JPH0696331B2 - 転写用印刷物の製造法 - Google Patents
転写用印刷物の製造法Info
- Publication number
- JPH0696331B2 JPH0696331B2 JP62097464A JP9746487A JPH0696331B2 JP H0696331 B2 JPH0696331 B2 JP H0696331B2 JP 62097464 A JP62097464 A JP 62097464A JP 9746487 A JP9746487 A JP 9746487A JP H0696331 B2 JPH0696331 B2 JP H0696331B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- pattern
- transfer
- thickness
- ink
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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- Printing Methods (AREA)
- Decoration By Transfer Pictures (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、転写用印刷物の製造法に関し、さらに詳しく
は仕上りの美しい転写用印刷物が得られる製造法に関す
る。
は仕上りの美しい転写用印刷物が得られる製造法に関す
る。
従来、転写を目的とした印刷物には、インスタントレタ
リング、水又はアルコール系溶液を使用して陶器等に絵
付けする転写紙、さらには所定のシートを抜型により半
抜等の加工を施す転写紙等が知られている。
リング、水又はアルコール系溶液を使用して陶器等に絵
付けする転写紙、さらには所定のシートを抜型により半
抜等の加工を施す転写紙等が知られている。
しかるに前記インスタントレタリングは主として5mm角
程度の比較的小さな文字・記号・図形等(以下単に図柄
という)をボールペンの先端等でこすることにより、所
望の用紙に図柄を転写するものであり、小さな図柄は別
としても、20mm角程度の大型図柄を転写する場合には図
柄にヒビ割又は切れ目を生じて美しい転写が行えない欠
点があった。これはベースフィルムに直接インキ層を形
成するものであるため、脆弱なインキ層と粘着層のみか
らなる図柄をベースフィルムから剥すと、図柄が簡単に
切断されてしまい図柄切れを起すことに起因していた。
程度の比較的小さな文字・記号・図形等(以下単に図柄
という)をボールペンの先端等でこすることにより、所
望の用紙に図柄を転写するものであり、小さな図柄は別
としても、20mm角程度の大型図柄を転写する場合には図
柄にヒビ割又は切れ目を生じて美しい転写が行えない欠
点があった。これはベースフィルムに直接インキ層を形
成するものであるため、脆弱なインキ層と粘着層のみか
らなる図柄をベースフィルムから剥すと、図柄が簡単に
切断されてしまい図柄切れを起すことに起因していた。
また陶器等に使用する転写紙は、水や溶液に印刷物を浸
し、これに湿気を付与した後目的部位に貼付し、乾燥さ
せた後台紙を剥離し、その後図柄の回りに付着した水分
等を静かに拭き取る作業が必要であるため、全体の工程
数が多くなるという問題のほか水分付着のため被着体に
制限があるという欠点もあった。
し、これに湿気を付与した後目的部位に貼付し、乾燥さ
せた後台紙を剥離し、その後図柄の回りに付着した水分
等を静かに拭き取る作業が必要であるため、全体の工程
数が多くなるという問題のほか水分付着のため被着体に
制限があるという欠点もあった。
また型抜きにより半抜等の加工を施す転写紙にあって
は、まず塩ビやポリエステル等からなる粘着シート台紙
にインキ層を印刷し、このインキ層を挾むように粘着シ
ート台紙上面にフィルム層を貼付し、その後指定の図柄
に合わせて抜型を作成し、この抜型にて半抜(粘着シー
ト台紙を残して、インキ層とフィルム層のみを切り離し
容易になるよう切断する)加工し、不要部分のカス取り
をした後、その上面より保護シートを貼付して仕上げの
切断加工をなし、保護シートに転写した図柄を被着体に
再度転写するという繁雑な工程を要するものであった。
この方法は、保護シートに付着した粘着剤が経時変化で
劣化し易く、図柄が粘着シート台紙に接着したままとな
って、保護シートに転写することができず、その結果目
的の被着体に転写することができない等の欠点があっ
た。更にこの場合は、粘着シート台紙が25〜100ミクロ
ン厚,インキ層が5〜10ミクロン厚,粘着剤が5ミクロ
ン厚,フィルム層が20ミクロン厚で合計55〜135ミクロ
ン厚と相当な厚さの物になるため、経時によりほこりや
雨水の影響を受け、風圧等により図柄の周囲から剥れを
生じ易いという欠点もあった。
は、まず塩ビやポリエステル等からなる粘着シート台紙
にインキ層を印刷し、このインキ層を挾むように粘着シ
ート台紙上面にフィルム層を貼付し、その後指定の図柄
に合わせて抜型を作成し、この抜型にて半抜(粘着シー
ト台紙を残して、インキ層とフィルム層のみを切り離し
容易になるよう切断する)加工し、不要部分のカス取り
をした後、その上面より保護シートを貼付して仕上げの
切断加工をなし、保護シートに転写した図柄を被着体に
再度転写するという繁雑な工程を要するものであった。
この方法は、保護シートに付着した粘着剤が経時変化で
劣化し易く、図柄が粘着シート台紙に接着したままとな
って、保護シートに転写することができず、その結果目
的の被着体に転写することができない等の欠点があっ
た。更にこの場合は、粘着シート台紙が25〜100ミクロ
ン厚,インキ層が5〜10ミクロン厚,粘着剤が5ミクロ
ン厚,フィルム層が20ミクロン厚で合計55〜135ミクロ
ン厚と相当な厚さの物になるため、経時によりほこりや
雨水の影響を受け、風圧等により図柄の周囲から剥れを
生じ易いという欠点もあった。
また特開昭61−69487や特開昭61−227085の様に、単に
図柄を保護したり転写を円滑にするために透明オーバー
コート層を設けたものも知られているが、これらの透明
オーバーコート層は被着体の伸縮に応じてインキ乾燥時
の保護をするという特性は備えていないものであった。
図柄を保護したり転写を円滑にするために透明オーバー
コート層を設けたものも知られているが、これらの透明
オーバーコート層は被着体の伸縮に応じてインキ乾燥時
の保護をするという特性は備えていないものであった。
本発明の目的は上記の全ての欠点を解消した、転写用印
刷物の製造法を提供するものである。
刷物の製造法を提供するものである。
本発明は、25〜200ミクロン厚の透明又は半透明のベー
スフィルムの片面に、印刷手段によりシール図柄と同一
形状の5〜8ミクロン厚の透明オーバーコート層を形成
し、この透明オーバーコート層は被着体の伸縮に追従し
て伸縮自在になる樹脂に剥離剤及び硬化剤を添加してな
るものであり、該透明オーバーコート層の上面に印刷手
段により単色又は多色からなる5〜10ミクロン厚のイン
キ層を形成し、このインキ層の上面の全部に5〜10ミク
ロン厚の粘着剤層を形成したことを特徴とする転写用印
刷物の製造法である。
スフィルムの片面に、印刷手段によりシール図柄と同一
形状の5〜8ミクロン厚の透明オーバーコート層を形成
し、この透明オーバーコート層は被着体の伸縮に追従し
て伸縮自在になる樹脂に剥離剤及び硬化剤を添加してな
るものであり、該透明オーバーコート層の上面に印刷手
段により単色又は多色からなる5〜10ミクロン厚のイン
キ層を形成し、このインキ層の上面の全部に5〜10ミク
ロン厚の粘着剤層を形成したことを特徴とする転写用印
刷物の製造法である。
以下本発明を図面の実施例について説明する。第1図及
び第2図は、本発明方法によって製造された転写用印刷
物の縦断面図で、第1図はインキ層を単色一層にしたも
の、第2図はインキ層を単色層とオフセット4原色層の
二層に仕上げたものである。
び第2図は、本発明方法によって製造された転写用印刷
物の縦断面図で、第1図はインキ層を単色一層にしたも
の、第2図はインキ層を単色層とオフセット4原色層の
二層に仕上げたものである。
図中符号1はポリエステル等の素材からなるベースフィ
ルムで厚さは25〜200ミクロンであり、2は透明オーバ
ーコート層で厚さは5〜8ミクロンであり、3a,3bはイ
ンキ層で厚さは5〜10ミクロン,前者はインキ層のうち
単色層,後者はオフセット4原色層を示し、4は粘着剤
層で厚さは5〜10ミクロンである。
ルムで厚さは25〜200ミクロンであり、2は透明オーバ
ーコート層で厚さは5〜8ミクロンであり、3a,3bはイ
ンキ層で厚さは5〜10ミクロン,前者はインキ層のうち
単色層,後者はオフセット4原色層を示し、4は粘着剤
層で厚さは5〜10ミクロンである。
実施例(1) 使用するベースフィルムは、ポリプロピレン製で150ミ
クロン厚、所定のベースフィルムにステンレス230メッ
シュを使用し、耐水性・耐溶性の粘着剤用刷版を作成し
(この刷版は全てのパターンに使用する)100mm角の文
字のパターンを20個面付し印刷した。一層目に使用する
透明オーバーコート層として、ポリウレタン樹脂を使用
したところ、この透明オーバーコート層は無色透明で、
乾燥後完全なフィルム状になった(第1図参照)。この
透明オーバーコート層の特徴はベースフィルムに対する
密着強度を添加剤の混入比によって自由に変える事が出
来、フィルム状に仕上った時点では被着体の伸縮に追従
して伸縮自在となる。ちなみに35℃での伸び率は約2.5
倍になり、またその硬度は、硬化剤としてイソシアネー
トを使用することにより鉛筆硬度3B〜2H迄変化させるこ
とが出来る。
クロン厚、所定のベースフィルムにステンレス230メッ
シュを使用し、耐水性・耐溶性の粘着剤用刷版を作成し
(この刷版は全てのパターンに使用する)100mm角の文
字のパターンを20個面付し印刷した。一層目に使用する
透明オーバーコート層として、ポリウレタン樹脂を使用
したところ、この透明オーバーコート層は無色透明で、
乾燥後完全なフィルム状になった(第1図参照)。この
透明オーバーコート層の特徴はベースフィルムに対する
密着強度を添加剤の混入比によって自由に変える事が出
来、フィルム状に仕上った時点では被着体の伸縮に追従
して伸縮自在となる。ちなみに35℃での伸び率は約2.5
倍になり、またその硬度は、硬化剤としてイソシアネー
トを使用することにより鉛筆硬度3B〜2H迄変化させるこ
とが出来る。
次に指触乾燥後スクリーン印刷方式で着色インキを使用
し透明オーバーコート層の図柄前面に溶剤性粘着剤を印
刷し乾燥させる(尚、透明オーバーコート層に添加する
剥離剤としてシリコーンを使用し、その添加量はインキ
10部に対して0.3部である。硬化剤の添加量は0.1部〜10
部であるが本例では10部使用)。
し透明オーバーコート層の図柄前面に溶剤性粘着剤を印
刷し乾燥させる(尚、透明オーバーコート層に添加する
剥離剤としてシリコーンを使用し、その添加量はインキ
10部に対して0.3部である。硬化剤の添加量は0.1部〜10
部であるが本例では10部使用)。
前記仕上り品を一列5文字程ベースフィルムより切り離
し、自動車の窓ガラスに軽く押し当てながら位置決めを
した後、手のひらで押し付けるように横向きの力を加え
ながら図柄を圧着させベースフィルムを端の方から静か
に剥離させたところ5文字全てが窓ガラスに完全に転写
した。
し、自動車の窓ガラスに軽く押し当てながら位置決めを
した後、手のひらで押し付けるように横向きの力を加え
ながら図柄を圧着させベースフィルムを端の方から静か
に剥離させたところ5文字全てが窓ガラスに完全に転写
した。
さらにこの上部より当て紙をし、プラスチックヘラで左
右に強く圧着仕上げした。この時点で爪での軽いひっか
きには充分に耐えた。更に10日経過後粘着剤の硬化を待
ち、爪で強くひっかいたが損傷は全く起きなかった。
右に強く圧着仕上げした。この時点で爪での軽いひっか
きには充分に耐えた。更に10日経過後粘着剤の硬化を待
ち、爪で強くひっかいたが損傷は全く起きなかった。
実施例(2) 使用ベースフィルムはポリプロピレン150ミクロン厚、
印刷刷版は実施例(1)と同一である(この刷版は全て
の工程に使用する)。
印刷刷版は実施例(1)と同一である(この刷版は全て
の工程に使用する)。
図柄は花.星等のイラストを約10mm角の大きさで20個付
け合わせで印刷した。
け合わせで印刷した。
印刷方式は第1図の透明オーバーコート層,インキ層,
粘着剤層迄同様であるが、インキ層3a,3bにウレタン樹
脂を使用し、粘着剤層に水溶性のものを使用した。
粘着剤層迄同様であるが、インキ層3a,3bにウレタン樹
脂を使用し、粘着剤層に水溶性のものを使用した。
これを完全乾燥後図柄を1個ずつ切り離し、着用中の女
性のナイロンストッキングに指で圧着し、ベースフィル
ムを剥離したところ全ての図柄がイラスト状に完全に転
写された。その上から指による仕上げ圧着後、約8時間
実用したが図柄に剥離ヒビ割れは全く生じなかった。そ
の後着用済のストッキングを網の中に入れ洗濯を行なっ
たが損傷はなかった。又一度転写した図柄が不要になれ
ば、着用した状態でセロテープを図柄上に貼り付け上方
にひっぱると図柄がナイロンストッキングから完全に剥
離する為、別の変った図柄を再び貼り付けて図柄の変化
を楽しむ事が出来る(ポリウレタン樹脂製の透明オーバ
ーコート層に添加する剥離剤としてシリコーンを用い、
その添加量はインキ10部に対し1部であり、硬化剤とし
てイソシアネートを用い、その添加量は本例においては
0.5部である)。
性のナイロンストッキングに指で圧着し、ベースフィル
ムを剥離したところ全ての図柄がイラスト状に完全に転
写された。その上から指による仕上げ圧着後、約8時間
実用したが図柄に剥離ヒビ割れは全く生じなかった。そ
の後着用済のストッキングを網の中に入れ洗濯を行なっ
たが損傷はなかった。又一度転写した図柄が不要になれ
ば、着用した状態でセロテープを図柄上に貼り付け上方
にひっぱると図柄がナイロンストッキングから完全に剥
離する為、別の変った図柄を再び貼り付けて図柄の変化
を楽しむ事が出来る(ポリウレタン樹脂製の透明オーバ
ーコート層に添加する剥離剤としてシリコーンを用い、
その添加量はインキ10部に対し1部であり、硬化剤とし
てイソシアネートを用い、その添加量は本例においては
0.5部である)。
実施例(3) 使用ベースフィルムはポリエステル75ミクロン厚、印刷
刷版はステンレス180メッシュを使用し乳剤は耐油性を
使用した。図柄はテレホンカードと同一サイズの54mm×
86mmで角R付きのベタを4個面付した。
刷版はステンレス180メッシュを使用し乳剤は耐油性を
使用した。図柄はテレホンカードと同一サイズの54mm×
86mmで角R付きのベタを4個面付した。
印刷方式はスクリーン印刷とオフセット印刷の併用であ
る。
る。
第2図のベースフィルム1にポリエステルを使用した理
由は、フィルム単体では静電気が起きてオフセット印刷
機で印刷をすることが不可能な為、ベースフィルムの片
側に紙を貼り付けるのであるが、ここでポリプロピレン
には紙を貼り付けるノリが転着しない為である。このベ
ースフィルムを使用し、第2図のポリウレタン樹脂製の
透明オーバーコート層2を印刷したがオフセット印刷の
ドラム圧による透明オーバーコート層の損傷をさける為
刷版に低メッシュを使用し、厚み10ミクロンに仕上って
いる。乾燥後この透明オーバーコート層の上面全面にオ
フセット印刷による4色刷170センのカラー印刷を2色
機で2度印刷仕上した。これを完全乾燥させ上面全面に
白色インキを使用しスクリーン印刷を行なった。
由は、フィルム単体では静電気が起きてオフセット印刷
機で印刷をすることが不可能な為、ベースフィルムの片
側に紙を貼り付けるのであるが、ここでポリプロピレン
には紙を貼り付けるノリが転着しない為である。このベ
ースフィルムを使用し、第2図のポリウレタン樹脂製の
透明オーバーコート層2を印刷したがオフセット印刷の
ドラム圧による透明オーバーコート層の損傷をさける為
刷版に低メッシュを使用し、厚み10ミクロンに仕上って
いる。乾燥後この透明オーバーコート層の上面全面にオ
フセット印刷による4色刷170センのカラー印刷を2色
機で2度印刷仕上した。これを完全乾燥させ上面全面に
白色インキを使用しスクリーン印刷を行なった。
さらに乾燥後、特に弱粘性(指で圧着しても相手に転着
しない程度)の粘着剤を使用しベースフィルム全面にス
クリーン印刷方式で印刷した(刷版はポリエステル250
メッシュ)。
しない程度)の粘着剤を使用しベースフィルム全面にス
クリーン印刷方式で印刷した(刷版はポリエステル250
メッシュ)。
これを完全乾燥後1個切り離しテレホンカードの上面全
面にプラスチックヘラで圧着し、ベースフィルムを剥離
したところパターン全面が完全に転写した。
面にプラスチックヘラで圧着し、ベースフィルムを剥離
したところパターン全面が完全に転写した。
さらにその上部より当て紙をし、ヘラで仕上げ圧着を行
なったが損傷は全く生じなかった。
なったが損傷は全く生じなかった。
これをカード電話機で50回実用したが全く損傷がなかっ
た(ポリウレタン樹脂製の透明オーバーコート層に添加
する剥離剤としてシリコーンを用い、その添加量はイン
キ10部に対し0.5部であり、硬化剤としてはイソシアネ
ートを用い、その添加量は本例に於ては1部である)。
た(ポリウレタン樹脂製の透明オーバーコート層に添加
する剥離剤としてシリコーンを用い、その添加量はイン
キ10部に対し0.5部であり、硬化剤としてはイソシアネ
ートを用い、その添加量は本例に於ては1部である)。
以上の実施例で判明する様に、従来の転写用印刷物とは
製造方法が全く異なり利用方法も広範囲である。
製造方法が全く異なり利用方法も広範囲である。
例えば窓ガラス等の名入れ、電照看板を製作した後の貼
付け、自動車ボディー等への転写、木質製品への転写、
曲面製品への転写、特にオフセット印刷併用のインスタ
ントレタリング等は皆無であり、被着体の材質及び型状
等がいかなるものにも巾広く使用出来、図柄等も自由に
企画することが出来、新たな展開が望める。
付け、自動車ボディー等への転写、木質製品への転写、
曲面製品への転写、特にオフセット印刷併用のインスタ
ントレタリング等は皆無であり、被着体の材質及び型状
等がいかなるものにも巾広く使用出来、図柄等も自由に
企画することが出来、新たな展開が望める。
本発明は、透明オーバーコート層が伸縮自在の性質を有
するので、この性質によってインキ層を保護することが
でき、特にインキ乾燥時にインキ層の図柄にヒビ割れが
発生せず、従来の如くインキ層を抜型で形成するのでは
なく印刷手段によって形成するので細かな図柄も精確に
表示することができ、オフセット印刷を利用してカラー
写真印刷とすることもできるので図柄の内容が豊かな表
現状態となり、製作の工程数が少ないので安価な転写印
刷物が得られる等のすぐれた効果がある。また透明オー
バーコート層に剥離剤を適量配分すると、転着される図
柄はアミ点等であったとしても、転写した後図柄(イン
キ層)のみを必要とした場合、表面の透明オーバーコー
ト層をセロハンテープ等で剥離することができ、透明オ
ーバーコート層の膜が被着体に対して異質に感じられる
ような場合に、特に効果的である。
するので、この性質によってインキ層を保護することが
でき、特にインキ乾燥時にインキ層の図柄にヒビ割れが
発生せず、従来の如くインキ層を抜型で形成するのでは
なく印刷手段によって形成するので細かな図柄も精確に
表示することができ、オフセット印刷を利用してカラー
写真印刷とすることもできるので図柄の内容が豊かな表
現状態となり、製作の工程数が少ないので安価な転写印
刷物が得られる等のすぐれた効果がある。また透明オー
バーコート層に剥離剤を適量配分すると、転着される図
柄はアミ点等であったとしても、転写した後図柄(イン
キ層)のみを必要とした場合、表面の透明オーバーコー
ト層をセロハンテープ等で剥離することができ、透明オ
ーバーコート層の膜が被着体に対して異質に感じられる
ような場合に、特に効果的である。
第1図及び第2図は、本発明方法によって製造された転
写用印刷物の縦断面図である。 1……ベースフィルム 2……透明オーバーコート層 3a,3b……インキ層 4……粘着剤層
写用印刷物の縦断面図である。 1……ベースフィルム 2……透明オーバーコート層 3a,3b……インキ層 4……粘着剤層
Claims (1)
- 【請求項1】25〜200ミクロン厚の透明又は半透明のベ
ースフィルムの片面に、印刷手段によりシール図柄と同
一形状の5〜8ミクロン厚の透明オーバーコート層を形
成し、この透明オーバーコート層は被着体の伸縮に追従
して伸縮自在になる樹脂に剥離剤及び硬化剤を添加して
なるものであり、該透明オーバーコート層の上面に印刷
手段により単色又は多色からなる5〜10ミクロン厚のイ
ンキ層を形成し、このインキ層の上面の全部に5〜10ミ
クロン厚の粘着材層を形成したことを特徴とする転写用
印刷物の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62097464A JPH0696331B2 (ja) | 1987-04-22 | 1987-04-22 | 転写用印刷物の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62097464A JPH0696331B2 (ja) | 1987-04-22 | 1987-04-22 | 転写用印刷物の製造法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63264390A JPS63264390A (ja) | 1988-11-01 |
JPH0696331B2 true JPH0696331B2 (ja) | 1994-11-30 |
Family
ID=14193021
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62097464A Expired - Lifetime JPH0696331B2 (ja) | 1987-04-22 | 1987-04-22 | 転写用印刷物の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0696331B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015048557A (ja) * | 2013-09-03 | 2015-03-16 | グンゼ株式会社 | 下半身用衣類 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6169487A (ja) * | 1984-09-14 | 1986-04-10 | Dainippon Printing Co Ltd | 転写シート及びそれを用いた転写方法 |
JPS61227085A (ja) * | 1985-03-29 | 1986-10-09 | Oike Kogyo Kk | 温度変化により色変化する転写箔 |
-
1987
- 1987-04-22 JP JP62097464A patent/JPH0696331B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63264390A (ja) | 1988-11-01 |
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