JPH0695007A - 内視鏡用光源装置 - Google Patents

内視鏡用光源装置

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JPH0695007A
JPH0695007A JP4246884A JP24688492A JPH0695007A JP H0695007 A JPH0695007 A JP H0695007A JP 4246884 A JP4246884 A JP 4246884A JP 24688492 A JP24688492 A JP 24688492A JP H0695007 A JPH0695007 A JP H0695007A
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signal
video signal
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 汎用性を損うことなく調光制御を適正にする
ことができる内視鏡用光源装置を提供する。 【構成】 内視鏡用光源装置は、絞りアクチュエータ2
1の絞り量を制御する調光回路22を有する。調光回路
22は、端子23へのビデオ信号の入力の有無を判別
し、その判別の結果に基づきスイッチ29の切り替え動
作を指示する制御信号をを生成する信号判別手段30を
有する。ビデオ信号の入力が有るとき、スイッチ29は
前記制御信号に基づき入力端子29aを選択し、ビデオ
信号を出力する。ビデオ信号の入力が無いとき、スイッ
チ29は入力端子29bを選択し、EE信号を出力す
る。比較器33はスイッチ29からの出力信号と基準電
源34から発生される電圧とを比較し、その比較の結果
から絞りアクチュエータ21の絞りを制御するための制
御信号を出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡の撮影、観察対
象物である被写体に光を照射する内視鏡用光源装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、内視鏡の撮影、観察対象物である
被写体に光を照射する内視鏡用光源装置として、照射光
に対する調光にビデオ信号およびEE信号のいずれか一
方の信号を用い、このビデオ信号およびEE信号の内の
いずれか一方の信号に基づき照射光の光量を調節する調
光制御をするもの(実公昭51−16286号公報に記
載)がある。なお、EE信号は被写体の明るさに比例す
る直流信号である。
【0003】これらの内視鏡用光源装置の内、ビデオ信
号に基づき調光制御をする内視鏡光源装置は、図10に
示すように、入力されるビデオ信号を増幅する初段増幅
器1を備える。初段増幅器1で増幅されたビデオ信号は
検波・平滑回路2に与えられ、検波・平滑回路2はこれ
に入力されるビデオ信号を直流信号に変換する。
【0004】検波・平滑回路2からの直流信号は比較器
3に与えられ、比較器3は検波・平滑回路2からの直流
信号と基準電源4からの基準電圧とを比較し、その比較
の結果に対応する絞り制御信号を出力する。比較器3か
ら出力される絞り制御信号は駆動回路5に与えられ、駆
動回路5は絞り制御信号に基づき基準電源4からの基準
電圧に対応する絞値に整合するように絞りアクチュエー
タ6を駆動する。
【0005】これに対し、EE信号に基づき調光制御を
する内視鏡用光源装置では、前記EE信号が既に被写体
の明るさの比例する直流信号であることから、このEE
信号を基準電圧と比較することによってこの比較の結果
に対応する絞り制御信号を生成し、この絞り制御信号に
基づき前記基準電圧に対応する絞値に整合するように絞
りアクチュエータを駆動する。
【0006】前者の内視鏡用光源装置では、調光制御に
用いられているビデオ信号の規格がNTSC方式、PA
L方式などによって統一されているから、入力されるビ
デオ信号の規格に適応させることによって汎用性を持た
せることができる。しかし、検波・平滑回路2からの直
流信号は1フィールド内のエネルギー量に比例するか
ら、画面サイズすなわち画面上の視野の大きさが小さく
なると、黒レベルの領域が増し、1フィールド内のエネ
ルギー量は小さくなる。すなわち、この1フィールド内
のエネルギー量の低下に伴い前記直流信号のレベルは低
下し、実際の照度のレベルより低いレベルの照度、すな
わち「暗い」信号になる。
【0007】この「暗い」信号である直流信号が比較器
3に入力すると、比較器3は光量が増すように絞りの開
きを指示する制御信号を絞りアクチュエータ6に出力す
るから、ビデオ信号のレベルが上昇し、飽和、白トビが
発生することがある。よって、ビデオ信号から正確な明
るさ情報を得ることは難しく、調光制御を適性に行うこ
とはできない。
【0008】これに対し、後者の内視鏡用光源装置で
は、調光制御に用いられているEE信号が被写体の明る
さに比例する直流信号であるから、画面サイズの大きさ
に関係なく前記直流信号から被写体の明るさ情報が正確
に得られ、調光制御を適性に行うことができる。
【0009】しかし、このEE信号に対する規格は統一
されていないから、ある一つの装置に用いられているE
E信号と他の装置に用いられているEE信号とが互いに
異なることがあり、汎用性を持たせることは難しい。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、調光
制御にビデオ信号を用いる内視鏡用光源装置では、この
ビデオ信号から正確な明るさ情報を得ることは難しく、
調光制御を適性に行うことはできない。
【0011】調光制御にEE信号を用いる内視鏡用光源
装置では、汎用性を持たせることは難しい。
【0012】本発明は、汎用性を損うことなく調光制御
を適性にすることができる内視鏡用光源装置を提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、内視鏡で捕え
られる被写体を撮像するための撮像装置を有する内視鏡
撮影装置に用いられ、この被写体に光を照射する内視鏡
用光源装置であって、前記撮影装置からの複数の出力信
号の出力状態を判別し、この判別の結果に応じて前記出
力信号の内から撮影条件に適する出力信号を選択し、こ
の選択された出力信号を前記被写体への照射光に対する
調光制御に用いる調光手段を備える。
【0014】
【作 用】本発明の内視鏡用光源装置では、前記撮影装
置からの複数の出力信号の出力状態を判別し、この判別
の結果に応じて前記出力信号の内から撮影条件に適する
出力信号を選択し、この選択された出力信号を前記被写
体への照射光に対する調光制御に用いる。
【0015】前記撮像装置から出力される信号として
は、例えば、ビデオ信号、前記内視鏡が捕らえている被
写体の明るさを示すEE信号などがある。これらの信号
の出力状態は前記調光手段で判別される。
【0016】ケーブルの切断などによってビデオ信号が
供給されず、EE信号が供給されるとき、前記調光手段
はEE信号を選択し、このEE信号を用いる調光制御が
行われる。
【0017】ケーブルの切断などによってEE信号が供
給されず、ビデオ信号が供給されるとき、前記調光手段
はビデオ信号を選択し、このビデオ信号を用いる調光制
御が行われる。
【0018】よって、前記撮像装置からのビデオ信号お
よびEE信号の出力状態を監視しながらこれらの信号の
内から選択された信号を用いる調光制御が行われるか
ら、一つの信号供給の遮断によって調光制御が中断され
ることなく、調光制御を適性に続行することができる。
また、ビデオ信号およびEE信号のいずれの信号も調光
制御に用いることができ、汎用性がある。
【0019】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0020】図1は本発明の内視鏡用光源装置の一実施
例が用いられている内視鏡写真撮影装置を示す構成図、
図2は図1の内視鏡光源装置の調光回路を示すブロック
図である。
【0021】内視鏡写真撮影装置11は、図1に示すよ
うに、内視鏡12と、内視鏡12の接眼部13に装着さ
れているカメラヘッド14と、カメラヘッド14からの
ビデオ信号に対し所定の処理を施すカメラコントロール
ユニット(以下、CCUという)15と、内視鏡12に
照明光を供給する光源装置16とを備える。
【0022】内視鏡12は、体腔内などに挿入される細
長い挿入部17を有し、挿入部17には照明光を伝送す
るライトガイド(図示せず)が挿通されている。ライト
ガイドはライトガイドケーブル18を介して外部に導出
され、ライトガイドケーブル18はその端部に設けられ
ているコネクタ19によって光源装置16に接続されて
いる。
【0023】CCU15は、内視鏡12が捕らえた映像
に対応するビデオ信号を生成するとともに内視鏡12の
視野内にある被写体の明るさに比例する直流信号からな
るEE信号を生成する。
【0024】光源装置16は、ランプ20と、ランプ2
0からライトガイドケーブル18へ向かう光量を調節す
るための絞りアクチュエータ21とを有し、絞りアクチ
ュエータ21はその絞り量に応じてランプ20の透過光
量を規制し、絞りアクチュエータ21の絞り量は調光回
路22で制御される。
【0025】調光回路22は、2つの端子23,24を
含む。端子23にはCCU15からのビデオ信号がビデ
オ信号ケーブル25を介して供給され、端子24にはC
CU15からのEE信号がEE信号ケーブル26を介し
て供給される。
【0026】端子23から供給されるビデオ信号は、図
2に示すように、初段ビデオ信号増幅器27および信号
判別手段30に与えられ、初段ビデオ信号増幅器27は
ビデオ信号を増幅する。初段ビデオ増幅器27で増幅さ
れたビデオ信号は検波・平滑回路28に与えられ、検波
・平滑回路28はビデオ信号を直流信号に変換する。検
波・平滑回路28からの直流信号はスイッチ29に与え
られる。
【0027】信号判別手段30は、ビデオ信号が端子2
3に入力されているか否かを検出し、この検出の結果に
基づきスイッチ29の切替動作を指示する制御信号を生
成する。
【0028】これに対し、端子24を介して供給される
EE信号は初段EE信号増幅器31に与えられる。初段
EE信号増幅器31はEE信号を増幅し、初段EE信号
増幅器31で増幅されたEE信号はローパスフィルタ
(以下、LPFという)32に与えられる。LPF32
はEE信号に含まれるをノイズ成分などの高周波成分を
除去し、この高周波成分が除去されたEE信号を出力す
る。LPF32からのEE信号はスイッチ29に与えら
れる。
【0029】スイッチ29は、検波・平滑回路28から
の直流信号が入力される入力端子29aと、LPF32
からのEE信号が入力される入力端子29bとを有す
る。スイッチ29は、信号判別手段30からの検出信号
に基づき入力端子29a,29bの切替動作をする。前
記ビデオ信号の入力が有ると判別されると、スイッチ2
9は信号判別手段30からの制御信号に基づき入力端子
29aを選択し、スイッチ29の出力端子29cからビ
デオ信号が出力される。前記ビデオ信号の入力がないと
判別されると、スイッチ29は前記制御信号に基づき入
力端子29bを選択し、スイッチ29の出力端子29c
からEE信号が出力される。
【0030】スイッチ29からの出力信号は比較器33
に与えられる。比較器33はスイッチ29からの出力信
号と基準電源34から発生される電圧とを比較し、その
比較の結果から絞りアクチュエータ21の絞り量を制御
するための制御信号を生成する。基準電源34は所定の
範囲内で可変可能な基準電圧を発生する。
【0031】次に、光源装置の動作について説明する。
【0032】内視鏡12で所定の体腔内を観察、または
撮影するとき、光源装置16のランプ20が駆動され、
ランプ20からの光は絞りアクチュエータ21を経てラ
イトケーブル18に向けて進行する。ライトケーブル1
8は内視鏡12内のライトガイドに光を伝達し、ライト
ガイドに伝達された光は挿入部17の先端から被写体に
向けて照射される。CCU15はカメラヘッド14が内
視鏡12を介して捕らえた映像に対応するビデオ信号お
よび被写体の明るさを示すEE信号を生成する。ビデオ
信号はビデオ信号ケーブル25を介して調光回路22に
供給され、EE信号はEE信号ケーブル26を介して調
光回路22に供給される。
【0033】端子23に供給されたビデオ信号は初段ビ
デオ信号増幅器27および信号判別手段30に与えられ
る。信号判別手段30はビデオ信号の入力があることを
検出し、この検出の結果に対応する制御信号をスイッチ
29に出力する。スイッチ29は、前記制御信号に基づ
き入力端子29aを選択する。スイッチ29の入力端子
29aの選択に伴い、初段ビデオ信号信号増幅器27お
よび検波・平滑回路28を経てビデオ信号から変換され
た直流信号はスイッチ29の出力端子29cから比較器
33に出力される。比較器33はスイッチ29からの直
流信号を基準電源34の基準電圧と比較し、その比較の
結果から対応する絞り制御信号を出力する。
【0034】駆動回路35は比較器33からの絞り制御
信号に基づき絞りアクチュエータ21の絞り量を制御
し、ランプ20からの透過光量は被写体の照度が適性に
なるように規制される。
【0035】ビデオ信号ケーブル25の切断などによっ
てビデオ信号が供給されず、EE信号が供給されると
き、信号判別手段30はビデオ信号の入力がないことを
検出し、この検出の結果に対応する制御信号をスイッチ
29に出力する。
【0036】スイッチ29は、信号判別手段30からの
制御信号に基づき入力端子29bを選択する。スイッチ
29の入力端子29bの選択に伴いEE信号がスイッチ
29cの出力端子29cから比較器33に与えられる。
比較器33はEE信号と基準電源34からの基準電圧と
を比較し、その比較の結果を示す信号を駆動回路35に
出力する。駆動回路35は、比較器33からの信号に基
づき絞りアクチュエータ21の絞り量を制御する。
【0037】EE信号ケーブル26の切断などによって
EE信号が供給されず、ビデオ信号が供給されるとき、
信号判別手段30はビデオ信号の入力があることを検出
し、この検出の結果に対応する制御信号をスイッチ29
に出力する。
【0038】スイッチ29は信号判別手段30からの制
御信号に基づき入力端子29aを選択するから、絞りア
クチュエータ21の絞り量はビデオ信号に基づき制御さ
れる。
【0039】よって、ビデオ信号の入力があるときに
は、ビデオ信号に基づき調光が行われ、ビデオ信号の入
力がなくEE信号の入力があるときには、EE信号に基
づき調光が行われ、調光制御が中断されることなく適性
に行われる。
【0040】なお、本実施例では、カメラヘッド14が
設けられている内視鏡撮影装置1に用いられているが、
図3に示すように、カメラヘッドとCCUとが一体であ
るTVカメラ81を有する内視鏡撮影装置11に用いる
こともでき、また、図4に示すように、電子スコープ8
2および電子スコープ82で捕らえられた映像に対応す
るビデオ信号を生成するCCU83を有する内視鏡撮影
装置11に用いることもできる。
【0041】次に、他の内視鏡用光源装置について図面
を参照しながら説明する。図5は本発明の内視鏡光源装
置の他の実施例を示すブロック図、図6は図5の調光回
路の画面サイズ検出回路を示すブロック図、図7は図6
の画面サイズ検出回路の動作を説明するための図、図8
は図5の調光回路のEE検出信号検出回路を示すブロッ
ク図である。
【0042】内視鏡用光源装置は、図5に示すように、
ランプ(図示せず)からの光量を規制するための絞りア
クチュエータ21と、絞りアクチュエータ21の絞り量
を制御するための調光回路36とを有する。
【0043】調光回路36は、端子23にビデオ信号が
取り込まれているか否かを判別し、端子24にEE信号
が取り込まれているか否かを判別する信号判別手段37
を有する。
【0044】信号判別手段37は、端子23にビデオ信
号が取り込まれているか否かを検出するビデオ信号検出
回路38と、端子23の取り込まれたビデオ信号から画
面サイズを検出する画面サイズ検出回路39と、端子2
4にEE信号が取り込まれているか否かを検出するEE
信号検出回路40とを含む。
【0045】画面サイズ検出回路39は、図6に示すよ
うに、ビデオ信号に含まれているバースト信号を除去す
るトラップフィルタ41を有する。トラップフィルタ4
1から出力されるビデオ信号は各比較器42,43に与
えられる。
【0046】比較器42は、これに入力されるビデオ信
号と基準電源44からの基準電圧とを比較し、この基準
電圧以上のレベルにある映像信号部分を取り出す。基準
電源44からの基準電圧は、図7に示すように、セット
アップレベル(ペデスタルレベル)にほぼ等しい映像信
号検出レベルに設定されている。
【0047】比較器42で取り出された映像信号部分は
カウンタ45に与えられ、カウンタ45はクロック信号
に基づき映像信号部分の継続時間を計測し、この計測時
間A(図7に示す)を示す信号を出力する。
【0048】これに対し、比較器43は、これに入力さ
れるビデオ信号と基準電源46からの基準電圧とを比較
し、この基準電圧以上のレベルにある映像信号部分を取
り出す。基準電源46からの基準電圧は、図7に示すよ
うに、水平同期信号を検出可能な同期信号検出レベルに
設定されている。
【0049】比較器43で取り出された映像信号部分は
カウンタ47に与えられ、カウンタ47はクロック信号
に基づき映像信号部分の継続時間を計測し、この計測時
間B(図7に示す)を示す信号を出力する。
【0050】カウンタ45からの信号およびカウンタ4
7からの信号は演算・判定回路48に与えられる。演算
・判定回路48は、計測時間Aと計測時間Bとの比を算
出し、この比の値から画面サイズに対応する画面サイズ
検出信号を生成する。すなわち、計測時間Aと計測時間
Bとの比の値を算出することは画面サイズを算出するこ
とになる。
【0051】EE信号検出回路40は、図8に示すよう
に、入力端子49から取り込まれたEE信号を増幅する
増幅器50を有する。増幅器50で増幅されたEE信号
は比較器51に与えられる。比較器51は、これに入力
されるEE信号と基準電源52からの基準電圧とを比較
し、その比較の結果からEE信号の検出の有無を示す検
出信号を出力する。基準電源52からの基準電圧は、ほ
ぼ0Vに等しい値に設定されている。
【0052】ビデオ信号検出回路38からの検出信号、
画面サイズ検出回路39からの画面サイズ検出信号およ
びEE信号検出回路40からの検出信号は、判定回路5
3に与えられる。判定回路53は、これに入力される各
検出信号が示す内容に基づきスイッチ29の切替動作を
制御するための制御信号を生成する。
【0053】ビデオ信号検出回路38からの検出信号が
ビデオ信号の入力有を示し、画面サイズ検出回路からの
画面サイズ検出信号が規定サイズより大きい画面サイズ
であることを示すとき、スイッチ29に入力端子29a
を選択する動作を指示する制御信号が生成される。
【0054】画面サイズ検出回路39からの画面サイズ
検出信号が規定サイズより小さい画面サイズであること
を示し、EE信号検出回路40からの検出信号がEE信
号の入力有を示すとき、スイッチ29に入力端子29b
を選択する動作を指示する制御信号が生成される。
【0055】ビデオ信号検出回路38からの検出信号が
ビデオ信号の入力無を示し、EE信号検出回路40から
の検出信号がEE信号の入力有を示すとき、スイッチ2
9に入力端子29bを選択する動作を指示する制御信号
が生成される。
【0056】次に、内視鏡用光源装置の動作について説
明する。
【0057】体腔内の被写体の撮影が開始されると、T
Vカメラ(図示せず)はビデオ信号およびEE信号を出
力し、ビデオ信号およびEE信号は調光回路36に取り
込まれる。
【0058】体腔内の被写体の撮影中に画面のサイズが
予め設定されている規定サイズより小さくなると、画面
サイズ検出回路39は、これに入力されるビデオ信号に
基づき画面サイズに対応する画面サイズ検出信号を出力
する。画面サイズ検出信号は判定回路53に与えられ
る。判定回路53は画面サイズ検出信号が示す画面サイ
ズに基づき画面サイズが規定サイズより小さいとの判定
をし、スイッチ29に入力端子29bの選択を指示する
制御信号を生成する。スイッチ29は前記制御信号に基
づき入力端子29bに取り込まれたEE信号を出力端子
29cから出力し、EE信号は比較器33に与えられ
る。比較器33はEE信号と基準電源34からの基準電
圧とを比較し、その比較の結果を示す信号を駆動回路3
5に出力する。駆動回路35は、比較器33からの信号
に基づき絞りアクチュエータ21の絞り量を制御する。
【0059】よって、EE信号を用いる調光制御によっ
て、画面サイズが小さくなることに伴うビデオ信号の飽
和による白トビの発生を未然の防止することができる。
【0060】なお、本実施例では、白トビの発生防止に
画面サイズの検出結果を用いているが、画面サイズ検出
回路に代えてビデオ信号の飽和を検出する回路を用いる
こともできる。このビデオ信号の飽和の検出方法は、ビ
デオ信号を100IRE付近に設定されている基準レベ
ル(例えば、120IRE)と比較することによって行
われる。ビデオ信号が基準レベルを超えると、ビデオ信
号の飽和と判定する。この基準レベルの設定は、現在の
ビデオ信号の保証範囲が100IRE未満であることに
基づいている。
【0061】次に、さらに他の内視鏡用光源装置につい
て図面を参照しながら説明する。図9は本発明の内視鏡
光源装置のさらに他の実施例を示すブロック図である。
【0062】内視鏡用光源装置は、図9に示すように、
ランプ(図示せず)からの光量を規制するための絞りア
クチュエータ21と、絞りアクチュエータ21の絞り量
を制御するための調光回路54とを有する。
【0063】調光回路54は、端子23にビデオ信号が
取り込まれているか否かを判別し、端子24にEE信号
が取り込まれているか否かを判別する信号判別手段55
を有する。
【0064】信号判別手段55は、端子23にビデオ信
号が取り込まれているか否かを検出するビデオ信号検出
回路38と、端子23の取り込まれたビデオ信号から画
面サイズを検出する画面サイズ検出回路39と、端子2
4にEE信号が取り込まれているか否かを検出するEE
信号検出回路40とを含む。
【0065】ビデオ信号検出回路38からの検出信号、
画面サイズ検出回路39からの画面サイズ検出信号およ
びEE信号検出回路40からの検出信号は、判定回路5
3に与えられる。判定回路53は、これに入力される各
検出信号が示す内容に基づきスイッチ29の切替動作と
比較器33へ入力される基準電源56,57からの基準
電圧を選択するスイッチ56の切替動作とを制御するた
めの制御信号を生成する。基準電源57からの基準電圧
はビデオ信号に対する基準電圧であり、この基準電圧は
スイッチ56の入力端子56aに印加されている。基準
電源58からの基準電圧はEE信号に対する基準電圧で
あり、この基準電圧はスイッチ56の入力端子56bに
印加されている。
【0066】ビデオ信号検出回路38からの検出信号が
ビデオ信号の入力有を示し、画面サイズ検出回路からの
画面サイズ検出信号が規定サイズより大きい画面サイズ
であることを示すとき、スイッチ29に入力端子29a
を選択する動作を指示しかつスイッチ56に入力端子5
6aを選択する動作を指示する制御信号が生成され、ビ
デオ信号と基準電源57からの基準電圧との比較が行わ
れ、その比較の結果に対応する絞り制御が行われる。
【0067】画面サイズ検出回路39からの画面サイズ
検出信号が規定サイズより大きい画面サイズであること
を示し、EE信号検出回路40からの検出信号がEE信
号の入力有を示すとき、スイッチ29に入力端子29b
を選択する動作を指示しかつスイッチ56に入力端子5
6bを選択する動作を指示する制御信号が生成され、E
E信号と基準電源58からの基準電圧との比較が行わ
れ、その比較の結果に対応する絞り制御が行われる。
【0068】ビデオ信号検出回路38からの検出信号が
ビデオ信号の入力無を示し、EE信号検出回路40から
の検出信号がEE信号の入力有を示すとき、スイッチ2
9に入力端子29bを選択する動作を指示しかつスイッ
チ56に入力端子56bを選択する動作を指示する制御
信号が生成され、EE信号と基準電源58からの基準電
圧との比較が行われ、その比較の結果に対応する絞り制
御が行われる。
【0069】なお、本実施例では、調光制御にビデオ信
号とEE信号とが用いられているが、これに代えて、被
写体の明るさを示す他の信号を用いることもできる。
【0070】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の内視鏡
用光源装置によれば、汎用性を損うことなく調光制御を
適性にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内視鏡用光源装置が用いれている内視
鏡撮影装置の構成を示す図である。
【図2】図1の内視鏡用光源装置の調光回路を示すブロ
ック図である。
【図3】図1の内視鏡用光源装置が適用される他の内視
鏡撮影装置の構成を示す図である。
【図4】図1の内視鏡用光源装置が適用されるさらに他
の内視鏡撮影装置の構成を示す図である。
【図5】本発明の内視鏡用光源装置の他の実施例に用い
られている調光回路を示すブロック図である。
【図6】図5の調光回路の画面サイズ検出回路を示すブ
ロック図である。
【図7】図6の画面サイズ検出回路の動作を説明するた
めの図である。
【図8】図5の調光回路のEE検出信号検出回路を示す
ブロック図である。
【図9】本発明の内視鏡用光源装置のさらに他の実施例
に用いられている調光回路を示すブロック図である。
【図10】従来の内視鏡用光源装置の調光回路を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
11 内視鏡撮影装置 12 内視鏡 14 カメラヘッド 15 CCU 16 内視鏡用光源装置 20 ランプ 21 絞りアクチュエータ 22,36,54 調光回路 30,37,55 信号判別手段 35 駆動回路 38 ビデオ信号検出回路 39 画面サイズ検出回路 40 EE信号検出回路 53 判定回路
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年11月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 内視鏡用光源装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡の撮影、観察対
象物である被写体に光を照射する内視鏡用光源装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、内視鏡の撮影、観察対象物である
被写体に光を照射する内視鏡用光源装置として、照射光
に対する調光にビデオ信号およびEE信号のいずれか一
方の信号を用い、このビデオ信号およびEE信号の内の
いずれか一方の信号に基づき照射光の光量を調節する調
光制御をするもの(実公昭51−16286号公報に記
載)がある。なお、EE信号は被写体の明るさに比例す
る直流信号である。
【0003】これらの内視鏡用光源装置の内、ビデオ信
号に基づき調光制御をする内視鏡光源装置は、図10に
示すように、入力されるビデオ信号を増幅する初段増幅
器1を備える。初段増幅器1で増幅されたビデオ信号は
検波・平滑回路2に与えられ、検波・平滑回路2はこれ
に入力されるビデオ信号を直流信号に変換する。
【0004】検波・平滑回路2からの直流信号は比較器
3に与えられ、比較器3は検波・平滑回路2からの直流
信号と基準電源4からの基準電圧とを比較し、その比較
の結果に対応する絞り制御信号を出力する。比較器3か
ら出力される絞り制御信号は駆動回路5に与えられ、駆
動回路5は絞り制御信号に基づき基準電源4からの基準
電圧に対応する絞値に整合するように絞りアクチュエー
タ6を駆動する。
【0005】これに対し、EE信号に基づき調光制御を
する内視鏡用光源装置では、前記EE信号が既に被写体
の明るさの比例する直流信号であることから、このEE
信号を基準電圧と比較することによってこの比較の結果
に対応する絞り制御信号を生成し、この絞り制御信号に
基づき前記基準電圧に対応する絞値に整合するように絞
りアクチュエータを駆動する。
【0006】前者の内視鏡用光源装置では、調光制御に
用いられているビデオ信号の規格がNTSC方式、PA
L方式などによって統一されているから、入力されるビ
デオ信号の規格に適応させることによって汎用性を持た
せることができる。しかし、検波・平滑回路2からの直
流信号は1フィールド内のエネルギー量に比例するか
ら、画面サイズすなわち画面上の視野の大きさが小さく
なると、黒レベルの領域が増し、1フィールド内のエネ
ルギー量は小さくなる。すなわち、この1フィールド内
のエネルギー量の低下に伴い前記直流信号のレベルは低
下し、実際の照度のレベルより低いレベルの照度、すな
わち「暗い」信号になる。
【0007】この「暗い」信号である直流信号が比較器
3に入力すると、比較器3は光量が増すように絞りの開
きを指示する制御信号を絞りアクチュエータ6に出力す
るから、ビデオ信号のレベルが上昇し、飽和、白トビが
発生することがある。よって、ビデオ信号から正確な明
るさ情報を得ることは難しく、調光制御を適正に行うこ
とはできない。
【0008】これに対し、後者の内視鏡用光源装置で
は、調光制御に用いられているEE信号が被写体の明る
さに比例する直流信号であるから、画面サイズの大きさ
に関係なく前記直流信号から被写体の明るさ情報が正確
に得られ、調光制御を適正に行うことができる。
【0009】しかし、このEE信号に対する規格は統一
されていないから、ある一つの装置に用いられているE
E信号と他の装置に用いられているEE信号とが互いに
異なることがあり、汎用性を持たせることは難しい。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、調光
制御にビデオ信号を用いる内視鏡用光源装置では、この
ビデオ信号から正確な明るさ情報を得ることは難しく、
調光制御を適正に行うことはできない。
【0011】調光制御にEE信号を用いる内視鏡用光源
装置では、汎用性を持たせることは難しい。
【0012】本発明は、汎用性を損うことなく調光制御
適正にすることができる内視鏡用光源装置を提供する
ことを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、内視鏡で捕え
られる被写体を撮像するための撮像装置を有する内視鏡
撮影装置に用いられ、この被写体に光を照射する内視鏡
用光源装置であって、前記撮像装置からの複数の出力信
号の出力状態を判別し、この判別の結果に応じて前記出
力信号の内から撮影条件に適する出力信号を選択し、こ
の選択された出力信号を前記被写体への照射光に対する
調光制御に用いる調光手段を備える。
【0014】
【作 用】本発明の内視鏡用光源装置では、前記撮像装
からの複数の出力信号の出力状態を判別し、この判別
の結果に応じて前記出力信号の内から撮影条件に適する
出力信号を選択し、この選択された出力信号を前記被写
体への照射光に対する調光制御に用いる。
【0015】前記撮像装置から出力される信号として
は、例えば、ビデオ信号、前記内視鏡が捕らえている被
写体の明るさを示すEE信号などがある。これらの信号
の出力状態は前記調光手段で判別される。
【0016】ケーブルの切断などによってビデオ信号が
供給されず、EE信号が供給されるとき、前記調光手段
はEE信号を選択し、このEE信号を用いる調光制御が
行われる。
【0017】ケーブルの切断などによってEE信号が供
給されず、ビデオ信号が供給されるとき、前記調光手段
はビデオ信号を選択し、このビデオ信号を用いる調光制
御が行われる。
【0018】よって、前記撮像装置からのビデオ信号お
よびEE信号の出力状態を監視しながらこれらの信号の
内から選択された信号を用いる調光制御が行われるか
ら、一つの信号供給の遮断によって調光制御が中断され
ることなく、調光制御を続行することができる。また、
汎用性が高いビデオ信号とともにEE信号を調光制御に
用いることができ、汎用性も向上させることができる。
さらに、ビデオ信号、EE信号が同時に供給されるとき
には、正確な明るさ情報を持つEE信号を選択すること
によって、より正確で適正な調光制御を行うことができ
る。
【0019】
【実施例】以下に、本発明の実施例について図面を参照
しながら説明する。
【0020】図1は本発明の内視鏡用光源装置の一実施
例が用いられている内視鏡写真撮影装置を示す構成図、
図2は図1の内視鏡光源装置の調光回路を示すブロック
図である。
【0021】内視鏡写真撮影装置11は、図1に示すよ
うに、内視鏡12と、内視鏡12の接眼部13に装着さ
れているカメラヘッド14と、カメラヘッド14からの
ビデオ信号に対し所定の処理を施すカメラコントロール
ユニット(以下、CCUという)15と、内視鏡12に
照明光を供給する光源装置16とを備える。
【0022】内視鏡12は、体腔内などに挿入される細
長い挿入部17を有し、挿入部17には照明光を伝送す
るライトガイド(図示せず)が挿通されている。ライト
ガイドはライトガイドケーブル18を介して外部に導出
され、ライトガイドケーブル18はその端部に設けられ
ているコネクタ19によって光源装置16に接続されて
いる。
【0023】CCU15は、内視鏡12が捕らえた映像
に対応するビデオ信号を生成するとともに内視鏡12の
視野内にある被写体の明るさに比例する直流信号からな
るEE信号を生成する。
【0024】光源装置16は、ランプ20と、ランプ2
0からライトガイドケーブル18へ向かう光量を調節す
るための絞りアクチュエータ21とを有し、絞りアクチ
ュエータ21はその絞り量に応じてランプ20の透過光
量を規制し、絞りアクチュエータ21の絞り量は調光回
路22で制御される。
【0025】調光回路22は、2つの端子23,24を
含む。端子23にはCCU15からのビデオ信号がビデ
オ信号ケーブル25を介して供給され、端子24にはC
CU15からのEE信号がEE信号ケーブル26を介し
て供給される。
【0026】端子23から供給されるビデオ信号は、図
2に示すように、初段ビデオ信号増幅器27および信号
判別手段30に与えられ、初段ビデオ信号増幅器27は
ビデオ信号を増幅する。初段ビデオ増幅器27で増幅さ
れたビデオ信号は検波・平滑回路28に与えられ、検波
・平滑回路28はビデオ信号を直流信号に変換する。検
波・平滑回路28からの直流信号はスイッチ29に与え
られる。
【0027】信号判別手段30は、ビデオ信号が端子2
3に入力されているか否かを検出し、この検出の結果に
基づきスイッチ29の切替動作を指示する制御信号を生
成する。
【0028】これに対し、端子24を介して供給される
EE信号は初段EE信号増幅器31に与えられる。初段
EE信号増幅器31はEE信号を増幅し、初段EE信号
増幅器31で増幅されたEE信号はローパスフィルタ
(以下、LPFという)32に与えられる。LPF32
はEE信号に含まれるをノイズ成分などの高周波成分を
除去し、この高周波成分が除去されたEE信号を出力す
る。LPF32からのEE信号はスイッチ29に与えら
れる。
【0029】スイッチ29は、検波・平滑回路28から
の直流信号が入力される入力端子29aと、LPF32
からのEE信号が入力される入力端子29bとを有す
る。スイッチ29は、信号判別手段30からの検出信号
に基づき入力端子29a,29bの切替動作をする。前
記ビデオ信号の入力が有ると判別されると、スイッチ2
9は信号判別手段30からの制御信号に基づき入力端子
29aを選択し、スイッチ29の出力端子29cからビ
デオ信号が出力される。前記ビデオ信号の入力がないと
判別されると、スイッチ29は前記制御信号に基づき入
力端子29bを選択し、スイッチ29の出力端子29c
からEE信号が出力される。
【0030】スイッチ29からの出力信号は比較器33
に与えられる。比較器33はスイッチ29からの出力信
号と基準電源34から発生される電圧とを比較し、その
比較の結果から絞りアクチュエータ21の絞り量を制御
するための制御信号を生成する。基準電源34は所定の
範囲内で可変可能な基準電圧を発生する。
【0031】次に、光源装置の動作について説明する。
【0032】内視鏡12で所定の体腔内を観察、または
撮影するとき、光源装置16のランプ20が駆動され、
ランプ20からの光は絞りアクチュエータ21を経て
イトガイドケーブル18に向けて進行する。ライトガイ
ドケーブル18は内視鏡12内のライトガイドに光を伝
達し、ライトガイドに伝達された光は挿入部17の先端
から被写体に向けて照射される。CCU15はカメラヘ
ッド14が内視鏡12を介して捕らえた映像に対応する
ビデオ信号および被写体の明るさを示すEE信号を生成
する。ビデオ信号はビデオ信号ケーブル25、端子23
を介して調光回路22に供給され、EE信号はEE信号
ケーブル26、端子24を介して調光回路22に供給さ
れる。
【0033】端子23に供給されたビデオ信号は初段ビ
デオ信号増幅器27および信号判別手段30に与えられ
る。信号判別手段30はビデオ信号の入力があることを
検出し、この検出の結果に対応する制御信号をスイッチ
29に出力する。スイッチ29は、前記制御信号に基づ
き入力端子29aを選択する。スイッチ29の入力端子
29aの選択に伴い、初段ビデオ信号信号増幅器27お
よび検波・平滑回路28を経てビデオ信号から変換され
た直流信号はスイッチ29の出力端子29cから比較器
33に出力される。比較器33はスイッチ29からの直
流信号を基準電源34の基準電圧と比較し、その比較の
結果から対応する絞り制御信号を出力する。
【0034】駆動回路35は比較器33からの絞り制御
信号に基づき絞りアクチュエータ21の絞り量を制御
し、ランプ20からの透過光量は被写体の照度が適正
なるように規制される。
【0035】ビデオ信号ケーブル25の切断などによっ
てビデオ信号が供給されず、EE信号が供給されると
き、信号判別手段30はビデオ信号の入力がないことを
検出し、この検出の結果に対応する制御信号をスイッチ
29に出力する。
【0036】スイッチ29は、信号判別手段30からの
制御信号に基づき入力端子29bを選択する。スイッチ
29の入力端子29bの選択に伴いEE信号がスイッチ
29cの出力端子29cから比較器33に与えられる。
比較器33はEE信号と基準電源34からの基準電圧と
を比較し、その比較の結果を示す信号を駆動回路35に
出力する。駆動回路35は、比較器33からの信号に基
づき絞りアクチュエータ21の絞り量を制御する。
【0037】EE信号ケーブル26の切断などによって
EE信号が供給されず、ビデオ信号が供給されるとき、
信号判別手段30はビデオ信号の入力があることを検出
し、この検出の結果に対応する制御信号をスイッチ29
に出力する。
【0038】スイッチ29は信号判別手段30からの制
御信号に基づき入力端子29aを選択するから、絞りア
クチュエータ21の絞り量はビデオ信号に基づき制御さ
れる。
【0039】よって、ビデオ信号の入力があるときに
は、ビデオ信号に基づき調光が行われ、ビデオ信号の入
力がなくEE信号の入力があるときには、EE信号に基
づき調光が行われ、調光制御が中断されることなく適正
に行われる。
【0040】なお、本実施例では、カメラヘッド14が
設けられている内視鏡撮影装置1に用いられているが、
図3に示すように、カメラヘッドとCCUとが一体であ
るTVカメラ81を有する内視鏡撮影装置11に用いる
こともでき、また、図4に示すように、電子スコープ8
2および電子スコープ82で捕らえられた映像に対応す
るビデオ信号を生成するCCU83を有する内視鏡撮影
装置11に用いることもできる。
【0041】次に、他の内視鏡用光源装置について図面
を参照しながら説明する。図5は本発明の内視鏡光源装
置の他の実施例を示すブロック図、図6は図5の調光回
路の画面サイズ検出回路を示すブロック図、図7は図6
の画面サイズ検出回路の動作を説明するための図、図8
は図5の調光回路のEE検出信号検出回路を示すブロッ
ク図である。
【0042】内視鏡用光源装置は、図5に示すように、
ランプ(図示せず)からの光量を規制するための絞りア
クチュエータ21と、絞りアクチュエータ21の絞り量
を制御するための調光回路36とを有する。
【0043】調光回路36は、端子23にビデオ信号が
取り込まれているか否かを判別し、端子24にEE信号
が取り込まれているか否かを判別する信号判別手段37
を有する。
【0044】信号判別手段37は、端子23にビデオ信
号が取り込まれているか否かを検出するビデオ信号検出
回路38と、端子23の取り込まれたビデオ信号から画
面サイズを検出する画面サイズ検出回路39と、端子2
4にEE信号が取り込まれているか否かを検出するEE
信号検出回路40とを含む。
【0045】画面サイズ検出回路39は、図6に示すよ
うに、ビデオ信号に含まれているバースト信号を除去す
るトラップフィルタ41を有する。トラップフィルタ4
1から出力されるビデオ信号は各比較器42,43に与
えられる。
【0046】比較器42は、これに入力されるビデオ信
号と基準電源44からの基準電圧とを比較し、映像信号
がこの基準電圧以上のレベルにある期間を示す信号を取
り出す。基準電源44からの基準電圧は、図7に示すよ
うに、セットアップレベル(ペデスタルレベル)にほぼ
等しい映像信号検出レベルに設定されている。
【0047】比較器42で取り出された映像信号がこの
基準電圧以上のレベルにある期間を示す信号はカウンタ
45に与えられ、カウンタ45はクロック信号に基づき
映像信号がこの基準電圧以上のレベルにある期間を示す
信号の継続時間を計測し、この計測時間A(図7に示
す)を示す信号を出力する。
【0048】これに対し、比較器43は、これに入力さ
れるビデオ信号と基準電源46からの基準電圧とを比較
し、映像信号がこの基準電圧以上のレベルにある期間を
示す信号を取り出す。基準電源46からの基準電圧は、
図7に示すように、水平同期信号を検出可能な同期信号
検出レベルに設定されている。
【0049】比較器43で取り出された映像信号がこの
基準電圧以上のレベルにある期間を示す信号はカウンタ
47に与えられ、カウンタ47はクロック信号に基づき
映像信号がこの基準電圧以上のレベルにある期間を示す
信号の継続時間を計測し、この計測時間B(図7に示
す)を示す信号を出力する。
【0050】カウンタ45からの信号およびカウンタ4
7からの信号は演算・判定回路48に与えられる。演算
・判定回路48は、計測時間Aと計測時間Bとの比を算
出し、この比の値から画面サイズに対応する画面サイズ
検出信号を生成する。すなわち、計測時間Aと計測時間
Bとの比の値を算出することは画面サイズを算出するこ
とになる。
【0051】EE信号検出回路40は、図8に示すよう
に、入力端子49から取り込まれたEE信号を増幅する
増幅器50を有する。増幅器50で増幅されたEE信号
は比較器51に与えられる。比較器51は、これに入力
されるEE信号と基準電源52からの基準電圧とを比較
し、その比較の結果からEE信号の検出の有無を示す検
出信号を出力する。基準電源52からの基準電圧は、ほ
ぼ0Vに等しい値に設定されている。
【0052】ビデオ信号検出回路38からの検出信号、
画面サイズ検出回路39からの画面サイズ検出信号およ
びEE信号検出回路40からの検出信号は、判定回路5
3に与えられる。判定回路53は、これに入力される各
検出信号が示す内容に基づきスイッチ29の切替動作を
制御するための制御信号を生成する。
【0053】ビデオ信号検出回路38からの検出信号が
ビデオ信号の入力有を示し、画面サイズ検出回路からの
画面サイズ検出信号が規定サイズより大きい画面サイズ
であることを示すとき、スイッチ29に入力端子29a
を選択する動作を指示する制御信号が生成される。
【0054】画面サイズ検出回路39からの画面サイズ
検出信号が規定サイズより小さい画面サイズであること
を示し、EE信号検出回路40からの検出信号がEE信
号の入力有を示すとき、スイッチ29に入力端子29b
を選択する動作を指示する制御信号が生成される。
【0055】ビデオ信号検出回路38からの検出信号が
ビデオ信号の入力無を示し、EE信号検出回路40から
の検出信号がEE信号の入力有を示すとき、スイッチ2
9に入力端子29bを選択する動作を指示する制御信号
が生成される。
【0056】次に、内視鏡用光源装置の動作について説
明する。
【0057】体腔内の被写体の撮影が開始されると、T
Vカメラ(図示せず)はビデオ信号およびEE信号を出
力し、ビデオ信号およびEE信号は調光回路36に取り
込まれる。
【0058】体腔内の被写体の撮影中に画面のサイズが
予め設定されている規定サイズより小さくなると、画面
サイズ検出回路39は、これに入力されるビデオ信号に
基づき画面サイズに対応する画面サイズ検出信号を出力
する。画面サイズ検出信号は判定回路53に与えられ
る。判定回路53は画面サイズ検出信号が示す画面サイ
ズに基づき画面サイズが規定サイズより小さいとの判定
をし、スイッチ29に入力端子29bの選択を指示する
制御信号を生成する。スイッチ29は前記制御信号に基
づき入力端子29bに取り込まれたEE信号を出力端子
29cから出力し、EE信号は比較器33に与えられ
る。比較器33はEE信号と基準電源34からの基準電
圧とを比較し、その比較の結果を示す信号を駆動回路3
5に出力する。駆動回路35は、比較器33からの信号
に基づき絞りアクチュエータ21の絞り量を制御する。
【0059】よって、EE信号を用いる調光制御によっ
て、画面サイズが小さくなることに伴うビデオ信号の飽
和による白トビの発生を未然の防止することができる。
【0060】なお、本実施例では、白トビの発生防止に
画面サイズの検出結果を用いているが、画面サイズ検出
回路に代えてビデオ信号の飽和を検出する回路を用いる
こともできる。このビデオ信号の飽和の検出方法は、ビ
デオ信号を100IRE付近に設定されている基準レベ
ル(例えば、120IRE)と比較することによって行
われる。ビデオ信号が基準レベルを超えると、ビデオ信
号の飽和と判定する。この基準レベルの設定は、現在の
ビデオ信号の保証範囲が100IRE未満であることに
基づいている。
【0061】次に、さらに他の内視鏡用光源装置につい
て図面を参照しながら説明する。図9は本発明の内視鏡
光源装置のさらに他の実施例を示すブロック図である。
【0062】内視鏡用光源装置は、図9に示すように、
ランプ(図示せず)からの光量を規制するための絞りア
クチュエータ21と、絞りアクチュエータ21の絞り量
を制御するための調光回路54とを有する。
【0063】調光回路54は、端子23にビデオ信号が
取り込まれているか否かを判別し、端子24にEE信号
が取り込まれているか否かを判別する信号判別手段55
を有する。
【0064】信号判別手段55は、端子23にビデオ信
号が取り込まれているか否かを検出するビデオ信号検出
回路38と、端子23の取り込まれたビデオ信号から画
面サイズを検出する画面サイズ検出回路39と、端子2
4にEE信号が取り込まれているか否かを検出するEE
信号検出回路40とを含む。
【0065】ビデオ信号検出回路38からの検出信号、
画面サイズ検出回路39からの画面サイズ検出信号およ
びEE信号検出回路40からの検出信号は、判定回路5
3に与えられる。判定回路53は、これに入力される各
検出信号が示す内容に基づきスイッチ29の切替動作と
比較器33へ入力される基準電源56,57からの基準
電圧を選択するスイッチ56の切替動作とを制御するた
めの制御信号を生成する。基準電源57からの基準電圧
はビデオ信号に対する基準電圧であり、この基準電圧は
スイッチ56の入力端子56aに印加されている。基準
電源58からの基準電圧はEE信号に対する基準電圧で
あり、この基準電圧はスイッチ56の入力端子56bに
印加されている。
【0066】ビデオ信号検出回路38からの検出信号が
ビデオ信号の入力有を示し、画面サイズ検出回路からの
画面サイズ検出信号が規定サイズより大きい画面サイズ
であることを示すとき、スイッチ29に入力端子29a
を選択する動作を指示しかつスイッチ56に入力端子5
6aを選択する動作を指示する制御信号が生成され、ビ
デオ信号と基準電源57からの基準電圧との比較が行わ
れ、その比較の結果に対応する絞り制御が行われる。
【0067】画面サイズ検出回路39からの画面サイズ
検出信号が規定サイズより大きい画面サイズであること
を示し、EE信号検出回路40からの検出信号がEE信
号の入力有を示すとき、スイッチ29に入力端子29b
を選択する動作を指示しかつスイッチ56に入力端子5
6bを選択する動作を指示する制御信号が生成され、E
E信号と基準電源58からの基準電圧との比較が行わ
れ、その比較の結果に対応する絞り制御が行われる。
【0068】ビデオ信号検出回路38からの検出信号が
ビデオ信号の入力無を示し、EE信号検出回路40から
の検出信号がEE信号の入力有を示すとき、スイッチ2
9に入力端子29bを選択する動作を指示しかつスイッ
チ56に入力端子56bを選択する動作を指示する制御
信号が生成され、EE信号と基準電源58からの基準電
圧との比較が行われ、その比較の結果に対応する絞り制
御が行われる。
【0069】なお、本実施例では、調光制御にビデオ信
号とEE信号とが用いられているが、これに代えて、被
写体の明るさを示す他の信号を用いることもできる。
【0070】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の内視鏡
用光源装置によれば、汎用性を損うことなく調光制御を
適正にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の内視鏡用光源装置が用いれている内視
鏡撮影装置の構成を示す図である。
【図2】図1の内視鏡用光源装置の調光回路を示すブロ
ック図である。
【図3】図1の内視鏡用光源装置が適用される他の内視
鏡撮影装置の構成を示す図である。
【図4】図1の内視鏡用光源装置が適用されるさらに他
の内視鏡撮影装置の構成を示す図である。
【図5】本発明の内視鏡用光源装置の他の実施例に用い
られている調光回路を示すブロック図である。
【図6】図5の調光回路の画面サイズ検出回路を示すブ
ロック図である。
【図7】図6の画面サイズ検出回路の動作を説明するた
めの図である。
【図8】図5の調光回路のEE検出信号検出回路を示す
ブロック図である。
【図9】本発明の内視鏡用光源装置のさらに他の実施例
に用いられている調光回路を示すブロック図である。
【図10】従来の内視鏡用光源装置の調光回路を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】 11 内視鏡撮影装置 12 内視鏡 14 カメラヘッド 15 CCU 16 内視鏡用光源装置 20 ランプ 21 絞りアクチュエータ 22,36,54 調光回路 30,37,55 信号判別手段 35 駆動回路 38 ビデオ信号検出回路 39 画面サイズ検出回路 40 EE信号検出回路 53 判定回路
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図3
【補正方法】変更
【補正内容】
【図3】

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】内視鏡で捕えられる被写体を撮像するため
    の撮像装置を有する内視鏡撮影装置に用いられ、この被
    写体に光を照射する内視鏡用光源装置において、 前記撮影装置からの複数の出力信号の出力状態を判別
    し、この判別の結果に応じて前記出力信号の内から撮影
    条件に適する出力信号を選択し、この選択された出力信
    号を前記被写体への照射光に対する調光制御に用いる調
    光手段を備えることを特徴とする内視鏡用光源装置。
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