JPH0697940B2 - 漬物の製造法 - Google Patents
漬物の製造法Info
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- JPH0697940B2 JPH0697940B2 JP20766087A JP20766087A JPH0697940B2 JP H0697940 B2 JPH0697940 B2 JP H0697940B2 JP 20766087 A JP20766087 A JP 20766087A JP 20766087 A JP20766087 A JP 20766087A JP H0697940 B2 JPH0697940 B2 JP H0697940B2
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- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23B—PRESERVING, e.g. BY CANNING, MEAT, FISH, EGGS, FRUIT, VEGETABLES, EDIBLE SEEDS; CHEMICAL RIPENING OF FRUIT OR VEGETABLES; THE PRESERVED, RIPENED, OR CANNED PRODUCTS
- A23B7/00—Preservation or chemical ripening of fruit or vegetables
- A23B7/14—Preserving or ripening with chemicals not covered by groups A23B7/08 or A23B7/10
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は漬物、特にビタミンC含量の高められた漬物の
製造法に関する。
製造法に関する。
従来の技術 栄養学的に重要な意義をもつビタミンCの摂取は健康と
密接な関係を持つことが知られている。一方、ストレ
ス、喫煙、激しい運動、薬物などの体内のビタミンCを
消耗させる要因も多く、ビタミンCの潜在欠乏者は50%
を越えるとも言われている。
密接な関係を持つことが知られている。一方、ストレ
ス、喫煙、激しい運動、薬物などの体内のビタミンCを
消耗させる要因も多く、ビタミンCの潜在欠乏者は50%
を越えるとも言われている。
ビタミンCは、果実、緑黄野菜などに多く含まれている
が、化学的に不安定である為、調理、加工、保存などの
過程で、金属、酸素、熱、紫外線などにより分解が進行
される。野菜を原料とする漬物に於いても例外ではな
く、漬物中のビタミンC含量は元の野菜中のそれよりも
著しく低いのが通常であり、全く含まれていないことも
ある。
が、化学的に不安定である為、調理、加工、保存などの
過程で、金属、酸素、熱、紫外線などにより分解が進行
される。野菜を原料とする漬物に於いても例外ではな
く、漬物中のビタミンC含量は元の野菜中のそれよりも
著しく低いのが通常であり、全く含まれていないことも
ある。
従来、D−ガラクツロン酸メチルエステル、L−ガラク
トノ−γ−ラクトン、L−グルノ−γ−ラクトンを添加
して西洋がらし菜を水耕栽培するとビタミンC含量が高
くなると知られている〔バイオケミストリー(Biochemi
stry)56,1(1954)〕。
トノ−γ−ラクトン、L−グルノ−γ−ラクトンを添加
して西洋がらし菜を水耕栽培するとビタミンC含量が高
くなると知られている〔バイオケミストリー(Biochemi
stry)56,1(1954)〕。
いちごの茎からD−ガラクツロン酸およびそのメチルエ
ステルを吸収せしめて代謝過程を追跡しD−ガラクツロ
ン酸メチルエステルがビタミンCの合成に利用されてい
ることが確かめられている〔アーカイブス・オブ・バイ
オケミストリー・アンド・バイオフィジクス(Archives
of Biochemistry and Biophysics)95,483(196
1)〕。
ステルを吸収せしめて代謝過程を追跡しD−ガラクツロ
ン酸メチルエステルがビタミンCの合成に利用されてい
ることが確かめられている〔アーカイブス・オブ・バイ
オケミストリー・アンド・バイオフィジクス(Archives
of Biochemistry and Biophysics)95,483(196
1)〕。
これらはいずれも成育中の植物のビタミンC合成経路の
解析を目的としたものであり、食品加工あるいは保存過
程で、加工食品中のビタミンC含量を高める方法は現在
までに知られていない。生体内でのビタミンCの合成経
路を利用し基質を添加することによって漬物中のビタミ
ンC含量を高めようとする試みは、D−ガラクツロン酸
を用いて行われた例があるが効果は認められていない
〔ジャーナル・オブ・コーリアン・アグリカルチャル・
ソサイアティー(Journal of korean Agricultural Soc
iety)24,139(1981)〕。
解析を目的としたものであり、食品加工あるいは保存過
程で、加工食品中のビタミンC含量を高める方法は現在
までに知られていない。生体内でのビタミンCの合成経
路を利用し基質を添加することによって漬物中のビタミ
ンC含量を高めようとする試みは、D−ガラクツロン酸
を用いて行われた例があるが効果は認められていない
〔ジャーナル・オブ・コーリアン・アグリカルチャル・
ソサイアティー(Journal of korean Agricultural Soc
iety)24,139(1981)〕。
発明が解決しようとする問題点 前記の如く、従来、漬物中のビタミンC含量を高めよう
としてD−ガラクツロン酸を用いた例はあるが、効果は
認められていない。ビタミンC含量の高められた漬物の
開発が求められている。
としてD−ガラクツロン酸を用いた例はあるが、効果は
認められていない。ビタミンC含量の高められた漬物の
開発が求められている。
問題点を解決するための手段 本発明方法によると、漬物の製造過程において、添加物
としてD−ガラクツロン酸アルキルエステルまたは該エ
ステル含有物を用いることにより、ビタミンC含量の高
められた漬物が得られる。
としてD−ガラクツロン酸アルキルエステルまたは該エ
ステル含有物を用いることにより、ビタミンC含量の高
められた漬物が得られる。
本発明で云う漬物とは、蔬菜を主原料とし、塩、醤油、
もろみ、みそ、粕、麹、酢などの漬け床や調味液に漬け
込み、貯蔵性と呈味性を与えた食品を云う。蔬菜として
は通常、漬物に用いられるものは全て使用可能である
が、例えば、ハクサイ、キャベツ、カラシナ、スグキ、
ウメ、ダイコン、ナス、フキ、ゴボウ、キュウリ、ラッ
キョウ、カブなどが挙げられる。
もろみ、みそ、粕、麹、酢などの漬け床や調味液に漬け
込み、貯蔵性と呈味性を与えた食品を云う。蔬菜として
は通常、漬物に用いられるものは全て使用可能である
が、例えば、ハクサイ、キャベツ、カラシナ、スグキ、
ウメ、ダイコン、ナス、フキ、ゴボウ、キュウリ、ラッ
キョウ、カブなどが挙げられる。
漬物の製法は特に限定されたものではなく通常行われて
いる方法が用いられる。製法は漬物の種類によって異な
るが、原料の選択→洗浄→本漬けの過程を経るのが一般
的である。一夜漬けでは洗浄と本漬けとの間の下漬けの
工程があり、この過程で脱水が行なれる。
いる方法が用いられる。製法は漬物の種類によって異な
るが、原料の選択→洗浄→本漬けの過程を経るのが一般
的である。一夜漬けでは洗浄と本漬けとの間の下漬けの
工程があり、この過程で脱水が行なれる。
D−ガラクツロン酸アルキルエステルとしては、D−ガ
ラクツロン酸のメチル、エチルエステル等があげられ
る。該D−ガラクツロン酸アルキルエステル含有物とし
ては、ペチクンの酸、アルカリ、熱などによる加水分解
物、酵素による分解物などがあげられる。
ラクツロン酸のメチル、エチルエステル等があげられ
る。該D−ガラクツロン酸アルキルエステル含有物とし
ては、ペチクンの酸、アルカリ、熱などによる加水分解
物、酵素による分解物などがあげられる。
D−ガラクツロン酸アルキルエステルまたは該エステル
含有物の添加時期は、特に限定されないが下漬けおよび
/または本漬けの過程で添加するのが好ましい。また、
漬け床中でD−ガラクツロン酸アルキルエステルの分解
が一部起きる様な場合には生野菜にD−ガラクツロン酸
アルキルエステルの水溶液を吸収せしめ、野菜そのもの
のビタミンC含量を高めてから、本漬けをする方法を採
用してもよい。D−ガラクツロン酸アルキルエステルま
たは該エステル含有物は通常用いられる調味料(例え
ば、食塩、グルタミン酸ソーダ、アスパラギン酸ソー
ダ、アラニン、グルシン等のアミノ酸、クエン酸、リン
ゴ酸、コハク酸またはその塩等の有機酸、畜肉エキス、
魚介エキス、酵母エキス等のエキス、イノシン酸ソー
ダ、グアニル酸ソーダ等の核酸、大豆蛋白分解物、コラ
ーゲン分解物等の蛋白加水分解物、砂糖、デキストリ
ン、乳糖等の炭水化物など)と併用してもよい。
含有物の添加時期は、特に限定されないが下漬けおよび
/または本漬けの過程で添加するのが好ましい。また、
漬け床中でD−ガラクツロン酸アルキルエステルの分解
が一部起きる様な場合には生野菜にD−ガラクツロン酸
アルキルエステルの水溶液を吸収せしめ、野菜そのもの
のビタミンC含量を高めてから、本漬けをする方法を採
用してもよい。D−ガラクツロン酸アルキルエステルま
たは該エステル含有物は通常用いられる調味料(例え
ば、食塩、グルタミン酸ソーダ、アスパラギン酸ソー
ダ、アラニン、グルシン等のアミノ酸、クエン酸、リン
ゴ酸、コハク酸またはその塩等の有機酸、畜肉エキス、
魚介エキス、酵母エキス等のエキス、イノシン酸ソー
ダ、グアニル酸ソーダ等の核酸、大豆蛋白分解物、コラ
ーゲン分解物等の蛋白加水分解物、砂糖、デキストリ
ン、乳糖等の炭水化物など)と併用してもよい。
D−ガラクツロン酸アルキルエステルまたはそのエステ
ル含有物の添加量としては、生野菜に対して該エステル
として0.01−1%(W/W)、好ましくは0.05−0.5%(W/
W)の範囲である。
ル含有物の添加量としては、生野菜に対して該エステル
として0.01−1%(W/W)、好ましくは0.05−0.5%(W/
W)の範囲である。
以下に実施例および参考例を示す。
実施例1 ナス3kgに食塩120gをふりかけた後、1kgの重石をして5
℃で一日放置して下漬なす2.3kgを得た。このナス400g
に、食塩72g、グルタミン酸ソーダ150g、アジパワーKF
(協和発酵工業(株)製)80g、クエン酸5gおよび水3.8
で調製された調味液(以下、調味液Kと称す)150ml
とD−ガラクツロン酸メチルエステル0.7gを加えた後、
1kgの重石をして7℃で5日間漬け込んだ。一方対照と
してD−ガラクツロン酸添加および無添加の場合につい
て、前記と同様に行った。経時的にサンプリングしてナ
ス中のビタミンC含量(総ビタミンCおよび酸化型ビタ
ミンC)通常の2,4−ジニトロフェニルヒドラジン法に
より測定した。
℃で一日放置して下漬なす2.3kgを得た。このナス400g
に、食塩72g、グルタミン酸ソーダ150g、アジパワーKF
(協和発酵工業(株)製)80g、クエン酸5gおよび水3.8
で調製された調味液(以下、調味液Kと称す)150ml
とD−ガラクツロン酸メチルエステル0.7gを加えた後、
1kgの重石をして7℃で5日間漬け込んだ。一方対照と
してD−ガラクツロン酸添加および無添加の場合につい
て、前記と同様に行った。経時的にサンプリングしてナ
ス中のビタミンC含量(総ビタミンCおよび酸化型ビタ
ミンC)通常の2,4−ジニトロフェニルヒドラジン法に
より測定した。
その結果を第1表に示す。
実施例2 キュウリ3kgに食塩90gとD−ガラクツロン酸メチルエス
テル3gをふりかけた後、1kgの重石をして、5℃で1日
放置して下漬けキュウリ2.7kgを得た。このキュウリ400
gに調味液K150mlとD−ガラクツロン酸メチルエステル
0.4gを添加した後、1kgの重石をして、7℃で6日間保
持した(試験区)。一方、対照としてD−ガラクツロン
酸メチルエステルを添加しない場合について同様に行っ
た(対照区)。
テル3gをふりかけた後、1kgの重石をして、5℃で1日
放置して下漬けキュウリ2.7kgを得た。このキュウリ400
gに調味液K150mlとD−ガラクツロン酸メチルエステル
0.4gを添加した後、1kgの重石をして、7℃で6日間保
持した(試験区)。一方、対照としてD−ガラクツロン
酸メチルエステルを添加しない場合について同様に行っ
た(対照区)。
キュウリ中のビタミンC含量を測定し、その結果を第2
表に示す。
表に示す。
第 2 表 総ビタミンC 酸化型ビタミンC (mg%) (mg%) 対照区 0 0 試験区 17 9 実施例3 実施例1においてD−ガラクツロン酸メチルエステルの
代わりに、D−ガラクツロン酸エチルエステル、ナスの
代わりにカブ、キャベツおよび白菜を用いる以外は実施
例1と同様にして5日間漬け込んだ(試験区)。一方、
対照としてD−ガラクツロン酸エチルエステルを添加し
ない場合について同様に行った(対照区)。カブ、キャ
ブツおよび白菜中のビタミンC含量を測定し、その結果
を第3表に示す。
代わりに、D−ガラクツロン酸エチルエステル、ナスの
代わりにカブ、キャベツおよび白菜を用いる以外は実施
例1と同様にして5日間漬け込んだ(試験区)。一方、
対照としてD−ガラクツロン酸エチルエステルを添加し
ない場合について同様に行った(対照区)。カブ、キャ
ブツおよび白菜中のビタミンC含量を測定し、その結果
を第3表に示す。
実施例4 酒粕1kg、焼酎70ml、水135ml、砂糖150g、塩50gおよび
みりん100mlで粕床を作り冷暗所に6カ月保存した。一
方、大根400gを15cmの長さに輪切りにした後、これに塩
120gと参考例1で得られたペクチン分解物(D−ガラク
ツロン酸メチルエステル含有率27%)12gをふりかけ、1
kgの重石をして5℃で1日下漬けした。この下漬け大根
を前記粕床に2週間漬け込んだ(試験区)。一方、対照
として、ペクチン分解物を添加しない場合についても同
様に行った(対照区)。大根中のビタミンC含量を測定
し、その結果を第4表に示す。
みりん100mlで粕床を作り冷暗所に6カ月保存した。一
方、大根400gを15cmの長さに輪切りにした後、これに塩
120gと参考例1で得られたペクチン分解物(D−ガラク
ツロン酸メチルエステル含有率27%)12gをふりかけ、1
kgの重石をして5℃で1日下漬けした。この下漬け大根
を前記粕床に2週間漬け込んだ(試験区)。一方、対照
として、ペクチン分解物を添加しない場合についても同
様に行った(対照区)。大根中のビタミンC含量を測定
し、その結果を第4表に示す。
第 4 表 総ビタミンC 酸化型ビタミンC (mg%) (mg%) 対照区 5.2 4.8 試験区 10.1 8.8 実施例5 醤油200mlとみりん70mlを鍋に入れて煮たてた後、参考
例2で得られたペクチン分解物(D−ガラクツロン酸メ
チルエステル含有率45%)0.09gを加えて漬け汁を作っ
た。一方、大根を10cmの長さに輪切りにし皮をむき二つ
割りにしたもの200gを容器に入れた後、前記の漬け汁を
注ぎ、1日放置した(試験区)。一方、対照としてペク
チン分解物を添加しない場合についても同様に行った
(対照区)。大根中のビタミンC含量を測定し、その結
果を第5表に示す。
例2で得られたペクチン分解物(D−ガラクツロン酸メ
チルエステル含有率45%)0.09gを加えて漬け汁を作っ
た。一方、大根を10cmの長さに輪切りにし皮をむき二つ
割りにしたもの200gを容器に入れた後、前記の漬け汁を
注ぎ、1日放置した(試験区)。一方、対照としてペク
チン分解物を添加しない場合についても同様に行った
(対照区)。大根中のビタミンC含量を測定し、その結
果を第5表に示す。
第 5 表 総ビタミンC 酸化型ビタミンC (mg%) (mg%) 対照区 12.3 9.8 試験区 21.0 18.3 実施例6 米糠2kg、塩400gおよび水2.4を用いてぬか床を作っ
た。一方、茎を1cm残して葉を切り落としたかぶ400gに
塩4gとD−ガラクツロン酸メチルエステル1.6gをふりか
た後、1kgの重石をして、5℃で3日間保持した。この
かぶをぬか床に1日漬け込んだ(試験区)。
た。一方、茎を1cm残して葉を切り落としたかぶ400gに
塩4gとD−ガラクツロン酸メチルエステル1.6gをふりか
た後、1kgの重石をして、5℃で3日間保持した。この
かぶをぬか床に1日漬け込んだ(試験区)。
一方、対照として、D−ガラクツロン酸メチルエステル
の代わりにD−ガラクツロン酸を添加した場合(対照
1)および何にも添加しなかった場合(対照2)につい
ても同様に行った。
の代わりにD−ガラクツロン酸を添加した場合(対照
1)および何にも添加しなかった場合(対照2)につい
ても同様に行った。
かぶ中のビタミンC含量を測定し、その結果を第6表に
示す。
示す。
第 6 表 総ビタミンC 酸化型ビタミンC (mg%) (mg%) 試験区 22.3 20.1 対照区1 11.4 9.9 試験区1 11.8 10.4 参考例1 温州みかん果皮の熱水(90℃)抽出液をpH1とした後、7
5%エタノール溶液になるようにエタノールを加えて粗
ペクチンを得た。これを50℃で加温しながら撹拌して水
に溶かし5%水溶液とした。このペクチン水溶液にペク
チン分解酵素〔スミチームAP−2(新日本化学社製)〕
を加え(ペクチン:酵素=200:1W/W)35℃で24時間反応
させた。湯浴上、90℃で3分間加熱し、酵素を失活させ
た後、紙で過した。得られた液を濃縮後、凍結乾
燥してペクチン分解物を得た。
5%エタノール溶液になるようにエタノールを加えて粗
ペクチンを得た。これを50℃で加温しながら撹拌して水
に溶かし5%水溶液とした。このペクチン水溶液にペク
チン分解酵素〔スミチームAP−2(新日本化学社製)〕
を加え(ペクチン:酵素=200:1W/W)35℃で24時間反応
させた。湯浴上、90℃で3分間加熱し、酵素を失活させ
た後、紙で過した。得られた液を濃縮後、凍結乾
燥してペクチン分解物を得た。
参考例2 参考例1において、酵素の反応条件(35℃、24時間)を
35℃、15時間に代える以外は参考例1と同様にしてペク
チン分解物を得た。
35℃、15時間に代える以外は参考例1と同様にしてペク
チン分解物を得た。
発明の効果 本発明方法によりビタミンC含量の高められた漬物を得
ることができる。
ることができる。
Claims (1)
- 【請求項1】漬物の製造過程において、添加物としてD
−ガラクツロン酸アルキルエステルまたは該エステル含
有物を用いることを特徴とする漬物の製造法。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20766087A JPH0697940B2 (ja) | 1987-08-21 | 1987-08-21 | 漬物の製造法 |
KR1019880010584A KR960010395B1 (ko) | 1987-08-21 | 1988-08-20 | 비타민 c 함량이 높은 야채절임의 제조방법 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20766087A JPH0697940B2 (ja) | 1987-08-21 | 1987-08-21 | 漬物の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6451041A JPS6451041A (en) | 1989-02-27 |
JPH0697940B2 true JPH0697940B2 (ja) | 1994-12-07 |
Family
ID=16543445
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20766087A Expired - Lifetime JPH0697940B2 (ja) | 1987-08-21 | 1987-08-21 | 漬物の製造法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0697940B2 (ja) |
KR (1) | KR960010395B1 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4238812A (en) * | 1978-12-01 | 1980-12-09 | Raychem Corporation | Circuit protection devices comprising PTC elements |
JPS6031206A (ja) * | 1983-07-29 | 1985-02-18 | 株式会社東芝 | 電気装置 |
CN105029315A (zh) * | 2015-08-17 | 2015-11-11 | 朱广双 | 一种桔梗泡菜的制作方法 |
-
1987
- 1987-08-21 JP JP20766087A patent/JPH0697940B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1988
- 1988-08-20 KR KR1019880010584A patent/KR960010395B1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR960010395B1 (ko) | 1996-07-31 |
JPS6451041A (en) | 1989-02-27 |
KR890003290A (ko) | 1989-04-14 |
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