JPH069518A - N−トリフェニルメチル−デヒドロアラニン誘導体及びその製造方法 - Google Patents
N−トリフェニルメチル−デヒドロアラニン誘導体及びその製造方法Info
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- JPH069518A JPH069518A JP4162740A JP16274092A JPH069518A JP H069518 A JPH069518 A JP H069518A JP 4162740 A JP4162740 A JP 4162740A JP 16274092 A JP16274092 A JP 16274092A JP H069518 A JPH069518 A JP H069518A
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- triphenylmethyl
- dehydroalanine
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/55—Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups
Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 次式(I)
【化1】
(上式中、R1 は水素原子またはアルキル基であり、R
2 はカルボキシル基の保護基である)で表されるN−ト
リフェニルメチル−デヒドロアラニン誘導体、ならびに
対応する3−ハロアラニン誘導体から強塩基の存在下で
の脱ハロゲン化水素反応による前記式(I)で表わされ
る誘導体の製造方法を提供する。 【効果】 N−保護基としてトリフェニルメチル基を選
ぶことにより、合成中間体としての利用価値が向上し
た。
2 はカルボキシル基の保護基である)で表されるN−ト
リフェニルメチル−デヒドロアラニン誘導体、ならびに
対応する3−ハロアラニン誘導体から強塩基の存在下で
の脱ハロゲン化水素反応による前記式(I)で表わされ
る誘導体の製造方法を提供する。 【効果】 N−保護基としてトリフェニルメチル基を選
ぶことにより、合成中間体としての利用価値が向上し
た。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、新規化合物であるN−
トリフェニルメチル−デヒドロアラニン誘導体及びそれ
らの製造方法に関する。かかる誘導体は、非天然型アミ
ノ酸を始めとする各種化合物の合成中間体として有用で
ある。
トリフェニルメチル−デヒドロアラニン誘導体及びそれ
らの製造方法に関する。かかる誘導体は、非天然型アミ
ノ酸を始めとする各種化合物の合成中間体として有用で
ある。
【0002】
【従来の技術】デヒドロアラニン誘導体の2位アミノ基
に各種置換基を有する化合物は、多種多様なものが既知
である。例えば、2位にジメチルアミノ基を有するもの
は、Synthesis ,第1号,39頁(1990年)に、2
位がベンジリデンアミノ基であるデヒドロアラニン誘導
体は、Angew. Chem. Int. Ed. Engl. ,第23巻,38
0頁(1984年)、Chem. Ber.,112巻,107頁
(1979年)、J. Org. Chem. ,51巻,2981頁
(1986年)、及びBull. Chem. Soc. Jpn. ,第44
巻,474頁(1971年)に、2位にPh2 C=N−
を有する、ジフェニルメチレンアミノ基であるデヒドロ
アラニン誘導体は、Synthesis ,第9号,779頁(1
990年)、及びTetrahedron Letters ,第31号,1
57頁(1990年)に、また2位が2−ジメチルマレ
オニルアミノ基であるデヒドロアラニン誘導体は、Can.
J. Chem. ,第60巻、2380頁(1982年)に、
それぞれ公表されている。
に各種置換基を有する化合物は、多種多様なものが既知
である。例えば、2位にジメチルアミノ基を有するもの
は、Synthesis ,第1号,39頁(1990年)に、2
位がベンジリデンアミノ基であるデヒドロアラニン誘導
体は、Angew. Chem. Int. Ed. Engl. ,第23巻,38
0頁(1984年)、Chem. Ber.,112巻,107頁
(1979年)、J. Org. Chem. ,51巻,2981頁
(1986年)、及びBull. Chem. Soc. Jpn. ,第44
巻,474頁(1971年)に、2位にPh2 C=N−
を有する、ジフェニルメチレンアミノ基であるデヒドロ
アラニン誘導体は、Synthesis ,第9号,779頁(1
990年)、及びTetrahedron Letters ,第31号,1
57頁(1990年)に、また2位が2−ジメチルマレ
オニルアミノ基であるデヒドロアラニン誘導体は、Can.
J. Chem. ,第60巻、2380頁(1982年)に、
それぞれ公表されている。
【0003】これらの化合物は、Liebigs Ann. Chem.,
501頁(1988年)、Synthesis ,第7号,514
頁、Liebigs Ann. Chem.,527頁(1989年)、Te
trahedron Letters ,第31巻,157頁、Synthesis
,第9号,779頁(1990年)に記載されるよう
に、非天然型アミノ酸を始めとする、各種化合物の非常
に有用な合成中間体として知られている。しかしなが
ら、これらの化合物のアミノ基の保護基(ジフェニルメ
チレン、ベンジリデン等)は脱保護の際、希塩酸中での
反応や水素添加等の条件を必要とすることから、各種官
能基の導入後に脱保護すると、好ましくない副反応が起
こることや、炭素鎖伸長の際に、用いるアルキルリチウ
ムや、還元剤として広く用いられているLiAlH4 ,
NaBH4 に対して、これらの保護基が不安定であると
いった欠点があった。
501頁(1988年)、Synthesis ,第7号,514
頁、Liebigs Ann. Chem.,527頁(1989年)、Te
trahedron Letters ,第31巻,157頁、Synthesis
,第9号,779頁(1990年)に記載されるよう
に、非天然型アミノ酸を始めとする、各種化合物の非常
に有用な合成中間体として知られている。しかしなが
ら、これらの化合物のアミノ基の保護基(ジフェニルメ
チレン、ベンジリデン等)は脱保護の際、希塩酸中での
反応や水素添加等の条件を必要とすることから、各種官
能基の導入後に脱保護すると、好ましくない副反応が起
こることや、炭素鎖伸長の際に、用いるアルキルリチウ
ムや、還元剤として広く用いられているLiAlH4 ,
NaBH4 に対して、これらの保護基が不安定であると
いった欠点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】合成中間体として使用
する各種反応条件下で安定であることに加えて、より温
和な反応条件下で脱保護可能な保護基を有する合成中間
体を提供することは、最終生成物として生理活性物質の
製造を目的とする場合に特に重要であろう。従って、本
発明の目的は、特に、合成中間体として使用する場合に
さらされる反応条件下で安定で、かつ温和な反応条件下
で脱離できる保護基をアミノ基に担持するデヒドロアラ
ニン誘導体の提供にある。
する各種反応条件下で安定であることに加えて、より温
和な反応条件下で脱保護可能な保護基を有する合成中間
体を提供することは、最終生成物として生理活性物質の
製造を目的とする場合に特に重要であろう。従って、本
発明の目的は、特に、合成中間体として使用する場合に
さらされる反応条件下で安定で、かつ温和な反応条件下
で脱離できる保護基をアミノ基に担持するデヒドロアラ
ニン誘導体の提供にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決すべくアミノ酸のN−置換基として使用されてい
るトリフェニル基に着目した。しかしながら、目的とす
るN−トリフェニルメチルデヒドロアラニン誘導体の合
成については従来技術文献に未載であり、かつ既存の方
法の適応においても、従来のN−保護デヒドロアラニン
誘導体の合成法における、ピルビン酸エステルと各種ア
ミンとの反応では、用いるトリフェニルメチルアミンの
立体障害による反応性の低さの為、目的物が全く得られ
なかったり、また出発原料としてセリンやスレオニンと
いった高価な基質を用いなければならず、工業的には有
利な方法ではないことが判明した。
を解決すべくアミノ酸のN−置換基として使用されてい
るトリフェニル基に着目した。しかしながら、目的とす
るN−トリフェニルメチルデヒドロアラニン誘導体の合
成については従来技術文献に未載であり、かつ既存の方
法の適応においても、従来のN−保護デヒドロアラニン
誘導体の合成法における、ピルビン酸エステルと各種ア
ミンとの反応では、用いるトリフェニルメチルアミンの
立体障害による反応性の低さの為、目的物が全く得られ
なかったり、また出発原料としてセリンやスレオニンと
いった高価な基質を用いなければならず、工業的には有
利な方法ではないことが判明した。
【0006】そこで、本発明者らは、3−ハロ−2−ア
ミノ酸のアミノ基を予めトリフェニルメチル基で保護し
ておき、その後特定条件下で脱ハロゲン化水素反応を行
うことにより効率よく対応する2,3−デヒドロ誘導体
が製造でき、そしてこの誘導体のトリフェニルメチル基
は本発明の目的に沿った機能を発揮することを見い出し
本発明に到った。
ミノ酸のアミノ基を予めトリフェニルメチル基で保護し
ておき、その後特定条件下で脱ハロゲン化水素反応を行
うことにより効率よく対応する2,3−デヒドロ誘導体
が製造でき、そしてこの誘導体のトリフェニルメチル基
は本発明の目的に沿った機能を発揮することを見い出し
本発明に到った。
【0007】従って、本発明によれば、次式(I)
【0008】
【化3】
【0009】(上式中、R1 は水素原子またはアルキル
基であり、R2 はカルボキシル基の保護基である)で表
されるN−トリフェニルメチル−デヒドロアラニン誘導
体が提供される。
基であり、R2 はカルボキシル基の保護基である)で表
されるN−トリフェニルメチル−デヒドロアラニン誘導
体が提供される。
【0010】また、予めアミノ基をトリフェニルメチル
基で保護した次式(II)
基で保護した次式(II)
【0011】
【化4】
【0012】(上式中、R1 は水素原子またはアルキル
基であり、R2 はカルボキシル基の保護基であり、Xは
ハロゲン原子である)で表されるN−トリフェニルメチ
ル−3−ハロアロニン誘導体を有機溶媒中、強塩基の存
在下に脱ハロゲン化水素反応を行うことを特徴とする上
記N−トリフェニルメチル−デヒドロアラニン誘導体の
製造方法も提供される。
基であり、R2 はカルボキシル基の保護基であり、Xは
ハロゲン原子である)で表されるN−トリフェニルメチ
ル−3−ハロアロニン誘導体を有機溶媒中、強塩基の存
在下に脱ハロゲン化水素反応を行うことを特徴とする上
記N−トリフェニルメチル−デヒドロアラニン誘導体の
製造方法も提供される。
【0013】こうして得られる本発明のN−トリフェニ
ルメチル−デヒドロアラニン誘導体のトリフェニルチメ
ル基は、例えば、10mM塩酸、酢酸や、亜鉛/塩酸、B
irch還元といった、より温和な条件で脱保護でき、
かつアルキルリチウムといった有機金属化合物や、Li
AlH4 ,NaBH4 といった各種還元剤に安定である
といった利点を有している。そのため、本発明のN−ト
リフェニルメチル−デヒドロアラニン誘導体は、従来の
デヒドロアラニン誘導体と比較してさらに広範囲の反応
に応用が出来、従来不可能であった化合物の合成に応用
できることが期待される化合物である。
ルメチル−デヒドロアラニン誘導体のトリフェニルチメ
ル基は、例えば、10mM塩酸、酢酸や、亜鉛/塩酸、B
irch還元といった、より温和な条件で脱保護でき、
かつアルキルリチウムといった有機金属化合物や、Li
AlH4 ,NaBH4 といった各種還元剤に安定である
といった利点を有している。そのため、本発明のN−ト
リフェニルメチル−デヒドロアラニン誘導体は、従来の
デヒドロアラニン誘導体と比較してさらに広範囲の反応
に応用が出来、従来不可能であった化合物の合成に応用
できることが期待される化合物である。
【0014】式(I)で示される本発明の誘導体におい
て、R1 のアルキル基としては、その鎖長または形状
(直鎖もしくは分岐鎖)は特に制限されるものでなく、
それを利用して生成される最終目的化合物に応じて適当
に選ばれるが、通常、炭素数10個以下の直鎖及び分岐
鎖のものを挙げることができる。さらに、合成中間体と
しての利用率や出発原料の製造の容易さを考慮すると、
炭素数5個以下の低級アルキル基が好ましい。従って、
R1 の好ましい具体的な基としては、水素原子、メチル
基、エチル基、n−プロピル基、iso−プロピル基、
n−ブチル基、iso−ブチル基、sec−ブチル基、
tert−ブチル基、n−ペンチル基、iso−ペンチ
ル基等が挙げられる。
て、R1 のアルキル基としては、その鎖長または形状
(直鎖もしくは分岐鎖)は特に制限されるものでなく、
それを利用して生成される最終目的化合物に応じて適当
に選ばれるが、通常、炭素数10個以下の直鎖及び分岐
鎖のものを挙げることができる。さらに、合成中間体と
しての利用率や出発原料の製造の容易さを考慮すると、
炭素数5個以下の低級アルキル基が好ましい。従って、
R1 の好ましい具体的な基としては、水素原子、メチル
基、エチル基、n−プロピル基、iso−プロピル基、
n−ブチル基、iso−ブチル基、sec−ブチル基、
tert−ブチル基、n−ペンチル基、iso−ペンチ
ル基等が挙げられる。
【0015】R2 は、アミノ酸誘導体またはペプチド合
成分野で通常使用されるカルボキシル基の保護基であっ
て、例えば、未置換もしくは置換ベンジル基、ジフェニ
ルメチル基等のアラルキル基、R1 について定義するよ
うなアルキル基、特に、それらの低級アルキル基を好ま
しいものとして挙げることができる。
成分野で通常使用されるカルボキシル基の保護基であっ
て、例えば、未置換もしくは置換ベンジル基、ジフェニ
ルメチル基等のアラルキル基、R1 について定義するよ
うなアルキル基、特に、それらの低級アルキル基を好ま
しいものとして挙げることができる。
【0016】以上のように特定される本発明のN−トリ
フェニルメチル−デヒドロアラニン誘導体は、もう一つ
の本発明である上記式(II)のN−トリフェニルメチル
−3−ハロアラニン誘導体からの脱ハロゲン化水素反応
によって効率よく製造することができる。
フェニルメチル−デヒドロアラニン誘導体は、もう一つ
の本発明である上記式(II)のN−トリフェニルメチル
−3−ハロアラニン誘導体からの脱ハロゲン化水素反応
によって効率よく製造することができる。
【0017】上記式(II)で表されるN−トリフェニル
メチル−3−ハロアラニンエステル類は、それ自体既知
の方法で製造される3−ハロ−2−アミノ酸類のエステ
ルを通常のアミノ基の保護条件下、例えば、トリエチル
アミンの存在下、クロロトリフェニルメタンでN−トリ
フェニルメチル化して得ることができる。
メチル−3−ハロアラニンエステル類は、それ自体既知
の方法で製造される3−ハロ−2−アミノ酸類のエステ
ルを通常のアミノ基の保護条件下、例えば、トリエチル
アミンの存在下、クロロトリフェニルメタンでN−トリ
フェニルメチル化して得ることができる。
【0018】3−ハロ−2−アミノ酸またはそのエステ
ルの製造方法としては、例えば、特公昭58−2214
0号公報、特開昭57−188548号公報等に記載の
方法またはそれらの改良方法によって製造することがで
きるが、R1 が水素原子を表す3−ハローアラニンは、
酵素変換方法を使用して3−ハロ−2−ケトプロピオン
酸から安価に製造することができる(国際公開WO92
/05268号明細書参照)。式(II)のXで表わされ
るハロゲン原子としては、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素
原子のものが利用できるが、原料製造の容易性及び本発
明の脱ハロゲン化水素反応の効率を考慮すると、塩素原
子が特に好ましい。なお、これらの出発原料は、安価に
供給されるラセミ体に由来するものを利用することが都
合よい。
ルの製造方法としては、例えば、特公昭58−2214
0号公報、特開昭57−188548号公報等に記載の
方法またはそれらの改良方法によって製造することがで
きるが、R1 が水素原子を表す3−ハローアラニンは、
酵素変換方法を使用して3−ハロ−2−ケトプロピオン
酸から安価に製造することができる(国際公開WO92
/05268号明細書参照)。式(II)のXで表わされ
るハロゲン原子としては、フッ素、塩素、臭素、ヨウ素
原子のものが利用できるが、原料製造の容易性及び本発
明の脱ハロゲン化水素反応の効率を考慮すると、塩素原
子が特に好ましい。なお、これらの出発原料は、安価に
供給されるラセミ体に由来するものを利用することが都
合よい。
【0019】上記式(II)で示される3−ハロアラニン
誘導体を脱ハロゲン化水素反応させるのに必要な強塩基
としては、CsF、水素化ナトリウム(NaH)といっ
た無機塩類や、カリウム−t−ブトキシド(t−BuO
K)、t−ブチルリチウム(t−BuLi)、1,8−
ジアザビシクロ〔5.4.0〕−7−ウンデセン(DB
U)といった有機塩基類が挙げられる。これらの強塩基
の使用量は式(II)で示される3−ハロアラニン誘導体
に対して等モル量で充分であるが、過剰に使用すること
によって反応は促進される傾向にある。
誘導体を脱ハロゲン化水素反応させるのに必要な強塩基
としては、CsF、水素化ナトリウム(NaH)といっ
た無機塩類や、カリウム−t−ブトキシド(t−BuO
K)、t−ブチルリチウム(t−BuLi)、1,8−
ジアザビシクロ〔5.4.0〕−7−ウンデセン(DB
U)といった有機塩基類が挙げられる。これらの強塩基
の使用量は式(II)で示される3−ハロアラニン誘導体
に対して等モル量で充分であるが、過剰に使用すること
によって反応は促進される傾向にある。
【0020】反応の際、出発原料であるN−トリフェニ
ルメチル−3−ハロアラニン誘導体を溶解させ反応の進
行を促進する為、有機溶媒中にて反応を行うことが好ま
しい。使用する有機溶媒としては、それらの原料を溶解
させるものなら制限されないが、アセトニトリル、プロ
ピオンニトリル、ブチロニトリル、バレロニトリルとい
ったニトリル系の溶媒やジメチルホルムアミド、ジメチ
ルスルホキシド、テトラヒドロフランといった親水性の
非プロトン性極性溶媒の使用が好ましい。反応温度は室
温から150℃の範囲が好ましく、その中でも反応時間
と副反応の制御という点から、室温から90℃近辺が特
に好ましい。
ルメチル−3−ハロアラニン誘導体を溶解させ反応の進
行を促進する為、有機溶媒中にて反応を行うことが好ま
しい。使用する有機溶媒としては、それらの原料を溶解
させるものなら制限されないが、アセトニトリル、プロ
ピオンニトリル、ブチロニトリル、バレロニトリルとい
ったニトリル系の溶媒やジメチルホルムアミド、ジメチ
ルスルホキシド、テトラヒドロフランといった親水性の
非プロトン性極性溶媒の使用が好ましい。反応温度は室
温から150℃の範囲が好ましく、その中でも反応時間
と副反応の制御という点から、室温から90℃近辺が特
に好ましい。
【0021】反応生成物は、反応液よりジクロロメタ
ン、酢酸エチル、ジエチルエーテルといった有機溶媒を
用いて抽出し、乾燥後濃縮する事だけで、純粋な目的物
を得る事が出来る。
ン、酢酸エチル、ジエチルエーテルといった有機溶媒を
用いて抽出し、乾燥後濃縮する事だけで、純粋な目的物
を得る事が出来る。
【0022】
【実施例】以下、実施例に基いて、本発明を更に詳細に
説明する。
説明する。
【0023】実施例1 N−トリフェニルメチル−デヒ
ドロアラニンベンジルエステルの合成
ドロアラニンベンジルエステルの合成
【0024】
【化5】
【0025】N−トリフェニルメチル−3−クロロアラ
ニンベンジルエステル46mg(0.1mmol)を無水アセ
トニトリル(5mL)に溶かした後、フッ化セシウム15
1mg(1mmol)を加え90℃で4時間攪拌した。5%炭
酸水素ナトリウム溶液(5mL)を加え反応を停止し、ジ
クロルメタン(15mL×3回)で抽出した。有機層を無
水硫酸マグネシウムで乾燥後、ジクロロメタン/ジイソ
プロピルエーテルで再結晶することにより、N−トリフ
ェニルメチル−デヒドロアラニンベンジルエステル40
mgを無色針状結晶として得た。収率97%。
ニンベンジルエステル46mg(0.1mmol)を無水アセ
トニトリル(5mL)に溶かした後、フッ化セシウム15
1mg(1mmol)を加え90℃で4時間攪拌した。5%炭
酸水素ナトリウム溶液(5mL)を加え反応を停止し、ジ
クロルメタン(15mL×3回)で抽出した。有機層を無
水硫酸マグネシウムで乾燥後、ジクロロメタン/ジイソ
プロピルエーテルで再結晶することにより、N−トリフ
ェニルメチル−デヒドロアラニンベンジルエステル40
mgを無色針状結晶として得た。収率97%。
【0026】1 H−NMR(CDCl3 ,400MHz )
δ:7.19〜7.38(m,20H),5.85(br
s ,1H),5.19(s,2H),4.86(dd,1
H,J=0.85,1.7Hz),3.73(d,1H,
J=0.85Hz)13 C−NMR(CDCl3 ,100MHz )δ:165.
9,144.5,136.6,135.6,129.
1,128.5,128.3,128.0,127.
8,126.8,95.4,71.2,67.3 その他、化合物の構造はH−H COSY,C−H C
OSY,NOESYといった各種NMRにより確認し
た。 IR(液膜)νmax 3400,3060,3030,1
705,1615,1485,1440,1295,1
195,1170,745,695cm-1 ・融点 164−166℃
δ:7.19〜7.38(m,20H),5.85(br
s ,1H),5.19(s,2H),4.86(dd,1
H,J=0.85,1.7Hz),3.73(d,1H,
J=0.85Hz)13 C−NMR(CDCl3 ,100MHz )δ:165.
9,144.5,136.6,135.6,129.
1,128.5,128.3,128.0,127.
8,126.8,95.4,71.2,67.3 その他、化合物の構造はH−H COSY,C−H C
OSY,NOESYといった各種NMRにより確認し
た。 IR(液膜)νmax 3400,3060,3030,1
705,1615,1485,1440,1295,1
195,1170,745,695cm-1 ・融点 164−166℃
【0027】実施例2 N−トリフェニルメチル−デヒ
ドロアラニンメチルエステルの合成
ドロアラニンメチルエステルの合成
【0028】
【化6】
【0029】N−トリフェニルメチル−3−クロロアラ
ニンメチルエステル76mg(0.2mmol)を無水アセト
ニトリル(12mL)に溶かした後、フッ化セシウム30
0mg(2mmol)を加え90℃で4時間攪拌した。5%炭
酸水素ナトリウム溶液(10mL)を加え反応を停止し、
ジクロルメタン(15mL×3回)で抽出した。有機層を
無水硫酸マグネシウムで乾燥後、分取用シリカゲル薄層
クロマトグラフィーで精製することにより、N−トリフ
ェニルメチル−デヒドロアラニンメチルエステル65mg
を無色油状物質として得た。収率95%。
ニンメチルエステル76mg(0.2mmol)を無水アセト
ニトリル(12mL)に溶かした後、フッ化セシウム30
0mg(2mmol)を加え90℃で4時間攪拌した。5%炭
酸水素ナトリウム溶液(10mL)を加え反応を停止し、
ジクロルメタン(15mL×3回)で抽出した。有機層を
無水硫酸マグネシウムで乾燥後、分取用シリカゲル薄層
クロマトグラフィーで精製することにより、N−トリフ
ェニルメチル−デヒドロアラニンメチルエステル65mg
を無色油状物質として得た。収率95%。
【0030】1 H−NMR(CDCl3 ,400MHz )
δ:7.20〜7.40(m,15H),5.82(br
s ,1H),4.79(dd,1H,J=1.0,1.0
Hz),3.75(s,3H),3.70(d,1H,J
=1.0Hz)13 C−NMR(CDCl3 ,100MHz )δ:166.
4,144.5,136.6,129.1,127.
9,126.8,95.1,71.1,52.5 その他、化合物の構造はH−H COSY,C−H C
OSY,NOESYといった各種NMRにより確認し
た。 IR(液膜)νmax 3400,3060,3030,1
710,1615,1485,1440,1305,1
210,745,695cm-1
δ:7.20〜7.40(m,15H),5.82(br
s ,1H),4.79(dd,1H,J=1.0,1.0
Hz),3.75(s,3H),3.70(d,1H,J
=1.0Hz)13 C−NMR(CDCl3 ,100MHz )δ:166.
4,144.5,136.6,129.1,127.
9,126.8,95.1,71.1,52.5 その他、化合物の構造はH−H COSY,C−H C
OSY,NOESYといった各種NMRにより確認し
た。 IR(液膜)νmax 3400,3060,3030,1
710,1615,1485,1440,1305,1
210,745,695cm-1
【0031】実施例3 N−トリフェニルメチル−デヒ
ドロアラニンエチルエステルの合成
ドロアラニンエチルエステルの合成
【0032】
【化7】
【0033】N−トリフェニルメチル−3−クロロアラ
ニンエチルエステル78mg(0.2mmol)を無水アセト
ニトリル(12mL)に溶かした後、フッ化セシウム30
0mg(2mmol)を加え90℃で4時間攪拌した。5%炭
酸水素ナトリウム溶液(10mL)を加え反応を停止し、
ジクロルメタン(15mL×3回)で抽出した。有機層を
無水硫酸マグネシウムで乾燥後、分取用シリカゲル薄層
クロマトグラフィーで精製することにより、N−トリフ
ェニルメチル−デヒドロアラニンエチルエステル70mg
を無色油状物質として得た。収率98%。
ニンエチルエステル78mg(0.2mmol)を無水アセト
ニトリル(12mL)に溶かした後、フッ化セシウム30
0mg(2mmol)を加え90℃で4時間攪拌した。5%炭
酸水素ナトリウム溶液(10mL)を加え反応を停止し、
ジクロルメタン(15mL×3回)で抽出した。有機層を
無水硫酸マグネシウムで乾燥後、分取用シリカゲル薄層
クロマトグラフィーで精製することにより、N−トリフ
ェニルメチル−デヒドロアラニンエチルエステル70mg
を無色油状物質として得た。収率98%。
【0034】1 H−NMR(CDCl3 ,400MHz )
δ:7.19〜7.33(m,15H),5.84(br
s ,1H),4.60(dd,1H,J=0.5,1.0
Hz),4.24(q,2H,J=7.3Hz),3.69
(d,1H,J=1.0Hz),1.29(t,3H,J
=7.0Hz)13 C−NMR(CDCl3 ,100MHz )δ:166.
0,144.5,136.9,129.1,127.
8,126.8,94.7,71.1,61.6,1
4.1 その他、化合物の構造はH−H COSY,C−H C
OSY,NOESYといった各種NMRにより確認し
た。 IR(液膜)νmax 3400,3060,2960,1
705,1618,1485,1445,1305,1
205,1180,745,695cm-1
δ:7.19〜7.33(m,15H),5.84(br
s ,1H),4.60(dd,1H,J=0.5,1.0
Hz),4.24(q,2H,J=7.3Hz),3.69
(d,1H,J=1.0Hz),1.29(t,3H,J
=7.0Hz)13 C−NMR(CDCl3 ,100MHz )δ:166.
0,144.5,136.9,129.1,127.
8,126.8,94.7,71.1,61.6,1
4.1 その他、化合物の構造はH−H COSY,C−H C
OSY,NOESYといった各種NMRにより確認し
た。 IR(液膜)νmax 3400,3060,2960,1
705,1618,1485,1445,1305,1
205,1180,745,695cm-1
【0035】実施例4 N−トリフェニルメチル−デヒ
ドロアラニン−n−プロピルエステルの合成
ドロアラニン−n−プロピルエステルの合成
【0036】
【化8】
【0037】N−トリフェニルメチル−3−クロロアラ
ニン−n−プロピルエステル82mg(0.2mmol)を無
水アセトニトリル(12mL)に溶かした後、フッ化セシ
ウム300mg(2mmol)を加え90℃で4時間攪拌し
た。5%炭酸水素ナトリウム溶液(10mL)を加え反応
を停止し、ジクロルメタン(15mL×3回)で抽出し
た。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、分取用シ
リカゲル薄層クロマトグラフィーで精製することによ
り、N−トリフェニルメチル−デヒドロアラニン−n−
プロピルエステル70mgを無色油状物質として得た。収
率94%。
ニン−n−プロピルエステル82mg(0.2mmol)を無
水アセトニトリル(12mL)に溶かした後、フッ化セシ
ウム300mg(2mmol)を加え90℃で4時間攪拌し
た。5%炭酸水素ナトリウム溶液(10mL)を加え反応
を停止し、ジクロルメタン(15mL×3回)で抽出し
た。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、分取用シ
リカゲル薄層クロマトグラフィーで精製することによ
り、N−トリフェニルメチル−デヒドロアラニン−n−
プロピルエステル70mgを無色油状物質として得た。収
率94%。
【0038】1 H−NMR(CDCl3 ,400MHz )
δ:7.21〜7.33(m,15H),5.84(br
s ,1H),4.80(dd,1H,J=0.85,1.
7Hz),4.12(t,2H,J=6.7Hz),3.6
9(d,1H,J=0.85Hz),1.67(tq,2
H,J=6.7,7.4Hz),0.94(t,3H,J
=7.4Hz)13 C−NMR(CDCl3 ,100MHz )δ:166.
1,144.6,136.9,129.1,127.
8,126.8,94.7,71.1,67.2,2
1.9,10.4 その他、化合物の構造はH−H COSY,C−H C
OSY,NOESYといった各種NMRにより確認し
た。 IR(液膜)νmax 3390,3055,2960,1
705,1615,1485,1445,1295,1
200,1180,745,695cm-1
δ:7.21〜7.33(m,15H),5.84(br
s ,1H),4.80(dd,1H,J=0.85,1.
7Hz),4.12(t,2H,J=6.7Hz),3.6
9(d,1H,J=0.85Hz),1.67(tq,2
H,J=6.7,7.4Hz),0.94(t,3H,J
=7.4Hz)13 C−NMR(CDCl3 ,100MHz )δ:166.
1,144.6,136.9,129.1,127.
8,126.8,94.7,71.1,67.2,2
1.9,10.4 その他、化合物の構造はH−H COSY,C−H C
OSY,NOESYといった各種NMRにより確認し
た。 IR(液膜)νmax 3390,3055,2960,1
705,1615,1485,1445,1295,1
200,1180,745,695cm-1
【0039】実施例5 N−トリフェニルメチル−デヒ
ドロアラニン−n−ブチルエステルの合成
ドロアラニン−n−ブチルエステルの合成
【0040】
【化9】
【0041】N−トリフェニルメチル−3−クロロアラ
ニン−n−ブチルエステル75mg(0.18mmol)を無
水アセトニトリル(10mL)に溶かした後、フッ化セシ
ウム273mg(1.8mmol)を加え90℃で4時間攪拌
した。5%炭酸水素ナトリウム溶液(10mL)を加え反
応を停止し、ジクロルメタン(15mL×3回)で抽出し
た。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、分取用シ
リカゲル薄層クロマトグラフィーで精製することによ
り、N−トリフェニルメチル−デヒドロアラニン−n−
ブチルエステル69mgを無色油状物質として得た。収率
99%。
ニン−n−ブチルエステル75mg(0.18mmol)を無
水アセトニトリル(10mL)に溶かした後、フッ化セシ
ウム273mg(1.8mmol)を加え90℃で4時間攪拌
した。5%炭酸水素ナトリウム溶液(10mL)を加え反
応を停止し、ジクロルメタン(15mL×3回)で抽出し
た。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、分取用シ
リカゲル薄層クロマトグラフィーで精製することによ
り、N−トリフェニルメチル−デヒドロアラニン−n−
ブチルエステル69mgを無色油状物質として得た。収率
99%。
【0042】1 H−NMR(CDCl3 ,400MHz )
δ:7.19〜7.33(m,15H),5.84(br
s ,1H),4.79(d,1H,J=0.9Hz),
4.16(t,2H,J=6.6Hz),3.68(s,
1H),1.63(m,2H),1.36(m,2
H),0.92(t,3H,J=7.3Hz)13 C−NMR(CDCl3 ,100MHz )δ:166.
0,144.5,136.8,129.1,127.
8,126.8,94.7,71.1,65.5,3
0.5,19.1,13.7 その他、化合物の構造はH−H COSY,C−H C
OSY,NOESYといった各種NMRにより確認し
た。 IR(液膜)νmax 3195,3050,2950,1
705,1605,1485,1440,1295,1
200,1180,745,695cm-1
δ:7.19〜7.33(m,15H),5.84(br
s ,1H),4.79(d,1H,J=0.9Hz),
4.16(t,2H,J=6.6Hz),3.68(s,
1H),1.63(m,2H),1.36(m,2
H),0.92(t,3H,J=7.3Hz)13 C−NMR(CDCl3 ,100MHz )δ:166.
0,144.5,136.8,129.1,127.
8,126.8,94.7,71.1,65.5,3
0.5,19.1,13.7 その他、化合物の構造はH−H COSY,C−H C
OSY,NOESYといった各種NMRにより確認し
た。 IR(液膜)νmax 3195,3050,2950,1
705,1605,1485,1440,1295,1
200,1180,745,695cm-1
【0043】実施例6 N−トリフェニルメチル−デヒ
ドロアラニン−n−ペンチルエステルの合成
ドロアラニン−n−ペンチルエステルの合成
【0044】
【化10】
【0045】N−トリフェニルメチル−3−クロロアラ
ニン−n−ペンチルエステル20mg(0.05mmol)を
無水アセトニトリル(5mL)に溶かした後、フッ化セシ
ウム80mg(0.5mmol)を加え90℃で4時間攪拌し
た。5%炭酸水素ナトリウム溶液(5mL)を加え反応を
停止し、ジクロルメタン(5mL×3回)で抽出した。有
機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、分取用シリカゲ
ル薄層クロマトグラフィーで精製することにより、N−
トリフェニルメチル−デヒドロアラニン−n−ペンチル
エステル18mgを無色油状物質として得た。収率98
%。
ニン−n−ペンチルエステル20mg(0.05mmol)を
無水アセトニトリル(5mL)に溶かした後、フッ化セシ
ウム80mg(0.5mmol)を加え90℃で4時間攪拌し
た。5%炭酸水素ナトリウム溶液(5mL)を加え反応を
停止し、ジクロルメタン(5mL×3回)で抽出した。有
機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、分取用シリカゲ
ル薄層クロマトグラフィーで精製することにより、N−
トリフェニルメチル−デヒドロアラニン−n−ペンチル
エステル18mgを無色油状物質として得た。収率98
%。
【0046】1 H−NMR(CDCl3 ,400MHz )
δ:7.20〜7.33(m,15H),5.84(br
s ,1H),4.79(dd,1H,J=0.85,1.
0Hz),4.15(t,2H,J=6.8Hz),3.6
8(d,1H,J=0.85Hz),1.65(m,2
H),1.25(m,4H),0.89(t,3H,J
=7.9Hz)13 C−NMR(CDCl3 ,100MHz )δ:166.
0,144.6,136.9,127.9,127.
3,126.8,94.7,71.1,65.8,2
8.2,28.1,22.3,13.9 その他、化合物の構造はH−H COSY,C−H C
OSY,NOESYといった各種NMRにより確認し
た。 IR(液膜)νmax 3395,3055,2960,1
705,1610,1485,1445,1300,1
205,1180,745,695cm-1
δ:7.20〜7.33(m,15H),5.84(br
s ,1H),4.79(dd,1H,J=0.85,1.
0Hz),4.15(t,2H,J=6.8Hz),3.6
8(d,1H,J=0.85Hz),1.65(m,2
H),1.25(m,4H),0.89(t,3H,J
=7.9Hz)13 C−NMR(CDCl3 ,100MHz )δ:166.
0,144.6,136.9,127.9,127.
3,126.8,94.7,71.1,65.8,2
8.2,28.1,22.3,13.9 その他、化合物の構造はH−H COSY,C−H C
OSY,NOESYといった各種NMRにより確認し
た。 IR(液膜)νmax 3395,3055,2960,1
705,1610,1485,1445,1300,1
205,1180,745,695cm-1
【0047】実施例7 N−トリフェニルメチル−デヒ
ドロアラニンイソプロピルエステルの合成
ドロアラニンイソプロピルエステルの合成
【0048】
【化11】
【0049】N−トリフェニルメチル−3−クロロアラ
ニンイソプロピルエステル30mg(0.074mmol)を
無水アセトニトリル(7mL)に溶かした後、フッ化セシ
ウム112mg(0.74mmol)を加え90℃で4時間攪
拌した。5%炭酸水素ナトリウム溶液(5mL)を加え反
応を停止し、ジクロルメタン(10mL×3回)で抽出し
た。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、分取用シ
リカゲル薄層クロマトグラフィーで精製することによ
り、N−トリフェニルメチル−デヒドロアラニンイソプ
ロピルエステル26.6mgを無色油状物質として得た。
収率97%。1 H−NMR(CDCl3 ,400MHz )δ:7.19
〜7.33(m,15H),5.84(brs ,1H),
5.05(m,1H),4.77(dd,1H,J=0.
8,1.0Hz),3.66(d,1H,J=1.0H
z),1.27(d,6H,J=6.2Hz)13 C−NMR(CDCl3 ,100MHz )δ:165.
5,144.6,137.2,129.1,127.
8,126.7,94.4,71.1,69.3,2
1.8 その他、化合物の構造はH−H COSY,C−H C
OSY,NOESYといった各種NMRにより確認し
た。 IR(液膜)νmax 3380,3055,2970,1
705,1620,1485,1445,1295,1
210,1105,745,695cm-1
ニンイソプロピルエステル30mg(0.074mmol)を
無水アセトニトリル(7mL)に溶かした後、フッ化セシ
ウム112mg(0.74mmol)を加え90℃で4時間攪
拌した。5%炭酸水素ナトリウム溶液(5mL)を加え反
応を停止し、ジクロルメタン(10mL×3回)で抽出し
た。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、分取用シ
リカゲル薄層クロマトグラフィーで精製することによ
り、N−トリフェニルメチル−デヒドロアラニンイソプ
ロピルエステル26.6mgを無色油状物質として得た。
収率97%。1 H−NMR(CDCl3 ,400MHz )δ:7.19
〜7.33(m,15H),5.84(brs ,1H),
5.05(m,1H),4.77(dd,1H,J=0.
8,1.0Hz),3.66(d,1H,J=1.0H
z),1.27(d,6H,J=6.2Hz)13 C−NMR(CDCl3 ,100MHz )δ:165.
5,144.6,137.2,129.1,127.
8,126.7,94.4,71.1,69.3,2
1.8 その他、化合物の構造はH−H COSY,C−H C
OSY,NOESYといった各種NMRにより確認し
た。 IR(液膜)νmax 3380,3055,2970,1
705,1620,1485,1445,1295,1
210,1105,745,695cm-1
【0050】実施例8 N−トリフェニルメチル−デヒ
ドロアラニンイソブチルエステルの合成
ドロアラニンイソブチルエステルの合成
【0051】
【化12】
【0052】N−トリフェニルメチル−3−クロロアラ
ニンイソブチルエステル47mg(0.11mmol)を無水
アセトニトリル(10mL)に溶かした後、フッ化セシウ
ム170mg(1.1mmol)を加え90℃で4時間攪拌し
た。5%炭酸水素ナトリウム溶液(5mL)を加え反応を
停止し、ジクロルメタン(10mL×3回)で抽出した。
有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、分取用シリカ
ゲル薄層クロマトグラフィーで精製することにより、N
−トリフェニルメチル−デヒドロアラニンイソブチルエ
ステル40.7mgを無色油状物質として得た。収率96
%。
ニンイソブチルエステル47mg(0.11mmol)を無水
アセトニトリル(10mL)に溶かした後、フッ化セシウ
ム170mg(1.1mmol)を加え90℃で4時間攪拌し
た。5%炭酸水素ナトリウム溶液(5mL)を加え反応を
停止し、ジクロルメタン(10mL×3回)で抽出した。
有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥後、分取用シリカ
ゲル薄層クロマトグラフィーで精製することにより、N
−トリフェニルメチル−デヒドロアラニンイソブチルエ
ステル40.7mgを無色油状物質として得た。収率96
%。
【0053】1 H−NMR(CDCl3 ,400MHz )
δ:7.19〜7.33(m,15H),5.84(br
s ,1H),4.81(dd,1H,J=0.9,1.7
Hz),3.94(d,2H,J=6.6Hz),3.69
(d,1H,J=0.9Hz),1.95(m,1H),
0.93(d,6H,J=6.8Hz)13 C−NMR(CDCl3 ,100MHz )δ:166.
0,144.6,136.8,129.1,127.
8,126.8,94.7,71.6,71.1,2
7.7,19.1 その他、化合物の構造はH−H COSY,C−H C
OSY,NOESYといった各種NMRにより確認し
た。 IR(液膜)νmax 3390,3060,2960,1
705,1615,1485,1440,1305,1
290,1205,745,695cm-1
δ:7.19〜7.33(m,15H),5.84(br
s ,1H),4.81(dd,1H,J=0.9,1.7
Hz),3.94(d,2H,J=6.6Hz),3.69
(d,1H,J=0.9Hz),1.95(m,1H),
0.93(d,6H,J=6.8Hz)13 C−NMR(CDCl3 ,100MHz )δ:166.
0,144.6,136.8,129.1,127.
8,126.8,94.7,71.6,71.1,2
7.7,19.1 その他、化合物の構造はH−H COSY,C−H C
OSY,NOESYといった各種NMRにより確認し
た。 IR(液膜)νmax 3390,3060,2960,1
705,1615,1485,1440,1305,1
290,1205,745,695cm-1
【0054】実施例9 (Z)−N−トリフェニルメチ
ル−α、β−ジデヒドロ−β−メチルアラニンメチルエ
ステルの合成
ル−α、β−ジデヒドロ−β−メチルアラニンメチルエ
ステルの合成
【0055】
【化13】
【0056】エリトロ−N−トリフェニルメチル−3−
クロロ−2−アミノ酪酸メチルエステル78mg(0.2
0mmol)を無水アセトニトリル(15mL)に溶かした
後、フッ化セシウム300mg(2.0mmol)を加え90
℃で4時間攪拌した。5%炭酸水素ナトリウム溶液(5
mL)を加え反応を停止し、ジクロルメタン(15mL×3
回)で抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、分取用シリカゲル薄層クロマトグラフィーで精製す
ることにより、(Z)−N−トリフェニルメチル−α、
β−ジデヒドロ−β−メチルアラニンメチルエステル7
0mgを無色油状物質として得た。収率99%。
クロロ−2−アミノ酪酸メチルエステル78mg(0.2
0mmol)を無水アセトニトリル(15mL)に溶かした
後、フッ化セシウム300mg(2.0mmol)を加え90
℃で4時間攪拌した。5%炭酸水素ナトリウム溶液(5
mL)を加え反応を停止し、ジクロルメタン(15mL×3
回)で抽出した。有機層を無水硫酸マグネシウムで乾燥
後、分取用シリカゲル薄層クロマトグラフィーで精製す
ることにより、(Z)−N−トリフェニルメチル−α、
β−ジデヒドロ−β−メチルアラニンメチルエステル7
0mgを無色油状物質として得た。収率99%。
【0057】1 H−NMR(CDCl3 ,400MHz )
δ:7.17〜7.34(m,15H),5.36(br
s ,1H),4.53(dd,1H,J=7.6,15.
1Hz),3.77(s,3H),1.58(d,3H,
J=7.6Hz)13 C−NMR(CDCl3 ,100MHz )δ:166.
9,145.1,131.3,129.4,127.
7,126.6,112.5,71.6,51.9,1
3.7 その他、化合物の構造はH−H COSY,C−H C
OSY,NOESYといった各種NMRにより確認し
た。 IR(液膜)νmax 3380,3060,3020,2
950,1730,1700,1485,1440,1
345,1270,1205,825,745,700
cm-1
δ:7.17〜7.34(m,15H),5.36(br
s ,1H),4.53(dd,1H,J=7.6,15.
1Hz),3.77(s,3H),1.58(d,3H,
J=7.6Hz)13 C−NMR(CDCl3 ,100MHz )δ:166.
9,145.1,131.3,129.4,127.
7,126.6,112.5,71.6,51.9,1
3.7 その他、化合物の構造はH−H COSY,C−H C
OSY,NOESYといった各種NMRにより確認し
た。 IR(液膜)νmax 3380,3060,3020,2
950,1730,1700,1485,1440,1
345,1270,1205,825,745,700
cm-1
【0058】実施例10 N−トリフェニルメチル−デ
ヒドロアラニンベンジルエステルの合成
ヒドロアラニンベンジルエステルの合成
【0059】
【化14】
【0060】N−トリフェニルメチル−3−クロロアラ
ニンベンジルエステル100mg(0.29mmol)を無水
テトラヒドロフラン(5mL)に溶かした後、氷冷下、各
塩基(0.3mmol)を加え室温で4時間攪拌した。実施
例1に記載と同様な方法で、後処理及び精製を行ないN
−トリフェニルメチル−デヒドロアラニンベンジルエス
テルを得た。用いた塩基の種類及び収率を表1に示す。
ニンベンジルエステル100mg(0.29mmol)を無水
テトラヒドロフラン(5mL)に溶かした後、氷冷下、各
塩基(0.3mmol)を加え室温で4時間攪拌した。実施
例1に記載と同様な方法で、後処理及び精製を行ないN
−トリフェニルメチル−デヒドロアラニンベンジルエス
テルを得た。用いた塩基の種類及び収率を表1に示す。
【0061】 表 1 ────────────────────────────────── 塩 基 収率(%) ────────────────────────────────── 水素化ナトリウム 95 ────────────────────────────────── カリウム−t−ブトキシド 97 ────────────────────────────────── 1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕−7−ウンデセン 85 ────────────────────────────────── t−ブチルリチウム 88 ──────────────────────────────────
【0062】実施例11 N−トリフェニルメチル−デ
ヒドロアラニンベンジルエステルの合成
ヒドロアラニンベンジルエステルの合成
【0063】
【化15】
【0064】N−トリフェニルメチル−3−クロロアラ
ニンベンジルエステル46mg(0.1mmol)を各種無水
溶媒(5mL)に溶かした後、各塩基(1mmol)を加え室
温で4時間攪拌した。実施例1に記載と同様な方法で、
後処理及び精製を行ないN−トリフェニルメチル−デヒ
ドロアラニンベンジルエステルを得た。用いた塩基の種
類、溶媒及び収率を表2に示す。
ニンベンジルエステル46mg(0.1mmol)を各種無水
溶媒(5mL)に溶かした後、各塩基(1mmol)を加え室
温で4時間攪拌した。実施例1に記載と同様な方法で、
後処理及び精製を行ないN−トリフェニルメチル−デヒ
ドロアラニンベンジルエステルを得た。用いた塩基の種
類、溶媒及び収率を表2に示す。
【0065】 表 2 ─────────────────────── 塩基 溶媒 収率(%) ─────────────────────── KF DMF 98 ─────────────────────── KF DMSO 95 ─────────────────────── CsF DMF 96 ─────────────────────── CsF DMSO 98 ───────────────────────
【0066】
【発明の効果】デヒドロアラニン誘導体は、非天然型ア
ミノ酸を始めとする各種有用物質の合成中間体として産
業上の利用が期待されていた。しかし窒素原子上の保護
基の脱保護の問題や、種々の反応試剤に対する安定性が
低かったため、充分な成果が上がってなかった。本発明
により、3−ハロ−N−トリフェニルメチル−α−アミ
ノ酸、特に安価に供給されるラセミ体3−クロロアラニ
ンまたは3−クロロ−2−アミノ酪酸より3段階で、安
価な塩基を用いて、収率良く、N−トリフェニルメチル
−デヒドロアラニン誘導体を合成する事が可能となり、
これらの化合物の工業的で安価な製造方法が確立でき
た。本発明の新規化合物は従来のデヒドロアラニン誘導
体と比較して、温和な条件で窒素上の保護基が脱保護で
き、かつ種々の反応試剤に対する安定性が高いため、よ
り幅広い合成中間体としての利用が期待される。
ミノ酸を始めとする各種有用物質の合成中間体として産
業上の利用が期待されていた。しかし窒素原子上の保護
基の脱保護の問題や、種々の反応試剤に対する安定性が
低かったため、充分な成果が上がってなかった。本発明
により、3−ハロ−N−トリフェニルメチル−α−アミ
ノ酸、特に安価に供給されるラセミ体3−クロロアラニ
ンまたは3−クロロ−2−アミノ酪酸より3段階で、安
価な塩基を用いて、収率良く、N−トリフェニルメチル
−デヒドロアラニン誘導体を合成する事が可能となり、
これらの化合物の工業的で安価な製造方法が確立でき
た。本発明の新規化合物は従来のデヒドロアラニン誘導
体と比較して、温和な条件で窒素上の保護基が脱保護で
き、かつ種々の反応試剤に対する安定性が高いため、よ
り幅広い合成中間体としての利用が期待される。
Claims (2)
- 【請求項1】 次式(I) 【化1】 (上式中、R1 は水素原子またはアルキル基であり、R
2 はカルボキシル基の保護基である)で表されるN−ト
リフェニルメチル−デヒドロアラニン誘導体。 - 【請求項2】 次式(II) 【化2】 (上式中、R1 は水素原子またはアルキル基であり、R
2 はカルボキシル基の保護基であり、Xはハロゲン原子
である)で表されるN−トリフェニルメチル−3−ハロ
アラニン誘導体を有機溶媒中、強塩基の存在下に脱ハロ
ゲン化水素反応を行うことを特徴とする請求項1記載の
N−トリフェニルメチル−デヒドロアラニン誘導体の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4162740A JPH069518A (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | N−トリフェニルメチル−デヒドロアラニン誘導体及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4162740A JPH069518A (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | N−トリフェニルメチル−デヒドロアラニン誘導体及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH069518A true JPH069518A (ja) | 1994-01-18 |
Family
ID=15760362
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4162740A Withdrawn JPH069518A (ja) | 1992-06-22 | 1992-06-22 | N−トリフェニルメチル−デヒドロアラニン誘導体及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH069518A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013049638A (ja) * | 2011-08-30 | 2013-03-14 | Hokkaido Univ | α−ヒドロキシ酸塩の製造方法 |
-
1992
- 1992-06-22 JP JP4162740A patent/JPH069518A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013049638A (ja) * | 2011-08-30 | 2013-03-14 | Hokkaido Univ | α−ヒドロキシ酸塩の製造方法 |
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