JPH06957U - 車両用内装材のポケット開口処理構造 - Google Patents

車両用内装材のポケット開口処理構造

Info

Publication number
JPH06957U
JPH06957U JP047062U JP4706292U JPH06957U JP H06957 U JPH06957 U JP H06957U JP 047062 U JP047062 U JP 047062U JP 4706292 U JP4706292 U JP 4706292U JP H06957 U JPH06957 U JP H06957U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pocket
side portion
interior
wall
decorative
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP047062U
Other languages
English (en)
Inventor
知明 下平
敏久 金田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kasai Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Kasai Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kasai Kogyo Co Ltd filed Critical Kasai Kogyo Co Ltd
Priority to JP047062U priority Critical patent/JPH06957U/ja
Publication of JPH06957U publication Critical patent/JPH06957U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Vehicle Step Arrangements And Article Storage (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 ねじ止め箇所を極力少なくすることにより、
取付工数を軽減し、作業性を向上でき、高級化がより図
られる構造にする。 【構成】 内装材1に設けられて車室内側へ突出したポ
ケット2に対し、ポケット2の上開口周縁を形成してい
る室内壁側部分3および室内へ突出した張出側部分4に
枠状の装飾部材5を取り付けてなるポケット開口処理構
造において、装飾部材5は、室内壁側部分3に対応する
壁側装飾部分5Aをねじ10で固定する一方、張出側部
分4に対応する張出側装飾部分5Bを断面略U字状に形
成して、そのU字状内に張出側部分を入れて挟み込むよ
うにした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、車両用内装材のポケット開口処理構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
車両用内装材、例えば自動車のドアトリムには、実開平1−145746号公 報などに示される如く小物を収納するポケットが車室内側に突出するよう設けら れている。このポケットは、図6に示す如くドアトリムaから車室内側へ突出し た状態に設けられ、ポケットbの上開口周縁に装飾部材cを取り付けて開口周縁 を処理している。 装飾部材cは、ポケットbの上開口周縁を形成している室内壁側部分dおよび 室内へ突出した張出側部分eに対応した大きさの枠状をなし、また断面が略弓形 で内部に一体に突設された複数のボスfを有し、室内壁側部分dおよび張出側部 分eを室内側から覆うように配置される。そして、室内壁側部分dはドアトリム bの裏面側から、張出側部分eはポケットbの内部から各々ねじgをボスfの取 付穴に螺入して締め付けることにより固定される。この装飾部材cを用いたポケ ット開口処理構造は、ポケットbの上開口周縁における補強および外観的などの 点で優れている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来構造にあっては、装飾部材cのほぼ全体を等間隔でね じ止めするためねじgの使用数が多く(通常、6〜8個)なって取付工数がばか にならず、しかもこのねじ止め作業では室内壁側部分dを覆う装飾部材cの部分 についてドアトリムaの裏面側から、張出側部分eを覆う部分についてポケット bの内部から行わなければならないことも加わって作業性が極めて悪かった。 また、複数のねじgに対するねじ穴などを予め設けなければならず、位置出し 精度も要求される。しかも、取付状態では張出側部分eの内側にねじgの頭が位 置し、ポケットbに小物などを出し入れする際に前記ねじの頭に指が触れて手触 りが悪く、糸状のものがその頭に引っかかるという虞もある。
【0004】 本考案は、上記問題点に鑑みてなされ、その目的はねじ止め箇所を極力少なく することにより、取付工数を軽減し、作業性を向上でき、しかも高級化がより図 られる車両用内装材のポケット開口処理構造を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため本考案は、車両用内装材に設けられて車室内側へ突出 したポケットに対し、前記ポケットの上開口周縁を形成している室内壁側部分お よび室内へ突出した張出側部分に枠状の装飾部材を取り付けてなる車両用内装材 のポケット開口処理構造において、前記装飾部材は、前記室内壁側部分に対応す る壁側装飾部分をねじで固定する一方、前記張出側部分に対応する張出側装飾部 分を断面略U字状に形成して、そのU字状内に張出側部分を入れて挟み込むよう にしたものである。
【0006】
【作用】
前記ポケット開口処理構造を採用することにより、装飾部材の取付作業は、張 出側装飾部分が挟み込みで取り付けられるのでねじ止め箇所が減少し、またこの ように装飾部材の一部を挟み込んで処理することによって、予め設けられるねじ 穴などの位置出し精度もこの挟み込み部分の存在により緩和される。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を用いて説明する。 図1から図4は第1実施例に係る車両用内装材のポケット開口処理構造を示し ている。同図のポケット開口処理構造は、自動車の内装材であるドアトリム1に 設けられたポケット2を対象とし、このポケット2の上開口周縁を形成している 室内壁側部分3および室内へ突出した張出側部分4に枠状の装飾部材5を取り付 るときに適用した例である。
【0008】 ドアトリム1は、基材にパッド材と表皮材とを積層した一体ものであり、図2 に示す如く室内側壁面にあって中間部にアームレスト6が設けられ、このアムー レスト6の下部にポケット2が位置している。 ポケット2は、図1に示す如くドアトリム1の一部を室内側へ突出形成したポ ケット半体1Aと、ポケット半体1Aに対抗するドアトリム1の壁部分を開口し 、この開口の上側に位置してポケット2の上開口周縁を形成している室内壁側部 分3と、ポケット半体1Aの立ち上げ基部と室内壁側部分3との間に配置される 裏当ボード7とによりその収納部を形成している。 したがって、ポケット半体1Aの上端部は、ポケット2の上開口周縁を形成し 室内へ突出した張出側部分4であり、ここに断部4aが形成されている。また、 裏当ボード7は、下部側がドアトリム1に固定され、上部側が装飾部材5の固定 と共締めされる。なお、このポケット自体は、実開平1−145746号公報な どに記載のものと同じため、その詳細説明を省略する。
【0009】 装飾部材5は、合成樹脂やラバーなどからなる枠状の一体成形品であり、室内 壁側部分3に対応する壁側装飾部分5Aと、張出側部分4に対応する張出側装飾 部分5Bとからなる。 壁側装飾部分5Aと張出側装飾部分5Bとは断面形状が異なっており、壁側装 飾部分5Aは断面が略弓形で一体に突設された複数のボス8を有しているのに対 し、張出側装飾部分5Bは断面が略U字状をなし、そのU字状内に一体に突設さ れた係止用リブ9を有している。 ボス8は内壁中間部に突出され、図3に示す如く室内壁側部分3および裏当ボ ード7に各々設けられる貫通孔3a,7aを通ってドアトリム1の裏面側に露出 する長さである。このボス8にはねじ穴が設けられている。 係止用リブ9は、張出側装飾部分5Bの内、壁側装飾部分5Aと略対抗する長 手方向部分に限定して設けられ、図4に示す如く内壁の一側に突設されて他側と の間に所定の隙間を保っており、その隙間内に張出側部分4を差し込んだときに 弾性的に挟み込む突出寸法である。
【0010】 以上の装飾部材5は、ポケット2の室内壁側部分3から張出側部分4にセット される。取付手順としては、先ず、室内壁側部分3に対して壁側装飾部分5Aを 対抗させ、貫通孔3a,7aにボス8を差し込んだ後、ドアトリム1の裏面側か らねじ10をボス8のねじ穴に螺入して締め付ける。次に、張出側部分4に対し て張出側装飾部分5Bを上側から押し込むことにより、張出側装飾部分5Bの内 部には張出側部分4が係止用リブ9の弾性に抗して差し込まれて取り付けられる 。 この場合、貫通孔3a,7aは、ボス8に対応して予め定位置に設けられてお り、これら相対的な位置精度が従来と同様に問題となる。しかし、この位置精度 は、壁側装飾部分5Aが限定された長さであることから従来よりも緩和され、し かも張出側装飾部分5Bの方は差し込み方式であることから多少の位置ずれを吸 収する。
【0011】 したがって、本考案のポケット開口処理構造は、ねじ10による固定を極力少 なくすることにより組付作業性を向上し、加えて加工精度的にも改善できる。 取付完成状態においては、装飾部材5が壁側装飾部分5Aのねじ10による固 定と、張出側装飾部分5Bの係止用リブ9による挟持によって、確実に装着され る。また、ポケット2内には従来のようにねじ10がないことから手触りも良好 となる。 なお、取付手順としては前述の例に限らず、張出側装飾部分5Bを先に取り付 けるようにしてもよい。
【0012】 図5は前記張出側装飾部分5Bに設けられた係止用リブ9の他の構成例を示し ている。同図の張出側装飾部分5Bにあっては、断面略U字状の対抗する内壁に 係止用リブ9a,9bを間隔を保って各々形成しており、係止用リブ9aと係止 用リブ9bとの間の隙間に張出側部分4を弾性的に差し込んで挟持するようにし ている。この構成によれば、張出側部分4が係止用リブ9a,9b間により効果 的に挟持されて、より外れ難くなる。このように、本考案は、要部構成以外につ いては種々変形ないしは発展することができるものである。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したとおり、本考案に係る車両用内装材のポケット開口処理構造は、 装飾部材の取付作業において、ポケットの上側周縁を形成している室内壁側部分 に対応する壁側装飾部分だけねじ止めし、張出側装飾部分を挟み込みで処理する のでねじ止め箇所が半分以上も減少し、かつ取付状態ではねじ止め箇所があるの で衝撃を受けても外れることがない。また、装飾部材の一部を挟み込んで処理す ることにより、予め設けられるねじ穴などの位置出し精度もこの挟み込み部分で 吸収し緩和される。これにより、本考案は、装飾部材の取付工数を軽減できると ともに作業性を向上でき、しかもポケット内にはねじの頭がないことから高級化 もより図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係るポケット開口処理構造を
示す斜視図である。
【図2】前記ポケット開口処理構造を採用したドアトリ
ムを示す概略斜視図である。
【図3】前記装飾部材の壁側装飾部分を示す拡大断面図
である。
【図4】前記装飾部材の張出側装飾部分を示す拡大断面
図である。
【図5】前記装飾部材の張出側装飾部分の他の例を示す
断面図である。
【図6】従来の車両用内装材のポケット開口処理構造を
示す断面図である。
【符号の説明】
1 ドアトリム(内装材) 2 ポケット 3 室内壁側部分 4 張出側部分 5 装飾部材 5A 壁側装飾部分 5B 張出側装飾部分 9 係止用リブ 9a,9b 係止用リブ 10 ねじ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両用内装材に設けられて車室内側へ突
    出したポケットに対し、前記ポケットの上開口周縁を形
    成している室内壁側部分および室内へ突出した張出側部
    分に枠状の装飾部材を取り付けてなる車両用内装材のポ
    ケット開口処理構造において、 前記装飾部材は、前記室内壁側部分に対応する壁側装飾
    部分をねじで固定する一方、前記張出側部分に対応する
    張出側装飾部分を断面略U字状に形成して、そのU字状
    内に張出側部分を入れて挟み込むことを特徴とする車両
    用内装材のポケット開口処理構造。
JP047062U 1992-06-15 1992-06-15 車両用内装材のポケット開口処理構造 Pending JPH06957U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP047062U JPH06957U (ja) 1992-06-15 1992-06-15 車両用内装材のポケット開口処理構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP047062U JPH06957U (ja) 1992-06-15 1992-06-15 車両用内装材のポケット開口処理構造

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06957U true JPH06957U (ja) 1994-01-11

Family

ID=12764674

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP047062U Pending JPH06957U (ja) 1992-06-15 1992-06-15 車両用内装材のポケット開口処理構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06957U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0526650B2 (ja) * 1984-07-31 1993-04-16 Nok Corp

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0526650B2 (ja) * 1984-07-31 1993-04-16 Nok Corp

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7222906B2 (en) Mounting structure for console
US5632061A (en) Assist strap
JP3841407B2 (ja) 樹脂部品の取付構造
JPH06957U (ja) 車両用内装材のポケット開口処理構造
JPH07251686A (ja) スピーカグリルの取付構造
WO2020158650A1 (ja) 車両用内装部材及び該車両用内装部材を備えた車両用ドア
JP3072828B2 (ja) 射出成形体の取付構造
JP3144669B2 (ja) 自動車用内装部品におけるポケット構造
JP4155384B2 (ja) 自動車用内装部品
JPH08119148A (ja) マッドガード
JP2002347660A (ja) 車両用装飾部品の取付構造
JP3937289B2 (ja) グリルおよびグリルの取付構造
JPH10278697A (ja) 車両用サイドシルスカッフ取付構造
JP2557794Y2 (ja) 自動車用ドアトリムのドアポケット構造
JPH0220486Y2 (ja)
JPH052334Y2 (ja)
JPH055087Y2 (ja)
JP2004074818A (ja) 自動車用ドア構造
JPH0732253Y2 (ja) 車両用アームレストの取付構造
JP4077081B2 (ja) リバーシブル材の固定具
JPH08132986A (ja) 固定式ウィンドウガラスと内装トリムとの合わせ構造
JP3252995B2 (ja) グローブボックスの取付構造
JPH06156157A (ja) ピラーガーニッシュの取付構造
JPH0638736Y2 (ja) 自動車用ドアトリム
JPH0641884Y2 (ja) トランクルームトリムの取付構造