された後にRGBモニタ32に表示される。
この画像表示によれば、超音波エコーに基づくものであ
るにもかかわらず、X線透視像(特に血管造影像)と同
様の表示となり、これにより血流走行の全体把握が可能
となる。
尚、本発明は上記実施例に限定されない。
例えば上記実施例では血流イメージングを行うものにつ
いて説明したが、単にBモード像のみを形成して表示す
る場合にも本発明を適用できる。この場合、基本的構成
は第1図において血流イメージング系が省略されたもの
に等しく、Bモードイメージング系における第1の合成
処理手段33が、請求項1における合成処理手段に相当す
る。
いて説明したが、単にBモード像のみを形成して表示す
る場合にも本発明を適用できる。この場合、基本的構成
は第1図において血流イメージング系が省略されたもの
に等しく、Bモードイメージング系における第1の合成
処理手段33が、請求項1における合成処理手段に相当す
る。
[発明の効果] 以上詳述したように本発明によれば、超音波スキャン面
と交差する方向への超音波プローブの微小移動毎に形成
された複数枚の血流分布像が加算され、所定のカラー処
理が施されて表示手段に表示されるので、X線透視像の
如き血流分布像を表示することができ、血流走行の全体
的把握が可能となる。
と交差する方向への超音波プローブの微小移動毎に形成
された複数枚の血流分布像が加算され、所定のカラー処
理が施されて表示手段に表示されるので、X線透視像の
如き血流分布像を表示することができ、血流走行の全体
的把握が可能となる。
また、血流分布像の加算にあたっては、超音波スキャン
面と交差する方向への超音波プローブの微小移動毎に前
記血流像形成手段にて形成された複数枚の血流分布像を
記憶するイメージメモリ手段を備えていることから、こ
のイメージメモリ手段から読み出された複数枚の血流分
布像の加算を行うことによって、診断者が超音波スキャ
ンを行いながらほぼリアルタイムで透視像の如き血流分
布像を観察することを可能とすることができる。
面と交差する方向への超音波プローブの微小移動毎に前
記血流像形成手段にて形成された複数枚の血流分布像を
記憶するイメージメモリ手段を備えていることから、こ
のイメージメモリ手段から読み出された複数枚の血流分
布像の加算を行うことによって、診断者が超音波スキャ
ンを行いながらほぼリアルタイムで透視像の如き血流分
布像を観察することを可能とすることができる。
また、表示手段に合成して表示される血流分布像及びB
モード像の組み合わせを切り換える手段を設けることに
より、その組み合わせを、各々、超音波スキャン面と交
差する方向への超音波プローブの微小移動毎に形成され
た画像とするか、複数枚の加算された画像とするかを、
診断者が任意に切り換えることが可能となるので、血流
分布像を含む任意の組み合わせの超音波画像を観察する
ことができるようになり、診断能の向上に大きく貢献す
ることができる。
モード像の組み合わせを切り換える手段を設けることに
より、その組み合わせを、各々、超音波スキャン面と交
差する方向への超音波プローブの微小移動毎に形成され
た画像とするか、複数枚の加算された画像とするかを、
診断者が任意に切り換えることが可能となるので、血流
分布像を含む任意の組み合わせの超音波画像を観察する
ことができるようになり、診断能の向上に大きく貢献す
ることができる。
第1図は本発明に係る超音波診断装置の一実施例を示す
ブロック図、第2図及び第3図は第1図に示す実施例装
置の主要部の詳細な構成を示すブロック図、第4図は本
発明の原理説明図、第5図は血管の斜視図、第6図は従
来装置により形成される超音波像の説明図である。 11…超音波プローブ、 32…RGBモニタ(表示手段)、 33…第1の合成処理手段、 36…第2の合成処理手段。
ブロック図、第2図及び第3図は第1図に示す実施例装
置の主要部の詳細な構成を示すブロック図、第4図は本
発明の原理説明図、第5図は血管の斜視図、第6図は従
来装置により形成される超音波像の説明図である。 11…超音波プローブ、 32…RGBモニタ(表示手段)、 33…第1の合成処理手段、 36…第2の合成処理手段。
Claims (2)
- 【請求項1】超音波スキャンを実行する超音波プローブ
を有し、超音波スキャン面のBモード像を形成する手段
及び血流分布像を形成する手段を備えた超音波診断装置
において、 超音波スキャン面と交差する方向への前記超音波プロー
ブの微小移動毎に前記Bモード像形成手段にて形成され
た複数枚のBモード像を記憶する第1のイメージメモリ
手段と、 前記第1のイメージメモリ手段から読み出された複数枚
のBモード像を加算する第1の加算手段と、 前記第1の加算手段で加算されたBモード像を記憶する
第1のフレームメモリ手段と、 超音波スキャン面と交差する方向への前記超音波プロー
ブの微小移動毎に前記血流像形成手段にて形成された複
数枚の血流分布像を記憶する第2のイメージメモリ手段
と、 前記第2のイメージメモリ手段から読み出された複数枚
の血流分布像を加算する第2の加算手段と、 前記第2の加算手段で加算された血流分布像を記憶する
第2のフレームメモリ手段とと、 前記第2のフレームメモリ手段から読み出された血流分
布像に対して所定のカラー処理を施すカラー処理手段
と、 前記第1のフレームメモリ手段から読み出されたBモー
ド像と前記所定のカラー処理を施された血流分布像とを
合成する合成手段と、 前記合成手段にて合成された画像を表示する表示手段と
を備えたことを特徴とする超音波診断装置。 - 【請求項2】超音波スキャンを実行する超音波プローブ
を有し、超音波スキャン面のBモード像を形成する手段
及び血流分布像を形成する手段を備えた超音波診断装置
において、 超音波スキャン面と交差する方向への前記超音波プロー
ブの微小移動毎に前記Bモード像形成手段にて形成され
た複数枚のBモード像を記憶する第1のイメージメモリ
手段と、 前記第1のイメージメモリ手段から読み出された複数枚
のBモード像を加算する第1の加算手段と、 表示に供するBモード像を記憶するための第1のフレー
ムメモリ手段と、 前記第1のフレームメモリ手段に記憶するBモード像
を、超音波スキャン面と交差する方向への前記超音波プ
ローブの微小移動毎に前記Bモード像形成手段にて形成
されたBモード像とするか、前記第1の加算手段で加算
されたBモード像とするかを切り換えるための第1の切
換手段と、 超音波スキャン面と交差する方向への前記超音波プロー
ブの微小移動毎に前記血流像形成手段にて形成された複
数枚の血流分布像を記憶する第2のイメージメモリ手段
と、 前記第2のイメージメモリ手段から読み出された複数枚
の血流分布像を加算する第2の加算手段と、 表示に供する血流分布像を記憶するための第2のフレー
ムメモリ手段と、 前記第2のフレームメモリ手段に記憶する血流分布像
を、超音波スキャン面と交差する方向への前記超音波プ
ローブの微小移動毎に前記血流分布像形成手段にて形成
された血流分布像とするか、前記第2の加算手段で加算
された血流分布像とするかを切り換えるための第2の切
換手段と、 前記第2のフレームメモリ手段から読み出された血流分
布像に対して所定のカラー処理を施すカラー処理手段
と、 前記第1のフレームメモリ手段から読み出されたBモー
ド像と前記所定のカラー処理を施された血流分布像とを
合成する合成手段と、 前記合成手段にて合成された画像を表示する表示手段と
を備えたことを特徴とする超音波診断装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63185509A JPH0698131B2 (ja) | 1988-07-27 | 1988-07-27 | 超音波診断装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63185509A JPH0698131B2 (ja) | 1988-07-27 | 1988-07-27 | 超音波診断装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0236851A JPH0236851A (ja) | 1990-02-06 |
JPH0698131B2 true JPH0698131B2 (ja) | 1994-12-07 |
Family
ID=16172029
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP63185509A Expired - Fee Related JPH0698131B2 (ja) | 1988-07-27 | 1988-07-27 | 超音波診断装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0698131B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2533259Y2 (ja) * | 1990-10-31 | 1997-04-23 | 株式会社ガスター | セミブンゼン式ガスバーナ |
JP2714259B2 (ja) * | 1990-12-10 | 1998-02-16 | 株式会社東芝 | 超音波診断装置 |
JP2714329B2 (ja) * | 1991-07-31 | 1998-02-16 | 株式会社東芝 | 超音波診断装置 |
US5282471A (en) * | 1991-07-31 | 1994-02-01 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Ultrasonic imaging system capable of displaying 3-dimensional angiogram in real time mode |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54135548A (en) * | 1978-04-13 | 1979-10-20 | Iryo Gijutsu Kenkyu Kaihatsu Zaidan | Synthesizing method of stereo images from plural sheets of tomographic images |
JPS55125856A (en) * | 1979-03-22 | 1980-09-29 | Tokyo Shibaura Electric Co | Ultrasonic wave image display device |
JPS5731850A (en) * | 1980-08-05 | 1982-02-20 | Ito Kenichi | Ultrasonic diagnostic device |
-
1988
- 1988-07-27 JP JP63185509A patent/JPH0698131B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0236851A (ja) | 1990-02-06 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
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