JPH0696007B2 - 超音波探触子 - Google Patents
超音波探触子Info
- Publication number
- JPH0696007B2 JPH0696007B2 JP7477186A JP7477186A JPH0696007B2 JP H0696007 B2 JPH0696007 B2 JP H0696007B2 JP 7477186 A JP7477186 A JP 7477186A JP 7477186 A JP7477186 A JP 7477186A JP H0696007 B2 JPH0696007 B2 JP H0696007B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft
- driven shaft
- rotor
- timing
- timing pulley
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、医療用の超音波診断装置に用いる機械走査式
の超音波探触子に関するものである。
の超音波探触子に関するものである。
従来の技術 最近、生体の診断用としての超音波診断装置の普及には
目覚ましいものがある。
目覚ましいものがある。
以下、第3図を参照して従来の機械走査式超音波探触子
の駆動系について説明する。
の駆動系について説明する。
第3図に示すようにフレーム101に固定された駆動モー
タ102のモータ駆動軸103の回転を駆動軸103に取付けた
ねじ歯車104及び従動軸105に取付けたねじ歯車106を介
して従動軸105に伝達し、この従動軸105の回転により従
動軸105の一端に取付けた平歯車107及びロータ軸108の
一端に取付けた平歯車109を介してロータ軸108及びロー
タ110を回転させ、ロータ110に保持した超音波振動子11
1を回転走査するようになっている。この超音波振動子1
11の回転走査により得られる映像の良否はロータ110の
回転精度により左右される。
タ102のモータ駆動軸103の回転を駆動軸103に取付けた
ねじ歯車104及び従動軸105に取付けたねじ歯車106を介
して従動軸105に伝達し、この従動軸105の回転により従
動軸105の一端に取付けた平歯車107及びロータ軸108の
一端に取付けた平歯車109を介してロータ軸108及びロー
タ110を回転させ、ロータ110に保持した超音波振動子11
1を回転走査するようになっている。この超音波振動子1
11の回転走査により得られる映像の良否はロータ110の
回転精度により左右される。
発明が解決しようとする問題点 しかし、以上のような従来例の構成では、従動軸105の
ロータ軸108に対する回転力伝達に平歯車107及び109を
使用しているため、平歯車107及び109の1回転中におけ
る偏心の量およびバックラッシュが回転変動となって現
れ、滑らかな回転伝達が不可能となり、安定した映像を
得ることができない。また平歯車107及び109を取付けた
従動軸105とロータ軸108との軸間距離の加工精度を精密
に維持することが困難であり、しかも従動軸105とロー
タ軸108との軸間距離は平歯車107及び109の加工精度に
も影響されるため、組立歩留が悪くなる。更に平歯車10
7,109のかみ合わせでは駆動音が大きい等の問題があっ
た。
ロータ軸108に対する回転力伝達に平歯車107及び109を
使用しているため、平歯車107及び109の1回転中におけ
る偏心の量およびバックラッシュが回転変動となって現
れ、滑らかな回転伝達が不可能となり、安定した映像を
得ることができない。また平歯車107及び109を取付けた
従動軸105とロータ軸108との軸間距離の加工精度を精密
に維持することが困難であり、しかも従動軸105とロー
タ軸108との軸間距離は平歯車107及び109の加工精度に
も影響されるため、組立歩留が悪くなる。更に平歯車10
7,109のかみ合わせでは駆動音が大きい等の問題があっ
た。
そこで、本発明は、従来技術の以上のような問題を解決
するもので、従動軸の回転をロータ軸に対し、回転変動
が少なく、滑らかに伝達することができ、従って安定し
た映像を得ることができ、また従動軸とロータ軸との軸
間距離の精度がそれほど要求されず、加工を容易に行う
ことができ、しかも組立歩留を向上させることができ、
更には駆動音を減らすことができるようにした超音波探
触子を提供しようとするものである。
するもので、従動軸の回転をロータ軸に対し、回転変動
が少なく、滑らかに伝達することができ、従って安定し
た映像を得ることができ、また従動軸とロータ軸との軸
間距離の精度がそれほど要求されず、加工を容易に行う
ことができ、しかも組立歩留を向上させることができ、
更には駆動音を減らすことができるようにした超音波探
触子を提供しようとするものである。
問題点を解決するための手段 上記問題点を解決するための本発明の技術的手段は、駆
動モータと、この駆動モータの駆動軸と直交方向で回転
可能に支持された従動軸と、この従動軸と平行で回転可
能に支持された超音波振動子のロータ軸と、上記駆動軸
と従動軸の回転力伝達手段と、上記従動軸上に取付けら
れた第1のタイミングプーリーと、上記ロータ軸上に取
付けられた第2のタイミングプーリーと、これら第1と
第2のタイミングプーリーに掛けられたタイミングベル
トを具備したものである。
動モータと、この駆動モータの駆動軸と直交方向で回転
可能に支持された従動軸と、この従動軸と平行で回転可
能に支持された超音波振動子のロータ軸と、上記駆動軸
と従動軸の回転力伝達手段と、上記従動軸上に取付けら
れた第1のタイミングプーリーと、上記ロータ軸上に取
付けられた第2のタイミングプーリーと、これら第1と
第2のタイミングプーリーに掛けられたタイミングベル
トを具備したものである。
作用 この技術的手段による作用は次のようになる。
すなわち、駆動モータの駆動軸の回転により回転力伝達
手段を介して従動軸が回転し、この従動軸の回転により
第1のタイミングプーリー、タイミングベルト及び第2
のタイミングプーリーを介してロータ軸が回転し、超音
波振動子を走査する。而してタイミングベルトは、弾力
性に富んでいるために、従動軸とロータ軸との軸間距離
の制約を軽減化することができる。またタイミングベル
トが弾力性に富んでいるため、従来の歯車による駆動系
に比べてタイミングプーリーとタイミングベルトの歯面
の当りによる衝撃音をかなり低減化できると同時に、滑
らかな回転を得ることができる。
手段を介して従動軸が回転し、この従動軸の回転により
第1のタイミングプーリー、タイミングベルト及び第2
のタイミングプーリーを介してロータ軸が回転し、超音
波振動子を走査する。而してタイミングベルトは、弾力
性に富んでいるために、従動軸とロータ軸との軸間距離
の制約を軽減化することができる。またタイミングベル
トが弾力性に富んでいるため、従来の歯車による駆動系
に比べてタイミングプーリーとタイミングベルトの歯面
の当りによる衝撃音をかなり低減化できると同時に、滑
らかな回転を得ることができる。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明の一実施例における超音波探触子を示す
縦断面図、第2図は第1図のケースを除去した左側面図
である。第1図及び第2図に示すように金属製のフレー
ム1の基部に駆動モータ2がビス3a,3bにより固定され
ている。
縦断面図、第2図は第1図のケースを除去した左側面図
である。第1図及び第2図に示すように金属製のフレー
ム1の基部に駆動モータ2がビス3a,3bにより固定され
ている。
フレーム1の基部側には駆動モータ2のモータ駆動軸4
と直交方向に従動軸5が回転可能に支持されている。フ
レーム1の先端側には円筒状のロータ6の両側に突設さ
れたロータ軸7が従動軸5と平行で回転可能に支持され
ている。ロータ6には超音波振動子8が保持されてい
る。モータ駆動軸4の先端部にはねじ歯車9が接着剤、
押ねじ等の取付手段により取付けられ、従動軸5の中間
部にはねじ歯車10が上記と同様の取付手段により取付け
られ、これらねじ歯車9と10がかみ合わされている。従
動軸5の一側突出部には第1のタイミングプーリー11が
取付けられ、ロータ軸7の一側突出部には第2のタイミ
ングプーリー12が取付けられている。これら第1と第2
のタイミングプーリー11と12にタイミングベルト13が掛
けられている。フレーム1の基部には合成樹脂製の前部
ケース14の基部と合成樹脂製の後部ケース15の先端部が
螺着されている。前部ケース14内には液体16が封入され
ている。前部ケース14の基部とフレーム1の基部との間
には0リング18が介在され、前部ケース14内の液体16を
をシールしている。モータ駆動軸4とフレーム1の基部
との間にはオイルシール17が介在され、液体16に対する
モータ駆動軸4のシールを行っている。
と直交方向に従動軸5が回転可能に支持されている。フ
レーム1の先端側には円筒状のロータ6の両側に突設さ
れたロータ軸7が従動軸5と平行で回転可能に支持され
ている。ロータ6には超音波振動子8が保持されてい
る。モータ駆動軸4の先端部にはねじ歯車9が接着剤、
押ねじ等の取付手段により取付けられ、従動軸5の中間
部にはねじ歯車10が上記と同様の取付手段により取付け
られ、これらねじ歯車9と10がかみ合わされている。従
動軸5の一側突出部には第1のタイミングプーリー11が
取付けられ、ロータ軸7の一側突出部には第2のタイミ
ングプーリー12が取付けられている。これら第1と第2
のタイミングプーリー11と12にタイミングベルト13が掛
けられている。フレーム1の基部には合成樹脂製の前部
ケース14の基部と合成樹脂製の後部ケース15の先端部が
螺着されている。前部ケース14内には液体16が封入され
ている。前部ケース14の基部とフレーム1の基部との間
には0リング18が介在され、前部ケース14内の液体16を
をシールしている。モータ駆動軸4とフレーム1の基部
との間にはオイルシール17が介在され、液体16に対する
モータ駆動軸4のシールを行っている。
次に上記実施例の動作について説明する。
駆動モータ2のモータ駆動軸4の回転により回転伝達手
段であるねじ歯車9及び10を介して従動軸5が回転す
る。この従動軸5の回転により第1のタイミングプーリ
ー11、タイミングベルト13及び第2のタイミングプーリ
ー12を介してロータ軸7及びロータ6を回転して超音波
振動子8を走査する。
段であるねじ歯車9及び10を介して従動軸5が回転す
る。この従動軸5の回転により第1のタイミングプーリ
ー11、タイミングベルト13及び第2のタイミングプーリ
ー12を介してロータ軸7及びロータ6を回転して超音波
振動子8を走査する。
上記のように従動軸5とローター軸7の両軸の回転伝達
は、弾力性に富んだタイミングベルト13によって間接的
に行なわれる。従って従動軸5とローター軸7の機械加
工による軸間距離の変動は、タイミングベルト13に吸収
されるので、従来の歯車を用いた駆動系のように軸間距
離不適合による歯車のかみ合い不良や、歯車軸の偏心に
よる回転ムラの発生等によるトラブルがなくなり、加工
が容易で組立における歩留を向上させることができる。
またタイミングベルト13は弾力性に富んでいるので、第
1及び第2のタイミングプーリー11及び12との歯面の当
りにより生ずる騒音は歯車による駆動系に比べて、かな
り低減化することができると共に、第2のタイミングプ
ーリー12、すなわちロータ軸7及びロータ6を滑らかに
回転させ、安定した映像を得ることができる。
は、弾力性に富んだタイミングベルト13によって間接的
に行なわれる。従って従動軸5とローター軸7の機械加
工による軸間距離の変動は、タイミングベルト13に吸収
されるので、従来の歯車を用いた駆動系のように軸間距
離不適合による歯車のかみ合い不良や、歯車軸の偏心に
よる回転ムラの発生等によるトラブルがなくなり、加工
が容易で組立における歩留を向上させることができる。
またタイミングベルト13は弾力性に富んでいるので、第
1及び第2のタイミングプーリー11及び12との歯面の当
りにより生ずる騒音は歯車による駆動系に比べて、かな
り低減化することができると共に、第2のタイミングプ
ーリー12、すなわちロータ軸7及びロータ6を滑らかに
回転させ、安定した映像を得ることができる。
発明の効果 本発明は、上記のように従動軸上に取付けた第1のタイ
ミングプーリーと、従動軸に平行なロータ軸上に取付け
た第2のタイミングプーリーにタイミングベルトを掛け
ているので、タイミングベルトの弾力性により従動軸と
ロータ軸との軸間距離の変動を吸収し、軸間距離の寸法
公差を緩やかにでき、従って加工を容易にすると共に組
立歩留を向上させることができる。またタイミングプー
リー及びタイミングベルトによる回転伝達は従来の歯車
による回転伝達に比べて滑らかで安定しているので、安
定した映像を得ることができる。更にタイミングベルト
は弾力性に富んでいるので、従来の歯車による駆動系に
比べて駆動音をかなり低減することができる。
ミングプーリーと、従動軸に平行なロータ軸上に取付け
た第2のタイミングプーリーにタイミングベルトを掛け
ているので、タイミングベルトの弾力性により従動軸と
ロータ軸との軸間距離の変動を吸収し、軸間距離の寸法
公差を緩やかにでき、従って加工を容易にすると共に組
立歩留を向上させることができる。またタイミングプー
リー及びタイミングベルトによる回転伝達は従来の歯車
による回転伝達に比べて滑らかで安定しているので、安
定した映像を得ることができる。更にタイミングベルト
は弾力性に富んでいるので、従来の歯車による駆動系に
比べて駆動音をかなり低減することができる。
第1図及び第2図は本発明の一実施例における超音波探
触子を示し、第1図は縦断面図、第2図は第1図のケー
スを除去した左側面図、第3図は従来の超音波探触子を
示す要部の縦断面図である。 1…フレーム、2…駆動モータ、4…モータ駆動軸、5
…従動軸、6…ロータ、7…ロータ軸、8…超音波振動
子、9,10…ねじ歯車、11…第1のタイミングプーリー、
12…第2のタイミングプーリー、13…タイミングベル
ト。
触子を示し、第1図は縦断面図、第2図は第1図のケー
スを除去した左側面図、第3図は従来の超音波探触子を
示す要部の縦断面図である。 1…フレーム、2…駆動モータ、4…モータ駆動軸、5
…従動軸、6…ロータ、7…ロータ軸、8…超音波振動
子、9,10…ねじ歯車、11…第1のタイミングプーリー、
12…第2のタイミングプーリー、13…タイミングベル
ト。
Claims (1)
- 【請求項1】駆動モータと、この駆動モータの駆動軸と
直交方向で回転可能に支持された従動軸と、この従動軸
と平行で回転可能に支持された超音波振動子のロータ軸
と、上記駆動軸及と従動軸の回転力伝達手段と、上記従
動軸上に取付けられた第1のタイミングプーリーと、上
記ロータ軸上に取付けられた第2のタイミングプーリー
と、これら第1と第2のタイミングプーリーに掛けられ
たタイミングベルトを具備したことを特徴とする超音波
探触子。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7477186A JPH0696007B2 (ja) | 1986-04-01 | 1986-04-01 | 超音波探触子 |
DE8787300874T DE3778179D1 (de) | 1986-01-30 | 1987-01-30 | Ultraschallwandler fuer medizinische diagnostik. |
EP87300874A EP0233724B1 (en) | 1986-01-30 | 1987-01-30 | Ultrasonic probe for medical diagnostic examination |
US07/222,394 US4913158A (en) | 1986-01-30 | 1988-07-19 | Ultrasonic probe for medical diagnostic examinations |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7477186A JPH0696007B2 (ja) | 1986-04-01 | 1986-04-01 | 超音波探触子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62231630A JPS62231630A (ja) | 1987-10-12 |
JPH0696007B2 true JPH0696007B2 (ja) | 1994-11-30 |
Family
ID=13556882
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7477186A Expired - Lifetime JPH0696007B2 (ja) | 1986-01-30 | 1986-04-01 | 超音波探触子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0696007B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH11137555A (ja) * | 1997-11-10 | 1999-05-25 | Olympus Optical Co Ltd | 超音波診断装置 |
-
1986
- 1986-04-01 JP JP7477186A patent/JPH0696007B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62231630A (ja) | 1987-10-12 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
EXPY | Cancellation because of completion of term |