JPH0694799A - 制御回路の異常検出装置 - Google Patents
制御回路の異常検出装置Info
- Publication number
- JPH0694799A JPH0694799A JP4269426A JP26942692A JPH0694799A JP H0694799 A JPH0694799 A JP H0694799A JP 4269426 A JP4269426 A JP 4269426A JP 26942692 A JP26942692 A JP 26942692A JP H0694799 A JPH0694799 A JP H0694799A
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- JP
- Japan
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 制御回路への結露水や塵埃の付着の有無を判
別して、故障箇所や故障原因の特定を容易にすることを
目的とする。 【構成】 制御回路を構成するプリント基板上におい
て、第１パターン部(1) と第２パターン部(2) を電気的
に絶縁した状態で配置し、これら第１パターン部(1) の
端部と第２パターン部(2) の端部とを直流電源(3) を挿
入して成る電気回路(4) で接続し、この電気回路の電圧
値を検出する検出部(5) を設けた構成。
別して、故障箇所や故障原因の特定を容易にすることを
目的とする。 【構成】 制御回路を構成するプリント基板上におい
て、第１パターン部(1) と第２パターン部(2) を電気的
に絶縁した状態で配置し、これら第１パターン部(1) の
端部と第２パターン部(2) の端部とを直流電源(3) を挿
入して成る電気回路(4) で接続し、この電気回路の電圧
値を検出する検出部(5) を設けた構成。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、制御回路を構成する
プリント基板について、その異常を検出する異常検出装
置に関するものである。
プリント基板について、その異常を検出する異常検出装
置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に、制御回路はプリント基板により
構成されるが、その制御回路を備えた機器は種々の環境
下で使用される。例えば、ボイラの場合は、高温・多湿
の環境の中で運転されることが多く、また、ボイラ室内
には塵埃なども多く、ボイラの制御回路に結露水や塵埃
が付着して故障の原因になることがしばしばある。
構成されるが、その制御回路を備えた機器は種々の環境
下で使用される。例えば、ボイラの場合は、高温・多湿
の環境の中で運転されることが多く、また、ボイラ室内
には塵埃なども多く、ボイラの制御回路に結露水や塵埃
が付着して故障の原因になることがしばしばある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、制御回
路への結露水や塵埃の付着が、制御回路の誤動作や破損
の原因となることが多々あるが、例えば、ボイラの場
合、給水ポンプ、送風機、火炎検出センサ、圧力センサ
等、種々の付属機器を備えており、これらの機器自体が
故障したのか、或いは制御回路上の故障なのか特定する
ことが困難な場合が多い。また、修理中に制御回路上の
結露水や塵埃が消滅して、正常状態に戻ることがある
が、そのような場合は故障箇所や故障原因の特定が一層
困難で、メンテナンスの対応も難しくなる。そのような
一時的な回復は、長くは続かず、根本的な対策が打たれ
なければ再度同じ故障が発生してしまう。
路への結露水や塵埃の付着が、制御回路の誤動作や破損
の原因となることが多々あるが、例えば、ボイラの場
合、給水ポンプ、送風機、火炎検出センサ、圧力センサ
等、種々の付属機器を備えており、これらの機器自体が
故障したのか、或いは制御回路上の故障なのか特定する
ことが困難な場合が多い。また、修理中に制御回路上の
結露水や塵埃が消滅して、正常状態に戻ることがある
が、そのような場合は故障箇所や故障原因の特定が一層
困難で、メンテナンスの対応も難しくなる。そのような
一時的な回復は、長くは続かず、根本的な対策が打たれ
なければ再度同じ故障が発生してしまう。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この発明は、上述の課題
に鑑みて為されたもので、制御回路への結露水や塵埃の
付着の有無を判別して、故障箇所や故障原因の特定を容
易にすることを目的とし、具体的には、制御回路を構成
するプリント基板上において、第１パターン部と第２パ
ターン部を電気的に絶縁した状態で配置し、これら第１
パターン部の端部と第２パターン部の端部とを直流電源
を挿入して成る電気回路で接続し、この電気回路の電圧
値を検出する検出部を設けたことを特徴としている。
に鑑みて為されたもので、制御回路への結露水や塵埃の
付着の有無を判別して、故障箇所や故障原因の特定を容
易にすることを目的とし、具体的には、制御回路を構成
するプリント基板上において、第１パターン部と第２パ
ターン部を電気的に絶縁した状態で配置し、これら第１
パターン部の端部と第２パターン部の端部とを直流電源
を挿入して成る電気回路で接続し、この電気回路の電圧
値を検出する検出部を設けたことを特徴としている。
【０００５】
【作用】上述の構成によれば、第１パターン部の端部と
第２パターン部の端部とを接続した電気回路の電圧値を
検出し、その電圧値の値に基づいて、制御回路への結露
水や塵埃の付着の有無を判別することができる。
第２パターン部の端部とを接続した電気回路の電圧値を
検出し、その電圧値の値に基づいて、制御回路への結露
水や塵埃の付着の有無を判別することができる。
【０００６】
【実施例】以下、この発明の好ましい実施例を図面に基
づいて説明する。図中(1) は第１パターン部、(2) は第
２パターン部で、両者は電気的に絶縁した状態でプリン
ト基板上に配置してあり、両パターン部ともに、結露水
や塵埃の付着を検出するために絶縁被覆材で覆わない状
態で配置している。ただし、酸化防止のために、金メッ
キ、金蒸着等の処理をしておくことが望ましい。前記第
１パターン部(1) の端部と前記第２パターン部(2) の端
部とは、直流電源(3) を挿入して成る電気回路(4) で接
続してあり、この電気回路の電圧値を検出する検出部
(5) を設けてある。
づいて説明する。図中(1) は第１パターン部、(2) は第
２パターン部で、両者は電気的に絶縁した状態でプリン
ト基板上に配置してあり、両パターン部ともに、結露水
や塵埃の付着を検出するために絶縁被覆材で覆わない状
態で配置している。ただし、酸化防止のために、金メッ
キ、金蒸着等の処理をしておくことが望ましい。前記第
１パターン部(1) の端部と前記第２パターン部(2) の端
部とは、直流電源(3) を挿入して成る電気回路(4) で接
続してあり、この電気回路の電圧値を検出する検出部
(5) を設けてある。
【０００７】前記第１パターン部(1) 及び第２パターン
部(2) の形状は、図１に示す如く、互いに並行にかつ螺
旋状に配置する他、図２に示す如く、両パターン部を略
櫛型状に形成し両者を噛み合わせて配置してもよい。こ
のように、両パターン部の形状を種々に工夫することに
より、結露水や塵埃の付着の有無を鋭敏に検出すること
ができる。また、制御ボックス中での両パターン部の配
置位置は、湯気や上部より垂れた水を検知し易いように
回りに障害物のない平坦な部位が望ましい。
部(2) の形状は、図１に示す如く、互いに並行にかつ螺
旋状に配置する他、図２に示す如く、両パターン部を略
櫛型状に形成し両者を噛み合わせて配置してもよい。こ
のように、両パターン部の形状を種々に工夫することに
より、結露水や塵埃の付着の有無を鋭敏に検出すること
ができる。また、制御ボックス中での両パターン部の配
置位置は、湯気や上部より垂れた水を検知し易いように
回りに障害物のない平坦な部位が望ましい。
【０００８】次に、この発明の作用について説明する。
第１パターン部(1) と第２パターン部(2) とは電気的に
絶縁されているため、良好な環境下では結露水や塵埃が
付着せず、検出部(5) で検出される電圧値も０Ｖである
が、湿度が高く塵埃の多い環境下では、結露水や塵埃の
付着により第１パターン部(1) 及び第２パターン部(2)
間の絶縁抵抗が低下し、検出部(5) で検出される電圧値
が高くなる。従って、この電圧値の値により、制御回路
への結露水や塵埃の付着の有無、即ち環境の悪さを判別
することができる。また、検出された電圧値のレベルに
基づいて、結露水や塵埃の付着の度合い、即ち環境の良
し悪しの程度を評価することも可能である。
第１パターン部(1) と第２パターン部(2) とは電気的に
絶縁されているため、良好な環境下では結露水や塵埃が
付着せず、検出部(5) で検出される電圧値も０Ｖである
が、湿度が高く塵埃の多い環境下では、結露水や塵埃の
付着により第１パターン部(1) 及び第２パターン部(2)
間の絶縁抵抗が低下し、検出部(5) で検出される電圧値
が高くなる。従って、この電圧値の値により、制御回路
への結露水や塵埃の付着の有無、即ち環境の悪さを判別
することができる。また、検出された電圧値のレベルに
基づいて、結露水や塵埃の付着の度合い、即ち環境の良
し悪しの程度を評価することも可能である。
【０００９】
【発明の効果】この発明は、以上のような構成であり、
電気的に絶縁した状態でプリント基板上に配置した、第
１パターン部(1) と第２パターン部(2) との間の電圧値
を検出することにより、制御回路への結露水や塵埃の付
着の有無、即ち環境の良し悪しを判別することができ
る。従って、この情報をメンテ員が知る事により、故障
箇所や故障原因の特定が容易となり、修理及びメンテナ
ンスを短時間でかつ確実に行うことができる。
電気的に絶縁した状態でプリント基板上に配置した、第
１パターン部(1) と第２パターン部(2) との間の電圧値
を検出することにより、制御回路への結露水や塵埃の付
着の有無、即ち環境の良し悪しを判別することができ
る。従って、この情報をメンテ員が知る事により、故障
箇所や故障原因の特定が容易となり、修理及びメンテナ
ンスを短時間でかつ確実に行うことができる。
【図１】この発明の一実施例を示す説明図である。
【図２】この発明の他の実施例を示す説明図である。
１ 第１パターン部 ２ 第２パターン部 ３ 直流電源 ４ 電気回路 ５ 検出部
Claims (3)
- 【請求項１】 制御回路を構成するプリント基板上にお
いて、第１パターン部(1) と第２パターン部(2) を電気
的に絶縁した状態で配置し、これら第１パターン部(1)
の端部と第２パターン部(2) の端部とを直流電源(3) を
挿入して成る電気回路(4) で接続し、この電気回路の電
圧値を検出する検出部(5) を設けたことを特徴とする制
御回路の異常検出装置。 - 【請求項２】 請求項１に記載の制御回路の異常検出装
置において、第１パターン部(1) 及び第２パターン部
(2) を互いに並行にかつ螺旋状に配置したことを特徴と
する制御回路の異常検出装置。 - 【請求項３】 請求項１に記載の制御回路の異常検出装
置において、第１パターン部(1) 及び第２パターン部
(2) を略櫛型状に形成し、両者を噛み合わせて配置した
ことを特徴とする制御回路の異常検出装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4269426A JPH0694799A (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | 制御回路の異常検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4269426A JPH0694799A (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | 制御回路の異常検出装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0694799A true JPH0694799A (ja) | 1994-04-08 |
Family
ID=17472263
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4269426A Pending JPH0694799A (ja) | 1992-09-11 | 1992-09-11 | 制御回路の異常検出装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0694799A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016113059A (ja) * | 2014-12-16 | 2016-06-23 | 日立オートモティブシステムズステアリング株式会社 | 水分検知システムおよび電動パワーステアリング装置 |
| JP2017187347A (ja) * | 2016-04-04 | 2017-10-12 | ファナック株式会社 | プリント基板の劣化検出装置 |
| US20190277721A1 (en) * | 2018-03-07 | 2019-09-12 | Steering Solutions Ip Holding Corporation | Water intrusion detection |
| WO2020164941A1 (de) * | 2019-02-11 | 2020-08-20 | Olympus Winter & Ibe Gmbh | Vorrichtung zur ermittlung eines parasitären widerstandes in videoendoskopen |
-
1992
- 1992-09-11 JP JP4269426A patent/JPH0694799A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016113059A (ja) * | 2014-12-16 | 2016-06-23 | 日立オートモティブシステムズステアリング株式会社 | 水分検知システムおよび電動パワーステアリング装置 |
| WO2016098557A1 (ja) * | 2014-12-16 | 2016-06-23 | 日立オートモティブシステムズ株式会社 | 水分検知システムおよび電動パワーステアリング装置 |
| CN107000658A (zh) * | 2014-12-16 | 2017-08-01 | 日立汽车系统株式会社 | 水分检测系统以及电动动力转向装置 |
| US10457320B2 (en) | 2014-12-16 | 2019-10-29 | Hitachi Automotive Systems, Ltd. | Water detection system and electric power steering apparatus |
| JP2017187347A (ja) * | 2016-04-04 | 2017-10-12 | ファナック株式会社 | プリント基板の劣化検出装置 |
| CN107278016A (zh) * | 2016-04-04 | 2017-10-20 | 发那科株式会社 | 印刷基板的恶化检测装置 |
| US10338129B2 (en) | 2016-04-04 | 2019-07-02 | Fanuc Corporation | Deterioration detection device for printed circuit board |
| CN107278016B (zh) * | 2016-04-04 | 2020-04-10 | 发那科株式会社 | 印刷基板的恶化检测装置 |
| US20190277721A1 (en) * | 2018-03-07 | 2019-09-12 | Steering Solutions Ip Holding Corporation | Water intrusion detection |
| US11137314B2 (en) * | 2018-03-07 | 2021-10-05 | Steering Solutions Ip Holding Corporation | Water intrusion detection |
| WO2020164941A1 (de) * | 2019-02-11 | 2020-08-20 | Olympus Winter & Ibe Gmbh | Vorrichtung zur ermittlung eines parasitären widerstandes in videoendoskopen |
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