JPH069533Y2 - 耐火断熱被覆材付金属製ダクトの接続部における耐火断熱被覆構造 - Google Patents
耐火断熱被覆材付金属製ダクトの接続部における耐火断熱被覆構造Info
- Publication number
- JPH069533Y2 JPH069533Y2 JP1988139895U JP13989588U JPH069533Y2 JP H069533 Y2 JPH069533 Y2 JP H069533Y2 JP 1988139895 U JP1988139895 U JP 1988139895U JP 13989588 U JP13989588 U JP 13989588U JP H069533 Y2 JPH069533 Y2 JP H069533Y2
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- Japan
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- heat insulating
- insulating coating
- fireproof heat
- fireproof
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- Laying Of Electric Cables Or Lines Outside (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は電線、ケーブル、可燃性管路等を火災から保護
し、維持する耐火断熱被覆材付金属製ダクトの接続部に
おける耐火断熱被覆構造に関するものである。
し、維持する耐火断熱被覆材付金属製ダクトの接続部に
おける耐火断熱被覆構造に関するものである。
(従来技術) 電線、ケーブル、可燃性管路等などを耐火の観点から、
耐火断熱被覆材付金属製ダクト内に布設することは従来
から行なわれている。
耐火断熱被覆材付金属製ダクト内に布設することは従来
から行なわれている。
従来の耐火断熱被覆材付金属製ダクトは第4図のよう
に、金属製ダクト本体1,2の内面に主耐火断熱被覆材
5が設けられている。そして金属製ダクト本体1,2の
連結はその連結部に取り付けられたフランジ3,4を相
互に突き合わせることにより金属製ダクト本体1,2の
突き合わせ端面1a,2aを互いに突き合わせ、その状
態でフランジ3,4をボルト等で連結して行なわれてい
る。
に、金属製ダクト本体1,2の内面に主耐火断熱被覆材
5が設けられている。そして金属製ダクト本体1,2の
連結はその連結部に取り付けられたフランジ3,4を相
互に突き合わせることにより金属製ダクト本体1,2の
突き合わせ端面1a,2aを互いに突き合わせ、その状
態でフランジ3,4をボルト等で連結して行なわれてい
る。
(考案が解決しようとする課題) 前記の連結構造はフランジ3,4相互の突き合わせ構造
であり、しかもフランジ3,4の継ぎ合わせ目20と、
金属製ダクト本体1,2の継ぎ合わせ目21と、金属製
ダクト本体1,2の内面に設けられている主耐火断熱被
覆材5の継ぎ合わせ目22とが、同じ位置(線上)に一
致しているため、金属製ダクト本体1,2が火災等によ
り加熱されるとフランジ3,4が歪み、内部の主耐火断
熱被覆材5が収縮して金属製ダクト本体1,2の接続部
6に内部に貫通した隙間ができ、そこから炎がダクト内
部に侵入してダクト内の電線やケーブル等が燃焼してし
まうという問題があった。
であり、しかもフランジ3,4の継ぎ合わせ目20と、
金属製ダクト本体1,2の継ぎ合わせ目21と、金属製
ダクト本体1,2の内面に設けられている主耐火断熱被
覆材5の継ぎ合わせ目22とが、同じ位置(線上)に一
致しているため、金属製ダクト本体1,2が火災等によ
り加熱されるとフランジ3,4が歪み、内部の主耐火断
熱被覆材5が収縮して金属製ダクト本体1,2の接続部
6に内部に貫通した隙間ができ、そこから炎がダクト内
部に侵入してダクト内の電線やケーブル等が燃焼してし
まうという問題があった。
このため、せっかく金属製ダクト本体1,2の内面に主
耐火断熱被覆材5を設けて金属製ダクト本体1,2を高
耐火構造にしても、その耐火構造の効用が十分に発揮さ
れないという問題もあった。
耐火断熱被覆材5を設けて金属製ダクト本体1,2を高
耐火構造にしても、その耐火構造の効用が十分に発揮さ
れないという問題もあった。
(考案の目的) 本考案の目的は、火災によって金属製ダクト本体の内側
の主耐火断熱被覆材が収縮して隙間ができても、その隙
間から熱風が同ダクト内に流入するのを軽減できるよう
にした耐火断熱被覆材付金属製ダクトの接続部における
耐火断熱被覆構造を提供することにある。
の主耐火断熱被覆材が収縮して隙間ができても、その隙
間から熱風が同ダクト内に流入するのを軽減できるよう
にした耐火断熱被覆材付金属製ダクトの接続部における
耐火断熱被覆構造を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本考案の耐火断熱被覆材金属製ダクトの接続部における
耐火断熱被覆構造は第1図のように、金属製ダクト本体
1,2の突き合わせ端面1a,2aを突き合わせて接続
され、その金属製ダクト本体1,2の夫々の内面に主耐
火断熱被覆材5が突き合わせて設けられてなる耐火断熱
被覆材付金属製ダクトの接続部において、隣接する主耐
火断熱被覆材5の端部間又は隣接する両主耐火断熱被覆
材5に亙って形成された凹所30内に、介在用耐火断熱
被覆材7を金属製ダクト本体1,2の接続部6の継ぎ合
わせ目9を覆うように設けて、同介在用耐火断熱被覆材
7の両側面を隣接する両主耐火断熱被覆材5により挟
み、且つ介在用耐火断熱被覆材7と主耐火断熱被覆材5
との継ぎ合わせ目8a,8b,8cが前記接続部6の継
ぎ合わせ目9からずれるようにしたものである。
耐火断熱被覆構造は第1図のように、金属製ダクト本体
1,2の突き合わせ端面1a,2aを突き合わせて接続
され、その金属製ダクト本体1,2の夫々の内面に主耐
火断熱被覆材5が突き合わせて設けられてなる耐火断熱
被覆材付金属製ダクトの接続部において、隣接する主耐
火断熱被覆材5の端部間又は隣接する両主耐火断熱被覆
材5に亙って形成された凹所30内に、介在用耐火断熱
被覆材7を金属製ダクト本体1,2の接続部6の継ぎ合
わせ目9を覆うように設けて、同介在用耐火断熱被覆材
7の両側面を隣接する両主耐火断熱被覆材5により挟
み、且つ介在用耐火断熱被覆材7と主耐火断熱被覆材5
との継ぎ合わせ目8a,8b,8cが前記接続部6の継
ぎ合わせ目9からずれるようにしたものである。
(作用) 本考案の耐火断熱被覆材付金属製ダクトの接続部におけ
る耐火断熱被覆構造は、金属製ダクト本体1,2の接続
部6の内側に隣接する主耐火断熱被覆材5の端部間又は
隣接する両主耐火断熱被覆材5に亙って形成された凹所
30内に、介在用耐火断熱被覆材7を金属製ダクト本体
1,2の接続部6の合わせ目9を覆うように設けて、同
介在用耐火断熱被覆材7の両側面を隣接する両主耐火断
熱被覆材5により挟み、且つ介在用耐火断熱被覆材7と
主耐火断熱被覆材5との継ぎ合わせ目8a,8b,8c
が前記接続部6の継ぎ合わせ目9からずれるようにした
もので、火災時の加熱により金属製ダクト本体1,2の
内側の主耐火断熱被覆材5が収縮して継ぎ合わせ目8
a,8b,8cなどに隙間ができても、その隙間は介在
用耐火断熱被覆材7により被覆されるので、ダクト内に
流入する熱風が軽減される。
る耐火断熱被覆構造は、金属製ダクト本体1,2の接続
部6の内側に隣接する主耐火断熱被覆材5の端部間又は
隣接する両主耐火断熱被覆材5に亙って形成された凹所
30内に、介在用耐火断熱被覆材7を金属製ダクト本体
1,2の接続部6の合わせ目9を覆うように設けて、同
介在用耐火断熱被覆材7の両側面を隣接する両主耐火断
熱被覆材5により挟み、且つ介在用耐火断熱被覆材7と
主耐火断熱被覆材5との継ぎ合わせ目8a,8b,8c
が前記接続部6の継ぎ合わせ目9からずれるようにした
もので、火災時の加熱により金属製ダクト本体1,2の
内側の主耐火断熱被覆材5が収縮して継ぎ合わせ目8
a,8b,8cなどに隙間ができても、その隙間は介在
用耐火断熱被覆材7により被覆されるので、ダクト内に
流入する熱風が軽減される。
(実施例1) 本考案の耐火断熱被覆材付金属製ダクトの接続部におけ
る耐火断熱被覆構造の一実施例を第1図に示す。第1図
において、1,2は金属製ダクト本体であり、これらは
金属板を折曲げて底板12の側方に側壁13を立ち上げ
てなる。
る耐火断熱被覆構造の一実施例を第1図に示す。第1図
において、1,2は金属製ダクト本体であり、これらは
金属板を折曲げて底板12の側方に側壁13を立ち上げ
てなる。
第1図において5は金属製ダクト本体1,2の内面に設
けられた主耐火断熱被覆材である。この主耐火断熱被覆
材5は金属製ダクト本体1の側壁13の内面に設けられ
た側部主耐火断熱被覆材5aと金属製ダクト本体1の底
板12の内面に設けられた底部主耐火断熱被覆材5bと
から構成される。
けられた主耐火断熱被覆材である。この主耐火断熱被覆
材5は金属製ダクト本体1の側壁13の内面に設けられ
た側部主耐火断熱被覆材5aと金属製ダクト本体1の底
板12の内面に設けられた底部主耐火断熱被覆材5bと
から構成される。
第1図の3,4はフランジであり、これは金属で作られ
ており、金属製ダクト本体1,2の底板12の外面に取
り付けられている。
ており、金属製ダクト本体1,2の底板12の外面に取
り付けられている。
第1図の7は介在用耐火断熱被覆材であり、これは、主
耐火断熱被覆材5と同じ材質のものである。この材質と
してはゾーノトライト系結晶、ワラストナイト系結晶、
トベルモライト系結晶、あるいはこれらの混合物を主体
とし、必要に応じて粘土や繊維質物質等の補強材、例え
ば珪酸カルシウム系成形材等を含有したものが用いられ
る。この介在用耐火断熱被覆材7は底部介在用耐火断熱
被覆材7b、側部介在用耐火断熱被覆材7a,7cによ
り構成される。
耐火断熱被覆材5と同じ材質のものである。この材質と
してはゾーノトライト系結晶、ワラストナイト系結晶、
トベルモライト系結晶、あるいはこれらの混合物を主体
とし、必要に応じて粘土や繊維質物質等の補強材、例え
ば珪酸カルシウム系成形材等を含有したものが用いられ
る。この介在用耐火断熱被覆材7は底部介在用耐火断熱
被覆材7b、側部介在用耐火断熱被覆材7a,7cによ
り構成される。
このうち底部介在用耐火断熱被覆材7bは隣接する2枚
の底部主耐火断熱被覆材5bに亙って形成された凹所3
0内に配置されて、金属製ダクト本体1,2の接続部6
の合わせ目9を覆うと共に底部介在用耐火断熱被覆材7
bの両側面が隣接する底部主耐火断熱被覆材5bにより
挟まれるようにし、更には底部介在用耐火断熱被覆材7
bと底部主耐火断熱被覆材5bとの継ぎ合わせ目8a,
8b,8cが前記接続部6の継ぎ合わせ目9からずれる
ようにしてある。
の底部主耐火断熱被覆材5bに亙って形成された凹所3
0内に配置されて、金属製ダクト本体1,2の接続部6
の合わせ目9を覆うと共に底部介在用耐火断熱被覆材7
bの両側面が隣接する底部主耐火断熱被覆材5bにより
挟まれるようにし、更には底部介在用耐火断熱被覆材7
bと底部主耐火断熱被覆材5bとの継ぎ合わせ目8a,
8b,8cが前記接続部6の継ぎ合わせ目9からずれる
ようにしてある。
前記の側部介在用耐火断熱被覆材7a,7cのうち外側
の側部介在用耐火断熱被覆材7aは、金属製ダクト本体
1,2の側壁13の継ぎ合わせ目14の内側に配置され
て、隣接する2つの側部主耐火断熱被覆材5aの間に挟
まれ、しかも、側部主耐火断熱被覆材5aとの継ぎ合わ
せ目8bを前記の底部主耐火断熱被覆材5bと底部介在
用耐火断熱被覆材7bとの継ぎ合わせ目8aからも、前
記接続部6の継ぎ合わせ目9からもずらしてある。
の側部介在用耐火断熱被覆材7aは、金属製ダクト本体
1,2の側壁13の継ぎ合わせ目14の内側に配置され
て、隣接する2つの側部主耐火断熱被覆材5aの間に挟
まれ、しかも、側部主耐火断熱被覆材5aとの継ぎ合わ
せ目8bを前記の底部主耐火断熱被覆材5bと底部介在
用耐火断熱被覆材7bとの継ぎ合わせ目8aからも、前
記接続部6の継ぎ合わせ目9からもずらしてある。
又、内側の側部介在用耐火断熱被覆材7cは前記の外部
の側部介在用耐火断熱被覆材7aよりも幅が広く、隣接
する側部主耐火断熱被覆材5aに亙って形成された凹所
30内に配置して隣接する側部主耐火断熱被覆材5aの
間に挟み、更に、側部主耐火断熱被覆材5aとの継ぎ合
わせ目8cを前記継ぎ合わせ目8bからずらしてある。
の側部介在用耐火断熱被覆材7aよりも幅が広く、隣接
する側部主耐火断熱被覆材5aに亙って形成された凹所
30内に配置して隣接する側部主耐火断熱被覆材5aの
間に挟み、更に、側部主耐火断熱被覆材5aとの継ぎ合
わせ目8cを前記継ぎ合わせ目8bからずらしてある。
第1図の15,16はセラミックペーパーなどのパッキ
ング材であり、このうち、パッキング材15は底部主耐
火断熱被覆材5bと底部介在用耐火断熱被覆材7bとの
間に介在されており、パッキング材16は側部の耐火断
熱被覆材5a及び外側の側部介在用耐火断熱被覆材7a
と、内側の側部介在用耐火断熱被覆材7cとの間に介在
されている。
ング材であり、このうち、パッキング材15は底部主耐
火断熱被覆材5bと底部介在用耐火断熱被覆材7bとの
間に介在されており、パッキング材16は側部の耐火断
熱被覆材5a及び外側の側部介在用耐火断熱被覆材7a
と、内側の側部介在用耐火断熱被覆材7cとの間に介在
されている。
(実施例2) 第2図に示すものは本考案の耐火断熱被覆材付金属製ダ
クトの接続部における耐火断熱被覆構造の第2の実施例
である。これは隣接する主耐火断熱被覆材5の継ぎ合わ
せ目17に介在用耐火断熱被覆材7を配置してそれを両
主耐火断熱被覆材5で挟み付け、同介在用耐火断熱被覆
材7の頭部17aにより前記継ぎ合わせ目17を被覆す
るようにしたものである。
クトの接続部における耐火断熱被覆構造の第2の実施例
である。これは隣接する主耐火断熱被覆材5の継ぎ合わ
せ目17に介在用耐火断熱被覆材7を配置してそれを両
主耐火断熱被覆材5で挟み付け、同介在用耐火断熱被覆
材7の頭部17aにより前記継ぎ合わせ目17を被覆す
るようにしたものである。
(実施例3) 第3図に示すものは本考案の耐火断熱被覆材付金属製ダ
クトの接続部における耐火断熱被覆構造の第3の実施例
である。これは金属製ダクト本体1,2の連結部6の内
側において、隣接する主耐火断熱被覆材5の間に介在用
耐火断熱被覆材7を配置してそれを両主耐火断熱被覆材
5で挟み、同介在用耐火断熱被覆材7と主耐火断熱被覆
材5との継ぎ合わせ目8aを前記接続部6の継ぎ合わせ
目9からずらし、更に、介在用耐火断熱被覆材7の中央
部18の両外側に、他の側部介在用耐火断熱被覆材7d
を配置し、その側部介在用耐火断熱被覆材7dと介在用
耐火断熱被覆材7との継ぎ合わせ目8d、側部介在用耐
火断熱被覆材7dと主耐火断熱被覆材5との継ぎ合わせ
目8eを前記の継ぎ合わせ目8aからずらしてある。
クトの接続部における耐火断熱被覆構造の第3の実施例
である。これは金属製ダクト本体1,2の連結部6の内
側において、隣接する主耐火断熱被覆材5の間に介在用
耐火断熱被覆材7を配置してそれを両主耐火断熱被覆材
5で挟み、同介在用耐火断熱被覆材7と主耐火断熱被覆
材5との継ぎ合わせ目8aを前記接続部6の継ぎ合わせ
目9からずらし、更に、介在用耐火断熱被覆材7の中央
部18の両外側に、他の側部介在用耐火断熱被覆材7d
を配置し、その側部介在用耐火断熱被覆材7dと介在用
耐火断熱被覆材7との継ぎ合わせ目8d、側部介在用耐
火断熱被覆材7dと主耐火断熱被覆材5との継ぎ合わせ
目8eを前記の継ぎ合わせ目8aからずらしてある。
(実施例4) 本考案における介在用耐火断熱被覆材7の配置構造は、
火災発生時に生ずる主耐火断熱被覆材5間の隙間を被覆
できるものであれば、第1図〜第3図以外の構造であっ
てもよい。
火災発生時に生ずる主耐火断熱被覆材5間の隙間を被覆
できるものであれば、第1図〜第3図以外の構造であっ
てもよい。
(考案の効果) 本考案の耐火断熱被覆材付金属製ダクトの接続部におけ
る耐火断熱被覆構造は次の様な効果がある。
る耐火断熱被覆構造は次の様な効果がある。
.隣接する主耐火断熱被覆材5の端部間又は隣接する
両主耐火断熱被覆材5に亙って形成された凹所30内
に、介在用耐火断熱被覆材7を金属製ダクト本体1,2
の接続部6の合わせ目9を覆うように設けたので、火災
発生時の熱により金属製ダクト内面の断熱被覆材5が収
縮して、断熱被覆材5間に隙間が発生しても、その隙間
が介在用耐火断熱被覆材7により被覆されるので、同隙
間からのダクト内への熱風の流入が低減する。
両主耐火断熱被覆材5に亙って形成された凹所30内
に、介在用耐火断熱被覆材7を金属製ダクト本体1,2
の接続部6の合わせ目9を覆うように設けたので、火災
発生時の熱により金属製ダクト内面の断熱被覆材5が収
縮して、断熱被覆材5間に隙間が発生しても、その隙間
が介在用耐火断熱被覆材7により被覆されるので、同隙
間からのダクト内への熱風の流入が低減する。
.介在用耐火断熱被覆材7の両側面を隣接する両主耐
火断熱被覆材5により挟み、且つ介在用耐火断熱被覆材
7と主耐火断熱被覆材5との継ぎ合わせ目8a,8b,
8cを前記接続部6の継ぎ合わせ目9からずらしたの
で、火災発生時の熱により金属製ダクト内面の断熱被覆
材5が収縮して、断熱被覆材5間に隙間が生じても、そ
の隙間が介在用耐火断熱被覆材7により被覆される。こ
のため同隙間からのダクト内への熱風の流入がより一層
低減し、ダクト内の温度上昇が遅延し、ダクト内の電
線、ケーブル、可燃性管路等が保護される。
火断熱被覆材5により挟み、且つ介在用耐火断熱被覆材
7と主耐火断熱被覆材5との継ぎ合わせ目8a,8b,
8cを前記接続部6の継ぎ合わせ目9からずらしたの
で、火災発生時の熱により金属製ダクト内面の断熱被覆
材5が収縮して、断熱被覆材5間に隙間が生じても、そ
の隙間が介在用耐火断熱被覆材7により被覆される。こ
のため同隙間からのダクト内への熱風の流入がより一層
低減し、ダクト内の温度上昇が遅延し、ダクト内の電
線、ケーブル、可燃性管路等が保護される。
.介在用耐火断熱被覆材7が耐火断熱被覆材5の間に
挟まれているので、平常時は耐火断熱被覆材5に介在用
耐火断熱被覆材7が押さえられて位置ずれすることがな
い。
挟まれているので、平常時は耐火断熱被覆材5に介在用
耐火断熱被覆材7が押さえられて位置ずれすることがな
い。
.介在用耐火断熱被覆材7は耐火断熱被覆材5の間に
挟まれているだけであり、耐火断熱被覆材5に固定され
てはいないので火災時に自由に収縮でき、しかも、介在
用耐火断熱被覆材7と耐火断熱被覆材5は共に同質の耐
火断熱材質であるため、火災時に共に隙間を被覆するの
に影響のない範囲で熱収縮する。このため、両断熱被覆
材5,7に亀裂等が生ずる虞れもない。ちなみに、介在
用耐火断熱被覆材7と耐火断熱被覆材5が互いに連結固
定されていると、両断熱被覆材5,7が熱収縮したとき
に両断熱被覆材5,7に亀裂が入る虞れがある。
挟まれているだけであり、耐火断熱被覆材5に固定され
てはいないので火災時に自由に収縮でき、しかも、介在
用耐火断熱被覆材7と耐火断熱被覆材5は共に同質の耐
火断熱材質であるため、火災時に共に隙間を被覆するの
に影響のない範囲で熱収縮する。このため、両断熱被覆
材5,7に亀裂等が生ずる虞れもない。ちなみに、介在
用耐火断熱被覆材7と耐火断熱被覆材5が互いに連結固
定されていると、両断熱被覆材5,7が熱収縮したとき
に両断熱被覆材5,7に亀裂が入る虞れがある。
第1図は本考案の耐火断熱被覆材付金属製ダクトの接続
部における耐火断熱被覆構造の一例を示す要部説明図、
第2図、第3図は同被覆構造の異なる例を示す部分説明
図、第4図は従来の耐火断熱被覆材付金属製ダクト本体
の連結構造説明図である。 1,2は金属製ダクト本体 3,4はフランジ 5は主耐火断熱被覆材 6は接続部 7は介在用耐火断熱被覆材 8a,8b,8cは継ぎ合わせ目 9は接続部の継ぎ合わせ目
部における耐火断熱被覆構造の一例を示す要部説明図、
第2図、第3図は同被覆構造の異なる例を示す部分説明
図、第4図は従来の耐火断熱被覆材付金属製ダクト本体
の連結構造説明図である。 1,2は金属製ダクト本体 3,4はフランジ 5は主耐火断熱被覆材 6は接続部 7は介在用耐火断熱被覆材 8a,8b,8cは継ぎ合わせ目 9は接続部の継ぎ合わせ目
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 石原 忠雄 神奈川県横浜市西区岡野2―4―3 古河 電気工業株式会社横浜研究所内 (72)考案者 高橋 正明 東京都江戸川区中央1丁目3番3号 株式 会社ブレスト工業研究所内 (72)考案者 桜井 宏 東京都江戸川区中央1丁目3番3号 株式 会社ブレスト工業研究所内 (72)考案者 奥田 久志 茨城県石岡市大字柏原6―1 株式会社ア スク中央研究所内 (56)参考文献 特開 昭58−195411(JP,A) 実公 昭58−32426(JP,Y2)
Claims (1)
- 【請求項1】金属製ダクト本体1,2の突き合わせ端面
1a,2aを突き合わせて接続され、その金属製ダクト
本体1,2の夫々の内面に主耐火断熱被覆材5が突き合
わせて設けられてなる耐火断熱被覆材付金属製ダクトの
接続部において、隣接する主耐火断熱被覆材5の端部間
又は隣接する両主耐火断熱被覆材5に亙って形成された
凹所30内に、介在用耐火断熱被覆材7を金属製ダクト
本体1,2の接続部6の継ぎ合わせ目9を覆うように設
けて、同介在用耐火断熱被覆材7の両側面を隣接する両
主耐火断熱被覆材5により挟み、且つ介在用耐火断熱被
覆材7と主耐火断熱被覆材5との継ぎ合わせ目8a,8
b,8cが前記接続部6の継ぎ合わせ目9からずれるよ
うにしたことを特徴とする耐火断熱被覆材付金属製ダク
トの接続部における耐火断熱被覆構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988139895U JPH069533Y2 (ja) | 1988-10-28 | 1988-10-28 | 耐火断熱被覆材付金属製ダクトの接続部における耐火断熱被覆構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988139895U JPH069533Y2 (ja) | 1988-10-28 | 1988-10-28 | 耐火断熱被覆材付金属製ダクトの接続部における耐火断熱被覆構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0265026U JPH0265026U (ja) | 1990-05-16 |
JPH069533Y2 true JPH069533Y2 (ja) | 1994-03-09 |
Family
ID=31403577
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988139895U Expired - Lifetime JPH069533Y2 (ja) | 1988-10-28 | 1988-10-28 | 耐火断熱被覆材付金属製ダクトの接続部における耐火断熱被覆構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH069533Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5832426U (ja) * | 1981-08-28 | 1983-03-03 | 株式会社島津製作所 | 電磁流量計 |
US4433732A (en) * | 1982-04-06 | 1984-02-28 | Minnesota Mining And Manufacturing Company | Cable tray protection system |
-
1988
- 1988-10-28 JP JP1988139895U patent/JPH069533Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0265026U (ja) | 1990-05-16 |
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