JPH069781Y2 - スライシングマシンのワーク支持装置 - Google Patents

スライシングマシンのワーク支持装置

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JPH069781Y2
JPH069781Y2 JP1989006297U JP629789U JPH069781Y2 JP H069781 Y2 JPH069781 Y2 JP H069781Y2 JP 1989006297 U JP1989006297 U JP 1989006297U JP 629789 U JP629789 U JP 629789U JP H069781 Y2 JPH069781 Y2 JP H069781Y2
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cutting
ingot
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slicing machine
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慶宏 田寺
邦男 松田
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、スライシングマシン、特に半導体素材のイン
ゴットを薄板状のウェハーに切断するスライシングマシ
ンの為のワーク支持装置に関するものである。
〔従来技術〕
シリコン結晶体など半導体素材のインゴットは、最近で
は長さ約500mmで重量約40kgもの大型のものが製作
されるようになり、このインゴットを厚さ例えば0.8mm
のウェハーに切断するスライシングマシンは、インゴッ
トの一端部をホルダに接着してホルダで片持状に支持
し、ホルダとともにインゴットを軸方向へ所定量ピッチ
送りし、インゴットの他端部をダイヤモンド製の内刃を
有する回転ブレードで切断していくようになっている。
この種のスライシングマシンは例えば特開昭61−10
6207号公報に記載されている。
上記インゴットは高価な材料なので、歩留りを極力高く
するためインゴットを両端支持したり、一端部をホルダ
でチャックすることは望ましくなく、インゴットの一端
部をホルダに接着剤で接着してインゴットをホルダに片
持状に支持するようになっている。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記のように、従来のスライシングマシンでは、インゴ
ットの一端部を片持状に支持した状態でインゴットの他
端部を内刃回転ブレードで切断するようになっている
が、インゴットの自重と切削荷重(約4〜10kg)とで
インゴットには微小の撓みが生じ、インゴットの切断部
に微小撓み角が発生し、しかもこの撓み角はインゴット
の長さの減少に応じて変動する。
上記のように、インゴットの他端部の切断部に撓み角が
生じると、切断ウェハーの精度が悪化するという問題が
ある。
本考案の目的は、自重と切削荷重とに起因する切断部の
撓み角を略零に制御し得るようなスライシングマシンの
ワーク支持装置を提供することである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案に係るスライシングマシンのワーク支持装置は、
ワークの一端部を片持状に支持した状態でワークを軸方
向にピッチ送りし、内刃回転ブレードによってワークの
他端部を輪切り状に順々に切断していくスライシングマ
シンにおいて、上記ワークの他端近傍部を支持するバッ
クアップシリンダと、各切断時のワークの軸方向の長さ
を検出する検出手段と、上記検出手段の出力を受け、ワ
ークの自重と切削荷重とに起因する切断部でのワークの
撓み角が略零となるように、バックアップシリンダへ供
給する加圧流体の流体圧を演算する演算手段と、上記演
算手段の出力を受けてバックアップシリンダへ供給する
加圧流体の流体圧を制御する圧力制御手段とを備えたも
のである。
〔作用〕
本考案に係るスライシングマシンのワーク支持装置にお
いては、上記ワークの他端近傍部を支持するバックアッ
プシリンダが設けられ、検出手段が各切断時のワークの
軸方向の長さを検出すると、演算手段は上記検出手段の
出力を受け、ワークの自重と切削荷重とに起因する切断
部でのワークの撓み角が略零となるように、バックアッ
プシリンダへ供給する加圧流体の流体圧を演算する。圧
力制御手段は、上記演算手段の出力を受けてバックアッ
プシリンダへ供給する加圧流体の流体圧を制御する。従
って、ワークの自重と切削力に起因する切断部でのワー
クの撓み角が略零に保持される。
〔考案の効果〕
本考案に係るスライシングマシンのワーク支持装置によ
れば、上記〔作用〕の項で説明したように、バックアッ
プシリンダと検出手段と演算手段と圧力制御手段を設け
たことにより、ワークの自重と切削力とに起因する切断
部でのワークの撓み角を略零に保持することが出来る。
従って、撓み角による切断面の傾斜誤差を解消し、切断
ウェハーの精度向上を図ることが出来る。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基いて説明する。
本実施例は、半導体素材であるシリコン結晶体のインゴ
ットを輪切り状に順々に切断して厚さ例えば0.8mmのシ
リコンウェハーを製造するスライシングマシンに本考案
を適用した場合の実施例である。上記スライシングマシ
ンMは、第1図に示すように、横向き姿勢にした円柱状
のシリコン結晶体のインゴット1を支持した状態でイン
ゴット1を軸方向にピッチ送りするワーク支持送り装置
20と、ダイヤモンドカッタからなる内刃41aを有す
る回転ブレード41を支持しつつ回転ブレード41を鉛
直方向に昇降駆動するブレード支持昇降装置40と、こ
れらワーク支持送り装置20とブレード支持昇降装置4
0とを制御するコントロールユニット80とを備えてい
る。
上記ワーク支持送り装置20について説明すると、テー
ブル21上にはインゴット1を固着する為のホルダ22
が左右方向にのみ移動自在に案内且つ支持され、ホルダ
22のボールネジ部22aには左右方向向きのボールネ
ジ軸23が挿通螺合され、ボールネジ軸23の左端部は
テーブル21の軸受部24で支持され、ボールネジ軸2
3の右端部はDCサーボモータ25の出力軸に連結さ
れ、ホルダ22の左端部にはホルダ金具26がアリ溝係
合にて着脱自在に固着され、ホルダ金具26の鉛直の左
端面にはインゴット1が接着剤にて強力に固着され、イ
ンゴット1は水平なテーブル21と平行に片持状に支持
されている。
一方、テーブル21の下方において、ベースフレーム3
0上には基台27が配設され、テーブル21の左端部の
中央に対応する位置で基台27上には前後1対のブラケ
ット28が立設され、テーブル21の左半部下面には鉛
直向きのセクタギヤ29が下方へ突設状に設けられ、セ
クタギヤ29の回動中心部は1対のブラケット28に架
着された枢支軸31に回動自在に枢着され、セクタギヤ
29のギヤ29aに噛合するピニオン32はDCサーボ
モータ33で回転駆動されるようになっている。
上記サーボモータ25を回転駆動することにより、ボー
ルネジ軸23とボールネジ部22aとを介してホルダ2
2を左右方向へ駆動し、インゴット1をその軸方向へ移
動駆動することが出来る。
更に、サーボモータ33を回転駆動することにより、ピ
ニオン32とセクタギヤ29を介してテーブル21を枢
支軸31を中心として上下に傾動駆動することが出来
る。
次に、ブレード支持昇降装置40について説明すると、
テーブル21よりも左方においてベースフレーム30に
はコラム42が立設され、コラム42の前部に昇降台4
3が上下方向にのみ移動自在に案内且つ支持され、昇降
台43の上部にはブレード駆動用電動モータ44が左方
へ向けて配設され、昇降台43にはテンションディスク
45の支軸部が左右方向に向けて回転自在に装着され、
テンションディスク45には回転ブレード41がインゴ
ット1の軸線と直交するように固着され、支軸部のプー
リ46と電動モータ44の出力軸のプーリ47とに亙っ
てVベルト48が掛装され、電動モータ44によりテン
ションディスク45を回転駆動し得るようになってい
る。
上記昇降台43を昇降する為、コラム42の上端部には
電動モータ49が下向きに配設され、昇降台43のスク
リュナット部に螺合挿通した鉛直向きのスクリュ軸50
の上端は電動モータ49の出力軸に連結され、スクリュ
軸50の下端部はコラム42の軸受部51に回転自在に
支持されている。
上記電動モータ49の負荷軽減の為、コラム42の上端
付近には左右1対の滑車52が配設され、これら滑車5
2に掛装されたワイヤ53の右端部は金具54を介して
昇降台43に連結されるとともに、ワイヤ53の左端部
には昇降台43及びこれとともに昇降する諸部品の総重
量に均衡するカウンタウェイト55が連結されている。
上記電動モータ49を回転駆動することによりスクリュ
軸50とスクリュナットを介して昇降台43を昇降駆動
し得るようになっている。
次に、インゴット1の左端近傍部を支持し、インゴット
1の自重と切削荷重とに起因するインゴット1の切断部
での撓み角を略零に補正する為の本願特有の構成とし
て、油圧シリンダからなるバックアップシリンダ60
と、油圧制御の為の圧力制御弁61と、電磁方向切換弁
62と、油圧供給源63(これは、油圧ポンプ64と電
動モータ65とタンク66とレギュレータなどを有す
る)とが次のように設けられている。
回転ブレード41の右方近傍に対応するテーブル21の
左端部にはシリンダ60が立向きに付設され、そのピス
トンロッド60aの上端の受具60bでインゴット1の
左端近傍部を下方より支持し得るようになっている。こ
のシリンダ60は十分なストロークを有する複動油圧シ
リンダで、そのピストンより下側の加圧作動室は油路6
7を介して方向切換弁62に図示のように接続され、ま
たシリンダ60のロッド側の復動作動室は油路68を介
して方向切換弁62に図示のように接続され、方向切換
弁62は油路69を介して図示のように油圧ポンプ64
に接続され、方向切換弁62はシリンダ60のピストン
を上昇駆動する第1位置とシリンダ60のピストンを下
降駆動する第2位置とシリンダの両作動室の油圧をブロ
ックする中立位置とに択一的に切換可能である。
上記シリンダ60の加圧作動室の油圧を制御する為、油
路67と油路69とを接続する油路70の途中部には圧
力制御弁61が介装されている。
この圧力制御弁61は、例えばノズル・フラッパ型のサ
ーボバルブであり、そのサーボアクチュエータ61aに
供給される駆動電流に応じた油圧となるように油路67
の油圧(つまり、加圧作動室の油圧)を制御するように
なっている。
前記コントロールユニット80について第2図により説
明すると、このコントロールユニット80は前記モータ
25・33・44・49に加えて、圧力制御弁61と方
向切換弁62とモータ65とを制御する為のものであ
る。
上記コントロールユニット80は、CPU81(中央演
算装置)とROM82(リード・オンリ・メモリ)とR
AM83(ランダム・アクセス・メモリ)とからなるマ
イクロコンピュータと、入出力ポート84と、各モータ
25・33・44・49に夫々対応する駆動回路25b
・33b・44a・49aと、圧力制御弁61のサーボ
アクチュエータ61aの為の駆動回路61bと、方向切
換弁62のソレノイド62a・62bの為の駆動回路6
2cと、モータ65の為の駆動回路65aとを備えてお
り、サーボモータ25のロータリエンコーダ25aから
の信号及びサーボモータ33のロータリエンコーダ33
aからの信号及び操作盤85からの信号は入出力ポート
84を介してマイクロコンピュータに入力される。上記
マイクロコンピュータのROM82には、テーブル21
のホルダ22にセットされたインゴット1を例えば0.8m
m厚さのウェハーに順々に切断していくときに、モータ
25・33・44・49を制御する切断加工制御プログ
ラムと、圧力制御弁61を介してインゴット1の切断部
の撓み角が零となるようにシリンダ60の加圧作動室へ
供給する油圧を制御する油圧制御プログラムとが予め入
力格納されている。
上記切断加工制御は既存周知のものと略同様なので説明
を省略する。
上記油圧制御について説明すると、上記インゴット1は
第3図にモデル化して示すようにその右端部においてホ
ルダ22に片持状に支持され、その左端部の切断部には
切削力Pが作用し、その全長に亙ってその自重による分
布荷重w(これは、単位長さ当りの荷重である)が作用
する。
上記シリンダ60でバックアップしないときのインゴッ
ト1の撓み曲線は第4図のようになり、インゴット1の
ヤング率をE、断面2次モーメントをIとし、切断され
る左端0.8mm部分の自重の影響を無視すると、切断部で
の撓み角θ(rad)は次式で与えられる。
θ=wl/6EI+Pl/2EI (1) 上記インゴット1をその軸線と直交する面で切断しよう
とする場合を例にすると、上記撓み角θが発生した状態
で切断する場合には、軸線に対する切断面の角度に誤差
が生じるので好ましくない。
そこで、第5図に示すように、上記シリンダ60により
バックアップ力Fを作用させて、シリンダ60の位置で
の撓み量を略零にすることも考えられるが、撓み量を略
零にしても切断部には撓み角θが発生する。
そこで、本願の装置では、切断部での撓み角が略零とな
るようにバックアップ力Fつまりシリンダ60の加圧作
動室の油圧を制御する。但し、切断の進行に応じて図中
寸法とaとが減少していくので、各切断毎にバックア
ップ力Fを精密に制御するものとする。
上記バックアップ力Fによって切断部に生じる撓み角θ
(rad)は前記撓み角θと反対向きで、次式で与え
られる。
θ=Fa/2EI (2) 上記撓み角θと撓み角θとが等しいときに切断部の撓
み角が零となる。この条件は、次式で与えられる。
θ=θ (3) 上記(1)、(2)、(3)式よりバックアップ力Fを求めると、
バックアップ力Fは次式で与えられる。
F=(wl+3Pl)/3a (4) 上記分布荷重wはインゴット1の直径と密度より求める
ことが出来、これは例えば操作盤85のテンキーより入
力される。上記切削力Pは予め実験により求められた値
が例えばテンキーより入力されるか或いは定数としてプ
ログラムに含まれている。
上記インゴット1の初期長さL(mm)、0.8mmずつN回切
断後の寸法l(mm)とa(mm)は、既知の図中の寸法b(mm)
を用いて次式のように与えられる。
l=L−(N+1)×0.8 (5) a=l−b=L−(N+1)×0.8−b (6) 上記初期長さLはテンキーより入力され、寸法bは定数
としてプログラムに含まれており、上記回数Nは切断加
工制御においてサーボモータ25を駆動してインゴット
1をピッチ送りした回数Nをカウントすることにより得
られる。但し、(N+1)×0.8の値は、サーボモータ
25のロータリエンコーダ25aからの信号を用いてホ
ルダ22を左方へ移動させた累積距離から得ることも出
来る。
次に、上記圧力制御のルーチンの一例について、第7図
のフローチャートに基いて簡単に説明する。但し、図中
Si(i=1、2、3・・・)は各ステップを示し、こ
のルーチンは1本のインゴット1の切断を対象とするも
のである。
前記操作盤85から分布荷重wと切削力Pと初期長さL
を入力してRAM83のメモリに格納し且つモータ65
の作動を開始し且つ方向切換弁62を第1位置に切換え
てシリンダ60のピストンロッド60aの先端の受具6
0bをインゴット1に当接後方向切換弁62を中立位置
に切換えた時点で制御が開始され、次にRAM83のカ
ウンタNとフラグFLをクリアするなどの初期設定が実
行され(S1)、次にRAM83のメモリよりw、P、
Lが読出され(S2)、当初は新たなインゴット1を表
わすフラグFLがFL=0なのでS3からS7へ移行
し、寸法とaが演算され(S7)、次にバックアップ
力Fの演算シリンダ60でバックアップ力Fを発生させ
る油圧Pの演算が実行され(S8)、次に圧力制御弁
61のサーボアクチュエータ61aへ駆動回路61bを
介して油圧Pを設定する駆動電流が出力される(S
9)。従って、圧力制御弁61によって油路67とシリ
ンダ60の加圧作動室の油圧がPに制御される。
次に、切断開始指令信号が切断加工制御へ出力され(S
10)切断が実行される。次に切断加工制御から今回の
切断の完了を表わす切断終了信号が出されたか否か判定
され(S11)、その信号が出されるとフラグFLをF
L=1にセットしてからS3へ移行する。
次に、FL=0でないのでS3からS4へ移行し、モー
タ25によりインゴット1を0.8mmピッチ送りしたこと
を表わす送り完了信号が切断加工制御から出力されたか
否か判定され(S4)、Noのときには送り完了信号が
出力されない状態で所定時間(これは、毎回の切断のサ
イクルタイムの2〜3倍の時間に設定されている)経過
したか否か判定され(S5)、NoのときにはS4とS
5とを繰返し、送り完了信号が出力されると切断回数を
表わすソフトカウンタNがカウントアップされ(S
6)、以後S7〜S12、S3〜S6を繰返していく。
このようにして、各切断に先立って、切断部での撓み角
が零となるように油圧Pが制御され、シリンダ60に
よりバックアップ力Fでインゴット1を支持した状態で
切断するので、切断部の撓み角が零の状態で切断がなさ
れる。但し、シリンダ60は、そのピストンロッド60
aが常にフルストローク伸長していない状態にて使用さ
れるものとする。
そのインゴット1について複数回の切断が全て終了する
と、送り完了信号が出力されない状態で所定時間が経過
するので、S5においてYesと判定され、そのインゴ
ット1に対する切断加工制御及び油圧制御が終了する。
尚、上記実施例では、油圧シリンダのバックアップシリ
ンダ60とこれに付随する油圧系(61・62・63)
用いたが、バックアップシリンダとしてエアシリンダを
用いるとともにそのシリンダに付随する加圧エア系を用
いることも可能である。
上記インゴット1を構成しているシリコン結晶体の結晶
面の方向がその軸線と直交する方向から僅かに傾いてい
る場合には、操作盤85からの指令信号によりサーボモ
ータ33を駆動して結晶面と切断面とが略平行となるよ
うにテーブル21の傾斜角が制御される。
ここで、参考までに補足説明すると、上記実施例のバッ
クアップシリンダ60及びこれに付随する機器(61・
62・63)を省略し、前記(1)式の撓み角θだけテー
ブル21をθと反対方向へ回動させて傾斜させることに
よっても、本願の目的を達成することが出来る。この場
合、切断加工制御のソフトウェアに改造を加えるのみで
実施可能である。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示すもので、第1図はスライシ
ングマシンの構成図、第2図はスライシングマシンの制
御系のブロック図、第3図はインゴットの片持梁にモデ
ル化した図、第4図〜第6図は夫々各状態におけるイン
ゴットの撓み曲線図、第7図は油圧制御のルーチンのフ
ローチャートである。 M…スライシングマシン、1…インゴット、20…ワー
ク支持送り装置、25…サーボモータ、25a…ロータ
リエンコーダ、40…ブレード支持昇降装置、60…バ
ックアップシリンダ、61…圧力制御弁、80…コント
ロールユニット。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークの一端部を片持状に支持した状態で
    ワークを軸方向にピッチ送りし、内刃回転ブレードによ
    ってワークの他端部を輪切り状に順々に切断していくス
    ライシングマシンにおいて、 上記ワークの他端近傍部を支持するバックアップシリン
    ダと、 各切断時のワークの軸方向の長さを検出する検出手段
    と、 上記検出手段の出力を受け、ワークの自重と切削荷重と
    に起因する切断部でのワークの撓み角が略零となるよう
    に、バックアップシリンダへ供給する加圧流体の流体圧
    を演算する演算手段と、 上記演算手段の出力を受けてバックアップシリンダへ供
    給する加圧流体の流体圧を制御する圧力制御手段とを備
    えたことを特徴とするスライシングマシンのワーク支持
    装置。
JP1989006297U 1989-01-23 1989-01-23 スライシングマシンのワーク支持装置 Expired - Lifetime JPH069781Y2 (ja)

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