JPH06953B2 - 薄膜形成装置 - Google Patents

薄膜形成装置

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JPH06953B2
JPH06953B2 JP61220158A JP22015886A JPH06953B2 JP H06953 B2 JPH06953 B2 JP H06953B2 JP 61220158 A JP61220158 A JP 61220158A JP 22015886 A JP22015886 A JP 22015886A JP H06953 B2 JPH06953 B2 JP H06953B2
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JP
Japan
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gas
processed
substrate
thin film
cvd
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JP61220158A
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敏夫 宮川
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NEC Corp
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Nippon Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は薄膜形成装置に関し、特にレーザCVD(気相
反応)法により薄膜を加工位置に形成する薄膜形成装置
に関する。
従来技術 従来、この種の薄膜形成装置では、XYテーブル上に試
料(被加工基板)を載置し、この試料上にCVDガス
[反応気体,Cr(CO)やMo(CO)]を吹付け、試料上の
加工位置に対物レンズを介してレーザ光を照射して薄膜
を形成させている。
試料と対物レンズとの中間にはCVDガスを注入するノ
ズルを設け、対物レンズの周囲にはその一部からCVD
ガスを排気するようにした覆いを設けている。この対物
レンズを試料に接しない程度に接近させて、ノズルから
CVDガスを注入し、この注入されたCVDガスをすぐ
に対物レンズ周囲に設けられた覆いから排気して、有毒
性の強いCVDガスが外部に漏れないようにしている。
この従来技術については、その実用化されたものの例が
「Repair of Both Clear and Opaque Mask Defects」
(Microelectronic Manufacturing and Testing.,Octob
er,1985.,pp.19〜20)に詳細に掲載されている。
このような従来の薄膜形成装置では、試料がXYテーブ
ルによってXY座標軸方向に移動するため、CVDガス
を密閉した状態で試料上に注入することができないの
で、CVDガスが外部に漏出することを完全に阻止する
ことができないという欠点がある。
発明の目的 本発明は上記のような従来のものの欠点を除去すべくな
されたもので、反応気体の外部への漏出を阻止すること
ができ、被加工基板にのみ反応気体を滞留させることが
できる薄膜形成装置の提供を目的とする。
発明の構成 本発明による薄膜形成装置は、被加工基板上の加工位置
において反応気体を注入し、排気して、前記加工位置に
レーザ光を照射しながら前記反応気体の成分の薄膜を前
記加工位置に形成する薄膜形成装置において、前記被加
工基板を搭載するXYテーブルと、前記XYテーブル上
に搭載されかつ前記被加工基板の周囲に配置された隔壁
と、前記XYテーブルと前記隔壁とを囲むチャンバと、
前記チャンバを通して前記被加工基板上に前記反応気体
を供給しかつ排出する手段と、前記隔壁内の前記被加工
基板近傍周囲に不活性気体を注入する手段とを含み、前
記被加工基板上の気圧を前記被加工基板外の気圧よりも
低くすることで、前記反応気体を前記加工位置上に滞留
せしめて、前記被加工基板上への前記反応気体の漏出を
抑止するようにしたことを特徴とする。
実施例 次に本発明について図面を参照して説明する。
第1図は本発明の一実施例の縦断面図である。図におい
て、試料1は周囲を二重隔壁2により囲まれて、XYテ
ーブル3上に載置されている。また、試料1は二重隔壁
2とXYテーブル3とともにチャンバ4によりCVDガ
スが漏出しないように完全に密閉されるように覆われて
いる。
試料1上にはCVDガス注入口5からCVDガスが注入
され、このCVDガスはCVDガス排気口6により排気
される。また、試料1上には対物レンズ7とシールドガ
ラス8とを介してレーザ光9が照射されて、試料1上に
CVDガスの成分の薄膜が形成される。CVDガス注入
口5及び排気口6は試料6に接しない程度にこの試料に
近接して設置されているものとする。
チャンバ4には不活性ガス注入口10より窒素ガス等の
不活性ガスが注入され、二重隔壁排気口11により二重
隔壁2の内部空間のガスが排気され、図示せぬ排気ガス
処理部で安全な気体となるように処理される。この二重
隔壁2は試料1の近傍周囲に設置されており、この二重
隔壁2の内側の試料1が載置されている場所の気圧は内
部圧力計12により測定され、二重隔壁2の外側の気圧
は外部圧力計13による測定される。
第2図は本発明の一実施例におけるCVDガスと不活性
ガスとの流れを示す図である。第1図と第2図とを用い
て本発明の一実施例の動作について説明する。
XYテーブル3上に載置された試料1は、その面上にC
VDガス注入口5からCVDガスが注入され、対物レン
ズ7を介して照射されるレーザ光9によりその面上に薄
膜が形成される。このとき、CVDガス注入口5から注
入されるCVDガスの量よりもCVDガス排気口6から
排気されるCVDガスの量を常に多くしておく。さら
に、不活性ガス注入口10から注入される不活性ガスの
量は、CVDガス排気口6より排気されるCVDガスの
量よりも充分多くなるようにする。すなわち、CVDガ
ス注入量<CVDガス排気量>不活性ガス注入量という
関係を保っておく。
この関係を保ちながら、外部圧力計13と内部圧力計1
2とにより二重隔壁2の内側と外側との気圧を測定し、
二重隔壁排気口11より二重隔壁2の内部空間のガスの
排気を行う。この二重隔壁2の内部空間のガス排気量
は、大気圧>外部圧力計13>内部圧力計12という関
係を保つようにこのガス排気量を内部圧力計12と外部
圧力計13との測定結果に応じて調節する。
このように、二重隔壁2を用いて二重隔壁2の内部空間
のガス排気量を調節することによって、不活性ガス注入
口10より注入された不活性ガスはほとんどが二重隔壁
排気口11から排気され、さらに、この不活性ガスの一
部分は試料1が載置されている二重隔壁2の内側にも流
入する。二重隔壁2の内側に流入した不活性ガスは、C
VDガス排気口6に向って試料1の外側から内側に向っ
て流れる。
この不活性ガス1の流れの向きは、CVDガス注入口5
から注入されたCVDガスの流れの向きを制限し、CV
Dガス排気口6に向って流れるように作用する。このた
め、CVDガスは試料1上に滞留して、二重隔壁2の外
側に漏出することはない。
第3図は本発明の他の実施例の縦断面図である。図にお
いて、本発明の他の実施例は二重隔壁14の形状が本発
明の一実施例の二重隔壁2の形状と異なるほかは、本発
明の一実施例と同様の構成をとり、同様の動作となる。
本発明の他の実施例では、本発明の一実施例と比べて二
重隔壁14がチェンバ4に接して不活性ガスを排気する
ための開口部を大きくしてある。
二重隔壁14の開口部を大きくすることによってCVD
ガスの排気が停止した場合に、CVDガスが二重隔壁1
4の外側に拡散しにくいという利点がある。
このように、試料1の近傍の周囲に二重隔壁2,14を
設けて、二重隔壁2,14の外側から不活性ガスを注入
し、二重隔壁2,14の内部空間からガスを排気するこ
とにより、チャンバ4内部の気圧をチャンバ4の外部の
大気圧より低くおさえながら、二重隔壁2,14の外側
と試料1のある内側とに圧力差をつけることができ、ま
た、不活性ガスの流量をCVDガスの流量に比べて充分
多くすることにより、CVDガスの流量を変化させるこ
とが必要な場合においても、圧力差を安定させることが
できるので、レーザCVD法により薄膜を形成する際
に、レーザ光9の照射位置の近傍にCVDガスを滞留さ
せることができる。
また、試料1上に注入されるCVDガスは、不活性ガス
の注入により二重隔壁2,14の内側に滞留させられる
ので、CVDガスの外部への漏出を阻止することができ
る。さらに、CVDガスと不活性ガスとの排気が停止さ
れても、チャンバ4の内側の大気圧よりも低しく、チャ
ンバ4が密閉構造としてあるので、CVDガスの外部へ
の漏出を阻止することができる。
尚、本発明の一実施例と他の実施例とにおいては二重隔
壁2,14を設けて、不活性ガスを注入することで遮蔽
手段としたが、不活性ガスによるいわゆるエアカーテン
を試料1の周囲に設けて試料1の外側と遮蔽してもよ
く、これに限定されない。
発明の効果 以上説明したように本発明によれば、被加工基板上の気
圧を被加工基板外の周囲の気圧よりも低くなるように遮
蔽手段を設けることによって、被加工基板上にのみ反応
気体を滞留させることができ、反応気体の外部への漏出
を阻止することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の縦断面図、第2図は本発明
の一実施例における反応気体と不活性気体との流れを示
す図、第3図は本発明の他の実施例の縦断面図である。 主要部分の符号の説明 2,14……二重隔壁 10……不活性ガス注入口 11……二重隔壁排気口 12……内部圧力計 13……外部圧力計

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被加工基板上の加工位置において反応気体
    を注入、排気して、前記加工位置にレーザ光を照射しな
    がら前記反応気体の成分の薄膜を前記加工位置に形成す
    る薄膜形成装置において、前記被加工基板を搭載するX
    Yテーブルと、前記XYテーブル上に搭載されかつ前記
    被加工基板の周囲に配置された隔壁と、前記XYテーブ
    ルと前記隔壁とを囲むチャンバと、前記チャンバを通し
    て前記被加工基板上に前記反応気体を供給しかつ排出す
    る手段と、前記隔壁内の前記被加工基板近傍周囲に不活
    性気体を注入する手段とを含み、前記被加工基板上の気
    圧を前記被加工基板外の気圧よりも低くすることで、前
    記反応気体を前記加工位置上に滞留せしめて、前記被加
    工基板外への前記反応気体の漏出を抑止するようにした
    ことを特徴とする薄膜形成装置。
  2. 【請求項2】前記隔壁は、内部空間を有する二重隔壁で
    あり、前記二重隔壁から前記不活性気体を前記反応気体
    の注入量よりも多く注入するとともに、前記内部空間よ
    り前記不活性気体を排気して、前記二重隔壁の内側の気
    圧が前記二重隔壁の外側の気圧よりも低くなるようにし
    たことを特徴とする特許請求の範囲第1項の薄膜形成装
    置。
JP61220158A 1986-09-18 1986-09-18 薄膜形成装置 Expired - Lifetime JPH06953B2 (ja)

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