JPH0696054B2 - ゲ−ム装置 - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 ＜産業上の利用分野＞ 本発明はゲームのための方法及び装置に関し、特に、数
字を事前に選択し、これらの数字が特定の順序で現れる
ことを予見するゲームのための装置に関する。

尚、この特許出願は、1981年７月29日に出願された米国
特許出願第06/287,903号の一部継続出願を優先権主張の
基礎とするものである。

＜従来の技術＞ 数字を言い当てる確率ゲームは、商業的なもの或いは家
庭用のものなどを問わず、従来から種々のものが知られ
ている。良く知られているものとしては、ルーレット、
キーノ、ビンゴ、ホイール・オブ・チャンス、宝くじ、
スロットマシン等がある。これらのゲームは、競技者が
当りくじまたは当り数字を事前に選択する機会が与える
ものである。例えば、宝くじの場合には、競技者が複数
の数字を選択し、くじを購入し、自分が選択した数字が
当り数字と一致するか否かを比較する。競技者は、競技
すると云うよりは、むしろ自分が選んだ数字を当り数字
と単に比較するのみである。ルーレットの場合、競技者
は特定の配当に対応する数字を選択し、ルーレットを回
転させ、競技者は特定の確率で勝つことができる。ルー
レットの場合、各競技者の勝つ確率が小さく、極く少数
の競技者が勝ち、場合によっては一人も勝たない場合が
ある。キーノの場合にも、同じことが云え、競技者が数
字を選び、表示された勝ち数字と自分が選択した数字と
を比較する。ホイール・オブ・チャンスの場合には、複
数の数字が付されたホイールを回転させ、ホイールが停
止した時に表示された数字が事前に選択した数字と一致
するか否かを判定する。

このようなゲームの場合、勝ち方が一通りであって、勝
つ確率が小さいことから、比較的競技者の興奮の度合が
小さい。

＜発明が解決しようとする問題点＞ このような点に鑑み、本発明の主な目的は上記した欠点
を解消するような新規なゲームの装置を提供することに
ある。

本発明の第２の目的は、競技者に多数の勝つ機会を与え
るようなゲームを提供することにある。

本発明の第３の目的は、競技者に多数種の配当を払い出
し、競技者が一度に２乃至10回のゲームを競技し得るよ
うな商業的に適用可能なゲームを提供することにある。

本発明の第４の目的は、多数種の当りパターンを設ける
ことによりゲームの娯楽性を高めるように改良されたゲ
ームを提供することにある。

本発明の第６の目的は、一人または複数の競技者により
競技可能なゲームを提供することにある。

本発明の第７の目的は競技方法が単純であってしかも娯
楽性の高いゲームを提供することにある。

＜問題点を解決するための手段＞ 本発明は概ね数字を言い当てることを主な内容とするも
ので、本発明の上記した目的或いは他の目的は以下の記
載のより自ずと明らかになるであろう。以下の記載に於
て、本発明に基づくゲームが単一の競技者により競技さ
れるものと説明されているが、複数の競技者により競技
し、或いは複数のチームにより競技することも可能であ
ることを了解されたい。

本発明の新規な特徴は、競技者が単一のコインを挿入し
た場合でも、２つ以上の勝ち方がある点にある。即ち、
２以上の概ね同一な選択手段が、個別に多数種の勝ち方
を提供すると共に、多数の勝ち方の組み合わせを提供す
ることによりゲームの興味を増大させることができる。
更に興味を増大させるために、競技者は１度に多数回の
ゲームを同時に競技することができるようにしてある。
即ち、競技者は、追加のコインを投入することにより、
追加の選択を行うことができる。各選択動作は、個別の
ゲームでもあり、複数のゲームを束ねたゲームの一部で
もある。このようにして、勝つ確率を増大させることが
できることにより、ゲームの興味を一層増大させること
ができる。

以下の記載に於ては、ゲームの基本的な概念について先
ず説明する。しかしながら、この概念を自動スロットマ
シン型式の機械式または電子式構造に適用することがで
きる。また、以下の記載に於てはゲームの競技に際して
数字のみを用いるものとして説明するが、数字に代え
て、文字、記号、色、図柄等を用い得ることは云うまで
も無い。従って、以下に於て数字と云う言葉が用いられ
た場合であっても、数字ばかりでなく、上記したような
色、文字、記号、図柄またはこれらの複合表示を意味す
るものであると理解されたい。また、勝ち数字は、選択
手段が停止したときに表示される数字を意味し、選択手
段は、５個以上の停止位置を有するようなリール、ホイ
ール、ボール等を意味するものとして理解されたい。ま
た、事前に選択する手段とは、自動的に選択を行うもの
であっても、手動により選択を行うものであっても良
い。更に、以下の記載に於ては、１〜５個の数字を事前
に選択し、それぞれ20個の停止位置を有する５つの選択
手段を用いるものとして説明するが、これは本発明の一
実施例に過ぎず、任意の数の数字を事前に選択し、任意
の数の停止位置を有する選択手段を任意の数用いること
ができる。実際、或る実施例に於ては、１〜７つの数字
を事前に選択し、個々に254個の停止位置を有する７つ
の選択手段が用いられている。

本明細書に於て用いられてるＸは１以上の整数を表し、
一つのリールまたはホイール等の選択手段の停止位置の
数に等しいような事前に選択可能な数字の数を示す。従
って、Ｘは、事前に選択可能な数字を数と各選択手段の
停止位置の数とを表すこととなる。Ｙは１以上の整数で
あって、１回のゲームに際して１度に選択可能な数字の
数、即ち選択手段の数を表す。従って、Ｙは、１度に選
択可能な数字の数と選択手段の数とを表わすこととな
る。

このゲームの最も単純な形態を競技者が一人の場合につ
いて説明する。競技者は、20個の数字（Ｘ）から１〜５
個の数字（Ｙ）を選択する。次に、20個の停止位置
（Ｘ）を有する５個の選択手段（Ｙ）、例えば５つのホ
イールを回転させる。これら５つのホイールのいずれか
に選択された１〜５個の数字が現れる場合がある。この
ゲームを、次の例について更に詳しく説明する。これら
の例は単に説明の便宜のために採用されたもので、本発
明を何等限定するものではない。この明細書に於て、表
示された数字とは、ホイール、リールまたはボール等か
らなる選択手段の停止位置に示されている数字等を意味
するものである。

第１例 競技者が、１から20までの20個の数字の内から３、６、
９、12及び15を選択し、ホイールＡ、Ｂ、Ｃ、Ｄ及びＥ
を回転させ、次のような数字が表示されたとする。

ホイール Ａ Ｂ Ｃ Ｄ Ｅ 表示数字 ７ ４ 12 11 20 この場合、ホイールＣの表示数字が12であることから、
１つ勝ったことになる。

第２例 競技者は、（選択可能なＸ個の数字の内から）１つの数
字のみ、または１つ乃至５個の数字を選択することがで
きる。この場合、競技者が数字７のみを選択し、次のよ
うな数字が表示されたとする。

ホイール Ａ Ｂ Ｃ Ｄ Ｅ 表示数字 ５ １ ７ 20 19 従って、競技者は、ホイールＣについて１つ勝ったこと
となる。

第３例 競技者はＸ個の数字の内から５以下の任意の数の数字を
選択することができる。この場合、競技者が３つの数
字、３、12及び15を選択したものとし、次のような数字
が表示されたとする。

ホイール Ａ Ｂ Ｃ Ｄ Ｅ 表示数字 ４ ２ 12 17 15 この場合、ホイールＣの表示数字が12であって、ホイー
ルＥの表示数字が15であることから、競技者が２つ勝っ
たこととなる。

第４例 上記した例は本発明の関わるゲームの種々の態様のうち
のほんの一部である。ゲームの面白みを高めるために、
各ホイールについて数字の出現順序を言い当てることに
よりボーナスポイントを得ることができる。例えば、競
技者が20個の選択可能な数字から３、６、９、12及び15
を選択したとし、次のような数字が表示されたとする。

ホイール Ａ Ｂ Ｃ Ｄ Ｅ 表示数字 ４ ６ ６ 10 15 この場合、ホイールＢの表示数字が６であって、ホイー
ルＥの表示数字が15であることから３つ勝ったことにな
ると共に、ホイールＢの表示数字６及びホイールＥの表
示数字15をその出現位置と共に言いあてることができた
ためボーナスポイントをも得ることができる。また、２
つのホイールＢ、Ｃの表示数字がいずれも６であること
によるボーナスポイントも得ることができる。

第５例 もし競技者が同一の５つの数字即ち３、６、９、12及び
15を選択し、ホイールＡ〜Ｅの表示数字が次のようなも
のであったとする。

ホイール Ａ Ｂ Ｃ Ｄ Ｅ 表示数字 15 12 ６ 11 10 ホイールＡの表示数字が15、ホイールＢの表示数字が1
2、ホイールＣの表示数字が６であることにより競技者
は３つ勝ったことになるが、競技者が選択した数字の出
現位置が選択された数字の位置と対応していないことに
よりボーナス点を得ることができない。即ち、次のよう
な配列または順序で表示数字を得た場合にはすべてのボ
ーナス点を得ることができる。

第１番目 （ホイールＡ） − ３ 第２番目 （ホイールＢ） − ６ 第３番目 （ホイールＣ） − ９ 第４番目 （ホイールＤ） − 12 第５番目 （ホイールＥ） − 15 第６例 更に、各ホイールには次のような点が与えられている。

ａ） ホイールＡ − １点 ホイールＢ − ２点 ホイールＣ − ３点 ホイールＤ − ４点 ホイールＥ − ５点 ｂ）或る選択された１つの数字が２つ以上のホイールに
表示された場合、（投入されたコイン１個ごとに）同じ
くボーナス点が与えられる。

２個のホイール − ５点 ３個のホイール − ７〜25点 ４個のホイール − 50〜150点 ５個のホイール − 5,000〜25,000点 ｃ）更に、選択された数字が選択された順に対応するホ
イールに表示された場合には（投入されたコインごと
に）次のようなボーナス点を得ることができる。

２個のホイール − ５点 ３個のホイール − 30〜50点 ４個のホイール − 500〜1,000点 ５個のホイール − 25,000点 従って、本発明に関わるゲームは次のような場合に得点
を与えることとなる。

A.勝ち数字を言い当てた場合に通常の得点が与えられ
る。

B.同一に勝ち数字が２つ以上のホイールに同時に表示さ
れた場合にボーナス点が与えられる。

C.選択された数字が選択された順に表示された場合、即
ち第１番目に選択された数字がホイールＡに表示され、
第２番目に選択された数字がホイールＢに表示され、第
３番目に選択された数字がホイールＣに表示され、第４
番目に選択された数字がホイールＤに表示され、第５番
目に選択された数字がホイールＥに表示されるいう具合
に表示数字が現われた場合にもボーナス点が与えられ
る。

第７例 次に、商業的なカジノに於て１人の競技者がコイン式の
機械により競技する場合について本発明に関わるゲーム
を更に説明する。

１）競技者の前に、１〜20の数字が付された５つのリー
ルを有するスロットマシンが置かれている。競技者が選
択しようとする数字ごとにコインを１つずつ投入する。
即ち 数字３を選択する場合−コイン１個 数字３及び６を選択する場合−コイン２個 数字３、６及び９を選択する場合−コイン３個 数字３、６、９及び12を選択する場合−コイン４個 数字３、６、９、12及び15を選択する場合−コイン５個
を投入する。

第８例 第８例に於て、競技者が２つの数字、３及び６を選択し
２つのコインを投入したものとする。次にレバーを引
き、リールを回転させた後リールが停止し次のような数
字表示を得たとする。

リール Ａ Ｂ Ｃ Ｄ Ｅ 表示数字 ３ ６ 11 ８ ６ 従って、競技者は２つ勝ち（得点の計算法については第
６例を参照されたい。）、以下に示すような配当を得
る。

リールＡの表示数字が３であることによる通常の得点−
１点 リールＢの表示数字が６であることによる通常の得点−
２点 リールＥの表示数字が６であることによる通常の得点−
５点 数字６が第１及び第２の位置（リールＡ及びＢ）に表示
されていることによるボーナス点（第６例ｂ参照）−５
点 第１及び第２の選択位置の数字即ち３及び６が第１及び
第２のリール（リールＡ及びＢ）に表示されていること
によるボーナス点（第６例ｃ参照） −５点 総得点 −18点 又は18個のコイン 第９例 再び第６例のコイン式の機械を用いた場合について更に
説明する。

競技者は１つの数字、３のみを選択し１つのコインを投
入する。

回転リールには次のように数字が表示されたとする。

リール Ａ Ｂ Ｃ Ｄ Ｅ 表示数字 ３ ６ 11 ８ ６ 従って競技者は次のような得点を得る。

リールＡの数字を言い当てることによる通常の得点−１
点 ２つのリール（Ａ及びＢ）に数字３が表示されたことに
よるボーナス点 −５点 表示数字の出現順序によるボーナス点 −０点 総得点 −10点 又は10個のコイン 第10例 第６例〜第９例に於て用いられたものと同一の機械を用
い、第６例に於て与えられたような配当率が用いられた
場合について更に説明する。競技者が５つの数字、３、
６、９、12及び15を選択し、５つのコインを投入する。
レバーを引きホイールを回転させ、ホイール上に次のよ
うな数字を得たとする。

リール Ａ Ｂ Ｃ Ｄ Ｅ 表示数字 ３ ３ ９ 12 11 ａ）勝ち数字による通常の得点 リールＡ上の3 ＝１点 リールＢ上の3 ＝２点 リールＣ上の9 ＝３点 リールＤ上の12 ＝４点 ｂ）ボーナス点 リールＡまたはＢの3 ＝５点 ｃ）数字の出現順序によるボーナス点 リールＡ上の３ リールＣ上の９ リールＤ上の12 ＝30点 総得点 45点 第11例 云うまでもなく、競技者がすべてのホイールについて数
字を言い当てることができなかったり、逆にすべてのホ
イールの数字を言い当てることができる場合がある。す
べてのホイールＡ、Ｂ、Ｃ、Ｄ及びＥに出現する数字及
びその出現順序を言い当てることができた場合「ジャッ
クポット」となる。これは、例えば、選択された数字が
３、６、９、12、15であって、次のような数字表示を得
た場合である。

リール Ａ Ｂ Ｃ Ｄ Ｅ 表示数字 ３ ６ ９ 12 15 ａ） ホイールA ＝１点 ホイールB ＝２点 ホイールC ＝３点 ホイールD ＝４点 ホイールE ＝５点 合計 15点ｂ）ある１つの数字が２つ以
上のホイールに表示されたことによるボーナス点−０点 ｃ）すべての数字及びその出現順序を言いあてることが
できたことによるボーナス点 −250,000点 合計 −250,015点 又は250,015個のコイン 本発明に関わるゲームは家庭用ゲームとして用いること
もできるが、スロットマシンとして商業的に利用するこ
とができる。イギリス国特許第881,803号、1964年８月1
9日に公告されたイギリス国特許明細書第967,343号、19
75年６月13日に発行されたオーストラリア国特許抄報第
500,709号（第82126/75号）、1972年１月11日に出願さ
れたオーストラリア国特許明細書第37,780/72号、或い
は米国特許第4,033,588号明細書などに開示されている
機械式或いは電子式機器、部品などを用いてこのような
ゲーム用の装置を製造することができる。

第６図に示された本発明に基づくスロットマシンの実施
例に於ては、殆どの部品が大阪府に所在するTakasago E
lectric Industry Co.,Ltd.による部品カタログ第９〜1
0号に開示されている。このカタログに記載されていな
いスロットマシンの唯一の部品はキーボード（第６図に
於けるキーボード60）であるが、これは米国カリフォル
ニア州に所在するMiller Dial Corp.により製造されて
いる標準的な部品からなる。

本明細書中に記載されているような、ゲームのプログラ
ムを内蔵する回路基板は、本出願人により設計されたも
ので、本出願人の依頼により、米国ニューヨーク州に居
住するRichard Fritz氏により注文製造されたものであ
る。

スロットマシンとして実現された本発明は、（１）競技
者によりリールを作動させるための遠隔ステーション
と、（２）１〜Ｘ個と数字を備えるキーボード（プログ
ラムされたキーボードの一部）からＹ個以下の数字を選
択するための選択ステーションと、（３）Ｙ個以下のコ
インを受容するためのコイン投入装置と、（４）１〜Ｘ
個の数字のうちの選択されたものをメモリ内に記憶して
おくためのコンピュータ手段と、（５）回転可能にされ
かつＸ個の数字表示を有するＹ個のリールと、（６）Ｘ
個の数字が表示された１個のホイール及び互いに識別可
能にされたＹ個のインジケータ（ボール）と、（７）リ
ールの回転が停止した時にリール上の勝ち数字を表示す
るためのビデオ装置などからなる表示手段と、（８）配
当としての所定数のコインを払い出すための手段と、
（９）特定の選択態様に対する得点及びボーナス点を示
すための得点表とを有するものである。

＜実施例＞ 以下、本発明の好適実施例を添付の図面について詳しく
説明する。

第１図に於て、ベッティングステーション10が設けら
れ、複数の競技者または１人の競技者が所望量のベット
を行うことができる。ベットの量が何らかの記録11とし
て残される。この記録は競技者が勝った時にその証拠と
して提示し得るような紙片、コンピュータ内に記憶され
るデータなどからなるものであって良い。

特定のゲームについてのすべてのベッドが完了すると、
ベッティングステーション10は、ベットの総量をコンピ
ュータ12に報告し、ゲームを開始することができる。こ
のゲームを行うに際して、複数の勝ち位置または勝ち数
字を表示するランダムセレクタ14を作動させる。このラ
ンダムセレクタ14により、複数のインジケータが複数の
位置のいずれかを選択することとなる。

このゲームの進行中にあっては、ランダムセレクタ14の
動作が表示装置15上に表示される。後記するように、表
示装置15は、ホイールの回転を直接目視し得るようにす
るものや、スクリーン上に像を投射するような他の手段
からなるものであって良い。表示装置15の目的は、各競
技者に選択過程を表示するためのものである。これは、
実際、このゲームの興味深い点であって、各競技者は、
自分の選択した数字が高い得点を獲得するのを望みなが
らこのランダムな選択過程を見つめることとなる。ラン
ダムセレクタ14による選択が行われると、この結果がコ
ンピュータ12に送られ、コンピュータ12は、ベットの総
量、得点を獲得し得る勝ち数字、位置などの特定及び各
位置の得点などを内部に記憶している。この情報に基づ
き、コンピュータは勝ち数字及び各勝ち数字に対応する
得点数を決定する。これらの結果は、表示装置16に表示
され、この情報が配当払い出しステーション18に供給さ
れる。

ベッティングステーション10に於て行われた各ベットの
内容が記録11に記憶されている。これらの記録11の内容
は払い出しステーション18に供給され、各ベットと勝ち
位置との対応が求められ、記録11が勝ち位置に対応する
ものである場合、配当19が競技者に払い出される。

次に、第２図について、特定のゲームの流れを説明す
る。第２図に於ては、競技者20が複数であるが、競技者
の数は任意であって良く、限度があるとすればゲームの
構造によるものでなく、例えばゲーム装置の近傍のスペ
ースの大きさにより制限されるものである。

各競技者20は上記したようにベットを行い、このベット
の総量がポット21を形成する。このゲームの目的は、特
定の競技者即ち勝利者に対してこのポットの内容を或る
割合で分配することにある。云うまでもなく、勝利者が
ない場合があり、そのような場合にはポットが次のゲー
ムに持ち越され、次のゲームでも勝利者がいなければ、
このポットは更に次のゲームに持ち越される。

ポット21の内容を分配するに際して、ランダムセレクタ
14が用いられる。第１図について前記したように、ラン
ダムセレクタ14は特定のインジケータを用いて複数の数
字を選択する。説明を簡略化するために、第２図に示さ
れたインジケータには１〜７の数字が付されている。

本発明のゲームの重要な点は、符号22により示されるイ
ンジケータ間の関係にある。第１のインジケータ22には
値として２が与えられ、次のインジケータには、幾何級
数として与えられるような次の値が与えられる。従っ
て、第２のインジケータの値が４とされ、第３のインジ
ケータの値が８とされるようにして、最終的には７つめ
のインジケータが128の値を有するようになる。

ここで、インジケータ22に与えられる値が単に相対的な
ものであって、得点などに対して直接的に対応していな
いことを了解されたい。むしろ、ポット21の全体に対応
するようにすべてのインジケータ22の値の和が254とな
るようにし、インジケータ22の値に従って、ポットの内
容を各勝利者に比例配分する。従って、単位値当りのポ
ットの量が、その254分の１として与えられるため、競
技者が勝った場合には、インジケータ22の相対値と単位
値との商として競技者の得点が与えられることとなる。

２人以上の競技者が同一数字にベットし、２人以上の勝
利者が特定の得点を獲得する場合が考えられる。そのよ
うな場合、特定の数字による得点は、この数字にベット
を行った競技者間で分配されることとなる。

本発明に基づくゲームの或る実施例に於ては、個々のイ
ンジケータ22を識別し得るようにするため、ある意味を
有する言葉を構成するように一連の文字、例えばＮ、
Ｕ、Ｍ、Ｂ、Ｅ、Ｒ及びＳなる文字が付されている。こ
れは、すべての文字が互いに異なり、これらの文字によ
り構成される言葉がゲームに関係する意味を有する点で
好ましい。従って、この言葉は、インジケータの識別の
ためのに用いられると共に、ゲームの名前とすることも
できる。

NUMBERSという言葉は７文字からなり、従って第２図に
示されたゲームはこの言葉を使うことができる。インジ
ケータの数を少なくしたい場合には、例えばMONEYとい
う言葉を使うことができる。この場合も、同一の文字が
なく、これらの文字により構成される言葉がゲームに関
係する意味を有する。MONEYは５つの文字からなり、従
ってインジケータには２、４、８、16及び32の値が与え
られることとなる。得点の開きを大きくするために幾何
級数のファクタを異なるものとすることができる。例え
ばこのファクタとして３を用いた場合、インジケータの
値は２、６、18、36、72となる。このように、本発明の
特徴を用いて、ゲームの構造に大きな多様性を持たせる
ことが可能である。

第３図は、本発明のゲームに用いることのできるランダ
ムセレクタの一実施例を示す。このランダムセレクタ
は、ボール31を受容するための椀状部分30を有するルー
レットホイール32からなるものである。椀状部分30の中
央に位置するスピンドル34を中心としてホイール32が回
転自在に支持されている。ホイール32の外周部には、イ
ンジケータとしてのボール31を受容し得る複数の位置35
が郭成されている。この構造は、従来形式のルーレット
ホイールと概ね同様であって、当業者であれば更に詳し
い説明を必要としない。

ルーレットホイールの場合には、比較的少数の位置が郭
成され、しかも１つのボールのみが用いられるのに対し
て、本発明のゲームの場合には、回転ホイール32が、イ
ンジケータの値の和に等しい数の位置を有する。従っ
て、幾何級数のファクタを２とし、かつ２を最初の値と
するような７つのインジケータが用いられている場合に
は、ホイール32の外周部には254個の位置が郭成される
こととなる。

本発明に基づくゲームは多数種の形態を取り得る。例え
ば、第１図〜第３図に於ては、第３図に示されたランダ
ムセレクタを用いて手動により競技することができる。
７つのボール31には、Ｎ、Ｕ、Ｍ、Ｂ、Ｅ、Ｒ及びＳの
文字が付され、ホイール32を操作するものが勝ち数字を
視覚的に判定し、各数字の得点を決定することができ
る。この情報を単純な計算機に供給して、所用の計算を
行い、勝ち数字及び各競技者の得点を表示するようにで
きる。

またゲーム全体を機械化することもできる。第３図に示
されたような物理的なホイールを用いる代りに、表示装
置15を電子的に形成された回転するパターン表示するも
のとすることができる。ボールも同じく電子的に形成さ
れ、結果が確定する過程の間回転するパターンに附随し
て運動するように示しておくことができる。

本発明に基づくゲームの別の形態が第４図に示されてい
るが、これは個人により競技される装置を用いるもので
ある。

第４図に示された装置は、例えば第３図に示されたもの
に類似する、或いは同様の効果を達成し得る他の光学的
装置などからなるものであって良い小さなホイールを備
えるランダムセレクタ14を用いるものである。

このゲームを行う時、競技者はまずコインをスロット40
内に投入し、ベッティングステーションのボタン41のい
ずれかを押してベットを行う。ベットの内容はは機械に
より記憶される。スタートボタン42を押すと回転部材が
回転を開始し、１つのボールが回転部材に向けて供給さ
れる。この実施例は１つのボールを用いるものである
が、複数のボールを用いることもでき、またすべてのボ
ールが同一の数字上に停止することも可能である。

第４図に示された本発明に基づく装置の一変形例に於て
は、競技者が、上記したようなゲーム中に於てゲームご
とに複数のボールを用いることができる。競技者は、例
えば７つまでのコインを投入し、ベッティングステーシ
ョンのボタン41により７つのベットを行うことができ
る。すべてのベットが行われた後、スタートボタン42を
押し、ゲームを開始する。

すべてのインジケータ即ちボールが或る位置に停止する
と、その結果が表示ボード44上に表示され、必要な配当
が払い出し部分45から払い出される。

第４図に示された装置に於て用いられる第１のボールは
最も高い値を有するボールであって、コインを追加する
度ごとにその次に大きな値を有するボールが用いられ
る。この様子が第１表に示されている。１つのボールの
みが用いられ、254個の位置がある場合には、勝つ勝率
が254対１である。ボールの数が増大するにつれて、勝
つ確率が増大する。従って、勝つ確率が最も小さい場合
には高い得点が与えられ、勝つ確率が大きい場合には得
られる得点が小さい。任意の数（１〜７）のボールを用
いることができる。

第１表 配当表 １つのボール:254点−総得点 １つの数字のみを選択する ２つのボール：第１のボール 170点 第２のボール ＋84点 総得点 254点 ３つのボール：第１のボール 125点 第２のボール ＋85点 第３のボール ＋44点 総得点 254点 ４つのボール：第１のボール 103点 第２のボール ＋76点 第３のボール ＋50点 第４のボール ＋25点 総得点 254点 ５つのボール：第１のボール 85点 第２のボール ＋68点 第３のボール ＋52点 第４のボール ＋33点 第５のボール ＋16点 総得点 254点 ６つのボール：第１のボール 72点 第２のボール ＋60点 第３のボール ＋48点 第４のボール ＋37点 第５のボール ＋25点 第６のボール ＋12点 総得点 254点 ７つのボール：第１のボール 64点 第２のボール ＋54点 第３のボール ＋45点 第４のボール ＋36点 第５のボール ＋27点 第６のボール ＋18点 第７のボール ＋10点 総得点 254点 本発明に基づくゲームの更に別の変形実施例が第５図に
示されている。本実施例に於ては、ランダムセレクタの
ための表示装置50が用いられている。前記実施例と同様
にこの表示装置50は、ホイールの光学的投射像を発生す
るものであっても、或いは電子的に像を形成するもので
あっても良い。このゲームは、符号51a〜51gにより示さ
れる７つの装置のそれぞれを用いる７人の競技者により
行われる。各装置51はベットを行う数字を入力するため
の、第４図のボタン41と同様な複数のボタン52を有す
る。ハンドル54を操作することにより次のベットを行う
ことができるようになる。

このゲームの場合、特定の装置を用いる競技者が勝った
場合に、その勝ちの度合が所定の度合となるように、装
置51a〜51gのそれぞれがインジケータの一つに接続され
ている。この構成によれば、対応する装置に関連付けら
れているインジケータの相対的値に応じて高額または小
額のコインを用い得るように個々の装置の構造を定める
ことができる。各技術者は、第７図のチャートに示され
た３つの態様の内のいずれによっても勝つことができ
る。

第５図に示された実施例に於て、各競技者は、停止せよ
という信号が与えられるまでコインを投入し、数字を選
択し、ハンドル54を引くことにより、ベットされた数字
を記録し続けることができる。ベットが完了すると、ラ
ンダムセレクタが作動を開始しすべての競技者が表示装
置50を見つめることとなる。すべての選択動作が表示さ
れると、ゲームの結果が計算され、かつ集計ボード55に
表示される。配当の額は、第７図のチャートに従って定
められる。

云うまでもなく、本発明のゲームを様々に変形して実施
することが可能である。

第５図に示された装置は、小規模なゲームとして第３図
に示されたホイールと共に用いることができる。また、
同一の機械を第２図に示された一般的構成に於ける入力
手段として用い、各競技者が異なる装置を用い得るよう
にして、また各装置が第１図のコンピュータ12と通信を
行うようにして得点を決定することができる。

上記したような本発明に基づくゲームの種々の形態に於
て、いずれかの競技者が勝った場合にはポットの総額が
勝った者に払い出されるようになっている。誰も勝たな
かった場合にはポットが次のゲームに持越される。これ
は、すべての位置にベット可能であるような個人的に楽
しむゲームの場合にこのようにすることができるが、商
業的な施設に於て用いられ、利潤を上げようとする場合
には経営者が払い出される額の或る割合の部分を微収す
るようにすると良い。従って、競技者は、経営者によっ
て例えば10％減額された配当金を受取るようにすること
ができる。

経営者が配当から特定の割合の部分を取得することを可
能にするための構造を説明するに先立って、必要となる
計算を単純化するために以下のようにファクタを変更す
ることとする。

インジケータの数を７から５とし、インジケータに付さ
れる数字を２、３、４、５及び６とし、各インジケータ
に表示可能な数字の数を20とし、20個の数字の内から事
前に選択し得る数字の数を５とする。

一つのコインを投入し、一つの数字を選択するような場
合、勝つ確率は次の通りとなる。

得点２を得る確率1/20 ＋得点３を得る確率1/20 ＋得点４を得る確率1/20 ＋得点５を得る確率1/20 ＋得点６を得る確率1/20 各ゲームに於ける勝つ確率が1/20であることから、20÷
20×100＝100％の配当率となり、経営者の取得割合が０
％となる。

経営者が25％を取得しようとする場合には、各インジケ
ータの値を次のように変更すると良い。

得点１を得るチャンスが1/20 ＋得点２を得るチャンスが1/20 ＋得点３を得るチャンスが1/20 ＋得点４を得るチャンスが1/20 ＋得点５を得るチャンスが1/20 従って、15÷20×100＝75％の配当で経営者が25％を取
得する。

このような原理に基づき、競技者への配当を増やすため
には、特定の組合わせ或いは特定の順序を従う選択結果
等に応じて勝つ場合の種類を追加すると良い。

第６図は、スロットマシーン56としての実施例を示すも
ので、このスロットマシン56は、表示手段59により表示
されるような停止位置58を有する５つのリールを回転さ
せるためのアーム57を有する。１〜20の数字が付された
ボタンを有するセレクタキーボード60が、５人以下の競
技者により数字を事前に選択するために用いられる。キ
ーボード60には任意の数のキーを設けることができる
が、各リール上に表示された数字の数に等しくなければ
ならない。説明を明瞭にするため、各リールに20個の数
字が表示されている場合を考える。競技者により１〜５
つの数字を予め選択するようにできるが、任意の数の数
字を選択するようにすることができ、その上限はインジ
ケータの数により与えられる。適切な数のコインがコイ
ン投入口61から投入され、キーボード60を操作すること
により投入されたコインの数に応じて１〜５個の数字を
選択する。例えば、４つの数字が選択された場合、コイ
ン投入口61から４つのコインが投入されなければなら
ず、アーム57を引くと、リールが回転し、これらのリー
ルが、表示部59a〜59eにより示される位置にある数字を
表示した状態で停止する。装置56の、目に付き易い場所
に得点表62が掲示されており、勝ち方の異なるパターン
に応じて与えられる取点或いはボーナス点の大きさが表
示されている。この得点表62は、第７図について詳しく
後記する。

さて、得点表62及び上記の説明は、表示部63に於て表示
される数字が20個の数字から１〜５個の数字を選択する
場合に関するものであった。しかしながら、２以上の任
意の数の数字を選択し、数字の出現順序に基づくボーナ
ス得点を獲得可能にすることができる。数字の順序と云
う場合には、２つ以上の数字がなければならない。しか
しながら、１つの数字のみを選択する場合でも、その数
字が２回以上表示された場合にボーナス得点を与えるよ
うにすることができる。適当な数のコインがコイン投入
口61から投入され、選択されるべき数字が表示部63に表
示された後、アーム57を引き、リールを回転させ、リー
ルがランダムな位置に停止したときに窓59a〜59eから個
々のリールの停止位置に対応する数字表示58を得る。表
示部63に表示された数字と表示窓59に表示された数字を
比較し、勝ち数字を決定する。更に、クレジットを表示
する窓64及び配当額を表示する窓65が設けられている。
配当としてのコインを受取るためには、払い出しボタン
65を押し、コインをコイントレイ66に向けて排出すれば
良い。必要に応じてスタートボタン67、クリヤボタン68
等を装置に付設することができる。スタートボタン67
は、各ゲームを開始するために、クリヤボタン68は、競
技者の気が変わり、スタートボタン67を押したり、アー
ム57を引く前に、選択された一つまたは複数の数字を変
更しようとする場合に用いられる。

本発明に基づくゲームの特徴の一つは、勝ち方のパター
ンが多数あるためにゲームの面白味が増大する点にあ
る。競技者は、１〜５つの勝ち数字を選択することによ
り勝つことができ、或いは特定の数字の順序を選択する
ことにより勝つことができ、選択された数字が２つ以上
のリールに表示された場合にも勝つことができる。この
ようにして競技者は単に１つの数字を選択するのみで、
５つのホイールＡ〜Ｅのいずれかに現れると云う５つの
チャンスを有する。従って、競技者は１回のゲームを、
５つのホイールの個々の表示について勝つことができ、
複数の数字を選択した場合にはその順序を正しく選択す
ることにより勝つことができ、また選択した数字が複数
のホイール上に表示された場合にも勝つことができる。

第７図に拡大されて示されているように、得点表62は勝
ち方の種類、対応する配当額を表示している。第７図の
Ａ〜Ｅは、互いに独立に回転し得る５つの異なるリール
を示し、1Cは、事前に選択された数字の単純な出現を示
し、2Cはこの数字が２回出現することを示し、3Cはこの
数字が３回出現することを示し、4Cはこの数字が４回出
現することを示し、5Cはこの数字が５回出現することを
示す。M2は、予め選択された２つの数字が選択された順
序で出現したことを示し、M3は３つの数字が選択され順
序で出現したことを示し、M4は４つの数字が選択された
順序で出現したことを示し、M5は５つの数字が予め選択
された順序で出現したことを示す。

得点表62に於て、第１のコラム69は勝ち数字を言い当て
たことに対する配当を示し、コラム70は選択された数字
が複数回出現した場合の配当を示し、コラム71は複数の
数字が予め選択された順序に出現したことに対する配当
額を示す。コラム71は、複数の数字を選択した場合に於
てのみ適用される。左側のライン72〜76は、投入された
コインの数を示し、その右方向を見ると対応する配当額
がコラム69、70及び71に示されている。例えば、３つの
コインがコイン投入口61から投入された場合（３つの数
字が予め選択された場合）、若し２つの数字がリールＡ
及びＢに於て出現し、即ち勝ち数字となったとき、３つ
のコインが払出される。一つの数字がホイールＡ及びＢ
に計２回現れた場合、コラム70に示されているように５
個のコインが払出される。２つの選択された数字が、第
６図の表示部68に同じ順序で表れた時、第７図のコラム
71により示さめるように５個のコインが払出される。第
６図及び第７図に示された得点表62を、以下に特に第７
図について更に詳しく説明する。

第11例 １（用いたコインの数） ＝１（選択される数字の数、選択Ｉ） 選択された数字がリールＡ〜Ｅのいずれかに出現した場
合に勝ち Ａ）選択された数字がリールＡに出現した場合−コイン
１個 選択された数字がリールＢに出現した場合−コイン２個 選択された数字がリールＣに出現した場合−コイン３個 選択された数字がリールＤに出現した場合−コイン４個 選択された数字がリールＥに出現した場合−コイン５個 Ｂ）選択された数字が２つのリールで出現した場合、各
リールについての配当に加えてボーナスとして５個のコ
インを払出す。

選択された数字が３つのリールに現れた場合にボーナス
として７個のコインが追加される。

選択された数字が４つのリールで出現した場合にはボー
ナスとして50個のコインが払い出される。

選択された数字が５個のリールで出現した場合には、ボ
ーナスとして5,000個のコインが払い出される。

（第７図の得点表を参照されたい。） 第12例 ２（用いられたコインの数） ＝２（選択される数字の数、選択Ｉ及びII） 第11例として前記したように、選択ＩまたはIIが各リー
ルＡ〜Ｅに出現した場合の配当に加えて、リールＡ及び
リールＢにそれぞれ選択Ｉ及び選択IIが出現した場合に
は追加のボーナスを払い出す。

このように、競技者が２つのコインを投入することによ
り（１）２つのゲームを１度に競技し、（２）レベル１
のボーナスを受取り、（３）選択Ｉ及びIIの順序をも合
致させた場合にはレベル２のボーナスをも受取ることが
できる。

第13例 ３（用いられたコインの数） ＝３（選択可能な数字の数、選択Ｉ、II及びIII） 選択Ｉ、II又はIIIがいずれかのリールの出現した場合
には所定の配当が払い出され、選択された数字のいずれ
かが２回以上出現した場合にはボーナスが追加され、２
つまたは３つの選択された数字がその順序でいずれかの
リールに出現した場合には更に追加のボーナスが払い出
される。このように、競技者が３つのコインを投入する
ことにより（１）３つのゲームを同時に行い、（２）同
一数字が複数回現れることによるボーナスを受取り、
（３）選択された数字が選択された順序で出現すると云
う次に示すような４種類の可能性のいずれかが実現した
場合に更に追加のボーナスを受取ることができる。

選択Ｉ及びIIの合致 選択Ｉ及びIIIの合致 選択II及びIIIの合致 選択Ｉ、II及びIIIの合致 第14例 ４（用いられたコインの数） ＝４（選択される数字の数、選択Ｉ、II、III及びIV） 上記したように、選択された数字のおのおのが勝ち数字
であれば所定の配当が払い出され、これらの数字のいず
れかが２回以上現れた場合にはボーナスが払出され、更
に選択された数字の内の２つ、３つまたは４つがその順
序で出現した場合には更に追加のボーナスが払い出され
る。

このように、競技者が４つのコインを投入することによ
り（１）４つのゲームを同時に行い、（２）同一数字が
複数回現れることによるボーナスを受取り、（３）選択
された数字が選択された順序で出現すると云う次に示す
ような11種類の可能性のいずれかが実現した場合に更に
追加のボーナスを受取ることができる。

選択Ｉ及びIIの合致 選択Ｉ及びIIIの合致 選択Ｉ及びIVの合致 選択II及びIIIの合致 選択II及びIVの合致 選択III及びIVの合致 選択Ｉ、II及びIIIの合致 選択Ｉ、II及びIVの合致 選択Ｉ、III及びIVの合致 選択II、III及びIVの合致 選択Ｉ、II、III及びIVの合致 第15例 ５（用いられたコインの数） ＝５（選択可能な数字の数、選択Ｉ、II、III、IV及び
Ｖ） 選択Ｉ、II、III、IV及びＶがいずれかのリールの出現
した場合には所定の配当が払い出され、選択された数字
のいずれかが２回以上出現した場合にはボーナスが追加
され、２つ、３つ、４つ又は５つの選択された数字がそ
の順序でいずれかのリールに出現した場合には更に追加
のボーナスが払い出される。このように、競技者が５つ
のコインを投入することにより（１）５つのゲームを同
時に行い、（２）同一数字が複数回現れることによるボ
ーナスを受取り、（３）選択された数字が選択された順
序で出現すると云う次に示すような26種類の可能性のい
ずれかが実現した場合に更に追加のボーナスを受取るこ
とができる。

選択Ｉ及びIIの合致 選択Ｉ及びIIIの合致 選択Ｉ及びIVの合致 選択Ｉ及びＶの合致 選択II及びIIIの合致 選択II及びIVの合致 選択II及びＶの合致 選択III及びIVの合致 選択III及びＶの合致 選択Ｉ、II及びIIIの合致 選択Ｉ、II及びIVの合致 選択Ｉ、II及びＶの合致 選択Ｉ、III及びIVの合致 選択Ｉ、III及びＶの合致 選択Ｉ、IV及びＶの合致 選択II、III及びIVの合致 選択II、III及びＶの合致 選択Ｉ、II、III及びIVの合致 選択Ｉ、II、III及びＶの合致 選択Ｉ、II、IV及びＶの合致 選択Ｉ、III、IV及びＶの合致 選択II、III、IV及びＶの合致 選択Ｉ、II、III、IV及びＶの合致 これらの組合わせのいずれによっても勝つことができ
る。

例：このように事前に選択された数字がリールＡ〜Ｅの
いずれかの出現した場合には所定の単純な配当が払い出
され、選択された数字のいずれかが複数回出現した場合
にはボーナスが追加され、選択Ｉ〜Ｖの出現順序（位
置）も合致した場合には、更に追加のボーナスが払い出
される。次のような勝ち数字が得られた場合について説
明する。

以前に選択 された数字:1 ６ ９ 11 10 表示数字 :1 １ ９ ９ 10 単純な得点：リールＡの数字１ リールＢの数字１ リールＣの数字９ リールＤの数字９ リールＥの数字10 同一数字の複数回の出現によるボーナス点:2つのリール
Ａ及びＢの数字１ ２つのリールＣ及びＤの数字９ 同一順序の数字配列によるボーナス点 事前に選択された数字:1 ９ 10 表示数字 :1 ９ 10 本明細書に於いて、「勝ち数字」とは、ホイール、リー
ルまたはインジケータの「停止位置」を定義するために
用いられている。これらの勝ち数字は、塗膜を擦り落す
ことにより見えるように予め印刷された数字であっても
良い。

在来ゲームであるスロットマシーンは同一数字等の一列
化により勝敗（獲得点）を決するものであり、また、ル
ーレットは勝ち数字の単なる選定に基づき勝敗（獲得
点）を決するに過ぎないものである。

これに対して本発明に係る装置に依るゲームは、「勝ち
数字に対する正しい事前選択」、「勝ち数字の現出位置
に対する事前選択」、「勝ち数字の事前選択数」の三つ
の要素の予測に基づき行われるゲームである。そして、
上記の条件中、少なくともその一つを達成した際に勝ち
とするようにしたゲーム装置に関するものである。更
に、その加算的得点も上記の三つの要素に基づき設定さ
れるようにしてある。

このような三つの要素が絡み合って行われるゲームは従
来皆無であり、従って、本発明に依れば、極めて興趣に
とんだゲームの提供を可能化することとなる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に基づくゲーム装置の各部を
示すブロック図である。 第２図は本発明の或る実施例に基づくゲームを行う手順
を示すダイヤグラム図である。 第３図は本発明に基づくゲームの一実施例に於て用い得
るランダムセレクタの一実施例を示す平面図である。 第４図は本発明の一実施例に基づき構成された１人用の
ゲーム装置を示す斜視図である。 第５図は本発明の一実施例に基づくゲーム装置の別の実
施例を示す模式図である。 第６図は本発明の一実施例に基づき構成されたスロット
マシンを示す斜視図である。 第７図は本発明に基づくゲームに於ける勝ち方のパター
ンを示す得点表の正面図である。 10……ベッティングステーション 11……記録、12……コンピュータ 14……ランダムセレクタ 15、16……表示装置 18……払い出しステーション 19……配当、20……競技者 21……ポット、22……インジケータ 30……椀状部分、31……ボール 32……ホイール、34……スピンドル 35……位置、40……スロット 41、42……ボタン、44……表示ボード 45……払い出し部分、50……表示装置 51……装置、52……ボタン 54……ハンドル、56……スロットマシン 57……アーム、59……表示装置 60……キーボード、61……コイン投入口 62……得点表、63……表示装置 64、65……表示窓、66……コイントレイ 67、68……ボタン、70〜72……コラム

フロントページの続き (72)発明者 フェリックス・エム・ディーリ アメリカ合衆国ニューヨーク州 14221・ ウィリアムズビル・クリアビュードライブ 5155 (72)発明者 ジョセフ・カーリシ アメリカ合衆国ジョージア州 30340・ド ラビル・エバンズデイルドライブ3717 (56)参考文献 特開 昭54−108744（ＪＰ，Ａ) 特開 昭58−73383（ＪＰ，Ａ) 特公 昭56−24556（ＪＰ，Ｂ１)

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】１〜Ｘ個の数字を事前に選択しかつ選択さ
   れた数字を表示するための手段と、 遠隔位置にて選択された前記数字を記録しかつ記憶する
   ための手段と、 少なくとも２〜10個のリールと、 前記リールを回転させるための手段と、 前記リールが、選択可能な前記数字の数に少なくとも等
   しい数（Ｘ）の停止位置の何れかに確率的に停止させ、
   かつその位置を表示するための手段と、 所望のベットに対応するコインを受容するための手段
   と、 競技者が勝つた際に配当の額を決定し、かつ前記配当を
   払い出すための手段と、 或る数字の集合から少なくとも一つの勝ち数字に対
   する正しい事前選択 事前選択した数字が、勝ち数字表示部中の何処に現
   れるかの位置に対する正しい事前選択 前記勝ち数字表示部に少なくとも２回現れる数字に
   対する事前選択 上記の条件の合否を確認し、少なくとも一つを達成した
   際に勝ちとする決定をするための手段と、 上記の条件を正しく選択することにより与えられる配当
   の額を示すための図表手段、 以上の各手段を具えたことを特徴とするゲーム装置。
2. 【請求項２】少なくとも一人の競技者が数字を事前に選
   択し、ランダムな選択手段により勝ち数字を決定し、こ
   の勝ち数字を事前に選択した競技者が勝つようにしたゲ
   ームを行うためのゲーム装置であって、前記ランダムな
   選択手段が、それぞれ数字列から数字を選択するための
   複数の独立手段から成り、前記各数字列からランダムに
   数字を選択するための前記独立手段が、それぞれ相対重
   み係数を有し、前記各独立手段が勝ち数字を決定すると
   共に、これらの独立手段のそれぞれの重み係数に応じて
   競技者の勝利度数を定めるようにしたことを特徴とする
   特許請求の範囲第１項に記載のゲーム装置。
3. 【請求項３】各競技者が事前に数字を選択する際に投入
   されたコインを蓄積するための手段を有し、勝ち数字の
   ランダムな選択手段が、それぞれ数字列から数字を選択
   するための複数の独立手段から成り、前記各数字列から
   ランダムに数字を選択するための前記独立手段が、それ
   ぞれ相対重み係数を有し、前記各選択手段の重み係数に
   より定められる競技者の勝利の度合いに応じて前記蓄積
   手段に蓄積されたコインを競技者に配分するようにした
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項または第２項に
   記載のゲーム装置。
4. 【請求項４】数字を事前に選択しかつ選択された数字を
   表示するための表示手段を具え、 或る数字の集合から少なくとも一つの勝ち数字に対
   する正しい事前選択 事前選択した数字が、勝ち数字表示部中の何処に現
   れるかの位置に対する正しい事前選択 前記勝ち数字表示部に少なくとも２回現れる数字に
   対する事前選択 上記の条件の合否を確認し、少なくとも一つを達成した
   際に勝ちとする決定をするための手段を具えたゲーム装
   置であって、 競技者によりリールを作動させるための遠隔ステーショ
   ンと、 １〜Ｘ個の数字を具えたキーボード（プログラムされた
   キーボードの一部）からＹ個以下の数字を選択するため
   の選択ステーションと（但し、Ｘは１より大きい整数、
   Ｙは勝ち数字表示部の数に等しい整数）、 Ｙ個以下のコインを受容するためのコイン投入装置と、 １〜Ｘ個の数字のうち選択されたものをメモリ内に記憶
   しておくためのコンピュータ手段と、 回転可能にされかつＸ個の数字表示を有するＹ個のリー
   ルと、 Ｘ個の数字が表示された１個のホイール及び互いに識別
   可能にされたＹ個のインジケータ（ボール）と、 リールの回転が停止した際にリール上の勝ち数字を表示
   するためのビデオ装置などから成る表示手段と、 配当として所定数のコインを払い出すための手段と、 特定の選択態様に対する得点及びボーナス点を示すため
   の得点表、 上記の構成を具えたことを特徴とするゲーム装置。