JPH0696617A - 放熱シート - Google Patents
放熱シートInfo
- Publication number
- JPH0696617A JPH0696617A JP24645992A JP24645992A JPH0696617A JP H0696617 A JPH0696617 A JP H0696617A JP 24645992 A JP24645992 A JP 24645992A JP 24645992 A JP24645992 A JP 24645992A JP H0696617 A JPH0696617 A JP H0696617A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sheet
- boron nitride
- silicone rubber
- thermally conductive
- heat
- Prior art date
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- Granted
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- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
- Cooling Or The Like Of Electrical Apparatus (AREA)
- Cooling Or The Like Of Semiconductors Or Solid State Devices (AREA)
- Organic Insulating Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 電気絶縁性と熱伝導性に優れ、シート同士の
くっつきを防止した放熱シートの提供。 【構成】 電気絶縁性・熱伝導性の無機粉末が充填され
てなるシリコーンゴムシートの表面にボロンナイトライ
ド粉末を存在させてなることを特徴とする放熱シート。
くっつきを防止した放熱シートの提供。 【構成】 電気絶縁性・熱伝導性の無機粉末が充填され
てなるシリコーンゴムシートの表面にボロンナイトライ
ド粉末を存在させてなることを特徴とする放熱シート。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、電気絶縁性と熱伝導性
に優れ、シート同士のくっつきを防止した放熱シートに
関する。
に優れ、シート同士のくっつきを防止した放熱シートに
関する。
【０００２】従来、パワートランジスタや集積回路等の
発熱性電子部品の特性を保持するのに、そこから発生し
た熱を逃がすことを目的として、放熱シートを介して発
熱性電子部品を放熱フィン等に取付けることが行われて
いる。そして、その放熱シートとしては、シリコーンゴ
ムに、窒化ホウ素、窒化ケイ素、アルミナ、シリカ、酸
化亜鉛等の電気絶縁性・熱伝導性の無機粉末の充填され
たものが用いられている。
発熱性電子部品の特性を保持するのに、そこから発生し
た熱を逃がすことを目的として、放熱シートを介して発
熱性電子部品を放熱フィン等に取付けることが行われて
いる。そして、その放熱シートとしては、シリコーンゴ
ムに、窒化ホウ素、窒化ケイ素、アルミナ、シリカ、酸
化亜鉛等の電気絶縁性・熱伝導性の無機粉末の充填され
たものが用いられている。
【０００３】しかしながら、シリコーンゴムは粘着性が
大きいので、製造時、輸送時、保管時等において、放熱
シート同士がくっついて取扱に不便であった。そこで、
タルクや炭酸マグネシウム等の打粉を塗布してそれを防
止していたが、電気絶縁性と熱伝導性が低下する問題が
あった。
大きいので、製造時、輸送時、保管時等において、放熱
シート同士がくっついて取扱に不便であった。そこで、
タルクや炭酸マグネシウム等の打粉を塗布してそれを防
止していたが、電気絶縁性と熱伝導性が低下する問題が
あった。
【０００４】
【発明が解決しょうとする課題】本発明の目的は、電気
絶縁性と熱伝導性に優れ、シート同士のくっつきを防止
した放熱シートを提供することにある。
絶縁性と熱伝導性に優れ、シート同士のくっつきを防止
した放熱シートを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、電
気絶縁性・熱伝導性の無機粉末が充填されてなるシリコ
ーンゴムシートの表面にボロンナイトライド粉末を存在
させてなることを特徴とする放熱シートである。
気絶縁性・熱伝導性の無機粉末が充填されてなるシリコ
ーンゴムシートの表面にボロンナイトライド粉末を存在
させてなることを特徴とする放熱シートである。
【０００６】以下、さらに詳しく本発明について説明す
ると、本発明の大きな特徴は、シリコーンゴムに電気絶
縁性・熱伝導性の無機粉末が充填されてなる放熱シート
において、その表面にボロンナイトライド粉末を存在さ
せたことにある。
ると、本発明の大きな特徴は、シリコーンゴムに電気絶
縁性・熱伝導性の無機粉末が充填されてなる放熱シート
において、その表面にボロンナイトライド粉末を存在さ
せたことにある。
【０００７】打粉であるボロンナイトライド粉末の平均
粒径は、５０μm 以下特に１０μm以下が好ましい。平
均粒径が５０μm をこえると、放熱シート表面がザラつ
いて発熱性電子部品や放熱フィン等への密着性が悪くな
り、熱伝導性が低下する。ボロンナイトライド粉末の存
在量は、放熱シート上にボロンナイトライド粉末の単分
子層が形成される程度、具体的には０．１〜１．０ｇ／
ｍ2 が好ましく、それの存在方法としては、静電気塗
布、スプレー塗布等を採用することができる。
粒径は、５０μm 以下特に１０μm以下が好ましい。平
均粒径が５０μm をこえると、放熱シート表面がザラつ
いて発熱性電子部品や放熱フィン等への密着性が悪くな
り、熱伝導性が低下する。ボロンナイトライド粉末の存
在量は、放熱シート上にボロンナイトライド粉末の単分
子層が形成される程度、具体的には０．１〜１．０ｇ／
ｍ2 が好ましく、それの存在方法としては、静電気塗
布、スプレー塗布等を採用することができる。
【０００８】本発明で使用される放熱シートは、シリコ
ーンゴム１００重量部に、窒化ホウ素、窒化ケイ素、ア
ルミナ、シリカ、酸化亜鉛等の電気絶縁性・熱伝導性無
機粉末が３０〜５００重量部程度充填されたものであ
る。その形状の一例をトランジスタの仕様で示すと、
「ＴＯ−６６」、「ＴＯ−３」、「ＴＯ−３０」、「Ｔ
Ｏ−２２０」、「ＴＯ−３Ｐ」、「ＴＯ−３ＰＬ」等に
対応したものをあげることができる。
ーンゴム１００重量部に、窒化ホウ素、窒化ケイ素、ア
ルミナ、シリカ、酸化亜鉛等の電気絶縁性・熱伝導性無
機粉末が３０〜５００重量部程度充填されたものであ
る。その形状の一例をトランジスタの仕様で示すと、
「ＴＯ−６６」、「ＴＯ−３」、「ＴＯ−３０」、「Ｔ
Ｏ−２２０」、「ＴＯ−３Ｐ」、「ＴＯ−３ＰＬ」等に
対応したものをあげることができる。
【０００９】
【実施例】以下、実施例、比較例、参考例をあげてさら
に具体的に説明する。
に具体的に説明する。
【００１０】実施例１〜３ 比較例１〜３ 参考例１〜
３ 放熱シートの３種（電気化学工業株式会社製商品名「Ｍ
−２０」、「ＢＦＧ−２０」、「ＬＣ−３０」）を準備
し、それらの表面に表１に示す種々の打粉をスプレーに
て０．３ｇ／ｍ2 程度塗布した後、温度８０℃、湿度９
５％の雰囲気下に１００時間放置した。
３ 放熱シートの３種（電気化学工業株式会社製商品名「Ｍ
−２０」、「ＢＦＧ−２０」、「ＬＣ−３０」）を準備
し、それらの表面に表１に示す種々の打粉をスプレーに
て０．３ｇ／ｍ2 程度塗布した後、温度８０℃、湿度９
５％の雰囲気下に１００時間放置した。
【００１１】それを、銅製ヒーターケースと銅板との間
に挟み、締付けトルク５ｋｇｆ・ｃｍを付与してセット
した後、１５Ｗの電力を４分間与え、銅製ヒーターケー
スと銅板との温度差を測定し、熱抵抗（℃／Ｗ）＝温度
差（℃）／電力（Ｗ）により熱抵抗を算出した。
に挟み、締付けトルク５ｋｇｆ・ｃｍを付与してセット
した後、１５Ｗの電力を４分間与え、銅製ヒーターケー
スと銅板との温度差を測定し、熱抵抗（℃／Ｗ）＝温度
差（℃）／電力（Ｗ）により熱抵抗を算出した。
【００１２】次いで、ＪＩＳ Ｋ６９１１に準じて放熱
シートの体積抵抗率（Ω−ｃｍ）を測定した後、熱圧着
機（日本黒鉛株式会社製「Ｓ２５０−８０型」）にそれ
の２枚を重ねてセットし、３０ｋｇ／ｃｍ2 の圧力をか
け、３０分放置後におけるシート同士のくっつき性を評
価した。その結果を表１に示す。
シートの体積抵抗率（Ω−ｃｍ）を測定した後、熱圧着
機（日本黒鉛株式会社製「Ｓ２５０−８０型」）にそれ
の２枚を重ねてセットし、３０ｋｇ／ｃｍ2 の圧力をか
け、３０分放置後におけるシート同士のくっつき性を評
価した。その結果を表１に示す。
【００１３】
【表１】 （注）くっつき性 ○：くっつかない △：くっつくが剥離に慎重を要する ×：くっついて剥がれない
【００１４】
【発明の効果】本発明によれば、電気絶縁性と熱伝導性
に優れ、シート同士のくっつきを防止した放熱シートを
提供することができる。
に優れ、シート同士のくっつきを防止した放熱シートを
提供することができる。
Claims (1)
- 【請求項１】 電気絶縁性・熱伝導性の無機粉末が充填
されてなるシリコーンゴムシートの表面にボロンナイト
ライド粉末を存在させてなることを特徴とする放熱シー
ト。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24645992A JP3221580B2 (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | 放熱シート同士のくっつき防止方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24645992A JP3221580B2 (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | 放熱シート同士のくっつき防止方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0696617A true JPH0696617A (ja) | 1994-04-08 |
| JP3221580B2 JP3221580B2 (ja) | 2001-10-22 |
Family
ID=17148746
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24645992A Expired - Fee Related JP3221580B2 (ja) | 1992-09-16 | 1992-09-16 | 放熱シート同士のくっつき防止方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3221580B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10219199A (ja) * | 1997-02-05 | 1998-08-18 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 熱圧着用シリコーンゴムシート |
-
1992
- 1992-09-16 JP JP24645992A patent/JP3221580B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10219199A (ja) * | 1997-02-05 | 1998-08-18 | Shin Etsu Chem Co Ltd | 熱圧着用シリコーンゴムシート |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3221580B2 (ja) | 2001-10-22 |
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