JPH0696034A - 異種オブジェクトの統合管理方式 - Google Patents
異種オブジェクトの統合管理方式Info
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- JPH0696034A JPH0696034A JP4248059A JP24805992A JPH0696034A JP H0696034 A JPH0696034 A JP H0696034A JP 4248059 A JP4248059 A JP 4248059A JP 24805992 A JP24805992 A JP 24805992A JP H0696034 A JPH0696034 A JP H0696034A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- objects
- mom
- integrated management
- management
- mib
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数の異なる視点から定義された応用業務の
オブジェクトを統合的に管理する。 【構成】 システム全体のマネジャMOMに多数のエレ
メントマネジャEM1〜EMnを接続して統合管理シス
テムが構成される。このシステムで使用されるオブジェ
クトは、複数の異なる視点から定義されたオブジェクト
間の関係を管理するための統合管理用オブジェクトと関
係属性とを使用して定義される。MOMは、EM1〜n
とCMIPで通信することにより、MIB−MOM内の
オブジェクトの生成/削除を行い、オブジェクトの関係
属性を記録/管理する。このシステムは、異なる視点か
ら規定されたオブジェクトを統一的な視点からの統合管
理オブジェクトとして再定義する手段、値の管理手段を
備える。また、EM1〜nは、MIB−EM内の統合管
理用オブジェクトとLIB内のOSIの各個別標準に従
って規定されたオブジェクトとの間のオブジェクト変換
を行う。
オブジェクトを統合的に管理する。 【構成】 システム全体のマネジャMOMに多数のエレ
メントマネジャEM1〜EMnを接続して統合管理シス
テムが構成される。このシステムで使用されるオブジェ
クトは、複数の異なる視点から定義されたオブジェクト
間の関係を管理するための統合管理用オブジェクトと関
係属性とを使用して定義される。MOMは、EM1〜n
とCMIPで通信することにより、MIB−MOM内の
オブジェクトの生成/削除を行い、オブジェクトの関係
属性を記録/管理する。このシステムは、異なる視点か
ら規定されたオブジェクトを統一的な視点からの統合管
理オブジェクトとして再定義する手段、値の管理手段を
備える。また、EM1〜nは、MIB−EM内の統合管
理用オブジェクトとLIB内のOSIの各個別標準に従
って規定されたオブジェクトとの間のオブジェクト変換
を行う。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、異種オブジェクトの統
合管理方式に係り、特に、種類の異なる応用プロセスで
定義されているオブジェクト間で相互影響を与えあう関
係が存在する場合にも、これらのオブジェクト間の関係
を統合的に管理することのできる異種オブジェクトの統
合管理方式に関する。
合管理方式に係り、特に、種類の異なる応用プロセスで
定義されているオブジェクト間で相互影響を与えあう関
係が存在する場合にも、これらのオブジェクト間の関係
を統合的に管理することのできる異種オブジェクトの統
合管理方式に関する。
【0002】
【従来の技術】情報化社会を築くための基本要素とし
て、異機種コンピュータ間における相互運用の重要性が
広く認識されているため、ISO(国際標準化機構:In
ternational Organization for Standardization)で
は、OSI(開放型システム間相互接続:Open Systems
Interconection)として様々な異機種コンピュータ間
の通信プロトコルの標準化を行っている。
て、異機種コンピュータ間における相互運用の重要性が
広く認識されているため、ISO(国際標準化機構:In
ternational Organization for Standardization)で
は、OSI(開放型システム間相互接続:Open Systems
Interconection)として様々な異機種コンピュータ間
の通信プロトコルの標準化を行っている。
【0003】このOSIの国際標準規格において、すで
に様々な種類のオブジェクトが定義されているが、この
国際標準規格では、種類の異なる応用プロセスで定義さ
れているオブジェクト間で相互に影響を与えあう関係が
存在する場合に、これらのオブジェクト間の関係を管理
する機構が検討されていない。また、この国際標準規格
では、一般的な分散環境でも複数の異なるサブシステム
間でオブジェクトを統合的に管理する機構が検討されて
いない。
に様々な種類のオブジェクトが定義されているが、この
国際標準規格では、種類の異なる応用プロセスで定義さ
れているオブジェクト間で相互に影響を与えあう関係が
存在する場合に、これらのオブジェクト間の関係を管理
する機構が検討されていない。また、この国際標準規格
では、一般的な分散環境でも複数の異なるサブシステム
間でオブジェクトを統合的に管理する機構が検討されて
いない。
【0004】しかし、今後の情報化社会の進展に伴う応
用業務の拡張を考えると、このような各サブシステムが
管理するオブジェクト間での相互の影響を考慮する必要
がある。
用業務の拡張を考えると、このような各サブシステムが
管理するオブジェクト間での相互の影響を考慮する必要
がある。
【0005】前述したように、OSIの国際標準規格で
は、すでに様々な種類のオブジェクトが定義されてい
る。例えば、OSIアーキテクチャの応用層(第7層)
では、応用プロセス間で送受信されるデータに対応した
応用業務実現のための通信処理機能として、ファイル転
送、データベースアクセス、電子メール、事務文書体
系、トランザクション処理、ネットワーク管理等が規定
されている。
は、すでに様々な種類のオブジェクトが定義されてい
る。例えば、OSIアーキテクチャの応用層(第7層)
では、応用プロセス間で送受信されるデータに対応した
応用業務実現のための通信処理機能として、ファイル転
送、データベースアクセス、電子メール、事務文書体
系、トランザクション処理、ネットワーク管理等が規定
されている。
【0006】これらのOSI標準規格は、通信に関わる
資源をオブジェクト指向に基づくオブジェクト(また
は、オブジェクトに準ずるもの)として個別に規定する
ものである。このため、複数の異なる視点から定義され
たオブジェクトは、同一の実体(資源)を抽象化したオ
ブジェクトであれば相互関係が存在することになる。
資源をオブジェクト指向に基づくオブジェクト(また
は、オブジェクトに準ずるもの)として個別に規定する
ものである。このため、複数の異なる視点から定義され
たオブジェクトは、同一の実体(資源)を抽象化したオ
ブジェクトであれば相互関係が存在することになる。
【0007】例えば、ファイル転送用のファイルという
オブジェクトは、ディレクトリ管理では識別名が与えら
れてファイルとそのアドレスとが管理されるが、ネット
ワーク管理ではファイルの転送前後の状態について管理
される。しかし、ファイルが転送されればアドレスとフ
ァイルとの状態が変更されるため、両オブジェクトの情
報が変更される。
オブジェクトは、ディレクトリ管理では識別名が与えら
れてファイルとそのアドレスとが管理されるが、ネット
ワーク管理ではファイルの転送前後の状態について管理
される。しかし、ファイルが転送されればアドレスとフ
ァイルとの状態が変更されるため、両オブジェクトの情
報が変更される。
【0008】このように、アドレスとファイルの状態と
いうようにオブジェクトが異なっても対象としている資
源が共通であれば、オブジェクト間には相互関係が存在
すると考えられる。そして、前述の規格では、ファイル
転送を行ったとしても、アドレス情報がディレクトリ管
理システムに伝わらないため、オブジェクト間の情報に
不整合が発生し実資源と遊離したオブジェクトが存在し
てしまうという問題点を生じさせてしまう。
いうようにオブジェクトが異なっても対象としている資
源が共通であれば、オブジェクト間には相互関係が存在
すると考えられる。そして、前述の規格では、ファイル
転送を行ったとしても、アドレス情報がディレクトリ管
理システムに伝わらないため、オブジェクト間の情報に
不整合が発生し実資源と遊離したオブジェクトが存在し
てしまうという問題点を生じさせてしまう。
【0009】なお、前述したような異種オブジェクトの
統合管理方式に関する従来技術として、例えば、特開昭
63−189959号公報、特開平3−73049号公
報等に記載された技術が知られている。
統合管理方式に関する従来技術として、例えば、特開昭
63−189959号公報、特開平3−73049号公
報等に記載された技術が知られている。
【0010】前記特開昭63−189959号公報に記
載された従来技術は、資源の変更の際に各ホスト計算機
間の資源についての認識を自動的に一致させるようにす
ることにより、オペレータの負荷を軽減させ、復旧後の
信頼性を向上させるというネットワーク資源構成変更同
期制御方式に関するものである。そして、この従来技術
は、システム間の資源の情報の不一致をなくし、資源の
変更を別装置に要求しその信号を他ホストに伝えるとい
うものであり、関係ノードからの構成変更依頼に対し
て、管理ノードが全ての構成変更管理を行い構成変更の
結果を関係ノードに連絡するものである。
載された従来技術は、資源の変更の際に各ホスト計算機
間の資源についての認識を自動的に一致させるようにす
ることにより、オペレータの負荷を軽減させ、復旧後の
信頼性を向上させるというネットワーク資源構成変更同
期制御方式に関するものである。そして、この従来技術
は、システム間の資源の情報の不一致をなくし、資源の
変更を別装置に要求しその信号を他ホストに伝えるとい
うものであり、関係ノードからの構成変更依頼に対し
て、管理ノードが全ての構成変更管理を行い構成変更の
結果を関係ノードに連絡するものである。
【0011】一方、特開平3−73049号公報に記載
された従来技術は、OSIプロトコルにより接続される
統合ネットワーク管理システムとサブネットワーク管理
システムとに管理対象の属性等の情報管理を行うネット
ワーク資源管理手段を設けることにより、拡張性及び柔
軟性に富んだネットワークアプリケーションの作成を可
能する統合ネットワーク管理方式に関するものである。
された従来技術は、OSIプロトコルにより接続される
統合ネットワーク管理システムとサブネットワーク管理
システムとに管理対象の属性等の情報管理を行うネット
ワーク資源管理手段を設けることにより、拡張性及び柔
軟性に富んだネットワークアプリケーションの作成を可
能する統合ネットワーク管理方式に関するものである。
【0012】そして、この従来技術は、2つのシステム
間をOSI管理のプロトコルを用いて管理するというも
のであり、ネットワーク管理の動的構成管理システムに
ネットワーク構成を管理させ、アプリケーション作成に
はネットワーク構成の変化を意識させる必要のないもの
としたものである。
間をOSI管理のプロトコルを用いて管理するというも
のであり、ネットワーク管理の動的構成管理システムに
ネットワーク構成を管理させ、アプリケーション作成に
はネットワーク構成の変化を意識させる必要のないもの
としたものである。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来技術は、
いずれの場合も、種類の異なるオブジェクト間で相互影
響を与えあう関係が存在する場合に、効率よくオブジェ
クト間の統合管理を行うことができないという問題点を
有している。
いずれの場合も、種類の異なるオブジェクト間で相互影
響を与えあう関係が存在する場合に、効率よくオブジェ
クト間の統合管理を行うことができないという問題点を
有している。
【0014】本発明の目的は、前記従来技術の問題点を
解決し、複数の異なる視点から定義された応用業務のオ
ブジェクトを統合的に管理することができる異種オブジ
ェクトの統合管理方式を提供することにある。
解決し、複数の異なる視点から定義された応用業務のオ
ブジェクトを統合的に管理することができる異種オブジ
ェクトの統合管理方式を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明によれば前記目的
は、複数の異なるサブシステムで定義された応用業務の
オブジェクト相互間の関係を、統合管理用オブジェクト
と関係属性とを使用して定義し、前記関係属性の定義情
報を異なるサブシステム全体を管理するマネジャが管理
し、各サブシステムは、前記マネジャを介して他のサブ
システムに前記定義情報を連絡するようにすることによ
り、また、前記マネジャと前記サブシステムとの間に、
オブジェクト間に発生する不整合情報を調整するプロト
コルを備えるようにすることにより達成される。
は、複数の異なるサブシステムで定義された応用業務の
オブジェクト相互間の関係を、統合管理用オブジェクト
と関係属性とを使用して定義し、前記関係属性の定義情
報を異なるサブシステム全体を管理するマネジャが管理
し、各サブシステムは、前記マネジャを介して他のサブ
システムに前記定義情報を連絡するようにすることによ
り、また、前記マネジャと前記サブシステムとの間に、
オブジェクト間に発生する不整合情報を調整するプロト
コルを備えるようにすることにより達成される。
【0016】オブジェクトは、ネットワーク資源等の実
体を特定の視点から抽象化したものであり、例えば、フ
ァイルが実体として存在すれば、OSI標準規格である
「FTAM」、「OSI管理」、「ディレクトリ管理」
の異なる視点上に異なる3つのオブジェクトが存在する
ことになる。従って、ある視点から定義したオブジェク
トに事象が発生した場合、各オブジェクト間に存在する
「関係」のために、他の視点から定義したオブジェクト
群にも影響が及ぶことになる。
体を特定の視点から抽象化したものであり、例えば、フ
ァイルが実体として存在すれば、OSI標準規格である
「FTAM」、「OSI管理」、「ディレクトリ管理」
の異なる視点上に異なる3つのオブジェクトが存在する
ことになる。従って、ある視点から定義したオブジェク
トに事象が発生した場合、各オブジェクト間に存在する
「関係」のために、他の視点から定義したオブジェクト
群にも影響が及ぶことになる。
【0017】本発明は、このオブジェクト間に存在する
「関係」を管理するために、次の3つの要素からなる実
現手段によりオブジェクトを統合管理用オブジェクトと
いう統一的な視点から捉えて管理するようにしたもので
ある。
「関係」を管理するために、次の3つの要素からなる実
現手段によりオブジェクトを統合管理用オブジェクトと
いう統一的な視点から捉えて管理するようにしたもので
ある。
【0018】(1)「関係属性」による定義手段を備
え、オブジェクトとオブジェクト間との関係を定義す
る。
え、オブジェクトとオブジェクト間との関係を定義す
る。
【0019】(2)管理モデルとして、マネージャ −
エージェントモデルに準拠した管理モデルを構築する。
エージェントモデルに準拠した管理モデルを構築する。
【0020】(3)不整合情報の調整手段を備え、定義
されたオブジェクトを規定したプロトコルを用いて前記
定義情報を管理する。
されたオブジェクトを規定したプロトコルを用いて前記
定義情報を管理する。
【0021】
【作用】「関係属性」による定義手段、不整合情報の調
整手段を備えることにより、構築された管理モデルは、
オブジェクト間の関係を監視し、それぞれのデータ(属
性値)の整合性を保証して、異なる視点から抽象化され
たオブジェクト間の関係管理を行うことができる。
整手段を備えることにより、構築された管理モデルは、
オブジェクト間の関係を監視し、それぞれのデータ(属
性値)の整合性を保証して、異なる視点から抽象化され
たオブジェクト間の関係管理を行うことができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明による異種オブジェクトの統合
管理方式の一実施例を図面により詳細に説明する。
管理方式の一実施例を図面により詳細に説明する。
【0023】図1は本発明の一実施例のシステム構成を
示すブロック図、図2は本発明の一実施例によるオブジ
ェクトの定義方法を説明する図、図3〜図5はオブジェ
クトの定義例を説明する図、図6は本発明の一実施例を
適用したマネジャ − エージェントモデルによるオブジ
ェクトの統合管理の例を説明する図、図7は図6に示す
モデルにおける管理情報の更新手順を説明する図であ
る。図1、図6、図7において、MOMはマネジャ オ
ブ マネジャ(以下、単にMOMという)、EM1〜E
Mnはエレメント マネジャ(以下、単にEMまたはE
M1〜EMnという)、MIBはマネージメント イン
フォメーション ベース(以下、単にMIBという)、
LIB1〜LIBnはローカル インフォメーション
ベース(以下、単にLIB1〜LIBnという)であ
る。なお、以下では、MIBには必要により所属するシ
ステム名を付加して説明する。
示すブロック図、図2は本発明の一実施例によるオブジ
ェクトの定義方法を説明する図、図3〜図5はオブジェ
クトの定義例を説明する図、図6は本発明の一実施例を
適用したマネジャ − エージェントモデルによるオブジ
ェクトの統合管理の例を説明する図、図7は図6に示す
モデルにおける管理情報の更新手順を説明する図であ
る。図1、図6、図7において、MOMはマネジャ オ
ブ マネジャ(以下、単にMOMという)、EM1〜E
Mnはエレメント マネジャ(以下、単にEMまたはE
M1〜EMnという)、MIBはマネージメント イン
フォメーション ベース(以下、単にMIBという)、
LIB1〜LIBnはローカル インフォメーション
ベース(以下、単にLIB1〜LIBnという)であ
る。なお、以下では、MIBには必要により所属するシ
ステム名を付加して説明する。
【0024】図1に示す本発明の一実施例は、システム
S0がMOMとされ、システムS1〜システムSnがそ
れぞれEM1〜EMnとされ、MOMに複数のEM1〜
EMnが接続されて構成されている。そして、システム
全体のマネジャであるMOMと、各OSI標準規格に準
拠したシステムに1つずつ存在するEM1〜EMnとの
間の通信には、CMIP(Common Management Infor
mation Protocol)が用いられる。
S0がMOMとされ、システムS1〜システムSnがそ
れぞれEM1〜EMnとされ、MOMに複数のEM1〜
EMnが接続されて構成されている。そして、システム
全体のマネジャであるMOMと、各OSI標準規格に準
拠したシステムに1つずつ存在するEM1〜EMnとの
間の通信には、CMIP(Common Management Infor
mation Protocol)が用いられる。
【0025】MOMは、各EMから受信したメッセージ
に従い、MOMに備えられるMIB−MOM内のオブジ
ェクトの生成/削除を行う。このMIB−MOM内に
は、各EMから送られるオブジェクト間の関係情報が各
オブジェクトの関係属性として記録/管理されている。
従って、MIB−MOM内には、全MIB−EMの関係
情報が集約して格納されていることになる。
に従い、MOMに備えられるMIB−MOM内のオブジ
ェクトの生成/削除を行う。このMIB−MOM内に
は、各EMから送られるオブジェクト間の関係情報が各
オブジェクトの関係属性として記録/管理されている。
従って、MIB−MOM内には、全MIB−EMの関係
情報が集約して格納されていることになる。
【0026】一方、EM1〜EMnは、それぞれ、仮想
データベースとして、MIB−EMとLIBとを備えて
いる。各MIB−EMには、各EMが管理する統合管理
用オブジェクトが存在し、また、各LIBには、各EM
毎にOSIの各個別標準に従って規定されたオブジェク
トが存在する。また、各EMは、LIBからMIB−L
IBへ、または、その逆方向にオブジェクトの変換を行
う。このLIBにおける論理情報構造及びオブジェクト
変換Hは、各EM毎に実装される。
データベースとして、MIB−EMとLIBとを備えて
いる。各MIB−EMには、各EMが管理する統合管理
用オブジェクトが存在し、また、各LIBには、各EM
毎にOSIの各個別標準に従って規定されたオブジェク
トが存在する。また、各EMは、LIBからMIB−L
IBへ、または、その逆方向にオブジェクトの変換を行
う。このLIBにおける論理情報構造及びオブジェクト
変換Hは、各EM毎に実装される。
【0027】次に、異なる視点から規定されたオブジェ
クトを統一的な視点からの統合管理オブジェクトとして
再定義し、値を管理するための「関係属性」による定義
手段、管理モデルの構築手段、不整合情報の調整手段に
ついて説明する。
クトを統一的な視点からの統合管理オブジェクトとして
再定義し、値を管理するための「関係属性」による定義
手段、管理モデルの構築手段、不整合情報の調整手段に
ついて説明する。
【0028】(1)「関係属性」による定義手段 いま、図2に示すように、相互に関係がある3つのオブ
ジェクトA、B、Cがあるものとする。この場合、本発
明の一実施例による「関係属性」による定義手段は、オ
ブジェクトAとオブジェクトBとオブジェクトCとの間
に相互関係があることを示すために、図2に示すよう
に、関係属性の値のオブジェクト名称を各オブジェクト
に設定する。
ジェクトA、B、Cがあるものとする。この場合、本発
明の一実施例による「関係属性」による定義手段は、オ
ブジェクトAとオブジェクトBとオブジェクトCとの間
に相互関係があることを示すために、図2に示すよう
に、関係属性の値のオブジェクト名称を各オブジェクト
に設定する。
【0029】すなわち、オブジェクトAには、関係属性
に関係のあるオブジェクト名称である「B」、「C」が
設定される。同様にオブジェクトBには、関係属性に関
係のあるオブジェクト名称である「A」、「C」が、オ
ブジェクトCには、オブジェクト名称「A」、「B」が
設定される。
に関係のあるオブジェクト名称である「B」、「C」が
設定される。同様にオブジェクトBには、関係属性に関
係のあるオブジェクト名称である「A」、「C」が、オ
ブジェクトCには、オブジェクト名称「A」、「B」が
設定される。
【0030】従来のOSI管理では1対1のオブジェク
ト間の関係を示す属性しかなかったが、本発明一実施例
は、N個対N個のオブジェクト間の関係を示す属性(拡
張ピア属性)として拡張することにより、多数のオブジ
ェクト相互間の関係を定義し、これにより、オブジェク
トの統合管理を行うことができる。このような関係属性
の拡張は、OSI管理(国際標準規格)で規定されてい
る「関係属性」の考え方を拡張して行うことができる。
ト間の関係を示す属性しかなかったが、本発明一実施例
は、N個対N個のオブジェクト間の関係を示す属性(拡
張ピア属性)として拡張することにより、多数のオブジ
ェクト相互間の関係を定義し、これにより、オブジェク
トの統合管理を行うことができる。このような関係属性
の拡張は、OSI管理(国際標準規格)で規定されてい
る「関係属性」の考え方を拡張して行うことができる。
【0031】図3〜図5は前述した関係属性の拡張を行
うことにより統合管理モデルを実現する統合管理用オブ
ジェクトの定義の具体例を示すものである。
うことにより統合管理モデルを実現する統合管理用オブ
ジェクトの定義の具体例を示すものである。
【0032】この定義は、OSI管理(ISO/IEC
10165−4)の規定に従い、オブジェクトクラス
定義、属性定義、ASN.1モジュールを定義すること
により行われる。
10165−4)の規定に従い、オブジェクトクラス
定義、属性定義、ASN.1モジュールを定義すること
により行われる。
【0033】オブジェクトクラス定義では、図3に示す
ように、統合管理モデルで規定するMIB−MOM/M
IB−EM内に存在するオブジェクトのオブジェクトク
ラスが定義される。
ように、統合管理モデルで規定するMIB−MOM/M
IB−EM内に存在するオブジェクトのオブジェクトク
ラスが定義される。
【0034】また、属性定義では、オブジェクト間の関
係及びオブジェクトの名称を構成する相対識別名用属性
が示され、オブジェクト間の関係の値としては、図4に
示すように、関係を持つ1つ以上のオブジェクト名称を
指定することができる。このような定義を行うことによ
り、個々の規格により独自に定義されたオブジェクト
を、各規格に依存しないオブジェクトクラスとして再定
義することができる。
係及びオブジェクトの名称を構成する相対識別名用属性
が示され、オブジェクト間の関係の値としては、図4に
示すように、関係を持つ1つ以上のオブジェクト名称を
指定することができる。このような定義を行うことによ
り、個々の規格により独自に定義されたオブジェクト
を、各規格に依存しないオブジェクトクラスとして再定
義することができる。
【0035】なお、図3〜図5に示す定義例は、OSI
管理の規定に従ったオブジェクトの定義の実例であり、
本発明の実施例により変更されている点は、属性定義内
が拡張ピア属性として、複数のオブジェクト間の関係の
値を定義することができるようにされている点である。
管理の規定に従ったオブジェクトの定義の実例であり、
本発明の実施例により変更されている点は、属性定義内
が拡張ピア属性として、複数のオブジェクト間の関係の
値を定義することができるようにされている点である。
【0036】(2)管理モデルの構築 本発明の一実施例を適用した統合管理のモデルとして、
OSI管理で規定されているマネジャ − エージェント
モデルによるオブジェクトの統合管理の例が図6に示さ
れている。
OSI管理で規定されているマネジャ − エージェント
モデルによるオブジェクトの統合管理の例が図6に示さ
れている。
【0037】図6に示す例は、マネージャ − エージェ
ント間の操作を示している。OSI管理モデルでは、エ
ージェント側のシステムにMIBを持つが、本発明の一
実施例による統合管理モデルは、図1に示すようにEM
が持つMIB−EMには、オブジェクト間の関係情報を
全て格納する必要はないが、MIB−MOMには、全M
IB−EMの情報を集約して、これらの全関係情報が格
納されている。
ント間の操作を示している。OSI管理モデルでは、エ
ージェント側のシステムにMIBを持つが、本発明の一
実施例による統合管理モデルは、図1に示すようにEM
が持つMIB−EMには、オブジェクト間の関係情報を
全て格納する必要はないが、MIB−MOMには、全M
IB−EMの情報を集約して、これらの全関係情報が格
納されている。
【0038】このように本発明の一実施例による統合管
理モデルは、前述のような2種類のMIBが必要である
ため、MOMと各EMとは、OSI管理の定めるマネー
ジャとエージェントとの両機能を備えている。MOM
は、マネージャとしてEMのエージェント機能部分に対
して操作要求を行い、同様に、EMはマネージャとして
MOMのエージェント機能部分に対して操作要求を行
う。
理モデルは、前述のような2種類のMIBが必要である
ため、MOMと各EMとは、OSI管理の定めるマネー
ジャとエージェントとの両機能を備えている。MOM
は、マネージャとしてEMのエージェント機能部分に対
して操作要求を行い、同様に、EMはマネージャとして
MOMのエージェント機能部分に対して操作要求を行
う。
【0039】これらの操作要求は、CMIPを使用して
行われるが、単一オープンシステム(MOM及びEM)
内のマネジャとエージェントとの通信はローカルプロト
コルにより行われる。
行われるが、単一オープンシステム(MOM及びEM)
内のマネジャとエージェントとの通信はローカルプロト
コルにより行われる。
【0040】(3)不整合情報の調整手段 前述した「関係属性」による定義手段により再定義した
統合管理用オブジェクトは、OSI管理で規定されてい
るサービスプリミティブを用いたプロトコルにより管理
される。この管理による管理情報の更新手順が図7に示
されている。
統合管理用オブジェクトは、OSI管理で規定されてい
るサービスプリミティブを用いたプロトコルにより管理
される。この管理による管理情報の更新手順が図7に示
されている。
【0041】図7では、システムS0、システムS1及
びシステムS2間での管理情報の更新手順を示してお
り、1つのMOMに対して、EM1とEM2との2つの
EMが対応している。
びシステムS2間での管理情報の更新手順を示してお
り、1つのMOMに対して、EM1とEM2との2つの
EMが対応している。
【0042】MIB−MOMとMIB−EMとには、そ
れぞれオブジェクトとしてX、Aが生成/削除されるも
のとする。オブジェクトXとAとは、同一の実体をオブ
ジェクト化したものであり、相互に関係がある。これら
のオブジェクトクラスは、integratedMgtObjectのサブ
クラスであるとし、サブクラスは、integratedMgtObjec
tの全特性を継承し、前述した「関係属性」とは異なる
属性(属性値を<M>とする)を1つ追加したものとす
る。
れぞれオブジェクトとしてX、Aが生成/削除されるも
のとする。オブジェクトXとAとは、同一の実体をオブ
ジェクト化したものであり、相互に関係がある。これら
のオブジェクトクラスは、integratedMgtObjectのサブ
クラスであるとし、サブクラスは、integratedMgtObjec
tの全特性を継承し、前述した「関係属性」とは異なる
属性(属性値を<M>とする)を1つ追加したものとす
る。
【0043】次に、このような管理情報の更新の手段に
ついて、オブジェクト生成、オブジェクト削除、属性値
変更の3つのフェーズに分け、それぞれ図面を参照して
説明する。
ついて、オブジェクト生成、オブジェクト削除、属性値
変更の3つのフェーズに分け、それぞれ図面を参照して
説明する。
【0044】(a)オブジェクト生成時 図8はオブジェクト生成時の管理情報更新手順を説明す
る図、図9はオブジェクト生成時のプロトコルシーケン
スを説明する図、図10はこの更新手順の開始前の「初
期状態」、手順終了後の「最終状態」、及び、手順の中
で生じる「発生事象」の状態変化のマトリクスを説明す
る図であり、これらにより、オブジェクト生成時の処理
を説明する。
る図、図9はオブジェクト生成時のプロトコルシーケン
スを説明する図、図10はこの更新手順の開始前の「初
期状態」、手順終了後の「最終状態」、及び、手順の中
で生じる「発生事象」の状態変化のマトリクスを説明す
る図であり、これらにより、オブジェクト生成時の処理
を説明する。
【0045】EM1は、LIB1からのオブジェクト
変換に基づいて、EM1用のMIB−EM1内にオブジ
ェクトXを生成する。
変換に基づいて、EM1用のMIB−EM1内にオブジ
ェクトXを生成する。
【0046】EM1は、MOM内のMIB−MOM内
にもオブジェクトXを生成するための確認型要求(PT-CR
EATE)サービスを発行する。
にもオブジェクトXを生成するための確認型要求(PT-CR
EATE)サービスを発行する。
【0047】オブジェクトXの生成要求を受けたMO
Mは、これによりMIB−MOM内にオブジェクトXを
生成する。
Mは、これによりMIB−MOM内にオブジェクトXを
生成する。
【0048】MOMは、MIB−MOM内にオブジェ
クトXを生成した後、EM1に成功応答を返す。
クトXを生成した後、EM1に成功応答を返す。
【0049】次に、EM2は、LIB2からのオブジ
ェクト変換に基づいて、EM2用のMIB−EM2にオ
ブジェクトAを生成する。図8に示す例では、この変換
時に、EM2がオブジェクトAとオブジェクトXが関係
があることを検知する。
ェクト変換に基づいて、EM2用のMIB−EM2にオ
ブジェクトAを生成する。図8に示す例では、この変換
時に、EM2がオブジェクトAとオブジェクトXが関係
があることを検知する。
【0050】EM2は、MOMのMIB−MOM内に
もオブジェクトAを生成するための確認型要求(PT-CREA
TE)サービスを発行する。このとき、EM2は、オブジ
ェクトAの関係属性値を、名称Xに限定しておく。
もオブジェクトAを生成するための確認型要求(PT-CREA
TE)サービスを発行する。このとき、EM2は、オブジ
ェクトAの関係属性値を、名称Xに限定しておく。
【0051】オブジェクトAの生成要求を受けたMO
Mは、MIB−MOM内にオブジェクトAを生成し、オ
ブジェクトAの関係属性値として、名称「X」を設定す
る。また、MOMは、すでに設定されているオブジェク
トXの関係属性値として、名称「A」を設定することに
より、オブジェクトXとオブジェクトAとの関係を設定
する。
Mは、MIB−MOM内にオブジェクトAを生成し、オ
ブジェクトAの関係属性値として、名称「X」を設定す
る。また、MOMは、すでに設定されているオブジェク
トXの関係属性値として、名称「A」を設定することに
より、オブジェクトXとオブジェクトAとの関係を設定
する。
【0052】MOMは、EM2に成功応答を返す。
【0053】以上により、新しいオブジェクトの生成時
のオブジェクトの登録と、オブジェクト相互間の関係情
報の設定を行うことができる。
のオブジェクトの登録と、オブジェクト相互間の関係情
報の設定を行うことができる。
【0054】(b)オブジェクト削除時 図11はオブジェクト削除時の管理情報更新手順を説明
する図、図12はオブジェクト削除時のプロトコルシー
ケンスを説明する図、図13はこの更新手順の開始前の
「初期状態」、手順終了後の「最終状態」、及び、手順
の中で生じる「発生事象」の状態変化のマトリクスを説
明する図であり、これらにより、オブジェクト削除時の
処理を説明する。
する図、図12はオブジェクト削除時のプロトコルシー
ケンスを説明する図、図13はこの更新手順の開始前の
「初期状態」、手順終了後の「最終状態」、及び、手順
の中で生じる「発生事象」の状態変化のマトリクスを説
明する図であり、これらにより、オブジェクト削除時の
処理を説明する。
【0055】EM1は、LIB1からのオブジェクト
変換に基づいて、EM1用のMIB−EM1内のオブジ
ェクトXを削除する。
変換に基づいて、EM1用のMIB−EM1内のオブジ
ェクトXを削除する。
【0056】EM1は、MOMのMIB−MOM内の
オブジェクトXを削除するため、確認型要求(PT-DELET
E)サービスを発行する。
オブジェクトXを削除するため、確認型要求(PT-DELET
E)サービスを発行する。
【0057】オブジェクトXの削除要求を受けたMO
Mは、MIB−MOM内のオブジェクトXを削除し、同
時に、オブジェクトAの関係属性値から名称「X」を削
除することにより、オブジェクトXとオブジェクトAと
の関係を削除する。
Mは、MIB−MOM内のオブジェクトXを削除し、同
時に、オブジェクトAの関係属性値から名称「X」を削
除することにより、オブジェクトXとオブジェクトAと
の関係を削除する。
【0058】この処理の終了後、MOMは、EM1に
成功応答を返す。
成功応答を返す。
【0059】以上により、不要となったオブジェクトの
削除と、他のオブジェクトのオブジェクト相互間の関係
情報の削除を行うことができる。
削除と、他のオブジェクトのオブジェクト相互間の関係
情報の削除を行うことができる。
【0060】(c)属性値変更時 図14は属性値変更時の管理情報更新手順を説明する
図、図15は属性値更新時のプロトコルシーケンスを説
明する図、図16はこの更新手順の開始前の「初期状
態」、手順終了後の「最終状態」、及び、手順の中で生
じる「発生事象」の状態変化のマトリクスを説明する図
であり、これらにより、属性値変更時の処理を説明す
る。
図、図15は属性値更新時のプロトコルシーケンスを説
明する図、図16はこの更新手順の開始前の「初期状
態」、手順終了後の「最終状態」、及び、手順の中で生
じる「発生事象」の状態変化のマトリクスを説明する図
であり、これらにより、属性値変更時の処理を説明す
る。
【0061】EM1は、LIB1からのオブジェクト
変換に基づき、EM1用のMIB−EM1にオブジェク
トXの持つ属性Mの値を“s”から“t”に変更する。
変換に基づき、EM1用のMIB−EM1にオブジェク
トXの持つ属性Mの値を“s”から“t”に変更する。
【0062】このとき、MOMのMIB−MOM内に
登録されているオブジェクトXの持つ属性Mの値も同様
に変更しなければならず、このため、EM1は、属性値
の書込みの非確認型要求(PT-SET)サービスをMOMに対
して発行する。
登録されているオブジェクトXの持つ属性Mの値も同様
に変更しなければならず、このため、EM1は、属性値
の書込みの非確認型要求(PT-SET)サービスをMOMに対
して発行する。
【0063】オブジェクトXの属性Mの属性値書込み
要求を受けたMOMは、MIB−MOMに登録されてい
るオブジェクトXの持つ属性Mの値を“s”から“t”
に変更する。また、MOMは、同時に、オブジェクトX
と関係のあるオブジェクトAの属性Mの値も同様に
“s”から“t”に変更する。
要求を受けたMOMは、MIB−MOMに登録されてい
るオブジェクトXの持つ属性Mの値を“s”から“t”
に変更する。また、MOMは、同時に、オブジェクトX
と関係のあるオブジェクトAの属性Mの値も同様に
“s”から“t”に変更する。
【0064】EM2のMIB−EM2内のオブジェク
トAの持つ属性Mの値も同様に変更する必要があり、こ
のため、MOMは、属性値の書込みの非確認型要求(PT-
SET)サービスをEM2に対して発行する。
トAの持つ属性Mの値も同様に変更する必要があり、こ
のため、MOMは、属性値の書込みの非確認型要求(PT-
SET)サービスをEM2に対して発行する。
【0065】オブジェクトAの属性Mの属性値書込み
要求を受けたEM2は、MIB−EM2に登録されてい
るオブジェクトAの持つ属性Mの値を“s”から“t”
に変更する。
要求を受けたEM2は、MIB−EM2に登録されてい
るオブジェクトAの持つ属性Mの値を“s”から“t”
に変更する。
【0066】以上により、あるEMでオブジェクトの属
性値が変更された場合、そのEM内に登録されているオ
ブジェクトの属性値の変更と、MOM及び他のEM内に
登録されている属性値の変更を行うことができる。
性値が変更された場合、そのEM内に登録されているオ
ブジェクトの属性値の変更と、MOM及び他のEM内に
登録されている属性値の変更を行うことができる。
【0067】前述した本発明の一実施例による統合管理
モデルによれば、統合管理用オブジェクトの定義を行
い、統合管理モデルに従って統合管理用オブジェクトを
OSI管理で規定されているサービスプリミティブを用
いたプロトコルを使用することにより、オブジェクトの
管理情報の更新を行うことが可能になる。
モデルによれば、統合管理用オブジェクトの定義を行
い、統合管理モデルに従って統合管理用オブジェクトを
OSI管理で規定されているサービスプリミティブを用
いたプロトコルを使用することにより、オブジェクトの
管理情報の更新を行うことが可能になる。
【0068】前述した本発明の一実施例は、EM1〜E
Mnを構成するシステムS1〜システムSnとして、O
SI標準規格に準拠するシステムを使用するとしたが、
本発明は、これらのシステムがOSI標準規格準拠する
システムでない場合にも適用することができる。
Mnを構成するシステムS1〜システムSnとして、O
SI標準規格に準拠するシステムを使用するとしたが、
本発明は、これらのシステムがOSI標準規格準拠する
システムでない場合にも適用することができる。
【0069】従って、本発明は、ネットワークシステム
を介して接続された異機種環境を持つシステムにおいて
も、異なるシステムの異なる視点から定義された応用業
務のオブジェクト間の関係を統合管理することができ
る。
を介して接続された異機種環境を持つシステムにおいて
も、異なるシステムの異なる視点から定義された応用業
務のオブジェクト間の関係を統合管理することができ
る。
【0070】前述したように、本発明の一実施例によれ
ば、OSIに基づくネットワークシステム環境、また
は、ネットワークシステムを介して接続された異機種の
分散システム間において、相互に影響し合うオブジェク
トの関係を、統合管理用オブジェクトと関係属性とを使
用して定義することができる。
ば、OSIに基づくネットワークシステム環境、また
は、ネットワークシステムを介して接続された異機種の
分散システム間において、相互に影響し合うオブジェク
トの関係を、統合管理用オブジェクトと関係属性とを使
用して定義することができる。
【0071】そして、本発明の実施例は、前記オブジェ
クト間に発生する不整合情報を調整するプロトコルを用
いることにより、統合的なインタフェースによりオブジ
ェクトの管理を行うことができる。
クト間に発生する不整合情報を調整するプロトコルを用
いることにより、統合的なインタフェースによりオブジ
ェクトの管理を行うことができる。
【0072】本発明の一実施例によれば、これにより、
従来技術におけるオブジェクト間の関係管理に必要であ
った、異なる応用プロセスまたはサブシステム間毎のロ
ーカルなインタフェースを不要とすることができる。
従来技術におけるオブジェクト間の関係管理に必要であ
った、異なる応用プロセスまたはサブシステム間毎のロ
ーカルなインタフェースを不要とすることができる。
【0073】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、統
合管理用オブジェクトの定義を行い、サービスプリミテ
ィブを用いたプロトコルにより統合管理用オブジェクト
を管理することにより、複数の異なる視点から定義され
た応用業務のオブジェクトを統合的に管理することがで
きる。
合管理用オブジェクトの定義を行い、サービスプリミテ
ィブを用いたプロトコルにより統合管理用オブジェクト
を管理することにより、複数の異なる視点から定義され
た応用業務のオブジェクトを統合的に管理することがで
きる。
【0074】また、本発明によれば、応用プロセスまた
はサブシステムとMOMとの間に統合的なインタフェー
スを提供することができる。
はサブシステムとMOMとの間に統合的なインタフェー
スを提供することができる。
【図1】本発明の一実施例のシステム構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図2】本発明の一実施例によるオブジェクトの定義方
法を説明する図である。
法を説明する図である。
【図3】オブジェクトの定義例を説明する図である。
【図4】オブジェクトの定義例を説明する図である。
【図5】オブジェクトの定義例を説明する図である。
【図6】本発明の一実施例を適用したマネジャ − エー
ジェントモデルによるオブジェクトの統合管理の例を説
明する図である。
ジェントモデルによるオブジェクトの統合管理の例を説
明する図である。
【図7】図6に示すモデルにおける管理情報の更新手順
を説明する図である。
を説明する図である。
【図8】オブジェクト生成時の管理情報更新手順を説明
する図である。
する図である。
【図9】オブジェクト生成時のプロトコルシーケンスを
説明する図である。
説明する図である。
【図10】オブジェクト生成時の更新手順の開始前の
「初期状態」、手順終了後の「最終状態」、及び、手順
の中で生じる「発生事象」の状態変化のマトリクスを説
明する図である。
「初期状態」、手順終了後の「最終状態」、及び、手順
の中で生じる「発生事象」の状態変化のマトリクスを説
明する図である。
【図11】オブジェクト削除時の管理情報更新手順を説
明する図である。
明する図である。
【図12】オブジェクト削除時のプロトコルシーケンス
を説明する図である。
を説明する図である。
【図13】オブジェクト削除時の更新手順の開始前の
「初期状態」、手順終了後の「最終状態」、及び、手順
の中で生じる「発生事象」の状態変化のマトリクスを説
明する図である。
「初期状態」、手順終了後の「最終状態」、及び、手順
の中で生じる「発生事象」の状態変化のマトリクスを説
明する図である。
【図14】属性値変更時の管理情報更新手順を説明する
図である。
図である。
【図15】属性値更新時のプロトコルシーケンスを説明
する図である。
する図である。
【図16】属性値変更時の更新手順の開始前の「初期状
態」、手順終了後の「最終状態」、及び、手順の中で生
じる「発生事象」の状態変化のマトリクスを説明する図
である。
態」、手順終了後の「最終状態」、及び、手順の中で生
じる「発生事象」の状態変化のマトリクスを説明する図
である。
MOM マネジャ オブ マネジャ EM1〜EMn エレメント マネジャ MIB マネージメント インフォメーション ベース LIB1〜LIBn ローカル インフォメーション
ベース
ベース
Claims (3)
- 【請求項1】 ネットワークシステムを介して接続され
て構成される異機種の分散システム環境におけるオブジ
ェクトの統合管理方式において、複数の異なるサブシス
テムで定義された応用業務のオブジェクト相互間の関係
を、統合管理用オブジェクトと関係属性とを使用して定
義し、前記関係属性の定義情報を異なるサブシステム全
体を管理するマネジャが管理し、各サブシステムは、前
記マネジャを介して他のサブシステムに前記定義情報を
連絡することを特徴とする異種オブジェクトの統合管理
方式。 - 【請求項2】 前記マネジャと前記サブシステムとの間
に、オブジェクト間に発生する不整合情報を調整するプ
ロトコルを備えることを特徴とする請求項1記載の異種
オブジェクトの統合管理方式。 - 【請求項3】 前記ネットワークシステムを介して接続
されて構成される異機種の分散システム環境が、OSI
に基づくネットワークシステムを介して接続された異機
種の分散システム環境であることを特徴とする請求項1
または2記載の異種オブジェクトの統合管理方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4248059A JPH0696034A (ja) | 1992-09-17 | 1992-09-17 | 異種オブジェクトの統合管理方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4248059A JPH0696034A (ja) | 1992-09-17 | 1992-09-17 | 異種オブジェクトの統合管理方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0696034A true JPH0696034A (ja) | 1994-04-08 |
Family
ID=17172593
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4248059A Pending JPH0696034A (ja) | 1992-09-17 | 1992-09-17 | 異種オブジェクトの統合管理方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0696034A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11205869A (ja) * | 1998-01-16 | 1999-07-30 | Oki Electric Ind Co Ltd | 設備管理方法及び設備管理装置 |
JP2000067013A (ja) * | 1998-08-26 | 2000-03-03 | Nec Corp | 異種分散オブジェクト基盤間通信システム、 異種分散オブジェクト基盤間通信方法および異種分散オブジェクト基盤間通信用プログラムを記録した記録媒体 |
KR20030010216A (ko) * | 2001-07-26 | 2003-02-05 | 주식회사 모비츠 | 통합 중개 시스템에서의 어플리케이션 데이터 처리방법 |
-
1992
- 1992-09-17 JP JP4248059A patent/JPH0696034A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11205869A (ja) * | 1998-01-16 | 1999-07-30 | Oki Electric Ind Co Ltd | 設備管理方法及び設備管理装置 |
JP2000067013A (ja) * | 1998-08-26 | 2000-03-03 | Nec Corp | 異種分散オブジェクト基盤間通信システム、 異種分散オブジェクト基盤間通信方法および異種分散オブジェクト基盤間通信用プログラムを記録した記録媒体 |
KR20030010216A (ko) * | 2001-07-26 | 2003-02-05 | 주식회사 모비츠 | 통합 중개 시스템에서의 어플리케이션 데이터 처리방법 |
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