JPH0696148B2 - 自動販売機の飲料水殺菌装置 - Google Patents

自動販売機の飲料水殺菌装置

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JPH0696148B2
JPH0696148B2 JP32193689A JP32193689A JPH0696148B2 JP H0696148 B2 JPH0696148 B2 JP H0696148B2 JP 32193689 A JP32193689 A JP 32193689A JP 32193689 A JP32193689 A JP 32193689A JP H0696148 B2 JPH0696148 B2 JP H0696148B2
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井上  敏
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  • Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
  • Domestic Plumbing Installations (AREA)
  • Beverage Vending Machines With Cups, And Gas Or Electricity Vending Machines (AREA)
  • Treatment Of Water By Oxidation Or Reduction (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は自動販売機の調理用の飲料水の殺菌装置に関す
るものである。
従来の技術 自動販売機では、第3図に示すように調理に使用する飲
料水を溜めているリザーバータンク1に一対の電極2a,2
bを浸漬して、この電極2a,2bの間に定電流電源3から電
圧を印加して電気分解させ、水道水に含まれている塩素
イオンを塩素に変換する殺菌方法が知られている〔例え
ば、特開昭61-283391号など〕。
定電流電源3は電極2a,2bへの通電回路に直列に電流検
出用の抵抗器4を介装して、この両端の電圧降下が設定
電流値に応じた値になるように出力電圧値Eを自動調整
するように構成されている。また、長期間にわたって安
定した殺菌効果を得るために従来では、定電流電源3の
作動をタイマ5でオン/オフして、電極2a,2b間の通電
が第4図に示すように一定時間Tごとに規定時間aづつ
通電するようにして、空中に飛散して減少する塩素量を
補充して一定の塩素濃度を保つようにしている。
発明が解決しようとする課題 実装上は、安全面を考慮して定電流電源3の出力電圧E
の規定上限値が30ボルト付近に設定されており、規定上
限値を超えない範囲で設定電流値になるように電圧Eが
制御されている。
また、第5図(a)と(b)に示すようにリザーバータ
ンク1の深さにかかわらず同じ長さの電極を使用した場
合には、リザーバータンク1が深くなって電極2a,2bの
浸漬面積が不足したような場合には、定電流電源3が規
定上限値の電圧を印加しても電流値が設定電流値に上昇
しない。そのため、このような場合には、電極2a,2bの
取り付け位置を使用するリザーバータンク1の深さとタ
ンク内の貯水レベルに応じて調節して、深いタンクの場
合にも設定電流値の電流を流して塩素発生効率が低下し
ないようにすることが必要である。
本発明はリザーバータンク1の深さとタンク内の貯水レ
ベルに応じて電極2a,2bの取り付け位置を調節せずとも
塩素濃度の低下を軽減できる飲料水殺菌装置を提供する
ことを目的とする。
課題を解決するための手段 本発明の飲料水殺菌装置は、調理に使用する水を溜める
リザーバータンクに電極を浸漬し、この電極間に規定上
限値未満の電圧範囲内で電圧を印加する定電流電源を接
続するとともに、電極間の電圧が規定上限値未満の状態
では一定時間ごとに規定時間づつ前記定電流電源を作動
させ、電極間の電圧が規定上限値に達したことを検出し
たときには前記規定時間よりも通電期間が長くなるよう
に定電流電源を作動させるタイマを設けたことを特徴と
する。
また、電極間の電圧が規定上限値に達したことを検出し
たときにはそのときの電流値の減少量に応じて通電期間
を延長するようタイマを構成することが好ましい。
作用 この構成によると、電極間の電圧が規定上限値に達した
場合には、タイマが通電時間を自動的に延長するため、
電極間に流れる電流値が定電流値より小さくなっても、
一定時間ごとに発生する塩素の発生量は、リザーバータ
ンクの深さとタンク内の貯水レベルに応じて電極の取り
付け位置を調節しない場合よりも増加する。
実施例 以下、本発明の一実施例を第1図と第2図に基づいて説
明する。なお、従来例を示す第3図と同様の作用をなす
ものには、同一の符号を付けて説明する。
第1図は本発明の飲料水殺菌装置を示す。リザーバータ
ンク1の貯水レベルが破線で示すレベルL1である場合に
は、定電流電源3は出力電圧Eが規定上限値未満の状態
で電極2a,2bの間に流れる電流を設定電流値に制御でき
る。定電流電源3はタイマ5の指示に基づいて第2図に
示すように、電極2a,2b間の通電が一定時間Tごとに規
定時間aづつ通電される。
リザーバータンク1の貯水レベルが実線で示すレベルL2
まで低下して電極2a,2bの浸漬面積が減少している場合
には、定電流電源3は出力電圧Eを規定上限値まで上げ
ても定電流動作を実現できない状態に陥る。タイマ5
は、出力電圧Eが規定上限値に達したことを検出する
と、第2図(b)に示すように一定時間Tごとに通電す
る時間を規定時間aよりも時間bだけ延長した時間づつ
通電するよう定電流電源3に指示する。
時間bの長さは、ここではそのときの電流値にかかわら
ずに一律に設定時間になっている。
このように構成したため、電極2a,2bの浸漬面積が減少
して通電電流が低下した場合には、通電時間を規定時間
aだけでなくて(a+b)に自動的に切り換えられるた
め、電流低下による塩素の単位時間当たりの発生量の低
下分を延長時間bの発生塩素で補うことができ、殺菌効
果の機能低下を軽減できる。
上記の実施例では、時間bの長さはそのときの電流値に
かかわらずに一律に設定時間にしたが、電流値が少なく
なるほど時間bが長くなるようにタイマ5を構成するこ
とによって、殺菌効果の機能低下をより少なくできる。
上記の実施例では浸漬面積が減少して定電流動作できな
くなった場合を例に挙げて説明したが、これは浸漬面積
にかかわらずに水質の変化によって導電率が低下して定
電流動作を実施できなくなったような場合にも、同様に
効果的である。
発明の効果 以上のように本発明によれば、電極間の電圧が規定上限
値未満の状態では一定時間ごとに規定時間づつ定電流電
源を作動させ、電極間の電圧が規定上限値に達したこと
を検出したときには前記規定時間よりも通電期間が長く
なるように定電流電源を作動させるタイマを設けたた
め、リザーバータンクの貯水レベルや水質に応じて電極
の取り付け位置を調節しないために定電流動作ができな
くなっても、塩素の総発生量を定電流動作中の正規の塩
素の総発生量に近付けることができ、殺菌効果の機能低
下を軽減できる。
また、電極間の電圧が規定上限値に達したことを検出し
たときにはそのときの電流値の減少量に応じて通電期間
を延長するようタイマを構成した場合には、殺菌効果の
機能低下をより少なく改善できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の飲料水殺菌装置の一実施例の構成図、
第2図は同装置の通電電流値の変化に伴う通電時間の切
り換え前後の状態を示す波形図、動作説明図、第3図は
従来の飲料水殺菌装置の構成図、第4図は同装置の通電
時間の波形図、第5図は同じ長さの電極を浅いタンクと
深いタンクで使用した場合の浸漬面積の変化を表す説明
図である。 1……リザーバータンク、2a,2b……電極、3……定電
流電源、5……タイマ、a……定電流動作状態に一定時
間Tごとの通電時間、b……定電流動作できなくなった
場合の一定時間Tごとの通電延長時間。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】調理に使用する水を溜めるリザーバータン
    クに電極を浸漬し、この電極間に規定上限値以下の電圧
    範囲内で電圧を印加する定電流電源を接続するととも
    に、電極間の電圧が規定上限値未満の状態では一定時間
    ごとに規定時間づつ前記定電流電源を作動させ、電極間
    の電圧が規定上限値に達したことを検出したときには前
    記規定時間よりも通電期間が長くなるように定電流電源
    を作動させるタイマを設けた飲料水殺菌装置。
  2. 【請求項2】タイマを、電極間の電圧が規定上限値に達
    したことを検出したときにはそのときの電流値の減少量
    に応じて通電期間を延長するよう構成した請求項1記載
    の飲料水殺菌装置。
JP32193689A 1989-12-12 1989-12-12 自動販売機の飲料水殺菌装置 Expired - Lifetime JPH0696148B2 (ja)

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JPH03181389A JPH03181389A (ja) 1991-08-07
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EP1086049A1 (en) * 1999-03-03 2001-03-28 University of Northumbria at Newcastle Apparatus and method for the production of disinfectant

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